JP3023215B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3023215B2
JP3023215B2 JP3188786A JP18878691A JP3023215B2 JP 3023215 B2 JP3023215 B2 JP 3023215B2 JP 3188786 A JP3188786 A JP 3188786A JP 18878691 A JP18878691 A JP 18878691A JP 3023215 B2 JP3023215 B2 JP 3023215B2
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  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ページ記述言語をサポ
ートする画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置、例えばサーマルプリンタ
やインクジェットプリタ,レーザビームプリンタは従来
記録端末として使用され、ビットマップメモリに記憶し
た白/黒画像を記録する。しかしながら近年の半導体メ
モリの大容量化,高機能LSIの開発,コンピュータ技
術の進歩によりフルカラー画像の高精細記録としての使
用が高まってきている。
【0003】一方、カラー自然画像データをコンピュー
タに取り込み各種処理や画像通信を行おうとする要求が
高まってきており、国際標準化機構(ISO)の中のJ
PEGと呼ばれるカラー自然画像に対する圧縮・符号化
の標準化検討委員会にて圧縮方式が審議されている。こ
の符号化方式はADCT方式と呼ばれる可変長符号化方
式で、例えば画像電子学会誌Vol.18,No.6,
pp.398〜407に詳しく記載されている。
【0004】このADCT方式を前述の画像記録装置の
画像メモリとして用いた場合、フルカラーの自然画像を
通常原始データ(非圧縮データ)で持つより1/10〜
1/20のメモリ容量で済み、記録装置の総合コストを
大幅に下げることが可能となり、極めて有益である。
【0005】一方、通常コンピュータに接続した記録装
置にADCT方式を使用する場合、標準化されたページ
記述言語(PDL)を用い、異なった記録装置間でデー
タの互換性を持たせることが普通である。これは各社の
異なった仕様のプリンタまたはコンピュータを共通の言
語により互換性を持たせ、特定のコンピュータと特定の
プリンタしか接続できないという欠点を無くそうとする
ものである。
【0006】このような記述言語として例えばPost
Script(登録商標)等があり、内容の詳細は、
例えば、ページ記述言語Post Scriptリファ
レンス・マニュアル(Adobe Systems著,
石田晴久監修,村松邦仁訳,アスキー出版局,198
8)や、ページ記述言語Post Script チュ
ートリアル & クックブック(Adobe Syst
ems著,野中浩一訳,アスキー出版技術部監修,アス
キー出版局,1989)に記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このようなPDLを前
述の圧縮されたメモリ上で使用する場合には、PDL自
体がオーバライトの概念で作られたものであり(すなわ
ち、古い下地データの上に新しいデータを上書きすると
いう概念)、以下の点で問題がある。
【0008】1)ADCTの8×8のブロック内で画像
が合成されたブロックは、新しい符号データに更新する
必要がある。
【0009】2)圧縮方式が可変長符号化故、下地の画
像のある部分に、別の画像データを重ねようとした場
合、その重ねるアドレスが一定しない。
【0010】3)合成した新しい画像データの総符号長
が画質によって変化する。
【0011】4)復号化→合成(上書き)→再圧縮を繰
り返すと、画質の劣化が発生する。
【0012】これらから、圧縮メモリ上にPDLを使用
することは困難であるとされていた。
【0013】そこで、本発明の目的はページ記述言語に
より記述された命令により作成した画像データを劣化の
少ない形で圧縮し、記憶することができる画像処理装置
を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、ページ記述言語で記載された、1
ページを構成する為の複数の命令を外部装置から受信
し、該複数の命令に基づいて1ページ分の圧縮画像デー
タを作成する画像処理装置において、1ページの画像領
域を複数の小領域に分割し、当該分割した小領域毎に
前記複数の命令の何れが該小領域を構成する為に必要と
される命令であるかをチェックした後、該当する各命令
の内容に応じた画像データを作成するインタープリタ
と、当該作成された小領域毎の画像データを順次圧縮画
像データに圧縮する圧縮器と、前記各小領域に相当する
圧縮画像データを格納するメモリと、該メモリに格納さ
れた圧縮画像データを伸張する伸張器とを具えたこと
を特徴とする。
【0015】
【0016】
【作用】本発明では、外部装置から受信する1ページを
構成する為の複数の命令に基づいて、1ページ分の圧縮
画像データを作成する画像処理装置において、ページを
複数の小領域に分割し、この分割した小領域単位で、上
記複数の命令の何れが分割した小領域を構成する為に必
要とされる命令であるかをチェックした後、該当する各
命令の内容に応じた画像データを生成し、生成された小
領域毎の画像データを順次圧縮するまた、小領域の位
置に対応させて圧縮画像データをメモリに記憶させる
このため、画像の伸張、合成、再圧縮処理を用いなくと
も、上記複数の命令を含むPDLデータを1ページの画
像として展開、圧縮できる。
【0017】
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0019】図1は本発明実施例の回路構成を示す。図
1において、1はページ記述言語(Page Desc
ription Language)(以下PDL)を
出力するホストコンピュータである。2はPDLで記述
されたデータを受け取り、記録用の画像データに展開す
るPDLインタープリタである。3はPDLインタープ
リタ2がその動作のためにコマンドバッファとして用い
るディスク装置である。4は1ページの画像を複数の小
領域に分割した際の小領域分の展開された画像データを
保持する小領域バッファである。
【0020】5は画像データを符号形態の圧縮画像デー
タに変換する圧縮(符号)器、6は圧縮画像データの形
態で1ページ分の画像を保持する画像圧縮メモリであ
る。7は圧縮画像データを画像データに伸張する伸張
(復号)器、8は伸張展開された画像を記録するプリン
タエンジンである。
【0021】ホストコンピュータ1はPDLで記述され
たページデータをインターフェース9を介して、PDL
インタープリタ2へ出力する。以下、図2を用いて図1
における回路の一連の動作を説明する。
【0022】PDLインタープリタ2は電源が投入され
ると、自動的に起動される。まず、図2のS200でP
DLインタープリタ2の内部状態、すなわち動作に要す
るカウンタ,フラグ等をリセットし、動作モード等を予
め設定されたディフォールト状態に初期化を行う。
【0023】PDLの代表例としては、前述のPost
Script(以下、PS)があり、以下、本実施例
ではPDLはPSであるとして説明する。また、内部状
態の初期化では、グラフィックの初期化を含むものとす
る。
【0024】S201ではPDLインタープリタ2によ
り、インターフェース9を介して1ページ分のPSコマ
ンドデータを取り込み、コマンドバッファ3へ保持す
る。S201の処理は、図3に示す詳細な手順でPDL
インタープリタ2により実現される。
【0025】すなわち、図3のS300にて、ホストコ
ンピュータ1からのコマンド入力を待つ。入力が有った
場合には、S301へ進み、入力のコマンドを取り込
み、S302へ進む。S302はS301で取り込んだ
コマンドがコピーページ(copypage)コマンド
であったか否かを判定し、copypageコマンドで
あれば、S305へ進み、そうでなければS303へ進
む。
【0026】S303ではS301で取り込んだコマン
ドがショウページ(showpage)コマンドであっ
たか否かを判定し、showpageであれば、S30
6へ進み、そうでなければS304へ進む。
【0027】PDLインタープリタ2は、コマンドバッ
ファ3上に図5に示す如くに、カレント(curren
t)コマンドファイル31とプル(pre)コマンドフ
ァイル32の2種類のファイルを作成し保持している。
S304ではS301で取り込んだコマンドが、cop
ypageコマンド,showpageコマンドのいず
れでもない場合の処理を行う。
【0028】S304では、S301で取り込んだコマ
ンドをcurrentコマンドファイル31に追加し、
S300へ戻る。なお、Currentコマンドファイ
ル31は、S200でクリアされているものである。S
305では、S301で取り込んだコマンドがcopy
pageコマンドであった場合の処理を行う。S305
ではpreコマンドファイル32にcurrentコマ
ンドファイル31を付加して、これを新たなpreコマ
ンドファイル32とする。そして、S201の一連の処
理を終了したものとして図3の手順から図2の手順へリ
ターンし、S202へと進む。
【0029】図3のS306では、S301で取り込ん
だコマンドがshowpageコマンドであった場合の
処理を行う。S306では、currentコマンドフ
ァイル31をpreコマンドファイル32にそっくりコ
ピーして、新たなpreコマンドファイル32とする。
そして、S201の一連の処理を終了したものとして図
3の手順から図2の手順へリターンし、S202へと進
む。
【0030】以上、S201の手順を終了し、手順はS
202へ進む。S202では、PDLインタープリタ2
が1ページの画像領域を複数の小領域に分けた際のどの
小領域を現在処理中かを示す小領域ポインタiを0に初
期化してS203へ進む。図4に、1ページの画像領域
を複数の小領域に分けた状態を示す。
【0031】今、プリンタ側で扱う画像は主走査方向6
144画素×副走査方向8192画素サイズまでの画像
であるとする。画像サイズは、主走査方向および副走査
方向共に400画素/(1インチ=25.4mm)の画
素密度でプリントした際に、A3サイズ(297mm×
420mm)となる画像データ(4752×6720画
素)を十分カバーできるサイズである。
【0032】この画像サイズは、副走査方向に1024
ラスター毎に小領域に分割する。すなわち、6144画
素×1024ラスターでなる小領域に分けて考える。す
ると、前述のA3サイズに相当する画像を縦長方向に扱
うとした場合は、領域0〜領域6の7つの小領域に分け
て扱うことになる。同様に、A4縦置相当の画像(33
60×4752画素)であれば、領域0〜領域4までの
5つの小領域に分けて扱うことになる。
【0033】小領域バッファは、この6144画素×1
024ラスターなる小領域の各画素のデータを保持する
メモリである。一画素当り赤(R),緑(G),青
(B)、各8ビット(bit)、すなわち24bitの
メモリ容量を持つものである。
【0034】S203では、画像圧縮メモリ6上の対応
アドレスを初期化する。すなわち、領域0に対応する符
号化データを格納する先頭アドレスに、明示しない圧縮
メモリアドレスポインタを初期化させる。そして、手順
をS204へ進める。
【0035】S204では、PDLインタープリタ2に
より小領域バッファ4をクリアする。S205ではPD
Lインタープリタ2において小領域ポインタの指す小領
域内の画像データのみをコマンドより展開して生成し、
小領域バッファ4上に格納する。S205にて、小領域
iの生成が完了すると、S206へ進む。
【0036】S206ではPDLインタープリタ2から
の指示で信号線10を介して小領域バッファのデータを
圧縮器5に対して圧縮(符号化)させる。圧縮器5は、
PDLインタープリタ2の指示を受けると、小領域バッ
ファ4のデータを読み出し圧縮符号化を行う。圧縮した
符号データは、前述の圧縮メモリアドレスポインタの指
す圧縮メモリ6上の位置に圧縮器5により格納されてゆ
き、それに応じて圧縮アドレスポインタも順次更新され
る。
【0037】圧縮器5は、小領域バッファ4のデータを
全て圧縮(符号化)し終えるとPDLインタープリタ2
へその旨の信号を信号線10を介して出力し、動作を停
止する。PDLインタープリタ2は、圧縮器5より小領
域バッファ4の圧縮を終了した信号が出力されたことを
信号線10を監視することにより検知し、処理手順をS
207へ進める。
【0038】S207では、小領域ポインタiを1だけ
その値を増加させ、S208へ進む。S208では、小
領域ポインタiが7を越えたか否かを判定し、越えてい
れば1ページ分の画像展開が終了したと判断し、S20
9へ進む。
【0039】そうでなければS204へ戻り、次の小領
域に関して同様の動作を繰り返す。
【0040】S209では、信号線11を介して復号器
7を起動する。復号器7は、画像圧縮メモリ6上に蓄え
られた圧縮符号化データを順次読み出し復号し、プリン
タエンジン8を起動して、その動作に合わせて復号済の
データを順次出力する。
【0041】復号器7は、画像圧縮メモリ6中のデータ
を全て復号した後に、これを示す信号を信号線11を介
して出力し、動作を終了する。PDLインタープリタ2
は復号が終了したことを信号線11を監視することによ
り検知し、S200へ戻り、次のページの処理を開始す
る。以上を繰り返し、順次ページのプリントを実行する
ものである。
【0042】次に、S205の第i番目の小領域のデー
タを展開する処理について図6〜図10を用いて説明す
る。なお、図9および図10はPSで記述されたページ
記述の例である。図6は、PDLインタープリタ2が図
9で与えられるページ記述の後に図10で与えられるペ
ージ記述を引き続いて受けた場合の出力結果を示してい
る。図7はPDLインタープリタ2が、図9で与えられ
るページ記述を受けた場合の出力結果を示している。図
8はPDLインタープリタ2が図10で与えられるペー
ジ記述を受けた場合の出力結果を示している。
【0043】図3で説明したように、まず、図9で示さ
れる一連のページ記述がホストコンピュータ1より送ら
れてきた場合は、図9のW16で示されるcopypa
geまでの一連のコマンドがpreコマンドファイル3
2に収納され、このpreコマンドファイルをもって1
ページの画像が生成される。
【0044】次に、図9で示される一連のページ記述に
引き続いて図10で示される一連のページ記述がホスト
コンピュータ1から送られてきた場合は、図9のW1〜
W15までのページ記述に引き続いて、図10で示され
る一連のページ記述が追加されて新たにpreコマンド
ファイルが作成され、このpreコマンドファイルをも
って1ページの画像が生成される。
【0045】図9で与えられる記述から、図7の如き画
像が以下のような手順で生成される。すなわち、図10
において、画像データを実際にメモリ上に展開するコマ
ンドはW9とW15のみであり、それ以外はPDLイン
タープリタ2の内部状態を変化させるのみである。コマ
ンドW9で図7の画像710がメモリに描画され、コマ
ンドW15で図7の画像720がメモリ上に描画され
る。
【0046】従って、図2のS205の処理では、W
9,W15の如き実際にメモリにデータを展開するコマ
ンドをPDLインタープリタ2において実行する際に、
その時点でのPDLインタープリタ2の内部状態をチェ
ックすることによって、第i番目の領域に対応する画像
部分のみを作成すればよいことになる。
【0047】すなわち、コマンドW9を実行する直前
(コマンドW8を実行した直後)におけるグラフィック
状態をチェックすることにより、コマンドW9でメモリ
上に展開する図形がメモリ上のどのエリアに描画される
かをチェックする。よって、コマンドW9では、第i番
目の領域にかかる部分のみを展開する際の各画素のYア
ドレスが第i領域、すなわち(1024×i〜1024
×(i+1)−1)ラスター内にあるか否かを、チェッ
クしながら小領域バッファ上に該当部分のみを描画す
る。
【0048】コマンドW15の実行も同様の領域チェッ
クを行いながら画像データを展開する。コマンドW9お
よびW15以外のコマンドは、直接メモリ上へデータを
展開するコマンドではなく、それぞれインタープリタの
グラフィック状態の変更や、動作上の手続きの定義等を
行っている。これらは、全てインタープリタの内部状態
の変更のみであり、各小領域の展開に対し、毎回実行さ
れるものである。
【0049】図10のページ記述の場合は、コマンドW
27およびW33のみが展開する各画素位置をチェック
しながら実行されるコマンドであり、他のコマンドは内
部状態の変更のみのコマンドである。図11のコマンド
のみで描画した場合は図7で示すような描画が結果とし
て得られる。
【0050】以上の例では、W27のフィル(fil
l)コマンドのみが、展開領域をチェックしながら実行
されるコマンドであったが、この他にも、イメージ(i
mage),イメージマスク(imagemask),
ショウ(show),エイショウ(ashow),ウイ
ズショウ(widthshow),エイウイズショウ
(awidthshow),ケーショウ(ksho
w),ストローク(stroke)等のコマンドがあ
り、これらを実行する場合も全く同様に、メモリ上へ展
開するものである。
【0051】圧縮(符号)器5,復号器7は、例えば米
国C−Cube社製のCL550等のLSIを使用すれ
ば、同期信号等を調整する回路を必要に応じて付加する
ことにより容易に構成が可能である。これによって、J
PEG審議のADCT方式に準拠した圧縮を行うことが
できる。
【0052】以下に、本実施例において用いられている
符号化方式に関して説明する。
【0053】図14は、本実施例において用いられる符
号化方式を処理の流れに沿って、その全体を説明する図
である。
【0054】まず、原画像を8×8画素よりなる正方領
域毎にブロックとして処理を進める。180に示す如く
に、原原稿はR,G,Bの3色の成分毎に分けてデータ
が用意され、ある原画像の8×8画素の正方ブロックに
対して、Rのみの64画素データブロック、Gのみの6
4画素データブロック、Bのみの64画素データブロッ
クが処理され、次に、原画像の上記8×8画素の正方ブ
ロックの右隣の8×8画素ブロックのRデータ,Gデー
タ,Bデータの順に処理を進め、そのブロックラスター
の処理をおえると、次のブロックラスターの処理も順次
8×8画素のブロック単位に左から右へと処理が進めら
れるものである。
【0055】181では、前記の如き順で、8×8画素
の各色成分をそれぞれ8×8のサイズで公知のDCT
(Discrete Cosine Transfor
m)演算を行い、得られた結果(やはり、8×8のサイ
ズをもったマトリックスで表現できる)の各値を、あら
かじめ設定されている量子化ステップ値183(やは
り、8×8のマトリクスの各項に対応した64個の定数
群)で、182において、それぞれ8×8の各項毎に線
形量子化を実行する。量子化行列は、用いる色成分に対
して、符号化効率が最高となるように最適化された値を
用いるのがよいが、基本的には任意に設定することがで
きる。図21に、本実施例で用いる一例を示した。
【0056】かくして得られた線形量子化後の8×8の
DCT係数184は、図16に示したように水平方向の
位置iを左から右に0〜7、垂直方向の位置jも、上か
ら下へ0〜7で、各項の位置を(i,j)なる座標表示
すると、(0,0)の位置は直流(DC)成分を表わ
し、iが大きくなるにつれて水平方向の空間周波数が高
い成分を表わすようになり、jが大きくなるにつれて垂
直方向の空間周波数が高い成分を表わすようになってい
る。
【0057】8×8量子化済DCT係数の各項は、
(0,0)位置にある直流(DC)成分と、それ以外の
項でなる交流(AC)成分を別々に分けて符号化する。
【0058】185では、直流(DC)成分のみに対し
て、近傍ブロック間での一次元予測を行い、予測誤差を
生成する。すなわち、一つ前のブロックの直流(DC)
成分DC(0,0)k-1 を、当該ブロックの直流(D
C)成分DC(0,0)K から引いた値Deltak
もって、当該ブロックの予測誤差とする(Deltak
=DC(0,0)k −DC(0,0)k-1 )。このブロ
ック間の予測は、図19に示したように各色成分毎に当
該ブロックと前ブロックとの間で行われるものである。
【0059】186では、上記予測誤差を図19に示さ
れる対応に従ってコード化し、このコードSSSSの値
をハフマン符号化する。SSSSの値は、予測誤差のグ
ループを表すのみならず、そのグループ内のどの値かを
特定するに必要なビット数をも表わしている。例えば、
SSSS=2のグループのメンバーは、−3,−2,
2,3の4個であり、そのうちのいずれであるかの識別
に2ビットを要するということでもある。SSSSの値
がハフマン符号化された後、SSSSビットの付加ビッ
トが続いて付加される。ハフマン符号は発生頻度の高い
コードに対しては、より短い符号長になるように188
にあらかじめ設定しておく。
【0060】交流(AC)成分は、図16に示すよう
に、8×8の係数行列内で低周波成分から高周波成分へ
とジグザグ走査させる。図20に示したように、0でな
い係数は、その値にYROい15のグループのいずれか
に分類される。その識別コードをSSSS(1から15
までの整数)とする。一方、直前の0でない係数との間
に挟まれた0の個数をNNNNとする。係数行列は8×
8であり、63個のAC係数を含むが、NNNNが16
以上になる場合には、残りが15以下になるまで図26
〜図28のR16という符号を繰り返して生成すること
によって、結局のところNNNNを15以下におさえる
ようにする。これらSSSSとNNNNの値は別々では
なく、一組として、図20に示したようにハフマン符号
化される。このハフマン符号は、発生頻度の高いSSS
SとNNNNの組合わせに対して、より短い符号長にな
るように、188にあらかじめ設定しておく。各色成分
毎のブロックに対する符号の終わりには、EOB(En
d of Block)符号が付加される。図21〜図
28に本実施例に用いられるハフマン符号表の一例を示
した。これらは、本実施例では、R,G,Bの各信号は
8bit長であるため、DCT係数は10bitを越え
ることはない。このため、SSSSは0〜10に対して
の考慮をしておけば十分であるので、図19および図2
0で示したSSSの12以上(DC成分用)および11
以上(AC成分用)は符号表には表記されていない。
【0061】また、図6〜図8で710,720,73
0,740の各図形画像の頂点の座標を(x,y)で表
現してあるが、この座標はPSでは図11に示す如くに
想定している画像領域の左下のコーナーを(0,0)に
定義しているので、この座標系を基に図形画像の位置を
表現してある。一方メモリ上のラスター位置は、ページ
の左上のコーナーを開始点として走査される。よって、
400dpiでA3を扱う場合には(x,y)、メモリ
上では第(6720−y)番目の走査線上の第x画素の
位置に対応する。このアドレスの変換は、PDLインタ
ープリタにより自動的に実行されるものである。
【0062】ページ記述のコマンドデータがコマンドバ
ッファ3の容量以上に膨大なデータとなり、処理しきれ
ない場合にはPDLインタープリタ2はその旨をインタ
ーフェース9を介して出力する。ホストコンピュータ9
は、この信号を監視することによりPDLインタープリ
タの状態を知ることが可能である。
【0063】(第2実施例)前述の実施例において、図
5におけるcurrentコマンドファイル31および
preコマンドファイル32は、PDLインタープリタ
2が受けたコマンドそのものをファイルするようにして
いるが、これら情報を一旦コード化された中間言語とし
て保持しても良い。さらにその際にコードW9,W1
5,W27,W33等の直接データをメモリに展開する
コマンドが描画対象とするエリアのY方向の座標値を図
12の欄2に示すように、その最小値と最大値を中間コ
ードに付加して保持しておけば、各小領域内の描画がそ
のコマンド実行によって発生するか否かが容易に判定で
きるようになり、実行スピードのアップが図れる。
【0064】加えて、図12の欄3に示す如くに、各小
領域毎に各データ展開コマンドが各小領域に対し描画領
域を有するか否かを中間コード化する際に付加しておけ
ば、より一層の実行スピードのアップが可能となる。
【0065】(第3実施例)前述実施例において、小領
域バッファは複数用いても良い。図13に、2本の小領
域バッファでの構成例を示した。この場合、PDLイン
タープリタ102は、小領域バッファ1041および他
の小領域1042をマルチプレクサ120およびセレク
タ130を制御して動作する。
【0066】すなわち、マルチプレクサ120はPDL
インタープリタ102が信号線113によって、PDL
インタープリタの出力を小領域バッファ1041に接続
するか、小領域バッファ1042に接続するかを切り換
える。セレクタ130はPDLインタープリタ102が
信号線112によって圧縮器105がデータを取り込む
元のデータバッファを小領域バッファ1041に接続す
るか、小領域バッファ1042に接続するかを切り換え
る。
【0067】PDLインタープリタ102は、データの
展開を小領域バッファ1041に行っている時には、小
領域バッファ1042からデータを圧縮器105へ読み
出すように、またデータの展開を小領域バッファ104
2へ行っている時には、小領域1041からデータを圧
縮器105へ読み出すように、信号線110を介して圧
縮器の状態を監視しつつ、動作するものである。他の部
分は、前述の実施例と全く同様である。
【0068】(第4実施例)圧縮方式(符号化方式)
は、ADCT方式に限るものではなく、ベクトル量子化
やMH,MR等と呼ばれる方式であってもよい。また、
小領域のラスター数は、1024ラスターに限るもので
なく、例えば8ラスター,256ラスター等他のラスタ
ー数単位にとってももちろん良い。
【0069】以上、説明したように、本発明の実施例に
よれば、外部から指示された画像位置に基づいて、加工
・修正・編集された結果の画像データを小領域単位で生
成して、圧縮してゆく。これにより、画像の圧縮は、各
領域に対して1回のみしか実行しない構成が可能とな
り、[発明が解決しようとする課題]で述べた問題点の
発生なしに圧縮メモリ上でのPDLの使用が可能とな
る。これは実データを保持するに十分なデータ容量をも
つメモリを使用する場合に比べ大幅なコストダウンを図
れる効果を及ぼす。
【0070】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ページ
記述言語で記述された、1ページを構成する為の複数の
命令を受信し、これらの複数の命令に基づいて1ページ
分の圧縮画像データ作成をする場合であっても、各小領
域の圧縮画像データを作成する為の圧縮は一度で効率的
に行える。また圧縮による画質劣化も抑制できる可能性
が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のPDLインタープリタの処理手順を示す
フローチャートである。
【図3】図1のPDLインタープリタの処理手順を示す
フローチャートである。
【図4】本発明実施例において1ページの画像領域を複
数の小領域に分割した状態を示す説明図である。
【図5】図1のコマンドバッファ内のファイル内容を示
す説明図である。
【図6】本発明実施例におけるページ記述の展開画像を
示す説明図である。
【図7】本発明実施例におけるページ記述の展開画像を
示す説明図である。
【図8】本発明実施例におけるページ記述の展開画像を
示す説明図である。
【図9】本発明実施例のページ記述内容を示す説明図で
ある。
【図10】本発明実施例のページ記述内容を示す説明図
である。
【図11】本発明実施例の画像領域の座標原点を示す説
明図である。
【図12】本発明第2実施例の処理内容を示す説明図で
ある。
【図13】本発明第3実施例の回路構成を示すブロック
図である。
【図14】本発明実施例の符号化方式の処理手順を示す
説明図である。
【図15】本発明実施例のブロック間予測処理を説明す
るための説明図である。
【図16】本発明実施例の量子化行列およびDCT係数
を説明するための説明図である。
【図17】本発明実施例の量子化行列の一例を示す説明
図である。
【図18】DCT係数の符号化を説明するための説明図
である。
【図19】AC係数の符号化を説明するための説明図で
ある。
【図20】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図21】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図22】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図23】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図24】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図25】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図26】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図27】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 PDLインタープリタ 3 コマンドバッファ 4 小領域バッファ 5 圧縮器 6 画像圧縮メモリ 7 復号器 8 プリンタエンジン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/41 G06F 9/44 320C (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 5/30 B41J 2/485 G06F 9/45 G06T 1/60 G06T 9/00 H04N 1/41

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページ記述言語で記載された、1ページ
    を構成する為の複数の命令を外部装置から受信し、該複
    数の命令に基づいて1ページ分の圧縮画像データを作成
    する画像処理装置において、 1ページの画像領域を複数の小領域に分割し、当該分割
    した小領域毎に前記複数の命令の何れが該小領域を構
    成する為に必要とされる命令であるかをチェックした
    後、該当する各命令の内容に応じた画像データを作成す
    るインタープリタと、 当該作成された小領域毎の画像データを順次圧縮画像デ
    ータに圧縮する圧縮器と、前記各小領域に相当する圧縮画像データを格納するメモ
    リと、 該メモリに格納された圧縮画像データを伸張する伸張
    器とを具えたことを特徴とする画像処理装置。
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