JP3469438B2 - 画像信号の処理方法及び装置、記録媒体 - Google Patents

画像信号の処理方法及び装置、記録媒体

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JP3469438B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T9/00Image coding
    • G06T9/007Transform coding, e.g. discrete cosine transform

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像圧縮及び画像
復元技術に係り、特に、デジタル・スチル・カメラやデ
ジタル・スキャナ等で自然画像を色、輝度成分を含む画
像信号として取り込み、これを圧縮してパーソナルコン
ピュータ(以下、PC)等に伝送したり、PC上で保
存、あるいは伸長して画像信号を復元するための、改良
された画像信号処理手法に関する。
【0002】
【従来の技術】自然画像を画像信号に変換して保存した
り、あるいは保存した画像信号をPCその他の外部装置
(以下、単にPCと称する)に転送する手段を備えた画
像処理装置として、例えば単版式のCCDイメージセン
サを用いたデジタル・スチル・カメラやデジタル・スキ
ャナ等が知られている。この種の画像処理装置では、画
像信号を圧縮する画像圧縮装置を有し、この画像圧縮装
置で生成された圧縮画像データをフラッシュメモリ等の
データ記録媒体に記録してPCに渡す。この場合の圧縮
方式としては、「ISO/IEC 10918−1」に
よる国際標準である「JPEG」の非可逆圧縮法が用い
られることが多い。
【0003】非可逆圧縮法を採用した典型的な画像圧縮
装置は、補間処理部、画像成分補正部、及び画像圧縮部
を含んで構成される。補間処理部は、CCDイメージセ
ンサから出力される色、輝度成分を含む画像信号、例え
ばR(赤),G(緑),B(青)信号に補間処理を施し
てRGB信号に変換するものである。代表的なCCDイ
メージセンサの出力信号の構造を図8、補間処理後の画
像信号の構造を図9に示す。
【0004】画像成分補正部は、補間処理後の画像信号
に対して輪郭強調、ホワイトバランス調整、ガンマ補正
等を行うものである。輪郭強調は、必要に応じて画像信
号に輪郭強調を施す処理であり、ホワイトバランス調整
は、画像信号を人間の視覚特性に適合させる処理であ
り、ガンマ補正は、自然画像を再生するときの画像信号
の特性をディスプレイの特性に線形的に適合させる処理
である。
【0005】画像圧縮部は、画像成分補正部から出力さ
れる画像信号をJPEG方式によって圧縮する。なお、
JPEG方式では、画像信号がR,G,B信号からなる
場合は、これを図10に示すような構造の、輝度(Y)
・色差(CbまたはCr)信号に変換する。輝度・色差信号
に変換した後は、サブサンプリングを施し、色差信号の
間引きを行う。その後、例えば8×8のブロック化(8
画素×8画素)を行い、さらに各ブロックにDCT(離
散コサイン変換)を施す。次いでDCTによって得られ
た変換係数を量子化し、量子化された変換係数を、図1
2に示す要領でジグザグ・スキャンし、各スキャン方向
において“0”がいくつ続くかという数の情報と変換係
数の大きさとをセットにして二次元ハフマン符号化を行
い、エントロピー圧縮を行う。なお、図12に示される
数値は各画素の座標である。ただし、このままでは符号
の種類が膨大になるため、発生頻度の低い符号に対して
は「Escape符号」とそれに続く固定長の符号とを
用いて符号化する場合もある。
【0006】量子化後の変換係数には、DC係数とAC
係数とがある。DC係数は、上記例では、8×8のブロ
ックに対してDCTを施した後の64個の係数のうち、
左上の最初の1個の係数のことをいい、残りの63個の
係数がAC係数である。DC係数は、以下のようにして
符号化される。まず、あるDC係数と直前のDC係数と
の差分dをとり、図11に示すようなハフマンテーブル
を参照して差分dに対するグループ番号(ssss)と
付加ビットとを求める。付加ビットは、個々の符号を識
別するために使用されるビットであり、例えばグループ
番号が「3」の場合は3ビットである。グループ番号は
ハフマン符号化して出力され、差分dは付加ビットの大
きさで表現したものが出力される。
【0007】また、AC係数は、ジグザグスキャン→ゼ
ロ・ラン・レングスとグループ番号→ハフマン符号化→
付加ビットの流れで符号化を行う。すなわち、DCTさ
れたブロックは、多くの“0(0係数、以下同じ)”を
含んでいるため、“0”とそれが続いた後の次の値のビ
ットカウント、というペアに対して符号化した方が圧縮
効率がよい。例えば“0”が6個続いた後に“7”が出
てきた場合は,「“0”が6個続いた後にグループ番号
3の値が来た」という内容のハフマン符号を用いる。た
だし、“0”が15個以上連続した場合は,「“0”が
15個続いた」という内容を表す符号(ZRL(Zero R
un Length):ゼロ・ラン・レングス)を用いる。ま
た、後続の係数がすべて“0”のときは、EOB(End
Of Block)という符号を用いることによって、符号量の
短縮化を図る。
【0008】一方、PCに構築された画像復元装置で
は、画像圧縮装置で生成された圧縮画像データを取り込
み、これを圧縮と逆手順で伸長する。すなわち、二次元
ハフマン符号の復号を行う。その後、逆ジグザグスキャ
ン、逆量子化、逆DCTを行って、輝度・色差信号を生
成する。そして、この輝度・色差信号からRGB信号を
復元し、自然画像を再生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の画
像信号の処理手法には、以下のような問題点があった。 (1)計算量が多く、圧縮及び伸長に時間がかかる。上
述のように、従来は、色、輝度成分を含む画像信号、例
えばCCDイメージセンサの出力を、一旦補間処理によ
ってデータ量を増加させた後に、圧縮のための計算を行
っている。そのため、エントロピー圧縮を行う際の計算
量が多くなる。例えば、8bpp(bits per pel)の
R,G,B信号に補間処理を施してRGB信号に変換す
る場合、RGB信号は24bppとなり、3倍ものデー
タに一旦増加させてから圧縮することとなる。また、J
PEG方式では、最初に画像信号から輝度・色差信号へ
の変換を施すが、この変換には小数点レベルでの積和演
算を必要とするので膨大な計算量が必要となる。また、
JPEG方式は、それ自体の計算量が多い。すなわち、
DCT演算それ自体の計算量が多く、量子化の際に計算
量の多い除算処理も必要となる。
【0010】(2)画像圧縮の段階で色差信号を間引く
ため、再生時に画像が劣化する。一般に、JPEG方式
では、色差信号の垂直解像度を1/2に間引いて扱うこ
とが多い。これは、いわゆる4:2:2形式と呼ばれ
る。この4:2:2形式では、8×8のブロック化を行
った場合、画素あたりの平均サイズは16bppとなる
が、そのためには、一旦、8bppの画像信号を24b
ppに補間処理し、そのサイズで輝度・色差信号に変換
した後に、16bppに間引く処理が必要となる。この
段階で画像が劣化する。
【0011】(3)JPEG方式では、画像圧縮の際
に、隣接ブロック間の相関を無視しているため、圧縮効
率の向上に限界がある。つまり、JPEG方式におい
て、8×8のブロックは、それぞれ独立に符号化され、
圧縮される。一般に自然画像において、隣接したブロッ
クは似たようなテクスチャを持つことが多く、その結
果、DCTなどの直交変換をかけた後の変換係数もまた
似たような値となる場合が多い。この点を考慮すれば圧
縮効率の向上が期待できるが、JPEG方式ではこのよ
うな相関を無視しており、圧縮効率の向上に限界があっ
た。
【0012】(4)DC係数とAC係数という2つの異
なる要素をまとめた二次元ハフマン符号化は効率的では
あるが,すべての組み合わせについてハフマン符号を求
めるとハフマンテーブルのサイズが膨大になってしま
う。
【0013】(5)復号処理が複雑となる。JPEG方
式による圧縮化の際に問題になる要因の一つは、AC係
数の最大符号長が長いことである。ソフトウエアでハフ
マン符号を復号する場合、高速な実現手法としてテーブ
ル参照による方式が用いられることが多いが、JPEG
方式で用いられる二次元ハフマン符号は最長16ビット
であり、ESCAPE符号を伴う符号の場合は、28ビ
ットの符号となる。そのため、単一のテーブル参照によ
る高速な復号化のソフトウエアを構築することは困難で
ある。このため、従来、複数の表を組み合わせて復号す
ることがよく行われる。これによってある程度負荷は軽
減されるが、復号処理は複雑なものとなってしまう。
【0014】そこで本発明は、デジタル・スチル・カメ
ラやデジタル・スキャナ、その他の電子装置において、
上記問題を発生させない、改良された画像信号の処理方
法、処理装置、及びこの処理方法を電子装置上で実現す
るための記録媒体を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の画像信号の処理方法は、まず、色、輝度成分を含む
画像信号に対して、所定ブロック単位に直交変換と量子
化とを施して複数の符号ブロックを連続的に生成すると
ともに、先頭ブロックを除く符号ブロックの各々につい
て、直前の符号ブロック内に特定符号が連続する連続領
域が存在し、且つ、当該符号ブロック内に前記特定符号
が前記連続領域と相対的に同一となる始点位置から終点
位置を越えて連続して存在する場合に、当該符号ブロッ
ク内の前記連続領域の特定符号群を所定記号に置き換え
て圧縮画像データを生成する。画像復元を行う場合は、
前記圧縮画像データを取り込み、取り込んだ圧縮画像デ
ータに含まれる複数の符号ブロックの先頭ブロックを符
号列に展開し、前記先頭ブロックを除く符号ブロックの
各々について、当該符号ブロック内に前記所定記号が存
在する場合に、当該符号ブロック内の前記所定記号が存
在する位置に対応する直前の符号ブロック内の連続領域
で、連続する特定符号の数を確認し、当該符号ブロック
内の前記所定記号をこの数と同数の前記特定符号に置き
換え、逆量子化と逆直交変換とを施して画像信号を復元
する。その後、復元された画像信号の各々に対して色画
素信号を補間する。このような処理を電子装置で実行す
る。
【0016】すなわち、従来のように補間処理を画像圧
縮前ではなく、画像信号の復元後に行うようにすること
で、圧縮及び伸長時の画像信号のサイズを同じにする
また、圧縮時に画素を間引かないので、画像劣化も抑制
される。なお、この明細書において、画像信号とは画像
を形成する上で必要な要素信号を指している。例えば、
前述のR,G,B信号、RGB信号のような画素信号の
ほか、これらの算術演算結果の信号も画像信号に含まれ
るものとして扱う。また、自然画像を電子画像として取
り込む場合の信号形態として、前記R,G,B信号のほ
か、Y(黄),M(マゼンタ),G(緑),C(シア
ン)信号もあるが、このような信号も画像信号に含まれ
るものとする。
【0017】本発明の画像信号の処理方法は、また、J
PEG方式に代わる画像圧縮過程及び画像伸長過程を含
む。画像圧縮過程は、下記のプロセスを経て圧縮画像デ
ータを生成する。 (1−1)画像信号を量子化して得た複数の符号ブロッ
クを連続的に生成する。 (1−2)先頭ブロックを除く符号ブロックの各々につ
いて、直前の符号ブロック内に特定符号が連続する連続
領域が存在し、且つ、当該符号ブロック内に前記特定符
号が前記連続領域と相対的に同一となる始点位置から終
点位置を越えて連続して存在する場合に、当該符号ブロ
ック内の前記連続領域の特定符号群を所定記号に置き換
える。一方、画像伸長過程では、下記のプロセスを経て
同一符号長の符号ブロックを再生する。 (1−3)前記圧縮画像データを取り込む。 (1−4)取り込んだ圧縮画像データに含まれる複数の
符号ブロックの先頭ブロックを符号列に展開する。つま
り複数の符号列を並べる。 (1−5)前記先頭ブロックを除く符号ブロックの各々
について、前記所定記号が存在する場合に当該所定記号
を直前の符号ブロックの符号群と対比して該当数の前記
特定符号に置き換える。
【0018】また、上記課題を解決するため、本発明
は、画像圧縮装置と画像復元装置とを提供する。本発明
の画像圧縮装置は、下記の構成要素を具備してなる。 ・入力された画像信号を量子化する量子化手段、 ・量子化の結果データを所定方向にスキャンして複数の
符号ブロックを連続的に生成する符号並び換え手段、 ・前記符号ブロックのうち先頭ブロックを除く符号ブロ
ックの各々について、直前の符号ブロック内に特定符号
が連続する連続領域が存在し、且つ、当該符号ブロック
内に前記特定符号が前記連続領域と相対的に同一となる
始点位置から終点位置を越えて連続して存在する場合
に、当該符号ブロック内の前記連続領域の特定符号群を
所定記号に置き換えて圧縮画像データを生成する符号化
手段。なお、前記符号並び換え手段は、前記特定符号が
連続するように統計的に定めた方向に前記量子化の結果
データを並び換えることで前記複数の符号ブロックを生
成するように構成される。
【0019】本発明の画像復元装置は、下記の構成要素
を具備してなる。 ・上記本発明の画像圧縮装置によって生成された圧縮画
像データを取り込む画像データ入力手段、 ・前記取り込んだ圧縮画像データに含まれる複数の符号
ブロックの先頭ブロックを符号列に展開するとともに、
前記先頭ブロックを除く符号ブロックの各々について、
前記所定記号が存在する場合に、直前の符号ブロックと
対比して該当数の前記特定符号に置き換える画像伸長手
段。
【0020】本発明は、また、電子装置に対して画像圧
縮装置の機能を付与する記録媒体を提供する。
【0021】この記録媒体は、下記の処理を電子装置、
例えばCPU(マイクロプロセッサ)を具備する装置に
実行させるプログラムを当該電子装置が読み取り可能な
形態で記録してなる記録媒体である。 ・画像信号を複数のブロックに分割する処理、 ・分割された前記ブロックの各々に対して整数を要素と
する直交変換を施す処理、 ・前記変換結果を量子化するとともに、量子化の結果デ
ータをブロック単位で所定方向にスキャンして複数の符
号ブロックを連続的に生成する処理、 ・先頭ブロックを除く符号ブロックの各々について、直
前の符号ブロック内に特定符号が連続する連続領域が存
在し、且つ、当該符号ブロック内に前記特定符号が前記
連続領域と相対的に同一となる始点位置から終点位置を
越えて連続して存在する場合に、当該符号ブロック内の
前記連続領域の特定符号群を所定記号に置き換えて圧縮
画像データを生成する処理。
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】以下、デジタル・スチル・カメラ
等の画像処理装置に本発明の画像圧縮装置を組み込み、
この画像圧縮装置で生成した圧縮画像データをPCで実
現した画像復元装置において復元する場合の実施の一形
態を、図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本実施形態による画像圧縮装置1
の要部構成図である。この画像圧縮装置1は、例えば単
版色CCDイメージセンサから、色、輝度成分を含む画
像信号を取り込む画像信号入力部11と、取り込んだ画
像信号に対してガンマ補正、輪郭強調、ホワイトバラン
ス調整等の成分補正処理を施す、従来型装置のものと同
一機能の画像成分補正部12と、成分補正された画像信
号を圧縮して圧縮画像データを生成する画像圧縮部13
と、圧縮画像データを記録するデータ記録媒体、例えば
公知のフラッシュメモリ15と、データ記録媒体15と
の間のデータ記録及びその読み出しを制御するメモリ制
御部14を備えて構成される。なお、画像信号入力部1
1と画像成分補正部12は、画像圧縮装置1の構成要素
ではなく、画像処理装置の標準機能として備えられてい
る場合もあり、この場合は、画像処理装置1にこれらの
機能を具備することを要さない。
【0025】画像圧縮部13は、画像信号を例えばN×
N(Nは自然数)のブロックに分割するブロック化部1
31、分割されたブロックの各々に対して整数を要素と
するN×Nの直交変換を施す直交変換部132、直交変
換の結果データを量子化する量子化部133、量子化の
結果データをブロック単位で所定方向にスキャン(並び
換え)し、複数の符号ブロックを連続的に生成する並び
換え部134、各符号ブロックを圧縮して圧縮画像デー
タを生成する符号化部135の機能ブロックを具備して
いる。これらの機能ブロック131〜135は、本発明
の第1記録媒体であるROM(読み出し専用メモリ:図
示省略)等に格納されたプログラムをCPU(マイクロ
プロセッサ:図示省略)が読み出して実行することによ
って形成される。換言すれば、本発明の第1記録媒体
は、CPUを搭載した電子装置に上記画像圧縮装置の機
能を付与するものである。
【0026】なお、データ記録媒体15を介さずに、通
信ケーブル等によって直接PC等の外部装置に伝送する
形態も可能であり、この場合は、データ記録媒体15と
メモリ制御部14は不要となるが、それに代えて、公知
の通信制御手段が必要となる。
【0027】一方、画像復元装置2は、図2に示すよう
に、画像圧縮装置1で生成された圧縮画像データを入力
するデータ入力部21と、入力された圧縮画像データか
ら画像信号を復元する画像復元部22と、復元した画像
信号を記録するハードディスク装置等のデータ記録媒体
24と、データ記録媒体への画像信号の記録とその読み
出しを制御する画像メモリ制御部23とを備えて構成さ
れる。
【0028】画像復元部22は、圧縮画像データを前記
圧縮と逆手順で伸長して複数の符号ブロックを再生する
復号化部221、各符号ブロックの符号の逆並び換えを
行う逆並び換え部222、逆並び換えがなされた符号を
逆量子化する逆量子化部223、逆量子化結果を逆直交
変換して画像信号(画像ブロック)を復元する逆直交変
換部224、復元された個々の画像信号に対して色画素
信号を補間する補間処理部225の機能ブロックを具備
している。これらの機能ブロック221〜225は、本
発明の第2記録媒体であるROM(読み出し専用メモ
リ)やCD−ROM(コンパクトディスク型ROM)そ
の他の可搬性メディアに格納されたプログラムをPCの
CPU(マイクロプロセッサ:図示省略)が読み出して
実行することによって形成される。換言すれば、本発明
の第2記録媒体は、PCのような情報処理装置に上記画
像復元装置の機能を付与するものである。
【0029】次に、N×Nのブロックを16×16画素
のR,G,B信号とした場合の上記画像圧縮装置1及び
画像復元装置2の処理内容を、より具体的に説明する。
本実施形態では、(1)圧縮及び伸長時の計算量の削減
と画像再生時の画像劣化の防止を同時に満足するため、
補間処理は、画像圧縮装置1では行わず、画像復元装置
2側で行うようにしたこと、(2)画像圧縮及びその復
元の際の計算量をより削減するため、直交変換部132
において、直交変換、例えば「Hadamard−Ha
ar変換」を用い、さらに圧縮に際しては、隣接の符号
ブロック間の相関を利用することとしたことが、従来型
装置と顕著に異なる点である。
【0030】図3は、本実施形態における画像信号の1
6×16のブロックに対する直交変換の基底となる行列
である。この行列を基底とする変換手法がHadama
rd−Haar変換である。実際にはこのHadama
rd−Haar変換(一次元)を垂直・水平方向のそれ
ぞれに対して実行し、二次元的に使用する。
【0031】本実施形態でHadamard−Haar
変換を用いたのは、DCTと比較して少ない計算量でこ
れに近い圧縮効率を持ち、且つ色、輝度成分を含む画像
信号の輝度・色差信号への変換と等価の変換結果が得ら
れたことを確認したことがその理由である。例えば、D
CTで8×8のブロックの演算を4回適用して16×1
6のブロックを処理した場合は、400回以上の乗算と
1800回以上の加減算が必要となる。これに対して、
Hadamard−Haar変換では、1536回の加
減算とビットシフトのみで計算することが可能であり、
DCTに比較して、計算量はかなり少なくなる。但し、
画像圧縮を行う上で、必ずHadamard−Haar
変換を用いなければならないというものではなく、Ha
damard変換、あるいはHaar変換、Hadam
ard−Haar変換を用いることもできる。因みに、
8×8のブロックに対する直交変換に要する乗算と加減
算の回数は、それぞれHadamard変換が0回と3
84回、Haar変換が32回と320回、Hadam
ard−Haar変換が64回(ただし、図3に示す
「2」または「−2」による乗算なので、ビットシフト
処理によって置き換えることが可能)と256回であっ
た。
【0032】また、直交変換は、それ自身の逆変換が存
在するため、変換によって情報が失われることはない
が、目標とする圧縮率に応じた値で変換係数を除算する
ことで圧縮率をコントロールしているのが通常である。
JPEG方式においても、DCT結果の変換係数を除算
することによって圧縮率を調整している。しかし、除算
は非常に負荷の大きな演算である。そこで本実施形態で
は、変換時に必要となる除算をデータビットの右シフト
によって行うようにした。これによって計算量がさらに
削減することができた。
【0033】本実施形態では、また、画像圧縮に先立
ち、並び換え部134において、“0”が連続するよう
に統計的に定めた独自の方向に、量子化部133の出力
データをスキャンすることで、16×16の要素を含む
符号ブロックを生成する。このときのスキャンオーダ
は、直交変換の種類に依存し、または影響を受ける。図
4は、このようにして作成された符号ブロックの一部を
例示したものである。
【0034】符号化部135では、これらの符号ブロッ
クを効率的な手法で圧縮(例えばエントロピー圧縮)す
る。参考のため、JPEG方式で図4の内容の符号ブロ
ックを圧縮した場合の例を図5(a)に示す。図中、
(0*0,30)は、“0”の連続がない状態で非0係数であ
る“30”が存在すること、(0*4,1)は、“0”が4個
連続した後に非0係数である“1”が存在することを表
す。他の場合も同様の見方をすることができる。このよ
うに、JPEG方式では、隣接ブロックの相関を考慮し
ていない。なお、「EOB(End of Block)」は、その符号
ブロックに後続の符号がないことを表す符号である。
【0035】これに対し、本実施形態の符号化部135
では、注目する符号ブロックとその直前の符号ブロック
との相関をみる。そして、直前の符号ブロック内に
“0”が連続する連続領域が存在し、且つ、注目する符
号ブロック内に“0”が上記連続領域と相対的に同一と
なる始点位置から終点位置を越えて連続して存在する、
という条件を満たす場合に、その注目する符号ブロック
内の連続領域内の“0”の列を一つのZRL(Zero
RunLength)に置き換える。例えば、図5
(b)において、N+1の符号ブロックに注目した場
合、直前の符号ブロックNとの関係では、5番目〜8番
目の係数領域R1で上記条件を満たす。従って、この場
合は、当該係数領域R1の“0”の列をZRLに置き換
える。一方、N+2の符号ブロックに注目した場合、そ
の直前の符号ブロックN+1との関係では、7番目〜9
番目の係数領域R3で上記条件を満たすので、その係数
領域R3の“0”の列をZRLに置き換える。4番目〜
5番目の係数領域R2では連続領域が重複するが、上記
条件を満たさないため、ZRLに置き換えることはでき
ない。これは、単に直前の符号ブロックと“0”の連続
する領域が重複するだけでは、伸長の際に、“0”を何
個補充したらよいかが不明になるからである。図
(c)は、このようにして生成された圧縮画像データの
例を示した図である。
【0036】画像復元装置2では、画像圧縮装置1で行
った圧縮手順と逆の手順で画像信号を復元する。ただ
し、復号化部221では、まず、先頭ブロック(図4の
例では、符号ブロックN)を展開し、符号列を並べる。
その後に後続の符号ブロックについて、ZRLが存在す
る場合に、それを順次“0”の列に置き換えていく。こ
れにより、圧縮前の符号ブロックが再生される。
【0037】次に、本実施形態による画像圧縮時及び画
像復元時のデータサイズの変遷をJPEG方式との比較
において説明する。比較の便宜上、CCDイメージセン
サからの画像信号は共に8bppとする。図6はこの場
合の画像圧縮の際のデータサイズの変遷図であり、
(a)はJPEG方式の場合、(b)は本実施形態の場
合である。JPEG方式の場合は、8bbpの画像信号
を取り込んだ後(S11)、直ちに24bppへの補間
処理を行う(S12)。補間処理後は輝度・色差信号Y
/Cb・Crに変換するが、このときは24bppのま
まとなる(S13)。その後、16bppのサイズに間
引いて圧縮するため(S14)、圧縮画像データは16
bppとして出力される。従って、画像圧縮時の負荷が
大きい反面、画像が劣化する。これは前述のとおりであ
る。これに対し、本実施形態では、画像信号入力後、8
bppのまま圧縮を行うので(S21)、画像劣化がな
く、しかも画像圧縮時の負荷も軽減されることがわか
る。
【0038】画像復元の際のデータサイズの変遷は、図
7のようになる。すなわち、JPEG方式の場合は、図
7(a)のように、16bppに画像伸長した後(S1
5)、24bppのRGB信号に変換して画像信号の再
生を行うが(S16)、本実施形態の場合は、図7
(b)のように、8bppのサイズで画像伸長と画像信
号の復元を行った後に(S22)、24bppへの補間
処理を行う(S23)。そのため、画像復元時の負荷が
JPEG方式よりも軽減されるばかりでなく、再生時の
画像信号がより鮮明になる。
【0039】このように、本実施形態の画像圧縮装置1
では、隣接する符号ブロックは同じようなテクスチャを
持つことが多く、その結果、非0係数も同じような位置
に出現することが多いという性質を有効に利用して圧縮
を行うようにしたので、AC係数については、非0係数
と1個のZRLだけで足りるようになり、結果的にJP
EG方式の16ビット長(Escape符号を用いた場
合は28ビット長)に比較して、その半分以下(最長8
ビット)のデータサイズでハフマン符号を構成すること
が可能になる。また、8×8のブロックの場合は、25
6の要素を用意するだけで、効率よく復号処理を行うこ
とができるようになり、ハフマンテーブルの肥大化も防
止できるようになる。DC係数の扱いについては従来手
法と同様となる
【0040】なお、画像圧縮装置1は、上記条件を満た
す場合に複数の“0”の列をZRLに置き換える点に主
眼があるので、画像信号は、必ずしも色、輝度信号を含
むカラーの信号でなくともよく、モノクロの画像信号に
ついても同様に適用できるものである。また、画質劣化
を抑制する観点からは、補間処理を画像復元後に行えば
よいので、JPEG方式のように、他の直交変換(この
場合はDCT)を用いて圧縮する場合においても、本発
明を適用することは可能である。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来の画像信号の処理手法よりも格段に少な
い計算量で従来手法と同等の圧縮効果を得ることがで
き、しかも画質の劣化を抑制できるという優れた効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像圧縮装置の実施の一形態を示す機
能ブロック図。
【図2】本発明の画像復元装置の実施の一形態を示す機
能ブロック図。
【図3】本実施形態の画像圧縮装置が直交変換時に用い
る一次元Hadamard−Haar変換の直交基底行
列の説明図。
【図4】本実施形態の並び換え部によって作成された符
号ブロックの一部を例示した図。
【図5】(a)はJPEG方式によって図5の符号ブロ
ックのエントロピー圧縮した場合の概念説明図、(b)
は本実施形態の方式によって圧縮する場合の原理説明
図、(c)は本実施形態の方式によって圧縮した後の圧
縮画像データの説明図。
【図6】画像圧縮時のデータサイズの変遷を示す図で、
(a)はJPEG方式の場合、(b)は本実施形態の場
合である。
【図7】画像復元時のデータサイズの変遷を示す図で、
(a)はJPEG方式の場合、(b)は本実施形態の場
合である。
【図8】CCDイメージセンサから出力される代表的な
画像信号の説明図。
【図9】画像信号に対して補間処理した後の状態を示す
説明図。
【図10】輝度・色差信号の説明図。
【図11】JPEG方式でDC係数を符号化する際に用
いられるテーブルの説明図。
【図12】JPEG方式でAC係数を符号化する際に行
われるジグザグスキャンの例を示す説明図。
【符号の説明】
1 画像圧縮装置 2 画像復元装置 11 画像信号入力部 12 画像成分補正部 13 画像圧縮部 131 ブロック化部 132 直交変換部 133 量子化部 134 並び換え部 135 符号化部 14 メモリ制御部 15 データ記録媒体 21 データ入力部 22 画像復元部 221 復号化部 222 逆並び換え部 223 逆量子化部 224 逆直交変換部 225 補間処理部 23 メモリ制御部 24 データ記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−65711(JP,A) 特開 平6−284294(JP,A) 特開 平7−226845(JP,A) 特開 平8−9369(JP,A) 特開 平5−276393(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419 H03M 7/40

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色、輝度成分を含む画像信号に対して、
    所定ブロック単位に直交変換と量子化とを施して複数の
    符号ブロックを連続的に生成するとともに、先頭ブロッ
    クを除く符号ブロックの各々について、直前の符号ブロ
    ック内に特定符号が連続する連続領域が存在し、且つ、
    当該符号ブロック内に前記特定符号が前記連続領域と相
    対的に同一となる始点位置から終点位置を越えて連続し
    て存在する場合に、当該符号ブロック内の前記連続領域
    の特定符号群を所定記号に置き換えて圧縮画像データを
    生成する画像圧縮過程と、 前記圧縮画像データを取り込み、取り込んだ圧縮画像デ
    ータに含まれる複数の符号ブロックの先頭ブロックを符
    号列に展開し、前記先頭ブロックを除く符号ブロックの
    各々について、当該符号ブロック内に前記所定記号が存
    在する場合に、当該符号ブロック内の前記所定記号が存
    在する位置に対応する直前の符号ブロック内の連続領域
    で、連続する特定符号の数を確認し、当該符号ブロック
    内の前記所定記号をこの数と同数の前記特定符号に置き
    換え、逆量子化と逆直交変換とを施して画像信号を復元
    する画像伸長過程と、 前記画像伸張過程により復元した画像信号の各々に対し
    て色画素信号を補間する補間過程と、を少なくともこの
    順に実行することを特徴とする、 電子装置による画像信号の処理方法。
  2. 【請求項2】 画像信号を複数のブロックに分割する過
    程と、 分割された前記画像信号の各々に対して整数を要素とす
    る直交変換を施す過程と、 前記変換結果を量子化するとともに、量子化の結果デー
    タを所定方向にスキャンして複数の符号ブロックを連続
    的に生成する過程と、 前記複数の符号ブロックのうち先頭ブロックを除く符号
    ブロックの各々について、直前の符号ブロック内に特定
    符号が連続する連続領域が存在し、且つ、当該符号ブロ
    ック内に前記特定符号が前記連続領域と相対的に同一と
    なる始点位置から終点位置を越えて連続して存在する場
    合に、当該符号ブロック内の前記連続領域の特定符号群
    を所定記号に置き換えて圧縮画像データを生成する過程
    とを含む、 電子装置による画像信号の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記量子化の結果データのスキャンは、
    前記特定符号が連続するように統計的に定めた方向に、
    前記結果データを並べることにより行うことを特徴とす
    る 請求項記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 前記直交変換が、色、輝度成分を含む画
    像信号の輝度・色差信号への変換と等価の変換結果を得
    る変換手法であることを特徴とする請求項記載の処理
    方法。
  5. 【請求項5】 前記変換手法が、Hadamard変
    換、Haar変換、またはHadamard−Haar
    変換のいずれかを二次元的に演算するものであることを
    特徴とする請求項記載の処理方法。
  6. 【請求項6】 変換時に生じる除算処理をビットシフト
    によって代行することを特徴とする請求項記載の処理
    方法。
  7. 【請求項7】 画像信号を量子化する量子化手段と、量
    子化の結果データを所定方向にスキャンして複数の符号
    ブロックを連続的に生成する符号並び換え手段と、前記
    複数の符号ブロックのうち先頭ブロックを除く符号ブロ
    ックの各々について、直前の符号ブロック内に特定符号
    が連続する連続領域が存在し、且つ、当該符号ブロック
    内に前記特定符号が前記連続領域と相対的に同一となる
    始点位置から終点位置を越えて連続して存在する場合
    に、当該符号ブロック内の前記連続領域の特定符号群を
    所定記号に置き換えて圧縮画像データを生成する符号化
    手段と、を具備してなる画像圧縮装置。
  8. 【請求項8】 前記符号並び換え手段は、前記特定符号
    が連続するように統計的に定めた方向に前記量子化の結
    果データを並び換えることで前記複数の符号ブロックを
    生成するように構成されていることを特徴とする請求項
    記載の画像圧縮装置。
  9. 【請求項9】 画像信号を複数のブロックに分割する処
    理、分割された前記ブロックの各々に対して整数を要素
    とする直交変換を施す処理、前記変換結果を量子化する
    とともに、量子化の結果データを所定方向にスキャンし
    て複数の符号ブロックを連続的に生成する処理、前記複
    数の符号ブロックのうち先頭ブロックを除く符号ブロッ
    クの各々について、直前の符号ブロック内に特定符号が
    連続する連続領域が存在し、且つ、当該符号ブロック内
    に前記特定符号が前記連続領域と相対的に同一となる始
    点位置から終点位置を越えて連続して存在する場合に、
    当該符号ブロック内の前記連続領域の特定符号群を所定
    記号に置き換えて圧縮画像データを生成する処理を電子
    装置に実行させるプログラムが、当該電子装置に読み取
    り可能な形態で記録された記録媒体。
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