JP3824259B2 - 符号化方法、復号化方法、符号化装置、復号化装置および記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カラー画像情報を効率的に圧縮する符号化方法、復号化方法、符号化装置、復号化装置および記録媒体に関し、例えばアプリケーションプログラムやプリンタドライバ等のデバイスドライバ、その他画像を扱う機器に好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、カラー画像を伝送・蓄積する際には、データ量を削減するため、符号化により原画像の圧縮を行う。従来、カラー画像の圧縮法としては、まず色変換を行なって画像情報を明度信号・色信号に分けた後、必要に応じて、該明度信号・色信号毎に位置的相関を用いてさらに情報を偏らせ(つまり、エントロピーを低減させ)、最終段階で量子化を行うのが基本的な処理の流れである。
【0003】
このような圧縮方法の例として、カラー画像データをブロック単位で色変換し、明度信号を直交変換して直流成分および交流成分に変換した後、直流・交流成分ともに量子化・符号化を行い、他方、色信号は、直交変換は行わずにブロック内の代表色のみを量子化・符号化する符号化装置がある(特開昭63−9282号公報を参照)。
【0004】
しかしながら、上記した従来の方式は、必ずしもカラー画像の符号化に最適な方式であるとはいえず、回路規模や処理量の点で問題がある。例えば、色同士の相関よりも相関の強い位置的相関を処理の前段で用いていないことにより、本来ならば小規模のハードウェアで実現される色変換回路の回路規模が増大したり、あるいは、色変換後に量子化することにより明度信号と色信号に対してそれぞれ別々の量子化テーブルを設けなければならない、という問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題を解決するものとして、本出願人は先に、色変換の前に各コンポーネントの位置的相関をまず利用した変換を行い、次に量子化を行い、量子化後に色変換を行なうことにより、符号化回路の簡易化と量子化の簡略化を図った符号化・復号化方法を提案した。
【0006】
この位置的相関を利用した変換は、色変換よりも重要な情報を集中させる効果、つまり重要でない情報を分離する効果が大きいため、色変換前に重要でない情報を量子化できることを意味する。
【0007】
色変換前の量子化は本来画質へ与える影響は少ないものであるが、より圧縮率を上げたり、後段の回路規模(処理量)を減らしたい場合には、画質への影響を与えない範囲で、コンポーネント(RGB画像であればR,G,Bであり、CMYK画像であればC,M,Y,K)毎に最適な量子化率(量子化の度合い)を設定することが望ましい。ここで、量子化率とは、「原データに対する量子化後のデータについて、その情報量の削減の度合い」を意味し、例えば、8bitのデータを1bit削減して7bitにする場合には、量子化率は2であり、8bitのデータを3bit削減して5bitにする場合には、量子化率は2^3=8である。
【0008】
本発明は上記した課題に鑑みてなされたもので、
本発明の目的は、色変換前の量子化をコンポーネント毎に最適な量子化率で行うことにより、画質への影響を抑えつつ効率的な圧縮を行う符号化方法、復号化方法、符号化装置、復号化装置および記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明では、符号化を行うとき、カラー画像を4画素単位に切り出し、RGB値を直流成分と交流成分に変換する。直流成分は明度信号と色信号にRCT変換され、交流成分は量子化される。交流成分の内、明度成分を多く含むGの量子化率を小さくし、他の成分R、Bの量子化率を大きくし、量子化後に明度信号にRCT変換し、RCT変換された各成分が連結され、固定長の符号が生成される。
【0010】
本発明では、カラー画像を周波数変換し、高周波成分を量子化した後に、色変換を行う過程で、高周波成分を量子化するときに、R、Bの量子化率を大きくすることによって画質を維持しつつ効率的な量子化を行う。
【0011】
復号化を行うとき、符号を直流の明度信号、色信号と交流の明度信号に分割し、直流の明度信号、色信号、交流の明度信号をそれぞれ逆RCT変換することにより、直流成分と交流成分を復元する。交流成分の内、明度成分を多く含むGの逆量子化率を最も小さくして逆量子化し、直流成分と逆量子化された交流成分を逆変換することにより、R、G、B値を復号する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明する。
【0013】
図1は、本発明の符号化装置の構成を示す。図において、101は複数のコンポーネントで構成されるカラー画像から2×2画素を切り出す2×2画素切り出し部、102は2×2画素の画像情報を直流成分と交流成分に分離するS変換部、103〜105はRの交流成分を量子化する量子化部、106〜108はGの交流成分を量子化する量子化部、109〜111はBの交流成分を量子化する量子化部、112は可逆コンポーネント変換部(RCT部)、113は加算部、114は符号生成部である。
【0014】
本実施例では、位置相関変換(直流成分と交流成分とに分離する手段)としては、例えば、ウェーブレット変換の一種であるHarr Wavelet変換
(以下、ハール変換)を2次元で用いる。
【0015】
2次元のハール変換では、図2のように2×2画素単位での変換が行われ、4画素の有する値を図2のようにa,b,c,dとした場合、2×2画素ブロックの画像情報はLL、HL、LH、HHの4係数に変換される。この内、LL係数は直流成分であり、HL、LH、HH係数は交流成分である。なお、2×2画素のハール変換をS変換という。
【0016】
ここでa〜dが各画素の有するRの値である場合は、Rll,Rhl,Rlh,Rhhが得られ、同様に各画素の有するGの値である場合は、Gll〜Ghhが得られ、Bについても同様である。
【0017】
なお、上記した例では、位置相関変換として、ハール変換を使用した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、位置相関変換として、DCT変換、スラント変換、アダマール変換等の直交変換や周波数変換の総称としてのサブバンド変換、さらには画像濃度が局所的には階調変化が穏やかであることを利用したブロック符号化等も適用可能である。
【0018】
図3は、本発明の符号化処理のフローチャートである。本実施例においては簡単のため、圧縮対象の画素数を縦横とも偶数に限定している。0〜255(8bit)の値をとるRGBデータとして与えられた画像データは、2×2画素切り出し部101によって、4画素単位でS変換部102に入力される(ステップ201)。S変換部102は、図2に示した式による変換を行い、Rll,Rhl,Rlh,Rhh,Gll,Ghl,Glh,Ghh,Bll,Bhl,Blh,Bhhの12個の係数を生成する(ステップ202)。
【0019】
ここでRll,Gll,Bllの3つの直流成分は、量子化されることなくRCT(Reversible Component変換)部112(1)に入力され、その他の交流成分は量子化部103〜111を経た後、加算部113(RCT部2)に入力される。量子化の対象を交流成分にすることにより、画質への影響を効果的に抑えることができる。
【0020】
本実施例では、量子化部103〜105において、Rhl,Rlh,Rhhは2bit分、量子化部109〜111において、Bhl,Blh,Bhhも2bit分の線形量子化が行われる(ステップ203)。RやBよりも明度成分を多く含むGhl,Glh,Ghhは、量子化部106〜108において1bit分の線形量子化が行われる(ステップ204)。
【0021】
RGB画像の場合、一般に明度成分を多く含むコンポーネントはGであり、明度情報を最も多く含むコンポーネントの量子化率を最も小さくすることにより、情報の重要度に応じた効率的な量子化を行う。
【0022】
すなわち、R,Bの交流成分は4で割られ、Gの交流成分はその半分の2で割られて量子化され、順にRhl’,Rlh’,Rhh’,Bhl’,Blh’,Bhh’,Ghl’,Glh’,Ghh’となり、加算部113(RCT部2)に入力される。
【0023】
上記したように、情報の重要度を考慮した上で、色変換式に合わせた量子化率を設定することにより、色変換計算を簡易に実行することができる。本実施例では、以下の色変換式に従ってRGBをYUVに変換する。
【0024】
明度信号Y=(R+2G+B)/4
(4での除算は切り捨て、切り上げ、実数計算のいずれでもよい)
色信号U=R−G
色信号V=B−G
【0025】
上記変換は、4での除算部をフロア関数を使って切り捨てた場合、あるいはシーリング関数を使用して切り上げた場合には可逆な変換となるため、該2つの場合にRCT(Reversible Component Transform;可逆コンポーネント変換)と呼ばれている。本発明では簡単のため、可逆か否かに関わらずRCTと略称する。なお、色変換は基本的に非可逆である。例えばR、G、BをX、Y、ZやY、I、Qに変換する場合には、変換係数が実数をとるため、Y、I、QをR、G、Bに逆変換した場合、非可逆(ロッシー)となる。
【0026】
本発明で、色変換式としてRCTを考え、除算部分の切り捨てや切り上げを無視した場合は
明度信号Y=(R+2G+B)/4=R/4+G/2+B/4
であるから、R,Bの量子化率を4、Gの量子化率を2にすれば、Yの交流成分に関しては、
Yhl=(Rhl+2Ghl+Bhl)/4=Rhl/4+Ghl/2+Bhl/4=Rhl’+Ghl’+Bhl’
Ylh=(Rlh+2Glh+Blh)/4=Rlh/4+Glh/2+Blh/4=Rlh’+Glh’+Blh’
Yhh=(Rhh+2Ghh+Bhh)/4=Rhh/4+Ghh/2+Bhh/4=Rhh’+Ghh’+Bhh’
のように、単なる加算でRCTを実行することができる(ステップ205)。すなわち、色変換にRTCを用いる場合、RGB間の量子化率を所定の関係にすることで、Yの交流成分に関するRCT計算を簡易に行うことができ、RTC計算部の処理量を低減することができる。交流色信号U(hl、lh、hh)、V
(hl、lh、hh)は0とする。
【0027】
Rll,Gll,Bllの3つの直流成分は、量子化されることなくRCT部112(1)に入力され、直流明度信号Yll、直流色信号Ull、Vllに変換される(ステップ206)。
【0028】
直流明度信号Yll=(Rll+2Gll+Bll)/4
(4での除算は切り捨て、切り上げ、実数計算のいずれでもよい)
直流色信号Ull=Rll−Gll
直流色信号Vll=Bll−Gll
【0029】
符号生成部114は、直流明度信号Yll、直流色信号Ull、直流色信号Vll、交流明度信号(Yhl、Ylh、Yhh)を固定長の符号として連結して4画素分の符号を生成し(ステップ207)、以上の処理を全ての画素について行う(ステップ208)。
【0030】
ここで、RGBの原データが8bitでS変換を使用する場合、図2の式から明らかなように、HL成分、LH成分は正負の符号を含めて9bitの値をとり、HH成分は10bitの値をとる。
【0031】
本実施例では、G以外の成分については量子化率を4としているため、量子化後はGhhを除く全ての交流成分が8bit以下になる。通常、コンピュータソフトウエアにおいては、データ長の単位(ソフトウエア中での変数の型)は、8bit、16bit、32bitといった値をとるため、上記した量子化を行わない場合は、RCT部に入力されるデータ長は全て16bit(short型)をとらざるを得ない。
【0032】
しかし、上記した量子化によって、RCT部に入力されるデータ長のほとんどを8bit(char型)に抑えることができる(LL成分はすべて8bitであるので)。これにより、ソフトウエア中での消費メモリ量を抑えることができ、また、回路で構成した場合には、結線数が減少し回路規模を小さくすることができる。
【0033】
そして、さらに必要であれば、Ghl,Glh成分の量子化率を2、Ghh成分の量子化率を4とし、RCT部113への全ての入力を8bit以下にすることも可能である。この場合、hh成分の量子化率は各コンポ−ネントで同じになるが、その他の交流成分では等しくないため(Ghl,Glh成分の量子化率は2、Rhl、Rlhの量子化率は4)、「量子化手段が、コンポ−ネントの交流成分のうち、明度成分を最も多く含むコンポ−ネントの量子化率を、その他のコンポ−ネントの量子化率よりも小さくする」点には変わりがない。なお、この場合は、図示しない第3のRCT部を設け、Yhhのみ
Yhh=(Rhh+2Ghh+Bhh)/4=Rhh’+Ghh’×2+Bhh
のように計算すればよい。このように、位置的相関変換にS変換、色変換にRCTを用いる場合、RGB間の量子化率を、S変換の係数毎に所定の値にすることにより、RCT計算部の処理量を低減することができる。
【0034】
上記した実施例においては、U,V成分に関しては情報の重要度の高いLLのみ求める構成としているため、3つのLL成分は通常のRCT部112(1)に入力され、その他の交流成分はRCT部113(2)に入力され、RCT部113(2)をより簡単に構成できる。もちろんY同様に、U,Vにおいても交流成分を求める構成としてもよいが、例えばU成分においてUhlを求める場合には、入力データ長を抑えることができる反面
Uhl=Rhl−Ghl= Rhl’×4−Ghl’×2
のような処理を行う必要が生じる。この処理は、回路で行う場合には(4や2を乗ずるのは結線先を上位bitにずらすだけなので)容易で何ら問題はないが、ソフトウエアで行う場合はやや迂回している面もある。そこで、ソフトウエアで実行する場合には、情報の重要度の高いLL成分のみを求める構成とすることで、RCTの計算をより簡単にすることが可能である(これは、Ull,Vllに比べ相対的に重要度の低いUhl,Ulh,Uhh,Vhl,Vlh,Vhhを0と近似することを意味する)。
【0035】
YUV各々の係数は、符号生成部114に入力され、それぞれ固定長の符号として所定の順番に連結され、最終的な符号となるが、本実施例では、Yll,Yhl,Ylh,Yhh,Ull,Vllのbit長は正負の符号分を含めて順に、8,8,8,9,9,9となり、計51bitの固定長符号が生成される(図4)。
【0036】
圧縮前の画像が4画素×3色×8ビット=96ビットであるので、本実施例では画像が約1/2に圧縮される。
【0037】
なお、必要であれば、符号生成部114において、YUVの重要度に応じた量子化を行い、その後に符号を生成することも可能である。
【0038】
図5は、本発明の復号化装置の構成を示す。図において、301は符号分割部、302は逆RTC部(1)、303は逆RTC部(2)、304〜312は逆量子化部、313は逆S変換部、314は2×2画素復元部である。
【0039】
図6は、本発明の復号化の処理フローチャートである。本実施例においては簡単のため、伸張対象の画素数を縦横とも偶数に限定している。
【0040】
復号化処理の逆位置相関変換(直流成分と交流成分を混合する手段)としては、例えば、ウェーブレット変換の一種であるHarr Wavelet変換(以下、ハール変換)の逆変換を2次元で用いる。2次元のハール変換の逆S変換は、図2で示す式を用いて、2×2画素単位で行う。
【0041】
図5において、YUVの各成分が図4に示す順序およびbit数で配列された固定長の符号が与えられると、符号分割部301は、Yll,Yhl,Ylh,Yhh,Ull,Vllを取り出し、Yll,Ull,Vllを逆RCT部302(1)へ入力し、Yhl,Ylh,Yhhを逆RCT部303(2)へ入力する(ステップ401)。
【0042】
逆RCT部302(1)では、通常の変換式
Gll=Yll−(Ull+Vll)/4
Rll=Ull+Gll
Bll=Vll+Gll
によって、逆変換を行う(ステップ402)。
【0043】
これに対して、逆RCT部303(2)では、前述したように、R,Bの量子化率を4、Gの量子化率を2にした関係から、Yの交流成分に関しては、
Yhl=Rhl’+Ghl’+Bhl’
Uhl=4Rhl’−2Ghl’
Vhl=4Bhl’−2Ghl’
となり、この逆変換は
Rhl’=(Uhl+2Ghl’)/4
Ghl’=Yhl/2+(Uhl+Vhl)/8
Bhl’=(Vhl+2Ghl’)/4
となる。
【0044】
本実施例においては、前述したようにUll,Vll(色信号の直流成分)のみを用い、Uhl,Ulh,Uhh,Vhl,Vlh,Vhhを0と近似しているので、交流成分に関しては
Rhl’=Ghl’/2=Yhl/4
Ghl’=Yhl/2
Bhl’=Ghl’/2=Yhl/4
となり、同様に
Rlh’=Glh’/2=Ylh/4
Glh’=Ylh/2
Blh’=Glh’/2=Ylh/4
Rhh’=Ghh’/2=Yhh/4
Ghh’=Yhh/2
Bhh’=Ghh’/2=Yhh/4
と簡単な式で逆RCTを実行することができる(ステップ403)。
【0045】
上記したように逆RCT変換されたコンポーネントは、逆量子化部304〜312によって逆量子化される(ステップ404、405)。本発明の逆量子化率とは、逆量子化による情報量の増加度合いを指し、本実施例の場合、R,Bの逆量子化率は4、Gの逆量子化率は2である。
【0046】
このように、逆量子化の対象を交流成分とすることにより,画質への影響を効果的に抑えることができる。また、明度情報を最も多く含むコンポ−ネントの逆量子化率を最も小さくすることにより、情報の重要度に応じた効率的な逆量子化を行うことができる。さらに、情報の重要度を考慮した上で、色変換式に合わせた逆量子化率を設定することにより、色変換の逆変換を簡易に実行することができ、色変換にRCTを用いる場合、RGB間の量子化率を所定の値にすることで,RCTの逆変換を簡易に行うことができる。
【0047】
逆S変換部313では、逆S変換によりRll〜Bhhから4画素分のR、G、B値を計算し(ステップ406)、復元部314では、R、G、B値を4画素の値として入力して画像を復元し(ステップ407)、以上の処理を全ての画素について行う(ステップ408)。
【0048】
上記した構成例では、逆RCT部303(2)で逆変換した後、逆量子化を行っているが、逆RCT部303(2)での除算を行わずに、
4Rhl’=Yhl
2Ghl’=Yhl
4Bhl’=Yhl
4Rlh’=Ylh
2Glh’=Ylh
4Blh’=Ylh
4Rhh’=Yhh
2Ghh’=Yhh
4Bhh’=Yhh
のように構成することにより、逆変換と逆量子化を同時に行うことも可能である。このように構成しても、「R,Bの逆量子化率が4、Gの逆量子化率が2であること」には変わりがない。
【0049】
上記したように、本発明は専用のハードウェアによって実施してもよいことは当然であるが、汎用のコンピュータシステムを利用し、ソフトウェアで実施してもよい。ソフトウェアで実施する場合には、本発明の実施例で説明した、処理フローチャートの各ステップを実行するプログラムが記録媒体などに記録されていて、該記録媒体などからプログラムがコンピュータシステムに読み込まれてCPUによって実行される。
【0050】
図7は、本発明をソフトウェアで実施する場合の第1の構成例を示す。データバスを介して、HDD(ハードディスク)、RAM、CPUが接続され、以下の手順により、オリジナル画像(原画像)の圧縮処理(符号化処理)が実行される。
▲1▼ HDD上に記録されたオリジナル画像は、CPUからの命令によってRAM上に読み込まれる。
▲2▼ CPUは、RAM上の画像を部分的に読み込み、本発明の量子化法を適用して圧縮を行う。
▲3▼ CPUは、圧縮後のデータをRAM上の別の領域に書き込む。
▲4▼ 全てのオリジナル画像が圧縮されると、CPUからの命令によって、圧縮後のデータがHDD上に記録される。
【0051】
また、同一の装置構成において、圧縮された画像の伸張処理(復号化処理)が実行される。
▲1▼ HDD上に記録された圧縮された画像は、CPUからの命令によってRAM上に読み込まれる。
▲2▼ CPUは、RAM上の圧縮された画像を部分的に読み込み、本発明の逆量子化法を適用して伸張を行う。
▲3▼ CPUは、伸張後のデータをRAM上の別の領域に書き込む。
▲4▼ 全ての圧縮された画像が伸張されると、CPUからの命令によって、伸張後のデータがHDD上に記録される。
【0052】
図8は、本発明をソフトウェアで実施する場合の第2の構成例を示す。データバスを介して、HDD、RAM1(PC内)、CPU1(PC内)、プリンタが接続されている。
【0053】
オリジナル画像をプリントアウトする際に、該画像の圧縮を行い、圧縮後のデータがプリンタに送信される。プリンタへの送信データ量が低減されるため、送信時間が短縮され、圧縮・伸張に要する時間を加味しても、高速なプリントが可能になる。
▲1▼ HDD上に記録されたオリジナル画像は,CPUからの命令によってRAM上に読み込まれる。
▲2▼ CPU1は、RAM1上の画像を部分的に読み込み、本発明の量子化法を適用して圧縮を行う。
▲3▼ CPU1は、圧縮後のデータをRAM1上の別の領域に書き込む。
▲4▼ CPU1からの命令によって、圧縮後のデータがプリンタ内のRAM2上に記録される。
▲5▼ プリンタ内のCPU2は、圧縮後のデータを読み込み、本発明の逆量子化法を適用して画像の伸張を行う。
▲6▼ CPU2は、伸張後のデータをRAM2上に書き込む。
▲7▼ プリンタは、全てのデータが伸張された後、該伸張後のデータを所定の手順でプリントアウトする。
【0054】
上記した構成例では、オリジナル画像がハードディスクに用意されていたが、本発明のオリジナル画像はこれに限定されず、例えばスキャナなどから読み込んだ画像データやネットワークを介して取り込んだ画像データでもよい。また、図8の構成例において、圧縮後の画像をネットワークを介して他の外部装置(プリンタなど)に出力するようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
【0056】
符号化処理においては、
(1)コンポーネント毎に最適な量子化率で量子化しているので、画質への影響を抑えた効率的な圧縮を行うことが可能となる。
(2)量子化の対象を交流成分とすることにより、画質への影響を効果的に抑えることが可能となる。
(3)明度情報を最も多く含むコンポーネントの量子化率を最も小さくすることにより、情報の重要度に応じた効率的な量子化を行うことができる。
(4)色変換式に合わせた量子化率を設定することにより、色変換計算を簡易に実行することができる。
(5)色変換にRCTを用いる場合に、RGB間の量子化率が所定の値になり、RCT計算を簡易に行うことができる。
(6)位置的相関変換にS変換、色変換にRCTを用いる場合、RGB間の量子化率がS変換の係数毎に所定の値になり、RCT計算部の処理量を低減することができる。
(7)色情報は、情報の重要度の高いLL係数のみ生成しているので、RCT部をより簡素にすることができる。
【0057】
復号化処理においては、
(8)コンポーネント毎に最適な逆量子化率で逆量子化しているので、画質への影響を抑えることができる。
(9)逆量子化の対象を交流成分とし、逆量子化をコンポーネント毎に最適な逆量子化率で行うことにより、画質への影響を効果的に抑えることができる。
(10)明度情報を最も多く含むコンポーネントの逆量子化率を最も小さくすることにより、情報の重要度に応じた効率的な逆量子化を行うことができる。
(11)情報の重要度を考慮した上で、色変換式に合わせた逆量子化率を設定ししているので、色変換の逆変換を簡易に実行することができる。
(12)色変換にRCTを用いる場合、RGB間の量子化率が所定の値になり、RCTの逆変換を簡易に行うことができる。
(13)情報の重要度の高いLL係数のみを求めているので、逆RCT計算をより簡素にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の符号化装置の構成を示す。
【図2】S変換および逆S変換を説明する図である。
【図3】本発明の符号化処理のフローチャートである。
【図4】本発明によって符号化された固定長符号のフォーマットを示す。
【図5】本発明の復号化装置の構成を示す。
【図6】本発明の復号化処理のフローチャートである。
【図7】本発明をソフトウェアで実施する場合の第1の構成例を示す。
【図8】本発明をソフトウェアで実施する場合の第2の構成例を示す。
【符号の説明】
101 2×2画素切り出し部
102 S変換部
103〜111 量子化部
112 RCT部
113 加算部
114 符号生成部
301 符号分割部
302 逆RCT部(1)
303 逆RCT部(2)
304〜312 逆量子化部
313 逆S変換部
314 2×2画素復元部
Claims (24)
- 複数のコンポーネントで構成される画像を圧縮して符号化する符号化方法であって、前記各コンポーネントを直流成分と交流成分に変換するステップと、
前記直流成分を直流明度信号と直流色信号に変換するステップと、
前記複数のコンポーネントの内、第1のコンポーネントの交流成分を第1の量子化率で量子化するステップと、
前記複数のコンポーネントの内、前記第1のコンポーネントより明度成分を多く含む第2のコンポーネントの交流成分を前記第1の量子化率よりも小さい第2の量子化率で量子化するステップと、
前記量子化後の交流成分を交流明度信号に変換するステップと、
前記直流明度信号と直流色信号および前記交流明度信号から符号情報を生成するステップとを含むことを特徴とする符号化方法。 - 複数のコンポーネントで構成される画像の符号情報を復号化する復号化方法であって、
前記符号情報から直流明度信号と直流色信号および交流明度信号を分割するステップと、
前記直流明度信号と直流色信号を複数のコンポーネントの直流成分に逆変換するステップと、
前記交流明度信号を複数のコンポーネントの交流成分に逆変換するステップと、前記複数のコンポーネントの内、第1のコンポーネントの交流成分を第1の逆量子化率で逆量子化するステップと、
前記複数のコンポーネントの内、前記第1のコンポーネントより明度成分を多く含む第2のコンポーネントの交流成分を前記第1の逆量子化率よりも小さい第2の逆量子化率で逆量子化するステップと、
前記直流成分と前記逆量子化された交流成分を複数のコンポーネントに復号するステップとを含むことを特徴とする復号化方法。 - 複数のコンポーネントで構成される画像を圧縮して符号化する符号化装置であって、前記各コンポーネントを直流成分と交流成分に変換する第1の変換手段と、
前記直流成分を直流明度信号と直流色信号に変換する第2の変換手段と、
前記複数のコンポーネントの内、第1のコンポーネントの交流成分を第1の量子化率で量子化する第1の量子化手段と、
前記複数のコンポーネントの内、第2のコンポーネントの交流成分を前記第1の量子化率よりも小さい第2の量子化率で量子化する第2の量子化手段と、
前記量子化後の交流成分を交流明度信号に変換する第3の変換手段と、
前記直流明度信号と直流色信号および前記交流明度信号から符号情報を生成する符号生成手段とを備えたことを特徴とする符号化装置。 - 前記複数のコンポーネントはR、G、Bの3コンポーネントであり、前記第2のコンポーネントは、明度成分を最も多く含むコンポーネントであることを特徴とする請求項3記載の符号化装置。
- 前記明度成分を最も多く含むコンポーネントはGであることを特徴とする請求項4記載の符号化装置。
- 前記複数のコンポーネントはR、G、Bの3コンポーネントであり、前記直流成分をRd、Gd、Bdとしたとき、前記直流成分を直流明度信号と直流色信号に変換する第2の変換手段は、下記の式で表されることを特徴とする請求項3記載の符号化装置。
直流明度信号Yd=(Rd+2Gd+Bd)/4
直流色信号U=Rd−Gd
直流色信号V=Bd−Gd - 前記複数のコンポーネントはR、G、Bの3コンポーネントであり、前記第1のコンポーネントの交流成分をRa、Ba、第2のコンポーネントの交流成分をGa、前記量子化後の交流成分をRaq、Gaq、Baqとしたとき、前記量子化後の交流成分を交流明度信号に変換する第3の変換手段は、下記の式で表され、前記Ra、Baを量子化する第1の量子化率が前記Gaを量子化する第2の量子化率の2倍であることを特徴とする請求項3記載の符号化装置。
交流明度信号=Raq+Gaq+Baq - 前記第1のコンポーネントの交流成分Ra、Baを量子化する第1の量子化率は4、前記第2のコンポーネントの交流成分Gaを量子化する第2の量子化率は2であることを特徴とする請求項7記載の符号化装置。
- 前記第2のコンポーネントの交流成分Gaの所定係数の量子化率を4とすることを特徴とする請求項8記載の符号化装置。
- 前記所定係数は、HH係数であることを特徴とする請求項9記載の符号化装置。
- 前記色信号は、重要度の高い特定成分のみを含むことを特徴する請求項3または6記載の符号化装置。
- 前記特定成分はLL係数であることを特徴とする請求項11記載の符号化装置。
- 前記第1の変換手段は、ハールウェーブレット変換であることを特徴とする請求項3記載の符号化装置。
- 複数のコンポーネントで構成される画像の符号情報を復号化する復号化装置であって、
前記符号情報から直流明度信号と直流色信号および交流明度信号を分割する手段と、
前記直流明度信号と直流色信号を複数のコンポーネントの直流成分に逆変換する手段と、
前記交流明度信号を複数のコンポーネントの交流成分に逆変換する手段と、
前記複数のコンポーネントの内、第1のコンポーネントの交流成分を第1の逆量子化率で逆量子化する第1の逆量子化手段と、
前記複数のコンポーネントの内、第2のコンポーネントの交流成分を前記第1の逆量子化率よりも小さい第2の逆量子化率で逆量子化する第2の逆量子化手段と、
前記直流成分と前記逆量子化された交流成分を複数のコンポーネントに復号する復号手段とを備えたことを特徴とする復号化装置。 - 前記複数のコンポーネントはR、G、Bの3コンポーネントであり、前記第2のコンポーネントは、明度成分を最も多く含むコンポーネントであることを特徴とする請求項14記載の復号化装置。
- 前記明度成分を最も多く含むコンポーネントはGであることを特徴とする請求項14記載の復号化装置。
- 前記複数のコンポーネントはR、G、Bの3コンポーネントであり、前記直流明度信号をYd、直流色信号をU、Vとしたとき、前記直流明度信号と直流色信号を複数のコンポーネントの直流成分Gd、Rd、Bdに逆変換する手段は、下記の式で表されることを特徴とする請求項14記載の復号化装置。
Gd=Yd−(U+V)/4
Rd=U+G
Bd=V+G - 前記複数のコンポーネントはR、G、Bの3コンポーネントであり、前記交流明度信号をY、複数のコンポーネントの交流成分をRa、Ga、Baとしたとき、前記交流明度信号を複数のコンポーネントの交流成分に逆変換する手段は、下記の式で表され、前記交流成分Ra、Baを逆量子化する第1の逆量子化率が前記交流成分Gaを逆量子化する第2の逆量子化率の2倍であることを特徴とする請求項14記載の復号化装置。
Ra=Y/4
Ga=Y/2
Ba=Y/4 - 前記交流成分Ra、Baを逆量子化する第1の逆量子化率は4、前記交流成分Gaを逆量子化する第2の逆量子化率は2であることを特徴とする請求項18記載の符号化装置。
- 前記色信号は、重要度の高い特定成分のみを含むことを特徴する請求項14または17記載の復号化装置。
- 前記特定成分はLL係数であることを特徴とする請求項20記載の復号化装置。
- 前記復号手段は、逆ハールウェーブレット変換であることを特徴とする請求項14記載の復号化装置。
- 請求項1記載の符号化方法の各ステップをコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 請求項2記載の復号化方法の各ステップをコンピュータに実現させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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