JP3170313B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3170313B2
JP3170313B2 JP18878591A JP18878591A JP3170313B2 JP 3170313 B2 JP3170313 B2 JP 3170313B2 JP 18878591 A JP18878591 A JP 18878591A JP 18878591 A JP18878591 A JP 18878591A JP 3170313 B2 JP3170313 B2 JP 3170313B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像圧縮符号化された
データを基に画像編集処理を可能とする画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像記録装置、例えば、サーマルプリン
タやインクジェットプリンタ,レーザビームプリンタに
おいて、従来記録端末として、ビットマップメモリを有
す白/黒プリンタが主に使用されていた。しかしながら
近年の半導体メモリの大容量化,高機能LSIの開発,
コンピュータ技術の進歩によりフルカラー画像の高精細
記録としての使用が高まってきている。
【0003】一方、カラー自然画像データをコンピュー
タに取り込み、各種処理や画像通信を行おうとする要求
が高まってきており、国際標準化機構(ISO)の中の
JPEGと呼ばれるカラー自然画像に対する圧縮符号化
の標準化検討委員会にて画像データの圧縮方式が審議さ
れている。この符号化方式はADCT方式と呼ばれる可
変長符号化方式で、例えば画像電子学会誌Vol.1
8,No.6,pp398〜407(参照文献(1))
に詳しく記載されている。このADCT方式を上述の画
像記録装置の画像メモリーに適用した場合、フルカラー
の自然画像を、通常原始データ(非圧縮データ)の形態
で持つことにより従来の1/10〜1/20のメモリ容
量で済み、記録装置の総合コストを大幅に下げることが
可能となり極めて有益である。
【0004】一方、通常のコンピュータに接続した記録
装置として画像記録装置を使用する場合、標準化された
ページ記述言語(PDL)を用い、異なった記録装置間
でデータの互換性を持たせることが普通である。これは
各社の異なった仕様のプリンタまたはコンピュータを共
通の言語により互換性を持たせ、特定のコンピュータと
特定のプリンタが接続できないという欠点を無くそうと
するものである。このような記述言語として例えばPo
st Script(登録商標)等があり、内容の詳細
は、例えば、ページ記述言語Post Script
リファレンス・マニュアル(Adobe Systme
s著:石田晴久監修,松村邦仁訳,アスキー出版局,1
988))、ページ記述言語Post Scriptチ
ュートリアル & クックブック(Adobe Sys
tems著:野中浩一訳,アスキー出版技術部監修,ア
スキー出版局,1989))に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した様なPDLの
展開技術は、オーバーライトの概念で作られたものであ
り、既にメモリ上にドットデータとして展開された下地
データの上に更に新しいドットデータを上書きしてゆく
という概念に基づくものである。よって、従来は、展開
画像をメモリ上で合成する際には、通常ドットデータ
(非圧縮)の状態で行われていた。
【0006】このため、従来では展開画像を記憶するた
めのメモリの容量が大きくなってしまうという問題があ
った。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】本発明は、上記従来例に鑑みて成されたも
のであり、PDL画像を展開した画像データを一旦メモ
リに記憶し、かつこの画像データに別の画像データを合
成してゆく可能性が有る場合において、できるだけ装置
内のメモリ容量を削減することを主たる目的とする。更
に、本発明は、上記目的を達成しつつ、画質劣化等がで
きるだけ抑制される効率良い各展開画像の合成を行うこ
とを目的とする。 具体的には、画像を構成する各ブロッ
クについて、近隣ブロック間のデータ相関を利用する方
法でデータ圧縮することで効率良くメモリ容量の削減を
実現し、圧縮対象画像データの履歴情報を効率良く使用
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、画像データをブロック単位に可変
長圧縮して得られた圧縮データを、複数ブロック分に相
当するブロックラスター単位に記憶する記憶手段と、所
定の入力手段から入力されたページ記述言語のコマンド
データを解釈して画像データを生成する生成手段と、前
記生成手段で生成された画像データの位置に対応するブ
ロックラスターの圧縮データを前記記憶手段から読み出
して、伸張する伸張手段と、前記生成手段により生成さ
れた画像データと、前記伸張手段の伸張により得られた
画像データとを合成する合成手段と、前記合成手段の合
成により得られた画像データを再圧縮して再圧縮データ
を発生し、該再圧縮データを前記記憶手段における前記
伸張時に読み出した圧縮データの記憶領域に記憶させる
圧縮手段とを有し、前記圧縮手段は、圧縮対象のブロッ
クラスターを構成する各ブロックをDCT演算して得ら
れたDC成分とAC成分を符号化することにより再圧縮
データを発生し、該DC成分の符号化は、近傍ブロック
間のDC成分の予測誤差を符号化するものであり、1ブ
ロックラスターの圧縮完了毎に、前記圧縮手段の圧縮対
象画像データの前位置までの履歴情報をリセットするこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明では、PDL画像を展開した画像データ
を一旦メモリに記憶し、かつこの画像データに別の画像
データを合成してゆく可能性が有る場合において、画像
データをブロック単位で可変長圧縮するので、装置内の
メモリ容量を削減することができる。更には、前のブロ
ックの圧縮画像データがなくても、ブロックの画像圧縮
が可能となるので、画質劣化等ができるだけ抑制される
効率良い各展開画像の合成を行うことができる。特に、
画像を構成する各ブロックについて、近隣ブロック間の
データ相関を利用する方法でデータ圧縮することで効率
良くメモリ容量の削減を実現でき、圧縮対象画像データ
の履歴情報を効率良く使用することも可能である。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明実施例を詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明実施例の回路構成を示す。
【0015】図1において、1はPDL言語のコマンド
列を出力するホストコンピュータ、2はホストコンピュ
ータ1より出力されたコマンド列を受取り、解決・実行
するインタープリタ(以下、PDLインタープリタ)で
ある。
【0016】3は下地のデータと、PDLインタープリ
タ2により新たに生成された画像データとを合成する合
成器、4はブロックラスター単位で圧縮画像データを作
成する圧縮器(本発明の圧縮手段,符号器とも称す)で
ある。ブロックラスターの区切りは、圧縮画像データ中
にブロックラスター単位で予めPDLインタープリタ2
により挿入されたマーカーコード(画像データ以外のビ
ット内容を持つ特定コード信号)を復号器6内のデコー
ダ等の制御回路6−1により検出する。この検出信号に
より圧縮画像データの履歴を格納する内部レジスタまた
は、DPCM予測の予測値を格納する内部レジスタをリ
セットすることにより前の小領域の履歴データを断ち切
り、小領域の先頭画像データから復号化処理を行う。
【0017】符号器4,復号器6は例えば米国C−Cu
be社製のCL550等のLSIを利用すれば、同期信
号等を調整する回路を必要に応じて付加することにより
構成が可能である。
【0018】本実施例では符号器4が本発明の圧縮手段
として動作し、制御回路6−1が制御手段として動作す
る。
【0019】5は十分な量のメモリ量毎にブロック化し
て用いられる圧縮データメモリ(本発明の記憶手段を構
成する)である。
【0020】6は復号器、7は復号器6の出力を合成器
3へ出力するのか、それとも、他の機器へ出力するかを
切換えるマルチプレクサである。
【0021】8は圧縮データのリードライトを制御し、
リードライトのために圧縮メモリ5に対するアドレスを
設定するアドレスコントローラ(本発明のアドレス設定
手段)である。9はアドレスコントローラ8が圧縮メモ
リ5内の空き領域を管理するために用いられる空バッフ
ァ領域管理回路である。
【0022】このような回路において、ホストコンピュ
ータ1からPDLコマンドを受けると、PDLインター
プリタ2は、このコマンドにより変更になる画像部位を
判定し、該当部位を含むブロックラスターのデータを逐
次圧縮メモリ5から読出し、復号出力するように、アド
レスコントローラ8および6の復号器を制御する。
【0023】同時にPDLインタープリタ2はマルチプ
レクサ7を制御し、復号器6で復号されたデータを合成
器3へ出力させる。PDLインタープリタ2は、加えて
合成器3をもコントロールし、復号器6から出力される
復号データを入力し、バッファに蓄えるように設定す
る。
【0024】PDLインタープリタ2は、復号データの
取り込みが完了したブロックラスター(本発明の小領
域)に対して、このブロックラスターの画素位置に該当
する領域に、上述のコマンドにより生成される新データ
を上書きすることにより新データの変換処理を行う。こ
のブロックラスター領域に該当するデータをPDLイン
タープリタ2により書き終えると、再度、該ブロックラ
スター領域を圧縮器4にて圧縮し、圧縮メモリ5の該当
位置に格納し直すように合成器3,圧縮器4およびアド
レスコントローラ8をコントロールする。以上の手順を
必要となるブロックラスター全てに渡り繰り返し実行す
る。
【0025】なお、1画面をn(主走査方向)×m(副
走査方向)のブロックに分割した場合主走査方向に沿っ
たn個のブロックを1ブロックラスターと称する。本実
施例では1ブロックラスターを本発明の1小領域として
取扱う。
【0026】図2は、図1に示される合成器3の回路構
成例を示す。
【0027】図中21,22,23は、各々8ライン
(本)の(ラスター)バッファより成り、各々がブロッ
クラスター一本分の復号済データを保持できる容量を有
している。
【0028】24はセレクタであり、PDLインタープ
リタ2からの出力データ27と復号器6により復号さ
れ、マルチプレクサ7を経由して入力されている信号デ
ータ28とを、セレクタコントローラ26により出力さ
れる信号に基づき、上述8ラインバッファ21,22,
23の中のいずれかの相異なる8ラインバッファにそれ
ぞれ独立に接続させるものである。なお、PDLインタ
ープリタ2から出力される信号29によりセレクタコン
トローラ26は制御される。また、同じく25もセレク
タであり、上述8ラインバッファ21,22,23のう
ちの一つを選択出力するものである。
【0029】セレクタコントローラ26は、PDLイン
タープリタ2とバッファの切り替えタイミングを交信す
る。すなわち、PDLインタープリタ2が新しいバッフ
ァに対してデータを書き込みたい旨の要求信号を出す
と、この要求信号が来るたびにセレクタコントローラ2
6は、8ラインバッファの21,22,23を21→2
2→23→21→…の順に8ラインバッファを切り替え
て、信号線群27と接続する。
【0030】同時に、22→23→21→22→…の順
に8ラインバッファを切り替えて信号線群28と接続
し、次にPDLインタープリタ2により上書きされるブ
ロックラスターの下地となるデータを復号して蓄える。
また、同時にセレクタ25を制御して、23→21→2
2→23→…の順に8ラインバッファを切り替えて下地
データ上にPDLインタープリタ2からの上書きが完了
したデータを符号器(圧縮器)4へ出力する。
【0031】30は、アドレスコントローラであり、復
号器6からの走査線同期信号(HSYNC)と、画素同
期(PXCLK),PDLインタープリタ2からのデー
タ出力アドレスおよび符号器4からの走査線同期信号,
画素同期信号を入力し、それぞれ、復号器6より復号さ
れてきた画素データの当該8ラインバッファ上の出力ア
ドレス,PDLインタープリタからのデータの上書きす
る画素データの該当8ラインバッファ上の出力アドレス
および符号器4へ符号化されるべく出力される画素デー
タの当該8ラインバッファ上の出力アドレスを生成す
る。生成の出力アドレスはセレクタコントローラ26か
らのセレクタ信号に従って、それぞれ3組の8ラインバ
ッファの相異なるいずれか1つづつに出力される。
【0032】図3は、図1のアドレスコントローラ30
の回路構成例を示す。図中31は、復号器6からの走査
同期信号(HSYNC)をカウントするカウンタであ
り、32は復号器6からの画素同期信号(PXCLK)
をカウントするカウンタである。
【0033】カウンタ32は、そのカウント結果を、一
走査線内の主走査方向の位置に対応するアドレスとして
出力し、カウンタ31はそのカウンタ結果を一ラスター
ブロック内の各走査線の先頭の画素のアドレスの上位ビ
ットして出力し、カウンタ31の出力を上位ビットしカ
ウンタ32の出力をそれに続く下位ビットのアドレス信
号線として用いたことで、復号器6からの出力データの
8ラインバッファ上での格納アドレスを生成している。
また、カウンタ32は、走査同期信号(HSYNC)に
よりリセットされる。
【0034】同様に、カウンタ33,34は符号器4か
らの同期信号をうける。カウンタ33は、符号器4から
の走査同期信号(HSYNC)をカウントし、カウンタ
34は符号器からの画素同期信号(PXCLK)をカウ
ントし、カウンタ31,32と同様に、符号器4へ出力
するデータの該当8ラインバッファ上での格納アドレス
を生成している。
【0035】セレクタ35,36,37は、それぞれ、
カウンタ31,32により生成されたアドレスをセレク
タ24によって選択された8ラインバッファに対して選
択出力するセレクタ、カウンタ33,34により生成さ
れたアドレスをセレクタ25によって選択された8ライ
ンバッファに選択出力するセレクタ、およびPDLイン
タープリタ2より出力されてきたアドレス信号を、セレ
クタ24によって選択された上書きされるべき下地デー
タを保持する8ラインバッファに選択出力するセレクタ
である。
【0036】かくして、下地データ上に上書きされたデ
ータは、再度符号器4へ転送され圧縮される。圧縮され
たデータは、符号器4より圧縮メモリ5へ出力され格納
される。
【0037】以下に、本実施例において用いられている
符号化方式に関して説明する。
【0038】図18は、本実施例において用いられる符
号化方式を処理の流れに沿って、その全体を説明する図
である。
【0039】まず、原画像を8×8画素よりなる正方領
域毎にブロックとして処理を進める。180に示す如く
に、原原稿はR,G,Bの3色の成分毎に分けてデータ
が用意され、ある原画像の8×8画素の正方ブロックに
対して、Rのみの64画素データブロック、Gのみの6
4画素データブロック、Bのみの64画素データブロッ
クが処理され、次に、原画像の上記8×8画素の正方ブ
ロックの右隣の8×8画素ブロックのRデータ,Gデー
タ,Bデータの順に処理を進め、そのブロックラスター
の処理をおえると、次のブロックラスターの処理も順次
8×8画素のブロック単位に左から右へと処理が進めら
れるものである。181では、前記の如き順で、8×8
画素の各色成分をそれぞれ8×8のサイズで公知のDC
T(Discrete Cosine Transfo
rm)演算を行い、得られた結果(やはり、8×8のサ
イズをもったマトリックスで表現できる)の各値を、あ
らかじめ設定されている量子化ステップ値183(やは
り、8×8のマトリクスの各項に対応した64個の定数
群)で、182において、それぞれ8×8の各項毎に線
形量子化を実行する。量子化行列は、用いる色成分に対
して、符号化効率が最高となるように最適化された値を
用いるのがよいが、基本的には任意に設定することがで
きる。図21に、本実施例で用いる一例を示した。
【0040】かくして得られた線形量子化後の8×8の
DCT係数184は、図20に示したように水平方向の
位置iを左から右に0〜7、垂直方向の位置jも、上か
ら下へ0〜7で、各項の位置を(i,j)なる座標表示
すると、(0,0)の位置は直流(DC)成分を表わ
し、iが大きくなるにつれて水平方向の空間周波数が高
い成分を表わすようになり、jが大きくなるにつれて垂
直方向の空間周波数が高い成分を表わすようになってい
る。
【0041】8×8量子化済DCT係数の各項は、
(0,0)位置にある直流(DC)成分と、それ以外の
項でなる交流(AC)成分を別々に分けて符号化する。
【0042】185では、直流(DC)成分のみに対し
て、近傍ブロック間での一次元予測を行い、予測誤差を
生成する。すなわち、一つ前のブロックの直流(DC)
成分DC(0,0)k-1 を、当該ブロックの直流(D
C)成分DC(0,0)K から引いた値Deltak
もって、当該ブロックの予測誤差とする(Deltak
=DC(0,0)k −DC(0,0)k-1 )。このブロ
ック間の予測は、図19に示したように各色成分毎に当
該ブロックと前ブロックとの間で行われるものである。
【0043】186では、上記予測誤差を図23に示さ
れる対応に従ってコード化し、このコードSSSSの値
をハフマン符号化する。SSSSの値は、予測誤差のグ
ループを表すのみならず、そのグループ内のどの値かを
特定するに必要なビット数をも表わしている。例えば、
SSSS=2のグループのメンバーは、−3,−2,
2,3の4個であり、そのうちのいずれであるかの識別
に2ビットを要するということでもある。SSSSの値
がハフマン符号化された後、SSSSビットの付加ビッ
トが続いて付加される。ハフマン符号は発生頻度の高い
コードに対しては、より短い符号長になるように188
にあらかじめ設定しておく。
【0044】交流(AC)成分は、図20に示すよう
に、8×8の係数行列内で低周波成分から高周波成分へ
とジグザグ走査させる。図24に示したように、0でな
い係数は、その値にYROい15のグループのいずれか
に分類される。その識別コードをSSSS(1から15
までの整数)とする。一方、直前の0でない係数との間
に挟まれた0の個数をNNNNとする。係数行列は8×
8であり、63個のAC係数を含むが、NNNNが16
以上になる場合には、残りが15以下になるまで図30
〜図32のR16という符号を繰り返して生成すること
によって、結局のところNNNNを15以下におさえる
ようにする。これらSSSSとNNNNの値は別々では
なく、一組として、図24に示したようにハフマン符号
化される。このハフマン符号は、発生頻度の高いSSS
SとNNNNの組合わせに対して、より短い符号長にな
るように、188にあらかじめ設定しておく。各色成分
毎のブロックに対する符号の終わりには、EOB(En
d of Block)符号が付加される。図25〜図
32に本実施例に用いられるハフマン符号表の一例を示
した。これらは、本実施例では、R,G,Bの各信号は
8bit長であるため、DCT係数は10bitを越え
ることはない。このため、SSSSは0〜10に対して
の考慮をしておけば十分であるので、図23および図2
4で示したSSSの12以上(DC成分用)および11
以上(AC成分用)は符号表には表記されていない。
【0045】図4は圧縮メモリ5上の各ブロックラスタ
ーに対応する圧縮データの格納位置を表わしている。例
として、最大4096×4096画素,1画素3バイト
(1バイト/色)からなる画像を扱うものとする。
【0046】この最大画像は48メガバイト(MByt
e)の容量をもつ。符号器4による圧縮化を1/12に
設定してあるとする。ブロックラスターは前記参照文献
(1)にあるように各ブロックが8×8画素単位で構成
されて圧縮されている。よって、最大サイズの画像は5
12×512のブロックで構成される。最大サイズの画
像は約4メガバイトの容量に圧縮され、各ブロックラス
ター当りの平均符号長は、8キロバイト(KByte)
となる。本実施例では、各ブロックラスター当りのメモ
リ容量として、平均符号長のデータ量を想定し、図4で
示す如く圧縮メモリ5は8キロバイト毎に各ブロックラ
スターに対する圧縮メモリ領域を設定してある。
【0047】図5は図4で示す圧縮メモリに実際に保持
されているデータの様子を表現している。図5の各ブロ
ックは、図4の各ブロックラスターのデータ領域と同一
のもので、平均符号長毎に各ブロックラスターに対する
圧縮メモリ領域を設定していることを明示して表現して
ある。
【0048】斜線で表現されている部分が実際に各ブロ
ックラスターに対する符号を格納してある領域を示して
いる。
【0049】図5において、現画像の第2ブロックラス
ター,第4ブロックラスター,第7ブロックラスター,
第10ブロックラスター,…,第506ブロックラスタ
ー,第510ブロックラスターに関しては、平均符号長
よりも長い符号量となっており、平均符号長のデータ量
毎に設定されているブロックラスター圧縮メモリ領域の
1本に収まりきらず、複数の領域を用いて格納されてい
る。特に第7ブロックラスターに関しては2本目の領域
を用いて収まりきらず、3本の領域を用いて格納してい
る例となっている。
【0050】図6は、図1に示すアドレスコントローラ
8および空バッファ領域管理回路9の回路構成を示す。
【0051】図6において、61はブロックラスターの
同期信号をカウントするカウンタであり、圧縮メモリ5
内の第何ブロックラスターの領域をアクセスするかをカ
ウント値で示す。PDLインタープリタ2により書き替
えられるブロックアドレスに対応する値を信号線62を
経てカウンタ61の初期値としてセットし、カウンタ6
1は符号器4からのブロックラスター同期信号63をカ
ウントする。
【0052】64は、ブロックデータの転送クロックを
カウントするカウンタであり、符号器4からのバイト毎
の転送クロック65をカウントし、カウント値で当該ブ
ロックラスターデータ内のどの位置に格納するかを示し
ている。カウンタ64は符号器のブロックラスター同期
信号でリセットされる。また、カウンタ64は圧縮メモ
リ5内の該当ブロックラスター用のメモリ領域にデータ
を格納しきれない場合には、カウントアップ(キャリ
ー)信号76を発生し、自分自身をリセットする。この
場合は、カウントアップ信号76により、図1の空バッ
ファ領域管理回路9を起動して、残りのデータを引き続
き格納すべき圧縮メモリ上のブロックラスター用メモリ
領域の位置を得る。
【0053】66はカウンタであり、カウンタ61と同
様ブロックラスターの同期信号をカウントする。カウン
タ66はPDLインタープリタ2により上書きされる画
素位置を含むブロックラスターの中の最初のブロックラ
スター番号を初期カウントとしてセットされる。以降、
カウンタ66は復号器6よりのブロックラスター同期信
号67をカウントし、カウント値により圧縮メモリ5内
の第何ブロックラスターの領域をアクセスするかを示
す。
【0054】68はカウンタ64と同じく、データの転
送クロックをカウントするカウンタであり、カウンタ6
8は復号器6からのバイト毎の転送クロックをカウント
し、カウント値で当該ブロックラスターデータ内のどの
位置を読み出すかを示している。カウンタ68は、復号
器6のラスター同期信号でリセットされる。また、カウ
ンタ68は、圧縮メモリ5内の該当ブロックラスター用
のメモリ領域いっぱいにデータを読み出しても該ブロッ
クラスターのデータを全ては読み出せていない場合に
は、カウントアップ(キャリー)信号73を発生し、自
分自身をリセットする。この場合は、カウントアップ信
号73により、図1の空きバッファ管理回路9を起動し
て、残りのデータを引き続き読み出すべき圧縮メモリ上
のブロックラスター用メモリ領域の位置を得る。
【0055】空きバッファ領域管理回路9は、ブロック
データの転送クロックをカウントするカウンタ64より
のカウントアップ(キャリー)信号76により起動を受
けると、書き込み中のブロックラスターの画像メモリ内
の拡張用ブロックラスターメモリ領域のアドレスを信号
線80に出力する。また、同時にセレクタ78の選択切
替信号74およびラッチ79のラッチタイミング信号7
5を出力する。信号線80に出力した拡張領域用ブロッ
クラスターメモリ位置は、信号74によるタイミングで
セレクタ78で選択出力され、信号線75のタイミング
によりラッチ79に保持され、以降の画像データの格納
アドレスの上位アドレスとして用いられる。
【0056】同様に、空きバッファ管理回路9は、ブロ
ックデータの転送クロックをカウントするカウンタ68
よりのカウントアップ(キャリー)信号73により起動
を受けると、読み出し中のブロックラスターの画像メモ
リ内の拡張用ブロックラスターメモリ領域のアドレスを
信号線81に出力すると同時に、セレクタ83の選択切
替信号87およびラッチ84のラッチタイミング信号8
8を出力する。信号線81に出力した拡張領域用ブロッ
クラスターメモリ位置は、信号87によるタイミングで
セレクタ83で選択出力され、信号線88のタイミング
でラッチ84に保持され、以降の画像データの読み出し
アドレスの上位アドレスとして用いられる。
【0057】図7に、図1の空バッファ領域管理回路9
の詳細な回路構成を示す。
【0058】図7においてバッファ読み書き制御回路9
0は、信号76を入力すると、信号102をフラグバッ
ファ91へ出力する。フラグバッファ91は図8に示す
ような、拡張空き領域ブロックラスターの数個分のバッ
ファとなっており、図8では各1ビットよりなる512
個のセルからフラグバッファ91は構成されている。各
セルは、それぞれ図4に示される画像メモリの第0拡張
(ブロックラスター)領域〜第511拡張(ブロックラ
スター)領域に対応しており、ビット“1”で対応する
拡張領域が空き領域であることを示し、ビット“0”で
既使用中領域であることを示している。
【0059】バッファ91は信号102を受けると、保
持する512ビットの情報を各々98−0〜98−51
1より成る信号98へ出力する。ソータ92は信号98
を入力し、信号98−0〜98−511の中でビット
“1”である信号のうち最も順番の若いものを選び出力
し、その順番の信号のみをビット“1”として、その他
をビット“0”として出力する512−入力・512−
出力の回路である。
【0060】ソータ92の構成例を図9に示した。ソー
タ92の出力99は、エンコーダ93において、ビット
“1”である信号線の順番を9ビットの2進数にエンコ
ードされて9ビットより成る信号80に変換出力され
る。エンコーダ93により出力された信号80は、2進
表現で拡張領域の位置を示しており、94の拡張ブロッ
クアドレスバッファの中に取り込まれる。
【0061】図7のバッファテーブル94は、図11に
示されるようなテーブルとして構成される。信号86で
入力された拡張前のブロックアドレスはバッファ読み書
き制御回路90においてバッファテーブル94のアクセ
ス位置を示す信号101に変換されるので、この信号1
01を拡張ブロックアドレスバッファ94で受け、該当
位置に信号80の内容を取り込む。
【0062】バッファ読み書き制御回路90は信号73
を入力すると、その時点で読み出し中のブロック番号を
信号82により入力し、拡張ブロックアドレスバッファ
94に対しては信号101により該ブロック番号を出力
する。拡張ブロックアドレスバッファ94は、信号10
1で指定される位置の内容を信号線81に出力する。
【0063】信号線81は、信号82で入力された読み
出し中のブロックラスターの続きのデータが格納されて
いるブロックラスターバッファの番号を出力している。
この信号81は同時にデーコーダ96へも出力される。
デコーダ96は、9ビットの2進数で表現されている信
号81に基づき、512本の信号線100上の信号10
0−0〜100−511の中の9ビットの2進数を示す
番号の順番の信号のみをビット“1”として他、信号を
ビット“0”として出力する。フラグバッファ更新回路
95は信号98,99,100を出力し、書き込みに使
われる拡張ブロックの位置のフラグは“0”とし、読み
出される拡張ブロックの位置のフラグは“1”とするも
ので、画像メモリの空バッファ領域の使用状態を更新す
るものであり、図10にその詳細を示す。
【0064】図6に戻り、ラッチ79およびカウンタ6
4は、ラッチ79の出力が上位アドレス信号、64のカ
ウント値が下位アドレス信号として組み合わされて圧縮
メモリの書き込みデータアドレスとして用いられ、同様
にラッチ84およびカウンタ68はラッチ84の出力が
上位アドレス信号、68のカウント値が下位アドレス信
号として組み合わされて圧縮メモリからの読み出しデー
タアドレスとして用いられる。読み書き制御回路70
は、上記書き込みデータアドレス,読み出しデータアド
レス,符号器4からのデータ転送クロック65,復号器
6からのデータ転送クロック69を入力して、圧縮メモ
リ5からのデータの読み出しおよび書き込みのアドレ
ス,タイミングを制御する。
【0065】以下に、図22に示すフローチャートに従
い、PDLインタープリタ2によって行われる、圧縮器
4および圧縮メモリ5の制御を説明する。以下に示す一
連の制御により、画像データの前位置までの履歴情報の
リセットが実現される。
【0066】図22は、一つの小領域の画像データの処
理に対してのPDLインタープリタ2の動作を示してい
る。
【0067】PDLインタープリタ2は、ある小領域の
画像データの圧縮を開始させる時に、S100によりそ
の制御を開始する。S110において、まず、アドレス
コントローラ8により与えられている圧縮データが格納
されるべきメモリ位置に、リスタート(RST)マーカ
ーコードを書き込み、当該マーカーコード分だけメモリ
アドレスがすれぬように、アドレスコントローラ8を再
設定する。次にS120において、圧縮器4を起動し、
合成器3上のデータを圧縮・符号化させる。S130で
は、圧縮器4の状態をその制御レジスタを監視すること
により圧縮器の動作が当該小領域分だけ完了することを
確認して、S140へ進む。S140では、圧縮器の動
作を停止させる。S150では、当該メモリ上に書き込
まれた符号に、エンドオブイメージ(EOI)マーカー
コードを付加する。S160で当該小領域の圧縮動作を
終了する。圧縮器4は小領域の動作のたびごとに、前値
バッファはリセットされる。
【0068】一方、復号器6は前記マーカーコードを検
知する機能を有し、前記リスタート(RST)マーカー
コードを検知すると、前値までの履歴を保持しているレ
ジスタがリセットされるように構成されており、これに
より、小領域毎の前値までの履歴のリセットが可能とな
る。また、復号器6はエンドオブイメージ(EOI)マ
ーカーコードを検知すると、その動作を停止し、その旨
を外部に対して信号を出力することによって知らしめる
機能を有する。この信号出力により、復号器6は小領域
に対する符号データの復号を完了した旨をPDLインタ
ープリタに割り込み信号を発生させることで知らしめる
ことが可能となる。
【0069】以上、説明は全て1ブロックラスター単位
での動作として行ったが、2ブロックラスターあるいは
4ブロックラスター単位あるいは1/2ブロックラスタ
ー単位での動作等にして動作させることも全く同様に実
現できる。
【0070】本実施例の他に次の例が挙げられる。
【0071】(第2実施例)前記実施例においては、P
DLインタープリタ2は、ホストコンピュータ1からP
DLコマンドを受けると、逐次、このコマンドにより変
更になる画像部位を判定して、該当部位の復号化,書き
替え,再符号化をするようにしたが、本発明はこれに限
るものではない。図12に示す如く、PDLインタープ
リタ2にイメージバッファ71およびコマンドバッファ
72を付加接続し、ホストコンピュータ1より受けたP
DLコマンドおよびデータを何命令分かバッファ71,
72に一旦、保持する。次に、あるまとまった数のコマ
ンド毎にそれぞれのコマンドにより変更になる部位をP
DLインタープリタ2により判定して、同一ブロックラ
スターに関する書き替えを一度に行うようにする。すな
わち、復号化→当該ブロックラスターに関する書き替え
を全て実行→再復号化の順序の如くに行ってもよい。
【0072】(第3実施例)図1の圧縮メモリ5は以下
の如く構成してもよい。すなわち、各ブロックラスター
の平均符号長に比して十分な容量毎に各ブロックラスタ
ーの平均符号長に比して十分な容量毎に圧縮メモリをブ
ロック分けして使用する構成をとってもよい。
【0073】図13に、この場合の全体の回路構成図を
示した。図1と同様の機能を有する部分には図1ど同一
番号を各ブロックに付してある。以下、図面に従って説
明してゆく。同図において、1はPDL言語のコマンド
列を出力するホストコンピュータ、2はホストコンピュ
ータ1より出力されたコマンド列を受け取り、解釈・実
行するPDLインタープリタである。3は下地のデータ
と、2のPDLインタプリターにより新たに生成された
画像データとの合成器、4は圧縮器、5′は十分な量の
メモリ量毎にブロッック化して用いられる圧縮データメ
モリである。6は復号器、7は復号器6の出力を合成器
3へ出力するのか、それとも図示しない記録装置の像形
成部へ出力するかを切り換えるマルチプレクサである。
8′は圧縮データのリードライトを制御する、圧縮メモ
リのアドレスコントローラである。ホストコンピュータ
1よりPDLコマンドを受けると、PDLインタープリ
タ2は該コマンドにより変更になる画像部位を判定し、
該当部位を含むブロックラスターのデータを逐次圧縮メ
モリ5′より読み出し、復号出力するようにアドレスコ
ントローラ8′および6の復号器を制御する。同時にマ
ルチプレクサ7を制御し、復号器6で復号されたデータ
を合成器3へ出力される。
【0074】PDLインタープリタ2は加えて合成器3
をもコントロールし、復号器6よりの復号データを入力
し、バッファに蓄えるように設定する。PDLインター
プリタ2は復号データの取り込みが完了したブロックラ
スターに対して、このブロックラスターの画素位置に該
当する領域に前述のコマンドにより生成される新データ
を上書きする。
【0075】該ブロックラスター領域に該当するデータ
を書き終えると、再度該ブロックラスター領域を圧縮器
4にて圧縮し、圧縮メモリ5の該当位置に格納し直すよ
うに合成器3,圧縮器4およびアドレスコントローラ
8′をコントロールする。以上の手順を必要となるブロ
ックラスター全てに渡り繰り返し実行する。
【0076】合成器3およびアドレスコントローラ30
の動作は、第1実施例と全く同様であり、各々の回路構
成は図2,図3で示される通りであるので説明を省略す
る。
【0077】図14は、圧縮メモリ5′上の各ブロック
ラスターに対応する圧縮データの格納位置を表わしてい
る。例として、最大4096×4096画素,1画素3
バイト(1バイト/色)でなる画像を扱うものとする。
この最大画像は48MByteの容量をもつ。符号器4
による圧縮化を1/12に設定してあるとする。ブロッ
クラスターは、前記参照文献(1)にあるように各ブロ
ックが8×8画素単位で構成されて圧縮されている。よ
って、最大サイズの画像は512×512のブロックで
構成される。最大サイズの画像は約4メガバイトの容量
に圧縮され、各ブロックラスター当りの平均符号長は、
8キロバイトとなる。本実施例では各ブロックラスター
当りの十分なメモリ容量として平均符号長の4倍を想定
し、図14で示す如く圧縮メモリ5′は32キロバイト
毎に各ブロックラスターに対する圧縮メモリ領域を設定
してある。
【0078】図15は図14で示す圧縮メモリに実際に
保持されているデータの様子を表現している。図15の
各ブロックは、図14の各ブロックラスターのデータ領
域と同一のもので、平均符号長の4倍毎に各ブロックラ
スターに対する圧縮メモリ領域を設定していることを明
示して表現してある。斜線で表現されている部分が実際
に各ブロックラスターに対する符号を格納してある領域
を示している。
【0079】図16は、図13に示すアドレスコントロ
ーラ8の構成を示す。
【0080】図16において61はブロックラスターの
同期信号をカウントするカウンタであり、圧縮メモリ内
の第何ブロックラスターの領域をアクセスするかをカウ
ント値で示す。PDLインタープリタ2により書き替え
られるブロックアドレスに対応する値を信号線62を経
て61のカウンタの初期値としてセットされ、符号器か
らのブロックラスター同期信号をカウントする。
【0081】64はデータの転送クロックをカウントす
るカウンタであり、符号器4からのバイト毎の転送クロ
ックをカウントし、カウント値で当該ブロックラスター
データ内のどの位置に格納するかを示している。また、
カウンタ64は符号器のラスター同期信号でリセットさ
れる。66は、カウンタ61と同様ブロックラスターの
同期信号をカウントするカウンタであり、PDLインタ
ープリタ62により上書きされる画素位置を含むブロッ
クラスターの中の最初のブロックラスター番号を初期カ
ウントとしてセットされ、以降復号器よりのブロックラ
スター同期信号67をカウントし、カウント値により圧
縮メモリ内の第何ブロックラスターの領域をアクセスす
るかを示す。
【0082】68はカウンタ64と同じく、データの転
送クロックをカウントするカウンタであり、復号器から
のバイト毎の転送クロックをカウントし、カウント値で
当該ブロックラスターデータ内のどの位置を読み出すか
を示している。また、68は、復号器6のラスター同期
信号でリセットされる。カウンタ61のカウント値が上
位アドレス信号,カウンタ64のカウント値が下位アド
レス信号として組み合わされて圧縮メモリの書き込みデ
ータアドレスとして用いられ、同様にカウンタ66のカ
ウント値が上位アドレス信号,カウンタ68のカウント
値が下位アドレス信号として組み合わされて圧縮メモリ
からの読み出しデータアドレスとして用いられる。
【0083】読み書き制御回路70は、前記書き込みデ
ータアドレス,読み出しデータアドレス,符号器4から
のデータ転送クロック65,復号器6からのデータ転送
クロック69を入力して、上記圧縮メモリからのデータ
の読み出しおよび書き込みのアドレス,タイミングを制
御する。
【0084】符号器4,復号器6は、第1実施例の場合
と全く同様である。また、前記ブロックラスターの区切
りは第1実施例の場合と全く同様である。
【0085】(第4実施例)前記第3実施例において
は、PDLインタープリタ2はホストコンピュータ1よ
りPDLコマンドを受けると、逐次、このコマンドによ
り変更になる画像部位を判定して、該当部位を復号化,
書き替え,再符号化するようにしたが、これに限るもの
ではなく、図17に示す如く、イメージバッファ71お
よびコマンドバッファ72を用いて、ホストコンピュー
タ1より受けたPDLコマンドおよびデータを何命令か
バッファに一旦保持してあるまとまった数のコマンド毎
にそれぞれのコマンドにより変更になる部位を判定し
て、同一ブロックラスターに関する書き替えを一度に行
うようにする。すなわち、復号化→当該ブロックラスタ
ーに関する書き替えを全く実行→再符号化の順序の如く
に行ってもよい。
【0086】このように何命令かバッファに一旦保持し
てあるまとまった数のコマンド毎に処理を行えば、復号
および再符号化の回数を低減でき、それに伴う画質の劣
化の程度を減らし得るという効果を生む。また、ホスト
コンピュータ1に対してのコマンド実行に起因する待ち
時間を減らし得るという効果をも生む。
【0087】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
PDL画像を展開した画像データを一旦メモリに記憶
し、かつこの画像データに別の画像データを合成してゆ
く可能性が有る場合において、画像データをブロック単
位で可変長圧縮するので、装置内のメモリ容量を削減す
ることができる。更には、前のブロックの圧縮画像デー
タがなくても、ブロックの画像圧縮が可能となるので、
画質劣化等ができるだけ抑制される効率良い各展開画像
の合成を行うことができる。特に、画像を構成する各ブ
ロックについて、近隣ブロック間のデータ相関を利用す
る方法でデータ圧縮することで効率良くメモリ容量の削
減を実現でき、圧縮対象画像データの履歴情報を効率良
く使用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の合成器の回路構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図2のアドレスコントローラの回路構成を示す
ブロック図である。
【図4】図1の圧縮メモリ上の各ブロックラスターに対
応するデータ領域を示す説明図である。
【図5】図1の圧縮メモリ上に保持されているデータの
様子を示す説明図である。
【図6】図1のアドレスコントローラの回路構成を示す
ブロック図である。
【図7】図1の空バッファ領域管理回路の回路構成を示
すブロック図である。
【図8】図7のフラグバッファの内容を示す説明図であ
る。
【図9】図7のソータの内容を示す説明図である。
【図10】図7のフラグバッファ更新回路の回路図であ
る。
【図11】図7の拡張ブロックアドレスバッファの内容
を示す説明図である。
【図12】本発明第2実施例の回路構成を示すブロック
図である。
【図13】本発明第3実施例の回路構成を示すブロック
図である。
【図14】本発明第3実施例における圧縮メモリ上の各
ブトックラスターに対応するデータ領域を示す説明図で
ある。
【図15】本発明第3実施例における圧縮メモリに保持
されているデータの様子を示す説明図である。
【図16】本発明第3実施例におけるアドレスコントロ
ーラの回路構成を示すブロック図である。
【図17】本発明第4実施例の回路構成を示すブロック
図である。
【図18】本発明実施例の符号化方式の処理手順を示す
説明図である。
【図19】本発明実施例のブロック間予測処理を説明す
るための説明図である。
【図20】本発明実施例の量子化行列およびDCT係数
を説明するための説明図である。
【図21】本発明実施例の量子化行列の一例を示す説明
図である。
【図22】本発明実施例のPDLインタープリタ2の制
御処理内容を示すフローチャートである。
【図23】DC係数の符号化を説明するための説明図で
ある。
【図24】AC係数の符号化を説明するための説明図で
ある。
【図25】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図26】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図27】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図28】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図29】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図30】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図31】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【図32】ハフマン符号表の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 PDLインタープリタ 3 合成器 4 圧縮(符号)器 4−1 制御回路 5,5′ 圧縮メモリ 6 復号器 7 マルチプレクサ 8 アドレスコントローラ 9 空バッファ領域管理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/41 - 1/419 B41J 2/485 G06F 12/04 G06T 9/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データをブロック単位に可変長圧縮
    して得られた圧縮データを、複数ブロック分に相当する
    ブロックラスター単位に記憶する記憶手段と、 所定の入力手段から入力されたページ記述言語のコマン
    ドデータを解釈して画像データを生成する生成手段と、 前記生成手段で生成された画像データの位置に対応する
    ブロックラスターの圧縮データを前記記憶手段から読み
    出して、伸張する伸張手段と、 前記生成手段により生成された画像データと、前記伸張
    手段の伸張により得られた画像データとを合成する合成
    手段と、 前記合成手段の合成により得られた画像データを再圧縮
    して再圧縮データを発生し、該再圧縮データを前記記憶
    手段における前記伸張時に読み出した圧縮データの記憶
    領域に記憶させる圧縮手段とを有し、前記圧縮手段は、圧縮対象のブロックラスターを構成す
    る各ブロックをDCT演算して得られたDC成分とAC
    成分を符号化することにより再圧縮データを発生し、 該DC成分の符号化は、近傍ブロック間のDC成分の予
    測誤差を符号化するものであり、 1ブロックラスターの圧縮完了毎に、前記圧縮手段の圧
    縮対象画像データの前位置までの履歴情報をリセットす
    ることを特徴とする画像処理装置。
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