JPWO2017163590A1 - 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JPWO2017163590A1
JPWO2017163590A1 JP2018507078A JP2018507078A JPWO2017163590A1 JP WO2017163590 A1 JPWO2017163590 A1 JP WO2017163590A1 JP 2018507078 A JP2018507078 A JP 2018507078A JP 2018507078 A JP2018507078 A JP 2018507078A JP WO2017163590 A1 JPWO2017163590 A1 JP WO2017163590A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
image data
unit
image
processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018507078A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6600077B2 (ja
Inventor
昂生 竹本
昂生 竹本
和幸 板垣
和幸 板垣
長尾 隆
隆 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Corp
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Corp, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Publication of JPWO2017163590A1 publication Critical patent/JPWO2017163590A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6600077B2 publication Critical patent/JP6600077B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/60Memory management
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/02Addressing or allocation; Relocation
    • G06F12/08Addressing or allocation; Relocation in hierarchically structured memory systems, e.g. virtual memory systems
    • G06F12/0802Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches
    • G06F12/0875Addressing of a memory level in which the access to the desired data or data block requires associative addressing means, e.g. caches with dedicated cache, e.g. instruction or stack
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T1/00General purpose image data processing
    • G06T1/20Processor architectures; Processor configuration, e.g. pipelining
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2212/00Indexing scheme relating to accessing, addressing or allocation within memory systems or architectures
    • G06F2212/10Providing a specific technical effect
    • G06F2212/1016Performance improvement
    • G06F2212/1024Latency reduction
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2212/00Indexing scheme relating to accessing, addressing or allocation within memory systems or architectures
    • G06F2212/45Caching of specific data in cache memory
    • G06F2212/455Image or video data

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

画像処理装置として機能するコンピュータは、記憶領域に記憶された入力画像データに対して画像処理を実行して出力画像データを出力するオブジェクトが複数連結されたオブジェクト群により画像処理を実行する画像処理装置であって、入力画像データを出力画像データで上書き可能か否かを画像処理の各々の処理内容によって判定し、上書き可能と判定した画像処理について、該画像処理の出力画像データの記憶領域を上書き可能な入力画像データが記憶された記憶領域を含む領域とする設定、及びオブジェクト群による画像処理を実行する制御を行う。

Description

本開示の技術は、画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムに関する。
従来、記憶領域に記憶された入力データに対して処理を行って出力データを出力する場合に、入力データに上書きして出力データを記憶するインプレース(In-place)処理を行う技術が知られている(特表2007−524156号公報参照)。
また、上記インプレース処理を画像処理に適用し、記憶領域に記憶された入力画像データに対して画像処理を行って得られた出力画像データを、入力画像データに上書きして記憶する技術も知られている(特表2011−521370号公報及び特表2015−508528号公報参照)。なお、以下では、入力画像データが記憶されている記憶領域と異なる記憶領域に出力画像データを記憶する処理をアウトプレース(Out-place)処理という。
前述したインプレース処理を行うことで、アウトプレース処理を行う場合に比較して、記憶領域の使用量を低減することができる。しかしながら、処理の内容によってはインプレース処理を行えない場合がある。この場合、インプレース処理を行ってしまうと、記憶領域に記憶された出力データは、処理が正常に行われて得られたデータとは異なるデータとなってしまう。
特表2007−524156号公報、特表2011−521370号公報、及び特表2015−508528号公報に記載の技術では、入力データに対する処理が、インプレース処理が可能であるか否かは考慮していない。また、入力データに対する処理が、インプレース処理が可能であるか否かをユーザに判断させることが考えられるが、この場合、ユーザの負担が増大してしまう。
本開示の技術は、インプレース処理が可能であるか否かをユーザに判断させる場合に比較して、ユーザの負担を軽減して、画像処理の記憶領域の使用量を低減することができる画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラムを提供する。
本発明の第1の態様の画像処理装置は、記憶領域に記憶された入力画像データに対して画像処理を実行して出力画像データを出力するオブジェクトが複数連結されたオブジェクト群により画像処理を実行する画像処理装置であって、入力画像データを出力画像データで上書き可能か否かを画像処理の各々の処理内容によって判定する判定部と、判定部により上書き可能と判定された画像処理について、画像処理の出力画像データの記憶領域を上書き可能な入力画像データが記憶された記憶領域を含む領域とする設定、及びオブジェクト群による画像処理を実行する制御を行う制御部と、を備えている。
なお、本発明の第2の態様の画像処理装置は、第1の態様の画像処理装置において、制御部が、出力画像データのサイズが上書き可能な入力画像データのサイズより大きい場合、出力画像データの記憶領域として、上書き可能な入力画像データが記憶された記憶領域に対して、出力画像データのサイズと上書き可能な入力画像データのサイズとの差分以上の所定範囲内の容量を増加させた領域を設定してもよい。
また、本発明の第3の態様の画像処理装置は、第1の態様又は第2の態様の画像処理装置において、オブジェクト群の最終段のオブジェクトにより実行された画像処理の処理結果の出力画像データを出力する出力部と、ユーザからの入力を受け付ける受付部と、をさらに備え、制御部が、受付部に処理結果が異常であることが受け付けられた場合、判定部により上書き可能と判定された少なくとも1つの画像処理について、出力画像データの記憶領域を入力画像データの記憶領域とは異なる領域とする設定、及びオブジェクト群による画像処理を再度実行する制御を行ってもよい。
また、本発明の第4の態様の画像処理装置は、第1の態様から第3の態様の何れか1つの態様の画像処理装置において、制御部が、判定部による判定が実行されるプロセッサとは異なるプロセッサにより画像処理を実行する制御を行ってもよい。
特に、本発明の第5の態様の画像処理装置は、第4の態様の画像処理装置において、制御部が、ローカルメモリを有するグラフィックス・プロセッシング・ユニットにより画像処理を実行する制御を行ってもよい。
また、本発明の第6の態様の画像処理装置は、第1の態様から第5の態様の何れか1つの態様の画像処理装置において、入力画像データの処理対象とする部分を分割画像データに分割する分割部をさらに備え、制御部が、分割画像データ毎にオブジェクト群による画像処理を実行する制御を行ってもよい。
特に、本発明の第7の態様の画像処理装置は、第6の態様の画像処理装置において、分割部が、キャッシュメモリ及びローカルメモリを有するグラフィックス・プロセッシング・ユニットにより画像処理が実行される場合、入力画像データをグラフィックス・プロセッシング・ユニットのラスト・レベル・キャッシュの容量に応じたサイズで分割してもよい。
また、本発明の第8の態様の画像処理装置は、第6の態様又は第7の態様の画像処理装置において、分割部が、キャッシュメモリを有するセントラル・プロセッシング・ユニットにより画像処理が実行される場合、入力画像データをセントラル・プロセッシング・ユニットのラスト・レベル・キャッシュ以外の予め定められたキャッシュメモリの容量に応じたサイズで分割してもよい。
本発明の第9の態様の画像処理方法は、記憶領域に記憶された入力画像データに対して画像処理を実行して出力画像データを出力するオブジェクトが複数連結されたオブジェクト群により画像処理を実行する画像処理装置による画像処理方法であって、入力画像データを出力画像データで上書き可能か否かを画像処理の各々の処理内容によって判定し、上書き可能と判定した画像処理について、画像処理の出力画像データの記憶領域を上書き可能な入力画像データが記憶された記憶領域を含む領域とする設定、及びオブジェクト群による画像処理を実行する制御を行うものである。
本発明の第10の態様の画像処理プログラムは、コンピュータを、本発明の第1の態様から第8の態様の何れか1つの態様の画像処理装置の判定部、及び制御部として機能させるためのものである。
本発明の一実施形態によれば、インプレース処理が可能であるか否かをユーザに判断させる場合に比較して、ユーザの負担を軽減して、画像処理の記憶領域の使用量を低減することができる。
各実施の形態に係る画像処理装置として機能するコンピュータの構成の一例を示すブロック図である。 画像処理DAGの一例を示す概略図である。 画像処理DAGに入出力用のメモリを加えた場合の概略図である。 画像処理DAGの一例を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る処理制御部の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 各実施の形態に係る特徴情報の一例を示す概略図である。 インプレース処理を行う場合の画像処理DAGの一例を示す概略図である。 インプレース処理を行う場合の画像処理DAGの一例を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る画像処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る処理制御部の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 入力画像の分割処理の説明に供する概略図である。 画像処理モジュールが部分処理に分割された画像処理DAGの一例を示す概略図である。 第2の実施の形態に係る画像処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、画像処理装置として機能するコンピュータ10の構成を説明する。なお、コンピュータ10は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、これらの装置の機能を兼ね備えた複合機、及びスキャナ等の内部で画像処理を行う画像取扱機器に組み込まれたコンピュータであってもよい。また、コンピュータ10は、PC(Personal Computer)等の独立したコンピュータであってもよく、PDA(Personal Digital Assistant)及び携帯電話機等の携帯機器に組み込まれたコンピュータであってもよい。
図1に示すように、本実施の形態に係るコンピュータ10は、第1演算部12A、第2演算部12B、メモリ14、表示部16、操作部18、記憶部20、画像データ供給部22、及び画像出力部24を備えている。また、第1演算部12A、第2演算部12B、メモリ14、表示部16、操作部18、記憶部20、画像データ供給部22、及び画像出力部24の各部は、バス26を介して互いに接続されている。
本実施の形態に係る第1演算部12Aは、コンピュータ10のメイン・プロセッサであり、一例としてCPU(Central Processing Unit)である。また、本実施の形態に係る第2演算部12Bは、一例として内部にローカルメモリ13を有するGPU(Graphics Processing Unit)である。なお、第2演算部12Bは、第1演算部12Aと同じ種類のCPUでもよいし、異なる種類のCPUでもよい。また、第2演算部12Bは、第1演算部12Aに内蔵されたGPUでもよい。また、第2演算部12Bは内部にローカルメモリ13を有さないGPUでもよい。また、第1演算部12A及び第2演算部12Bは、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の演算器でもよい。
メモリ14は、第1演算部12A及び第2演算部12Bが一時的にデータを記憶する不揮発性の記憶手段である。本実施の形態に係る第2演算部12Bにより画像処理を行う場合、第1演算部12Aはメモリ14又は記憶部20の記憶領域に記憶された画像データを第2演算部12Bにバス26を介して転送する。そして、第2演算部12Bは、第1演算部12Aから転送された画像データをローカルメモリ13に記憶し、記憶した画像データに対して画像処理を行う。なお、第2演算部12Bは、メモリ14又は記憶部20に記憶された画像データを直接読み出して画像処理を行ってもよい。
コンピュータ10が前述した画像取扱機器に組み込まれている場合、表示部16及び操作部18は、例えば画像取扱機器に設けられたLCD(Liquid Crystal Display)等の表示パネル及びテンキー等が適用される。また、コンピュータ10が独立したコンピュータである場合、表示部16及び操作部18は、例えばコンピュータ10に接続されたディスプレイ、及びキーボード、マウス等が適用される。また、表示部16及び操作部18は、タッチパネル及びディスプレイが一体化して構成されたタッチパネルディスプレイ等でもよい。また、記憶部20は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体が適用される。
画像データ供給部22は、処理対象の画像データを供給するものであればよく、例えば紙や写真フィルム等の記録材料に記録されている画像を読み取って画像データを出力する画像読取部が適用される。また、画像データ供給部22は、例えば通信回線を介して外部装置から画像データを受信する受信部、及び画像データを記憶する画像記憶部(メモリ14又は記憶部20)等が適用される。
画像出力部24は、画像処理を経た画像データ又は画像処理を経た画像データが表す画像を出力するものであればよく、例えば画像データが表す画像を紙や感光材料等の記録材料に記録する画像記録部が適用される。また、画像出力部24は、画像データが表す画像をディスプレイ等に表示する表示部(表示部16)、画像データをCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)等の記録媒体に書き込む書込装置が適用される。また、画像出力部24は、画像処理を経た画像データを、通信回線を介して外部装置に送信する送信部が適用される。また、画像出力部24は、画像処理を経た画像データを記憶する画像記憶部(メモリ14又は記憶部20)であってもよい。
図1に示すように、記憶部20には、第1演算部12A及び第2演算部12Bによって実行される各種プログラムが記憶されている。記憶部20には、各種プログラムとして、リソースの管理、プログラムの実行の管理、及びコンピュータ10と外部装置との通信等を司るオペレーティングシステム30のプログラムが記憶されている。また、記憶部20には、各種プログラムとして、コンピュータ10を画像処理装置として機能させるための画像処理プログラム群34が記憶されている。また、記憶部20には、各種プログラムとして、上記画像処理装置に対して所望の画像処理を行わせる各種のアプリケーションプログラム群32(以下、「アプリケーション32」という。)が記憶されている。
画像処理プログラム群34は、前述した画像取扱機器、携帯機器、及びPC等で実行される画像処理プログラムを開発する際の負荷を軽減することを目的として開発されたプログラムである。また、画像処理プログラム群34は、前述した画像取扱機器、携帯機器、及びPC等の各種機器(プラットフォーム)で共通に実行可能に開発されたプログラムである。
画像処理プログラム群34によって実現される画像処理装置は、アプリケーション32からの構築指示に従い、アプリケーション32が指示した画像処理を行う画像処理DAG(Directed Acyclic Graph:有向非循環(非巡回)グラフ)50A(詳細は後述)を構築する。そして、上記画像処理装置は、アプリケーション32からの実行指示に従い画像処理DAG50Aの処理を実行する。このため、画像処理プログラム群34は、所望の画像処理を行う画像処理DAG50Aの構築を指示したり、構築された画像処理DAG50Aによる画像処理の実行を指示したりするためのインタフェースをアプリケーション32に提供している。
以上の構成により、内部で画像処理を行う必要のある任意の機器を新規に開発する場合等にも、上記画像処理を行うプログラムの開発に関しては、以下に示すように開発すればよい。この場合、上記任意の機器で必要とされる画像処理を、上記インタフェースを利用して画像処理プログラム群34に行わせるアプリケーション32を開発すればよい。従って、開発者は、実際に画像処理を行うプログラムを新たに開発する必要が無くなり、開発者の負荷が軽減される。
次に、本実施の形態に係る画像処理プログラム群34について詳細に説明する。図1に示すように、画像処理プログラム群34は、モジュールライブラリ36、処理構築部42のプログラム、及び処理制御部46Aのプログラムを含む。
モジュールライブラリ36は、予め定められた互いに異なる画像処理を行う複数種類の画像処理モジュール38のプログラムが各々登録されている。この画像処理としては、例えば、入力処理、フィルタ処理、色変換処理、拡大・縮小処理(図1では「拡縮処理」と表記)、スキュー角検知処理、画像回転処理、画像合成処理、及び出力処理等が挙げられる。
また、モジュールライブラリ36には、画像処理の種類が同一で、かつ実行する画像処理の内容が異なる画像処理モジュール38も登録されている。図1では、この種の画像処理モジュールを「モジュール1」、「モジュール2」と、末尾に数字を付して区別している。例えば、拡大・縮小処理を行う画像処理モジュール38については、入力された画像データを、水平方向及び垂直方向の各方向ともに1画素おきに間引くことで画像の縦横のサイズを50%に縮小する縮小処理を行う画像処理モジュール38が用意されている。さらに、例えば、拡大・縮小処理を行う画像処理モジュール38については、入力された画像データに対して指定された拡大・縮小率で拡大・縮小処理を行う画像処理モジュール38等が用意されている。
また、例えば、色変換処理を行う画像処理モジュール38については、RGB(Red Green Blue)色空間の画像をCMYK(Cyan Magenta Yellow Key-Plate(黒))色空間の画像へ変換する画像処理モジュール38、及びCMYK色空間の画像をRGB色空間の画像へ変換する画像処理モジュール38が用意されている。さらに、例えば、色変換処理を行う画像処理モジュール38については、RGB色空間の画像をYCbCr色空間の画像へ変換する画像処理モジュール38、及びYCbCr色空間の画像をRGB色空間の画像へ変換する画像処理モジュール38等が用意されている。
また、モジュールライブラリ36には、画像データを記憶するための記憶領域(バッファ)を備えたバッファモジュール40も登録されている。
本実施の形態に係る処理構築部42は、アプリケーション32からの指示により、DAG形態の画像処理DAG50Aを構築する。画像処理DAG50Aは、一例として図2Aに示すように、1つ以上の画像処理モジュール38が、個々の画像処理モジュール38の前段及び後段の少なくとも一方に配置されたバッファモジュール40を介して連結される。
なお、個々の画像処理モジュール38は、入力画像データに対して画像処理を実行して出力画像データを出力するオブジェクトの一例である。また、画像処理DAG50Aは、画像処理モジュール38が複数連結されたオブジェクト群の一例である。また、図2Aに示す例では、バッファモジュール40を介して前段に画像処理モジュール38が連結された画像処理モジュール38は、前段の画像処理モジュール38による画像処理が終了した場合に、自身の画像処理の実行が可能となることを示している。また、バッファモジュール40を介して前段に複数の画像処理モジュール38が連結された画像処理モジュール38は、前段の複数の画像処理モジュール38の全ての画像処理が終了した場合に、自身の画像処理の実行が可能となることを示している。
また、図2Aでは、各モジュールのみが処理の順に接続されたDAGを示しているが、このDAGが実行される際には、図2Bに示すようにメモリ14に記憶された画像データが入力されてDAGに従って画像処理が行われる。そして、最終的にメモリ14に処理済みの画像データ等の処理結果が記憶される。なお、各画像処理モジュール38で実行される画像処理を第2演算部12Bにより実行する場合は、図2Bに示したメモリ14がローカルメモリ13となる。
次に、図3を参照して、一例として、第2演算部12Bによって、色変換処理及び縮小処理を、この順番でアウトプレース処理により実行する場合について説明する。なお、図3では、色変換処理を行う画像処理モジュール38と縮小処理を行う画像処理モジュール38とを区別するために、符号の末尾にアルファベットを付している。また、図3では、錯綜を回避するために、バッファモジュール40に代えて、各画像処理モジュール38の入出力先の記憶領域であるローカルメモリ13を図示している。
図3に示すように、画像処理モジュール38Aは、ローカルメモリ13の記憶領域13Aに記憶された画像データに対して色変換処理を行って、ローカルメモリ13の記憶領域13Bに色変換処理後の画像データを出力する。また、画像処理モジュール38Bは、記憶領域13Bに記憶された画像データに対して縮小処理を行って、ローカルメモリ13の記憶領域13Cに縮小処理後の画像データを出力する。このように、画像処理モジュール38で実行される画像処理を、アウトプレース処理により実行すると、図3に示す例では3つの画像データ分の記憶領域が必要になる。
特に、GPUのようにローカルメモリ13の容量がメモリ14に比較して小さい場合、記憶領域の確保に失敗して画像処理が異常終了する場合がある。また、画像処理モジュール38で実行される画像処理の内容によっては、インプレース処理を行えない場合がある。そこで、本実施の形態に係るコンピュータ10は、画像処理モジュール38で実行される画像処理を、画像処理の内容によってインプレース処理が可能であるか否か(入力画像データを出力画像データで上書き可能か否か)を判定する。そして、本実施の形態に係るコンピュータ10は、インプレース処理が可能であると判定した画像処理については、インプレース処理により画像処理を実行する。
次に、図4を参照して、本実施の形態に係る処理制御部46Aの機能的な構成を説明する。図4に示すように、処理制御部46Aは、受付部60、特徴情報記憶部62、判定部66、制御部68、及び出力部70を備えている。
本実施の形態に係る受付部60は、例えば操作部18を介してユーザからの入力を受け付ける。なお、受付部60は、例えば通信回線を介して外部装置から送信されたユーザからの指示を示す指示情報を受信することでユーザからの入力を受け付けてもよい。
本実施の形態に係る特徴情報記憶部62には、個々の画像処理モジュール38により実行される画像処理の内容と、インプレース処理が可能であるか否かに関する可否情報とが関連付けられた特徴情報64が予め記憶されている。一例として図5に示すように、本実施の形態に係る特徴情報64は、大分類として画像処理の種類、小分類として画像処理の処理内容、及び可否情報を含み、画像処理の処理内容の各々について、可否情報が関連付けられている。
可否情報は、「必須」、「可能」、及び「不可能」の3種類の情報の何れかを示す情報であり、可否情報が「必須」である画像処理は、インプレース処理を行うことが必須な処理である。また、可否情報が「可能」である画像処理は、インプレース処理を行ってもアウトプレース処理を行ってもよい処理であり、可否情報が「不可能」である画像処理は、アウトプレース処理を行うことが必須な処理である。
例えば、RGB色空間の画像をYCbCr色空間の画像へ変換する画像処理モジュール38により実行される画像処理は、インプレース処理を行ってもアウトプレース処理を行ってもよい処理であることを示している。また、画像を線形補間により拡大する画像処理モジュール38により実行される画像処理は、アウトプレース処理を行うことが必須な処理であることを示している。また、画像に袖領域を付加する処理を、画像の縁部の画素を複製することで行う画像処理モジュール38により実行される画像処理は、インプレース処理を行うことが必須な処理であることを示している。
本実施の形態に係る判定部66は、特徴情報64に基づいて、処理構築部42により構築された画像処理DAG50Aの個々の画像処理モジュール38で実行される画像処理が、インプレース処理が可能であるか否かを、画像処理の処理内容によって判定する。本実施の形態に係る判定部66は、一例として、特徴情報64の可否情報が「必須」又は「可能」である処理内容の画像処理はインプレース処理が可能であると判定する。
また、判定部66は、特徴情報64の可否情報が「不可能」である処理内容の画像処理はインプレース処理が不可能であると判定する。なお、判定部66は、特徴情報64の可否情報が「可能」である処理もインプレース処理が不可能であると判定してもよい。
本実施の形態に係る制御部68は、判定部66によりインプレース処理が可能と判定された画像処理について、画像処理の出力画像データの記憶領域をインプレース処理が可能な入力画像データが記憶された記憶領域を含む領域とする設定を行う。本実施の形態では、制御部68は、出力画像データのサイズが入力画像データのサイズ以下の場合、出力画像データの記憶領域をインプレース処理が可能な入力画像データが記憶された領域と同じ領域にする設定を行う。
また、制御部68は、出力画像データのサイズが入力画像データのサイズより大きい場合、以下に示す設定を行う。この場合、制御部68は、入力画像データが記憶された記憶領域に対して、出力画像データのサイズと入力画像データのサイズとの差分の容量を増加させた領域を出力画像データの記憶領域とする設定を行う。なお、この場合、制御部68は、入力画像データが記憶された記憶領域に対して、出力画像データのサイズと入力画像データのサイズとの差分にマージンを加味したサイズを増加させた領域を出力画像データの記憶領域とする設定を行ってもよい。
また、制御部68は、以上の記憶領域の設定が行われた画像処理DAG50Aによって、画像処理を実行する制御を行う。すなわち、制御部68は、まず、画像処理DAG50Aの最初の段の画像処理モジュール38による画像処理を実行する制御を行う。その後、制御部68は、前段に連結された画像処理モジュール38による画像処理が終了して、実行可能となった画像処理モジュール38による画像処理を順次実行する制御を行う。なお、本実施の形態に係る制御部68は、各画像処理を第2演算部12Bにより実行する制御を行う。
図6を参照して、一例として、第2演算部12Bにより、RGB色空間の画像をYCbCr色空間の画像へ変換する画像処理を行ってから、画素を間引くことにより画像を縮小する単純間引き縮小処理を行う場合について説明する。なお、図6では、RGB色空間の画像をYCbCr色空間の画像へ変換する画像処理を行う画像処理モジュール38と単純間引き縮小処理を行う画像処理モジュール38とを区別するために、符号の末尾にアルファベットを付している。また、図6では、錯綜を回避するために、バッファモジュール40に代えて、各画像処理モジュール38の入出力先の記憶領域であるローカルメモリ13を図示している。
図6に示すように、画像処理モジュール38Cで実行される画像処理はインプレース処理が可能であるため、画像処理モジュール38Cの出力先の記憶領域13Eとして、画像処理モジュール38Cの入力画像データが記憶された記憶領域13Dが設定される。また、画像処理モジュール38Dで実行される画像処理もインプレース処理が可能であるため、画像処理モジュール38Dの出力先の記憶領域13Fとして、画像処理モジュール38Dの入力画像データが記憶された記憶領域13Eが設定される。
この記憶領域13Eは、前述したように記憶領域13Dに設定されている結果、画像処理モジュール38Dが画像処理を行った結果得られる出力画像データは記憶領域13Dに記憶される。従って、この場合、インプレース処理を行わない場合に比較して、ローカルメモリ13の使用量が半分以下に低減される。
次に、図7を参照して、一例として、第2演算部12Bにより、RGB色空間の画像をYCbCr色空間の画像へ変換する画像処理を行ってから、線形補間を行うことにより画像を拡大する線形補間拡大処理を行う場合について説明する。なお、図7では、RGB色空間の画像をYCbCr色空間の画像へ変換する画像処理を行う画像処理モジュール38と線形補間拡大処理を行う画像処理モジュール38とを区別するために、符号の末尾にアルファベットを付している。また、図7では、錯綜を回避するために、バッファモジュール40に代えて、各画像処理モジュール38の入出力先の記憶領域であるローカルメモリ13を図示している。
図7に示すように、画像処理モジュール38Cで実行される画像処理はインプレース処理が可能であるため、画像処理モジュール38Cの出力先の記憶領域13Hとして、画像処理モジュール38Cの入力画像データが記憶された記憶領域13Gが設定される。また、画像処理モジュール38Eで実行される画像処理はインプレース処理が不可能であるため、画像処理モジュール38Eの出力先の記憶領域13Iは、オペレーティングシステム30により新たに確保された記憶領域が設定される。従って、この場合、インプレース処理を行わない場合に比較して、ローカルメモリ13の使用量が、出力画像データの1つ分が低減される。
また、制御部68は、受付部60により画像処理DAG50Aの最終段のオブジェクトにより実行された画像処理の処理結果が異常であることが受け付けられた場合、次に示す処理を行う。この場合、制御部68は、判定部66によりインプレース処理が可能であると判定された少なくとも1つの画像処理について、出力画像データの記憶領域を入力画像データの記憶領域とは異なる領域とする設定を行う。さらに、この場合、制御部68は、記憶領域の再設定を行った画像処理DAG50Aによって、画像処理を再度実行する制御を行う。
本実施の形態に係る出力部70は、画像処理DAG50Aの最終段の画像処理モジュール38により実行された画像処理の結果得られた出力画像データを出力する。本実施の形態では、出力部70は、得られた出力画像データを表示部16に表示する。なお、出力部70は、出力画像データを外部装置に出力(送信)してもよい。また、コンピュータ10がプリンタに組み込まれている場合は、出力部70は、出力画像データにより示される出力画像を紙等の記録材料に出力(形成)してもよい。
次に、図8を参照して、本実施の形態に係るコンピュータ10の作用を説明する。なお、図8は、アプリケーション32により画像処理の実行開始の指示が入力された場合に第1演算部12Aによって実行される画像処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、画像処理プログラムは記憶部20に予めインストールされている。また、第1演算部12Aが画像処理プログラムを実行することにより、第1演算部12Aが前述した処理構築部42、受付部60、判定部66、制御部68、及び出力部70として機能する。
図8のステップ100で、処理構築部42は、アプリケーション32からの構築指示に従い、アプリケーション32が指示した画像処理を行う画像処理DAG50Aを構築する。次のステップ102で、判定部66は、特徴情報記憶部62から特徴情報64を読み出す。次のステップ104からステップ108までの処理は、ステップ100の処理で構築された画像処理DAG50Aの全ての画像処理モジュール38のうちの1つを選択的に処理対象(以下、「処理対象モジュール38」という。)として、繰り返し実行される。なお、ステップ104からステップ108までの処理を繰り返し実行する場合は、それまでに処理対象としなかった画像処理モジュール38を処理対象とする。
ステップ104で、判定部66は、特徴情報64に基づいて、処理対象モジュール38により実行される画像処理の処理内容が、インプレース処理が「必須」又は「可能」であるか否かを判定する。判定部66は、この判定が否定判定となった場合はインプレース処理が「不可能」であると見なしてステップ108に移行する一方、肯定判定となった場合はステップ106に移行する。
ステップ106で、制御部68は、前述したように、処理対象モジュール38により実行される画像処理について、画像処理の出力画像データの記憶領域を入力画像データが記憶された記憶領域を含む領域とする設定を行った後、ステップ110に移行する。一方、ステップ108で、制御部68は、処理対象モジュール38により実行される画像処理について、画像処理の出力画像データの記憶領域を入力画像データの記憶領域とは異なる領域とする設定を行った後、ステップ110に移行する。
ステップ110で、制御部68は、ステップ100で構築された画像処理DAG50Aの全ての画像処理モジュール38について、上記ステップ104からステップ108までの処理が完了したか否かを判定する。制御部68は、この判定が否定判定となった場合はステップ104に戻る一方、肯定判定となった場合はステップ112に移行する。
ステップ112で、制御部68は、以上の処理を経た画像処理DAG50Aによる画像処理を第2演算部12Bにより実行する制御を行う。第2演算部12Bは、第1演算部12Aから転送された入力画像データをローカルメモリ13に記憶し、画像処理DAG50Aに従って画像処理を実行する。第2演算部12Bは、画像処理DAG50Aによる画像処理が終了すると、最終的に得られた(すなわち画像処理DAG50Aの最終段の画像処理モジュール38から出力された)出力画像データをローカルメモリ13から第1演算部12Aに転送する。
そこで、ステップ114で、制御部68は、出力画像データの受信待ちを行う。制御部68が出力画像データを受信するとステップ114が肯定判定となり、処理がステップ116に移行する。ステップ116で、出力部70は、ステップ114で受信された出力画像データを表示部16に出力する。
ユーザは、表示部16に表示された出力画像データにより示される出力画像を確認し、出力画像が異常な画像である場合は、操作部18を介して画像処理の再実行の指示を入力する。
そこで、ステップ118で、受付部60は、画像処理の再実行の指示が受け付けられたか否かを判定する。受付部60は、この判定が肯定判定となった場合はステップ120に移行する。
ステップ120で、制御部68は、ステップ104でインプレース処理が可能と判定された少なくとも1つの画像処理について、上記ステップ108と同様に、次に示す処理を行う。制御部68は、画像処理の出力画像データの記憶領域を入力画像データの記憶領域とは異なる領域とする設定を行った後、ステップ112に戻る。なお、本ステップ120で記憶領域の再設定を行う対象とする画像処理モジュール38の個数は特に限定されず、1つでもよいし、2つでもよいし、ステップ104でインプレース処理が可能と判定された画像処理モジュール38の全てでもよい。
一方、受付部60は、所定期間を経過しても画像処理の再実行の指示が受け付けられなかった場合、ステップ118の判定が否定判定となり、本画像処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、画像処理の処理内容によって、画像処理が、インプレース処理が可能か否かを判定している。そして、インプレース処理が可能と判定した画像処理について、画像処理の出力画像データの記憶領域を上書き可能な入力画像データが記憶された記憶領域を含む領域とする設定を行っている。これにより、インプレース処理が可能であるか否かをユーザに判断させる場合に比較して、ユーザの負担を軽減して、画像処理の記憶領域の使用量を低減することができる。
また、本実施の形態によれば、画像処理の処理結果が異常であることが受け付けられた場合に、インプレース処理が可能な少なくとも1つの画像処理について、出力画像データの記憶領域を入力画像データの記憶領域とは異なる領域とする設定を行っている。この結果、インプレース処理に起因して画像処理の処理結果が異常であった場合、ユーザは再実行の指示を行うだけで、画像処理が再実行される。これにより、ユーザの負担を、より軽減することができる。
また、本実施の形態によれば、判定部66による判定が実行されるプロセッサ(第1演算部12A)とは異なるプロセッサ(第2演算部12B)で画像処理を実行している。これにより、判定部66による判定が実行されるプロセッサと同じプロセッサで画像処理を実行する場合に比較して、高速に画像処理を実行することができる。
また、本実施の形態によれば、GPU(第2演算部12B)により画像処理を実行している。一般に、GPUのローカルメモリ13の容量はメモリ14の容量に比較して小さいため、画像処理をアウトプレース処理によりGPUで実行すると、記憶領域の確保に失敗する可能性が比較的高い。これに対し、本実施の形態によれば、画像処理の記憶領域の使用量を低減することができるため、記憶領域の確保に失敗する可能性を低減することができる。
[第2の実施の形態]
本第2の実施の形態では、入力画像データを分割する点が第1の実施の形態とは異なっている。なお、上記第1の実施の形態と同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
まず、図1を参照して、本実施の形態に係るコンピュータ10の構成を説明する。図1に示すように、本実施の形態に係る画像処理プログラム群34は、処理制御部46Bのプログラムを含む。
また、本実施の形態に係る第2演算部12Bは、ローカルメモリ13を有し、複数(本実施の形態では4つ)のプロセッサ・コアを有する。また、第2演算部12Bは、各プロセッサ・コアに1対1で対応して設けられ、プロセッサ・コアがキャッシュメモリとして使用する複数(本実施の形態では4つ)のL1(Level1)キャッシュを有する。また、第2演算部12Bは、各プロセッサ・コアが共有するキャッシュメモリとして使用し、かつ1つのL1キャッシュより容量が大きい1つのL2(Level2)キャッシュを有する。
すなわち、本実施の形態では、L2キャッシュが第2演算部のプロセッサから最も遠いレベルのキャッシュメモリ、所謂LLC(Last Level Cache)である。なお、キャッシュメモリのレベル数は2つに限定されず、3つ以上でもよい。
また、本実施の形態に係る第1演算部12Aも第2演算部12Bと同様に、複数のプロセッサ・コア、L1キャッシュ、及びL2キャッシュを有する。
また、本実施の形態に係る個々の画像処理モジュール38は、第1演算部12A及び第2演算部12Bの何れの演算部で画像処理が実行されるかが設定可能とされている。なお、本実施の形態では、画像処理モジュール38の処理内容によって第1演算部12A及び第2演算部12Bの何れの演算部で画像処理が実行されるかが個々の画像処理モジュール38に予め設定されている場合について説明するが、これに限定されない。例えば、ユーザにより、画像処理モジュール38毎に第1演算部12A及び第2演算部12Bの何れの演算部で画像処理が実行されるかが設定されてもよい。
次に、図9を参照して、本実施の形態に係る処理制御部46Bの構成を説明する。図9に示すように、処理制御部46Bは、分割部72を備えている。
本実施の形態に係る分割部72は、入力画像データの処理対象とする部分により示される画像を複数の分割画像に分割する。一例として図10に示すように、分割部72は、入力画像データの処理対象とする部分により示される画像Gを、複数(図10に示す例では3つ)の分割画像B1〜B3に分割する。なお、以下では分割画像を示す画像データを「分割画像データ」という。また、入力画像データの処理対象とする部分とは、色変換処理のように入力画像全体を処理対象とする画像処理では、入力画像データ全体が処理対象とする部分を意味する。また、入力画像データの処理対象とする部分とは、切り抜き(トリミング)処理のように、入力画像の一部を対象とする画像処理では、画像処理の処理対象とする部分を意味する。以下では、錯綜を回避するために、入力画像データの処理対象とする部分を、単に「入力画像データ」という。
また、図10に示した例では、分割部72が画像Gを上下に分割しているが、これに限定されない。例えば分割部72は画像Gを左右に分割してもよいし、上下左右に分割してもよい。
分割部72は、画像処理が第2演算部12Bで実行される場合、入力画像データを、第2演算部12BのLLC(L2キャッシュ)の容量に応じたサイズで複数の分割画像データに分割する。本実施の形態では、分割部72は、入力画像データを、第2演算部12BのLLCの容量以下で、かつLLCの容量に極力一致するサイズで複数の同サイズの分割画像データに分割する。すなわち、例えば、入力画像データのサイズが6MBで、第2演算部12BのLLCの容量が2MBの場合、各分割画像データのサイズは2MBとなる。また、入力画像データのサイズが4.5MBで、第2演算部12BのLLCの容量が2MBの場合、各分割画像データのサイズは1.5MBとなる。
一方、分割部72は、画像処理が第1演算部12Aで実行される場合、入力画像データを、第1演算部12AのLLC以外のキャッシュメモリ(本実施形態では、L1キャッシュ)の容量に応じたサイズで複数の分割画像データに分割する。本実施の形態では、分割部72は、入力画像データを、第1演算部12AのL1キャッシュの容量以下で、かつL1キャッシュの容量に極力一致するサイズで複数の同サイズの分割画像データに分割する。なお、第1演算部12Aが3つ以上のレベルのキャッシュメモリを有する場合は、分割部72は、LLC以外の予め定められた1つのキャッシュメモリ(例えばL2キャッシュ)の容量に応じたサイズで入力画像データを分割すればよい。
また、一例として図11に示すように、分割部72は、画像処理DAG50Aに対し、各画像処理モジュール38で実行される画像処理を、分割画像データの各々に対応する部分処理39(タスク)に分割して画像処理DAG50Bを構築する。なお、図11では、錯綜を回避するために、バッファモジュール40の図示を省略している。また、分割部72は、画像処理モジュール38で実行される画像処理の種類に応じて、前段に連結された画像処理モジュール38の部分処理39と、後段に連結された画像処理モジュール38の部分処理39との間で依存関係を付与する。なお、図11では、この依存関係を破線の矢印で示している。
例えば、色変換処理のように、処理対象とする画素のみに対して画像処理を行う処理は、各部分処理39も1対1の依存関係となる。一方、例えば、フィルタ処理のように、処理対象とする画素の周辺画素も必要な画像処理では、周辺画素に対して画像処理を行う前段の部分処理39にも依存関係を付与することとなる。各部分処理39は、前段に依存関係のある部分処理39が存在しないか、依存関係のある全ての部分処理39が終了した場合に実行可能となる。
次に、図12を参照して、本実施の形態に係るコンピュータ10の作用を説明する。なお、図12は、アプリケーション32により画像処理の実行開始の指示が入力された場合に第1演算部12Aによって実行される画像処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。また、画像処理プログラムは記憶部20に予めインストールされている。また、第1演算部12Aが画像処理プログラムを実行することにより、第1演算部12Aが前述した処理構築部42、受付部60、判定部66、制御部68、出力部70、及び分割部72として機能する。また、図12における図8と同一の処理を実行するステップについては図8と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
図12のステップ111で、分割部72は、前述したように、画像処理DAG50Aの個々の画像処理モジュール38による画像処理が、何れの演算部で実行されるかを示す情報に応じて、入力画像データを複数の分割画像データに分割する。そして、分割部72は、以上の処理を経た画像処理DAG50Aに対して、前述したように、個々の画像処理モジュール38で実行される画像処理を個々の部分処理39に分割し、直接連結された画像処理モジュール38の部分処理39間で依存関係を付与する。すなわち、本ステップ111で、分割部72は、画像処理DAG50Bを構築する。
次のステップ113で、制御部68は、ステップ111で構築された画像処理DAG50Bに従って、画像処理を実行する制御を行う。すなわち、制御部68は、画像処理DAG50Bにおける第1演算部12Aで実行される設定がされている画像処理モジュール38の部分処理は、第1演算部12Aの各プロセッサ・コアで実行する制御を行う。また、制御部68は、画像処理DAG50Bにおける第2演算部12Bで実行される設定がされている画像処理モジュール38の部分処理は、第2演算部12Bの各プロセッサ・コアで実行する制御を行う。制御部68は、これらの制御を、画像処理DAG50Bに従って、実行可能となった部分処理39について順次行う。
なお、画像処理DAG50Bの最終段の画像処理モジュール38の全てが第1演算部12Aで実行される設定がされている場合は、ステップ114の処理は不要となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、本実施の形態によれば、第2演算部12A(GPU)により実行される画像処理モジュール38の入力画像データを、第2演算部12AのLLCの容量に応じたサイズで複数の分割画像データに分割する。第2演算部12Aにより画像処理を実行する場合、分割画像データの数が多すぎると、第1演算部12A(CPU)と第2演算部12Bとの間でのデータ転送のオーバーヘッドが比較的大きくなる。従って、本実施の形態では、入力画像データをL1キャッシュのサイズで分割する場合に比較して、オーバーヘッドを低減させることができる。また、画像処理を並列化したうえで、LLCのヒット率が向上する。従って、本実施の形態によれば、より高速に画像処理を実行することができる。
また、本実施の形態によれば、第1演算部12A(CPU)により実行される画像処理モジュール38の入力画像データを、第1演算部12AのL1キャッシュの容量に応じたサイズで複数の分割画像データに分割する。これにより、画像処理を並列化したうえで、LLCより高速なL1キャッシュのヒット率が向上するため、より高速に画像処理を実行することができる。
なお、上記各実施の形態において、分割部72は、予め定められた数又はサイズで入力画像データを分割してもよい。
また、上記各実施の形態では、各種プログラムが記憶部20に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。各種プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、各種プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
2016年3月24日出願の日本国特許出願2016−060522号の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
10 コンピュータ
12A 第1演算部
12B 第2演算部
13 ローカルメモリ
13A〜13I 記憶領域
14 メモリ
16 表示部
18 操作部
20 記憶部
22 画像データ供給部
24 画像出力部
26 バス
30 オペレーティングシステム
32 アプリケーションプログラム群
34 画像処理プログラム群
36 モジュールライブラリ
38、38A〜38E 画像処理モジュール
39 部分処理
40 バッファモジュール
42 処理構築部
46A、46B 処理制御部
50A、50B 画像処理DAG
60 受付部
62 特徴情報記憶部
64 特徴情報
66 判定部
68 制御部
70 出力部
72 分割部
B1〜B3 分割画像
G 画像

Claims (10)

  1. 記憶領域に記憶された入力画像データに対して画像処理を実行して出力画像データを出力するオブジェクトが複数連結されたオブジェクト群により画像処理を実行する画像処理装置であって、
    前記入力画像データを前記出力画像データで上書き可能か否かを前記画像処理の各々の処理内容によって判定する判定部と、
    前記判定部により上書き可能と判定された画像処理について、該画像処理の出力画像データの記憶領域を上書き可能な入力画像データが記憶された記憶領域を含む領域とする設定、及び前記オブジェクト群による画像処理を実行する制御を行う制御部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記制御部は、出力画像データのサイズが前記上書き可能な入力画像データのサイズより大きい場合、前記出力画像データの記憶領域として、前記上書き可能な入力画像データが記憶された記憶領域に対して、出力画像データのサイズと前記上書き可能な入力画像データのサイズとの差分以上の所定範囲内の容量を増加させた領域を設定する
    請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記オブジェクト群の最終段のオブジェクトにより実行された画像処理の処理結果の出力画像データを出力する出力部と、
    ユーザからの入力を受け付ける受付部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記受付部に前記処理結果が異常であることが受け付けられた場合、前記判定部により上書き可能と判定された少なくとも1つの画像処理について、前記出力画像データの記憶領域を前記入力画像データの記憶領域とは異なる領域とする設定、及び前記オブジェクト群による画像処理を再度実行する制御を行う
    請求項1又は請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、前記判定部による判定が実行されるプロセッサとは異なるプロセッサにより前記画像処理を実行する制御を行う
    請求項1から請求項3の何れか1項記載の画像処理装置。
  5. 前記制御部は、ローカルメモリを有するグラフィックス・プロセッシング・ユニットにより前記画像処理を実行する制御を行う
    請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記入力画像データの処理対象とする部分を複数の分割画像データに分割する分割部をさらに備え、
    前記制御部は、前記分割画像データ毎に前記オブジェクト群による画像処理を実行する制御を行う
    請求項1から請求項5の何れか1項記載の画像処理装置。
  7. 前記分割部は、キャッシュメモリ及びローカルメモリを有するグラフィックス・プロセッシング・ユニットにより前記画像処理が実行される場合、前記入力画像データを前記グラフィックス・プロセッシング・ユニットのラスト・レベル・キャッシュの容量に応じたサイズで分割する
    請求項6記載の画像処理装置。
  8. 前記分割部は、キャッシュメモリを有するセントラル・プロセッシング・ユニットにより前記画像処理が実行される場合、前記入力画像データを前記セントラル・プロセッシング・ユニットのラスト・レベル・キャッシュ以外の予め定められたキャッシュメモリの容量に応じたサイズで分割する
    請求項6又は請求項7記載の画像処理装置。
  9. 記憶領域に記憶された入力画像データに対して画像処理を実行して出力画像データを出力するオブジェクトが複数連結されたオブジェクト群により画像処理を実行する画像処理装置による画像処理方法であって、
    前記入力画像データを前記出力画像データで上書き可能か否かを前記画像処理の各々の処理内容によって判定し、
    上書き可能と判定した画像処理について、該画像処理の出力画像データの記憶領域を上書き可能な入力画像データが記憶された記憶領域を含む領域とする設定、及び前記オブジェクト群による画像処理を実行する制御を行う
    画像処理方法。
  10. コンピュータを、請求項1から請求項8の何れか1項記載の画像処理装置の判定部、及び制御部として機能させるための画像処理プログラム。
JP2018507078A 2016-03-24 2017-01-25 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム Active JP6600077B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016060522 2016-03-24
JP2016060522 2016-03-24
PCT/JP2017/002572 WO2017163590A1 (ja) 2016-03-24 2017-01-25 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017163590A1 true JPWO2017163590A1 (ja) 2019-02-14
JP6600077B2 JP6600077B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=59901091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018507078A Active JP6600077B2 (ja) 2016-03-24 2017-01-25 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10783604B2 (ja)
JP (1) JP6600077B2 (ja)
CN (1) CN108885777B (ja)
WO (1) WO2017163590A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109686434B (zh) * 2018-12-29 2020-03-31 青岛大学附属医院 临床治疗辅助机构

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000232587A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理方法
JP2004311019A (ja) * 2004-06-18 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置
JP2006287485A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP2007524156A (ja) * 2003-12-22 2007-08-23 ザ マスワークス, インク グラフィカルプログラミング環境における入力データのブロック処理
JP4725683B2 (ja) * 2010-07-21 2011-07-13 セイコーエプソン株式会社 画像データ管理装置および画像データ管理プログラム
JP2012003619A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Sony Corp 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU739533B2 (en) * 1997-04-30 2001-10-18 Canon Kabushiki Kaisha Graphics processor architecture
JP4120724B2 (ja) 1998-08-18 2008-07-16 セイコーエプソン株式会社 画像データ管理装置、画像データ管理方法および画像データ管理プログラムを記録した媒体
JP2005173926A (ja) * 2003-12-10 2005-06-30 Canon Inc 画像処理装置、方法、プログラム及び記憶媒体
US7528837B2 (en) * 2005-02-23 2009-05-05 Panasonic Corporation Drawing apparatus, drawing method, drawing program and drawing integrated circuit
JP4694270B2 (ja) * 2005-06-03 2011-06-08 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、方法及びプログラム
JP4378413B2 (ja) * 2007-05-01 2009-12-09 シャープ株式会社 画像処理装置、画像形成装置、画像読取装置、画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよびその記録媒体
EP2124190B1 (en) 2008-05-19 2011-08-31 Mitsubishi Electric Information Technology Centre Europe B.V. Image processing to enhance image sharpness
US8797336B2 (en) * 2009-06-30 2014-08-05 Apple Inc. Multi-platform image processing framework
US8400458B2 (en) * 2009-09-09 2013-03-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and system for blocking data on a GPU
CN104067309A (zh) 2011-12-28 2014-09-24 英特尔公司 流水线化的图像处理序列发生器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000232587A (ja) * 1999-02-12 2000-08-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像処理装置および画像処理方法
JP2007524156A (ja) * 2003-12-22 2007-08-23 ザ マスワークス, インク グラフィカルプログラミング環境における入力データのブロック処理
JP2004311019A (ja) * 2004-06-18 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 記録再生装置
JP2006287485A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び情報記録媒体
JP2012003619A (ja) * 2010-06-18 2012-01-05 Sony Corp 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
JP4725683B2 (ja) * 2010-07-21 2011-07-13 セイコーエプソン株式会社 画像データ管理装置および画像データ管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN108885777A (zh) 2018-11-23
US20190019271A1 (en) 2019-01-17
CN108885777B (zh) 2022-10-25
JP6600077B2 (ja) 2019-10-30
WO2017163590A1 (ja) 2017-09-28
US10783604B2 (en) 2020-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6632709B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
US11257178B2 (en) Image processing device, image processing method, and storage medium
US10949942B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program
US10878526B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program
CN108475213B (zh) 图像处理装置、图像处理方法和图像处理程序
US11315212B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer readable medium for executing partial processes on image-section data items
US11341599B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer readable medium storing image processing program
JP6600077B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP7039424B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
CN111937029B (zh) 图像处理装置、图像处理方法、图像处理程序和存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180920

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6600077

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250