JP2839392B2 - 画像データ復元方法および装置 - Google Patents
画像データ復元方法および装置Info
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- JP2839392B2 JP2839392B2 JP20298691A JP20298691A JP2839392B2 JP 2839392 B2 JP2839392 B2 JP 2839392B2 JP 20298691 A JP20298691 A JP 20298691A JP 20298691 A JP20298691 A JP 20298691A JP 2839392 B2 JP2839392 B2 JP 2839392B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値画像を直交変換符
号化方式で符号化して得られる符号データから画像を復
元する画像データ復元方法および画像データ復元装置に
関するものである。
号化方式で符号化して得られる符号データから画像を復
元する画像データ復元方法および画像データ復元装置に
関するものである。
【0002】中間調画像やカラー画像などの多値画像を
その特徴を損なうことなくデータ量を圧縮する符号化方
式として、2次元直交変換を利用した適応離散コサイン
変換符号化方式(Adaptive Discrete CosineTransfor
m,以下ADCT方式と称する)が広く用いられてい
る。
その特徴を損なうことなくデータ量を圧縮する符号化方
式として、2次元直交変換を利用した適応離散コサイン
変換符号化方式(Adaptive Discrete CosineTransfor
m,以下ADCT方式と称する)が広く用いられてい
る。
【0003】このADCT方式は、多値画像をそれぞれ
所定数の画素(例えば8×8画素)からなるブロックに
分割し、このブロックごとに画像を直交変換して変換係
数(以下、DCT係数と称する)からなる行列を求め、
この行列の各成分をそれぞれ対応する視覚適応閾値(後
述する)を用いて量子化してから可変長符号化すること
により、データ量を圧縮するものである。
所定数の画素(例えば8×8画素)からなるブロックに
分割し、このブロックごとに画像を直交変換して変換係
数(以下、DCT係数と称する)からなる行列を求め、
この行列の各成分をそれぞれ対応する視覚適応閾値(後
述する)を用いて量子化してから可変長符号化すること
により、データ量を圧縮するものである。
【0004】
【従来の技術】図12に、従来のADCT方式を適用し
た画像データ圧縮装置の構成を示す。また、図13に、
多値画像を分割して得られるブロックの例を示す。
た画像データ圧縮装置の構成を示す。また、図13に、
多値画像を分割して得られるブロックの例を示す。
【0005】画像読取装置などによって読み取られた多
値画像は、上述したブロックごとに順次にDCT変換部
611に入力され、このDCT変換部611による2次
元離散コサイン変換(以下、DCT変換と称する)処理
により、空間周波数成分に対応するDCT係数からなる
8行8列の行列(以下、DCT係数Dと称する)に変換
される。図14に、DCT係数Dの例を示す。
値画像は、上述したブロックごとに順次にDCT変換部
611に入力され、このDCT変換部611による2次
元離散コサイン変換(以下、DCT変換と称する)処理
により、空間周波数成分に対応するDCT係数からなる
8行8列の行列(以下、DCT係数Dと称する)に変換
される。図14に、DCT係数Dの例を示す。
【0006】このDCT係数Dの各成分は、線型量子化
部620により、それぞれ量子化閾値QTHの対応する成
分を用いて量子化される。上述した量子化閾値QTHは、
各空間周波数に対応する視覚適応閾値と量子化制御パラ
メータSFとから得られるものである。この視覚適応閾値
は、各空間周波数成分に対する視覚の感度に関する実験
結果に基づいて予め定められており、量子化マトリクス
VTH(図15参照)として与えられている。また、量子
化制御パラメータSFは、画像の量子化精度を決定する係
数であり、復元画像に対して要求される画質に応じて、
操作者が1画面分の画像データの符号化処理に先立って
設定するものである。
部620により、それぞれ量子化閾値QTHの対応する成
分を用いて量子化される。上述した量子化閾値QTHは、
各空間周波数に対応する視覚適応閾値と量子化制御パラ
メータSFとから得られるものである。この視覚適応閾値
は、各空間周波数成分に対する視覚の感度に関する実験
結果に基づいて予め定められており、量子化マトリクス
VTH(図15参照)として与えられている。また、量子
化制御パラメータSFは、画像の量子化精度を決定する係
数であり、復元画像に対して要求される画質に応じて、
操作者が1画面分の画像データの符号化処理に先立って
設定するものである。
【0007】ここで、上述した量子化マトリクスVTHの
各成分の値は、人間の視覚感度の空間周波数特性に応じ
て、図15に示すように、低い空間周波数に対応する成
分の絶対値は小さく、逆に、高い空間周波数に対応する
成分の絶対値は大きく設定されている。このため、線型
量子化部620によってDCT係数Dを量子化して得ら
れる量子化係数DQUは、図16に示すように、直流成分
を示す行列の左上隅の成分(以下、DC成分と称する)
とこのDC成分の周囲にある低い空間周波数成分を示す
極く少数のAC成分のみが零以外の値を有する有効係数
となり、大部分のAC成分は値が零である無効係数とな
る場合が多い。
各成分の値は、人間の視覚感度の空間周波数特性に応じ
て、図15に示すように、低い空間周波数に対応する成
分の絶対値は小さく、逆に、高い空間周波数に対応する
成分の絶対値は大きく設定されている。このため、線型
量子化部620によってDCT係数Dを量子化して得ら
れる量子化係数DQUは、図16に示すように、直流成分
を示す行列の左上隅の成分(以下、DC成分と称する)
とこのDC成分の周囲にある低い空間周波数成分を示す
極く少数のAC成分のみが零以外の値を有する有効係数
となり、大部分のAC成分は値が零である無効係数とな
る場合が多い。
【0008】このようにして得られた量子化係数DQUを
図17に示すジグザスキャンと呼ばれる走査順序を用い
て走査すると、一連の有効係数に続いて、無効係数が連
続している1次元配列が得られる。この1次元配列を符
号化部631によって有効係数(インデックス)とこの
インデックスの前に連続している無効係数の連続長(ラ
ン)との組合せに変換し、符号表632に基づいて、各
組合せをその出現頻度に対応する符号にそれぞれ置き換
えて可変長符号化することにより、画像データを圧縮し
ている。
図17に示すジグザスキャンと呼ばれる走査順序を用い
て走査すると、一連の有効係数に続いて、無効係数が連
続している1次元配列が得られる。この1次元配列を符
号化部631によって有効係数(インデックス)とこの
インデックスの前に連続している無効係数の連続長(ラ
ン)との組合せに変換し、符号表632に基づいて、各
組合せをその出現頻度に対応する符号にそれぞれ置き換
えて可変長符号化することにより、画像データを圧縮し
ている。
【0009】また、このようにして得られた符号化デー
タは、図18に示す画像データ復元装置によって画像デ
ータに復元される。画像データ復元装置の復号部711
は、上述した符号表632とは逆に、符号に対応するラ
ンとインデックスとの組合せを示す復号表712を備え
ており、順次に入力される符号を復号してインデックス
とランとの組合せを求めて、逆量子化部720に入力す
る。
タは、図18に示す画像データ復元装置によって画像デ
ータに復元される。画像データ復元装置の復号部711
は、上述した符号表632とは逆に、符号に対応するラ
ンとインデックスとの組合せを示す復号表712を備え
ており、順次に入力される符号を復号してインデックス
とランとの組合せを求めて、逆量子化部720に入力す
る。
【0010】この逆量子化部720は、入力されるイン
デックスとランとの組合せから各ブロックの量子化係数
DQUを復元し、この量子化係数DQUの各成分に上述した
量子化閾値QTHの対応する成分を乗じて逆量子化し、各
ブロックのDCT係数Dを復元する。このようにして得
られたDCT係数Dに対して、逆DCT変換部731
が、逆DCT変換処理を施すことによって、該当するブ
ロックの画像データが復元され、上述した処理を各ブロ
ックについて繰り返すことにより、1画面分の画像デー
タが復元される。
デックスとランとの組合せから各ブロックの量子化係数
DQUを復元し、この量子化係数DQUの各成分に上述した
量子化閾値QTHの対応する成分を乗じて逆量子化し、各
ブロックのDCT係数Dを復元する。このようにして得
られたDCT係数Dに対して、逆DCT変換部731
が、逆DCT変換処理を施すことによって、該当するブ
ロックの画像データが復元され、上述した処理を各ブロ
ックについて繰り返すことにより、1画面分の画像デー
タが復元される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】逆DCT変換処理は、
8行8列の行列の乗算処理を含んでいるため、非常に演
算量の多い処理であるため、上述したようにして、全て
のブロックに対応するDCT係数Dを逆DCT変換して
画像データを復元した場合は、画像データの復元処理に
長い時間を要していた。
8行8列の行列の乗算処理を含んでいるため、非常に演
算量の多い処理であるため、上述したようにして、全て
のブロックに対応するDCT係数Dを逆DCT変換して
画像データを復元した場合は、画像データの復元処理に
長い時間を要していた。
【0012】ところで、DCT係数Dの直流成分のみが
有効係数である場合は、該当するブロックは有効な交流
成分を持たない直流ブロックであり、この場合は、DC
T係数Dの直流成分の値をDCT係数Dの列の数(例え
ば『8』)で割った値と逆DCT変換処理で得られる画
像データの値とが等しい。従って、この場合には、DC
T係数Dに対する逆DCT変換処理を行うことなく、1
ブロック分の画像データを復元することができる。
有効係数である場合は、該当するブロックは有効な交流
成分を持たない直流ブロックであり、この場合は、DC
T係数Dの直流成分の値をDCT係数Dの列の数(例え
ば『8』)で割った値と逆DCT変換処理で得られる画
像データの値とが等しい。従って、この場合には、DC
T係数Dに対する逆DCT変換処理を行うことなく、1
ブロック分の画像データを復元することができる。
【0013】上述した性質を利用して、画像データの復
元処理を高速化する技法として、本出願人は、特願平1
−290304号『画像データ復元方式』を既に出願し
ている。
元処理を高速化する技法として、本出願人は、特願平1
−290304号『画像データ復元方式』を既に出願し
ている。
【0014】この技法は、量子化係数DQUが含んでいる
有効係数の数が『1』であった場合に、該当するブロッ
クは有効な交流成分を持たない直流ブロックであると判
断し、該当するブロックについては、逆DCT変換処理
を行う代わりに、DCT係数Dの直流成分の値をnビッ
トだけ右へシフトして得られた画像データをブロックの
画素数だけ反復して出力することにより、1ブロック分
の画像データを復元するものである。但し、各ブロック
は2n ×2n 画素からなっており、DCT係数Dは2n
行2n 列の行列である。
有効係数の数が『1』であった場合に、該当するブロッ
クは有効な交流成分を持たない直流ブロックであると判
断し、該当するブロックについては、逆DCT変換処理
を行う代わりに、DCT係数Dの直流成分の値をnビッ
トだけ右へシフトして得られた画像データをブロックの
画素数だけ反復して出力することにより、1ブロック分
の画像データを復元するものである。但し、各ブロック
は2n ×2n 画素からなっており、DCT係数Dは2n
行2n 列の行列である。
【0015】直流ブロックは、風景写真の空の部分やク
ローズアップした人物の肌の部分のように、階調変化が
比較的緩やかな部分に多く含まれているから、上述した
技法を適用することにより、このような画像の復元処理
に要する時間を大幅に短縮することができる。
ローズアップした人物の肌の部分のように、階調変化が
比較的緩やかな部分に多く含まれているから、上述した
技法を適用することにより、このような画像の復元処理
に要する時間を大幅に短縮することができる。
【0016】しかしながら、この技法においては、シフ
ト処理によって得られた画像データを1ブロック分の画
像データに展開しながら、表示用のフレームバッファな
どの後段の装置に転送しているので、直流ブロックの復
元処理に要する時間は、1ブロックの画素数分の画像デ
ータを転送するために要する時間によって制限されてい
た。ここで、図18に示した画像データ復元装置とフレ
ームバッファとは、通常は別々の回路素子であるから、
画像データの転送処理は、画像データ復元装置とフレー
ムバッファとの間のハンドシェークを確認しながら行わ
れている。このため、例えば、1ブロックが8×8画素
からなっている場合は、少なくとも64サイクルの時間
を要していた。
ト処理によって得られた画像データを1ブロック分の画
像データに展開しながら、表示用のフレームバッファな
どの後段の装置に転送しているので、直流ブロックの復
元処理に要する時間は、1ブロックの画素数分の画像デ
ータを転送するために要する時間によって制限されてい
た。ここで、図18に示した画像データ復元装置とフレ
ームバッファとは、通常は別々の回路素子であるから、
画像データの転送処理は、画像データ復元装置とフレー
ムバッファとの間のハンドシェークを確認しながら行わ
れている。このため、例えば、1ブロックが8×8画素
からなっている場合は、少なくとも64サイクルの時間
を要していた。
【0017】一方、逆DCT変換処理における行列の乗
算処理をパイプライン化することにより、8×8画素の
ブロックを復元するために要する時間は128サイクル
程度に短縮することができる。すなわち、上述した技法
によっては、直流ブロックの復元処理に要する時間は、
通常のブロックの復元処理に要する時間の半分程度に短
縮されるにすぎなかった。
算処理をパイプライン化することにより、8×8画素の
ブロックを復元するために要する時間は128サイクル
程度に短縮することができる。すなわち、上述した技法
によっては、直流ブロックの復元処理に要する時間は、
通常のブロックの復元処理に要する時間の半分程度に短
縮されるにすぎなかった。
【0018】このため、全てのブロックが直流ブロック
であるにもかかわらず、階層復元の第1階層の復元処理
に要する時間を充分に短縮することができず、操作者の
待ち時間が長かった。
であるにもかかわらず、階層復元の第1階層の復元処理
に要する時間を充分に短縮することができず、操作者の
待ち時間が長かった。
【0019】また、画像データベースの検索用画像(ピ
クチャーディレクトリ)として、各ブロックをそれぞれ
1画素に縮小した縮小画像を用いる場合には、フレーム
バッファ側で、画像データ復元装置で復元されたフルサ
イズの画像の各ブロックからそれぞれ1画素を抽出して
縮小画像を作成していた。このように、一旦、直流ブロ
ックを展開した後に画素の間引き処理を行うのでは、直
流ブロックの展開処理は無駄な処理となってしまう。
クチャーディレクトリ)として、各ブロックをそれぞれ
1画素に縮小した縮小画像を用いる場合には、フレーム
バッファ側で、画像データ復元装置で復元されたフルサ
イズの画像の各ブロックからそれぞれ1画素を抽出して
縮小画像を作成していた。このように、一旦、直流ブロ
ックを展開した後に画素の間引き処理を行うのでは、直
流ブロックの展開処理は無駄な処理となってしまう。
【0020】ここで、直流ブロックの展開処理は、画像
データを出力するまでに行えばよい処理であるから、必
ずしも復元装置側において行う必要はない。むしろ、こ
のような処理を切り離して、できるだけ早く次のブロッ
クについての復元処理を開始した方が、画像全体の復元
処理および出力処理を高速化する上で有利である。
データを出力するまでに行えばよい処理であるから、必
ずしも復元装置側において行う必要はない。むしろ、こ
のような処理を切り離して、できるだけ早く次のブロッ
クについての復元処理を開始した方が、画像全体の復元
処理および出力処理を高速化する上で有利である。
【0021】本発明は、画像の復元処理の処理負担を軽
減する画像データ復元方法および装置を提供することを
目的とする。
減する画像データ復元方法および装置を提供することを
目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の画像デ
ータ復元方法の原理を示す図である。請求項1の発明
は、原画像を複数の画素からなるブロックごとに直交変
換し、得られた変換係数を符号化する変換符号化方式の
符号データから原画像を復元する画像データ復元方法に
おいて、各ブロックに対応する変換係数に基づいて、各
ブロックが有効な交流成分を持たない直流ブロックであ
るか否かを判定し、直流ブロック以外のブロックに対応
する変換係数をそれぞれ逆直交変換して、該当するブロ
ックの画像を復元し、直流ブロックに対応する変換係数
の直流成分の値から、直流ブロックの任意の1画素を復
元し、任意の1画素の復元結果と直流ブロックである旨
の判定結果とで、直流ブロックの復元画像を表すことを
特徴とする。
ータ復元方法の原理を示す図である。請求項1の発明
は、原画像を複数の画素からなるブロックごとに直交変
換し、得られた変換係数を符号化する変換符号化方式の
符号データから原画像を復元する画像データ復元方法に
おいて、各ブロックに対応する変換係数に基づいて、各
ブロックが有効な交流成分を持たない直流ブロックであ
るか否かを判定し、直流ブロック以外のブロックに対応
する変換係数をそれぞれ逆直交変換して、該当するブロ
ックの画像を復元し、直流ブロックに対応する変換係数
の直流成分の値から、直流ブロックの任意の1画素を復
元し、任意の1画素の復元結果と直流ブロックである旨
の判定結果とで、直流ブロックの復元画像を表すことを
特徴とする。
【0023】図2は、請求項2の画像データ復元装置の
構成を示す図である。請求項2の発明は、原画像を複数
の画素からなるブロックごとに直交変換し、得られた変
換係数を符号化する変換符号化方式の符号データを復号
して、各ブロックの変換係数を求める復号手段101
と、各ブロックの変換係数を逆直交変換して、各ブロッ
クの画像データを復元する逆直交変換手段102と、各
ブロックの変換係数に含まれる直流成分の値を所定の定
数で除算する直流変換手段103と、各ブロックの変換
係数に基づいて、各ブロックが有効な交流成分を持たな
い直流ブロックであるか否かを判定し、判定結果を判定
情報として送出するブロック判定手段104と、交流ブ
ロックである旨の判定情報に応じて、逆直交変換手段1
02で復元された1ブロック分の画像データを選択して
出力し、直流ブロックである旨の判定情報に応じて、直
流変換手段103の出力を選択して直流ブロックの任意
の1画素の画像データとして出力する選択手段105と
を備えたこと特徴とする。
構成を示す図である。請求項2の発明は、原画像を複数
の画素からなるブロックごとに直交変換し、得られた変
換係数を符号化する変換符号化方式の符号データを復号
して、各ブロックの変換係数を求める復号手段101
と、各ブロックの変換係数を逆直交変換して、各ブロッ
クの画像データを復元する逆直交変換手段102と、各
ブロックの変換係数に含まれる直流成分の値を所定の定
数で除算する直流変換手段103と、各ブロックの変換
係数に基づいて、各ブロックが有効な交流成分を持たな
い直流ブロックであるか否かを判定し、判定結果を判定
情報として送出するブロック判定手段104と、交流ブ
ロックである旨の判定情報に応じて、逆直交変換手段1
02で復元された1ブロック分の画像データを選択して
出力し、直流ブロックである旨の判定情報に応じて、直
流変換手段103の出力を選択して直流ブロックの任意
の1画素の画像データとして出力する選択手段105と
を備えたこと特徴とする。
【0024】図3は、請求項3の画像データ復元装置の
構成を示す図である。請求項3の発明は、請求項2に記
載の画像データ復元装置において、入力される画像デー
タを画素に対応して格納する画像データ格納手段111
と、直流ブロックでない旨の判定情報に応じて、1ブロ
ック分の画像データをそのまま画像データ格納手段11
1に入力し、直流ブロックである旨の判定情報に応じ
て、直流ブロックの任意の1画素の画像データを1ブロ
ックの画素数だけ繰り返して画像データ格納手段111
に入力する入力制御手段112とを備えたことを特徴と
する。
構成を示す図である。請求項3の発明は、請求項2に記
載の画像データ復元装置において、入力される画像デー
タを画素に対応して格納する画像データ格納手段111
と、直流ブロックでない旨の判定情報に応じて、1ブロ
ック分の画像データをそのまま画像データ格納手段11
1に入力し、直流ブロックである旨の判定情報に応じ
て、直流ブロックの任意の1画素の画像データを1ブロ
ックの画素数だけ繰り返して画像データ格納手段111
に入力する入力制御手段112とを備えたことを特徴と
する。
【0025】図4は、請求項4の画像データ復元装置の
構成を示す図である。請求項4の発明は、請求項3に記
載の画像データ復元装置において、1ブロック分の画像
データに相当する容量を有する複数の記憶領域121を
有し、各ブロックに対応する画像データを複数の記憶領
域121に交互に保持し、保持した各ブロックの画像デ
ータを順次に送出するブロック保持手段122と、複数
の記憶領域121に保持されたブロックに対応する判定
情報をそれぞれ保持する複数の判定情報保持手段123
とを備え、入力制御手段112が、各判定情報保持手段
123に保持された判定情報に応じて、ブロック保持手
段122から画像データ格納手段111への画像データ
の入力動作を制御する構成であることを特徴とする。
構成を示す図である。請求項4の発明は、請求項3に記
載の画像データ復元装置において、1ブロック分の画像
データに相当する容量を有する複数の記憶領域121を
有し、各ブロックに対応する画像データを複数の記憶領
域121に交互に保持し、保持した各ブロックの画像デ
ータを順次に送出するブロック保持手段122と、複数
の記憶領域121に保持されたブロックに対応する判定
情報をそれぞれ保持する複数の判定情報保持手段123
とを備え、入力制御手段112が、各判定情報保持手段
123に保持された判定情報に応じて、ブロック保持手
段122から画像データ格納手段111への画像データ
の入力動作を制御する構成であることを特徴とする。
【0026】図5は、請求項5の画像データ復元装置の
構成を示す図である。請求項5の発明は、請求項2に記
載の画像データ復元装置において、1ブロック分の画像
データに相当する容量を有する複数の記憶領域121を
有し、各ブロックに対応する画像データを複数の記憶領
域121に交互に保持し、保持した各ブロックの画像デ
ータを順次に送出するブロック保持手段122と、直流
ブロックでない旨の判定情報に応じて、選択手段105
からの1ブロック分の画像データをそのままブロック保
持手段122に送出し、直流ブロックである旨の判定情
報に応じて、選択手段105からの1画素分の画像デー
タを1ブロックの画素数だけ繰り返して送出する転送制
御手段131と、入力される画像データを画素に対応し
て格納する画像データ格納手段111とを備え、ブロッ
ク保持手段122が送出した画像データを画像データ格
納手段111に入力する構成であることを特徴とする。
構成を示す図である。請求項5の発明は、請求項2に記
載の画像データ復元装置において、1ブロック分の画像
データに相当する容量を有する複数の記憶領域121を
有し、各ブロックに対応する画像データを複数の記憶領
域121に交互に保持し、保持した各ブロックの画像デ
ータを順次に送出するブロック保持手段122と、直流
ブロックでない旨の判定情報に応じて、選択手段105
からの1ブロック分の画像データをそのままブロック保
持手段122に送出し、直流ブロックである旨の判定情
報に応じて、選択手段105からの1画素分の画像デー
タを1ブロックの画素数だけ繰り返して送出する転送制
御手段131と、入力される画像データを画素に対応し
て格納する画像データ格納手段111とを備え、ブロッ
ク保持手段122が送出した画像データを画像データ格
納手段111に入力する構成であることを特徴とする。
【0027】図6は、請求項6の画像データ復元装置の
構成を示す図である。請求項6の発明は、請求項2に記
載の画像データ復元装置において、階層復元の第1階層
である旨の情報の入力に応じて、選択手段105で選択
される1画素分の画像データを各ブロックの原画像にお
ける位置に応じて配列して、各ブロックの画像を1画素
に縮小した縮小画像を作成する縮小画像作成手段141
を備えたこと特徴とする。
構成を示す図である。請求項6の発明は、請求項2に記
載の画像データ復元装置において、階層復元の第1階層
である旨の情報の入力に応じて、選択手段105で選択
される1画素分の画像データを各ブロックの原画像にお
ける位置に応じて配列して、各ブロックの画像を1画素
に縮小した縮小画像を作成する縮小画像作成手段141
を備えたこと特徴とする。
【0028】
【作用】請求項1の発明は、直流ブロックでないブロッ
クについては、対応する係数行列を逆直交変換して1ブ
ロック分の画像を復元し、直流ブロックについては、任
意の1画素の復元結果と直流ブロックである旨の判定結
果とで復元画像を表すことにより、直流ブロックの展開
処理を後段の装置に割り当てて、変換係数から画像デー
タを復元する処理の負担を軽減することができる。
クについては、対応する係数行列を逆直交変換して1ブ
ロック分の画像を復元し、直流ブロックについては、任
意の1画素の復元結果と直流ブロックである旨の判定結
果とで復元画像を表すことにより、直流ブロックの展開
処理を後段の装置に割り当てて、変換係数から画像デー
タを復元する処理の負担を軽減することができる。
【0029】請求項2の発明は、復号手段101で得ら
れる各ブロックの変換係数に基づいて、ブロック判定手
段104により、各ブロックが直流ブロックであるか否
かが判定され、この判定結果に応じて選択手段105が
動作することにより、直流変換手段103で得られた1
画素分の画像データと直流ブロックである旨の判定情報
とで、直流ブロックの復元画像を表して送出することが
できる。これにより、直流ブロックの展開処理を画像デ
ータ復元装置による復元処理から分離して、後段の装置
に割り当てることができ、復元処理の処理負担を軽減す
ることが可能となる。一方、直流ブロックでないとされ
たブロックについては、従来と同様に、逆直交変換手段
102で得られた1ブロック分の画像データが出力され
る。
れる各ブロックの変換係数に基づいて、ブロック判定手
段104により、各ブロックが直流ブロックであるか否
かが判定され、この判定結果に応じて選択手段105が
動作することにより、直流変換手段103で得られた1
画素分の画像データと直流ブロックである旨の判定情報
とで、直流ブロックの復元画像を表して送出することが
できる。これにより、直流ブロックの展開処理を画像デ
ータ復元装置による復元処理から分離して、後段の装置
に割り当てることができ、復元処理の処理負担を軽減す
ることが可能となる。一方、直流ブロックでないとされ
たブロックについては、従来と同様に、逆直交変換手段
102で得られた1ブロック分の画像データが出力され
る。
【0030】請求項3の発明は、直流ブロックである旨
の判定情報に応じて、入力制御手段112が動作するこ
とにより、1画素分の画像データから直流ブロックを展
開することができ、画像データ格納手段111上に復元
画像を得ることができる。ここで、入力制御手段112
による直流ブロックの展開処理は、上述した選択手段1
05による画像データの出力のサイクルとは独立のサイ
クルで処理可能であるから、直流ブロックを展開しなが
ら転送する場合に比べて、復元画像の出力までに要する
時間を短縮することができる。
の判定情報に応じて、入力制御手段112が動作するこ
とにより、1画素分の画像データから直流ブロックを展
開することができ、画像データ格納手段111上に復元
画像を得ることができる。ここで、入力制御手段112
による直流ブロックの展開処理は、上述した選択手段1
05による画像データの出力のサイクルとは独立のサイ
クルで処理可能であるから、直流ブロックを展開しなが
ら転送する場合に比べて、復元画像の出力までに要する
時間を短縮することができる。
【0031】更に、複数の記憶領域121を有するブロ
ック保持手段122と複数の判定情報保持手段123と
に、それぞれ各ブロックに対応する画像データと判定情
報とを保持しておくことにより、ブロック保持手段12
2から画像データ格納手段111への転送動作と次のブ
ロックについての復元処理とを並行して行うことが可能
となり、復元画像の出力までに要する時間をより短縮す
ることができる。
ック保持手段122と複数の判定情報保持手段123と
に、それぞれ各ブロックに対応する画像データと判定情
報とを保持しておくことにより、ブロック保持手段12
2から画像データ格納手段111への転送動作と次のブ
ロックについての復元処理とを並行して行うことが可能
となり、復元画像の出力までに要する時間をより短縮す
ることができる。
【0032】また、請求項5の発明は、直流ブロックで
ある旨の判定情報に応じて、転送制御手段131が、画
像データの展開処理を行うことにより、ブロック保持手
段122の各記憶領域121に各ブロックの画像データ
が保持される。従って、これらの記憶領域121に保持
された画像データを従来と同様に順次に送出すれば、画
像データ格納手段111上に復元画像を得ることができ
る。
ある旨の判定情報に応じて、転送制御手段131が、画
像データの展開処理を行うことにより、ブロック保持手
段122の各記憶領域121に各ブロックの画像データ
が保持される。従って、これらの記憶領域121に保持
された画像データを従来と同様に順次に送出すれば、画
像データ格納手段111上に復元画像を得ることができ
る。
【0033】階層復元の第1階層においては、全てのブ
ロックが直流ブロックであるから、請求項6の発明は、
階層復元の第1階層である旨の情報の入力に応じて、縮
小画像作成手段141が、各ブロックに対応する1画素
分の画像データを順次に配列することにより、縮小画像
を高速に作成して操作者に提供することができる。
ロックが直流ブロックであるから、請求項6の発明は、
階層復元の第1階層である旨の情報の入力に応じて、縮
小画像作成手段141が、各ブロックに対応する1画素
分の画像データを順次に配列することにより、縮小画像
を高速に作成して操作者に提供することができる。
【0034】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図7は、本発明の画像データ復元装
置の実施例構成を示す。
て詳細に説明する。図7は、本発明の画像データ復元装
置の実施例構成を示す。
【0035】図7において、復号部711と復号表71
2と逆量子化部210とは、復号手段101を形成して
おり、復号部711が、入力される各符号に基づいて復
号表712を検索し、該当するインデックスとランとの
組合せを復号データとして逆量子化部210に送出する
構成となっいる。
2と逆量子化部210とは、復号手段101を形成して
おり、復号部711が、入力される各符号に基づいて復
号表712を検索し、該当するインデックスとランとの
組合せを復号データとして逆量子化部210に送出する
構成となっいる。
【0036】この逆量子化部210は、デマルチプレク
サ(DMPX)201とアドレス算出部202と量子化
閾値保持部203と乗算器204とバッファ205とか
ら形成されており、上述したデマルチプレクサ201
が、入力される復号データをインデックスとランとに分
離し、それぞれ乗算器204とアドレス算出部202と
に送出する構成となっている。
サ(DMPX)201とアドレス算出部202と量子化
閾値保持部203と乗算器204とバッファ205とか
ら形成されており、上述したデマルチプレクサ201
が、入力される復号データをインデックスとランとに分
離し、それぞれ乗算器204とアドレス算出部202と
に送出する構成となっている。
【0037】上述したアドレス算出部202は、入力さ
れるランの値に基づいて、対応するインデックスのジグ
ザグスキャンによる走査順序を求めて、該当する有効係
数が8行8列の量子化係数DQUにおいて占める位置を表
すアドレスとして出力する構成となっている。また、量
子化閾値保持部203は、量子化閾値QTHの各成分を上
述したジグザグスキャンによる走査順序に従って格納し
ており、上述したアドレスの入力に応じて、該当する量
子化閾値を出力する構成となっている。
れるランの値に基づいて、対応するインデックスのジグ
ザグスキャンによる走査順序を求めて、該当する有効係
数が8行8列の量子化係数DQUにおいて占める位置を表
すアドレスとして出力する構成となっている。また、量
子化閾値保持部203は、量子化閾値QTHの各成分を上
述したジグザグスキャンによる走査順序に従って格納し
ており、上述したアドレスの入力に応じて、該当する量
子化閾値を出力する構成となっている。
【0038】このようにして、乗算器204にインデッ
クスとともに対応する量子化閾値を入力し、この乗算器
204による乗算結果をバッファ205の上述したアド
レスに応じて格納することにより、8行8列のDCT係
数Dを復元する構成となっている。
クスとともに対応する量子化閾値を入力し、この乗算器
204による乗算結果をバッファ205の上述したアド
レスに応じて格納することにより、8行8列のDCT係
数Dを復元する構成となっている。
【0039】また、図7において、ブロック判定手段1
04は、終了検出部211とカウンタ212と判定回路
213とから形成されており、終了検出部211とカウ
ンタ212とに、デマルチプレクサ201によって分離
されたランが入力される構成となっている。
04は、終了検出部211とカウンタ212と判定回路
213とから形成されており、終了検出部211とカウ
ンタ212とに、デマルチプレクサ201によって分離
されたランが入力される構成となっている。
【0040】この終了検出部211は、1ブロックの終
了を示すラン『REOB 』が入力されたときに、1ブロッ
ク分の復号データの入力が終了した旨を判定回路213
に通知する構成となっている。また、カウンタ212
は、ランの入力に応じて計数動作を行うことにより、各
ブロックに対応する量子化係数DQUに含まれている有効
係数の数を計数する構成となっている。
了を示すラン『REOB 』が入力されたときに、1ブロッ
ク分の復号データの入力が終了した旨を判定回路213
に通知する構成となっている。また、カウンタ212
は、ランの入力に応じて計数動作を行うことにより、各
ブロックに対応する量子化係数DQUに含まれている有効
係数の数を計数する構成となっている。
【0041】ここで、逐次復元方式の場合は、各ブロッ
クの量子化係数DQUには直流成分が必ず含まれているか
ら、1ブロック分の符号データに含まれるランの数が
『1』であった場合は、このブロックは、直流成分以外
に有効な成分を持たない直流ブロックである。
クの量子化係数DQUには直流成分が必ず含まれているか
ら、1ブロック分の符号データに含まれるランの数が
『1』であった場合は、このブロックは、直流成分以外
に有効な成分を持たない直流ブロックである。
【0042】従って、上述したカウンタ212の計数値
を判定回路213に入力し、判定回路213が、終了検
出部211からの通知に応じて、カウンタ212で得ら
れた有効係数の数が『1』であるか否かを判定し、有効
係数の数が『1』であるときに、直流ブロックである旨
の判定情報を出力し、他の場合に直流ブロックでない旨
の判定情報を出力すればよい。
を判定回路213に入力し、判定回路213が、終了検
出部211からの通知に応じて、カウンタ212で得ら
れた有効係数の数が『1』であるか否かを判定し、有効
係数の数が『1』であるときに、直流ブロックである旨
の判定情報を出力し、他の場合に直流ブロックでない旨
の判定情報を出力すればよい。
【0043】また、上述した終了検出部211からの通
知に応じて、タイミング制御部206は、逆DCT変換
部731およびシフト回路221に対して、バッファ2
05に格納されたDCT係数Dに対する処理の開始を指
示する構成となっている。
知に応じて、タイミング制御部206は、逆DCT変換
部731およびシフト回路221に対して、バッファ2
05に格納されたDCT係数Dに対する処理の開始を指
示する構成となっている。
【0044】逆DCT変換部731は、逆直交変換手段
102に相当するものであり、この逆DCT変換部73
1により、従来と同様にDCT係数Dと定数行列Aとの
行列演算が行われ、1ブロックの各画素の画像データが
それぞれ復元される。
102に相当するものであり、この逆DCT変換部73
1により、従来と同様にDCT係数Dと定数行列Aとの
行列演算が行われ、1ブロックの各画素の画像データが
それぞれ復元される。
【0045】一方、シフト回路221は、直流変換手段
103に相当するものであり、バッファ205からDC
T係数Dの直流成分を表す数値データ(例えば11ビッ
ト)が入力され、この数値データを右へ3ビットだけシ
フトして、上述した直流成分を数値『8』で割って得ら
れる商の整数部を得る構成となっている。
103に相当するものであり、バッファ205からDC
T係数Dの直流成分を表す数値データ(例えば11ビッ
ト)が入力され、この数値データを右へ3ビットだけシ
フトして、上述した直流成分を数値『8』で割って得ら
れる商の整数部を得る構成となっている。
【0046】このようにして、直流ブロックの任意の1
画素の画像データが復元され、上述した逆DCT変換部
731の出力とともに、マルチプレクサ231にそれぞ
れ入力されている。
画素の画像データが復元され、上述した逆DCT変換部
731の出力とともに、マルチプレクサ231にそれぞ
れ入力されている。
【0047】このマルチプレクサ231は、選択手段1
05に相当するものであり、上述したブロック判定手段
104からの判定情報に応じて、逆DCT変換部731
とシフト回路221との出力のいずれか一方を選択して
復元画像データとして後段の装置(例えばフレームバッ
ファ)に送出する構成となっている。このマルチプレク
サ231は、直流ブロックである旨の判定情報に応じて
シフト回路221の出力を選択し、直流ブロックでない
旨の判定情報に応じて逆DCT変換部731の出力を選
択する構成とすればよい。
05に相当するものであり、上述したブロック判定手段
104からの判定情報に応じて、逆DCT変換部731
とシフト回路221との出力のいずれか一方を選択して
復元画像データとして後段の装置(例えばフレームバッ
ファ)に送出する構成となっている。このマルチプレク
サ231は、直流ブロックである旨の判定情報に応じて
シフト回路221の出力を選択し、直流ブロックでない
旨の判定情報に応じて逆DCT変換部731の出力を選
択する構成とすればよい。
【0048】すなわち、直流ブロックである旨の判定情
報に応じて、シフト回路221の出力を選択することに
より、直流ブロックに対応するDCT係数Dに対する逆
DCT変換処理をスキップし、直流ブロックの任意の1
画素の画像データを出力する構成となっている。
報に応じて、シフト回路221の出力を選択することに
より、直流ブロックに対応するDCT係数Dに対する逆
DCT変換処理をスキップし、直流ブロックの任意の1
画素の画像データを出力する構成となっている。
【0049】また、ブロック判定手段104からの判定
情報は、マルチプレクサ231の出力とともに後段の装
置に送出されており、直流ブロックである旨の判定情報
と直流ブロックの任意の1画素の画像データとによっ
て、直流ブロックの復元画像が表されている。
情報は、マルチプレクサ231の出力とともに後段の装
置に送出されており、直流ブロックである旨の判定情報
と直流ブロックの任意の1画素の画像データとによっ
て、直流ブロックの復元画像が表されている。
【0050】このように、直流ブロックの任意の1画素
の画像データと直流ブロックである旨の判定情報とで直
流ブロックを表して後段の装置に通知することにより、
直流ブロックについての画像データの展開処理を逆直交
変換処理から分離して、後段の装置に割り当てることが
できる。
の画像データと直流ブロックである旨の判定情報とで直
流ブロックを表して後段の装置に通知することにより、
直流ブロックについての画像データの展開処理を逆直交
変換処理から分離して、後段の装置に割り当てることが
できる。
【0051】これにより、逆直交変換手段102の処理
負担を軽減して、逆直交変換処理の高速化を図ることが
可能となり、画像データの復元処理全体に要する時間を
短縮することができる。
負担を軽減して、逆直交変換処理の高速化を図ることが
可能となり、画像データの復元処理全体に要する時間を
短縮することができる。
【0052】例えば、後段の装置からの展開処理が終了
した旨の通知に応じて、タイミング制御部206は直流
ブロックについての復元処理が終了したと判断し、復号
手段101に対して次のブロックの復号処理の開始を指
示すればよい。
した旨の通知に応じて、タイミング制御部206は直流
ブロックについての復元処理が終了したと判断し、復号
手段101に対して次のブロックの復号処理の開始を指
示すればよい。
【0053】この場合は、直流ブロックの復元処理に要
する時間は、DCT係数Dの直流成分の復号処理とこの
直流成分を3ビットシフトする処理と後段の装置による
展開処理とに要する時間となる。
する時間は、DCT係数Dの直流成分の復号処理とこの
直流成分を3ビットシフトする処理と後段の装置による
展開処理とに要する時間となる。
【0054】ここで、後段の装置の内部において直流ブ
ロックを展開する場合は、画像データを単純に複写すれ
ばよいので、64画素分の画像データをハンドシェーク
を確認しながら後段の装置に転送しながら展開する場合
に比べて、短時間で処理可能である。
ロックを展開する場合は、画像データを単純に複写すれ
ばよいので、64画素分の画像データをハンドシェーク
を確認しながら後段の装置に転送しながら展開する場合
に比べて、短時間で処理可能である。
【0055】図8に、請求項3の画像データ復元装置の
実施例構成を示す。図8において、フレームバッファ2
41は、画像データ格納手段111に相当するものであ
り、指定される書込アドレスに応じて、マルチプレクサ
231から出力される画像データを格納する構成となっ
ている。
実施例構成を示す。図8において、フレームバッファ2
41は、画像データ格納手段111に相当するものであ
り、指定される書込アドレスに応じて、マルチプレクサ
231から出力される画像データを格納する構成となっ
ている。
【0056】また、入力制御手段112は、アドレス算
出部243とレジスタ244とセレクタ245とから形
成されており、このアドレス算出部243とレジスタ2
44とセレクタ245とは、それぞれ判定情報に応じて
動作し、フレームバッファ241への書込動作を制御す
る構成となっている。
出部243とレジスタ244とセレクタ245とから形
成されており、このアドレス算出部243とレジスタ2
44とセレクタ245とは、それぞれ判定情報に応じて
動作し、フレームバッファ241への書込動作を制御す
る構成となっている。
【0057】アドレス算出部243は、直流ブロックで
ない旨の判定情報に応じて、画像データの転送動作に同
期して各画素に対応するアドレスを順次に生成し、フレ
ームバッファ241に書込アドレスとして指定する構成
となっている。このとき、アドレス算出部243は、従
来と同様に、各ブロックが原画像において占める位置に
基づいて、書込アドレスの先頭アドレスを決定し、この
先頭アドレスから該当するブロックの各画素に対応する
書込アドレスを算出すればよい。
ない旨の判定情報に応じて、画像データの転送動作に同
期して各画素に対応するアドレスを順次に生成し、フレ
ームバッファ241に書込アドレスとして指定する構成
となっている。このとき、アドレス算出部243は、従
来と同様に、各ブロックが原画像において占める位置に
基づいて、書込アドレスの先頭アドレスを決定し、この
先頭アドレスから該当するブロックの各画素に対応する
書込アドレスを算出すればよい。
【0058】また、セレクタ245は、直流ブロックで
ない旨の判定情報に応じて、マルチプレクサ231の出
力を選択する構成となっている。すなわち、直流ブロッ
クでない場合は、逆DCT変換部731で得られた1ブ
ロック分の画像データが、マルチプレクサ231および
セレクタ245を介してフレームバッファ241に入力
され、それぞれ対応する書込アドレスに格納される。
ない旨の判定情報に応じて、マルチプレクサ231の出
力を選択する構成となっている。すなわち、直流ブロッ
クでない場合は、逆DCT変換部731で得られた1ブ
ロック分の画像データが、マルチプレクサ231および
セレクタ245を介してフレームバッファ241に入力
され、それぞれ対応する書込アドレスに格納される。
【0059】一方、直流ブロックである旨の判定情報に
応じて、アドレス算出部243は、内部クロックに同期
して各画素に対応するアドレスを順次に生成する。ま
た、直流ブロックである旨の通知の入力に応じて、レジ
スタ244により、マルチプレクサ231の出力を保持
し、このレジスタ244に保持された直流ブロックの1
画素の画像データがセレクタ244を介してフレームバ
ッファ241に入力される。
応じて、アドレス算出部243は、内部クロックに同期
して各画素に対応するアドレスを順次に生成する。ま
た、直流ブロックである旨の通知の入力に応じて、レジ
スタ244により、マルチプレクサ231の出力を保持
し、このレジスタ244に保持された直流ブロックの1
画素の画像データがセレクタ244を介してフレームバ
ッファ241に入力される。
【0060】すなわち、直流ブロックである旨の判定情
報と1画素分の画像データとの入力に応じて、この画像
データが1ブロック分の各画素のアドレスに順次に書き
込むことにより、直流ブロックの展開処理が行われてい
る。
報と1画素分の画像データとの入力に応じて、この画像
データが1ブロック分の各画素のアドレスに順次に書き
込むことにより、直流ブロックの展開処理が行われてい
る。
【0061】この場合は、高速の内部クロックに同期し
て、画像データの書込処理を行うことができるので、直
流ブロックの展開処理を極く短時間で完了させることが
できる。
て、画像データの書込処理を行うことができるので、直
流ブロックの展開処理を極く短時間で完了させることが
できる。
【0062】また、上述したように、直流ブロックであ
る旨の判定情報に応じて、レジスタ244に直流ブロッ
クの任意の1画素の画像データが保持されるので、直流
変換手段103側で上述した画像データを保持しておく
必要はない。従って、直流ブロックの場合は、上述した
画像データをマルチプレクサ231を介して送出した後
は、すぐに次のブロックの復号処理を開始することがで
きる。
る旨の判定情報に応じて、レジスタ244に直流ブロッ
クの任意の1画素の画像データが保持されるので、直流
変換手段103側で上述した画像データを保持しておく
必要はない。従って、直流ブロックの場合は、上述した
画像データをマルチプレクサ231を介して送出した後
は、すぐに次のブロックの復号処理を開始することがで
きる。
【0063】ここで、風景や人物のクローズアップなど
の自然画像は、背景の部分や人物の肌の部分のように階
調変化が緩やかな部分が多く、直流ブロックを多数含ん
でいるので、上述したようにして、直流ブロックの展開
処理をフレームバッファ241側で行うことにより、画
像データの復元処理に要する時間の大幅な短縮が期待さ
れる。
の自然画像は、背景の部分や人物の肌の部分のように階
調変化が緩やかな部分が多く、直流ブロックを多数含ん
でいるので、上述したようにして、直流ブロックの展開
処理をフレームバッファ241側で行うことにより、画
像データの復元処理に要する時間の大幅な短縮が期待さ
れる。
【0064】更に、上述した直流変換処理および逆DC
T変換処理と直流ブロックの展開処理および画像データ
の転送処理とをパイプライン化して処理すれば、より一
層の高速化を図ることができる。
T変換処理と直流ブロックの展開処理および画像データ
の転送処理とをパイプライン化して処理すれば、より一
層の高速化を図ることができる。
【0065】図9に、請求項4の画像データ復元装置の
実施例構成図を示す。図9において、画像データ復元装
置は、図8に示した画像データ復元装置に、2つのブロ
ックバッファ251a,251bと切換処理部252と
からなるブロック保持手段122と、2つのレジスタ2
53a,253bと、パイプライン制御部254とを備
えた構成となっている。
実施例構成図を示す。図9において、画像データ復元装
置は、図8に示した画像データ復元装置に、2つのブロ
ックバッファ251a,251bと切換処理部252と
からなるブロック保持手段122と、2つのレジスタ2
53a,253bと、パイプライン制御部254とを備
えた構成となっている。
【0066】上述した2つのブロックバッファ251
a,251bは、記憶領域121に相当するものであ
り、それぞれ1ブロック分の画像データに相当する容量
を有している。また、レジスタ253a,253bは、
判定情報保持手段123に相当するものであり、上述し
たブロックバッファ251a,251bにそれぞれ対応
している。また、上述したブロックバッファ251a,
251bには、マルチプレクサ231の出力がそれぞれ
入力されており、レジスタ253a,253bには、上
述したブロック判定手段104からの判定情報がそれぞ
れ入力されている。以下、ブロックバッファ251a,
251bおよびレジスタ253a,253bを総称する
際は、それぞれブロックバッファ251およびレジスタ
253と称する。
a,251bは、記憶領域121に相当するものであ
り、それぞれ1ブロック分の画像データに相当する容量
を有している。また、レジスタ253a,253bは、
判定情報保持手段123に相当するものであり、上述し
たブロックバッファ251a,251bにそれぞれ対応
している。また、上述したブロックバッファ251a,
251bには、マルチプレクサ231の出力がそれぞれ
入力されており、レジスタ253a,253bには、上
述したブロック判定手段104からの判定情報がそれぞ
れ入力されている。以下、ブロックバッファ251a,
251bおよびレジスタ253a,253bを総称する
際は、それぞれブロックバッファ251およびレジスタ
253と称する。
【0067】また、切換処理部252は、パイプライン
制御部254からの指示に応じて、ブロックバッファ2
51a,251bおよびレジスタ253a,253bを
交互に書込有効状態とし、他方をそれぞれ読出有効状態
として、読出有効状態としたブロックバッファ251お
よびレジスタ253に対して画像データおよび判定情報
の送出を指示する構成となっている。このとき、切換処
理部252は、該当するレジスタ253の内容を参照
し、直流ブロックである場合は、ブロックバッファ25
1から1画素分の画像データが送出されたときに画像デ
ータの送出動作の停止を指示するとともに1ブロック分
の転送動作の終了をパイプライン制御部254に通知
し、他の場合は、全画素分の画像データが送出されてか
ら転送動作の終了を通知する。
制御部254からの指示に応じて、ブロックバッファ2
51a,251bおよびレジスタ253a,253bを
交互に書込有効状態とし、他方をそれぞれ読出有効状態
として、読出有効状態としたブロックバッファ251お
よびレジスタ253に対して画像データおよび判定情報
の送出を指示する構成となっている。このとき、切換処
理部252は、該当するレジスタ253の内容を参照
し、直流ブロックである場合は、ブロックバッファ25
1から1画素分の画像データが送出されたときに画像デ
ータの送出動作の停止を指示するとともに1ブロック分
の転送動作の終了をパイプライン制御部254に通知
し、他の場合は、全画素分の画像データが送出されてか
ら転送動作の終了を通知する。
【0068】パイプライン制御部254は、逆DCT変
換部731あるいはシフト回路221による復元処理が
終了した旨の通知に応じて、切換処理部252にブロッ
クバッファ251およびレジスタ253の切り換えを指
示し、読出有効状態とされたブロックバッファ251お
よびレジスタ253の書換えを禁止する。また、上述し
た転送動作の終了通知に応じて、パイプライン制御部2
54は、読出有効状態とされたブロックバッファ251
およびレジスタ253を解放し、切換処理部252に書
込有効状態とすることを許可すればよい。
換部731あるいはシフト回路221による復元処理が
終了した旨の通知に応じて、切換処理部252にブロッ
クバッファ251およびレジスタ253の切り換えを指
示し、読出有効状態とされたブロックバッファ251お
よびレジスタ253の書換えを禁止する。また、上述し
た転送動作の終了通知に応じて、パイプライン制御部2
54は、読出有効状態とされたブロックバッファ251
およびレジスタ253を解放し、切換処理部252に書
込有効状態とすることを許可すればよい。
【0069】この場合は、上述した実施例と同様に、直
流ブロックの展開処理と次のブロックの復元処理とを並
行して処理可能であり、更に、有効な交流成分を有する
ブロックの画像データの転送処理と次のブロックの復元
処理とを並行して処理することができる。
流ブロックの展開処理と次のブロックの復元処理とを並
行して処理可能であり、更に、有効な交流成分を有する
ブロックの画像データの転送処理と次のブロックの復元
処理とを並行して処理することができる。
【0070】ここで、図7に示した画像データ復元装置
に、上述したブロック保持手段122および判定情報保
持手段123を加えて1つの回路基板上に配置してハー
ドウェア化すれば、マルチプレクサ231と2つのブロ
ックバッファ251a,251bとの間の転送処理は、
逆DCT変換部731における処理サイクルに同期して
行うことができる。つまり、この場合は、逆DCT変換
部731側では、画像データの転送先とのハンドシェー
クなどを意識する必要がないので、逆DCT変換処理の
処理負担をより軽減することができる。
に、上述したブロック保持手段122および判定情報保
持手段123を加えて1つの回路基板上に配置してハー
ドウェア化すれば、マルチプレクサ231と2つのブロ
ックバッファ251a,251bとの間の転送処理は、
逆DCT変換部731における処理サイクルに同期して
行うことができる。つまり、この場合は、逆DCT変換
部731側では、画像データの転送先とのハンドシェー
クなどを意識する必要がないので、逆DCT変換処理の
処理負担をより軽減することができる。
【0071】また、上述したような複数のブロックバッ
ファ251上に直流ブロックを展開してからフレームバ
ッファ241に転送するようにしてもよい。図10に、
請求項5の画像データ復元装置の実施例構成図を示す。
ファ251上に直流ブロックを展開してからフレームバ
ッファ241に転送するようにしてもよい。図10に、
請求項5の画像データ復元装置の実施例構成図を示す。
【0072】図10において、転送制御手段131は、
レジスタ261とセレクタ262と書込制御部263と
から形成されており、ブロック判定手段104からの判
定情報に応じてそれぞれ動作し、ブロック保持手段12
2への画像データの転送動作を制御する構成となってい
る。
レジスタ261とセレクタ262と書込制御部263と
から形成されており、ブロック判定手段104からの判
定情報に応じてそれぞれ動作し、ブロック保持手段12
2への画像データの転送動作を制御する構成となってい
る。
【0073】上述したレジスタ261は、直流ブロック
である旨の判定情報の入力に応じて、マルチプレクサ2
31の出力を保持する構成となっており、セレクタ26
2は、直流ブロックでない旨の判定情報に応じて、マル
チプレクサ231の出力を選択し、直流ブロックである
旨の判定情報に応じて、上述したレジスタ261の出力
を選択して、ブロックバッファ251に送出する構成と
なっている。
である旨の判定情報の入力に応じて、マルチプレクサ2
31の出力を保持する構成となっており、セレクタ26
2は、直流ブロックでない旨の判定情報に応じて、マル
チプレクサ231の出力を選択し、直流ブロックである
旨の判定情報に応じて、上述したレジスタ261の出力
を選択して、ブロックバッファ251に送出する構成と
なっている。
【0074】また、書込制御部263は、直流ブロック
でない旨の判定情報に応じて、逆DCT変換部731に
おける逆DCT変換処理のサイクルに同期した書込同期
信号を生成し、直流ブロックである旨の判定情報に応じ
て、高速の内部クロックに同期した書込同期信号を生成
して、ブロックバッファ251に送出する構成となって
いる。
でない旨の判定情報に応じて、逆DCT変換部731に
おける逆DCT変換処理のサイクルに同期した書込同期
信号を生成し、直流ブロックである旨の判定情報に応じ
て、高速の内部クロックに同期した書込同期信号を生成
して、ブロックバッファ251に送出する構成となって
いる。
【0075】すなわち、交流成分を有するブロックにつ
いては、逆DCT変換処理のサイクルに同期して、得ら
れた各画素の画像データが順次にブロックバッファ25
1に格納され、直流ブロックについては、レジスタ26
1に保持された1画素分の画像データが、内部クロック
に同期して1ブロックの各画素に対応するブロックバッ
ファ251のアドレスに複写される。
いては、逆DCT変換処理のサイクルに同期して、得ら
れた各画素の画像データが順次にブロックバッファ25
1に格納され、直流ブロックについては、レジスタ26
1に保持された1画素分の画像データが、内部クロック
に同期して1ブロックの各画素に対応するブロックバッ
ファ251のアドレスに複写される。
【0076】このように、直流ブロックである旨の判定
情報に応じて、ブロックバッファ251への書込同期信
号を高速の内部クロックに切り換え、この内部クロック
に同期して直流ブロックの任意の1画素の画像データを
複写することにより、判定情報と1画素分の画像データ
とで表された直流ブロックをブロックバッファ251側
で高速に展開することができる。
情報に応じて、ブロックバッファ251への書込同期信
号を高速の内部クロックに切り換え、この内部クロック
に同期して直流ブロックの任意の1画素の画像データを
複写することにより、判定情報と1画素分の画像データ
とで表された直流ブロックをブロックバッファ251側
で高速に展開することができる。
【0077】これにより、直流ブロックであるか否かに
かかわらず、2つのブロックバッファ251には1ブロ
ック分の画像データが保持されるので、2つのブロック
バッファ251から交互に1ブロック分の画像データを
フレームバッファ241に転送することにより、フレー
ムバッファ241においてフルサイズの復元画像を得る
ことができる。
かかわらず、2つのブロックバッファ251には1ブロ
ック分の画像データが保持されるので、2つのブロック
バッファ251から交互に1ブロック分の画像データを
フレームバッファ241に転送することにより、フレー
ムバッファ241においてフルサイズの復元画像を得る
ことができる。
【0078】また、逆DCT変換部731と転送処理手
段131の書込制御部263とブロック保持手段132
の切換処理部252とは、それぞれ1ブロック分の処理
の終了をパイプライン制御部254に通知する構成とな
っており、パイプライン制御部254は、これらの通知
に応じて、各部の処理の開始タイミングを制御する構成
となっている。
段131の書込制御部263とブロック保持手段132
の切換処理部252とは、それぞれ1ブロック分の処理
の終了をパイプライン制御部254に通知する構成とな
っており、パイプライン制御部254は、これらの通知
に応じて、各部の処理の開始タイミングを制御する構成
となっている。
【0079】この場合においても、図9に示した実施例
と同様に、直流ブロックの展開処理および各ブロックの
画像データの転送処理と並行して、次のブロックの復元
処理を行うことができるので、画像データ全体を復元す
る処理に要する時間を短縮することができる。
と同様に、直流ブロックの展開処理および各ブロックの
画像データの転送処理と並行して、次のブロックの復元
処理を行うことができるので、画像データ全体を復元す
る処理に要する時間を短縮することができる。
【0080】また、この場合は、全てのブロックについ
て64画素分の画像データがフレームバッファ241に
転送されるので、フレームバッファ241側のハードウ
ェアやソフトウェアを変更する必要はない。
て64画素分の画像データがフレームバッファ241に
転送されるので、フレームバッファ241側のハードウ
ェアやソフトウェアを変更する必要はない。
【0081】なお、本発明の画像データ復元方法は、逐
次復元方式の符号データに限らず、階層復元方式の符号
データに適用してもよい。階層復元の第1階層において
は、全てのブロックが直流ブロックであるから、上述し
たようにして、直流ブロックの展開処理を復元処理から
分離することにより、大幅な高速化を図ることができ、
操作者に第1階層の大まかな画像を速やかに提供するこ
とができる。
次復元方式の符号データに限らず、階層復元方式の符号
データに適用してもよい。階層復元の第1階層において
は、全てのブロックが直流ブロックであるから、上述し
たようにして、直流ブロックの展開処理を復元処理から
分離することにより、大幅な高速化を図ることができ、
操作者に第1階層の大まかな画像を速やかに提供するこ
とができる。
【0082】次に、画像データベースの検索用画像(ピ
クチャーディレクトリ)として、第1階層の復元画像の
各ブロックを1画素に縮小して得られる縮小画像を高速
に作成する方法について説明する。
クチャーディレクトリ)として、第1階層の復元画像の
各ブロックを1画素に縮小して得られる縮小画像を高速
に作成する方法について説明する。
【0083】図11に、請求項6の画像データ復元装置
の実施例構成図を示す。図11において、画像データ復
元装置は、フレームバッファ制御回路246からの書込
アドレスに応じて、フレームバッファ241が、図7に
示した画像データ復元装置のマルチプレクサ231を介
して出力される画像データを格納して画像を復元し、表
示処理などに供する構成となっている。
の実施例構成図を示す。図11において、画像データ復
元装置は、フレームバッファ制御回路246からの書込
アドレスに応じて、フレームバッファ241が、図7に
示した画像データ復元装置のマルチプレクサ231を介
して出力される画像データを格納して画像を復元し、表
示処理などに供する構成となっている。
【0084】上述したフレームバッファ制御回路246
は、2つのアドレス算出部247,248でそれぞれ得
られたアドレスをアドレスセレクタ249が選択して、
フレームバッファ241に送出する構成となっている。
上述したアドレス算出部247は、マルチプレクサ23
1からの画像データの転送動作に同期したクロック信号
に同期して、各ブロックの各画素が原画像において占め
る位置に対応するアドレスを順次に算出する構成となっ
ている。また、アドレス算出部248は、上述したクロ
ック信号に同期して、各ブロックが原画像において占め
る位置に対応するアドレスを順次に算出する構成となっ
ている。
は、2つのアドレス算出部247,248でそれぞれ得
られたアドレスをアドレスセレクタ249が選択して、
フレームバッファ241に送出する構成となっている。
上述したアドレス算出部247は、マルチプレクサ23
1からの画像データの転送動作に同期したクロック信号
に同期して、各ブロックの各画素が原画像において占め
る位置に対応するアドレスを順次に算出する構成となっ
ている。また、アドレス算出部248は、上述したクロ
ック信号に同期して、各ブロックが原画像において占め
る位置に対応するアドレスを順次に算出する構成となっ
ている。
【0085】ここで、第1階層の復元処理においては、
マルチプレクサ231を介して、各ブロックについて1
画素分の画像データがフレームバッファ241に入力さ
れるから、この画像データを各ブロックの原画像におけ
る位置に対応して格納することにより、原画像を64分
の1に縮小した縮小画像を得ることができる。
マルチプレクサ231を介して、各ブロックについて1
画素分の画像データがフレームバッファ241に入力さ
れるから、この画像データを各ブロックの原画像におけ
る位置に対応して格納することにより、原画像を64分
の1に縮小した縮小画像を得ることができる。
【0086】また、階層復元を行う場合は、符号データ
に階層復元の段階を示す階層情報が付されているから、
復号手段101において、この階層情報を抽出し、アド
レスセレクタ249に入力して、このアドレスセレクタ
249による選択動作を制御する構成とすればよい。
に階層復元の段階を示す階層情報が付されているから、
復号手段101において、この階層情報を抽出し、アド
レスセレクタ249に入力して、このアドレスセレクタ
249による選択動作を制御する構成とすればよい。
【0087】すなわち、第1階層である旨の階層情報に
応じて、アドレスセレクタ249により、上述したアド
レス算出部248で得られるアドレスを選択し、フレー
ムバッファ241が、この書込アドレスに応じて、マル
チプレクサ231の出力を順次に格納することにより、
縮小画像作成手段141の機能が実現されている。
応じて、アドレスセレクタ249により、上述したアド
レス算出部248で得られるアドレスを選択し、フレー
ムバッファ241が、この書込アドレスに応じて、マル
チプレクサ231の出力を順次に格納することにより、
縮小画像作成手段141の機能が実現されている。
【0088】この場合は、第1階層の各ブロックは展開
されていないので、各ブロックの画素を間引く処理を行
う必要はなく、各ブロックに対応する1画素の画像デー
タを単純に配列することによって縮小画像が作成され
る。従って、直流ブロックを展開する処理と展開された
画像データから画素を間引く処理とを削減して、縮小画
像の作成に要する時間を大幅に短縮することができ、操
作者に検索用画像を迅速に提供することができる。
されていないので、各ブロックの画素を間引く処理を行
う必要はなく、各ブロックに対応する1画素の画像デー
タを単純に配列することによって縮小画像が作成され
る。従って、直流ブロックを展開する処理と展開された
画像データから画素を間引く処理とを削減して、縮小画
像の作成に要する時間を大幅に短縮することができ、操
作者に検索用画像を迅速に提供することができる。
【0089】一方、第1階層以外の復元処理において
は、アドレスセレクタ249により、アドレス算出部2
47で得られたアドレスが選択され、各ブロックの各画
素に対応する画像データが、各画素が原画像において占
める位置に対応してフレームバッファ241に格納さ
れ、通常のフルサイズの画像が復元される。
は、アドレスセレクタ249により、アドレス算出部2
47で得られたアドレスが選択され、各ブロックの各画
素に対応する画像データが、各画素が原画像において占
める位置に対応してフレームバッファ241に格納さ
れ、通常のフルサイズの画像が復元される。
【0090】なお、第1階層の復元処理において、各ブ
ロックを展開してフルサイズの画像を得るか展開処理を
行わずに縮小画像を得るかを選択できるようにしてもよ
い。この場合は、上述したアドレス算出部247に代え
て、図8に示したアドレス算出部243を備え、アドレ
スセレクタ249が、縮小画像を作成する旨の指示に応
じてアドレス算出部248の出力を選択し、他の場合は
アドレス算出部243の出力を選択する構成とすればよ
い。
ロックを展開してフルサイズの画像を得るか展開処理を
行わずに縮小画像を得るかを選択できるようにしてもよ
い。この場合は、上述したアドレス算出部247に代え
て、図8に示したアドレス算出部243を備え、アドレ
スセレクタ249が、縮小画像を作成する旨の指示に応
じてアドレス算出部248の出力を選択し、他の場合は
アドレス算出部243の出力を選択する構成とすればよ
い。
【0091】また、図8に示したように、レジスタ24
4に直流ブロックの1画素分の画像データを保持してお
き、直流ブロックを展開する旨の指示に応じて、セレク
タ245を切り換えて、レジスタ244に保持された画
像データをフレームバッファ241に1ブロックの画素
数分だけ複写する構成とすればよい。
4に直流ブロックの1画素分の画像データを保持してお
き、直流ブロックを展開する旨の指示に応じて、セレク
タ245を切り換えて、レジスタ244に保持された画
像データをフレームバッファ241に1ブロックの画素
数分だけ複写する構成とすればよい。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、直流ブロ
ックである旨の判定情報と1画素分の画像データとで直
流ブロックの復元結果を表すことにより、符号データか
ら画像データを復元する処理から直流ブロックの展開処
理を分離して、復元処理の処理負担を軽減し、復元処理
の高速化を図ることができる。
ックである旨の判定情報と1画素分の画像データとで直
流ブロックの復元結果を表すことにより、符号データか
ら画像データを復元する処理から直流ブロックの展開処
理を分離して、復元処理の処理負担を軽減し、復元処理
の高速化を図ることができる。
【0093】上述したように、直流ブロックの復元結果
を判定情報と1画素分の画像データとで表すことによ
り、画像データ格納手段に各ブロックの画像データを書
き込む際に、復元処理動作とは独立な高速の内部クロッ
クに同期して、直流ブロックを高速に展開することがで
きる。
を判定情報と1画素分の画像データとで表すことによ
り、画像データ格納手段に各ブロックの画像データを書
き込む際に、復元処理動作とは独立な高速の内部クロッ
クに同期して、直流ブロックを高速に展開することがで
きる。
【0094】更に、ブロック保持手段と判定情報保持手
段とを用いて、各ブロックの復元処理と直流ブロックの
展開処理および各ブロックの画像データの転送処理とを
パイプライン化することにより、復元画像の出力までに
要する時間をより短縮することができる。
段とを用いて、各ブロックの復元処理と直流ブロックの
展開処理および各ブロックの画像データの転送処理とを
パイプライン化することにより、復元画像の出力までに
要する時間をより短縮することができる。
【0095】また、ブロック保持手段に画像データを書
き込む際に、直流ブロックの展開処理を行うことによ
り、画像データ格納手段側のハードウェアおよびソフト
ウェアを変更することなく、復元画像の出力までに要す
る時間の短縮を図ることができる。
き込む際に、直流ブロックの展開処理を行うことによ
り、画像データ格納手段側のハードウェアおよびソフト
ウェアを変更することなく、復元画像の出力までに要す
る時間の短縮を図ることができる。
【0096】また、階層復元の第1階層において、直流
ブロックの復元結果に含まれる1画素分の画像データを
順次に配列することにより、縮小画像を高速に作成する
ことが可能となり、操作者に検索用画像を迅速に提供す
ることができる。
ブロックの復元結果に含まれる1画素分の画像データを
順次に配列することにより、縮小画像を高速に作成する
ことが可能となり、操作者に検索用画像を迅速に提供す
ることができる。
【図1】本発明の画像データ復元方法の原理を示す図で
ある。
ある。
【図2】請求項2の画像データ復元装置の構成を示す図
である。
である。
【図3】請求項3の画像データ復元装置の構成を示す図
である。
である。
【図4】請求項4の画像データ復元装置の構成を示す図
である。
である。
【図5】請求項5の画像データ復元装置の構成を示す図
である。
である。
【図6】請求項6の画像データ復元装置の構成を示す図
である。
である。
【図7】請求項2の画像データ復元装置の実施例構成図
である。
である。
【図8】請求項3の画像データ復元装置の実施例構成図
である。
である。
【図9】請求項4の画像データ復元装置の実施例構成図
である。
である。
【図10】請求項5の画像データ復元装置の実施例構成
図である。
図である。
【図11】請求項6の画像データ復元装置の実施例構成
図である。
図である。
【図12】従来の画像データ圧縮装置の構成図である。
【図13】ブロックの例を示す図である。
【図14】DCT係数Dの例を示す図である。
【図15】量子化マトリクスVTHを示す図である。
【図16】量子化係数DQUの例を示す図である。
【図17】ジグザグスキャンの説明図である。
【図18】画像データ復元装置の構成図である。
101 復号手段 102 逆直交変換手段 103 直流変換手段 104 ブロック判定手段 105 選択手段 111 画像データ格納手段 112 入力制御手段 121 記憶領域 122 ブロック保持手段 123 判定情報保持手段 131 転送制御手段 141 縮小画像作成手段 201 デマルチプレクサ(DMPX) 202 アドレス算出部 203 量子化閾値保持部 204 乗算器 205 バッファ 206 タイミング制御部 211 終了検出部 212 カウンタ 213 判定回路 221 シフト回路 231 マルチプレクサ 241 フレームバッファ 243,247,248 アドレス算出部 244,253,261 レジスタ 245,262 セレクタ 251 ブロックバッファ 252 切換処理部 254 パイプライン制御部 263 書込制御部 249 アドレスセレクタ 611 DCT変換部 620 線型量子化部 631 符号化部 632 符号表 711 復号部 712 復号表 720 逆量子化部 731 逆DCT変換部
Claims (6)
- 【請求項1】 原画像を複数の画素からなるブロックご
とに直交変換し、得られた変換係数を符号化する変換符
号化方式の符号データから原画像を復元する画像データ
復元方法において、 各ブロックに対応する変換係数に基づいて、各ブロック
が有効な交流成分を持たない直流ブロックであるか否か
を判定し、 直流ブロック以外のブロックに対応する変換係数をそれ
ぞれ逆直交変換して、該当するブロックの画像を復元
し、 直流ブロックに対応する変換係数の直流成分の値から、
前記直流ブロックの任意の1画素を復元し、 前記任意の1画素の復元結果と直流ブロックである旨の
判定結果とで、前記直流ブロックの復元画像を表すこと
を特徴とする画像データ復元方法。 - 【請求項2】 原画像を複数の画素からなるブロックご
とに直交変換し、得られた変換係数を符号化する変換符
号化方式の符号データを復号して、各ブロックの変換係
数を求める復号手段(101)と、 前記各ブロックの変換係数を逆直交変換して、各ブロッ
クの画像データを復元する逆直交変換手段(102)
と、 前記各ブロックの変換係数に含まれる直流成分の値を所
定の定数で除算する直流変換手段(103)と、 前記各ブロックの変換係数に基づいて、各ブロックが有
効な交流成分を持たない直流ブロックであるか否かを判
定し、判定結果を判定情報として送出するブロック判定
手段(104)と、 交流ブロックである旨の判定情報に応じて、前記逆直交
変換手段(102)で復元された1ブロック分の画像デ
ータを選択して出力し、直流ブロックである旨の判定情
報に応じて、前記直流変換手段(103)の出力を選択
して前記直流ブロックの任意の1画素の画像データとし
て出力する選択手段(105)とを備えたこと特徴とす
る画像データ復元装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の画像データ復元装置に
おいて、 入力される画像データを画素に対応して格納する画像デ
ータ格納手段(111)と、 直流ブロックでない旨の判定情報に応じて、1ブロック
分の画像データをそのまま前記画像データ格納手段(1
11)に入力し、直流ブロックである旨の判定情報に応
じて、直流ブロックの任意の1画素の画像データを1ブ
ロックの画素数だけ繰り返して前記画像データ格納手段
(111)に入力する入力制御手段(112)とを備え
たことを特徴とする画像データ復元装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の画像データ復元装置に
おいて、 1ブロック分の画像データに相当する容量を有する複数
の記憶領域(121)を有し、各ブロックに対応する画
像データを前記複数の記憶領域(121)に交互に保持
し、保持した各ブロックの画像データを順次に送出する
ブロック保持手段(122)と、 前記複数の記憶領域(121)に保持されたブロックに
対応する判定情報をそれぞれ保持する複数の判定情報保
持手段(123)とを備え、 入力制御手段(112)が、各判定情報保持手段(12
3)に保持された判定情報に応じて、前記ブロック保持
手段(122)から画像データ格納手段(111)への
画像データの入力動作を制御する構成であることを特徴
とする画像データ復元装置。 - 【請求項5】 請求項2に記載の画像データ復元装置に
おいて、 1ブロック分の画像データに相当する容量を有する複数
の記憶領域(121)を有し、各ブロックに対応する画
像データを前記複数の記憶領域(121)に交互に保持
し、保持した各ブロックの画像データを順次に送出する
ブロック保持手段(122)と、 直流ブロックでない旨の判定情報に応じて、選択手段
(105)からの1ブロック分の画像データをそのまま
前記ブロック保持手段(122)に送出し、直流ブロッ
クである旨の判定情報に応じて、選択手段(105)か
らの1画素分の画像データを1ブロックの画素数だけ繰
り返して送出する転送制御手段(131)と、 入力される画像データを画素に対応して格納する画像デ
ータ格納手段(111)とを備え、 前記ブロック保持手段(122)が送出した画像データ
を画像データ格納手段(111)に入力する構成である
ことを特徴とする画像データ復元装置。 - 【請求項6】 請求項2に記載の画像データ復元装置に
おいて、 階層復元の第1階層である旨の情報の入力に応じて、選
択手段(105)で選択される1画素分の画像データを
各ブロックの原画像における位置に応じて配列して、各
ブロックの画像を1画素に縮小した縮小画像を作成する
縮小画像作成手段(141)を備えたこと特徴とする画
像データ復元装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20298691A JP2839392B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 画像データ復元方法および装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20298691A JP2839392B2 (ja) | 1991-08-13 | 1991-08-13 | 画像データ復元方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0548904A JPH0548904A (ja) | 1993-02-26 |
JP2839392B2 true JP2839392B2 (ja) | 1998-12-16 |
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ID=16466442
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|---|
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US7226422B2 (en) | 2002-10-09 | 2007-06-05 | Cardiac Pacemakers, Inc. | Detection of congestion from monitoring patient response to a recumbent position |
US8343049B2 (en) | 2006-08-24 | 2013-01-01 | Cardiac Pacemakers, Inc. | Physiological response to posture change |
JP5614122B2 (ja) * | 2010-06-21 | 2014-10-29 | 富士ゼロックス株式会社 | 画像データ復号装置 |
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1991
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