JP4209921B2 - インクジェット記録用紙 - Google Patents

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Description

本発明は、水性染料インクを用いるインクジェット記録に最適なインクジェット記録用紙に関する。
インクジェット記録方式はフルカラー化が容易なことや印字騒音が少ないことなどから近年急速に普及してきた。この方式はノズルから記録媒体に向けてインク液滴を高速で吐き出させるものであり、インク中に多量の溶媒を含む。従って、記録媒体としては速やかにインクを吸収する必要がある。また、前記記録媒体に対しては、最近のコンピュータやデジタルカメラの普及により、銀塩写真に近い画像が求められるようになってきている。また、前記記録媒体を年賀葉書等に使用する場合には、反光沢面である宛名面において、郵便番号や切手部分にオフセット印刷を行うため、印刷ムラおよび紙粉の発生が少ないことも要求される。
前記記録媒体において写真風合いを高める観点から、高光沢性で写真ライクな画像品質(画質)を支える重要な要因の一つとして光沢感が挙げられる。光沢については、像の歪み程度を定量化する像鮮明性、写像性といわれる指標が用いられる。写像性とは、光沢表面に物体が映った時、その像がどの程度鮮明に、また歪みなく映るかの指標である。表面光沢度が高くても、像にゆがみやひずみがある場合には、画質は損なわれて必ずしも高い光沢感を得ることはできず、観察者が現実に感じる光沢感と一致しない。そのため像の歪み程度を定量化する像鮮明性、写像性が重要となってくる。従来の技術では写像性を重視した場合、インクジェット記録媒体に要求される重要な特性であるインク吸収性が欠如してしまう問題が付随して生じる。
これらの問題を解決するためにインク吸収層または光沢発現層を架橋させて空隙を増やし、インク吸収性を上げたインクジェット記録媒体は多数提案されている。例えば、架橋剤としてカルボジイミド化合物をインク受容層中または光沢発現層中に使用するインクジェット記録媒体が特許文献1及び特許文献2に記載されているが、光沢発現層でのインク吸収性や写像性が不十分であったり、吸湿により写像性が経時で低下してしまい、密封していなければ光沢感が徐々に損なわれてしまう問題がある。
高光沢を付与する手段として、基材に塗布された塗布液が湿潤状態のうちに処理液に浸し、表面を流動性のないゲル状とし、加熱されたキャストドラムに圧接して光沢面を形成する凝固法がある。特許文献2では凝固法が推奨されているが、凝固法は内部塗工層の強度が弱く紙粉が多量に発生する。紙粉はギロチン断裁時の作業環境の悪化や、プリンタ印刷物の白抜け、反光沢面のオフセット印刷物の白抜け、プリンタ動作不良の原因などとなる。従来の技術では、インク吸収性、高光沢、塗工層強度を十分に両立したインクジェット記録媒体が得られていない。
特開2004−322569号公報 特開2006―231648号公報
本発明は、上記現状に鑑み、水性染料インクを用いるインクジェット記録に最適で、インク吸収性が良好で、高品質な光沢及び写像性を保持し、さらに経時での写像性の低下が少なく、塗工層の強度が十分で、断裁時の紙粉発生量が少ないインクジェット記録用紙を提供することを課題とするものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、少なくとも1層のインク受容層と、該インク受容層上に積層された光沢層とを有するインクジェット記録用紙において、当該光沢層を形成する塗工液に、メタクリル酸アミノエチル単位を含むアクリル酸エステル系共重合体樹脂と、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂とを配合することによって、上記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、少なくとも1層のインク受容層と、該インク受容層上に積層された光沢層とを有するインクジェット記録用紙において、前記光沢層が、メタクリル酸アミノエチル単位を含むアクリル酸エステル系共重合体樹脂と、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂とを含む塗工液によって形成されることを特徴とするものである。
前記カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂のカルボジイミド基当量が400〜600であることが好ましい。
前記光沢層が、オレイン酸カリウム系潤滑剤を含有する再湿潤液でリウェットキャスト法により鏡面仕上げされたものであることが好ましい。
前記光沢層が、アセチレングリコール系浸透剤を含有する再湿潤液でリウェットキャスト法により鏡面仕上げされたものであることが好ましい。
本発明のインクジェット記録用紙は、水性染料インクを用いるインクジェット記録に最適なものであり、インク吸収性が良好で、高品質な光沢及び写像性を保持し、さらに経時での写像性の低下が少なく、塗工層の強度が十分で、断裁時の紙粉発生量が少ない。
(1)基材
基材に用いるパルプとしては特に限定されないが、例えば、針葉樹未晒クラフトパルプ(NUKP)や針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹未晒クラフトパルプ(LUKP)や広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)等の化学パルプ;サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、リファイナーメカニカルパルプ(RMP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、ケミグランドパルプ(CGP)、サーモグランドパルプ(TGP)、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、加圧ストーングランドパルプ(PGW)等の機械パルプ;デインキングパルプ(DIP)、ウェストパルプ(WP)等の化学パルプや機械パルプ由来の古紙パルプ等が挙げられ、これらの中から1種又は2種以上を選択して用いることができる。これらのうち、白色度、平滑性向上の点から、LBKPを原料パルプ全量の80〜100質量%用いることが好ましい。
パルプのカナダ標準濾水度(フリーネス)は350〜500mlとすることが好ましい。350ml未満ではパルプの繊維間結合が強く空隙率が減少し、インク吸収性が低下する傾向がある。500mlを超えると、基材の強度が低下し、ギロチン断裁時に紙粉が発生しやすくなる。
上記基材は、JIS P 8251に準じた灰分率が3〜5重量%となるように、填料を含有することが好ましい。填料は、パルプの繊維間結合を抑え基材に空隙を生じさせることでクッション性を向上させ、インクジェットプリンタにおける搬送ギアによる穴明きや、連続印字時の搬送ロール押し付けによって反光沢面−光沢面の擦れによる光沢面への傷を低減することができる。上記灰分率が3重量%未満では光沢面にキズが入りやすく、5重量%を超えると断裁時に紙粉が発生しやすくなる。
上記填料としては特に限定されないが、酸化チタン、クレー、タルク、炭酸カルシウム等が挙げられる。
上記基材は酸化澱粉、カチオン澱粉、変性澱粉等の澱粉を内添、及び/又は表面塗工によって含有することが、インクジェットプリンタ印字時の表面強度向上や紙粉低減の点で好ましく、基材中の含有量は5〜10g/mが好ましい。5g/m未満では表面強度低下により紙粉が発生しやすくなり、10g/mを超えるとインク吸収性が低下する傾向がある。
上記基材は、上記成分以外に、紙力増強剤、内添サイズ剤、外添サイズ剤、歩留向上剤等、公知のものを含むことができる。
(2)反光沢面
本発明のインクジェット記録用紙においては、表面と裏面の双方が光沢面であってもよいが、いずれか一面が光沢面で、残る一面が反光沢面であってもよい。当該反光沢面は、インクジェット記録用紙が葉書用途として使用される場合は宛名面として使用されるので、インクジェット適性のみでなく、図柄や郵便番号等のオフセット印刷適性、筆記性が要求される。
当該反光沢面には、光沢面へのインク受容層の塗工前又は塗工後に、デンプン、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリビニルエーテル、カゼイン、ゼラチン等を塗工することができる。特に平均重合度1500〜3000、ケン化度97%以上である完全ケン化ポリビニルアルコールを使用することが、インク吸収性や耐擦過性の点で好ましい。塗工量は特に限定されないが、例えば、乾燥重量で0.1〜1.0g/m程度である。
(3)光沢面
・インク受容層
上記基材の光沢面には、インクを吸収して乾燥させるため、顔料及びバインダーを含むインク受容層を少なくとも一層設ける。
上記顔料としては特に限定されないが、例えば、非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、クレー、炭酸カルシウム、タルク、炭酸マグネシウム、過硫酸バリウム、珪酸マグネシウム等の無機顔料が挙げられる。特に非晶質シリカは細孔容積が大きいためインク吸収性が良好であり、好ましい。
上記顔料の粒子径としては特に限定されないが、コールカウンター法による平均2次粒子径で5〜10μmの範囲が好ましい。5μm未満では層内の空隙がなくインク吸収性が低下する傾向があり、10μmを超えると層内の空隙が大きく印刷ムラが発生する傾向があり、また、インク受容層の表面の平滑性が低下し、光沢層を設けたときの光沢度および写像性が低下する傾向がある。
上記顔料を基材に接着させるバインダーとしては特に限定されないが、例えば、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)、スチレンブタジエン共重合体、酢酸ビニル、ポリビニルアセタール、酸化澱粉、エーテル化澱粉、アクリル酸エステル系樹脂、アクリルアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂等が挙げられ、これらのうち少なくとも1種類以上を選択して使用することができる。
通常は表面強度とインク吸収性は相反する効果であるが、特にメタクリル酸アミノエチル単位を含むアクリル酸エステル系共重合体樹脂と、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂とを併用した場合、表面強度向上効果がありながらインク吸収性の低下が抑制されるため好ましい。インク受容層における前記共重合体樹脂の含有量は顔料100重量部に対して有効成分基準で5〜30重量部であり、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂の含有量は顔料100重量部に対して有効成分基準で0.25〜6重量部であることが、インク吸収性、塗工層強度の点で好ましい。また、該インク受容層上に光沢層を積層しキャスト処理をした後の光沢感、写像性を満足させることができ、好ましい。
上記インク受容層の塗工量は特に限定されないが、例えば、乾燥重量で5〜15g/m程度である。
・光沢層
上記インク受容層上には、顔料及びバインダーを含む光沢層を設ける。
上記光沢層の顔料としては、上記インク受容層と同様のものを使用することができるが、アルミナとコロイダルシリカを組み合わせることが好ましく、配合比率(重量基準)でアルミナ:コロイダルシリカ=30〜70:70〜30とすることがインク吸収性と塗工層強度を満足させることができ、特に好ましい。
上記光沢層のバインダーとしては、メタクリル酸アミノエチル単位を含むアクリル酸エステル系共重合体樹脂と、架橋剤としてカルボジイミド化合物を含有する合成樹脂とを併用することが好ましい。メタクリル酸アミノエチルにより後述する架橋反応後の安定性が得られるため、吸湿による経時での写像性劣化のない用紙を得ることができ、JIS−P−8142に準じて測定した75度白紙光沢度が85%以上で、JIS−H−8686−2に準じて測定した写像性が55%以上であるインクジェット用紙が得られる。写像性劣化は未包装で23℃湿度50%環境下で30日間放置したときの低下巾が、8以下が好ましく、特に5以下が好ましい。8を超えると経時劣化により見栄えが悪くなる。
写像性低下巾=(開封直後の写像性%)−(未包装30日後の写像性%)
また、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂は、インク吸収性、塗工層強度、光沢感、写像性を満足させることができ好ましい。
カルボジイミド化合物としては特に限定されないが、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド、ジイソプロピルカルボジイミド、ジメチルカルボジイミド、ジイソブチルカルボジイミド、ジオクチルカルボジイミド、t−ブチルイソプロピルカルボジイミド、ジフェニルカルボジイミド、ジ−t−ブチルカルボジイミド、ジ−β−ナフチルカルボジイミド等が挙げられる。
前記カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂以外の架橋剤を併用してもよく、そのような架橋剤の具体例としては、例えば、ホウ酸、ホウ砂、ホウ酸塩、グリオキザール、メラミン・ホルムアルデヒド、グルタルホルムアルデヒド、メチロールウレア、ポリイソシアネート化合物、エポキシ樹脂、アジリジン化合物、ジヒドラジド化合物、ジルコニウム化合物等が挙げられる。
特にカルボジイミド化合物を含有する合成樹脂のカルボジイミド基当量が400〜600であることが、前記効果を向上させることができ好ましい。ここで、カルボジイミド当量とは、カルボジイミド基1モル当りの化学式量をいう。カルボジイミド基当量が400未満の場合、架橋反応が速く、塗料が増粘し、塗工した際に光沢面の面感が悪化してしまう場合がある。600を超える場合、架橋反応が遅く、前記効果が発現しにくい。
前記光沢層における前記共重合体樹脂の含有量は、顔料100重量部に対して有効成分基準で例えば5〜80重量部程度であってよいが、10〜50重量部が好ましい。10重量部未満では、バインダー不足により連続印字キズや紙粉が発生しやすくなり、50重量部を超えるとインク吸収性がやや低下する。
一方、カルボジイミド基を含有する合成樹脂の含有量は、顔料100重量部に対して有効成分基準で0.5〜20重量部程度であってよいが、1〜10重量部が好ましい。1重量部未満では光沢層に空隙が少なくインク吸収性がやや低下し、10重量部を超えると、空隙が大きくなりすぎることで、写像性の経時での低下が大きくなり、紙粉発生、連続印字キズも増加する傾向にある。
上記光沢層の塗工量は特に限定されないが、例えば、乾燥重量で5〜15g/m程度である。
インク受容層、光沢層の塗工液の塗布方法としては、特に制限はないが、例えばエアーナイフ、ロールコーター、バーコーター、コンマコーター、ブレードコーター等の公知の塗工機を用いて塗工することができる。
・鏡面仕上げ
本発明のインクジェット記録用紙では、銀塩写真並の高い光沢を持たせるため、鏡面仕上げを行うことが好ましい。その方法としては、光沢層用塗料又は最表層用塗料を塗布した塗工層の表面が湿潤状態にある間に、該塗工層を、加熱した鏡面に圧接した後、乾燥して行う、いわゆるキャストコート法によることが好ましい。
キャストコート法は、一般に、(1)塗工層が湿潤状態にある間に、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着(圧接)して乾燥するウェットキャスト法(直接法)、(2)湿潤状態の塗工層を一旦(半)乾燥した後に再湿潤液により膨潤可塑化(湿潤)させ、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するリウェットキャスト法(再湿潤法)、(3)湿潤状態の塗工層を凝固液等の凝固処理によりゲル状態にして、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し乾燥するゲル化キャスト法(凝固法)、の3種類に分けることができる。ウェットキャスト法(直接法)、ゲル化キャスト法(凝固法)は、塗工層を乾燥させないためミクロなクラック(ひび割れ)が発生し難く、高い写像性が得られることが特徴だが、塗工層が乾燥されていないため塗工層強度が弱く紙粉が発生しやすい問題がある。
リウェットキャスト法はミクロなクラック(ひび割れ)が発生し、写像性の発現性はウェットキャスト法(直接法)、ゲル化キャスト法(凝固法)に比べて低下するが、本発明によって前記光沢層にメタクリル酸アミノエチル単位を含有したアクリル酸エステル系共重合体樹脂と、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂とを併用した場合、ゲル化キャスト法と同等の写像性の発現性が得られる。加えて、湿潤状態の塗工層を一旦(半)乾燥しているため、ウェットキャスト法(直接法)、ゲル化キャスト法(凝固法)より強い、十分な塗工層強度が得られるため好ましい。
リウェットキャスト法で用いる再湿潤液は、潤滑剤を含有することが好ましい。潤滑剤としては特に限定されないが、例えば、ステアリン酸カルシウム系潤滑剤、ステアリン酸アミド系潤滑剤、オレイン酸カリウム系潤滑剤、オレイン酸アンモニウム系潤滑剤、ポリエチレン系潤滑剤等が挙げられる。その中でオレイン酸カリウム系潤滑剤は、操業性の向上および塗工層強度、写像性をさらに満足させることができ、特に好ましい。
再潤滑液の塗工量は特に限定されないが、例えば、乾燥基準で0.1〜2.0g/m程度であり、塗工後の用紙において潤滑剤の塗工量は0.1〜2g/mであることが好ましい。0.1g/m未満では操業性の向上および写像性、塗工層強度の向上に効果が充分でなく、2g/mを超えると、潤滑剤自体が成膜化するため、インク吸収性が低下してしまう。
リウェットキャスト法で用いる再湿潤液は、浸透剤を含有することが好ましい。潤滑剤を配合せずに浸透剤のみを配合してもよいが、潤滑剤と浸透剤の双方を配合するほうが好ましい。ここで浸透剤は非イオン、陽イオン、陰イオン、両性といった、各種界面活性剤のことをいい、特に非イオン界面活性剤が均一な塗工層を形成することができるため好ましい。非イオン界面活性剤系の浸透剤としては特に限定されないが、例えば、アセチレングリコール系、ポリオキシエチレンアルキルエーテル系、アルキルグルコキシド系、脂肪酸アルカノールアミド系等の浸透剤が挙げられる。
上記アセチレングリコール系の浸透剤とはアセチレン基を中央に持ち、左右対称の構造をした非イオン界面活性剤であり、特に限定されないが、例えば、アセチレンジオール、アセチレンジオールのエチレンオキサイド付加物等が挙げられ、具体的には、日信化学工業株式会社からオルフィン(登録商標)という商品名で販売されているもの等が挙げられる。
上記ポリオキシエチレンアルキルエーテル系の浸透剤としては特に限定されないが、例えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル等が挙げられ、具体的には、花王株式会社からエマルゲンという商品名で販売されているもの等が挙げられる。
上記アルキルグルコキシド系の浸透剤とは親油性のアルキル基と糖がグルコシド結合によって結合した非イオン界面活性剤であり、特に限定されないが、例えば、デシルグルコシド、ラウリルグルコシド等が挙げられ、具体的には、花王株式会社からマイドールという商品名で販売されているもの等が挙げられる。
上記脂肪酸アルカノールアミド系の浸透剤とは脂肪酸とアルカノールアミンが結合してなるアミドからなる非イオン界面活性剤であり、特に限定されないが、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド、パーム核脂肪酸ジエタノールアミド、ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド、ラウリン酸イソプロパノールアミド等が挙げられ、川研ファインケミカル株式会社からアミゾールという商品名で販売されているもの等が挙げられる。
なかでも、濡れ性・泡の発生、塗料の増粘性の問題から、アセチレングリコール系浸透剤が好ましい。これを使用すると操業性の問題がなく、高い光沢度と写像性を得ることができる。
アセチレングリコール系浸透剤の含有量は0.03〜0.2g/mとすることが好ましく、0.03g/m未満では操業性の向上および写像性、塗工層強度の向上に効果が充分でなく、0.2g/mを超えると浸透剤自体が成膜化するため、インク吸収性がやや低下する。
特に、リウェットキャスト法で用いる再湿潤液において、オレイン酸カリウム系潤滑剤とアセチレングリコール系浸透剤とを組み合わせて用いると、白紙光沢の向上効果も見られるため、特に好ましい。
以下に実施例を掲げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。なお、各添加・配合部数は、有効成分基準の数値である。
実施例1〜17及び比較例1〜6
1.基材
原料として広葉樹晒クラフトパルプ100%のパルプを使用し、フリーネスを440mlとした。紙力剤、サイズ剤を絶乾パルプ1tに対してそれぞれ有効成分基準で5kgずつ内添し、填料として酸化チタンを灰分4.5%となるよう内添した。長網抄紙機で抄造・乾燥後、サイズプレスを用いて酸化澱粉を乾燥重量7.0g/mとなるよう塗工し、米坪180g/mの基材を得た。
2.反光沢面
PVA(クラレ社製、品番:PVA117)を固形分で3重量%含む塗工液を調製し、これを、上記基材の裏面に、エアーナイフコーターで乾燥重量0.3g/mとなるよう塗工した。
3.インク受容層
非晶質シリカ(グレース社製、品番:ED5)100重量部に対して、バインダーとしてPVA(クラレ社製、品番:R1130)20重量部、EVA(中央理化社製、品番:DI−1)19重量部、アクリル酸エステル及びメタクリル酸アミノエチルをモノマー単位として含む共重合体樹脂(日本NSC社製、品番:ヨドゾールKE35)8重量部、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂(日清紡社製、品番カルボジライトSV−02)0.8重量部からなる塗工液を調製し、これを、上記基材の表面に、エアーナイフコーターで乾燥重量9g/mとなるように塗工した。
4.光沢層
アルミナ(サソール社製、品番:デスペラルHP14)45重量部、及び、コロイダルシリカ(グレース社製、品番:ルドックスCL−P)55重量部からなる顔料100重量部に対して、表1記載のバインダー及び架橋剤を表1記載の重量部含む塗工液を調製し、これを、インク受容層の塗工・乾燥後の表面に、エアーナイフコーターで乾燥重量13g/mとなるよう塗工した。
表1に記載したバインダーと架橋剤は具体的には以下のとおりである。
バインダー
AEM:アクリル酸エステル及びメタクリル酸アミノエチルをモノマー単位として含む共重合体樹脂(日本NSC社製、品番:ヨドゾールKE35)
スチレン:アクリル酸エステル・スチレン共重合体樹脂(昭和高分子社製、品番:AM3510)
シリコン:アクリル酸エステル・シリコン共重合体樹脂(ダイセル化学工業社製、品番:アクアブリッド922)
エポキシ:アクリル酸エステル・エポキシ共重合体樹脂(ダイセル化学工業社製、品番:アクアブリッド3756)
PVA:ポリビニルアルコール(クラレ社製、品番:PVA117)
架橋剤
CDI:カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂(日清紡社製、品番:カルボジライトSV−02、カルボジイミド当量429)
CDI′:カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂(日清紡社製、品番:V−02−L2、カルボジイミド当量385)
ホウ砂:ホウ砂(SVM社製)
5.再湿潤液
水に対して表1記載の潤滑剤及び浸透剤を、それぞれ乾燥基準で0.25g/m、0.05g/m、計0.3g/m塗工できる濃度で含む再湿潤液を調製し、固形分濃度5重量%で、光沢層の塗工・乾燥後の表面に塗工して該光沢層を膨潤可塑化(湿潤)させ、鏡面仕上げした加熱ドラムに圧着し、リウッェトキャスト処理を行うことにより、インクジェット記録用紙を得た。
表1に記載した潤滑剤及び浸透剤は具体的には以下のとおりである。
潤滑剤
POL:オレイン酸カリウム潤滑剤(日新化学社製、品番:R−053D)
PE:ポリエチレン系潤滑剤(明成化学社製、品番:メイカテックスPEC−270)浸透剤
ACG:アセチレングリコール系浸透剤(日信化学社製、品番:オルフィンE1010、アセチレンジオールのエチレンオキサイド(10モル)付加物)
PAE:ポリオキシエチレンアルキルエーテル系浸透剤(花王社製、品番:エマルゲン404、ポリオキシエチレンオレイルエーテル)
ALG:アルキルグルコキシド系浸透剤(花王社製、品番:マイドール12、ラウリルグルコシド)
FAA:脂肪酸アルカノールアミド系浸透剤(川研ファインケミカル社製、品番:アミゾールCDE、ヤシ脂肪酸ジエタノールアミド)
測定・評価方法
上記によって製造したインクジェット記録用紙について、以下のとおり測定・評価を行った。結果を以下の表1に示す。
1)白紙光沢
JIS P 8142に準じて75度白紙光沢度を測定した。
2)写像性
JIS H 8686−2に準じて包装されたインクジェット記録用紙について、開封直後の写像性を測定した。
3)写像性の経時変化
上記写像性測定後に未包装のまま、温度23℃湿度50%環境下で30日間放置し、JIS H 8686−2に準じて写像性低下巾を測定した。
写像性低下巾=(開封直後の写像性%)−(未包装30日後の写像性%)
4)オフセット印刷適性:オフセット印刷機(ローランド社製、枚葉印刷機)にて印刷後評価した。
4−1)紙粉
100枚印刷及びギロチン断裁を実施し、ブランケット及び断裁刃へ付着した紙粉について目視評価した。
◎:紙粉の発生は見られなかった。
〇:わずかに紙粉が発生した。
×:紙粉が多く見られた。
5)インクジェットプリンタ適性:インクジェットプリンタ(エプソン社製、PM−G820)にて印字後評価した。
5−1)インク吸収性
ベタ印字を行い、終了10秒後に上質紙と貼り合わせて上質紙への転写を目視評価した。
◎:上質紙への転写は見られなかった。
〇:上質紙へわずかに転写した。
×:上質紙への転写が多く見られた。
5−2)連続印字キズ(塗工層強度)
上記インクジェットプリンタで10枚連続で印字し、光沢面へのキズ入りを目視評価した。
◎:光沢面へのキズは見られなかった。
〇:わずかにキズが見られたが、印字部分への影響はなかった。
×:光沢面へのキズがあり、印字部分への影響も見られた。
6)操業性
光沢層の塗工時における操業性について評価した。
◎:キャスト処理時、操業性に問題なく、均一な光沢面の形成ができた。
〇a:キャスト処理時、キャストドラムからの剥離は若干重いが、均一な光沢面の形成ができた。
〇b:キャスト処理時、キャストドラムからの剥離は良好であった。若干不均一な光沢面ができたが、インクジェットプリンタ適性やオフセット印刷適性には問題ない品質であった。
〇:キャスト処理時、若干不均一な光沢面ができ、キャストドラムからの剥離も若干重いが、インクジェットプリンタ適性やオフセット印刷適性には問題ない品質であった。
×:キャスト処理時、剥離が重く、キャストドラムに塗工層が微小にトラレる現象が発生し、明らかに不均一な光沢面ができた。
Figure 0004209921
表1の結果から、実施例1〜17で得られたインクジェット記録用紙は、高品質の白色光沢及び写像性を保持し、当該写像性の経時的低下が少なく、断裁時の紙粉発生量が少なく、インク吸収性が良好でありながら塗工層の強度も充分であって、かつ製造時の操業性にも優れたものであることが分かる。一方、光沢層で本発明とは異なるバインダーを用いた比較例1〜4では、断裁時の紙粉発生量が多かったことに加え、さらに塗工層の強度も充分でない場合があった。光沢層に架橋剤を含まない比較例5では、インク吸収性が充分ではなかった。光沢層で本発明とは異なる架橋剤を用いた比較例6では、塗工層の強度が充分ではなかった。

Claims (5)

  1. 基材上に少なくとも1層のインク受容層と、該インク受容層上に積層された光沢層とを有するインクジェット記録用紙において、
    前記光沢層が、メタクリル酸アミノエチル単位を含むアクリル酸エステル系共重合体樹脂と、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂とを含む塗工液によって形成され、かつ再湿潤液でリウェットキャスト法により鏡面仕上げされ、
    前記基材は、JIS P 8251に準じた灰分率が3〜5重量%であることを特徴としたインクジェット記録用紙。
  2. 前記インク受容層が、顔料と、メタクリル酸アミノエチル単位を含むアクリル酸エステル系共重合体樹脂と、カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂とを含有し、前記インク受容層における前記共重合体樹脂の含有量は前記顔料100重量部に対して有効成分基準で5〜30重量部であり、前記カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂の含有量は前記顔料100重量部に対して有効成分基準で0.25〜6重量部であることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット記録用紙。
  3. 前記再湿潤液が、オレイン酸カリウム系潤滑剤とアセチレングリコール系浸透剤とを含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録用紙。
  4. 前記再湿潤液における前記アセチレングリコール系浸透剤の含有量は0.03〜0.2g/m であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
  5. 前記カルボジイミド化合物を含有する合成樹脂のカルボジイミド基当量が400〜600であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録用紙。
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