JP4206888B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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本発明は、利用者端末装置から受信した画像に画像処理する画像処理装置等に関する。
小型のデジタルカメラを内蔵した「カメラ付き携帯電話機」と称される携帯電話が開発され、日本国内のみならず世界中で急速に普及している。カメラ付き携帯電話機は、電話機能(通話機能)に加えて、被写体の撮影をおこなうことができる「撮影機能」も備えており、ユーザはあたかもデジタルカメラのようにして自由に被写体を撮影し、撮影したデジタル画像を気軽に電子メールへ添付したりパソコン等に送信して利用するといったことができるようになった。
しかし、カメラ付き携帯電話機によって、デジタル写真をより気軽に撮影し利用することができるようになった反面、撮影した画像を使用する際に、写っている人物やロゴ、キャラクタ等に係る肖像権や著作権を侵害するケースが多くなっている。例えば、友人を撮影したつもりの画像の中に有名芸能人が写っている場合、ユーザがこれに気がつかぬまま自身のウェブサイト等で公開すると、この有名芸能人側から肖像権侵害の警告を受け、ウェブサイトからの削除や使用料を要求されるといった事態が起こる。また、人物に限らず、絵画や写真、映像、キャラクタといった著作物が写っている場合においても著作権侵害として同様の問題が生じる可能性が有る。
こうした問題を未然に防ぐためには、撮影者(ユーザ)が被写体となった人物や著作物の所有者へ、撮影した画像の使用について許諾を得るのが望ましい。しかし、現実的には撮影された全ての人物や著作物を判別し、さらに個別に許諾を得ることは大変手間がかかり難しいため、例えば、画像に写っている顔やロゴマーク等を自動的に検出して、検出部分にモザイクや塗潰しなどの画像処理をして何が写っているかわからないようにする画像加工装置が提案されるに至っている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−10063号公報
ところが、上述のような従来の技術では、撮影されている顔やロゴなどには無条件にモザイクなどの画像処理が施されることになる。これによって肖像権や著作権に係る問題を確実に防ぐことができるが、本来写っていてもらわないと困る被写体までモザイク処理されてしまうという問題があった。また、より多くのメディアに露出することを望む人(例えば、駆けだしの芸能人)などの場合には、せっかくの露出の機会と肖像使用料を得る機会とを無為に奪うことにもなる。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、撮影した画像に係る肖像権や著作権の保証を実現することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明の画像処理装置は、
登録者の画像と登録者の登録端末装置とを対応づけて複数組記憶している登録者記憶手段(例えば、図6のCPU210、RAM220、登録者データ記憶領域227R)と、
利用者端末装置から送信された画像を受信するように制御する画像受信制御手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS200)と、
この画像受信制御手段の制御により受信される画像を送信した利用者端末装置と複数の登録端末装置の位置情報それぞれ取得する位置情報取得手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS202〜S212)と、
この位置情報取得手段により取得された位置情報を基にして、前記利用者端末装置から予め定められている範囲内に位置する登録端末装置を複数の登録端末装置の中から選択する選択手段(例えば、図6のCPU210、図15のステップS214)と、
この選択手段によって選択された登録端末装置に肖像使用許諾要求信号を送信するように制御する許諾要求信号送信制御手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS216)と、
この許諾要求信号送信制御手段の制御により前記肖像使用許諾要求信号を送信した後に、前記選択手段によって選択された登録端末装置から肖像使用許諾要求に対する同意又は非同意を示す情報を受信するように制御する同意情報受信制御手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS218)と、
この同意情報受信制御手段によって非同意を示す情報が受信された場合には、当該非同意を示す情報を送信した登録端末装置に対応する前記登録端末装置の画像を前記登録者記憶手段から読み出し、この読み出された登録者の画像の一部に、非同意に対応する画像処理を施す画像処理手段(例えば、図6のCPU210、図15のステップS220〜S234)と、
この画像処理手段により登録者の画像の一部に非同意に対応する画像処理が施された修正画像を前記利用者端末装置に送信するように制御する画像送信制御手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS224〜S232、図11のステップS72)と、
を備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明のプログラムは、登録者の画像と登録者の登録端末装置とを対応づけて複数組記憶している登録者記憶部(例えば、図6のRAM220、登録者データ記憶領域227R)を備えているコンピュータ(例えば、図6のCPU210)に、
利用者端末装置から送信された画像を受信するように制御する画像受信制御機能(例えば、図15のステップS200)と、
この画像受信制御機能の制御により受信される画像を送信した利用者端末装置と複数の登録端末装置の位置情報とをそれぞれ取得する位置情報取得機能(例えば、図15のステップS204、S210)と、
この位置情報取得機能により取得された各位置情報を基にして、前記利用者端末装置から予め定められている範囲内に位置する登録端末装置を複数の登録端末装置の中から選択する選択機能(例えば、図15のステップS214)と、
この選択機能によって選択された登録端末装置に肖像使用許諾要求信号を送信するように制御する許諾要求信号送信制御機能(例えば、図15のステップS216)と、
この許諾要求信号送信制御機能の制御により前記肖像使用許諾要求信号を送信した後に、前記選択機能によって選択された登録端末装置から肖像使用許諾要求に対する同意又は非同意を示す情報を受信するように制御する同意情報受信制御機能(例えば、図15のステップS218)と、
この同意情報受信制御機能によって非同意を示す情報が受信された場合には、当該非同意を示す情報を送信した登録端末装置に対応する前記登録端末装置の画像を前記登録者記憶部から読み出し、この読み出された登録者の画像の一部に、非同意に対応する画像処理を施す画像処理機能(例えば、図15のステップS224、S232)と、
この画像処理機能により登録者の画像の一部に非同意に対応する画像処理が施された修正画像を前記利用者端末装置に送信するように制御する画像送信制御機能(例えば、段落0121、図15のステップS222、図11のステップS62、ステップS72)と、
を備えることを特徴とする。
請求項1、3又は4に記載の発明によれば、登録者の画像と登録端末装置とを対応付けて複数組記憶しておき、利用者端末装置から送信された画像を受信したならば、この利用者端末装置と登録端末装置の位置情報を取得し、この取得した位置情報に基づいて該利用者端末装置から所定範囲内に位置する登録端末装置を選択し、この選択した登録端末装置に肖像使用許諾要求信号を送信することができる。
そればかりでなく、肖像使用許諾要求信号を送信した後に、選択した登録端末装置から非同意の内容の返信を受信した場合には、登録者の画像の一部に非同意に対応する画像処理が施された修正画像(例えば、登録者が写っている画像部分に画像処理を施し、誰が写っているか分からなくした画像)を前記利用者端末装置に送信することができる。
より好適には、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置であって、前記所定の画像処理は、モザイク処理、ぼかし処理及び所定の代替画像の上書処理の内、少なくとも一つの処理であることとしても良い。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、画像にモザイクやぼかし、代替画像の上書きなどによって処理対象部分に何が写っているかわからなくすることができる。
請求項4に記載の画像処理装置は、
登録者の画像と登録者の登録端末装置とを対応づけて複数組記憶している登録者記憶手段(例えば、図6のCPU210、RAM220、登録者データ記憶領域227R)と、
利用者端末装置から送信された画像を受信するように制御する画像受信制御手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS200)と、
この画像受信制御手段の制御により受信される画像を送信した利用者端末装置と複数の登録端末装置の位置情報それぞれ取得する位置情報取得手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS204、S210)と、
この位置情報取得手段により取得された各位置情報を基にして、前記利用者端末装置から予め定められている範囲内に位置する登録端末装置を複数の登録端末装置の中から選択する選択手段(例えば、図6のCPU210、図15のステップS214)と、
この選択手段によって選択された登録端末装置に肖像使用許諾要求信号を送信するように制御する許諾要求信号送信制御手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS216)と、
この許諾要求信号送信制御手段の制御により前記肖像使用許諾要求信号を送信した後に、前記選択手段によって選択された登録端末装置から肖像使用許諾要求に対する同意又は非同意を示す情報を受信するように制御する同意情報受信制御手段(例えば、図6のCPU210、通信部250、図15のステップS218)と、
この同意情報受信制御手段によって非同意を示す情報が受信された場合には、当該非同意を示す情報を送信した登録端末装置に対応する前記登録端末装置の画像を前記登録者記憶手段から読み出し、この読み出された登録者の画像の一部に、非同意に対応する画像処理を施し、この画像処理が施された修正画像を前記利用者端末装置に送信するように制御する画像送信制御手段(例えば、図6のCPU210、図15のステップS224、S232、図11のステップS72)と、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、予め肖像権の保証を望む登録者の画像と登録端末装置とを対応付けて記憶しておき、利用者端末装置から撮影画像を受信したならば、この利用者端末装置と登録端末装置との位置情報を取得し、利用者端末装置から所定範囲内に存在する登録端末装置に、肖像許諾要求を送信する。
そして、肖像許諾要求を送信した登録端末装置から、肖像使用に非同意の返信を受信した場合、受信した撮影画像のうち、非同意を示す情報を送信した登録端末装置に対応する登録者の画像部分を画像処理し、この画像処理済の画像を前記利用者端末装置に送信することができる。したがって、利用者端末のユーザは撮影した画像を画像処理装置に送信すれば、肖像使用に同意しなかった登録者の画像部分に画像処理がされた画像を、簡単に入手することができる。
本発明によれば、予め肖像権の保証を望む登録者の画像と登録端末装置とを対応付けて複数組記憶しておき、利用者端末装置から画像を受信したならば、この利用者端末装置と登録端末装置の位置情報を取得し、取得した位置情報に基づいて該利用者端末装置から所定範囲内に位置する登録端末装置を選択する。そして、選択した登録端末装置に肖像使用許諾要求信号を送信し、肖像使用許諾要求信号の送信先から、画像の使用に同意する内容の返信を受信した場合、登録者が写っている画像部分には画像処理をせずにそのままとする。一方、非同意の内容の返信を受信した場合には、登録者が写っている画像部分に画像処理を施すことで、誰が写っているか分からなくすることによって、肖像許否処理が施された画像を予め登録されている送信先に送信することができる。
また、肖像許否処理済みの画像に所定の証明情報を付加することによって、証明情報の有無によって肖像権が保証されているか否かを簡単に区別することができる。
また、予め肖像権の保証を望む登録者の画像と登録端末装置とを対応付けて複数組記憶しておき、利用者端末装置から撮影画像を受信したならば、この利用者端末装置と登録端末装置との位置情報を取得し、利用者端末装置から所定範囲内に存在する登録端末装置に、肖像許諾要求を送信する。そして、肖像許諾要求を送信した登録端末から、肖像使用に非同意の返信を受信した場合、受信した撮影画像のうち、非同意を示す情報を送信した登録端末装置に対応する登録者の画像部分を画像処理し、この画像処理済の画像を前記利用者端末装置に送信することができる。したがって、利用者端末のユーザは撮影した画像を画像処理装置に送信すれば、肖像使用に同意しなかった登録者の画像部分に画像処理がされた画像を、簡単に入手することができる。
〔第1実施形態〕
本発明を実施する第1の実施形態として、画像処理装置の一つであるカメラ付き携帯電話機で撮影された画像について肖像権を保証し、メディアへ投稿(或いは納品)する場合を例に挙げて説明する。尚、本実施形態は、カメラ付き携帯電話機に限らず、デジタルカメラ機能と通信機能とを具備するPHS(Personal Handyphone System)端末やパソコン、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯用ゲーム機といった電子装置にも同様に適用可能である。
[構成の説明]
図1は、本実施形態におけるシステム構成の一例を示す図である。同図に示すように、カメラ付き携帯電話機1000(以下、単に「携帯電話機1000」と言う。)と、被写体となる人物(以下、単に「モデル」と言う。)4,6,8の有する端末装置1100と、肖像権保証サービス提供者の使用する肖像権保証サーバ装置1200と、出版社等のメディアが使用するメディアサーバ装置1302と、金融機関が使用する金融機関サーバ装置1304とが、通信回線2を介して互いにデータ通信自在となっている。各要素間におけるデータ通信は、電子メールやウェブサイトを利用する方式や、ピアツーピア方式などを適宜利用するものとする。
尚、ここで言う「通信回線」とは、データ授受が可能な通信路を意味する。即ち、通信回線とは、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やイーサネット(登録商標)等によるLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また通信方法については有線/無線を問わない意味である。
携帯電話機1000は、所謂「カメラ付き携帯電話機」である。具体的には、携帯電話機1000は、光学レンズやCCD(Charge Coupled Diode)素子などを備えたカメラモジュール1002と、撮影された画像をプレビュー表示するディスプレイ1004と、携帯電話網の基地局と無線通信する無線通信モジュール1006と、ダイヤルや撮影操作を入力する操作入力キー1010と、着脱自在なメモリカード1012へのデータの読み書きが可能なスロット1014と、CPU等を搭載し演算処理によって装置を統合的に制御する制御ユニット1020と、電源部(図示略)とを備える。
携帯電話機1000のユーザが、カメラモジュール1002のレンズを被写体となるモデル4,6,8に向けて操作入力キー1010から所定の撮影操作を入力すると、制御ユニット1020が、カメラモジュール1002に搭載されたCCD素子で取得された輝度情報に基づいて被写体の画像データを作成し、この画像データをメモリカード1012に記憶させ保存することによって画像を撮影する。
端末装置1100は、例えば、携帯電話機やPDA、パソコンなどである。端末装置1100は、画像や文字を表示するディスプレイ1104と、通信回線2に接続するための通信モジュール1106と、ダイヤルや撮影操作を入力する操作入力キー1110と、装置を統合的に制御する制御ユニット(図示略)と、電源部(図示略)とを備える。
肖像権保証サーバ装置1200は、パソコンやサーバ装置によって実現され、通信回線2を介してアクセスしてくる外部装置との間でデータ通信を行うことができる。肖像権保証サーバ装置1200には、肖像権の保証を要望する人物(登録者)の登録者データ227が予め記憶されている。登録者データ227には、登録者ID227aと、登録者が撮影されていることを識別するために必要なデータである登録者特定情報227bとが対応づけられて格納されている。
メディアサーバ装置1302及び金融機関サーバ装置1304は、パソコンや汎用サーバ装置によって実現され、メディア企業及び金融機関がそれぞれ業務に使用する情報処理装置の一つである。メディアサーバ装置1302及び金融機関サーバ装置1304は、それぞれ通信回線2を介してアクセスしてくる外部装置との間でデータ通信を行うことができる。メディアサーバ装置1302への画像データの送信は、本実施形態における携帯電話機1000で撮影された画像の最終利用形態に該当し、メディアサーバ装置1302で受信された画像は例えば出版や放送に利用される。金融機関サーバ装置1304は、外部からの依頼に応じて指定口座間における振り込みを実行することができる。
[概要の説明]
図2〜図4は、本実施形態における肖像権保証の概要を説明するための連続する概念図である。図2に示すように、肖像権保証サーバ装置1200には、当該サービスを利用するユーザのユーザ登録情報に相当する利用者データ226と、肖像権の保証を求める登録者の登録者データ227とが予め記憶されている(同図(イ))。
利用者データ226は、例えば、利用者ID226aと、当該利用者の所有する端末装置である携帯電話機1000の個体識別情報に当る利用者端末ID226bと、利用者への連絡先情報に該当する該携帯電話機1000の利用者端末アドレス226cと、利用者の銀行口座を特定するための情報である利用者口座情報226dと、利用者が携帯電話機1000で撮影した画像の使用目的や使用期間などを格納する使用条件226eとを、利用者毎に対応づけて格納している。
登録者データ227は、例えば、登録者ID227aと、撮影された画像の中から登録者が写っているか否かを判定する基準となる情報である登録者特定情報227bと、登録者の所有する端末装置1100の個体識別情報である登録端末ID227cと、登録者への連絡先情報(通信先)に該当する端末装置1100の登録者端末アドレス227dと、登録者の銀行口座を特定するための情報である登録者口座情報227eと、当該登録者の肖像使用料として登録者が予め設定する謝礼設定金額227fと、年齢227gとを、登録者毎に対応付けて格納している。
携帯電話機1000のユーザは、所定の操作を入力して、友人であるモデル6,8の様子を撮影する。携帯電話機1000は撮影した画像を画像データとして一時的に保存する(同図(ロ))。ここで撮影された画像124(以下、「撮影画像データ」と言う。)には、本来写っていて欲しい被写体であるモデル6,8とは別に、ユーザの知らないモデル4が写っており、当該画像をメディアに投稿するにあたってはモデル4の肖像権を保証する必要がある。本実施形態では、撮影画像データ124を肖像権保証サーバ装置1200に送信してモデル4の肖像権の保証を得る。
そこで、ユーザは先ず携帯電話機1000で、モデル6,8が写っている部分にマーキングMを施して、モデル6,8については事前に肖像使用許諾を受けていることを撮影画像データ124に添付する(同図(ハ))。
携帯電話機1000は、通信回線2を介して肖像権保証サーバ装置1200にアクセスし、ユーザが予め登録した際に発給されている利用者ID174とともに撮影画像データ124を送信する(同図(ニ))。この撮影画像データ124には、先のマーキングに関するマーキング情報124aが添付されている。マーキング情報124aは、例えばマーキング位置の代表点座標値としても良いし、αチャンネルのマスキング情報であっても良い。
図3において、携帯電話機1000から撮影画像データ124を受信した肖像権保証サーバ装置1200は、マーキングMが施されている人物を除き、受信した画像に登録者データ227に登録されている人物が撮影されているか否かを判定する。すなわち、受信した画像の被撮影人物を登録者の中から特定する(同図(ホ))。本実施形態では、モデル4,6,8ともに登録者データ227に登録されているが、マーキングされているモデル6,8を除くモデル4が被撮影人物として特定される(以下、被撮影人物として特定された登録者を「特定登録者」と言う。)。
登録者データ227に登録されている中から被撮影人物が特定できた場合、肖像権保証サーバ装置1200は、特定登録者(この場合、モデル4)に対応して予め登録されている登録者端末アドレス227dに、肖像使用許諾の要求を送信する(同図(へ))。例えば、電子メールで、該登録者が写っている画像の利用を望む人がいて、その使用許可を求めている旨の文面とともに、受信した撮影画像データ124と使用条件226eとを送信するとしても良い。以下、これを「肖像使用許諾要求」と言う。
モデル4が所有する端末装置1100aが肖像使用許諾要求を受信すると、モデル4は肖像使用許諾要求を確認して、肖像使用に同意するか否かを入力し(同図(ト))、入力結果を肖像権保証サーバ装置1200に返信する(同図(チ))。
肖像権保証サーバ装置1200は、端末装置1100aから肖像使用許諾要求への同意/非同意の返信を受信する。非同意の返信を受信した場合には、携帯電話機1000から受信した撮影画像のうち当該特定登録者(モデル4)が撮影されている部分を秘匿するようにモザイク処理13を施し、モデル4が写っていることが分からない修正画像データ225を生成する。同意する返信を受信した場合には、秘匿のための画像処理は実行せずに修正画像データ225を生成する(同図(リ))。
次いで、図4に示すように、肖像権保証サーバ装置1200は、肖像権の使用に関する謝礼をサポートする。肖像権保証サーバ装置1200は、携帯電話機1000に肖像使用許諾要求に同意してくれた登録者IDである同意者ID228(この場合モデル4の登録者ID)と、肖像権保証を行ったことを示す電子署名(肖像権保証電子署名)を施した修正画像データ225とを送信する(同図(ヌ))。
携帯電話機1000はこれを受信し、ユーザは修正画像と同意者への謝礼の必要性を確認して謝礼の許可を入力する(同図(ル))。謝礼の許可が入力された場合には、携帯電話機1000は、肖像使用に係る契約が成立したと判断し、受信した修正画像データ225を保存してユーザが利用可能にするとともに、携帯電話機1000は利用者ID174と謝礼同意情報とを対応づけて肖像権保証サーバ装置1200に返信する(同図(ヲ))。反対に、謝礼不許可が入力された場合には契約が不成立であると判断し、携帯電話機1000は利用者ID174と謝礼非同意情報とを対応づけて肖像権保証サーバ装置1200に返信するとともに、撮影画像データ124と修正画像データ225とを消去する(同図(ワ))。
肖像権保証サーバ装置1200は、この返信を受信して謝礼への同意を確認し、ユーザが予め登録していた銀行口座から同意者の銀行口座へ所定の謝礼金を振り込むように、金融機関サーバ装置1304に振り込み要求を送信する(同図(カ))。金融機関サーバ装置1304は要求に従って振り込みを実施し、肖像権使用に係る謝礼が実行される(同図(ヨ))。
また、肖像権保証サーバ装置1200は、この返信を受信して謝礼への同意を確認し、ユーザが予め登録しておいた転送先に、利用者ID174とともに肖像権保証を行ったことを示す電子署名を施した修正画像データ225を送信する(同図(タ))。従って、本実施形態では、撮影した画像をメディアに投稿するのでメディアサーバ装置1302に送信する。これによって、肖像権が保証された画像を投稿することができる。
[機能ブロックの説明]
図5は、本実施形態における携帯電話機1000の機能構成の一例を示す要部機能ブロック図である。同図に示すように、携帯電話機1000は、CPU(Central Processing Unit)110と、撮影部112と、操作入力部114と、表示部116と、RAM(Random Access Memory)120と、ROM(Read Only Memory)140と、通信回線2を介して外部装置152とデータ通信可能とする通信部150と、記憶媒体172へのデータの読み書きを行う記憶媒体読取部170とを備える。そして、これらはデータバス180によって接続されている。
CPU110は、ROM140や記憶媒体172に記憶されている各種のプログラムやデータを読み出し、RAM120を一時的な記憶領域にしながら演算処理することによって、上記各機能ブロックを制御して携帯電話機1000を統合的に制御する。
RAM120は、書き換え可能な半導体素子で構成されており、CPU110が実行する各種プログラムやこれらプログラムにより処理されたデータなどを一時的に記憶する。具体的には、RAM120は、撮影部112で撮影された撮影画像データ124を一時的に記憶する撮影画像データ記憶領域124Rと、肖像権保証サーバ装置1200から受信した修正画像データ225を一時的に記憶する修正画像データ記憶領域125Rとを有する。
ROM140は、カメラ付き携帯電話機としての基本的な諸機能を実現させるためのシステムプログラム142と、CPU110に肖像権保証サーバ装置1200にアクセスして肖像権保証サービスを利用する機能を実現させるための肖像権保証サービス利用プログラム143と、携帯電話機1000の個体識別情報である利用者端末ID145とを記憶している。肖像権保証サービス利用プログラム143は、更に、撮影画像にマーキング情報を添付する機能を実現させるためのマーキングプログラム144を含んでいる。
撮影部112は、ガラスやプラスチックなどからなる光学レンズと、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子、及びタイミングジェネレータなどから構成されており、光学レンズを介して入力される被写体の像を撮像素子で電気信号に変換して画像データを生成するようになっている。図1のカメラモジュール1002がこれに該当する。
操作入力部114は、ユーザによる各種の入力を受け付け、操作入力信号をCPU110に出力する。具体的には、ボタンスイッチ、レバー、ジョグダイヤル、タッチパネルなどによって実現することができる。図1では、操作入力キー1010がこれに該当する。本実施形態では、操作入力部114の所定キーがシャッタキーに対応し、当該キーが入力されると撮影実行のトリガー信号をCPU110に出力する。
表示部116は、撮影部112で撮影された画像やテキスト、図形などを表示出力する。具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)といった表示素子やこれらのドライバ回路、表示用のバッファメモリによって実現される。図1では、ディスプレイ1004がこれに該当する。
通信部150は、通信回線2を介して外部装置152とのデータ通信を実現する。具体的には、携帯電話サービス事業者が設置した無線基地局(図示略)との間で着信発信などに係る無線信号の送受信をおこなうアンテナ、RF変換器等によって実現される携帯電話通信部154を有する。図1では、無線通信モジュール1006がこれに該当する。
記憶媒体172は、撮影された画像のデータや各種のプログラムやデータを記憶する。具体的には、フラッシュメモリなど着脱自在型な情報記憶媒体によって実現される。図1では、メモリカード1012がこれに該当する。記憶媒体172には、当該携帯電話機1000のユーザが肖像権保証サービスのユーザ登録時に発給された利用者ID174が記憶されている。また、記憶媒体72には、肖像権保証サービスで保証を受けた修正画像データ176が記憶され保存される。
記憶媒体読取部170は、記憶媒体172へのデータの書き込みやデータの読み出しをする。具体的には、記憶媒体172のメディアの種類に応じた読み書き装置及びそのドライバ回路等によって実現される。図1では、スロット1014がこれに該当する。
図6は、本実施形態における肖像権保証サーバ装置1200の機能構成の一例を示す要部機能ブロック図である。同図に示すように、CPU210と、操作入力部214と、表示部216と、RAM220と、ROM240と、通信回線2を介して外部装置252とデータ通信を実現する通信部250と、記憶媒体272へのデータの読み書きを行う記憶媒体読取部270とを備える。そして、これらはデータバス280によって接続されている。
CPU210は、ROM240や記憶媒体272に記憶されている各種のプログラムやデータを読み出し、RAM220を一時的な記憶領域にしながら演算処理することによって、上記各機能ブロックを制御して肖像権保証サーバ装置1200を統合的に制御する。
RAM220は、携帯電話機1000から受信した情報を記憶する領域220−1として、携帯電話機1000から受信した利用者IDを記憶する利用者ID記憶領域221Rと、携帯電話機1000から受信した肖像権保証を必要とする撮影画像データ124を記憶する撮影画像データ記憶領域222Rとを有する。
また、RAM220は、肖像権を保証した画像に関する記憶領域220−2として、撮影画像に写っていると特定された登録者の登録者IDを記憶する特定登録者ID記憶領域224Rと、修正画像データ記憶領域225Rと、肖像使用に同意した特定登録者の登録者IDを記憶する同意者ID記憶領域228Rとを有する。修正画像データ記憶領域225Rは、受信した画像のうち肖像の使用を認めなかった登録者が写っている部分を秘匿するように画像処理を施した修正画像データ225を格納する。また更に、RAM220は、利用者データ記憶領域226Rと登録者データ記憶領域227Rとを有する。
図7は、本実施形態における利用者データ記憶領域226Rに格納される利用者データ226のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、利用者データ226は、利用者ID226aと、当該利用者の所有する端末装置である携帯電話機1000の個体識別情報に当る利用者端末ID226bと、該携帯電話機1000のアドレスである利用者端末アドレス226cと、利用者の銀行口座を特定するための情報である利用者口座情報226dと、利用者が携帯電話機1000で撮影した画像の使用目的や使用期間などを格納する使用条件226eと、肖像権保証電子署名が付された修正画像データ225を送信する装置の肖像権保証済画像送信先アドレス226fとを、利用者毎に対応づけて格納している。本実施形態では、肖像権保証済画像送信先アドレス226fには、メディアサーバ装置1302にアクセスするためのアドレスが格納される。
図8は、本実施形態における登録者データ記憶領域227Rに格納される登録者データ227のデータ構成の一例を示す図である。同図に示すように、登録者データ227は、登録者ID227aと、登録者特定情報227bと、登録者の所有する端末装置1100の個体識別情報である登録端末ID227cと、登録者への連絡先情報に相当する登録者端末アドレス227dと、登録者の銀行口座を特定するための情報である登録口座227eと、当該登録者の肖像使用料として登録者が予め設定した謝礼設定金額227fと、年齢227gとが、登録者ごとに対応付けて格納している。
登録者特定情報227bは、撮影画像中に登録者が写っているか否かを判定する基準となる情報であって、例えば、登録者の顔や頭部、全身像などの画像情報、又はその特徴を数値で表現した特徴値といった情報である。本実施形態では、この登録者特定情報227bを用いて人物特定(「個人認識」、「人物照合」とも言う。)を行って、携帯電話機1000で撮影された画像に登録者が写っているか否かを判定する。具体的な手法としては、例えば「固有顔」と呼ばれるパターンマッチング技術や、頭部部分のRGB値の統計を登録者特定情報227bに登録されている表情のRGB値の統計値と比較する技術など、公知の人物特定や個人特定、個人認証の画像処理技術、パターンマッチング技術によって実現することができる。
尚、利用者データ226及び登録者データ227をRAM220に記憶する構成としているが、データバス180で接続されたデータベース装置を別途設け、RAM220の代わりにデータベース装置に記憶する構成としても良いのは勿論である。
図6において、ROM240は、システムプログラム241と、肖像権保証プログラム242とを記憶している。肖像権保証プログラム242は、更に(1)登録者特定情報227bを用いた人物特定によって携帯電話機1000で撮影された画像に登録者が写っているか否かを判定する機能をCPU210に実現させるための被撮影人物特定プログラム243と、(2)肖像使用に非同意な登録者が写っている部分を、何が写っているかわからないように(秘匿するように)画像処理する機能を実現させるための画像処理プログラム244と、(3)肖像権の保証がされていることを示す情報を画像に電子署名する機能を実現させるための電子署名プログラム245と、(4)金融機関サーバ装置1304とアクセスして振り込みの指示をして肖像権使用承諾への謝礼をユーザに代わって代行する機能を実現させる謝礼代行プログラム246とを含んでいる。
[処理の流れの説明]
図9〜図12は、本実施形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。図9は携帯電話機1000(利用者端末)における処理、図10〜図11は肖像権保証サーバ装置1200における処理、図12は端末装置1100(登録者端末)における処理の流れを、それぞれ示している。尚、携帯電話機1000及び肖像権保証サーバ装置1200は、それぞれ起動時に肖像権保証サービス利用プログラム143或いは肖像権保証プログラム242を読み出して実行しているものとする。
図9に示すように、先ずユーザが操作入力キー1010から所定の撮影操作を入力すると、カメラモジュール1002が画像を撮影する(ステップS2)。撮影された画像は、RAM120の撮影画像データ記憶領域124Rに一時的に保存される(ステップS4)。
ここで、ユーザによって所定の操作が入力されると、CPU110はマーキングプログラム144を読み出して実行し、既に肖像使用の許諾が得られている人物が写っている部分にマーキングする(ステップS6)。具体的には、図14(a)に示すように、ディスプレイ1004に撮影画像データ124をプレビュー表示させるとともに、操作入力キー1010で移動と位置指定できるポインタ14を表示させる。そして、所定の操作を入力してポインタ14の示す位置を選択すると、この位置の画面位置座標値をマーキング情報として撮影画像データ124に添付する。この際、マーキングされた位置に所定の印(マーキングM)を、撮影画像データ124の画素には反映されないように擬似的に(表示バッファ上の操作として)表示するとより分かり易く好適である。或いは、αチャンネルにマスキングデータを書き込むとしても良い。ここで、マーキングが施された人物は、肖像権保証サーバ装置1200における肖像権保証の対象外となる。
次に、CPU110は通信部150を制御し、通信回線2を介して肖像権保証サーバ装置1200にアクセスする(ステップS8)。そして、利用者ID174と、マーキング情報が添付された撮影画像データ124とを肖像権保証サーバ装置1200に送信する(ステップS10、通信C1)。
図10において、肖像権保証サーバ装置1200は、携帯電話機1000から利用者ID174と撮影画像データ124とを受信し、それぞれRAM220の利用者ID記憶領域221R及び撮影画像データ記憶領域222Rに格納する(ステップS40)。
次に、肖像権保証サーバ装置1200のCPU220は、受信した撮影画像中に人物が撮影されている部分を識別する(ステップS42;以下、ここで識別された部分を単に「識別部分」と言う。)。例えば、画像中の肌色領域を検出するなど人間に関係の有る特徴量を抽出して識別するなど、公知の画像処理技術を適宜使用することによって実現できる。
次に、CPU220は、マーキングが施されている部分を識別部分から除外する(ステップS43)。具体的には、マーキング情報が示す座標値が含まれる識別部分を除外する。そして、残った全ての識別部分についてループ1の処理を実行する(ステップS44〜S64)。
ループ1では、先ず処理対象の識別部分を登録者データ227と照合して、該識別部分に撮影されている人物を特定する(ステップS46)。例えば、登録者特定情報227bとして登録された顔画像そのものをパターンとして扱う「固有顔(eigenface)」と称される統計的パターン認識手法によって特定することができるが、これに限らず、その他の公知の人物特定に係る認識技術や照合技術、パターンマッチング技術を適宜利用して良いのは勿論である。
人物特定の結果、登録者内に該識別部分に写っている人物に該当する者がいなければ(ステップS48;NO)、該識別部分から更に頭部を識別する(ステップS60)。そして、頭部部分を秘匿するためにモザイク処理を実行して、撮影画像データ記憶領域222Rに格納されている撮影画像データ124を修正し、RAM220の修正画像データ記憶領域225Rに格納する(ステップS62)。
人物特定の結果、登録者内に該識別部分に写っている人物に該当する者がいる場合(ステップS48;YES)、登録者データ227の年齢227gを参照して、当該特定登録者が未成年であるか否かを判定する(ステップS50)。
当該特定登録者が未成年である場合には(ステップS50;YES)、頭部部分を秘匿するようにモザイク処理を実行する(ステップS60→S62)。すなわち、未成年については無条件で秘匿するように画像処理する。一方、当該特定登録者が未成年ではない場合(ステップS50;NO)、CPU220は予め登録されている登録者端末アドレス227dに、肖像使用許諾要求を送信する(ステップS52;通信C2)。この肖像使用許諾要求には、例えば、登録者を撮影した画像の使用を希望する人物がいることを伝える文面に、利用者が予め登録している使用条件226eと、登録者が予め登録している謝礼設定金額227fと、撮影画像データ記憶領域222Rに格納されている撮影画像データ124とが添付される。
図12において、当該登録者の端末装置1100は肖像使用許諾要求を受信し(ステップS100)、添付されている使用条件226eと、謝礼設定金額227fと、撮影画像データ124とをディスプレイ1104に表示する(ステップS102)。例えば、図13(a)に示すように、表示画面内には登録者を撮影した画像の使用を希望する人物がいることを伝える文面表示エリアA1と、撮影画像データ124を表示する画像表示エリアA2と、使用条件及び謝礼設定金額を表示する条件表示エリアA3とが含まれている。JAVA(登録商標)等によるアプリケーションプログラムを更に添付し、端末装置1100で自動実行させる場合には、肖像使用への同意/非同意を入力する選択ボタンA4とが更に含まれるようにするとより好適である。
当該端末装置のユーザである特定登録者が、表示された画像と使用条件とを考慮して、操作入力キー1110を操作して肖像使用に同意するか拒否するか(非同意か)を選択する(ステップS104)。電子メールで肖像使用許諾要求を受信した場合には、使用を許可するなら「Y」、否許可なら「N」を返信の文頭に入力するとしても良い。そして、端末装置1100は同意/非同意の選択結果を肖像権保証サーバ装置1200に返信する(ステップS106;通信C3)。
図10において、肖像権保証サーバ装置1200は、肖像使用許諾要求を送信した後、所定時間内に肖像使用への同意/非同意の選択結果を受信しなかった場合には(ステップS54;NO)、当該特定登録者とは連絡がつかなかったと判断し、頭部部分を秘匿するためにモザイク処理を実行する(ステップS60→S62)。すなわち、無条件で秘匿するように画像処理する。
一方、所定時間内に同意/非同意の選択結果を含む返信を受信した場合(ステップS54;YES)、返信内容が「同意」であれば(ステップS56;同意)、CPU210は当該特定登録者の登録者ID227aを、RAM120の同意者ID記憶領域228Rに記憶させ(ステップS58)、肖像使用が許諾されたので撮影画像データ226の処理対象となっている識別部分には画像処理を加えない。
所定時間内に同意/非同意の選択結果を含む返信を受信したが、返信内容が「非同意」の場合(ステップS56;非同意)、頭部部分を秘匿するためにモザイク処理を実行する(ステップS60→S62)。すなわち、無条件で秘匿するように画像処理する。
以上のループ1を人物が撮影されていると識別された全ての部分について実行することによって、登録者に同意を得られた部分はそのまま残し、登録者に該当しない部分と登録者から同意を得られなかった部分についてはモザイク処理をして秘匿することができる。
図10において、ループ1の処理を終了したならば、CPU210は修正画像データ225に対して肖像権保証を経たことを証明するために肖像権保証電子署名を施す(ステップS70)。具体的には、同意者ID記憶領域228Rに格納されている、肖像使用に同意した登録者ID227aと、日付、肖像権保証サービス提供者名を電子署名する。電子署名は公知の技術を適宜利用して実現できる。
次に、肖像権保証サーバ装置1200は、修正画像データ225と、同意者ID記憶領域228Rに格納されている同意者ID228と、これに対応する謝礼設定金額227fとを、携帯電話機1000に返信する(ステップS72;通信C4)。
図9において、携帯電話機1000は、修正画像データ225と、同意者ID228(肖像使用に同意した登録者ID227a)と、これに対応する謝礼設定金額227fとを受信し(ステップS12;YES)、ディスプレイ1004に肖像使用に同意してくれた登録者(同意者)への謝礼が必要である旨表示する(ステップS14)。
例えば、図14(b)に示すように、肖像権を保証するために謝礼が必要である旨の文面を表示するテキストエリアA6と、修正画像データ225を表示する画像表示エリアA7と、登録者とその謝礼金額を対応付けて表示する条件表示エリアA8と、謝礼をするか否かを選択する選択ボタンA9とを含む。また、謝礼を支払う必要がない場合には、同図(c)に示すように、テキストエリアA6には肖像権が保証された旨表示し、条件表示エリアA8には、登録者ID227aは表示されず、謝礼金額は「0」と表示する。そして、選択ボタンA9は確認ボタンとして機能するとしても良い。
図9において、携帯電話機1000のユーザが、表示された画像と使用条件とを考慮して、操作入力キー1010を操作して謝礼するか否かを選択する(ステップS16)。
謝礼の支払いに同意する選択が入力された場合は(ステップS16;YES)、携帯電話機1000のCPU110は、修正画像データ記憶領域125Rに一時的に記憶されていた画像データを記憶媒体172に修正画像データ176として記憶して保存する(ステップS18)。そして、肖像権保証サーバ装置1200に、謝礼の支払いを許可する旨送信する(ステップS20;通信C5)。
一方、謝礼の支払いを拒否する選択が入力された場合は(ステップS16;NO)、肖像使用の契約が不成立となりユーザは当該画像の使用を断念したと判断し、撮影画像データ記憶領域124Rと、修正画像データ記憶領域125Rとをクリアして、撮影画像データ124と修正画像データ225と使用できなくする(ステップS22)。そして、肖像権保証サーバ装置1200に、謝礼の支払いを拒否する旨送信する(ステップS24;通信C5)。
図11において、肖像権保証サーバ装置1200は、謝礼の支払許可/拒否を受信する。謝礼の支払拒否を受信した場合(ステップS74;NO)、肖像権保証サーバ装置1200のCPU210は特定登録者ID記憶領域224Rに記憶されている登録者IDの登録者アドレス227dに、肖像使用の契約が不成立となった旨送信する(ステップS76;通信C6)。
図12において、同意者の端末装置1100は、契約成否を受信し(ステップS108)、契約不成立の場合には(ステップS110;NO)、例えば、図13(c)に示すように契約が不成立となり、相手が画像の使用が中止された旨をディスプレイ1104に表示する(ステップS112)。当該端末装置1100のユーザである特定登録者は、この表示を見て当該案件の始末を確認することができる。
一方、図11において、同意者への謝礼の支払許可を受信した場合(ステップS74;YES)、肖像権保証サーバ装置1200のCPU210は同意者ID記憶領域228Rに記憶されている同意者ID228に対応する登録者端末アドレス227dに契約成立の旨送信する(ステップS78;通信C6)。
図12において、同意者の端末装置1100は、契約成否を受信し(ステップS108)、契約成立の場合には(ステップS110;YES)、例えば図13(b)に示すように、契約が成立して指定の銀行口座に謝礼金が振り込まれる旨ディスプレイ1104に表示する(ステップS114)。当該端末装置1100のユーザである特定登録者は、この表示を見て当該案件の始末を確認することができる。
更に、図11において、CPU120は所定の金融機関サーバ装置1304にアクセスし(ステップS80)、同意者の銀行口座に謝礼設定金額を振り込むように指示する情報を送信する(ステップS82)。金融機関サーバ装置1304は、従来と同様にこの振込指示に基づいて、肖像使用に同意した登録者の指定銀行口座に謝礼金を振り込む。尚、ここで支払われた謝礼金は、後にサービス利用料金として肖像権保証サービス提供者が利用者から徴収するのは勿論である。
次いで、CPU120は、携帯電話機1000の利用者データ226に肖像権保証済画像送信先アドレス226fが登録されている場合(ステップS84;YES)、該アドレスの末装置に利用者ID記憶領域221Rに記憶されている利用者ID174と、肖像権保証電子署名がされた修正画像データ225とを送信する。本実施形態の場合、指定端末装置はメディアサーバ装置1302であるので、これによって出版者等に肖像権が保証された画像が投稿されることになる。特に、肖像権保証済画像送信先アドレス226fが登録されていない場合は(ステップS84;NO)、CPU120は一連の肖像権保証に係る処理を終了する。携帯電話機1000のユーザは、ステップS18で肖像権が保証された修正画像データ225が記憶媒体172に保存されているので、肖像権問題を気にすることなく自身のウェブサイトに掲載するなど自由に利用することが可能となる。
〔第2実施形態〕
第1実施形態では、肖像権保証サーバ装置1200は、先ず撮影画像に写っている登録者を特定した後に、この特定された登録者の端末装置1100に肖像使用許諾要求を送信するとしたが、携帯電話機1000から所定範囲内に位置する端末装置1100全てに肖像使用許諾要求を送信し、その内非同意を得た端末装置1100の登録者が写っている部分を撮影画像から特定してモザイク処理する構成としてもよい。
先ず、利用者データ226の利用者端末ID226bには、携帯電話機1000の装置のIDともに、契約している通信サービス事業者の位置情報提供サーバ装置のアドレスを登録する。また、同様に登録者データ227の登録端末ID227cにおいても、端末装置1100への通信サービスを提供している通信サービス事業者の位置情報提供サーバ装置のアドレスを登録するものとする。そして、肖像権保証サーバ装置1200は、事前の契約によってこれら位置情報提供サーバ装置から、携帯電話機1000及び端末装置1100の位置情報(例えば、緯度経度)を取得できるものとする。
図15は、第2実施形態における肖像権保証サーバ装置における処理の流れを説明するためのフローチャートである。同図に示すように、肖像権保証サーバ装置1200は、携帯電話機1000から利用者ID174と撮影画像データ124とを受信したならば(ステップS200;ステップS40相当)、携帯電話機1000の通信サービス事業者の位置情報提供サーバ装置にアクセスして(ステップS202)、利用者端末ID226bを送信して携帯電話機1000の撮影時の位置座標を取得する(ステップS204)。
次いで、全登録者についてループ3(ステップS206〜S212)を実行する。ループ3では、処理対象の登録者の登録端末ID227cとともに登録されているアドレスの位置情報提供サーバ装置にアクセスし(ステップS208)、登録端末ID227cを送信して該登録者の端末装置1100の位置情報を取得する(ステップS210)。
そして、携帯電話機1000と、各登録者の端末装置1100について位置情報を取得したならば、肖像権保証サーバ装置1200は、撮影時に携帯電話機1000から所定範囲内(例えば、半径100m内)に存在する端末装置1100を選択して(ステップS214)、選択した端末装置1100へ肖像使用許諾要求を送信し(ステップS216)、所定時間の間、肖像使用許諾要求への返信を受信する(ステップS218;ステップS54に相当)。
所定時間の間、端末装置1100からの返信を受けつけたならば、肖像権保証サーバ装置1200は全登録者についてループ4を実行する(ステップS220〜S234)。
ループ4では、処理対象の登録者の端末装置1100から所定時間内に返信を受信し(ステップS222;YES)、且つ、その返信内容が「同意」であれば(ステップS224;同意)、肖像権保証サーバ装置1200は当該端末装置1100の登録者ID227aを、RAM220の同意者ID記憶領域228Rに記憶させ(ステップS226;ステップS58に相当)、肖像使用が許諾されたので画像処理を加えない。
所定時間内に同意/非同意の選択結果を含む返信を受信したが、返信内容が「非同意」の場合(ステップS224;非同意)、撮影画像データから当該端末装置1100に対応する登録者が写っている部分を特定し(ステップS228;ステップS42と46に相当)、頭部部分を秘匿するためにモザイク処理を実行する(ステップS232;ステップS60,S62に相当)。所定時間内に返信を受信しなかった端末装置1100についても同様である(ステップS222;NO)。
以降の処理については、第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
尚、携帯電話機1000から所定範囲内に位置する端末装置1100の選択は、通信サービス事業者が提供する位置情報を取得する方法のほか、例えば、携帯電話機1000及び端末装置1100が、Bluetooth(登録商標)規格等の近距離無線機を具備している場合には、携帯電話機1000が撮影処理と共に周囲に存在する端末装置1100(すなわち、近距離無線機の受信範囲内)から登録端末ID227cを取得し、これを肖像権保証サーバ装置1200に撮影画像データ124とともに送信する。そして、肖像権保証サーバ装置1200は、ステップS202〜S214の代わりに受信した登録端末ID227cに対応する端末装置1100に肖像使用許諾要求を送信する構成としても良い。
〔第3実施形態〕
次に、本発明を適用した第3実施形態として、肖像権保証サーバ装置1200を利用せずに単体の画像処理装置で肖像権を保証する場合を例に挙げて説明する。尚、本実施形態では、画像処理装置の一つであるデジタルカメラを例に説明するが、カメラ付き携帯電話機、カメラ付きPDA、カメラ付きノートパソコン、カメラ付き携帯ゲーム装置など、カメラ機能を有する他の電子機器においても同様に適用することができる。また、第1実施形態と同様の構成要素については、同じ符号を付け説明を省略するものとする。
[構成の説明]
図16は、本実施形態におけるデジタルカメラ2000の概観図である。(a)は正面斜視図、(b)は背面斜視図である。デジタルカメラ2000は、被写体の像をデジタル画像として記憶する電子機器である。同図に示すように、デジタルカメラ2000は、(1)被写体を撮影フレームに収めるように狙うためのファインダー2002と、(2)AF(オートフォーカス)機能とズーム機能を備えた撮影レンズ2004と、(3)撮影レンズ2004を通して入射した光(対象物の像)をデジタル信号に変換するCCD(Charge Coupled Diode)、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)といった撮像素子2006と、(4)撮像された画像をプレビュー表示するLCD(Liquid Crystal Display)やELD(Electronic Luminescent Display)といったディスプレイ2008と、(5)シャッターボタン2010と、(6)撮影された画像のデータを記憶(保存)するメモリカード2012が着脱自在なスロット2014と、(7)各種の操作を入力するための方向キーやボタンスイッチ等の操作入力キー2016と、(8)演算処理によって装置を統合的に制御する制御ユニット2020と、(9)露出決定のための光量を計測する測光センサ2026と、(10)被写体までの被写体距離を計測する測距センサ2028と、電源(図示略)と、を備える。
制御ユニット2020は、演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)310と、RAM(Random Access Memory)320と、ROM(Read Only Memory)330と、内蔵フラッシュメモリ360とを備え、デジタルカメラ2000の機能を統合的に制御する。
ユーザによって電源スイッチ2018が押下されて電源が入れられると、CPU310はROM330から所定のプログラムを自動的に読み出して、デジタルカメラ2000を撮影可能な状態とする。撮影可能な状態となったならば、ユーザは撮影レンズ2004を被写体に向けてデジタルカメラ2000を構え、ファインダー2002を覗いて撮影する構図を確認する。
撮影レンズ2004がズーム機能を備えている場合には、所定の操作入力キー2016(例えば、方向キーの上下)を操作して適当にワイド側又はテレ側にズームを変更し、実質焦点距離を変更して画角を決定する。そして、ユーザがシャッターボタン2010を半押しすると、制御ユニット2020は測距センサ2028で測定した被写体距離に応じてAF機能を作動させてピントを合わせるとともに、測光センサ2026で測定した光量に応じて絞りとシャッタースピードを決定する。そして、ユーザがシャッターボタン2010を押し込むとシャッターが切られ、電子的な撮影が実行される。
シャッターが切られた瞬間の被写体の像は、撮像素子2006によってデジタル信号に変換されて、1枚の静止画像データとしてメモリカード2012に記憶される。そして、一定時間、ディスプレイ2008にプレビューとして表示される。メモリカード2012に記憶された画像は、読み出してディスプレイ2008に再生表示させたり、適宜不要な画像を消去するなどのファイル操作をすることもできる。
また、デジタルカメラ2000は、通信回線2に接続する通信端子2019を備えており、外部装置との間で撮影された画像のデータの送受をすることができる。例えば、撮影された画像のデータをデジタルカメラ2000からパソコンに送信し(出力し)、パソコンで画像処理を施した後、パソコンに接続されたプリンタ等で画像を印刷するといったことができる。尚、ここで言う通信回線2とは、データ授受が可能な通信路を意味し、直接接続のための専用線(専用ケーブル)やLAN(Local Area Network)の他、電話通信網やケーブル網、インターネット等の通信網を含む意味であり、また通信方法については有線/無線を問わない意味である。
[機能ブロックの説明]
図17は、本実施形態におけるデジタルカメラ2000の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ2000は、CPU310と、撮影部312と、操作入力部314と、RAM320と、ROM330と、撮影された画像やテキストを画像出力する表示部340と、通信回線2を介して外部装置352とデータ通信可能とする通信部350と、内蔵フラッシュメモリ360と、着脱式の記憶媒体372へのデータの読み書きを行う記憶媒体読取部370とを備える。そして、これらはデータバス380によって接続されている。
撮影部312は、被写体の像を光学的に導き電子的に撮影する。像をデジタルデータに変換するとも言う。具体的には、CCDやCMOSなどの撮像素子で実現される像感部、被写体距離測定部、ピント調節部、測光部、絞り調節部、シャッター駆動部、ズーム機構を駆動させるズーム駆動部、無色透明なガラスや樹脂から形成された光学レンズ群や、各種のカラーフィルターなどを備える。図16では、撮影レンズ2004や撮像素子2006、測距センサ2028、測光センサ2026、ファインダー2002が撮影部312に該当する。
操作入力部314は、ユーザによる各種の入力を受け付け、操作入力信号をCPU310に出力する。具体的には、ボタンスイッチ、レバー、ジョグダイヤル、タッチパネルなどによって実現することができる。図16では、シャッターボタン2010や操作入力キー2016、電源スイッチ2018がこれに該当する。
表示部340は、撮影部312で撮影された画像やテキスト、図形などを表示出力する。具体的には、LCDやELDといった表示素子やこれらのドライバ回路、表示用のバッファメモリによって実現される。図16では、ディスプレイ2008がこれに該当する。
内蔵フラッシュメモリ360は、何度でも電気的に記憶の消去・書き込みができるROMの一種であって、例えばNOR型フラッシュメモリによって実現される。本実施形態では、肖像権の保証を要望する人物に関する情報を記憶する登録者データ229を記憶している。本実施形態における登録者データ229は、例えば、登録者ID227aと登録者特定情報227bとを登録者毎に対応付けられて格納しており、予め所定のウェブサイト等からダウンロードして記憶しておく。
記憶媒体372は、撮影された画像のデータや各種のプログラムやデータを記憶する。具体的には、フラッシュメモリなど着脱自在型な情報記憶媒体によって実現され、肖像権が保証された修正画像データ374が保存される。図16では、メモリカード2012がこれに該当する。
記憶媒体読取部370は、記憶媒体372へのデータの書き込みやデータの読み出しをする。具体的には、記憶媒体372のメディアの種類に応じた読み書き装置、及びそのドライバ回路等によって実現される。図16では、スロット2014がこれに該当する。
通信部350は、通信回線2を介して外部装置352とのデータ通信を実現する。具体的には、モデムや無線LANカードといった有線/無線の通信装置、通信ケーブルの接続端子、及びこれらのドライバ回路などによって実現される。図16では、通信端子2019がこれに該当する。
CPU310は、ROM330や記憶媒体372に記憶されている各種のプログラムやデータを読み出し、RAM320を一時的な記憶領域にしながら演算処理することによって、上記各機能ブロックを制御してデジタルカメラ2000を統合的に制御する。
RAM320は、撮影部312で撮影した撮影画像データを一時的に記憶する撮影画像データ記憶領域321Rと、該撮影された画像中に人物が撮影されていると識別された部分(識別部分)を記憶する人物撮影部分記憶領域322Rと、撮影時に肖像使用の同意が得られている人物が写っている部分のマーキング情報を記憶するマーキング情報記憶領域323Rとを有する。
ROM330は、システムプログラム331と、CPU310に撮影された画像の肖像権保護機能を実現させるための肖像権保護プログラム332とを記憶している。
システムプログラム331は、デジタルカメラとしての基本的な諸機能を実現させるためのプログラムである。CPU310は、システムプログラム331を読み出し実行することによって、例えば、各種の初期設定や、ハードウェアの検査及び必要なプログラムのロード等を行う起動処理、ホワイトバランスや各種撮影モードの設定処理、露出の計測処理、露出の計測結果に応じたシャッタースピードと絞りの制御処理、AF制御処理、シャッターが切られた際に撮影されていた画像の画像データの作成処理、記憶媒体372への画像の記憶処理、記憶媒体372に記憶されている画像の管理処理、記憶媒体372に記憶されている画像の再生表示処理、各種メニュー画面の表示制御処理、内蔵時計機能などを実行することができる。
肖像権保護プログラム332は、更に画像中に撮影されている人物(被撮影人物)と登録者データ227に登録されている人物とを照合し特定する機能を実現させるための被撮影人物特定プログラム333と、登録者データ227に登録されている人物と特定された被撮影人物が写っている部分を秘匿するように画像処理する機能を実現させるための画像処理プログラム334と、肖像権の保証がされていることを示す情報を画像に電子署名する機能を実現させるための電子署名プログラム335とを含んでいる。
[処理の流れの説明]
図18は、本実施形態における処理の流れを説明するためのフローチャートである。尚、デジタルカメラ2000は、起動時に肖像権保護プログラム332を既に読み出しているものとする。
同図に示すように、先ずユーザが操作入力部314から所定の撮影操作を入力すると、撮影部312が画像を撮影する(ステップS130)。撮影された画像データはRAM320の撮影画像データ記憶領域321Rに一時的に記憶される(ステップS132)。
この撮影画像データを記憶媒体372に記憶する前に、CPU310は肖像権を保証する処理を実行する。先ずディスプレイ2008に所定の入力画面を表示して、ユーザに肖像使用の同意(許諾)が得られている人物が写っている部分にマーキングさせる(ステップS134)。例えば、図19に示すように、撮影画像データ321のプレビュー16と、操作入力キー2016で移動及び選択操作が可能なポインタ14をディスプレイ2008に表示させる。そして、ポインタ14で撮影時に肖像使用の同意が得られている人物が写っている部分を選択しマーキングをすると、CPU310は選択位置の画像座標系の位置座標値がマーキング情報記憶領域323Rに記憶する。この際、プレイビュー16上には、マーキングされた位置に所定の印(マーキングM)を撮影画像データ124の画素には反映されないように擬似的に(表示バッファ上の操作として)表示するとより分かり易く好適である。
ここでマーキングされた人物は、後の肖像権保証の対象外となる。例えば、家族を撮影した場合には当然家族からは肖像使用は認められるものであり、その場合、家族が写っている部分にマーキングをすることによって肖像権保証の対象外とし、本来写したいものを確実に残すことができる。
次に、CPU310は、撮影画像から人物が撮影されている部分を識別し、識別した部分を人物撮影部分記憶領域322Rに記憶し(ステップS136)、マーキングが施されている部分を識別部分から除外する(ステップS138)。具体的には、マーキング情報が示す座標値が含まれる識別部分を除外する。そして、残った全ての識別部分についてループ2の処理を実行する(ステップS140〜S150)。
ループ2では、先ず処理対象となっている識別部分に撮影されている人物を登録者データ227と照合し、該当する登録者を特定する(ステップS142)。
登録者データ227に該当者が居る場合(ステップS144;YES)、該識別部分から更に頭部を識別し(ステップS146)、頭部にモザイク処理をして秘匿するように撮影画像データを画像処理し更新する(ステップS148)。これによって、登録者データ227で登録されている人物が写っていてもモザイクによって誰が写っているか分からなくできる。
全ての識別部分のループ2を実行したならば、CPU310は修正が施された撮影画像データに肖像権保護の処理を行ったことを示すために所定の電子署名をする(ステップS152)。そして、電子署名された撮影画像データを肖像権が保証された修正画像データとして記憶媒体372に出力し保存する(ステップS154)。
ここで、パソコン等への出力などの出力操作が入力された場合(ステップS156;YES)、CPU310は出力対象となっている画像データに肖像権保証の電子署名がされているか否かを判定する(ステップS158)。
電子署名されている場合(ステップS158;YES)、CPU310は出力操作に応じた出力処理を実行する(ステップS160)。一方、電子署名されていない場合には(ステップS158;NO)、CPU310は肖像権が保証されていない旨、ディスプレイ2008に表示するとともに所定の選択画面を表示して、肖像権保証を実行するか否かをユーザに入力させる(ステップS162)。そして、肖像権保証を実行しない選択がされた場合には(ステップS164;NO)、出力処理は実行しない。肖像権保証を実行する選択がされた場合には(ステップS164;YES)、ステップS134に移行して、出力対象の画像データを撮影画像データとみなして、上述の如く肖像権保証に係る一連の処理を実行する(ステップS134〜S154)。
以上の処理によって、マーキングされていない人物として、登録者データ227の登録者が写っていてもモザイクによって誰が写っているか分からなくしてから出力することができるので、登録者に係る肖像権問題を気にすることなく自由に自身が撮影した画像を利用することができるようになる。また、肖像権が保証されていない画像を対象に、出力操作されてもこれを禁止することができる。
〔変形例の説明〕
以上、本発明を適用した実施形態について説明したが、本発明の適用がこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱せず同様の作用・効果を得られる限りにおいて、適宜構成要素の追加・省略・変更等を行っても構わない。
例えば、画像に写っている人物が特定できないように秘匿する画像処理をモザイク処理として説明したがこれに限らず、例えば、所定のマークやキャラクタを上書きすることによって秘匿する構成としても良い。また、所定の色で塗潰したりボカシ処理を施すとしても良い。
また、上記実施形態では、静止画として説明したが動画であっても良いのは勿論である。その場合、肖像権保証処理は動画を構成する全フレームについて実行する。
また、上記実施形態では、撮影されている人物を特定することによって肖像権を保証する場合を説明したが、特定する対象は人間に限らず、動物や建物、絵画等の著作物にも同様に適用することができる。その場合、登録者データ227,229に肖像権や著作権を侵害されることを望まないものを登録する。そして、同様にして撮影画像データとパターンマッチング等によって特定し、該当部分を秘匿するように画像処理して修正画像データを生成する。
また、撮影画像に対して、既に肖像使用の同意を得ている人物が写っている部分にマーキングを施すとしたが、この処理を省略した構成としても良いし、またユーザによるカスタム設定機能によってスキップ可能な構成としても良い。
第1実施形態におけるシステム構成の一例を示す図。 第1実施形態における肖像権保証の概要を説明するための連続する概念図。 第1実施形態における肖像権保証の概要を説明するための連続する概念図。 第1実施形態における肖像権保証の概要を説明するための連続する概念図。 第1実施形態における携帯電話機の機能構成の一例を示す要部機能ブロック図。 第1実施形態における肖像権保証サーバ装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図。 第1実施形態における利用者データ記憶領域に格納される利用者データのデータ構成の一例を示す図。 第1実施形態における登録者データ記憶領域に格納される登録者データのデータ構成の一例を示す図。 第1実施形態における携帯電話機(利用者端末)の処理の流れを説明するためのフローチャート。 第1実施形態における肖像権保証サーバ装置の処理の流れを説明するためのフローチャート。 第1実施形態における肖像権保証サーバ装置の処理の流れを説明するためのフローチャート。 第1実施形態における端末装置(登録者端末)の処理の流れを説明するためのフローチャート。 第1実施形態における登録者の端末装置における画面表示例を示す図。 第1実施形態における携帯電話機における画面表示例を示す図。 第2実施形態における肖像権保証サーバ装置における処理の流れを説明するためのフローチャート。 第3実施形態におけるデジタルカメラの(a)正面斜視外観図、(b)背面斜視外観図。 第3実施形態におけるデジタルカメラの機能構成の一例を示す機能ブロック図。 第3実施形態における処理の流れを説明するためのフローチャート。 第3実施形態における画面表示の一例を示す図。
符号の説明
2 通信回線
4,6,8 モデル
13 モザイク処理
110 CPU
112 撮影部
120 RAM
124R 撮影画像データ記憶領域
125R 修正画像データ記憶領域
140 ROM
143 肖像権保証サービス利用プログラム
144 マーキングプログラム
172 記憶媒体
176 修正画像データ
210 CPU
220 RAM
222R 撮影画像データ記憶領域
225R 修正画像データ記憶領域
226R 利用者データ記憶領域
227R 登録者データ記憶領域
228R 同意者ID記憶領域
240 ROM
242 肖像権保証プログラム
243 被撮影人物特定プログラム
244 画像処理プログラム
245 電子署名プログラム
246 謝礼代行プログラム
300 CPU
320 RAM
321R 撮影画像データ記憶領域
322R マーキング情報記憶領域
322R 人物撮影部分記憶領域
330 ROM
332 肖像権保護プログラム
333 被撮影人物特定プログラム
334 画像処理プログラム
335 電子署名プログラム
360 内蔵フラッシュメモリ
372 記憶媒体
374 修正画像データ
1000 携帯電話機
1002 カメラモジュール
1004 ディスプレイ
1006 無線通信モジュール
1012 メモリカード
1100 端末装置
1200 肖像権保証サーバ装置
1302 メディアサーバ装置
1304 金融機関サーバ装置
2000 デジタルカメラ
2004 撮影レンズ
2006 撮像素子
2008 ディスプレイ
2012 メモリカード
2019 通信端子

Claims (4)

  1. 登録者の画像と登録者の登録端末装置とを対応づけて複数組記憶している登録者記憶手段と、
    利用者端末装置から送信された画像を受信するように制御する画像受信制御手段と、
    この画像受信制御手段の制御により受信される画像を送信した利用者端末装置と複数の登録端末装置の位置情報それぞれ取得する位置情報取得手段と、
    この位置情報取得手段により取得された位置情報を基にして、前記利用者端末装置から予め定められている範囲内に位置する登録端末装置を複数の登録端末装置の中から選択する選択手段と、
    この選択手段によって選択された登録端末装置に肖像使用許諾要求信号を送信するように制御する許諾要求信号送信制御手段と、
    この許諾要求信号送信制御手段の制御により前記肖像使用許諾要求信号を送信した後に、前記選択手段によって選択された登録端末装置から肖像使用許諾要求に対する同意又は非同意を示す情報を受信するように制御する同意情報受信制御手段と、
    この同意情報受信制御手段によって非同意を示す情報が受信された場合には、当該非同意を示す情報を送信した登録端末装置に対応する前記登録端末装置の画像を前記登録者記憶手段から読み出し、この読み出された登録者の画像の一部に、非同意に対応する画像処理を施す画像処理手段と、
    この画像処理手段により登録者の画像の一部に非同意に対応する画像処理が施された修正画像を前記利用者端末装置に送信するように制御する画像送信制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記非同意に対応する画像処理は、モザイク処理、ぼかし処理及び所定の代替画像の上書処理の内、少なくとも一つの処理であることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 登録者の画像と登録者の登録端末装置とを対応づけて複数組記憶している登録者記憶部を備えているコンピュータに、
    利用者端末装置から送信された画像を受信するように制御する画像受信制御機能と、
    この画像受信制御機能の制御により受信される画像を送信した利用者端末装置と複数の登録端末装置の位置情報それぞれ取得する位置情報取得機能と、
    この位置情報取得機能により取得された位置情報を基にして、前記利用者端末装置から予め定められている範囲内に位置する登録端末装置を複数の登録端末装置の中から選択する選択機能と、
    この選択機能によって選択された登録端末装置に肖像使用許諾要求信号を送信するように制御する許諾要求信号送信制御機能と、
    この許諾要求信号送信制御機能の制御により前記肖像使用許諾要求信号を送信した後に、前記選択機能によって選択された登録端末装置から肖像使用許諾要求に対する同意又は非同意を示す情報を受信するように制御する同意情報受信制御機能と、
    この同意情報受信制御機能によって非同意を示す情報が受信された場合には、当該非同意を示す情報を送信した登録端末装置に対応する前記登録端末装置の画像を前記登録者記憶部から読み出し、この読み出された登録者の画像の一部に、非同意に対応する画像処理を施す画像処理機能と、
    この画像処理機能により登録者の画像の一部に非同意に対応する画像処理が施された修正画像を前記利用者端末装置に送信するように制御する画像送信制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  4. 登録者の画像と登録者の登録端末装置とを対応づけて複数組記憶している登録者記憶手段と、
    利用者端末装置から送信された画像を受信するように制御する画像受信制御手段と、
    この画像受信制御手段の制御により受信される画像を送信した利用者端末装置と複数の登録端末装置の位置情報それぞれ取得する位置情報取得手段と、
    この位置情報取得手段により取得された位置情報を基にして、前記利用者端末装置から予め定められている範囲内に位置する登録端末装置を複数の登録端末装置の中から選択する選択手段と、
    この選択手段によって選択された登録端末装置に肖像使用許諾要求信号を送信するように制御する許諾要求信号送信制御手段と、
    この許諾要求信号送信制御手段の制御により前記肖像使用許諾要求信号を送信した後に、前記選択手段によって選択された登録端末装置から肖像使用許諾要求に対する同意又は非同意を示す情報を受信するように制御する同意情報受信制御手段と、
    この同意情報受信制御手段によって非同意を示す情報が受信された場合には、当該非同意を示す情報を送信した登録端末装置に対応する前記登録端末装置の画像を前記登録者記憶手段から読み出し、この読み出された登録者の画像の一部に、非同意に対応する画像処理を施し、この画像処理が施された修正画像を前記利用者端末装置に送信するように制御する画像送信制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
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