JP4205710B2 - 筐体へのカバーの着脱構造 - Google Patents

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Description

本発明は筐体へのカバーの着脱構造に関し、特にダブルロック構造を有する筐体へのカバーの着脱構造に関する。
従来からランプを光源として用いる投写装置が、投光器をはじめとして、映像をスクリーン等の他の物体に投射するスライドプロジェクタから映写装置まで広く用いられている。近年はプロジェクタ(投写型表示装置)が会議などにおける資料提示用から、テレビに代わる家庭用プロジェクタ、さらには映画館用としてまでその用途が拡大している。その光源としては、近年一部でLED(発光ダイオード)や半導体レーザなどの半導体発光素子も使用されるようになったが、高圧水銀ランプやメタルハライドランプなどの高熱を発する放電ランプが用いられていることが多い。これらの光源は、ある一定の使用時間を過ぎると発光効率や明るさが落ちてくるため、一定期間ごとに光源を交換する必要がある。
この時、高熱を発する光源ユニットは装置筐体の内部に設けられているので、装置筐体の外装面に光源ユニットを覆う取り外し可能なランプカバーが必要となる。従来はこのランプカバーの着脱の手段として、例えば特許文献1に記載の従来例に示されるような指で解除可能なフックによる取り付け構造や、ねじ等の別部品による固定や、フックを使用してロックする構造が用いられていた。
従来例の筐体へのカバーの着脱構造を図面を参照して説明する。図11は第1の従来例の筐体へのランプカバーの取り付け構造を示す模式的斜視図であり、(a)はランプカバーが取り付けられた状態、(b)はランプカバーが取り外された状態である。
第1の従来例においては、プロジェクタ51のランプカバー53の着脱構造は、装置筐体52に対してねじ固定用穴55が設けられ、ランプカバー53を貫通する固定用ねじ54などの固定用部品を使用して、ランプカバー53を装置筐体52のねじ固定用穴55に完全に固定し、着脱の際は、その固定用ねじ54を締めたり緩めたりしてランプカバー53の着脱を行っている。この場合は、着脱の際に固定用ねじ54などの固定用部品を取り外すための工具が別に必要となる。
図12は第2の従来例の筐体へのランプカバーの取り付け構造を示す模式図であり、(a)はランプカバーが取り付けられた状態の上面図、(b)は取り付け構造を説明するための(a)の断面C−Cの断面図である。
第2の従来例はフック構造等を着脱構造として使用した例であり、プロジェクタ61のランプカバー63には、装置筐体62に対してランプカバー63を固定するための嵌合機構64が1箇所、もしくは複数設けられており、その嵌合機構64を道具もしくは手動で解除することにより、ランプカバー63の着脱が行われる。この時、嵌合機構64が1箇所のみ設けられているものでは、嵌合機構64が働いている時に、スライド用リブ65、もしくはそれに類するものでランプカバー63が脱落するのを防止している。これらのねじの位置、固定方法、フック構造の向き等は、この図に限定されるものではない。
特許第3323770号公報(段落番号0003、図7)
第1の従来例のねじ等の固定用部品を使用する方法では、ランプカバーの固定用部品が機能するように固定部品と係合する相手部品を本体側に取り付けなければならず、これによって、本体、ランプカバー両方に部品が追加されるので高価な構造になってしまう。また、着脱の際に専用の工具が必要になるので、使用者の利便性が損なわれる。
また、第2の従来例のフック構造を利用したランプカバーにおいては、着脱の際には専用の工具等は必要なく、また、構造的にもランプカバーと本体のみで構成できるので安価な構造にすることができるが、本体使用中にロック解除の方向に衝撃が加わると、ランプカバーが外れてしまう可能性がある。通常、プロジェクタのランプ自体は約1000℃近くの温度になっており、その部品を内包するランプユニットの近傍は約100℃近辺の温度となることが普通である。従って、衝撃によってカバーが完全に外れてしまった場合には使用者への危険性が高くなる。
このように、従来のランプカバーの着脱構造には次のような問題があった。即ち、
第1に、装置筐体やランプカバーとは別のねじ等の部品を使用して固定する場合には、着脱の際に専用の工具を使用する必要があり、それらの工具を準備する必要があった。このように本体とは別の部品が必要となるのでその分コストが上昇する。また、プロジェクタは室内の天井に取り付けられる場合もあるため、工具の必要な構造では、このような時に交換作業に際して天井の近くで工具を使用することになるので、作業が難しくなるという問題があった。
第2に、フック構造を用いてロックする構造の場合は、その構造上、フックを取り外す時に荷重を掛ける方向と同一方向に筐体が衝撃を受けてしまうと、衝撃でフック構造のフックが撓んでランプカバーが外れてしまう可能性があった。上述のように光源には高熱を発する物体が使用されているので、その装置が使用中であった場合に完全にランプカバーが外れてしまうと、外れた直後は内部が非常に高温になっているため安全性に問題があった。この問題を回避するためにフック部の強度を強めると、通常のランプカバーの着脱の際に大きな力が必要になり、交換作業そのものの手間が増えてしまうという問題があった。
これまでは、プロジェクタのランプカバーを例として説明したが、用途はプロジェクタに限定されるものではなく、筐体へのカバーの着脱に便宜性と安全性が求められる対象は多く、プロジェクタにおけるランプカバーの着脱の際の問題点に対応できる技術は、これらの対象からも広く求められている。
本発明の目的は、着脱が容易で、かつ安全性の高い筐体へのカバーの着脱構造を提供することにある。
本発明の筐体へのカバーの着脱構造は、
第1の態様では、カバーは断面がL型であって、短い側面部と長い上面部とからなり、筐体は、断面がL型のカバーが取り付けられる開口部を上面と側面とに有し、カバーと筐体とは、第1の係合手段と第2の係合手段とスライドガイド手段とを具備し、第1の係合手段は、カバーの一端部に設けられたフック部と、筐体の開口部の縁部に設けられている係合部とからなり、第2の係合手段は、カバーの側面部の両端から上面部の両縁に沿って延びていて先端に外向きのフックを有するフック部と、筐体の側面に形成された開口部の側縁部とからなり、スライドガイド手段は、カバーの裏面に設けられたスライドレールと、筐体に設けられたガイド部とからなることを特徴とする。
スライドガイド手段は、カバーを筐体の側面の開口部に向かう方向で第1のスライド距離だけガイド可能にスライドレールとガイド部とが係合し、カバーの第1の係合手段のフック部近傍は可撓性を有し、その第1の係合手段のフック部は先端に、カバーが筐体に取り付けられたとき、筐体に設けられた係合部と係合可能なフックを有し、第2の係合手段のフック部は可撓性を有し、先端のフックはカバーの側面部の表面から第1のスライド距離より少ない第2のスライド距離だけ離れて設けられていてもよい。また、第1の係合手段は、カバーが筐体に取り付けられた状態において、第1の係合手段のフック部近傍のカバーの表面に対する垂直な方向への押圧によって解除され、カバーがスライドガイド手段によって筐体の開口部に沿ってその筐体に押し込まれたとき、カバーの一端部に設けられたフック部と、筐体の開口部の縁部に設けられている係合部とが係合し、第2の係合手段は、第1の係合手段が解除され、カバーがスライドガイド手段により第2のスライド距離だけスライドしてフックが筐体の側面に設けられた開口部の側縁部に当接したとき、両側のフック部に対するカバーの表面に水平な方向への押圧によって解除され、カバーが筐体から開放可能となってもよい。第2のスライド距離は8mm以下であることが望ましい。
第2の態様では、カバーは断面がL型であって、短い側面部と長い上面部とからなり、その上面部は側面部との交線から所定の距離をおいた区画線の先から幅が狭くなっており、筐体はカバーが取り付けられる開口部を上面と側面とに有し、カバーと筐体とには、第1の係合手段と第2の係合手段とを具備し、第1の係合手段は、カバーの一端部に設けられたフック部と、筐体の開口部の縁部に設けられている係合部とからなり、第2の係合手段は、カバーの幅の狭い上面の両縁に、区画線を一端とし下面に垂直方向に延び先端に外向きのフックを有するフック部と、筐体の内部に表面に垂直方向に設けられた係合部とからなり、その係合部は、カバーを取り付けた時に先端がフック部と係合するように配置された第1の部分と、その第1の部分の筐体の側面開口部側にフック部とは係合しない幅で設けられた第2の部分と、両側のその第2の部分を連結する第3の部分とを有することを特徴とする。
カバーの第1の係合手段のフック部近傍は可撓性を有し、その第1の係合手段のフック部は先端に、カバーが筐体に取り付けられたとき、筐体に設けられた係合部と係合可能なフックを有し、筐体の第2の係合手段の第2の部分はカバーのフックが通り抜ける幅を有し、第1の部分と第2の部分の長さの和とカバーのフックの幅との差は第1のスライド距離を形成してもよく、また、第1の係合手段は、カバーが筐体に取り付けられた状態において、第1の係合手段のフック部近傍のカバーの表面に対する垂直な方向への押圧によって解除され、カバーの第2の係合手段のフック部が筐体の第2の係合手段の第2の部分に挿入されて第1の部分に向けて押圧されたとき、カバーの一端部に設けられた第1の係合手段のフック部と、筐体の開口部の縁部に設けられている第1の係合手段の係合部が係合し、第2の係合手段は、第1の係合手段が解除され、カバーが第2の係合手段のフック部と筐体の第2の係合手段の第1の部分とが係合した状態で第1のスライド距離だけスライドしてフック部が筐体の第2の係合手段の第3の部分に当接したとき係合は解除され、カバーが引き上げられることによりそのカバーが筐体から開放可能となってもよい。第1のスライド距離は8mm以下であることが望ましい。
係合手段は、カバーあるいは筐体と一体となって同じ材質で形成されていてもよく、カバーは弾性を有する材質で形成されていてもよく、筐体はプロジェクタの筐体であり、カバーはプロジェクタのランプカバーであってもよい。
第1のロック構造と第2のロック構造との間に、解除可能となるカバーの移動距離が設けられているので、第1のロック構造が解除されてもカバー自体が外れることはなく、第1のロック構造と第2のロック構造とのロック解除方向が異なった方向を向いているため、単一方向の衝撃が連続してもカバーが外れない。
本発明の筐体へのカバーの着脱構造には、次のような効果がある。即ち、
第1の効果は、第1のロック構造と第2のロック構造との間に、解除可能となるカバーの移動距離が設けられているので、一回の衝撃で第1のロック構造が解除されてもカバー自体が外れることはなく、衝撃等の外力によって偶然にカバーが外れることがないので高い安全性を確保できることである。
第2の効果は、第1のロック構造と第2のロック構造とのロック解除方向が異なった方向を向いているため、単一方向の衝撃が連続してもカバーが外れないことである。これが、解除方向が同じ方向を向いていた場合には、単一の衝撃であっても衝撃時間が長い場合は両方のロック構造が外れてしまう可能性があるが、異なった方向を向いていることで高い安全性が確保できる。
第3の効果は、衝撃等により第1のロック構造が外れてしまっても、第2のロック構造が僅かなカバーの移動位置の間で拘束効果を発揮しているので、カバーが完全には外れることはないが、第1のロックが外れてしまっている状態で本体を触っても、開いている間隙が少ないので、高温になっているランプユニットを偶然触ってしまう可能性が非常に低いことである。
第4の効果は、本体の外装面に、凸部やその他の部品を取り付ける必要がなく、かつ、フック等の構造物を取り付ける必要もないので、外装面の美観が向上することである。また、凸部がないことにより、接触によるけがなどの危険性も減るので、安全性を高めることができることである。
本発明の筐体へのカバーの着脱構造は、カバーの着脱を必要とする筐体に対して広く適用が可能であるが、実施の形態としては最も効果が大きいと考えられるプロジェクタ(画像表示装置)の装置筐体へのランプカバーの着脱構造を例として、2重のロック構造を有するプロジェクタダブルロックランプカバー構造(ダブルロック構造と略称)として説明する。
本発明によるプロジェクタダブルロックランプカバー構造は、従来のねじの締結による固定方法やフックによるランプカバーの嵌合構造と比べて、ランプカバーの着脱が簡便で、かつ安全に着脱できることを特徴としている。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施の形態のプロジェクタダブルロックランプカバー構造を説明するためのプロジェクタの斜視図であり、図2は図1のランプカバーの斜視図であり、(a)は上面の斜視図、(b)は裏面の斜視図であり、図3は図1のランプカバーがスライドした状態を示すプロジェクタの斜視図であり、図4は図3のプロジェクタ筐体の内部を示す模式的裏面図であり、(a)は筐体の内部の裏面図、(b)は(a)の断面B−Bにおける断面図である。図5は第2のロック構造の解放動作を示すプロジェクタの裏面図であり、図6は第2のロック構造の解放後の状態を示すプロジェクタの裏面図であり、図7は第1のロック構造と第2のロック構造の関係を示す模式図であり、(a)はプロジェクタの上面図、(b)は(a)の断面A−Aの断面図であり、図8はランプカバーのスライド量の関係を示すプロジェクタの裏面図である。
プロジェクタ1の装置筐体2の上面と側面には、ランプカバー3と係合する位置に開口部が設けられている。ランプカバー3は装置筐体2の開口部と整合するように一端にL型の折り曲げ部を有する板状の部材で構成され、部材は可撓性を有する樹脂製であることが望ましい。図2に示すように、ランプカバー3の折り曲げ部と反対側の下面には上向きのフックを有する第1のロック構造のフック部5aが設けられ、折り曲げ部の左右の側端には、ランプカバー3を装置筐体2から引き出した時に装置筐体2の側面の開口部の周縁に当接する外向きのフックを有する第2のロック構造のフック部6a、6bが設けられ、第1のロック構造のフック部5aと折り曲げ部との間の裏側の左右には、外側にスライド面を有するL型のスライドレール8a、8bが設けられている。
装置筐体2の上面の開口部に接する部分の下面には、ランプカバー3の第1のロック構造のフック部5aのフックと係合してランプカバー3を装着位置に保持する第1のロック構造の係合部5b(図7(b)参照)が設けられ、装置筐体2の開口部に接する上面の左右の下面にはガイド部8c、8dが設けられ、ガイド部8c、8dはランプカバー3のスライドレール8a、8bのスライド部と係合して、挿入・取り出し時のランプカバー3の動きを規制する(図4(b)参照)。このように第1のロック構造5と第2のロック構造6と備えたダブルロック構造となっており(図7(b)参照)、第1のロック構造5が解除されてから第2のロック構造6の係合位置までランプカバー3が移動するまでの間は、装置筐体2のガイド部8c、8dとランプカバー3のスライドレール8a、8bのスライド部とが係合しているので、ランプカバー3の動きが規制されて装置筐体2とランプカバー3との間に僅かの隙間Xしか生じない(図3参照)。従って、装置筐体2に取り付けられているランプユニットを交換するためにランプカバー3を取り外した時以外には、ランプユニットに容易に触れられないような構造となっている。隙間Xは指が挿入されないように8mm以下であることが望ましい。
装置筐体2にランプカバー3が取り付けられた状態では、装置筐体2の開口部にL型のランプカバー3が整合した状態で、ランプカバー3のスライドレール8a、8bのスライド部は装置筐体2のガイド部8c、8dと係合し、ランプカバー3の第1のロック構造のフック部5aのフックが装置筐体2の第1のロック構造の係合部5bと係合してランプカバー3を装着位置に保持し、ランプカバー3の折り曲げ部の左右の第2のロック構造のフック部6a‐1、6b‐2の外向きのフックは装置筐体2の側面の開口部より装置筐体2の内部に入り込んだ状態にある。
次に各図を参照して第1の実施の形態のプロジェクタダブルロックランプカバー構造の動作を説明する。図1に示すように、プロジェクタ1の装置筐体2にランプカバー3が取り付けられている状態で、ランプカバー3の第1のロック構造5の近傍に押圧力F1を加えることにより、ランプカバー3の撓みによってランプカバー3の下面に設けられている第1のロック構造のフック部5aの先端のフックが押し下げられ、装置筐体2の第1のロック構造の係合部5bとの係合が解除される(図2、7参照)。
押圧力F1を加えたまま、ランプカバー3を装置筐体2に対してスライドさせる方向に摺動力F2を加えると(図3参照)、ランプカバー3は、スライドレール8a、8bと係合する装置筐体2のガイド部8c、8dをガイドにして、第2のロック構造のフック部6a、6bの外向きのフックが装置筐体2の開口部の側壁部分に当接するまでスライドする(図3参照)。
この状態で、無理にランプカバー3を装置筐体2から取り外そうとしても、図8に示すように、この第1のロック構造5が外れて、第2のロック構造のフック部6a、6bがランプカバー3の開口部の側壁に当接するまでのスライド区間は、第2のロック構造のフック部6a、6bのスライドできる距離(スライド量a)よりも、スライドレール8a、8bが装置筐体2のガイド部8c、8d上をスライドできる距離(スライド量b)の方が長く、かつ、スライドレール8a、8bとガイド部8c、8dとによって横方向への動作が完全に規制されており、このガイド部8c、8dで規定される移動線上から外れて、ランプカバー3が移動することはない。この場合、第1のロック構造のフック部5aは、完全に装置筐体2の第1のロック構造の係合部5bから外れており、再度ランプカバー3を押し込んで、両者を係合させない限り、第1のロック構造5は係止力を発揮することはない。
図5に示すように、第2のロック構造のフック部6a、6bが装置筐体2の開口部の側壁内面に当接した状態で、第2のロック構造のフック部6a、6bの両側から押圧力F3が加えられると、装置筐体2の開口部側壁内面と第2のロック構造のフック部6a、6bのフックとの係合が外れる。この状態でランプカバー3を装置筐体2から引き抜くと、ランプカバー3を装置筐体2から取り外すことができる。この時、第2のロック構造のフック部6a、6bのフックが、装置筐体2の開口部から出た状態まで引き抜いた時には、スライドレール8a、8bは、装置筐体2のガイド部8c、8dから完全に外れており、その後のランプカバー3の動作は規制されない(図6参照)。
ランプカバー3を装置筐体2に取り付ける場合は、スライドレール8a、8bが装置筐体のガイド部8c、8dに嵌まり込み、第2のロック構造のフック部6a、6bが、装置筐体2の開口部に入り込む位置にランプカバー3を置き、ランプカバー3を押し込むと、第2のロック構造のフック部6a、6bは装置筐体2の開口部で押されて開口部の内部に入り、第1のロック構造のフック部5aが第1のロック構造の係合部5bと係合して装置筐体2に固定される。
この構造では、装置筐体2とランプカバー3との係合のために、装置筐体2とランプカバー3自体に形成された要素以外に固定用のねじ等の他の部品を使用することがないので、係合部分は装置筐体2とランプカバー3と同時に成型でき、安価な構造とすることができる。また、従来例のフックを用いたロック構造に比較すると、第1のロック構造5のロックが外れてランプカバー3が移動しても、移動はスライドレール8a、8bとガイド部8c、8dの係合により規制され、かつ所定の距離の移動後でないと第2のロック構造6a、6bのロックを解除することができず、前のロックが外れてからカバーが移動しないと、後のロックの解除ができないダブルロック構造になっているので、衝撃等が本体に加わっても2組のロック構造が同時に解除されてランプカバー3が外れてしまうことを防止することができ、製品の安全性が高くなっている。
このように本発明のダブルロック構造を用いて筐体へのカバーの着脱構造を構成すると、従来例のランプカバーで必要であったねじ等の固定用部品は必要なく、フック構造を利用したロック機構と比較してもの第1のロック構造5と第2のロック構造6とガイド部と係合するスライドレール8のみでよいので、装置筐体2とランプカバー3に形成された構造以外の部品が必要なく、少ないコストで本体を構成することができる。
上述のように、第2のロック構造6は第1のロック構造5が外れてランプカバー3がスライドしてからでなければ動作しないので、第2のロック構造のフック部6a、6bの解除が、第1のロック構造5の解除直後から実行されることが防がれている。第1のロック構造5が解除されてから第2のロック構造のフック部6a、6bが動作するまでのランプカバー3の移動は、スライドレール8a、8bと装置筐体2のガイド部8c、8dとの係合により規制されており、ガイド部8c、8dの規定する方向と違う方向には移動せず、これによって第2のロック構造のフック部6a、6bを外すまで、ランプカバー3が装置筐体2から外れてしまうことを防いでいる。
また、第1のロック構造のフック部5aのロック解除方向と、第2のロック構造のフック部6a、6bのロック解除方向とは異なる方向となっており、第1のロック構造のフック部5aを解除する方向に力が加わっても、そのままの力の方向では、第2のロック構造のフック部6a、6bを解除することはできない。つまり、第2のロック構造のフック部6a、6bを解除するには、第1のロック構造のフック部5aを解除する方向とは異なる方向に力を加える必要がある。この構造により、衝撃等の外力が加わって第1のロック構造5が外れてしまった場合でも、同一方向の衝撃ではランプカバー3は装置筐体2から外れない。また、その後でロック状態となる第2のロック構造のフック部6a、6bは、第1のロック構造5とは別の方向の衝撃が加わらないと外れない。そのため、ランプカバー3への一度の衝撃では、ランプカバー3が完全に外れることはなく、使用者が誤って装置筐体2の内部のランプユニットに触れてしまうことを防止できる。
また、図8に示すように、第1のロック構造5が解除されてから第2のロック構造のフック部6a、6bが装置筐体2の開口部の壁部に当接するまでの距離をスライド量aとすると、第1のロック構造5が解除された後にできる隙間X(図3参照)、隙間Y(図4参照)の量は、スライド量a(図8参照)と同じ寸法になるが、この寸法を使用する対象となる人間の指が入らない寸法にしておけば、第1のロック構造5が外れた場合でも装置筐体2の内部のランプユニットに触れることができないので、さらに安全性を高めることができる。このスライド量aは具体的には8mm以下が望ましい。
ランプカバー3を取り外す場合においては、第1のロック構造5を外した後には、第2のロック構造のフック部6a、6bを外すために必ずランプカバー3から手を移動させなければならないため、使用者にランプカバー3を外す意思がなければ、本体操作中に偶然の動作でランプカバーが外れてしまうことも防止できる。
装置筐体2からランプカバー3を取り外す場合も所定の個所を指で押圧、あるいはスライドさせるだけでよく、取り付ける場合もランプカバー3を装置筐体2の開口部の所定の場所においてから押し込むだけでよいので、取り外し、取り付けに際して専用の工具などは必要なく、簡便な取り付け、取り外し構造とすることができる。
また、ロック構造が、全てランプカバー3の内側に構成されているため、基本的には外観にパーティングラインのみしか出てこない構造にすることができ、ねじ等の追加部品や、フック等の外装面とは違う構造物が出ないので、装置筐体2の外観品位を高くすることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図9は本発明の第2の実施の形態のプロジェクタダブルロックランプカバー構造を説明するためのプロジェクタの模式図であり、(a)は底板を外したプロジェクタの斜視図、(b)はランプカバー裏面の斜視図である。図10は図9の装置筐体の模式図であり、(a)は装置筐体上面裏側の模式図であり、(b)は(a)の断面D−Dの断面図である。
本発明の第2の実施の形態のプロジェクタダブルロックランプカバー構造は、第1の実施の形態のプロジェクタダブルロックランプカバー構造と、第2のロック構造とスライドレールの構成が異なるだけで、他の要素の構成と動作は同じなので同じ要素については同じ符号を用いて詳細な説明を省略する。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態の第2のロック構造6とスライドレール8の機能を、第3のロック構造7で代行する。第2の実施の形態のランプカバー13の幅は折り曲げ部より第1のロック構造のフック部5aに寄った位置を境界線として折り曲げ部より幅が狭くなっている。境界線に接したランプカバー13の両側の狭くなった縁部からランプカバー13の内部に向けて垂直に板状の第3のロック構造のフック部7a、7bが形成され、その先端には外部に向けてフックが形成されている。
装置筐体12の上面にはランプカバー13に整合する開口部が設けられ、装置筐体12の上面の開口部に接する部分の下面には、第1の実施の形態と同様にランプカバー13が装置筐体12に取り付けられたとき、ランプカバー13の第1のロック構造のフック部5aのフックと係合してランプカバー13を装着位置に保持する第1のロック構造の係合部(図7(b)参照)が設けられている。
装置筐体12の内部には表面に垂直方向に設けられた第3のロック構造のガイド部9が設けられ、ガイド部9は、ランプカバー13を装置筐体12に取り付けた時に、先端がフック部7a、7bのフックと係合するように配置された係合部9aと、係合部9aの装置筐体12の側面開口部側にフック部7a、7bとは係合しない幅で設けられた空間部9bと、側壁の開口部側で空間部9bを連接した板状の左右連結部9cが設けられている。空間部9bでは係合部9aで係合している第3のロック構造のフック部7a、7bが抜け出すことができる(図10参照)。
装置筐体12にランプカバー13が取り付けられた状態では、装置筐体12の開口部にL型のランプカバー13が整合した状態で、ランプカバー13の第3のロック構造のフック部7a、7bのフックが装置筐体12のガイド部9の板状の係合部9aと係合し、ランプカバー13の第1のロック構造のフック部5aのフックが装置筐体12の第1のロック構造の係合部と係合してランプカバー3を装着位置に保持している。
プロジェクタ11の装置筐体12に取り付けられているランプカバー13の第1のロック構造5の近傍に押圧力F1を加えることにより、第1の実施の形態と同様にランプカバー13の下面に設けられている第1のロック構造のフック部5aの先端のフックが押し下げられ、装置筐体12の第1のロック構造の係合部との係合が解除される(図2、7参照)。
押圧力F1を加えたまま、ランプカバー13を装置筐体12に対してスライドさせる方向に摺動力F2を加えると(図3参照)、ランプカバー13は装置筐体12のガイド部9の係合部9aをガイドにして、第3のロック構造のフック部7a、7bの外向きのフックがガイド部9の先端の左右連結部9cに当接するまでスライドする。
この中間で、無理にランプカバー13を装置筐体12から、上方に取り外そうとしても第3のロック構造のフック部7a、7bが装置筐体12の係合部9aと係合しているためランプカバー13は外れない。また、ランプカバー13を装置筐体12から引き抜こうとしても、第3のロック構造のフック部7a、7bがガイド部9の先端の左右連結部9cに当接するので引き抜くことはできない。第3のロック構造のフック部7a、7bがガイド部9の先端の左右連結部9cに当接した状態でランプカバー13を上方に押し上げると、第3のロック構造のフック部7a、7bが装置筐体12のガイド部9の空間部9bを通過するのでランプカバー13を装置筐体12から取り外すことができる。
このように、第1のロック構造5が嵌合している状態では、第3のロック構造のフック部7a、7bはガイド部9の係合部9aと係合状態にあり、第1のロック構造5が外れただけでは係合を解除することはできない。また、第1の実施の形態と同様に、第1のロック構造5が解除されてから第3のロック構造のフック部7a、7bが解除可能な状態になるまでの間には距離があり、その距離によって第3のロック構造のフック部7a、7bが、第1のロック構造5の解除直後に解除されることを防いでいる。
第1のロック構造5が解除されてから第3のロック構造のフック部7a、7bが解除可能となるまでのランプカバー13の移動は、第3のロック構造のフック部7a、7bと装置筐体12の係合部9aとの係合により規制されており、係合部9aの規制する方向と違う方向には動作しない。また、これによって第3のロック構造のフック部7a、7bが空間部9bに至るまで、ランプカバー13が装置筐体12から外れてしまうことを防いでいる。第1のロック構造が解除されてから第3のロック構造のフック部7a、7bがガイド部9の左右連結部9cまでの移動距離と隙間X(図3参照)は等しいので、この寸法を使用する対象となる人間の指が入らない寸法にしておけば、第1のロック構造5が外れた場合でも装置筐体2の内部のランプユニットに触れることができないので、さらに安全性を高めることができる。このスライド量aは具体的には8mm以下が望ましい。
また、第1の実施の形態と同様に、第1のロック構造のフック部5aと、第3のロック構造のフック部7a、7bのロック解除方向は、異なる方向を向いており、第1のロック構造のフック部5aを解除する方向に力が加わっても、そのままの力の方向では、第3のロック構造のフック部7a、7bを解除することはできない。つまり、第3のロック構造のフック部7a、7bを解除するには、第1のロック構造のフック部5aを解除する方向とは異なる方向に力を加える必要がある。この構造により、衝撃等の外力が加わって、第1のロック構造5が外れてしまった場合でも、同一方向の衝撃ではランプカバー13は装置筐体12から外れない。また、その後で開放可能となる第3のロック構造のフック部7a、7bは、第1のロック構造5とは、別の方向に衝撃が加わらないと外れない。そのため、ランプカバー13への一度の衝撃では完全にランプカバー13が外れることはなく、使用者が誤ってランプユニットに触れてしまうことを防止できる。
本願発明の筐体へのカバーの着脱構造は、実施の形態で説明したようなランプを内蔵する投光器をはじめとしてスライドプロジェクタから映写装置までの投写装置のランプカバーの取り付け構造として適用されるだけでなく、そのままの形態で筐体へのカバーの着脱に便宜性と安全性が求められる一般的なランプを内蔵しない筐体へのカバーの着脱にも広く適用することが可能である。
本発明の第1の実施の形態のプロジェクタダブルロックランプカバー構造を説明するためのプロジェクタの斜視図である。 図1のランプカバーの斜視図であり、(a)は上面の斜視図、(b)は裏面の斜視図である。 図1のランプカバーがスライドした状態を示すプロジェクタの斜視図である。 図3のプロジェクタ筐体の内部を示す模式的裏面図であり、(a)は筐体の内部の裏面図、(b)は(a)の断面B−Bにおける断面図である。 第2のロック構造の解放動作を示すプロジェクタの裏面図である。 第2のロック構造の解放後の状態を示すプロジェクタの裏面図である。 第1のロック構造と第2のロック構造の関係を示す模式図であり、(a)はプロジェクタの上面図、(b)は(a)の断面A−Aの断面図である。 ランプカバーのスライド量の関係を示すプロジェクタの裏面図である。 本発明の第2の実施の形態のプロジェクタダブルロックランプカバー構造を説明するためのプロジェクタの模式図であり、(a)は底板を外したプロジェクタの斜視図、(b)はランプカバー裏面の斜視図である。 図9の装置筐体の模式図であり、(a)は装置筐体上面裏側の模式図であり、(b)は(a)の断面D−Dの断面図である。 第1の従来例の筐体へのランプカバーの取り付け構造を示す模式的斜視図であり、(a)はランプカバーが取り付けられた状態、(b)はランプカバーが取り外された状態である。 第2の従来例の筐体へのランプカバーの取り付け構造を示す模式図であり、(a)はランプカバーが取り付けられた状態の上面図、(b)は取り付け構造を説明するための(a)の断面C−Cの断面図である。
符号の説明
1、11、51、61 プロジェクタ
2、12、52、62 装置筐体
3、13、53、63 ランプカバー
5 第1のロック構造
5a 第1のロック構造のフック部
5b 第1のロック構造の係合部
6 第2のロック構造
6a、6b 第2のロック構造のフック部
7a、7b 第3のロック構造のフック部
8a、8b スライドレール
8c、8d ガイド部
9 ガイド部
9a 係合部
9b 空間部
9c 左右連結部
54 固定用ねじ
55 ねじ固定用穴
64 嵌合機構
65 スライド用リブ
F1、F3 押圧力
F2 摺動力
a、b スライド量
X、X’ 隙間
Y スライドした量

Claims (11)

  1. 筐体へのカバーの着脱構造であって、
    前記カバーは断面がL型であって、短い側面部と長い上面部とからなり、
    前記筐体は、断面がL型の前記カバーが取り付けられる開口部を上面と側面とに有し、
    前記カバーと前記筐体とは、第1の係合手段と第2の係合手段とスライドガイド手段とを具備し、
    前記第1の係合手段は、前記カバーの一端部に設けられたフック部と、前記筐体の前記開口部の縁部に設けられている係合部とからなり、
    前記第2の係合手段は、前記カバーの前記側面部の両端から前記上面部の両縁に沿って延びていて先端に外向きのフックを有するフック部と、前記筐体の前記側面に形成された前記開口部の側縁部とからなり、
    前記スライドガイド手段は、前記カバーの裏面に設けられたスライドレールと、前記筐体に設けられたガイド部とからなることを特徴とする筐体へのカバーの着脱構造。
  2. 前記スライドガイド手段は、前記カバーを前記筐体の前記側面の前記開口部に向かう方向で第1のスライド距離だけガイド可能に前記スライドレールと前記ガイド部とが係合し、
    前記カバーの前記第1の係合手段のフック部近傍は可撓性を有し、該第1の係合手段のフック部は先端に、前記カバーが前記筐体に取り付けられたとき、前記筐体に設けられた前記係合部と係合可能なフックを有し、
    前記第2の係合手段の前記フック部は可撓性を有し、先端の前記フックは前記カバーの前記側面部の表面から前記第1のスライド距離より少ない第2のスライド距離だけ離れて設けられている、請求項1に記載の筐体へのカバーの着脱構造。
  3. 前記第1の係合手段は、前記カバーが前記筐体に取り付けられた状態において、前記第1の係合手段のフック部近傍の前記カバーの表面に対する垂直な方向への押圧によって解除され、前記カバーが前記スライドガイド手段によって前記筐体の前記開口部に沿って該筐体に押し込まれたとき、前記カバーの一端部に設けられたフック部と、前記筐体の前記開口部の縁部に設けられている係合部とが係合し、
    前記第2の係合手段は、前記第1の係合手段が解除され、前記カバーが前記スライドガイド手段により前記第2のスライド距離だけスライドして前記フックが前記筐体の側面に設けられた前記開口部の側縁部に当接したとき、両側の前記フック部に対する前記カバーの表面に水平な方向への押圧によって解除され、前記カバーが前記筐体から開放可能となる、請求項1または請求項2に記載の筐体へのカバーの着脱構造。
  4. 前記第2のスライド距離は8mm以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカバー取り付け構造。
  5. 筐体へのカバーの着脱構造であって、
    前記カバーは断面がL型であって、短い側面部と長い上面部とからなり、該上面部は前記側面部との交線から所定の距離をおいた区画線の先から幅が狭くなっており、
    前記筐体は前記カバーが取り付けられる開口部を上面と側面とに有し、
    前記カバーと前記筐体とには、第1の係合手段と第2の係合手段とを具備し、
    前記第1の係合手段は、前記カバーの一端部に設けられたフック部と、前記筐体の前記開口部の縁部に設けられている係合部とからなり、
    前記第2の係合手段は、前記カバーの幅の狭い上面の両縁に、前記区画線を一端とし下面に垂直方向に延び先端に外向きのフックを有するフック部と、前記筐体の内部に表面に垂直方向に設けられた係合部とからなり、該係合部は、前記カバーを取り付けた時に先端が前記フック部と係合するように配置された第1の部分と、該第1の部分の前記筐体の側面開口部側に前記フック部とは係合しない幅で設けられた第2の部分と、両側の該第2の部分を連結する第3の部分とを有することを特徴とする筐体へのカバーの着脱構造。
  6. 前記カバーの前記第1の係合手段のフック部近傍は可撓性を有し、該第1の係合手段のフック部は先端に、前記カバーが前記筐体に取り付けられたとき、前記筐体に設けられた前記係合部と係合可能なフックを有し、
    前記筐体の第2の係合手段の前記第2の部分は前記カバーのフックが通り抜ける幅を有し、前記第1の部分と前記第2の部分の長さの和と前記カバーの前記フックの幅との差は第1のスライド距離を形成する、請求項5に記載の筐体へのカバーの着脱構造。
  7. 前記第1の係合手段は、前記カバーが前記筐体に取り付けられた状態において、前記第1の係合手段のフック部近傍の前記カバーの表面に対する垂直な方向への押圧によって解除され、
    前記カバーの前記第2の係合手段の前記フック部が前記筐体の前記第2の係合手段の前記第2の部分に挿入されて前記第1の部分に向けて押圧されたとき、前記カバーの一端部に設けられた前記第1の係合手段のフック部と、前記筐体の前記開口部の縁部に設けられている前記第1の係合手段の係合部が係合し、
    前記第2の係合手段は、前記第1の係合手段が解除され、前記カバーが前記第2の係合手段のフック部と前記筐体の前記第2の係合手段の前記第1の部分とが係合した状態で前記第1のスライド距離だけスライドして前記フック部が前記筐体の前記第2の係合手段の前記第3の部分に当接したとき係合は解除され、前記カバーが引き上げられることにより該カバーが前記筐体から開放可能となる、請求項5または請求項6に記載の筐体へのカバーの着脱構造。
  8. 前記第1のスライド距離は8mm以下である、請求項5から請求項7のいずれか1項に記載のカバー取り付け構造。
  9. 前記係合手段は、前記カバーあるいは前記筐体と一体となって同じ材質で形成されている、請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のカバー取り付け構造。
  10. 前記カバーは弾性を有する材質で形成されている、請求項9に記載のカバー取り付け構造。
  11. 前記筐体はプロジェクタの筐体であり、前記カバーは前記プロジェクタのランプカバーである、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のカバー取り付け構造。
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