JP4434160B2 - 投射型映像表示装置及びカバー取付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、装置ケースにカバー部材を取り付けるためのカバー取付け構造及びこれを備えた投射型映像表示装置に関する。
従来より、プロジェクターなどの投射型映像表示装置900は、例えば、図9に示すように、光源ランプ901から出射された光をDMD等の光学素子902により変調し、光学レンズ903を通して投射することにより映像等をスクリーン上に表示するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、投射型映像表示装置は、その装置ケース904の側面に、光源ランプ901等のメンテナンス等の際に、当該光源ランプ901を装置ケース904内に挿入したり離脱するための開口部905が設けられている。そして、この開口部905は、例えば、装置ケース904の所定位置に係合部906が係合されることでカバー部材907により塞がれるようになっている。
特開2004−347789号公報
ところで、光源ランプの挿脱用の開口部を投射型映像表示装置の前面に設けると、カバー部材と装置ケースの境目の部分が目立ってしまい、投射型映像表示装置の見た目が悪くなってしまうといった問題がある。
そこで、底面と前面などの二つの面に跨るような形状のカバー部材とすることにより、カバー部材と装置ケースの境目の部分をより目立たなくすることができることとなるが、カバー部材の面積が広くなると、当該カバー部材の装置ケースに対する取付けをより確実に行わなければ、ずれやがたつきが生じ易くなってしまう。ここで、カバー部材を装置ケースに対してビス止めするような構成とすると、投射型映像表示装置の見た目が悪くなるだけでなく、部品点数及び製造工程数が増加してしまうことから、製造コストが高騰してしまうといった問題が生じてしまう。
また、樹脂製のカバー部材は反りなどの変形が生じ易いため、かかる変形の防止は成形条件を調整する必要があり、その作業が煩雑であるといった問題もある。
そこで、本発明の課題は、より簡略な構造で装置ケースにカバー部材を確実に取り付けることができるカバー取付け構造及び投射型映像表示装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
映像を投射して被投影手段に表示させる投射型映像表示装置であって、
底面側に設けられる下側ケースと、上面側に設けられる上側ケースとを具備し、当該投射型映像表示装置の内部が露出される開口部が底面と前面に跨るように設けられた装置ケースと、
前記装置ケース内に開口部を介して着脱自在に設けられ、映像投射用の光を出射する光源ランプと、
前記開口部を覆うように取り付けられるカバー部材と、を備え、
前記下側ケースは、
その一端部が当該投射型映像表示装置の前面側に延出されてなり、前記前面側の端部に、前記装置ケースの外側に向けて突出された外側突出部が設けられ、
前記上側ケースは、
その一端部が前記前面側に延出されてなり、前記前面側の端部に、下向きに突出された下側突出部が設けられ、
前記カバー部材は、
前記底面と前記前面に跨るように形成され、
前記前面側の縁部の幅方向の長さが前記上側ケースの前面側の縁部の幅方向の長さと等しくされ、
前記前面側の縁部には、その先端部から前記下側突出部とほぼ等しい傾きで上向きに突出されて、前記下側突出部に係合する上側係合部と、前記上側係合部よりも下側部分から前記外側突出部とほぼ等しい傾きで前記装置ケースの内側に向けて突出されて、前記外側突出部に係合する内側係合部とが一体となって設けられ、前記底面側の縁部には、前記下側ケースの所定位置に係止される係止部が設けられ
前記上側係合部は、前記内側係合部の両端から上側及び下側に延出しており、下側に延出した部分に挟まれるように前記外側突出部が係合されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、
映像を投射して被投影手段に表示させる投射型映像表示装置に備わり、その底面側に設けられる下側ケースと、前記投射型映像表示装置の上面側に設けられる上側ケースとを具備し、前記投射型映像表示装置の内部が露出される開口部が底面と前面に跨るように設けられた装置ケースに、前記開口部を覆うようにカバー部材を取り付けるためのカバー取付け構造であって、
前記下側ケースは、
その一端部が前記投射型映像表示装置の前面側に延出されてなり、前記前面側の端部に、前記装置ケースの外側に向けて突出された外側突出部が設けられ、
前記上側ケースは、
その一端部が前記前面側に延出されてなり、前記前面側の端部に、下向きに突出された下側突出部が設けられ、
前記カバー部材は、
前記底面と前記前面に跨るように形成され、
前記前面側の縁部の幅方向の長さが前記上側ケースの前面側の縁部の幅方向の長さと等しくされ、
前記前面側の縁部には、その先端部から前記下側突出部とほぼ等しい傾きで上向きに突出されて、前記下側突出部に係合する上側係合部と、前記上側係合部よりも下側部分から前記外側突出部とほぼ等しい傾きで前記装置ケースの内側に向けて突出されて、前記外側突出部に係合する内側係合部とが設けられ、前記底面側の縁部には、前記下側ケースの所定位置に係止される係止部が設けられ
前記上側係合部は、前記内側係合部の両端から上側及び下側に延出しており、下側に延出した部分に挟まれるように前記外側突出部が係合されることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカバー取付け構造において、
前記投射型映像表示装置には、映像投射用の光を出射する光源ランプが前記開口部を介して前記装置ケース内に着脱自在に設けられていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のカバー取付け構造において、
前記上側係合部と前記内側係合部とは一体となって形成されていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、底面と前面に跨るように形成されたカバー部材の前面側の縁部には、その先端部から上側ケースの下側突出部とほぼ等しい傾きで上向きに突出されて、下側突出部に係合する上側係合部と、上側係合部よりも下側部分から下側ケースの外側突出部とほぼ等しい傾きで装置ケースの内側に向けて突出されて、外側突出部に係合する内側係合部とが設けられているので、上側係合部を下側突出部に係合させるとともに内側係合部を外側突出部に係合させるようにしてカバー部材を装置ケースに取り付けることができる。さらに、カバー部材の底面側の縁部には、下側ケースの所定位置に係止される係止部が設けられているので、係止部によりカバー部材を装置ケースに確実に取り付けることができる。即ち、上側係合部を下側突出部に係合させることによりカバー部材が前側に移動することを防止することができ、また、内側係合部を外側突出部に係合させることにより、当該カバー部材が下側に移動することを防止することができる。
従って、カバー部材と装置ケースの境目の部分を目立たせることなく、より簡略な構造で装置ケースにカバー部材を確実に取り付けることができる。
これによって、映像投射用の光を出射する光源ランプを開口部を介して装置ケース内に着脱させる際に、カバー部材の装置ケースに対する取付けをより簡便に行うことができることとなって、作業性を向上させることができる。
また、上側係合部と内側係合部とは一体となって形成されているので、カバー部材の構造をより簡略化することができることとなって、装置コストの低減を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、投射型映像表示装置の底面と前面に跨るように形成されたカバー部材の前面側の縁部には、その先端部から上側ケースの下側突出部とほぼ等しい傾きで上向きに突出されて、下側突出部に係合する上側係合部と、上側係合部よりも下側部分から下側ケースの外側突出部とほぼ等しい傾きで装置ケースの内側に向けて突出されて、外側突出部に係合する内側係合部とが設けられているので、上側係合部を下側突出部に係合させるとともに内側係合部を外側突出部に係合させるようにしてカバー部材を装置ケースに取り付けることができる。さらに、カバー部材の底面側の縁部には、下側ケースの所定位置に係止される係止部が設けられているので、係止部によりカバー部材を装置ケースに確実に取り付けることができる。即ち、上側係合部を下側突出部に係合させることによりカバー部材が前側に移動することを防止することができ、また、内側係合部を外側突出部に係合させることにより、当該カバー部材が下側に移動することを防止することができる。
従って、カバー部材と装置ケースの境目の部分を目立たせることなく、より簡略な構造で装置ケースにカバー部材を確実に取り付けることができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、投射型映像表示装置には、映像投射用の光を出射する光源ランプが開口部を介して装置ケース内に着脱自在に設けられているので、光源ランプの着脱に際して、カバー部材の装置ケースに対する取付けをより簡便に行うことができることとなって、作業性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は3に記載の発明と同様の効果が得られるのは無論のこと、特に、上側係合部と内側係合部とは一体となって形成されているので、カバー部材の構造をより簡略化することができることとなって、装置コストの低減を図ることができる。
以下に、本発明について、図面を用いて具体的な態様を説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1は、本発明を適用した投射型映像表示装置の好適な一例として例示する一実施形態のプロジェクター100を上面側から見て示した斜視図であり、図2は、プロジェクター100を底面側から見て示した斜視図である。また、図3は、プロジェクター100のカバー部材4を取り外した状態を底面側から見て示した斜視図である。
なお、図1〜図3にあっては、光学レンズ1が設けられた側を前面部側として説明する。
本実施形態のプロジェクター(投射型映像表示装置)100は、例えば、パーソナルコンピュータやピデオカメラ等の外部機器(図示略)から入力された映像データに基づいて、映像投射用の光源ランプ(図示略)から出射された光をDMD等の光学素子(図示略)により変調し、光学レンズ1を通して投射することにより映像等を前方に設けられたスクリーン(被投影手段;図示略)などに拡大して投影する装置である。
具体的には、例えば、図1〜図3等に示すように、プロジェクター100は、前面部2側に光学レンズ1を露出させるとともに、内側に当該プロジェクター100としての各種の動作処理を実現する構成要素(図示略)が搭載される装置ケース3と、装置ケース3に取り付けられてその下側ケース31(後述)に形成された開口部312bを覆い、且つ、装置ケース3の上面ケース(後述)とともにプロジェクター100の前面部2を構成する樹脂製のカバー部材4とを備えている。
装置ケース3は、例えば、プロジェクター100の略平面状の底面部5を構成する下側ケース31と、当該プロジェクター100の上面部6を構成する上側ケース32とを具備している。
上側ケース32は、例えば、緩やかに湾曲して形成された上面部6と、この上面部6の前面部2側の部分から下向きに延出されてカバー部材4のカバー前面部構成部42とともに前面部2を構成するケース前面部構成部321とを具備している。
上面部6の光学レンズ1の略直上に位置する部分、即ち、図1における右側部分には、スイッチ7を露出させるスイッチ用開口部61が形成されている。
ケース前面部構成部321の先端部は、例えば、前面部2の高さ方向の略半分の位置まで延出されてなり、その縁部分には、正面(前面)視にて、略水平に延在するケース直線状部321aと、光学レンズ1の外形状に対応させて略半円状に形成されたケース円弧状部321bとが設けられている。
ケース直線状部321aのケース円弧状部321b側の端部は、前面部2からより手前側に突き出るように配設された光学レンズ1に対応させて、平面(正面)視にて前側に湾曲するような形状に形成されている。
また、ケース前面部構成部321の先端縁部の所定位置、例えば所定間隔を空けた3箇所には、略垂直に下向きに突出され、カバー部材4の上側係合部442が係合される下側突出部(図7参照)322、…が設けられている。
具体的には、下側突出部322は、ケース前面部構成部321の内面から上側係合部442の形状に対応させて所定の深さ座刳られるようにして形成されており、内面に連続して形成された略水平な上側ケース水平面部322aと、この上側ケース水平面部322aの前側の端部に連続して形成された略垂直な上側ケース垂直面部322bとを具備している。
なお、下側突出部322とカバー部材4の上側係合部442との係合動作等については後述する。
下側ケース31は、例えば、略平面状に形成され、カバー部材4のカバー底面部構成部41(後述)とともに底面部5を構成するケース底面部構成部311と、このケース底面部構成部311の前側の端部に連続して設けられ、装置ケース3内に着脱自在に設けられた光源ランプの挿脱用の開口部312bを有するとともにカバー部材4が取り付けられるカバー部材取付部312とを具備している。
ケース底面部構成部311は、例えば、底面部5の前後方向の略半分の位置まで延出されている。
カバー部材取付部312は、例えば、ケース底面部構成部311と反対側の先端部がプロジェクター100の前面部2側にて上側ケース32の先端部にほぼ対向する位置まで延出されてなり、カバー部材4が取り付けられることでプロジェクター100の外端面と略面一となるように、外端面からカバー部材4の厚さに応じて所定の深さ座刳られた座ぐり部312aと、図示しない光源ランプの位置に対応させて、例えば図3における右側に形成され、当該プロジェクター100の内部が露出される開口部312bとを具備している。
また、カバー部材取付部312のケース底面部構成部311側の縁部分の所定位置、例えば所定間隔を空けた2箇所には、カバー部材4の係止部43(図5参照;後述)が挿通される孔部312c、312cが形成されており、この孔部312cに係止部43が挿入されて孔部312cの縁部分に係止されるようになっている(図8参照;詳細後述)。
さらに、カバー部材取付部312の先端部の所定位置、例えば上側ケース32の3つの下側突出部322、…に対応する位置には、装置ケース3の外側に向けて略水平に突出され、カバー部材4の内側係合部441が係合される外側突出部313が設けられている。
具体的には、外側突出部313は、カバー部材取付部312の外面部の先端よりもわずかに下側から内側係合部441の形状に対応させて所定の長さ突出するように形成されている(図7参照)。
なお、外側突出部313とカバー部材4の内側係合部441との係合動作等については後述する。
次に、カバー部材4について、図4〜図8を参照して詳細に説明する。
ここで、図4は、カバー部材4を示した斜視図であり、図5は、カバー部材4を図4と異なる方向から見て示した斜視図である。また、図6は、カバー部材4の要部を拡大して示した斜視図である。また、図7は、装置ケース3とカバー部材4との係合状態を説明するための図であり、図8は、下側ケース31に対するカバー部材4の取付状態を説明するための図である。
なお、図5にあっては、抜止部433の図示を省略している。
カバー部材4は、底面部5と前面部2に跨るように形成され、具体的には、例えば、略平面状に形成され、下側ケース31のケース底面部構成部311とともに底面部5を構成するカバー底面部構成部41と、このカバー底面部構成部41の前面側の部分から上向きに湾曲して延出されて上側ケース32のケース前面部構成部321とともに前面部2を構成するとカバー前面部構成部42とを具備している。
カバー底面部構成部41のケース底面部構成部311側の縁部分の所定位置、例えば下側ケース31の2つの孔部312cに対応する位置には、当該孔部312cに挿通されてその縁部分に係止される係止部43が設けられている。
係止部43は、例えば、図8に示すように、断面U字状に形成され弾性力を有するU字部431と、このU字部431の先端部から略水平に延出された係止部水平部432と、この係止部水平部432よりもわずかに下側にて係止部水平部432とともに当該係止部43の抜け止めを行う抜止部433とを具備している。
抜止部433は、例えば、略水平な上面部とこの上面部に対して傾斜して形成された傾斜面部を有する断面略三角形状に形成されており、傾斜面部により係止部43の孔部312cに対する挿通を滑らかに行うことができるとともに、係止部43が孔部312cに挿通されると上面部及び係止部水平部432が孔部312cの縁部分に引っ掛かった状態となって抜け止めされるようになっている。
また、係止部43を孔部312cから離脱させる場合には、U字部431を縮める方向に押圧することで抜止部433による抜け止めが解除されることとなる。
カバー前面部構成部42の先端部は、例えば、前面部2の高さ方向の略半分の位置まで延出されてなり、その縁部分には、ケース前面部構成部321と同様に、正面(前面)視にて、略水平に延在するカバー直線状部42aと、光学レンズ1の外形状に対応させて略半円状に形成されたカバー円弧状部42bが設けられている。
カバー直線状部42aのカバー円弧状部42b側の端部は、ケース前面部構成部321と同様に、前面部2からより手前側に突き出るように配設された光学レンズ1に対応させて、平面(正面)視にて前側に湾曲するような形状に形成されている。
また、カバー前面部構成部42の先端縁部の所定位置、例えば上側ケース32の下側突出部322及び下側ケース31の外側突出部313に対応する位置には、上側係合部442及び内側係合部441を有するケース係合部44が設けられている(図5及び図6参照)。
ケース係合部44は、具体的には、カバー前面部構成部42の内面の所定位置、例えば略先端部から略水平に(外側突出部313とほぼ等しい傾きで)奥側(装置ケース3の内側)に向けて突出され、外側突出部313に係合する内側係合部441と、この内側係合部441の先端部の幅方向側の両端部から略垂直に(下側突出部322とほぼ等しい傾きで)上向きに突出されて、下側突出部322に係合する2つの上側係合部442、442とを一体に備えて構成されている。
内側係合部441は、例えば、外側突出部313の上面が接触される略水平な下面を有している。また、内側係合部441の突出長は、例えば、その先端部が装置ケース3にカバー部材4が取り付けられた状態で外側突出部313の先端よりも奥側に位置するような長さである。
上側係合部442は、例えば、下側突出部322の上側ケース垂直面部322bが接触される略垂直な前面を有している。また、上側係合部442の突出長は、例えば、その先端部が装置ケース3にカバー部材4が取り付けられた状態で下側突出部322の先端よりも上側に位置するような長さである。
これにより、装置ケース3にカバー部材4が取り付けられた状態で、上側係合部442と下側突出部322との係合及び内側係合部441と外側突出部313との係合が解除されないようになっている。
次に、カバー部材4の装置ケース3に対する着脱動作について説明する。
先ず、上側ケース32及び下側ケース31に対してカバー部材4を取り付ける場合には、上側ケース32のケース前面部構成部321の先端部と下側ケース31のカバー部材取付部312の先端部との隙間にカバー部材4の各上側係合部442を差し込むようにカバー部材4を所定方向に移動させて、各上側係合部442を各下側突出部322に係合させる。次に、カバー部材4をカバー部材取付部312に近づける方向に回動させて、カバー部材4の各内側係合部441をカバー部材取付部312の各外側突出部313に係合させる(図7参照)。
続けて、カバー部材4をカバー部材取付部312に近づける方向にさらに回動させて、カバー部材4の各係止部43を下側ケース31のカバー部材取付部312の各孔部312cに挿入して、抜止部433の上面部及び係止部水平部432を孔部312cの縁部分に係合させる。
これにより、装置ケース3にカバー部材4が取り付けられた状態となる。このとき、装置ケース3の上側ケース32のケース前面部構成部321の先端部とカバー部材4のカバー前面部構成部42の先端部との対向する部分(境目の部分)は、前面部2の略中央にて一の直線状部を構成することとなって、カバー部材4及びケース係合部44の境目の部分が目立たないこととなる。
次に、装置ケース3に取り付けられているカバー部材4を取り外す場合には、先ず、各係止部43の抜止部433のU字部431を縮める方向に押圧することで抜止部433による抜け止めを解除して、カバー部材4をカバー部材取付部312から遠ざける方向に回動させることで、各係止部43を各孔部312cから離脱させる。
続けて、カバー部材4をカバー部材取付部312から遠ざける方向にさらに回動させることにより、内側係合部441と外側突出部313との係合が解除され、上側係合部442をケース前面部構成部321の先端部とカバー部材取付部312の先端部との隙間から引き抜くようにカバー部材4を所定方向に移動させる。
これにより、装置ケース3からカバー部材4が取り外された状態となる。
なお、上記のカバー部材4の装置ケース3に対する着脱動作にあっては、カバー部材4に対して装置ケース3を所定方向に移動させるようにしても良い。
以上のように、本実施形態のプロジェクター100によれば、底面部5と前面部2に跨るように形成されたカバー部材4であっても、上側係合部442を下側突出部322に係合させるとともに内側係合部441を外側突出部313に係合させるようにして装置ケース3に取り付けることができる。これにより、上側ケース32のケース前面部構成部321の先端部とカバー部材4のカバー前面部構成部42の先端部との対向する部分は、前面部2の略中央にて一の直線状部を構成することとなって、カバー部材4及びケース係合部44の境目の部分を目立たせずに、意匠性に優れたプロジェクター100を提供することができる。さらに、係止部43によりカバー部材4を装置ケース3に確実に取り付けることができる。即ち、上側係合部442を下側突出部322に係合させることにより樹脂製のカバー部材4が反りなどの変形により前側に移動することを防止することができ、また、内側係合部441を外側突出部313に係合させることにより、当該カバー部材4が下側に移動することを防止することができる。
従って、カバー部材4と装置ケース3の境目の部分を目立たせることなく、より簡略な構造で装置ケース3にカバー部材4をずれやがたつきを生じさせずに確実に取り付けることができる。
これによって、例えば、映像投射用の光を出射する光源ランプの着脱等のメンテナンスに際して、カバー部材4の装置ケース3からの取り外し及び装置ケース3に対する取付けをより簡便に行うことができることとなって、メンテナンスの作業性を向上させることができる。
また、上側係合部442と内側係合部441とは一体となって形成されてケース係合部44を構成しているので、カバー部材4の構造をより簡略化することができることとなって、装置コストの低減を図ることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良並びに設計の変更を行っても良い。
例えば、プロジェクター100は、上側係合部442と内側係合部441とが一体となって構成されたケース係合部44を備えるようにしたが、これに限られるものではなく、例えば、上側係合部442と内側係合部441とは別体で構成されていても良い。
また、上記実施形態におけるプロジェクター100の装置ケース3やカバー部材4等の各部の形状等は一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、装置ケース3とカバー部材4との境目の部分は、前面部2の略中央にて一の直線状部を構成するような形状としたが、これに限られるものではなく、当該境目の部分が目立たないような形状であれば如何なる形状であっても良い。
本発明を適用した投射型映像表示装置の好適な一例として例示する一実施形態のプロジェクターを上面側から見て示した斜視図である。 図1のプロジェクターを底面側から見て示した斜視図である。 図1のプロジェクターのカバー部材を取り外した状態を底面側から見て示した斜視図である。 図1のプロジェクターに備わるカバー部材を示した斜視図である。 図4のカバー部材を図4と異なる方向から見て示した斜視図である。 図5のカバー部材の要部を拡大して示した斜視図である。 図1のプロジェクターの装置ケースとカバー部材との係合状態を説明するための図である。 図7の装置ケースの下側ケースに対するカバー部材の取付状態を説明するための図である。 従来のプロジェクターを示す斜視図である。
符号の説明
100 プロジェクター(電子機器)
2 前面部
3 装置ケース
31 下側ケース
313 外側突出部
32 上側ケース
322 下側突出部
4 カバー部材
43 係止部
44 ケース係合部
441 内側係合部
442 上側係合部
5 底面部

Claims (4)

  1. 映像を投射して被投影手段に表示させる投射型映像表示装置であって、
    底面側に設けられる下側ケースと、上面側に設けられる上側ケースとを具備し、当該投射型映像表示装置の内部が露出される開口部が底面と前面に跨るように設けられた装置ケースと、
    前記装置ケース内に開口部を介して着脱自在に設けられ、映像投射用の光を出射する光源ランプと、
    前記開口部を覆うように取り付けられるカバー部材と、を備え、
    前記下側ケースは、
    その一端部が当該投射型映像表示装置の前面側に延出されてなり、前記前面側の端部に、前記装置ケースの外側に向けて突出された外側突出部が設けられ、
    前記上側ケースは、
    その一端部が前記前面側に延出されてなり、前記前面側の端部に、下向きに突出された下側突出部が設けられ、
    前記カバー部材は、
    前記底面と前記前面に跨るように形成され、
    前記前面側の縁部の幅方向の長さが前記上側ケースの前面側の縁部の幅方向の長さと等しくされ、
    前記前面側の縁部には、その先端部から前記下側突出部とほぼ等しい傾きで上向きに突出されて、前記下側突出部に係合する上側係合部と、前記上側係合部よりも下側部分から前記外側突出部とほぼ等しい傾きで前記装置ケースの内側に向けて突出されて、前記外側突出部に係合する内側係合部とが一体となって設けられ、前記底面側の縁部には、前記下側ケースの所定位置に係止される係止部が設けられ
    前記上側係合部は、前記内側係合部の両端から上側及び下側に延出しており、下側に延出した部分に挟まれるように前記外側突出部が係合されることを特徴とする投射型映像表示装置。
  2. 映像を投射して被投影手段に表示させる投射型映像表示装置に備わり、その底面側に設けられる下側ケースと、前記投射型映像表示装置の上面側に設けられる上側ケースとを具備し、前記投射型映像表示装置の内部が露出される開口部が底面と前面に跨るように設けられた装置ケースに、前記開口部を覆うようにカバー部材を取り付けるためのカバー取付け構造であって、
    前記下側ケースは、
    その一端部が前記投射型映像表示装置の前面側に延出されてなり、前記前面側の端部に、前記装置ケースの外側に向けて突出された外側突出部が設けられ、
    前記上側ケースは、
    その一端部が前記前面側に延出されてなり、前記前面側の端部に、下向きに突出された下側突出部が設けられ、
    前記カバー部材は、
    前記底面と前記前面に跨るように形成され、
    前記前面側の縁部の幅方向の長さが前記上側ケースの前面側の縁部の幅方向の長さと等しくされ、
    前記前面側の縁部には、その先端部から前記下側突出部とほぼ等しい傾きで上向きに突出されて、前記下側突出部に係合する上側係合部と、前記上側係合部よりも下側部分から前記外側突出部とほぼ等しい傾きで前記装置ケースの内側に向けて突出されて、前記外側突出部に係合する内側係合部とが設けられ、前記底面側の縁部には、前記下側ケースの所定位置に係止される係止部が設けられ
    前記上側係合部は、前記内側係合部の両端から上側及び下側に延出しており、下側に延出した部分に挟まれるように前記外側突出部が係合されることを特徴とするカバー取付け構造。
  3. 前記投射型映像表示装置には、映像投射用の光を出射する光源ランプが前記開口部を介して前記装置ケース内に着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のカバー取付け構造。
  4. 前記上側係合部と前記内側係合部とは一体となって形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のカバー取付け構造。
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