JP6315238B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリやプリンター等に代表される記録装置に関する。
記録装置の一例としてのプリンターには、開口部を開閉するカバーが種々設けられる。特許文献1に示すプリンターは、装置上面に設けられた給紙開口部を覆う給紙カバーと、装置前面に設けられた排紙口を覆う排紙口カバーを備えている。給紙カバーには磁石ユニットが設けられており、また排紙口カバーには金属部材が設けられている。
給紙カバーと排紙口カバーとが閉じた状態では、給紙カバーの磁石ユニットと、排紙口カバーの金属部材とが互いに吸着することでロック状態となり、シェル構造をなす。そして、給紙カバーを開くことに連動して、排紙口カバーは自重により自動的に開く様になっている。
特開2004−122719号公報
ところでプリンターには据え置き型のほか、持ち運びを前提としたモバイルタイプのものがある。モバイルタイプのプリンターは、ユーザーが鞄などにプリンターを収納した状態で持ち歩いたり、或いは直接手で抱えて持ち運ぶ機会が多くなる。
一方、プリンターに設けられた各種カバーは、上記特許文献1に示される様に磁石等の手段によって閉状態を保持するが、上述の様に持ち運びの際にカバーに外力が掛かり易く、その結果意図せずカバーが開いてしまう場合がある。その結果、カバーが意図せず勢い良く開くことで破損したり、カバーが半開き状態となることで装置内部に塵埃等が入り込んで、好ましくない結果を招く場合もある。他方、この様な問題を回避するためにカバーをロックする機構を多数設けると、開閉の際の取り扱い性が低下するとともに、コストアップとなる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、意図せずカバーが開くことに伴う種々の問題を回避することにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録手段を内部に備えた筐体と、前記筐体に形成された媒体の排出口を開閉する排出口カバーと、前記排出口カバーを前記筐体に対してロックするロック手段と、前記ロック手段によるロックが解除される方向に前記排出口カバーに対して外力が掛かった際、当該外力の少なくとも一部が前記排出口カバーの閉方向に作用し、前記排出口カバーと前記筐体とが係合する係合部とを備えたことを特徴とする。
本態様によれば、前記ロック手段によるロックが解除される方向に前記排出口カバーに対して外力が掛かった際、当該外力の少なくとも一部が前記排出口カバーの閉方向に作用し、前記排出口カバーと前記筐体とが係合する係合部を備えているので、当該係合部によって意図せず前記排出口カバーが開くことを防止できる。その結果、意図せず前記排出口カバーが開くことに伴う種々の問題を回避することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記ロック手段は、前記排出口カバーを複数の位置でロックすることを特徴とする。
本態様によれば、前記ロック手段は、前記排出口カバーを複数の位置でロックするので、前記排出口カバーをより確実にロックすることができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記係合部が複数設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記係合部が複数設けられているので、前記ロック手段によるロックが解除される方向に前記排出口カバーに対して外力が掛かった際、意図せず前記排出口カバーが開くことをより確実に防止できる。
本発明の第4態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記排出口カバーは上方向に開き、前記ロック手段は、上下方向にスライドすることにより前記排出口カバーを前記筐体に対してロック及びロック解除する、前記排出口カバーに設けられたフック部材を備え、前記フック部材は、上方向にスライドすることで前記排出口カバーのロックを解除することを特徴とする。
本態様によれば、前記ロック手段は、上方向にスライドすることで前記排出口カバーのロックを解除するフック部材を備えるので、前記排出口カバーの開き方向とロック解除時の前記フック部材の移動方向とが同じとなり、ユーザーは前記排出口カバーを開く際、その開き方向に沿った方向に前記フック部材を操作することとなり、操作が自然で、操作性が良好となる。
本発明の第5の態様は、第4の態様において、前記係合部は、前記筐体側に設けられた、下方向に突出する筐体側突起と、前記排出口カバー側に設けられた、上方向に突出するカバー側突起と、を備えて成り、前記排出口カバーが閉じた状態において、前記カバー側突起は、前記筐体側突起と係合可能な位置であって前記筐体側突起に対し前記排出口カバーの閉方向寄りに位置することを特徴とする。
本態様によれば、前記係合部が、筐体側突起と、カバー側突起とを備えて構成されているので、前記排出口カバーに対して上方向の力が加わった際、上記2つの突起が係合し、前記排出口カバーが容易に開かない。そして、前記係合部を、構造簡単にして低コストに構成することができる。
本発明の第6の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記筐体の上部を開閉する上部カバーを備え、前記排出口カバーと前記上部カバーは、相対的に回動可能に連結されることを特徴とする。
本態様によれば、前記筐体の上部を開閉する上部カバーを備え、前記排出口カバーと前記上部カバーは、相対的に回動可能に連結されるので、前記上部カバーと前記排出口カバーとを個別に開閉する必要がなく、操作性が良好となるとともに、前記排出口カバーをロックするロック手段を、前記上部カバーの為のロック手段として利用できるため、装置の低コスト化を図ることができる。
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記上部カバーは、前記記録装置を操作する為の操作部を開閉することを特徴とする。
本態様によれば、前記上部カバーは、前記記録装置を操作する為の操作部を開閉するので、前記上部カバーを閉じることで、前記操作部を保護することができ、意図しない装置の動作を防止できる。
本発明の第8の態様は、第6のまたは第7の態様において、前記上部カバーと前記排出口カバーは、開いた状態において給送される媒体を支持可能な傾斜姿勢をとることを特徴とする。
本態様によれば、前記上部カバーと前記排出口カバーは、開いた状態において給送される媒体を支持可能な傾斜姿勢をとるので、前記上部カバーと前記排出口カバーとを媒体の支持手段として利用することで、装置の低コスト化を図ることができる。
本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図(排出口カバー閉、上部カバー閉)。 本発明に係るプリンターの装置本体の斜視図(排出口カバー開、上部カバー開)。 本発明に係るプリンターの用紙搬送経路を示す側断面図。 本発明に係るプリンターの筐体及びカバー構造を示す側断面図。 排出口カバー裏側の部分拡大斜視図。 用紙排出口の斜視図。 (A)はロック部材の位置における装置前部の側断面図、(B)は係合部の位置における装置前部の側断面図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1及び図2は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンター(以下「プリンター」と言う)1の外観斜視図であり、図1は排出口カバー6及び上部カバー5を閉じた状態を、図2は排出口カバー6及び上部カバー5を開いた状態を、それぞれ示している。
また図3はプリンター1の用紙搬送経路を示す側断面図、図4はプリンター1の筐体及びカバー構造を示す側断面図、図5は排出口カバー6裏側の部分拡大斜視図、図6は用紙排出口10の斜視図、図7(A)はフック部材7の位置における装置前部の側断面図、図7(B)は係合部8の位置における装置前部の側断面図である。
尚、各図に示すx−y−z直交座標系は、x方向及びy方向が水平方向であり、このうちx方向は用紙搬送方向と直交する方向(用紙幅方向)であり、また装置左右方向でもあある。またy方向は用紙搬送方向であり、また装置奥行き方向でもある。更に、z方向は重力方向であり、装置高さ方向でもある。
また、図3の断面図は、主に用紙搬送経路を示す為の図であり、後述する筐体2なの構成要素については図示を省略し、適宜簡略図示している。また、図4及び図7(A)の断面図は、x方向において概ね図2の位置A1でにおいてy−z平面で切断した図であり、図7(B)の断面図は、x方向において概ね図2の位置A2において、y−z平面で切断した図である。
以下、図1〜図3を参照しつつプリンター1の構成について概説する。プリンター1は、筐体2により外観が形成されており、その大きさと形状は、携帯性を考慮して小型に、そして薄型に形成されている。筐体2は、装置上側を構成する上筐体3と、装置下側を構成する下筐体3とを備えて構成され、本実施形態ではいずれも樹脂材料によって形成されている。
上筐体3の上部には、上筐体3の上部を開閉する上部カバー5が設けられている。上部カバー5は、回動軸5a(図4)を中心に回動可能に設けられ、回動することにより、上筐体3の上部中央を開閉する。
上部カバー5の内側には、電源ボタンや各種印刷設定ボタン及び各種表示を行う表示部を備えて成る操作部13が設けられており、上部カバー5を開くことで、操作部13が表れる。即ち上部カバー5は、操作部13を開閉する。
また、上部カバー5の内側には、装置内部を露呈させる為のサブカバー9が設けられている。サブカバー9を開くことで、後述する用紙搬送経路が露呈し、またキャリッジ21に設けられたインクカートリッジ23の着脱作業等が実行可能となる。
次に、装置前方には記録の行われた用紙Pを排出する用紙排出口10が設けられており、この用紙排出口6を開閉する排出口カバー6が設けられている。尚、符号3aは上筐体3の前面部を示しており、用紙排紙口6は前面部3aの下側に形成されている。
上部カバー5及び排出口カバー6が閉じた状態では、上部カバー5の上面が、上筐体3の側部上面3dと面一を成す様に構成されており、また排出口カバー6の外面が、上筐体3の側部前面3eとほぼ同じ位置となり、全体的に筐体表面に極端な段差が形成されない様に構成されている。
上部カバー5が開いた状態では、図2に示す様に装置上部に用紙給送口12が表れ、用紙の給紙が行える様になっている。上部カバー5は、上述した様に装置上部を開閉するとともに、開いた状態では、排出口カバー6とともに、用紙給送口12にセットされた給送前の(或いは給送中の)用紙Pを傾斜姿勢に支持する支持手段を兼ねる。
ここで排出口カバー6は、図2及び図4に示す様に上部カバー5と連結軸(ヒンジ)5bを介して相対的に回動可能に連結されている。また、排出口カバー6は、後述するロック手段によって筐体2に対してロックされる様に構成されている。図1において符号7bはそのロックを解除する為の把持部であり、上部カバー5及び排出口カバー6を開く際には、先ず把持部7bに指を掛け、当該把持部7bを上方向に持ち上げて(スライドさせて)ロックを解除する。次いで、その状態で把持部7b(排出口カバー6)を装置前方側に引き寄せつつ上方向に開く。すると、排出口カバー6と上部カバー5がともに開くこととなる。尚、排出口カバー6をロックするロック手段については、後に詳述する。
尚、排出口カバー6の上部カバー5に対する最大開き角度は、連結軸5bの内部構造により所定角度(本実施形態では略180°)に規制されている。従って排出口カバー6と上部カバー5を開くと、図2に示す様に排出口カバー6及び上部カバー5の内面が、用紙Pを傾斜姿勢に支持する支持面を構成する。換言すれば、排出口カバー6が、上部カバー5によって形成される用紙支持面を上方向に延長する機能を果たす。
一方、排出口カバー6と上部カバー5の双方を閉じる際は、排出口カバー6に手を掛けて閉じ方向に回動させる。その過程において、上部カバー5も同時に閉じる。尚、上部カバー5は、閉じた状態において上筐体3の上面3bにより閉じた角度が規制される。また排出口カバー6は、閉じた状態において筐体3の前面部3aにより閉じた角度が規制される。尚、上筐体3の上面3bは、側部上面3dよりも上部カバー5の厚み分、一段低くなった面である。また上筐体3の前面部3aは、側部前面3eよりも排出口カバー6の厚み分、一段奥まった面である。
以上が外観から把握されるプリンター1の構成であり、以下、プリンター1の内部構成(用紙搬送経路)について図3を参照しつつ概説する。プリンター1は、記録動作と用紙搬送動作とを交互に行うことで記録を完了させる所謂シリアル型のインクジェットプリンターである。符号15はホッパーであり、用紙給送口12にセットされた複数枚の用紙Pは、ホッパー15と、上述した開いた状態の上部カバー5及び排出口カバー6とによって傾斜姿勢に支持される。
ホッパー15は不図示の揺動支点を中心に揺動することにより、支持した用紙Pを給送ローラー16に対して進退させる。セットされた用紙Pのうち最上位のものは、ホッパー15が上昇することで給送ローラー16に接し、そして給送ローラー16の回転によって下流側へと給送される。
給送ローラー16の下流には搬送駆動ローラー18と搬送従動ローラー19とを備えた用紙搬送手段が設けられており、これらローラーによって用紙Pはインクジェット記録ヘッド22の下へと搬送される。
インクジェット記録ヘッド22はキャリッジ21に設けられ、当該キャリッジ21は、インクカートリッジ23を搭載するとともに、不図示のモーターからの動力を受け、用紙幅方向(x方向)に往復動する。尚、本実施形態ではキャリッジ21はインクカートリッジ23を搭載する、所謂オンキャリッジタイプであるが、インクカートリッジ23がキャリッジ21から独立して設けられ、インクカートリッジ23と記録ヘッド22とがインクチューブで接続された、所謂オフキャリッジタイプであっても良い。
インクジェット記録ヘッド22と対向する位置には用紙Pを支持する用紙支持部材20が設けられ、インクジェット記録ヘッド22及び用紙支持部材20の下流側には、記録の行われた用紙Pを排出する排出駆動ローラー26及び排出従動ローラー27が設けられている。符号25は用紙浮きを規制する規制ローラーである。記録の行われた用紙Pは、排出駆動ローラー26及び排出従動ローラー27によって、用紙排出口10から装置前方側に排出される。
以上がプリンター1の全体構成であり、以下、排出口カバー6をロックするロック手段及び排出口カバー6に外力が加わった際に閉方向の傾向を与える係合部8について説明する。
図4、図5に示す様に、排出口カバー6は表パネル6aと裏パネル6bとを備えて構成されており、表パネル6aと裏パネル6bとの間に、フック部材7を備えている。
フック部材7は、表パネル6aと裏パネル6bとの間で、z方向(閉じた状態における方向)にスライド可能に設けられるともに、不図示の付勢手段によって下方向(閉じた状態における方向)に付勢された状態に設けられている。
このフック部材7には、フック部7が形成されており、このフック部7が、裏パネル6bに形成された開口部6cから突出した状態となっている。
一方、下筐体4には被係止部4bが図6に示す様に形成されており、排出口カバー6が閉じた状態においてフック部7が被掛止部4bに係止することにより、排出口カバー6が筐体2(より詳しくは下筐体3)に対してロックされる様になっている(図4、図5、図7(A))。
尚、本実施形態においてフック部7は、x方向において複数箇所(本実施形態では2箇所)設けられており、2箇所において、排出口カバー6をロックする。2箇所設けられたロック位置は、本実施形態ではx方向において排出口カバー6の中央部に対して対称をなす位置である。
一方、フック部材7には装置前面側に、上述した様に把持部7b(図1)が形成されており、この把持部7bを上方に持ち上げることにより、フック部材7が上方向にスライドし、フック部7が被掛止部4bから外れる。即ち、排出口カバー6のロックが解除される。
次に、図2において符号3c、3cは、上筐体3と下筐体4とを接合する接合部を示しており、この接合部3c、3cにおいて、上筐体3と下筐体4とが不図示のネジによって接合されている。この接合部3cは、前面部4aよりもやや手前側に突出する様に形成されており、そして排出口カバー6の幅方向両端部には、接合部3cを受け入れる凹部6eが、図2、図5に示す様に形成されている。
この凹部6eの下側には、カバー側突起6dが、(排出口カバー6が閉じた状態において)上方に突出する様に形成されている(図5、図7(B))。一方、上筐体3に形成された接合部3cには、図7(B)に示す様に筐体側突起4cが下方に突出する様に形成されている。
そして図7(B)に示す様に排出口カバー6が閉じた状態において、カバー側突起6dは、筐体側突起4cと係合可能な位置(対向する位置)であって筐体側突起4cに対し排出口カバー6の閉方向寄り、即ち本体内部寄り(図7(B)において右側)に位置している。尚、カバー側突起6dと筐体側突起4cは、係合部8を構成する(後述)。
以上により、以下の作用効果が得られる。即ち、排出口カバー6が閉じた状態において、当該排出口カバー6に、図7(B)において矢印Fで示す様な外力、即ち排出口カバー6を上方向に持ち上げる様な外力が作用すると、この外力Fはフック部7aを被係止部4bから外す方向(ロック解除方向)に作用する。これにより、意図せず排出口カバー6のロックが解除され、開いてしまう虞がある。
しかしながら外力Fが掛かった際、カバー側突起6dは筐体側突起4cに対し閉方向側に位置するので、カバー側突起6dが筐体側突起4cに対し当接した際に、カバー側突起6dには矢印fで示す様な力が作用する。即ち、外力Fの一部が、排出口カバー6の閉方向に作用する外力fとなり、これによりフック部7aが被係止部4bから外れること、即ちロック解除されることを防止する。
尚、本実施形態において係合部8は、x方向において複数箇所(本実施形態では2箇所)設けられている。2箇所設けられた係合部8は、本実施形態ではx方向において排出口カバー6の中央部に対して対称をなす位置である。
以上説明したように本発明に係るプリンター1は、第1の特徴として、用紙Pに記録を行う記録手段としての記録ヘッド22を内部に備えた筐体2と、筐体2に形成された用紙排出口10を開閉する排出口カバー6と、排出口カバー6を筐体2に対してロックするロック手段としてのフック部7aと、フック部7aによるロックが解除される方向に排出口カバー6に対して外力Fが掛かった際、当該外力Fの少なくとも一部が排出口カバー6の閉方向に作用する係合部8とを備えている。これにより、意図せず排出口カバー6が開くことを防止できる。その結果、意図せず排出口カバー6が開くことに伴う種々の問題を回避することができる。
また本実施形態では、第2の特徴として、ロック手段としてのフック部7aは、排出口カバー6を複数の位置でロックするので、排出口カバー6をより確実にロックすることができる。
また同様に本実施形態では、第3の特徴として、係合部8が複数設けられているので、フック部7aによる排出口カバー6のロックが解除される方向に排出口カバー6に対して外力Fが掛かった際、意図せず排出口カバー6が開くことをより確実に防止できる。
また本実施形態では、第4の特徴として、排出口カバー6は上方向に開き、ロック手段としてのフック部7aは、上方向にスライドすることで排出口カバー6のロックを解除するので、排出口カバー6の開き方向とロック解除時のフック部7a(即ち把持部7b)の移動方向とが同じとなり、ユーザーは排出口カバー6を開く際、その開き方向に沿った方向に把持部7bを操作することとなり、操作が自然で、操作性が良好となる。
また本実施形態では、第5の特徴として、係合部8は、筐体2側に設けられた、下方向に突出する筐体側突起4cと、排出口カバー6に設けられた、上方向に突出するカバー側突起6dと、を備えて成り、排出口カバー6が閉じた状態において、カバー側突起6dは、筐体側突起4cと係合可能な位置であって筐体側突起4cに対し排出口カバー6の閉方向寄りに位置する。この様に係合部8が、筐体側突起4cと、カバー側突起6dとを備えて構成されているので、排出口カバー6に対して上方向に外力Fが掛かった際、カバー側突起6dと筐体側突起4cとが係合し、意図せず排出口カバー6が開くことをより確実に防止できる。そしてまた、係合部8を、構造簡単にして低コストに構成することができる。
また本実施形態では、第6の特徴として、筐体2の上部を開閉する上部カバー5を備え、排出口カバー6と上部カバー5は、相対的に回動可能に連結されるので、上部カバー5と排出口カバー6とを個別に開閉する必要がなく、操作性が良好となるとともに、排出口カバー6をロックするロック手段を、上部カバー5の為のロック手段として利用できるため、装置の低コスト化を図ることができる。
また本実施形態では、第7の特徴として、上部カバー5は、プリンター1を操作する為の操作部13を開閉するので、上部カバー5を閉じることで、操作部13を保護することができ、意図しない装置の動作を防止できる。
加えて本実施形態では、第8の特徴として、上部カバー5と排出口カバー6は、開いた状態において給送される用紙Pを支持可能な傾斜姿勢をとるので、上部カバー5と排出口カバー6とを用紙Pの支持手段として利用することで、装置の低コスト化を図ることができる。
以上説明した実施形態の各構成要素について、開示した内容に限定されないことは言うまでもなく、適宜変更可能であることは言うまでもない。例えば、上述した第2〜第8の特徴は、適宜省略することもでき、また適宜組み合わせを変えることができる。
また、上記第6の特徴に関し、上記実施形態では排出口カバー6のロックは把持部7bを上方にスライドさせることで解除する様に構成したが、その逆に把持部7bを下方にスライドさせることで解除する様に構成しても良い。
1 インクジェットプリンター、2 筐体、3 上筐体、3a 前面部、3b 上面、3c 接合部、3d 側部上面、3e 側部前面、4 下筐体、4a 前面部、4b 被掛止部、4c 筐体側突起、5 上部カバー、5a 回動軸、5b 連結軸、6 排出口カバー、6a 表パネル、6b 裏パネル、6c 開口部、6d カバー側突起、6e 凹部、7 フック部材、7a フック部、7b 把持部、8 係合部、9 サブカバー、10 用紙排出口12 用紙給送口、13 操作部、15 ホッパー、16 給送ローラー、18 搬送駆動ローラー、19 搬送従動ローラー、20 用紙支持部材、21 キャリッジ、22 インクジェット記録ヘッド、23 インクカートリッジ、25 規制ローラー、26 排出駆動ローラー、27 排出従動ローラー、P 記録用紙

Claims (11)

  1. 媒体に記録を行う記録手段を内部に備えた筐体と、
    前記筐体に形成された媒体の排出口を開閉する排出口カバーと、
    前記排出口カバーを前記筐体に対してロックするロック手段と、
    前記ロック手段とは別に独立して設けられ、前記ロック手段によるロックが解除されるロック解除方向に前記排出口カバーに対して外力が掛かった際、当該外力の少なくとも一部が前記排出口カバーの閉方向に作用し、更に前記ロック解除方向への前記排出口カバーの移動を不可とする、前記排出口カバーと前記筐体とが係合する係合部と、
    を備えた記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記ロック手段は、前記排出口カバーを複数の位置でロックする、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の記録装置において、前記係合部が複数設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の記録装置において、前記排出口カバーは上方向に開き、
    前記ロック手段は、上下方向にスライドすることにより前記排出口カバーを前記筐体に対してロック及びロック解除する、前記排出口カバーに設けられたフック部材を備え、
    前記フック部材は、上方向にスライドすることで前記排出口カバーのロックを解除する、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記係合部は、前記筐体側に設けられた、下方向に突出する筐体側突起と、前記排出口カバー側に設けられた、上方向に突出するカバー側突起と、を備えて成り、
    前記排出口カバーが閉じた状態において、前記カバー側突起は、前記筐体側突起と係合可能な位置であって前記筐体側突起に対し前記排出口カバーの閉方向寄りに位置する、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の記録装置において、前記筐体の上部を開閉する上部カバーを備え、
    前記排出口カバーと前記上部カバーは、相対的に回動可能に連結される、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項6に記載の記録装置において、前記上部カバーは、前記記録装置を操作する為の操作部を開閉する、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の記録装置において、前記上部カバーと前記排出口カバーは、開いた状態において給送される媒体を支持可能な傾斜姿勢をとる、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 媒体に記録を行う記録手段を内部に備えた筐体と、
    前記筐体に形成された媒体の排出口を開閉する排出口カバーと、
    前記排出口カバーを前記筐体に対してロックするロック手段と、
    前記ロック手段によるロックが解除される方向に前記排出口カバーに対して外力が掛かった際、当該外力の少なくとも一部が前記排出口カバーの閉方向に作用し、前記排出口カバーと前記筐体とが係合する係合部と、を備え、
    前記ロック手段は、前記排出口カバーを複数の位置でロックする、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 媒体に記録を行う記録手段を内部に備えた筐体と、
    前記筐体に形成された媒体の排出口を開閉する排出口カバーと、
    前記排出口カバーを前記筐体に対してロックするロック手段と、
    前記ロック手段によるロックが解除される方向に前記排出口カバーに対して外力が掛かった際、当該外力の少なくとも一部が前記排出口カバーの閉方向に作用し、前記排出口カバーと前記筐体とが係合する係合部と、を備え、
    前記排出口カバーは上方向に開き、
    前記ロック手段は、上下方向にスライドすることにより前記排出口カバーを前記筐体に対してロック及びロック解除する、前記排出口カバーに設けられたフック部材を備え、
    前記フック部材は、上方向にスライドすることで前記排出口カバーのロックを解除する、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 媒体に記録を行う記録手段を内部に備えた筐体と、
    前記筐体に形成された媒体の排出口を開閉する排出口カバーと、
    前記排出口カバーを前記筐体に対してロックするロック手段と、
    前記ロック手段によるロックが解除される方向に前記排出口カバーに対して外力が掛かった際、当該外力の少なくとも一部が前記排出口カバーの閉方向に作用し、前記排出口カバーと前記筐体とが係合する係合部と、
    前記筐体の上部を開閉する上部カバーと、を備え、
    前記排出口カバーと前記上部カバーは、相対的に回動可能に連結される、
    ことを特徴とする記録装置。
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