JP4205328B2 - フラットケーブルと接続端子との接続方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フラット導体をフラット絶縁被覆で覆ったフラットケーブルに、接続端子の端子板の幅方向の両側から突設された各クリンプ片を突き刺し、フラットケーブルを突き抜けた各クリンプ片の先端を曲成して加締めて接続を行うフラットケーブルと接続端子との接続方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、フラットケーブルを用いた電気回路の高密度化に伴って、接続端子の小型化が進み、フラットケーブル内のフラット導体の箇所で該フラットケーブルにクリンプ片を直接突き刺す所謂ピアス型導通接続の方法が開発されており、図8に示すように例えば厚さが0.15mmで、幅Wcが1.5 mm〜2.5 mmのフラット導体1の両面を、厚さが0.09mmのポリエチレンテレフタレートフィルムよりなるフラット絶縁被覆2を接着被覆したフラットケーブル3を用いて、このフラットケーブル3にそのフラット導体1に対応した箇所で、雌形端子本体4に連接された幅Wが1.2 mm〜2.0 mm程度の端子板5の幅方向の両側にクリンプ片6を千鳥状に突設した接続端子7の各クリンプ片6を突き刺し、図9に示すようにフラットケーブル3を通り抜けた各クリンプ片6の先端部を円弧状に曲成して加締めて曲成加締め部6aを形成することによりフラットケーブル接続部8を形成する方法が実施されるようになってきた。
【0003】
このフラットケーブル接続部8の形成は、図10に示すようにフラットケーブル3の下に配置して該フラットケーブル3を受けると共に表面に各側のクリンプ片6を受けるクリンプ片受け溝9とフラットケーブル3を突き抜けたクリンプ片6の先端部を曲成して加締めるクリンプ片曲成加締め凹部10とが並設されたフラットケーブル受け金具11を用いて行う。即ち、最初に接続すべきフラット導体1が2つのクリンプ片受け溝9の上に存在するようにしてフラットケーブル3をフラットケーブル受け金具11の上に配置し、このフラット導体1の幅内に各クリンプ片6が下向きに存在するようにして接続端子7を配置して、その上に配置したアンビル12によりガイド部材13でガイドして接続端子7を加圧して各クリンプ片6がフラット絶縁被覆2とフラット導体1とを、端子板5とフラットケーブル3との間に隙間がない状態まで突き抜けるようにしてフラットケーブル3に突き刺す。次に、矢印Aで示すように下向きにフラットケーブル受け金具11を下げてクリンプ片6をクリンプ片受け溝9から外し、次いでフラットケーブル受け金具11を矢印B方向に移動してクリンプ片曲成加締め凹部10をクリンプ片6に対応させる。かかる状態で、フラットケーブル受け金具11を矢印C方向に移動し、アンビル12で端子板5及びクリンプ片6を圧縮することにより、フラットケーブル3を突き抜けたクリンプ片6の先端部をクリンプ片曲成加締め凹部10で円弧状に曲成して加締める。このような接続工程で、幅方向の両側のクリンプ片6の間で該クリンプ片6に沿って伸ばされたフラット導体1の伸び部1aがクリンプ片6の先端部の曲成加締め部6aで加締められて加圧接触され電気的接続状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなフラットケーブル3と接続端子7との接続方法では、突き刺し工程でクリンプ片6がフラット導体1を突き抜けて電気的接続状態になっている電気的接続位置と、曲成加締め工程で曲成加締めた際のクリンプ片6とフラット導体1との電気的接続位置とがずれて、フラット導体1とクリンプ片6との電気的接触状態が安定せず、ばらつきが多い接続状態になり易いという問題点があった。
【0005】
本発明の目的は、フラット導体とクリンプ片との接触荷重を高い状態に保つことができるフラットケーブルと接続端子との接続方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、フラット導体をフラット絶縁被覆で覆ったフラットケーブルに、端子板の幅方向の両側にクリンプ片が突設された接続端子の各クリンプ片をフラット導体に対応する箇所で突き刺す突き刺した後、フラットケーブルを突き抜けた接続端子の各クリンプ片の先端を曲成して加締めることにより、フラットケーブルに接続端子を接続するフラットケーブルと接続端子との接続方法を対象とする。本発明が対象とするフラットケーブルと接続端子との接続方法では、フラットケーブルに接続端子を接続するに際し、フラットケーブルを突き抜けた接続端子のクリンプ片を受け入れるクリンプ片受け溝とフラットケーブルを突き抜けたクリンプ片の先端を曲成して加締めるクリンプ片曲成加締め凹部とが横方向に並設されたフラットケーブル受け金具をフラットケーブルの下方に配置するとともに、接続端子を上下方向にガイドするガイド部材とこのガイド部材によりガイドされた接続 端子を下方に押圧するアンビルとをフラットケーブルの上方に配置しておく。そして、フラットケーブル受け金具のクリンプ片受け溝をアンビルの下方に位置させた状態でアンビルで接続端子を押圧することによりクリンプ片をフラットケーブルに突き刺す突き刺し工程を行った後、フラットケーブル受け金具を下げてフラットケーブルを突き抜けたクリンプ片をクリンプ片受け溝から外し、次いでフラットケーブル受け金具を横方向に移動させてクリンプ片曲成加締め凹部をフラットケーブルを突き抜けたクリンプ片に対応する位置に配置した状態にする。この状態でアンビルとクリンプ片曲成加締め凹部とを用いてフラットケーブルを突き抜けた接続端子の各クリンプ片の先端を曲成して加締める曲成加締め工程を行う。
【0007】
本発明に係わるフラットケーブルと接続端子との接続方法では、前記突き刺し工程では、フラットケーブルに突き刺された接続端子の端子板とフラットケーブルとの間に隙間があいている状態としておき、前記曲成加締め工程では、接続端子の各クリンプ片を、端子板側からはアンビルで、各クリンプ片の先端側からはフラットケーブル受け金具のクリンプ片曲成加締め凹部で同時に押圧することにより、突き刺し工程で得た接続端子の各クリンプ片とフラット導体との接触位置を保持しながら接続端子の各クリンプ片を曲成し、加締める工程を行い、各クリンプ片をアンビル及びケーブル受け金具のクリンプ片曲成加締め凹部で同時に押圧する過程は、アンビル及びケーブル受け金具のクリンプ片曲成加締め凹部で各クリンプ片を押圧する動作を同時に開始させて、アンビル及びフラットケーブル受け金具がそれぞれ定められた停止位置に達したときに各クリンプ片を押圧する動作を終了させることにより行う。
【0008】
このようにしてフラットケーブルと接続端子との接続を行うと、突き刺し工程と曲成加締め工程とで、突き刺し工程で得られたクリンプ片とフラット導体との接触位置が保持され、クリンプ片とフラット導体との接触荷重を高い状態に保つことができ、安定した電気的接続状態を得ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続方法の実施の形態の一例を示したもので、図1は突き刺し工程でフラットケーブルに接続端子のクリンプ片を突き刺したものを曲成加締め工程にセットした状態の横断面図、図2は曲成加締め工程で曲成加締めした状態の横断面図である。
【0010】
本例のフラットケーブルと接続端子との接続方法では、フラットケーブル3に接続端子7を接続するに際し、図10に示した例と同様に、フラットケーブル3を突き抜けた接続端子7のクリンプ片6を受け入れるクリンプ片受け溝9とフラットケーブル3を突き抜けたクリンプ片6の先端を曲成して加締めるクリンプ片曲成加締め凹部10とが横方向に並設されたフラットケーブル受け金具11をフラットケーブル3の下方に配置するとともに、接続端子7を上下方向にガイドするガイド部材13とガイド部材13によりガイドされた接続端子7を下方に押圧するアンビル12とをフラットケーブル3の上方に配置しておく。そして突き刺し工程では、接続すべきフラット導体1が2つのクリンプ片受け溝9の上に存在するようにしてフラットケーブル3をフラットケーブル受け金具11の上に配置し、このフラット導体1の幅内に各クリンプ片6が下向きに存在するようにして接続端子7を配置して、その上に配置したアンビル12でガイド部材13によりガイドされた接続端子7を加圧して各クリンプ片6を、フラット絶縁被覆2とフラット導体1とを突き抜けるようにしてフラットケーブル3に突き刺す。
【0011】
この突刺し工程では、図1に示すように、フラットケーブル3に突き刺された接続端子7の端子板5とフラットケーブル3との間に隙間Gがある状態にしておく。
【0012】
この状態では、クリンプ片6とフラット導体1とは接触位置P1 で電気的に接続されている。
【0013】
このようにして突刺し工程を行った後、前述したようにフラットケーブル受け金具11を下に降ろして各クリンプ片6の先端を各クリンプ片受け溝9から外し、次にこのフラットケーブル受け金具11を矢印B方向(横方向)に水平移動させて、各クリンプ片6の先端が図1に示すようにフラットケーブル受け金具11のクリンプ片曲成加締め凹部10に対向する状態にし、この状態で、突き刺し工程で得られた各クリンプ片6とフラット導体1との接触位置P1 を保持しながら曲成加締め工程を行って、図2に示すように各クリンプ片6の先端部を曲成して加締める。この曲成加締め工程では、各クリンプ片6を端子板5側からと各クリンプ片6の先端側からの両方から同時に押圧して、各クリンプ片6の先端部を曲成して加締める。換言すれば、各クリンプ片6を端子板5側からアンビル12で、各クリンプ片6の先端側からクリンプ片曲成加締め凹部10の箇所でフラットケーブル受け金具11で、同時に押圧して各クリンプ片6の先端部を曲成して加締める。
【0014】
上記のように、曲成加締め工程において、各クリンプ片6を端子板5側からアンビル12で、各クリンプ片6の先端側からはフラットケーブル受け金具11のクリンプ片曲成加締め凹部10の箇所で、同時に押圧すると、クリンプ片6とフラット導体1との接触位置P1 を保持したまま接続を行うことができ、フラット導体1とクリンプ片6との接触荷重を高い状態に保つことができ、安定した電気的接続状態を得ることができる。
【0015】
これに対し、従来の方法のように、突き刺し工程で、端子板5がフラットケーブル3に接触する状態になるまでクリンプ片6をフラットケーブル3に突き刺し、即ち端子板5とフラットケーブル3との間に隙間Gがない状態になるまでクリンプ片6をフラットケーブル3に突き刺し、次に曲成加締め工程でフラットケーブル3を突き抜けたクリンプ片6の先端部を曲成し、加締めた場合には、図3に示すようにクリンプ片6の曲成加締め部6aにフラット導体1の接触位置P2 が重ならないので、接触荷重が著しく低下し、安定した電気的接続状態とはならない。
【0016】
図4(A)〜(G)は本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続方法でのフラットケーブル受け金具11とアンビル12との動作状態の一例を示した動作説明図である。
【0017】
まず、図4(A)に示すように、フラットケーブル3とクリンプ片6とを、フラットケーブル受け金具11とアンビル12との間の所定の位置にセットする。フラットケーブル3とクリンプ片6とのセットは、図示しない支持体により行う。クリンプ片6は、図示しないが連結片により連結されていて、連結片が支持体に支持されている。
【0018】
次に、図4(B)に示すように、フラットケーブル受け金具11を上昇させてフラットケーブル3の下面に当てる。この状態では、接続端子7の下向きの各クリンプ片6に対して各クリンプ片受け溝9が対向する状態になっており、図示しないがフラットケーブル3内のフラット導体1が各クリンプ片受け溝9の上に存在する状態になっている。
【0019】
次に、図4(C)に示すように、ガイド部材13を下降させつつアンビル12を下降させて接続端子7を加圧して押し下げ、この接続端子7の各クリンプ片6をフラット導体1の箇所でフラットケーブル3に突き刺す。各クリンプ片6のフラットケーブル3に対する突き刺し状態では、図1に示すように端子板5とフラットケーブル3との間に隙間Gがあいている状態にする。
【0020】
次に、図4(D)に示すように、ガイド部材13及びアンビル12と、フラットケーブル受け金具11とをフラットケーブル3から上下方向に離間させる。
【0021】
次に、図4(E)に示すように、フラットケーブル受け金具11を図4(D)に示す状態から左方向に水平移動させ、クリンプ片曲成加締め凹部10がフラットケーブル3を突き抜けた各クリンプ片6の先端に対向する状態にする。また、ガイド部材13を下降させてアンビル12を接続端子7の端子板5に接する図5(A)に示す下死点L1 まで下降させる。
【0022】
次に、図4(F)に示すように、曲成加締め工程では、図5(B)に示す上死点L2 までクリンプ片曲成加締め凹部10を上昇させると共にアンビル12を上昇位置から下死点L1 まで下降させて、各クリンプ片6を端子板5側からと各クリンプ片6の先端側からの両方から同時に曲成圧縮する。このようにすると、突き刺し工程で得た各クリンプ片6とフラット導体1との接触位置P1 を保持しながら各クリンプ片6を曲成加締めることができる。
【0023】
あるいは、図4(C)に示す状態から、フラットケーブル受け金具11のみ図4(D)(E)の工程を経て図4(F)に示すように上下からアンビル12とフラットケーブル受け金具11で圧縮することもできる。
【0024】
図6は図4(A)〜(G)の作業を行う接続装置の構成を示したものである。フラットケーブル受け金具11の上下動はシリンダー14で行い、フラットケーブル受け金具11の水平移動はシリンダー15で行い、フラットケーブル受け金具11の上死点L2 の設定は上死点調整機構16で行うようになっている。上死点調整機構16は、固定部材16aに螺合された調整ネジ16bの水平移動により下面がテーパ面となっている上死点設定部材16cが水平移動し、この上死点設定部材16cのテーパ面に、上面がテーパ面となっていてフラットケーブル受け金具11と一体のストッパー部材16dが当たってフラットケーブル受け金具11の上死点が設定されるようになっている。調整ネジ16bを回すことにより上死点設定部材16cのテーパ面が移動し、これによりストッパー部材16dのテーパ面が当たる上死点設定部材16cのテーパ面の位置が変わり、上死点の調整が行えるようになっている。
【0025】
アンビル12の上下動はシリンダー17で行い、アンビル12の下死点L1 の設定は下死点調整機構18で行うようになっている。下死点調整機構18は、固定部材18aに螺合された調整ネジ18bの水平移動により上面がテーパ面となっている下死点設定部材18cが水平移動し、この下死点設定部材18cのテーパ面に、下面がテーパ面となっていてアンビル12と一体のストッパー部材18dが当たってアンビル12の下死点が設定されるようになっている。調整ネジ18bを回すことにより下死点設定部材18cのテーパ面が移動し、これによりストッパー部材18dのテーパ面が当たる下死点設定部材18cのテーパ面の位置が変わり、下死点の調整が行えるようになっている。
【0026】
このような接続装置では、フラットケーブル受け金具11はシリンダー14,15により作業順序シーケンスによって前述したように上下動,水平移動を行い、アンビル12はシリンダー17により作業順序シーケンスによって前述したように上下動を行う。フラットケーブル受け金具11及びアンビル12は、それぞれ正確に定められた位置でクリンプ片6の押圧動作を終了するため、上死点調整機構16と下死点調整機構18によって予めその停止位置を調整できるようになっている。さらに、フラットケーブル受け金具11とアンビル12が同時に押圧動作を始めるようにシンクロナイズされている。
【0027】
図7は、本発明の効果を確認するために実施した実験結果を示す図であって、厚さ0.15mm、幅Wc=2.5 mmのフラット導体1をポリエチレンテレフタレートフィルムよりなるフラット絶縁被覆2で絶縁したフラットケーブル3に、幅W=2.0 mmの端子板5の幅方向の両側に突設されたクリンプ片6を、図1における隙間G=0mmとなるようにフラット導体1のところでフラットケーブル3に突き刺した時のサンプル数n=5、及び隙間G=1.0 mmとなるようにフラット導体1のところでフラットケーブル3に突き刺したとした時のサンプル数n=5を、使用環境を考慮して高温放置し、その後に振動試験を実施し、しかる後に抵抗値変化を測定したデータG0 (隙間G=0mm)及びデータG1 (隙間G=1.0 mm)である。
【0028】
この図7によれば、隙間G=1.0 mmとした本発明の方法で導通接続した方が、隙間G=0mmとしたときより接触電気抵抗の変化が少なく、ばらつきの少ない安定した接続部を得ることができる。
【0029】
なお、上記例では、端子板5の幅方向の両側にクリンプ片6を対形に突設した例について説明したが、クリンプ片6は端子板5の幅方向の両側に千鳥状に突設したものでもよい。
【0030】
【発明の効果】
本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続方法では、突き刺し工程では、フラットケーブルに突き刺された接続端子の端子板とフラットケーブルとの間に隙間があいている状態とし、曲成加締め工程では、接続端子の各クリンプ片を、端子板側からはアンビルで、各クリンプ片の先端側からはフラットケーブル受け金具のクリンプ片曲成加締め凹部で同時に押圧することにより、突き刺し工程で得た接続端子の各クリンプ片とフラット導体との接触位置を保持しながら接続端子の各クリンプ片を曲成し、加締めるので、突き刺し工程と曲成加締め工程とでクリンプ片とフラット導体との接触位置を保持してクリンプ片とフラット導体との接触荷重を高い状態に保つことができ、安定した電気的接続状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続方法の実施の形態の一例で、突き刺し工程でフラットケーブルに接続端子のクリンプ片を突き刺したものを曲成加締め工程にセットした状態の横断面図である。
【図2】 本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続方法の実施の形態の一例で、曲成加締め工程で曲成加締めした状態の横断面図である。
【図3】 突き刺し工程で、端子板がフラットケーブルに接触する状態までクリンプ片をフラットケーブルに突き刺した状態で、曲成加締め工程でフラットケーブルを突き抜けたクリンプ片を曲成加締めた状態の横断面図である。
【図4】 (A)〜(G)は本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続方法でのフラットケーブル受け金具とアンビルとの動作状態の一例を示した動作説明図である。
【図5】 (A)(B)は本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続方法でのフラットケーブル受け金具の上死点とアンビルの下死点との関係を示す説明図である。
【図6】 本発明に係るフラットケーブルと接続端子との接続方法を実施する接続装置の一例の概略構成を示す説明図である。
【図7】 本発明の接続方法を適用した場合と適用しない場合の接続部の接触電気抵抗値の変化を示す比較図である。
【図8】 フラットケーブルとこれに接続する接続端子の斜視図である。
【図9】 フラットケーブルに接続端子を接続した状態を示す斜視図である。
【図10】 フラットケーブルに接続端子のクリンプ片を突き刺す工程の縦断面図である。
【符号の説明】
1 フラット導体
2 フラット絶縁被覆
3 フラットケーブル
4 端子本体
5 端子板
6 クリンプ片
6a 曲成加締め部
7 接続端子
8 フラットケーブル接続部
9 クリンプ片受け溝
10 クリンプ片曲成加締め凹部
11 フラットケーブル受け金具
12 アンビル
13 ガイド部材
14,15 シリンダー
16 上死点調整機構
16a 固定部材
16b 調整ネジ
16c 上死点設定部材
16d ストッパー部材
17 シリンダー
18 下死点調整機構
18a 固定部材
18b 調整ネジ
18c 下死点設定部材
18d ストッパー部材

Claims (1)

  1. フラット導体をフラット絶縁被覆で覆ったフラットケーブルに、端子板の幅方向の両側にクリンプ片が突設された接続端子の各クリンプ片を前記フラット導体に対応する箇所で突き刺した後、前記フラットケーブルを突き抜けた接続端子の各クリンプ片の先端を曲成して加締めることにより、前記フラットケーブルに前記接続端子を接続するに際し、
    前記フラットケーブルを突き抜けた接続端子のクリンプ片を受け入れるクリンプ片受け溝と前記フラットケーブルを突き抜けたクリンプ片の先端を曲成して加締めるクリンプ片曲成加締め凹部とが横方向に並設されたフラットケーブル受け金具を前記フラットケーブルの下方に配置するとともに、前記接続端子を上下方向にガイドするガイド部材と前記ガイド部材によりガイドされた前記接続端子を下方に押圧するアンビルとを前記フラットケーブルの上方に配置しておいて、
    前記フラットケーブル受け金具のクリンプ片受け溝を前記アンビルの下方に位置させた状態で前記アンビルで前記接続端子を押圧することにより前記クリンプ片をフラットケーブルに突き刺す突き刺し工程を行った後、
    前記フラットケーブル受け金具を下げて前記フラットケーブルを突き抜けたクリンプ片を前記クリンプ片受け溝から外し、
    次いで前記フラットケーブル受け金具を横方向に移動させて前記クリンプ片曲成加締め凹部を前記フラットケーブルを突き抜けたクリンプ片に対応する位置に配置した状態にし、
    この状態で前記アンビルとクリンプ片曲成加締め凹部とを用いて前記フラットケーブルを突き抜けた接続端子の各クリンプ片の先端を曲成して加締める曲成加締め工程を行うフラットケーブルと接続端子との接続方法において、
    前記突き刺し工程では、前記フラットケーブルに突き刺された前記接続端子の端子板と前記フラットケーブルとの間に隙間があいている状態としておき
    前記曲成加締め工程では、前記接続端子の各クリンプ片を、前記接続端子の端子板側からはアンビルで、前記各クリンプ片の先端側からはフラットケーブル受け金具のクリンプ片曲成加締め凹部で同時に押圧することにより、前記突き刺し工程で得た前記接続端子の各クリンプ片と前記フラット導体との接触位置を保持しながら前記接続端子の各クリンプ片を曲成し、加締める工程を行い、
    前記各クリンプ片を前記アンビル及びケーブル受け金具のクリンプ片曲成加締め凹部で同時に押圧する過程は、前記アンビル及びケーブル受け金具のクリンプ片曲成加締め凹部で前記各クリンプ片を押圧する動作を同時に開始させて、前記アンビル及びフラットケーブル受け金具がそれぞれ定められた停止位置に達したときに各クリンプ片を押圧する動作を終了させることにより行うこと、
    を特徴とするフラットケーブルと接続端子との接続方法。
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