JPH0625897Y2 - 導電端子 - Google Patents

導電端子

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JPH0625897Y2
JPH0625897Y2 JP8748289U JP8748289U JPH0625897Y2 JP H0625897 Y2 JPH0625897 Y2 JP H0625897Y2 JP 8748289 U JP8748289 U JP 8748289U JP 8748289 U JP8748289 U JP 8748289U JP H0625897 Y2 JPH0625897 Y2 JP H0625897Y2
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JP
Japan
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cord
conductive terminal
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contact
conductive
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修一 松崎
繁 菊田
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Hirose Electric Co Ltd
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Hirose Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は導電端子に関し、特に電話機やパソコン等の
電気機器の電気接続用に使用される電気コネクタの電気
的接点を形成する導電端子に関する。
《従来の技術》 例えば、電話機の本体と送受話器との間、或るいは電話
機本体と壁等に設けたターミナルとの間はコードによっ
て連結されるが、これらの電気的接続箇所に、コードに
圧着されて電気的接点を形成する導電端子を内装したモ
ジュラープラグとモジュラージャックとを係合させて接
続を行なう電気コネクタ(以下単にコネクタという)が
一般に使用されている。
第4図は、このような従来のコネクタすなわちモジュラ
ーコネクタの一例を示したもので、Aはコネクタのプラ
グを示し、このプラグAのハウジングBには導電端子F
が挿入される複数個の縦溝Eが設けられている。第5図
は、この縦溝E部分を破断、拡大図示したものであり、
縦溝Eはその下端部がコード穴Dに連通、開口してい
る。絶縁被覆を剥離された複数本のコードCはそれぞれ
コード穴Dに挿入され、縦溝Eに金属板材製の導電端子
Fが図示上方から圧入され、その先端部をコードCに圧
着されて電気的接続が形成される。
ここで使用される導電端子Fは、その図示下方先端部に
同一形状とされた2個の矢じり形に尖った接点部Gを有
しており、この尖鋭形状の接点部Gが多数の導線からな
るコードCあるいは、US.PAT.No.4.090,763に示
すような中心系状部材に銅合金箔を巻いたコードCに突
刺し貫入し、これらコードCをコード穴D内に固定する
とともに、コードCと導電端子Fとの電気的接続が形成
される。導電端子Fの図示上端側は、プラグAにジャッ
ク(図示しない)が挿入された際、ジャック側の接点部
と接触して電気的接続を行なう。
《考案が解決しようとする課題》 上記のように構成された従来のコネクタのプラグAに使
用される導電端子Fは、コードCに圧着されるその先端
の接点部Gが2個共に矢じり状の尖鋭形状をなしている
ので、圧入された際にコードCの導線群の中に深く突刺
し貫入してコードCの固定を確実にする効果がある。し
かしながら、この尖った接点部Gの貫入に伴ってコード
Cを構成している個々の細い導線が切断してしまうこと
が多く、導通不良を起こし易い。また、導電端子Fの圧
入当初は接続が保たれていても、コネクタの接続、解除
操作をくり返す内に振動や衝撃のために接続不良となっ
てしまうことが多い。さらに、US.PAT.No.4.09
0,763に開示された銅合金箔を巻き付けたものであるコ
ードCの場合は、接点部Gが突刺し貫入すると巻き付け
た導体が切断してほどけてしまい、コードCと導電端子
Fの接触が不良となる。
又、さらには、銅合金箔を巻いたコードCは、通常の撚
り線で構成されたコードよりもコードの太さに比べて、
電流容量が小さくなり、且つ特殊な製造方法にて製造す
るため高価になるという不具合がある。
又、さらには、コードCを抜け方向の力によって引張力
が印加されると簡単に導体が切断し、コードCと導体端
子Fの接触不良が発生してしまう。
このような欠点を除くことを意図して、接点部を直線形
状とし、コードに対して貫入することなく平坦に圧着さ
れるようにした導電端子が提案されている。例えば、実
開昭61−80568号公報に開示されたものがある。
しかしながら、このような導電端子では、コードを平ら
に押しつけるものであるから、コードのコード穴内にお
ける固定が確実でなく、殊にコネクタの着脱操作を何回
もくり返す内にコードの緩み、ずれを生じ、接続不良を
生ずることが多い。
また、特開昭57−182980号公報に開示されたよ
うに、導電端子の先端接点部のコードに当接する部分を
斜面とし、隣接接点部の斜面方向が互いに対向するよう
にして、導電端子を圧入した時に先端部がコード外側に
開くと共に斜面部でコードを挟みつけるようにしたもの
がある。しかしこのような導電端子は、斜面部の平面で
コードを押し付けるものであるから、前例と同様にコー
ドの固定が確実でない上、接点部にこのような斜面部を
形成するため導電端子の成形加工の多大の手間を要する
欠点がある。
この考案は、上述のような従来の導電端子の諸欠点を解
消し、コード導線を切断することが少なく、しかもコー
ドをコネクタ・プラグのハウジング内に確実に固定する
ことができる導電端子を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記の目的を達成するため、この考案の導電端子は、導
電性板材により形成され、電気コネクタのハウジング内
においてその先端部を該ハウジングに挿入された導電部
材に貫入されて電気的接続を形成する導電端子におい
て、導電部材に貫入される前記先端部を、尖鋭に突出し
た第1の接点部と、該第1の接点部より突出高さが低く
平滑乃至丸みを帯びた形状に突出した少なくとも1つの
第2の接点部と、により構成したものである。
《作用》 以上のように構成したこの考案の導電端子をコネクタの
ハウジング内に圧入してその先端部をコードに到着さ
せ、さらに圧入させると、尖鋭に突出した第1の接点部
がコードの導線群内に突刺し貫入してコードを強固に固
定するとともに、平滑乃至丸みを帯びた形状の少なくと
も1つの第2の接点部がコードを押圧すると共にコード
の被覆の一部を破り、導線群の上部を押圧することにな
り電気的接続を確実に行なう。第1接点部と第2接点部
の突出高さの差をコードの寸法に応じて適正に設定する
ことにより、第1接点部の突刺し貫入深さと第2接点部
の押圧程度との関係を適宜に調整し、コード導線の断線
を少なくして固定を確実にし、電気的接続を確保するこ
とができる。
《実施例》 以下、図面に示した実施例に基づき、この考案の構成を
さらに詳細に説明する。
第1図は、この考案によるコネクタ用導電端子の一実施
例を示した平面図、第2図はその側面図である。導電端
子1は薄肉(例えば、0.35mm厚)の導電性板材(例
えば鋼板)をプレス打抜き加工等により所要形状に形成
したものである。導電端子1の上辺2は平滑形状に形成
され、この上辺2はコネクタ接続時にジャック側の導電
端子接点と接触して電気的導通を形成する。導電端子1
の胴部3の側辺は内側に凹んだ形状となっており、その
凹み下端に突出した顎部4が形成されている。この突出
顎部4は、導電端子1をプラグAのハウジングBの縦穴
Eに圧入(第4図、第5図参照)した際に、縦穴Eの縁
壁に係合して抜け止めの用をなすものである。
導電端子1の下端部には、2個の突出した接点部5及び
6が設けられている。これら第1の接点部5と第2の接
点部6とは、円弧上の切欠部7を挟んで導電端子1の幅
方向(プラグ内にセットされた場合のコード長手方向)
に列設されたものである。第1の接点部5は矢じり状に
尖った形状に形成されており、第2の接点部6は第1の
接点部5よりもその突出高さを低くし、円弧状頂部を有
する山形に形成されている。第1の接点部5と第2の接
点部6との突出高さの差dは、コードの寸法等に対応し
て適宜の値に設定される。この実施例では、両接点部
5,6の側面は、面打ち等により先端ほど厚みが薄くな
るよう傾斜が付けられている。
このように構成されたこの考案の導電端子1は、前記従
来例について第4図,第5図により説明したのと同様
に、プラグAのハウジングBの縦穴Eに上方から圧入さ
れ、コード穴Dに挿入されたコードCにその先端の接点
部5,6が圧入される。通常、第1の接点部5はコード
C挿入方向奥側に、第2の接点部6は手前側に配置され
る。この時、尖った第1の接点部5はコードCの導線群
の中に適度に食い込んでコードCの位置を固定し、円形
状の第2の接点部6は第3図に示すように適度の圧力を
もってコードCの被覆を破って導電群の上部を押圧して
導電群を固定すると共にコードCと導電端子1との電気
的接続を確保する。
なお、上記の実施例においては、前記第2の接点部6の
形状を円弧山形としたものについて説明したが、この第
2の接点部の形状は平滑な直線状頂部を有しコード上面
を平らに押圧するものとしてもよい。
《考案の効果》 以上の説明から明らかなように、この考案の導電端子は
コードに接触、押圧する接点部を尖鋭形状の第1の接点
部と、平滑乃至丸みを帯びた形状の第2の接点部との組
合せにより構成したので、接点部のコード導線群への突
刺し貫入による導線の切断を最小限に留めて導線群ある
いは、コードを所定位置に確実に固定するとともに、コ
ードと導電端子との電気的接続を確保することができ
る。
又さらには、このような構成により、コネクタの接続、
解除操作の繰り返し、あるいはコードの引張力の印加で
はそれ程簡単には接続不良の発生の虞れがない。
しかも、この考案による導電端子の接点部は、尖鋭形状
と平滑乃至円弧形状とのきわめて簡単な形状であるか
ら、製造加工が容易であり、特に帯板状材料を用いて連
続プレス加工によって製造することにより、低廉なコス
トで大量生産を行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による導電端子の一実施例を示す平面
図、第2図はその側面図、第3図は第2の接点部のコー
ドへの接続状態を示す断面図、第4図は従来の導電端子
を用いたコネクタ・プラグの全体斜視図、第5図は第4
図の部分破断斜視図である。 1……導電端子、2……上辺、3……胴部、4……顎
部、5……第1の接点部、6……第2の接点部、7……
切欠部、B……ハウジング、C……コード(導電部
材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性板材により形成され、電気コネクタ
    のハウジング内においてその先端部を該ハウジングに挿
    入された導電部材に貫入されて電気的接続を形成する導
    電端子において、導電部材に貫入される前記先端部が、
    尖鋭に突出した第1の接点部と、該第1の接点部より突
    出高さが低く平滑乃至丸みを帯びた形状に突出した少な
    くとも1つの第2の接点部と、よりなることを特徴とす
    る導電端子。
JP8748289U 1989-07-27 1989-07-27 導電端子 Expired - Lifetime JPH0625897Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0326966U JPH0326966U (ja) 1991-03-19
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