JP2002231355A - 端子加締め方法及び装置 - Google Patents

端子加締め方法及び装置

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JP2002231355A
JP2002231355A JP2001029932A JP2001029932A JP2002231355A JP 2002231355 A JP2002231355 A JP 2002231355A JP 2001029932 A JP2001029932 A JP 2001029932A JP 2001029932 A JP2001029932 A JP 2001029932A JP 2002231355 A JP2002231355 A JP 2002231355A
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JP
Japan
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circuit body
flat
flat circuit
terminal
crimper
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JP2001029932A
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English (en)
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Hiroshi Sugiyama
啓 杉山
Yasushi Ezuka
裕史 江塚
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続端子の加締め付け位置が正規の位置
からずれることがなく、高精度に電気接続端子を導通接
続することのできる端子加締め方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】 端子加締め装置21は、電気接続端子2に
おける平面部6の両側縁に立設された突刺部7,8 の先端
を、フラット回路体1に貫通させた後、互いに接近する
方向に折り返すことで、電気接続端子2をフラット回路
体1に導通接続する。端子加締め装置21は、電気接続端
子2の平面部6の下面を支えるアンビル23と、突刺部7,
8 の各先端を互いに接近する方向に折り返し成形させる
成形用型面28a,28b を有してアンビル23と対向する位置
に配置される上側クリンパ28と、上側クリンパ28を移動
させるパンチユニットと、これらアンビル23と上側クリ
ンパ28との間でフラット回路体1を平坦な状態に保持す
る回路体保持手段25とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気接続端子にお
ける平面部の両側縁に立設された少なくとも一対の突刺
部の先端を、フラット回路体に貫通させた後、互いに接
近する方向に折り返すことで、前記電気接続端子を前記
フラット回路体に導通接続する端子加締め方法及び装置
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図13は、一対のフラット回路体1,1
と、これらフラット回路体1,1間を導通接続する電気
接続端子2を示したものである。前記フラット回路体1
は、複数の長尺薄板状の導体4を薄膜状の絶縁被覆5で
覆って、全体として可撓性を有した帯状のケーブルに仕
上げたFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)で
ある。前記導体4は、パターン印刷で形成したり、ある
いは、予めテープ状に形成した導電材料を絶縁性のシー
ト上に貼付するなど、各種の製法で形成される。
【0003】前記電気接続端子2は、平面部6と、この
平面部6の基部側の両側縁に対峙して立設された複数対
の突刺部7,8とを、金属板等のプレス成形によって一
体形成したものである。
【0004】図14及び図15は、前記電気接続端子2
の対峙している各突刺部7,8をフラット回路体1に貫
通させると共に、フラット回路体1を貫通した各突刺部
7,8を所定の形状に加締め成形する従来の端子加締め
装置10の概略断面図を示したものである。前記端子加
締め装置10は、前記電気接続端子2における平面部6
の下面を支持するアンビル11と、このアンビル11の
上方に対向配置されると共に、互いに対峙する前記突刺
部7,8の先端側を互いに接近する方向に折り返し成形
する成形用型面13a,13bを有した上側クリンパ1
3とを備えている。
【0005】前記端子加締め装置10における電気接続
端子2の加締め作業は、先ず、図14に示すように、電
気接続端子2の平面部6をアンビル11上に位置決めし
た後に、アンビル11に位置決めされた電気接続端子2
の上にフラット回路体1を載せ、次いで、上側クリンパ
13を矢印Aに示すように降下させて、アンビル11と
上側クリンパ13とを互いに接近させる。
【0006】すると、図15に示すように、上側クリン
パ13とアンビル11の接近に伴ってフラット回路体1
が電気接続端子2の各突刺部7,8に押圧され、これら
突刺部7,8がフラット回路体1を貫通すると共に、該
フラット回路体1の上側に突き出した各突刺部7,8の
先端側が、上側クリンパ13の成形用型面13a,13
bによってフラット回路体1側に折り返される。
【0007】そこで、前記端子加締め装置10によって
フラット回路体1に加締め付けられた電気接続端子2
は、図16に示したように、突刺部7,8がフラット回
路体1の導体4と絶縁被覆5とを共に貫通することで、
導体4との導通接続を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の端子加締め方法では、上側クリンパ13を降下させ
た時に、電気接続端子2上に載せられたフラット回路体
1が、図17に示すように、各突刺部7,8の先端に当
接した部分P1,P2で折れ曲げられた状態となる。そ
して、突刺部7,8の貫通時や突刺部7,8の成形用型
面13a,13bによる折り返し成形時に、折れ曲がっ
た部分P1,P2が、図中に矢印で示したように、各突
刺部7,8の接近方向に引き込まれる。
【0009】その結果、図18に示すように、前記電気
接続端子2が加締め付けられたフラット回路体1の上面
に、皺15が寄った状態となり、フラット回路体1の幅
方向の寸法が微小であるが、縮む。この様な皺15の発
生による縮みは、電気接続端子2の加締め付け箇所が単
一箇所の場合は、それほど重大な問題とならない。
【0010】しかしながら、前記フラット回路体1は、
一般に、電気接続端子2が加締めけられる複数本の導体
4を微小ピッチで近接配列した構造を有している。そこ
で、それら複数箇所の導体4に対して端から順に一つず
つ電気接続端子2の加締め付け処理を実施し、図19に
示したように、近接配列された複数本の導体4にそれぞ
れ電気接続端子2を加締め付けた回路接続構造を得る場
合には、前述した皺15の発生に起因するフラット回路
体1の幅方向の縮みが、電気接続端子2の加締め処理を
繰り返す度に累積してしまう。
【0011】そして、前記電気接続端子2の加締め処理
を繰り返している内に、フラット回路体1の幅寸法Wが
大きく縮み、電気接続端子2の加締め付け位置が導体4
の配列位置からずれるという重大な問題を招く虞があっ
た。そこで、本発明の目的は上記課題を解消することに
あり、電気接続端子の加締め付け位置が正規の位置から
ずれることがなく、高精度に電気接続端子を導通接続す
ることのできる端子加締め方法及び装置を提供すること
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、電
気接続端子における平面部の両側縁に立設された少なく
とも一対の突刺部の先端を、フラット回路体に貫通させ
た後、互いに接近する方向に折り返すことで、前記電気
接続端子を前記フラット回路体に導通接続する端子加締
め方法であって、前記フラット回路体を平坦な状態に保
持した状態で、該フラット回路体に前記突刺部を貫通さ
せることを特徴とする端子加締め方法により達成され
る。
【0013】上記端子加締め方法によれば、フラット回
路体を平坦な状態に保持した状態で、該フラット回路体
に電気接続端子の突刺部が貫通させられるので、各突刺
部をフラット回路体に押圧する力が、フラット回路体を
貫通する方向の力として効率的に働き、貫通を容易に行
える。そして、フラット回路体を貫通した各突刺部が、
互いに接近する方向に折り返えされる際も、フラット回
路体は平坦な状態に保持されているため、各突刺部の貫
通位置が各突刺部の変形に伴って互いに接近する側に引
き寄せられ難く、電気接続端子を加締め付けたフラット
回路体上には皺が形成され難い。
【0014】又、本発明の上記目的は、電気接続端子に
おける平面部の両側縁に立設された少なくとも一対の突
刺部の先端を、フラット回路体に貫通させた後、互いに
接近する方向に折り返すことで、前記電気接続端子を前
記フラット回路体に導通接続する端子加締め装置であっ
て、前記電気接続端子の平面部の下面を支える第1クリ
ンパと、前記突刺部の各先端を互いに接近する方向に折
り返し成形させる成形用型面を有して前記第1クリンパ
と対向する位置に配置される第2クリンパと、これらの
第1及び第2クリンパを互いに接近する方向に相対移動
させるクリンパ駆動手段と、これら第1クリンパと第2
クリンパとの間で前記フラット回路体を平坦な状態に保
持する回路体保持手段と、を備えたことを特徴とする端
子加締め装置により達成される。
【0015】上記端子加締め装置によれば、回路体保持
手段によって第1クリンパと第2クリンパとの間でフラ
ット回路体を張力をもって平坦な状態に保持し、これら
の第1及び第2クリンパを互いに接近する方向に相対移
動させると、先ず、電気接続端子の各突刺部の先端がフ
ラット回路体に押圧されて、各突刺部のフラット回路体
に対する貫通動作が開始される。
【0016】この各突刺部の貫通動作時に、フラット回
路体は回路体保持手段によって張力をもって平坦に保持
されているため、各突刺部をフラット回路体に押圧する
力が、フラット回路体を貫通する方向の力として効率的
に働き、貫通が容易になる。そして、フラット回路体を
貫通した各突刺部は、第2クリンパの成形用型面によっ
て互いに接近する方向に折り返えされる形態に成形され
ることになるが、この際も、フラット回路体は回路体保
持手段によって張力をもって平坦に保持された状態が維
持されているため、各突刺部の貫通位置が各突刺部の変
形に伴って互いに接近する側に引き寄せられ難く、電気
接続端子を加締め付けたフラット回路体上に皺が形成さ
れ難い。
【0017】尚、好ましくは、上記の端子加締め方法及
び装置において、フラット回路体の露出させた導体側か
ら電気接続端子の突刺部を前記フラット回路体に貫通さ
せて、該電気接続端子の平面部をフラット回路体の導体
に接触させる。この場合、フラット回路体に加締め付け
た電気接続端子は、フラット回路体上に露出させた導体
に対して平面部が面接触する。そこで、電気接続端子と
フラット回路体の導体との間の導通に関与する接触面積
の増大が図れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の各種実施形態に係る端子加締め方法及び装置を詳細に
説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る端子加締
め装置の要部正面図、図2は図1に示した端子加締め装
置の分解図、図3は図1に示した端子加締め装置におけ
る回路体保持手段の側面図、図4は図3に示した回路体
保持手段の上面図、図5は図1に示した端子加締め装置
の要部拡大断面図、図6は図1に示した端子加締め装置
の動作を説明する要部拡大断面図である。
【0019】本第1実施形態の端子加締め装置21は、
フラット回路体1に電気接続端子2を加締め付ける為の
ものである(図5参照)。フラット回路体1は、図13
に示したフラット回路体1と同一構造のものであり、複
数の長尺薄板状の導体4を薄膜状の絶縁被覆5で覆っ
て、全体として可撓性を有した帯状のケーブルに仕上げ
たFFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)であ
る。なお、本発明におけるフラット回路体としては、導
体をパターン印刷で形成したFPC(フレキシブル・プ
リント基板)等を用いることもできる。
【0020】又、電気接続端子2も、図13に示した従
来の電気接続端子2と同一構造のもので、平面部6と、
この平面部6の基端側の両側縁に立設された複数対の突
刺部7,8とを金属板等のプレス成形によって一体形成
したものである。そして、前記平面部6の両側縁に対峙
する突刺部7,8の各先端が、フラット回路体1の被覆
5及び導体4を貫通した後に、互いに接近する方向に折
り返されることで、フラット回路体1に導通接続され
る、所謂ピアッシング端子である。
【0021】本第1実施形態の端子加締め装置21は、
図1乃至図5に示したように、電気接続端子2の平面部
6の下面を支える第1クリンパとしてのアンビル23
と、このアンビル23の上方に対向配置される第2クリ
ンパとしての上側クリンパ28を有するパンチユニット
24と、このパンチユニット24に取付ボルト40によ
って着脱可能に装着される回路体保持手段25とを備え
た構成である。
【0022】前記アンビル23は、図5に示したよう
に、電気接続端子2の平面部6の下面を支える支柱状の
クリンパ本体23aと、このクリンパ本体23aの上に
セットされた電気接続端子2の周囲を囲うガイド面23
bを有する端子ガイド部材23cと、クリンパ本体23
aを固定支持している基台23dと、端子ガイド部材2
3cをクリンパ本体23aに対して降下可能に弾性支持
する弾性支持手段であるコイルバネ23eとを備えた構
成である。前記端子ガイド部材23cは、パンチユニッ
ト24による加締め処理時には、ガイド面23bによっ
て電気接続端子2の傾倒を防止しつつ、パンチユニット
24側から受ける押圧力によって、図中の矢印で示す方
向に降下する。
【0023】前記パンチユニット24は、第1及び第2
クリンパ23,28を互いに接近する方向に相対移動さ
せるクリンパ駆動手段として機能するもので、図1及び
図2に示すように、アンビル23に向かってエアシリン
ダ等によって進退可能なホルダー26と、アンビル23
に対向するように前記ホルダー26に固定装備されて前
記ホルダー26の降下動作によってアンビル23に接近
する上側クリンパ28と、前記ホルダー26に形成され
たガイド溝に嵌合することによってアンビル23に対し
て所定長のスライド動作が可能な回路体押え30と、こ
の回路体押え30とホルダー26との間に装着されて回
路体押え30をアンビル23側に付勢する圧縮コイルば
ね32とを備えた構成である。
【0024】前記上側クリンパ28は、図5に示すよう
に、アンビル23に対向する先端部に、電気接続端子2
の互いに対峙する突刺部7,8を互いに接近する方向に
折り返し変形させる成形用型面28a,28bを有して
いる。
【0025】前記回路体押え30は、図5及び図6に示
すように、アンビル23に対向する先端に、電気接続端
子2上に配置されるフラット回路体1の表面を押さえる
回路体押圧部30a,30bが形成されたものである。
これら回路体押圧部30a,30bは、前記上側クリン
パ28の成形用型面28a,28bよりも所定長Lだけ
突出した状態に位置するようにして、前記圧縮コイルば
ね32によりアンビル23側に付勢されている。
【0026】前記回路体押え30における先端部の突出
長Lは、電気接続端子2の平面部6に立設された突刺部
7,8の突出長にほぼ等しいか、それ以上の値に設定さ
れている。なお、本実施形態の場合、前記回路体押圧部
30a,30bは、ホルダー26と一体に上側クリンパ
28がアンビル23上に降下する時に、アンビル23に
セットされている電気接続端子2の両側縁の外側を、各
突刺部7,8に沿って降下する回路体押え30の側壁の
下端部である。
【0027】また、前記圧縮コイルばね32は、回路体
押圧部30a,30bがフラット回路体1に当接した状
態で少し圧縮されると、電気接続端子2の突刺部7,8
が該フラット回路体1を貫通するのに必要な押圧力を回
路体押え30に作用させるが、それ以上の押圧力が回路
体押圧部30a,30bに作用する場合には、回路体押
え30の回路体押圧部30a,30bが成形用型面28
a,28bの位置まで後退するように、弾性係数が設定
されている。
【0028】前記回路体保持手段25は、図3及び図4
に示したように、上側クリンパ28とアンビル23との
対向方向に直交する平坦面上に形成された平板部41a
と該平板部41aに垂設された取り付け部41bとを有
し、取付ボルト40によって回路体押え30に固定され
る上部保持体41と、該上部保持体41の平板部41a
の下面側に取付ネジ42を介してねじ止めされる下部保
持体43とを備えている。
【0029】前記下部保持体43には、前記平板部41
aの下面に対向配置されてレバー44の回動操作によっ
て平板部41aに対して進退可能な平板状の押さえ板4
5と、この押さえ板45と平板部41aとの間に挿入さ
れたフラット回路体1の位置決め孔に嵌合する位置決め
ピン46が垂設されてフラット回路体1の幅方向(図4
中、上下方向)に移動可能に下部保持体43に支持され
た位置調整板47とが備えられている。前記位置調整板
47は、その下方に装備された位置決めプランジャ48
によって、下部保持体43の幅方向に沿って等ピッチに
固定位置が調整可能とされている。
【0030】そこで、前記回路体保持手段25は、レバ
ー44によって押さえ板45を下方に下げた状態で、平
板部41aと押さえ板45との間にフラット回路体1を
挿通させることができる。また、前記回路体押え30の
回路体押圧部30a,30bに対応するこれら平板部4
1a及び押さえ板45の端部には、矩形状の切欠き開口
41c,45aが形成されている。
【0031】そして、所望の導体4が前記パンチユニッ
ト24による加締め位置に整合するように、前記位置調
整板47によってフラット回路体1の幅方向の固定位置
を調整した後、レバー44の回動操作によって押さえ板
45が上方に押し上げられ、上部保持体41の平板部4
1aと押さえ板45とでフラット回路体1の加締め位置
の周囲を挟持する。そこで、電気接続端子2が加締め付
けられるフラット回路体1は、平坦な状態に保持され
る。
【0032】次に、上述した端子加締め装置21を使っ
て、フラット回路体1に電気接続端子2を加締め付ける
端子加締め方法を説明する。先ず、図1,3,4に示し
たように、回路体押え30に取り付けられた回路体保持
手段25に、処理すべきフラット回路体1を平坦な状態
に保持させる。この際、図1及び図5に示したように、
前記回路体押え30の回路体押圧部30a,30bは、
前記フラット回路体1の上面に当接又は接近した状態で
ある。一方、図5に示すように、回路体保持手段25の
下方に位置しているアンビル23に、電気接続端子2を
セットする。
【0033】次いで、図示しないエアシリンダを駆動し
て前記パンチユニット24を降下させることで、上側ク
リンパ28とアンビル23とを互いに接近させると、図
6(a)に示すように、前記回路体押え30の回路体押
圧部30a,30bが、フラット回路体1を介してアン
ビル23の端子ガイド部材23c表面を下方に押し下げ
る状態になる。
【0034】更に、前記パンチユニット24を降下させ
ると、フラット回路体1を介して前記端子ガイド部材2
3cから回路体押え30の回路体押圧部30a,30b
に作用する押圧反力で、該パンチユニット24に装備し
た圧縮コイルばね32が圧縮される。そして、圧縮コイ
ルばね32による回路体押え30の下方への付勢力が、
前記電気接続端子2の突刺部7,8をフラット回路体1
に貫通させる為に必要な押下力に達すると、図6(b)
に示すように、前記回路体押圧部30a,30bが回路
体保持手段25に保持されたフラット回路体1と一緒に
前記端子ガイド部材23cを圧縮コイルばね32のバネ
力によって一気に押し下げるので、クリンパ本体23a
上にセットされた電気接続端子2の突刺部7,8はフラ
ット回路体1を確実に貫通することができる。
【0035】そして、前記上側クリンパ28の成形用型
面28a,28bに対する回路体押え30の突出長L
は、予め、前記突刺部7,8の突出長より長く設定され
ているため、図5(b)に示すように、前記パンチユニ
ット24が降下されて前記成形用型面28a,28bが
前記突刺部7,8の先端に当接するまでに、電気接続端
子2の各突刺部7,8がフラット回路体1に対して完全
に貫通を終えた状態になる。
【0036】従って、更に前記パンチユニット24を降
下させると、上側クリンパ28の成形用型面28a,2
8bが、フラット回路体1の上に突き出た各突刺部7,
8の先端側を押圧して、各突刺部7,8の先端側を互い
に接近する方向に折り返す加締め作業が開始されること
になる。また、加締め作業中は、各突刺部7,8をフラ
ット回路体1に貫通させた回路体押え30の回路体押圧
部30a,30bを提供する側壁が、各突刺部7,8の
外側面に近接しており、各突刺部7,8の傾倒等を規制
するガイドとして機能するために、各突刺部7,8が座
屈等を起こすことも防止され、各突刺部7,8の加締め
作業も、安定した良好な状態で遂行される。
【0037】上述のように、本第1実施形態の端子加締
め装置21による端子加締め方法では、各突刺部7,8
の貫通動作時に、フラット回路体1が回路体保持手段2
5によって張力をもって平坦に保持されているので、各
突刺部7,8をフラット回路体1に押圧する力が、フラ
ット回路体1を貫通する方向の力として効率的に働き、
貫通が容易になる。
【0038】そして、フラット回路体1を貫通した対峙
位置の各突刺部7,8は、上側クリンパ28の成形用型
面28a,28bによって互いに接近する方向に折り返
えされた形態に成形されることになるが、この際も、フ
ラット回路体1は回路体保持手段25によって張力をも
って平坦に保持された状態が維持されているため、各突
刺部7,8の貫通位置が各突刺部7,8の先端部の変形
に伴って互いに接近する側に引き寄せられ難く、電気接
続端子2を加締め付けたフラット回路体1上に皺が形成
され難い。
【0039】従って、フラット回路体1上に近接配列さ
れた複数本の導体4に対して順に電気接続端子2の加締
め付け処理を繰り返した場合にも、皺の形成に起因する
フラット回路体1の幅方向の縮みによって電気接続端子
2の加締め付け位置が正規の位置からずれることがな
く、高精度に電気接続端子2を導通接続することができ
る。
【0040】なお、上記実施形態では、第1クリンパと
してのアンビル23は、セットされた電気接続端子2の
突刺部7,8の傾倒を防止するための端子ガイド部材2
3cを昇降可能に装備した構成としたが、本発明の第1
クリンパは、図14,15に示したアンビル11のよう
な単純な構造でも良い。
【0041】図7は、本発明の第2実施形態に係る端子
加締め装置を示したものであるが、同様の構成部品につ
いては、同符号を付して詳細な説明を省略する。本第2
実施形態の端子加締め装置55では、フラット回路体1
を平坦に支える回路体保持手段が、パンチユニット24
の回路体押え30と、上面にフラット回路体1を載置す
る平坦な載置面56aが装備されたベース56とで構成
されている。
【0042】更に、前記ベース56には、前記電気接続
端子2の平面部6の下面を支える第1クリンパとしての
下側クリンパ57を挿通させる貫通孔56bが設けられ
ており、該下側クリンパ57はエアシリンダ等を利用し
た昇降機構58によって、貫通孔56b内を昇降可能と
されている。又、前記下側クリンパ57に対向する上方
には、上記第1実施形態と同様のパンチユニット24が
配設されている。
【0043】次に、本第2実施形態における端子加締め
装置55を使って、フラット回路体1に電気接続端子2
を加締め付ける端子加締め方法を説明する。先ず、前記
ベース56の貫通孔56b内に下降した状態で待機する
下側クリンパ57の上に、電気接続端子2をセットした
後、ベース56の載置面56aにフラット回路体1を載
置する。この時、前記電気接続端子2は、貫通孔56b
内に完全に収容されており、フラット回路体1を平坦に
載置できる。
【0044】そして、図7(a)に示すように、パンチ
ユニット24を所定量だけ降下させて、回路体押え30
の回路体押圧部30a,30bをベース56の載置面5
6aに載置したフラット回路体1の表面に押し付ける。
この際、フラット回路体1は、圧縮コイルばね32のバ
ネ力によって、回路体押圧部30a,30bと載置面5
6aとの間で弾性的に挟持固定される。
【0045】その後、図7(b)に示すように、前記昇
降機構58によって下側クリンパ57を上昇させ、該下
側クリンパ57に載置した電気接続端子2の突刺部7,
8を、回路体押圧部30a,30bに挟持されているフ
ラット回路体1に下方から押し当てる。更に、前記下側
クリンパ57を上昇させ、図7(c)に示すように、前
記突刺部7,8をフラット回路体1に貫通させた状態に
する。
【0046】その後、更に前記パンチユニット24を降
下させて、パンチユニット24に装備されている上側ク
リンパ28によって、フラット回路体1の上に突き出て
いる突刺部7,8を、互いに接近する方向に加締め付け
る。即ち、本第2実施形態の端子加締め装置55による
端子加締め方法では、各突刺部7,8の貫通動作時に、
フラット回路体1が回路体押圧部30a,30bと載置
面56aとの間で挟持されて張力をもって平坦に保持さ
れているので、各突刺部7,8をフラット回路体1に押
圧する力が、フラット回路体1を貫通する方向の力とし
て効率的に働き、貫通が容易になる。
【0047】そして、フラット回路体1を貫通した対峙
位置の各突刺部7,8は、上側クリンパ28の成形用型
面28a,28bによって互いに接近する方向に折り返
えされた形態に成形されることになるが、この際も、フ
ラット回路体1は張力をもって平坦に保持された状態が
維持されているため、各突刺部7,8の貫通位置が各突
刺部7,8の先端部の変形に伴って互いに接近する側に
引き寄せられ難く、電気接続端子2を加締め付けたフラ
ット回路体1上に皺が形成され難い。
【0048】従って、上記第1実施形態の端子加締め装
置21と同様に、フラット回路体1上に近接配列された
複数本の導体4に対して順に電気接続端子2の加締め付
け処理を繰り返した場合にも、皺の形成に起因するフラ
ット回路体1の幅方向の縮みによって電気接続端子2の
加締め付け位置が正規の位置からずれることがなく、高
精度に電気接続端子2を導通接続することができる。
【0049】図8及び図9は、本発明の第3実施形態に
係る端子加締め装置を示したものであるが、同様の構成
部品については、同符号を付して詳細な説明を省略す
る。本第3実施形態の端子加締め装置61は、図8に示
したように、電気接続端子2の突刺部7,8の先端部を
互いに接近する方向に加締め成形する成形用型面63
a,63bを有した第2クリンパとしてのアンビル63
と、このアンビル63の上方に対向配置される第1クリ
ンパとしての上側クリンパ67を有するパンチユニット
65とを備える。
【0050】、そして、本第3実施形態の端子加締め装
置61では、フラット回路体1を平坦に支える回路体保
持手段が、パンチユニット65の回路体押え68と、上
面にフラット回路体1を載置する平坦な載置面63cが
装備された前記アンビル63とで構成されている。前記
アンビル63の上方に昇降可能に対向配置されるパンチ
ユニット65は、図8に示すように、エアシリンダ等の
機構によってアンビル63に向かって昇降可能なホルダ
ー66に、電気接続端子2の平面部6の下面をアンビル
63側に押し出す上側クリンパ67が固定装備されてい
る。
【0051】又、前記ホルダー66には、先端部が前記
上側クリンパ67の先端部から適宜距離だけ突出した状
態に位置するように、圧縮コイルばね32によりアンビ
ル63側に付勢される回路体押え68が、所定長のスラ
イド動作を可能に装備されている。前記回路体押え68
は、上述した第1及び第第2実施形態におけるパンチユ
ニット24の回路体押え30と同様に、先端の回路体押
圧部68a,68bが、張力をもって平坦に前記フラッ
ト回路体1を平坦面63cに押さえ付ける役割を果た
す。
【0052】また、本第3実施形態の回路体押え68に
は、図9に示すように、多数の電気接続端子2を連鎖状
に形成した連鎖端子72を前記上側クリンパ67の先端
側に挿通させる端子挿通部73が、該上側クリンパ67
の移動方向と直交する方向(図8中、左右方向)に、貫
通して形成されている。
【0053】前記連鎖端子72は、図10に示すよう
に、多数の電気接続端子2を連結帯70に沿って一定間
隔で連鎖状にプレス成形したものであり、パンチユニッ
ト65の周辺に装備され、前記連続端子72を巻回した
端子リール75から順に電気接続端子2が、前記上側ク
リンパ67の直下に送給されるようになっている。ま
た、図9に示すように、前記回路体押え68には、該回
路体押え68と前記上側クリンパ67との相対動作時
に、前記連結帯70から電気接続端子2をそれぞれ切り
離し可能な端子切り離し刃77が装備されている。
【0054】次に、本第3実施形態における端子加締め
装置61を使って、フラット回路体1に電気接続端子2
を加締め付ける端子加締め方法を説明する。先ず、図1
1(a)に示したように、前記成形用型面63a,63
bを有したアンビル63の平坦面63c上にフラット回
路体1を載置する。この時、平坦面63c上には電気接
続端子2がなく、フラット回路体1を平坦に載置でき
る。
【0055】そして、前記パンチユニット65を所定量
だけ降下させて、回路体押え68の回路体押圧部68
a,68bをアンビル63の平坦面63c上に載置した
フラット回路体1の表面に押し付ける。この際、フラッ
ト回路体1は、圧縮コイルばね32のバネ力によって、
回路体押圧部68a,68bと載置面56aとの間で弾
性的に挟持固定される。
【0056】更に、図11(b)に示したように、パン
チユニット65を更に降下させると、前記上側クリンパ
67は、それ以上は降下できない回路体押え68に対し
て相対移動し、先端部が前記端子切り離し刃77と協働
して連結帯70から電気接続端子2を切り離す。そし
て、更に降下された前記上側クリンパ67は、電気接続
端子2の平面部6の下面をアンビル63側に押し出し、
該電気接続端子2の突刺部7,8をアンビル63に載置
したフラット回路体1に上方から押し当てる。
【0057】前記上側クリンパ67によって下方に押圧
された電気接続端子2の突刺部7,8は、図11(c)
に示したように、フラット回路体1を貫通した後、アン
ビル63の成形用型面63a,63bによって先端部を
互いに接近する方向に加締め加締め付けられる。即ち、
本第3実施形態の端子加締め装置65による端子加締め
方法では、各突刺部7,8の貫通動作時に、フラット回
路体1が回路体押圧部68a,68bとアンビル63の
平坦面63cとの間で挟持されて張力をもって平坦に保
持されているので、各突刺部7,8をフラット回路体1
に押圧する力が、フラット回路体1を貫通する方向の力
として効率的に働き、貫通が容易になる。
【0058】そして、フラット回路体1を貫通した対峙
位置の各突刺部7,8は、アンビル63の成形用型面6
3a,63bによって互いに接近する方向に折り返えさ
れた形態に成形されることになるが、この際も、フラッ
ト回路体1は張力をもって平坦に保持された状態が維持
されているため、各突刺部7,8の貫通位置が各突刺部
7,8の先端部の変形に伴って互いに接近する側に引き
寄せられ難く、電気接続端子2を加締め付けたフラット
回路体1上に皺が形成され難い。
【0059】従って、上記各実施形態の端子加締め装置
21,55と同様に、フラット回路体1上に近接配列さ
れた複数本の導体4に対して順に電気接続端子2の加締
め付け処理を繰り返した場合にも、皺の形成に起因する
フラット回路体1の幅方向の縮みによって電気接続端子
2の加締め付け位置が正規の位置からずれることがな
く、高精度に電気接続端子2を導通接続することができ
る。
【0060】更に、本第3実施形態では、図11に示し
たように、上側クリンパ67に対向する上面側に導体4
を露出させた状態で前記フラット回路体1をアンビル6
3の平坦面63c上にセットし、このフラット回路体1
の表側(導体露出側)から電気接続端子2の突刺部7,
8をフラット回路体1に貫通させ、加締め付けることに
よって、図12(a)に示すように、電気接続端子2の
平面部6をフラット回路体1の導体4に面接触させるこ
とができる。
【0061】そこで、例えば図12(b)に示したよう
に、フラット回路体1の裏側から電気接続端子2の突刺
部7,8をフラット回路体1に貫通させ、加締め付けた
場合には、フラット回路体1の導体4と電気接続端子2
との電気的な接触状態が、突刺部7,8の先端部等によ
る線接触又は点接触となり、大きな接触面積を得ること
が難しい。
【0062】これに対して、本第3実施形態においてフ
ラット回路体1に加締め付けた電気接続端子2は、フラ
ット回路体1上に露出させられた導体4に対して面接触
する平面部6によって、電気接続端子2とフラット回路
体1の導体4との間の導通に関与する接触面積の増大が
図れ、電気的な接続特性の向上を図ることができる。
又、例えば前記フラット回路体1が、電子部品を実装さ
れたFPCであり、フラット回路体1の表側である部品
実装面に導体4がある場合でも、電気接続端子2による
導通信頼性を確保でき、加締め作業時に電子部品を傷つ
けることがない。
【0063】
【発明の効果】上述した如き本発明の端子加締め方法及
び装置によれば、フラット回路体を平坦な状態に保持し
た状態で、該フラット回路体に電気接続端子の突刺部が
貫通させられるので、各突刺部をフラット回路体に押圧
する力が、フラット回路体を貫通する方向の力として効
率的に働き、貫通を容易に行える。
【0064】そして、フラット回路体を貫通した各突刺
部が、互いに接近する方向に折り返えされる際も、フラ
ット回路体は平坦な状態に保持されているため、各突刺
部の貫通位置が各突刺部の変形に伴って互いに接近する
側に引き寄せられ難く、電気接続端子を加締め付けたフ
ラット回路体上には皺が形成され難い。従って、電気接
続端子の加締め付け位置が正規の位置からずれることが
なく、高精度に電気接続端子を導通接続することのでき
る端子加締め方法及び装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る端子加締め装置の
要部正面図である。
【図2】図1に示した端子加締め装置の分解図である。
【図3】図1に示した端子加締め装置における回路体保
持手段の側面図である。
【図4】図3に示した回路体保持手段の上面図である。
【図5】図1に示した端子加締め装置の要部拡大断面図
である。
【図6】図1に示した端子加締め装置の動作を説明する
要部拡大断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る端子加締め装置の
動作を説明する要部拡大図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る端子加締め装置の
概略正面図である。
【図9】図8に示した端子加締め装置における回路体押
さえの概略側面図である。
【図10】図8に示した端子加締め装置で使用する連鎖
端子の平面図である。
【図11】図8に示した端子加締め装置の動作を説明す
る要部拡大図である。
【図12】(a)は図8に示した端子加締め装置によっ
てフラット回路体上に加締め付けた電気接続端子の状態
を示す断面図であり、(b)は通常の端子加締め装置に
よってフラット回路体上に加締め付けた電気接続端子の
状態を示す断面図である。
【図13】フラット回路体間を導通接続する電気接続端
子の全体斜視図である。
【図14】従来の端子加締め装置の動作を説明する為の
要部拡大図である。
【図15】従来の端子加締め装置の動作を説明する為の
要部拡大図である。
【図16】フラット回路体に適正に加締め付けられた電
気接続端子の突刺部の状態を示す断面図である。
【図17】従来の端子加締め装置における加締め動作中
のフラット回路体の状態を示す要部拡大図である。
【図18】従来の端子加締め方法及び装置により複数の
電気接続端子の加締め付け処理を実施した場合のフラッ
ト回路体の状態を示す部分平面図である。
【図19】フラット回路体上に近接配列された複数本の
導体に電気接続端子を加締め付けた状態を示す要部斜視
図である。
【符号の説明】
1 フラット回路体 2 電気接続端子 4 導体 6 平面部 7,8 突刺部 21 端子加締め装置 23 アンビル(第1クリンパ) 24 パンチユニット(クリンパ駆動手段) 25 回路体保持手段 28 上側クリンパ(第2クリンパ) 28a,28b 成形用型面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 15/08 H01B 7/08 5G375 // H01B 7/08 H01R 9/07 B Fターム(参考) 5E051 GA09 GB01 GB06 5E063 BA01 CA09 CB13 CC10 CD13 CD23 XA02 5E077 BB05 BB11 CC10 DD08 EE02 EE03 EE04 EE06 FF22 GG03 GG10 HH04 HH08 JJ11 5G311 CA01 CA02 CB01 CC01 CD03 CF02 CF04 5G355 AA08 BA02 BA20 CA06 5G375 AA11 CA02 CA13 CC07 DA36 EA17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続端子における平面部の両側縁に
    立設された少なくとも一対の突刺部の先端を、フラット
    回路体に貫通させた後、互いに接近する方向に折り返す
    ことで、前記電気接続端子を前記フラット回路体に導通
    接続する端子加締め方法であって、 前記フラット回路体を平坦な状態に保持した状態で、該
    フラット回路体に前記突刺部を貫通させることを特徴と
    する端子加締め方法。
  2. 【請求項2】 前記フラット回路体の露出させた導体側
    から前記突刺部を前記フラット回路体に貫通させて、電
    気接続端子の平面部をフラット回路体の導体に接触させ
    ることを特徴とする請求項1に記載の端子加締め方法。
  3. 【請求項3】 電気接続端子における平面部の両側縁に
    立設された少なくとも一対の突刺部の先端を、フラット
    回路体に貫通させた後、互いに接近する方向に折り返す
    ことで、前記電気接続端子を前記フラット回路体に導通
    接続する端子加締め装置であって、 前記電気接続端子の平面部の下面を支える第1クリンパ
    と、前記突刺部の各先端を互いに接近する方向に折り返
    し成形させる成形用型面を有して前記第1クリンパと対
    向する位置に配置される第2クリンパと、これらの第1
    及び第2クリンパを互いに接近する方向に相対移動させ
    るクリンパ駆動手段と、これら第1クリンパと第2クリ
    ンパとの間で前記フラット回路体を平坦な状態に保持す
    る回路体保持手段と、を備えたことを特徴とする端子加
    締め装置。
  4. 【請求項4】 前記回路体保持手段が、前記フラット回
    路体の露出させた導体を前記第1クリンパに向けた状態
    で平坦に保持することを特徴とする請求項3に記載の端
    子加締め装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004039413A (ja) * 2002-07-03 2004-02-05 Furukawa Electric Co Ltd:The フラットケーブルとフラットケーブル接続金具の接続部の設計方法及びフラットケーブルとフラットケーブル接続金具の接続部
JP2006294321A (ja) * 2005-04-07 2006-10-26 Yazaki Corp 端子金具付きフラット回路体、及び該端子金具付きフラット回路体の製造方法、及び該端子金具付きフラット回路体の製造型、並びに該端子金具付きフラット回路体の製造装置
WO2015025923A1 (ja) * 2013-08-23 2015-02-26 矢崎総業株式会社 端子接続装置

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