JP2022124128A - 端子圧着方法及び端子圧着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧着時に、導線圧着部の近傍において、導線を抑え込むことにより、導線圧着部からの導線のはみ出しを防止する。【解決手段】プレス上型1の下降に伴い、導線抑え部3の下辺3aは導線Waを下方のU字状の圧着片t内に抑え込むと共に、圧着片tはプレス上型1の曲成部1bとプレス下型2の受部2bとに挟まれ、上下方向から加圧力が加えられ、圧着片tが曲成部1bに沿って内側に押し曲げられて折曲される。このようにして、導線圧着部Taは導線Waのはみ出しを伴うことなく加締められ、導線Waに対する圧着接続端子Tの圧着がなされる。【選択図】図5

Description

本発明は、電線の導線を確実に接続端子の圧着部により包囲して加締める端子圧着方法及び端子圧着装置に関するものである。
近年では、圧着接続端子を電線に圧着接続する場合において、繊維電線が使用されることがある。この繊維電線は、表面に金属メッキを施した例えばアラミド繊維フィラメントから成る多数本の導線を束ね、導線の表面を絶縁被覆層で覆っている。このような繊維電線は、細径化が可能で軽量であることから、繊維電線の使用はコネクタ等の小型化、軽量化が促進されている現況に合致している。
図6は繊維電線Wを圧着接続した圧着接続端子Tの従来例の斜視図であり、繊維電線Wの一部の導線Waは、絶縁被覆層Wbが剥離され、露出した導線Waが導線圧着部TaのU字状の圧着片tにより圧着され、絶縁被覆層Wb部分は絶縁被覆圧着部Tbにより圧着により固定されている。
特開2018-147828号公報
しかし、特許文献1にも記載されているように、一般に繊維電線Wの導線Waは可塑性に乏しく、ばらばらになり易い問題点があり、圧着のために絶縁被覆層Wbを剥離して導線Waを露出すると、図7に示すように導線Waはばらけてしまうことが多い。
このような導線Waを導線圧着部Taにより圧着すると、図8の断面図に示すように導線Waの一部が導線圧着部Taからはみ出して、十分な電気的接続特性が得られないことがある。また、導線Waがはみ出す結果、圧着片tが左右均等に曲成されずに異常形状となり、また囲まれた導線Waが少なくなるために緊締力が弱まることもある。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、繊維電線であっても導線圧着部により導線を確実に包囲して加締めることができる端子圧着方法及び端子圧着装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る端子圧着方法は、圧着接続端子のU字状圧着片を加締めて、複数本の導線を有する電線を前記圧着接続端子に圧着接続する場合において、前記圧着片上に載置した前記複数本の導線の前記圧着片の側方に位置する前記導線部分を上方から抑え込む導線抑え工程と、プレス下型とプレス上型とを用いて、前記抑え込まれた導線部分と異なる位置の前記導線に対して、前記圧着片により周囲を包囲して加締める導線圧着工程とを備えることを特徴とする。
また本発明に係る端子圧着装置は、圧着接続端子のU字状圧着片を加締めて、複数本の導線を有する電線を前記圧着接続端子に圧着する端子圧着装置であって、プレス下型は前記導線を載置した前記圧着片の底部を支持し、前記プレス下型に対してプレス上型を相対的に近接して前記圧着片を曲成し、前記プレス下型と前記プレス下型により前記圧着片内に載置した前記導線を前記圧着片により包囲して加締める導線圧着機構と、前記導線圧着機構の側面に位置し、付勢手段により下方に付勢され、前記導線圧着機構による前記圧着片に対する加締め動作の直前に、前記圧着する導線とは異なる位置の前記プレス下型上の前記導線を上方から抑え込む導線抑え機構とを備えることを特徴とする。
本発明に係る端子圧着方法及び端子圧着装置は、圧着時に導線圧着部の近傍において、導線を抑え込むことにより、圧着部からの導線のはみ出しを防止する。
導線圧着機構の斜視図である。 圧着工程における作用説明図である。 圧着工程における作用説明図である。 圧着工程における作用説明図である。 圧着工程における作用説明図である。 繊維電線を圧着接続した状態の圧着接続端子の斜視図である。 繊維電線の絶縁被覆層を除去した状態の導線の接説明図である。 従来の繊維電線の導線を圧着した状態の導線圧着部の断面図である。
本発明を図1~図5に図示の実施例を基に詳細に説明する。
図1は圧着接続端子Tにより繊維電線Wを加締めて圧着するためのプレス上型1、プレス下型2、導線抑え部3から成る導線圧着機構の斜視図である。
板体状のプレス上型1は下部に、圧着接続端子Tの導線圧着部TaのU字状の圧着片tを曲成するための金型が形成され、プレス下型2上の圧着片tをすぼめながら案内するための切り込まれた案内部1aと、この案内部1aの上部に圧着片tを加締めるために、2つの円弧から成る逆ω字状とされた曲成部1bとが形成されている。プレス上型1の厚みは導線圧着部Taの長手方向の長さと略一致している。プレス上型1は軸部1cにより支持され、駆動手段により軸部1cを介して上下方向に駆動するようにされている。
プレス上型1の下方に対応して位置するプレス下型2も同様に板体とされ、プレス下型2はプレス上型1の案内部1aに沿って相対的に上昇する細幅状の挿入部2aと、この挿入部2aの頂部に形成され、曲成部1bと対向する緩やかな凹面とされた受部2bとを有している。プレス下型2の厚みは、導線抑え部3に対する受部をも兼ねているので、プレス上型1の厚みよりも稍々大きくされている。プレス下型2は上下動するプレス上型1に対して動くことなく、導線圧着部Taを下方から保持し、プレス上型1と共働して圧着片tを加締める。
プレス上型1の両面には、繊維電線Wのばらけた導線Waの圧着すべき部分の近傍を抑え込むための導線抑え機構として、板体状の導線抑え部3がプレス上型1に沿って配置されている。導線抑え部3は所定の厚みを有し、下辺3aは平坦、或いは導線Waを内側に集中して抑え込むように内側が凹む円弧状又は三角形状とされ、下辺3aはプレス下型2の受部2bの端部に向けて下降するようにされている。また、導線抑え部の中央部には上下に長い長孔3bが設けられ、長孔3bにはプレス上型1を駆動する軸部1cが挿通され、導線抑え部3は軸部1cにより長孔3bを介して上下動するようにされている。
また、導線抑え部3はプレス上型1の一部に固定されたコイルばね3cにより下方に付勢されており、長孔3bの長さ範囲において、プレス上型1に対して相対的に独立して移動可能とされている。
図2~図5は導線圧着工程の作用説明図であり、それぞれ、(a)はプレス上型1、プレス下型2、導線抑え部3を正面方向から見た図、(b)は要部を正面から見た拡大図、(c)は要部を側方から見た拡大図である。
図2において、プレス上型1が上方に位置した状態で、圧着接続端子Tの導線圧着部Taをプレス下型2の受部2b上に載置し、導線圧着部Taの拡開されたU字状の圧着片t内に繊維電線Wの導線Waを挿入する。このとき、導線抑え部3はコイルばね3cにより付勢されてプレス上型1に対して先行して下方に移動しており、軸部1cは長孔3bの上部に位置している。
なお実際には、この導線Waの圧着と同時に、同様のプレス上型、プレス下型を用いて、圧着接続端子Tの絶縁被覆圧着部Tbにより絶縁被覆層Wb部分をも固定することが多くなされている。しかし、絶縁被覆層Wbに対する圧着では、導線抑え部3を用いる必要はないので、その工程の説明は省略する。
図3において、軸部1cの駆動によりプレス上型1、導線抑え部3が下降を始めると、プレス下型2の挿入部2aは相対的にプレス上型1の案内部1a内に入り込む。このとき、導線抑え部3の下辺3aは圧着片tの両側の導線Waに上方から接し始める。
図4において、プレス上型1の下降に追従して、導線抑え部3の下辺3aは圧着片tの両側の導線Waをプレス下型2の受部2bに向けて抑え込んでいるが、導線Waの反力により導線Waに対する抑え込みが限界に達すると、導線抑え部3はコイルばね3cによる付勢力によって導線Waの抑え込みを続けながら、その位置で停止する。
図5において、導線抑え部3が停止したまま、プレス上型1は更に下降し、導線圧着部Taはプレス上型1の曲成部1bとプレス下型2の受部2bとに挟まれ、上下方向から加圧力が加えられ、圧着片tの先端が曲成部1bに沿って内側に押し曲げられて折曲される。このとき、圧着片tの両側の導線Waは導線抑え部3により下方に抑えられた状態で、圧着片t内の導線Waが圧着片tにより包囲されて加締められるので、一部の導線Waが圧着片tからはみ出すことはない。このようにして、導線Waは導線圧着部Taにより加締められ、繊維電線W付の圧着接続端子Tが得られる。
圧着が終わると、プレス上型1は上昇を始め、導線抑え部3も共に上昇するが、導線抑え部3はコイルばね3cにより下方に付勢されているので、プレス上型1の上昇に稍々遅れて上昇を始める。
このようなプレス上型1とプレス下型2による圧着工程において、圧着片tの両側の導線Waは図4に示すように、圧着直前に導線抑え部3により予め抑え込まれているので、加締めに際して圧着片t内の導線Waは圧着片tの外側にはみ出すことはなく、圧着片tにより包囲される。
なお実施例では、導線抑え部3はプレス上型1の両側に設けているが、片側のみに配置してもよい。更に実施例において、圧着すべき電線を繊維電線として説明したが、通常の多数本の銅線を束ねた電線に対しても同様に適用できる。
また、実施例では導線圧着部Taについて簡素な構成の圧着片tについて説明したが、圧着片は必ずしも図示のものとは限らず、例えば一部を折り返した複層構造などであっても支障はない。
1 プレス上型
1a 案内部
1b 曲成部
1c 軸部
2 プレス下型
2a 挿入部
2b 受部
3 導線抑え部
3a 下辺
3b 長孔
3c コイルばね
T 圧着接続端子
Ta 導線圧着部
t 圧着片
W 繊維電線
Wa 導線

Claims (6)

  1. 圧着接続端子のU字状圧着片を加締めて、複数本の導線を有する電線を前記圧着接続端子に圧着接続する場合において、
    前記圧着片上に載置した前記複数本の導線の前記圧着片の側方に位置する前記導線部分を上方から抑え込む導線抑え工程と、
    プレス下型とプレス上型とを用いて、前記抑え込まれた導線部分と異なる位置の前記導線に対して、前記圧着片により周囲を包囲して加締める導線圧着工程とを備えることを特徴とする端子圧着方法。
  2. 前記導線抑え工程は上方から作動する導線抑え部により前記導線を抑え込むことを特徴とする請求項1に記載の端子圧着方法。
  3. 圧着接続端子のU字状圧着片を加締めて、複数本の導線を有する電線を前記圧着接続端子に圧着する端子圧着装置であって、
    プレス下型は前記導線を載置した前記圧着片の底部を支持し、前記プレス下型に対してプレス上型を相対的に近接して前記圧着片を曲成し、前記プレス下型と前記プレス下型により前記圧着片内に載置した前記導線を前記圧着片により包囲して加締める導線圧着機構と、
    該導線圧着機構の側面に位置し、付勢手段により下方に付勢され、前記導線圧着機構による前記圧着片に対する加締め動作の直前に、前記圧着する導線とは異なる位置の前記プレス下型上の前記導線を上方から抑え込む導線抑え機構とを備えることを特徴とする端子圧着装置。
  4. 前記導線抑え機構は、前記導線圧着機構と共に動作し、前記付勢力の及ぶ範囲で前記導線圧着機構に対して先行して前記導線を抑え込むことを特徴とする請求項3に記載の端子圧着装置。
  5. 前記導線抑え機構は前記導線圧着機構の両側又は何れか一方側に沿って配置したことを特徴とする請求項3又は4に記載の端子圧着装置。
  6. 前記電線は繊維電線としたことを特徴とする請求項3~5の何れか1項に記載の端子圧着装置。
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