JP4196188B2 - 段積み可能な搬送用ボックスパレット - Google Patents

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Description

本発明は、底パネルの下側各角部に段積みに利用できる脚体が配設された段積み可能な搬送用ボックスパレットに関するものである。
段積み可能な搬送用ボックスパレットとして、矩形の底パネルの周囲に前記底パネル上に折り畳み可能な側パネルが立設されると共に、底パネルの下側各角部に、段積み時に下側パレットの側パネルの上辺で支持させることができる脚体を突設した段積み可能な搬送用ボックスパレットが、例えば特許文献1などにより知られている。
実開平4−65732号公報
この種のボックスパレットにおける脚体を利用する段積みのための構成は、底パネルの周囲の側パネルが組み立てられた使用状態において最適化されたものであり、側パネルを底パネルの上に折り畳んだ非使用状態での段積みを考慮したものではなかった。即ち、側パネルを底パネルの上に折り畳んだ非使用状態では、側パネルが底パネルの上側全面を覆っている状態であるから、この折り畳み非使用状態でパレットを段積みした場合、上側パレットの各脚体が下側パレットの各脚体の真上位置で折り畳まれた側パネルの上に載ることになり、上側パレットの脚体を位置決めする手段が下側パレットに存在しないため、上側パレットの少しの動きだけで上側パレットの脚体が下側パレット上から脱落するなど、非常に不安定な状態で段積みされることになる。又、側パネルのサイズ(形状)によっては、折り畳み非使用状態での各脚体の真上位置の表面(折り畳まれた側パネルの表面)の高さが均等でなく段差が生じるので、このような場合には、一層不安定な段積み状態となる。
勿論、該当する特許文献を開示することはできないが、折り畳み非使用状態での安定的な段積みを可能にするために、各脚体に上側パレットの各脚体を支持する特殊な支持部材を取り付けることも試みられているようであるが、この場合、単にコストアップにつながるだけでなく、通常の使用時に前記支持部材が邪魔になる恐れもある。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る段積み可能な搬送用ボックスパレットを提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、矩形の底パネル1の周囲に当該底パネル1上に折り畳み可能な側パネル2A〜2Dが立設されると共に、底パネル1の下側各角部に、段積み時に下側パレットの側パネル2B,2Cの上辺で支持させることができる脚体3a〜4bが突設され、側パネル2A〜2Dを底パネル1上に折り畳んだとき、段積みされる上側パレットの前記脚体3a〜4bを支持する露出スペース10a〜11bを底パネル1の上側各角部に形成するための貫通領域12a〜15bが側パネル2A〜2Dに設けられた段積み可能な搬送用ボックスパレットであって、底パネル1が、左右両側辺に沿って配置された左右一対の前後方向部材(溝形材16a,16b)と、両前後方向部材(溝形材16a,16b)を少なくとも両端近傍位置で互いに連結する複数本の左右方向部材(溝形材17a,17b)と、これら部材の上に敷設されたメッシュパネル材19とから構成されている場合、前記脚体3a〜4bは、前記前後方向部材(溝形材16a,16b)の両端近傍位置に結合されている左右方向部材(溝形材17a,17b)の端部下側に固着し、側パネル折り畳み状態での段積み時の上側パレットの脚体3a〜4bが底パネル1の上側各角部の前記露出スペース10a〜11b内で前記左右方向部材(溝形材17a,17b)の端部の上側に位置するように構成されている。
上記構成の本発明を実施するについて、底パネル1の上側各角部の前記露出スペース10a〜11bに脚体支持用プレート33を敷設することができる。勿論この場合も、前記脚体支持用プレート33の上に載置される上側パレットの各脚体3a〜4bが底パネル1の前記左右方向部材(溝形材17a,17b)の端部の上側に位置するように構成することができる。又、側パネル2A〜2Dに設けられる前記貫通領域12a〜15bは、側パネル2A〜2Dの角部の切り欠きや側パネル2A〜2Dの角部内側に形成した窓部によって構成することもできる。
本発明は以上のように実施し且つ使用することが出来るものであって、係る本発明の段積み可能な搬送用ボックスパレットによれば、側パネル折り畳み状態でのパレットの段積み時に、上側パレットの各脚体を下側パレットの底パネルで直接支持させることができ、側パネルがメッシュパネル材で構成されている場合でも、この折り畳まれた側パネル上で上側パレットの脚体を支持させるものと比較して、安定的に段積みすることができる。しかも、当該段積み状態における上側パレットの各脚体の下端の内側には、下側パレットの前記露出スペースを形成する各側パネルの貫通領域の内側辺が隣接し、上側パレットの各脚体を前記露出スペース内に位置決めすることになるので、上側パレットが下側パレットに対して横滑りして脱落するような恐れは皆無であり、側パネル折り畳み状態で安全に段積みできる。更に、側パネルに貫通領域を設ける結果、全体の軽量化も図ることができる。
又、側パネル折り畳み状態での段積み時に、上側パレットからの荷重を下側パレットの底パネルにおける強度部材である左右方向部材の端部で受けさせることができ、当該段積み時に前記メッシュパネル材の線材を曲げ変形させてしまう恐れが解消する。この結果、側パネル折り畳み状態の空パレットの多段積みを安全に行える。又、2本の左右方向部材の端部中間に脚体を挟んで固着する構造と比較して、当該2本の左右方向部材の内、外側の1本の左右方向部材の位置を変えないで当該1本の左右方向部材の端部下側に脚体を取り付けた場合、脚体の位置を底パネルの前後両側辺に近づけて前後の脚体間の間隔を広げることができるので、段積み時の安定性を高めることができる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、側パネル折り畳み状態での段積み時に上側パレットの各脚体を底パネルの上側各角部の露出スペースに敷設された脚体支持用プレートで支持させることができるので、一層安定的な段積みが可能になる。
又、底パネル上の露出スペースを形成する各側パネルの貫通領域は、側パネルの角部を切り欠いて構成することができるが、請求項3に記載のように側パネルの周囲内側に形成した窓部によって構成する場合は、側パネルの高さが高いために底パネル上に側パネルを折り畳んだときに当該側パネルの上辺角部が底パネル上の露出スペースに重なるような状況においても、側パネルの上辺角部を切り欠く必要がなくなり、組み立て状態でのボックスパレットの段積みに影響が及ぶこともなくなり、側パネルの高さに関係なく実施することができる。
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は矩形の底パネルである。2A〜2Dは底パネル1の周囲に配置されて底パネル1上に荷収納空間を形成する側パネルであり、以下、正面の側パネル2Aを開閉自在なゲートパネル、左右両側の互いに平行な側パネル2B,2Cをサイドパネル、背面の側パネル2Dをバックパネルと称呼する。
底パネル1の下側各角部には、段積み時に下側パレットの左右両サイドパネル2B,2Cの上辺の前後両端部に嵌合させることができる脚体3a,3b及び4a,4bが設けられている。ゲートパネル2Aは、下側辺に後方側へ直角に折曲されて底パネル1上に載置される折曲片5を備えたもので、当該折曲片5の端縁が底パネル1に螺旋状のヒンジコイル6により揺動自在に取り付けられている。バックパネル2Dは、その下側縁が底パネル1に螺旋状のヒンジコイル7により揺動自在に取り付けられ、左右両サイドパネル2B,2Cは、バックパネル2Dの左右両側辺にそれぞれ螺旋状のヒンジコイル8,9により揺動自在に取り付けられている。
各側パネル2A〜2Dの高さは、ゲートパネル2Aを取り付けているヒンジコイル6とバックパネル2Dを取り付けているヒンジコイル7との間の底パネル1の奥行き寸法より短く、左右両サイドパネル2B,2Cの巾は、底パネル1の左右横巾の半分の寸法より短い。従って、左右両サイドパネル2B,2Cをヒンジコイル8,9の軸心8a,9aの周りに後方へ回転させてバックパネル2Dの背面に重ねた状態で、当該バックパネル2Dをヒンジコイル7の軸心7aの周りに前方へ回転させて底パネル1の上に重ね、この上に被せるようにゲートパネル2Aをヒンジコイル6の軸心6aの周りに後方へ回転させることにより、全体を偏平状に折り畳むことができる。
上記のように各側パネル2A〜2Dを底パネル1上に折り畳んだとき、各脚体3a〜4bの真上位置で底パネル1の上側各角部に、段積みされる上側パレットの前記脚体3a〜4bを支持する露出スペース10a,10b及び11a,11bを形成するための貫通領域12a〜15bが各側パネル2A〜2Dに設けられている。即ち、側パネル折り畳み時に前側左右一対の脚体3a,4aの真上位置に重なるゲートパネル2Aの下側辺の左右両端部には、折曲片5の左右両端部を含む貫通領域12a,12bが切り欠きによって設けられ、側パネル折り畳み時に後側左右一対の脚体3b,4bの真上位置に重なる左右両サイドパネル2B,2Cの下側辺の後端部とバックパネル2Dの下側辺の左右両端部とには、貫通領域13,14,15a,15bが切り欠きによって設けられている。
各パネルの詳細構造を説明すると、図2〜図7に示すように、底パネル1は、左右両側辺に配置された上側開放の前後方向溝形材16a,16b、両溝形材16a,16bの両端近傍位置を互いに連結する上側開放の左右方向溝形材17a,17b、両溝形材16a,16bの中間1箇所又は複数箇所(図示例は1箇所)を互いに連結する上側開放の左右方向溝形材18(この溝形材18は省くこともできる)、これら溝形材16a〜18の上に載置固着された矩形のメッシュパネル材19から構成され、各脚体3a〜4bは、左右両側辺の溝形材16a,16bと前後両側辺の溝形材17a,17bとのT字状交差部の下側に固着されている。各側パネル2A〜2Dはメッシュパネル材20〜23から構成されたものであり、各メッシュパネル材19〜23は、縦線材19a〜23aと横線材19b〜23bとを格子状に配列すると共にその各交点を溶接により互いに固着して製造されるものである。従って、各側パネル2A〜2Dに設けられる貫通領域12a〜15bは、これら各側パネル2A〜2Dを構成するメッシュパネル材20〜23の縦線材20a〜23aと横線材20b〜23bとを切除することにより形成される。
左右両サイドパネル2B,2Cの下側辺には、線材をU字形に曲げ加工した2つの位置決め用突出片24a,24bが両端寄り2箇所に下向きに固着突設され、更に左右両サイドパネル2B,2Cの前側辺には、線材をU字形に曲げ加工した上下2つのゲートパネル係止用突出片25a,25bが前方向きに固着突設されている。又、ゲートパネル2Aの左右両側辺の上端部表面には、図3に示すように、左右横方向に出退自在な係止軸体26と当該軸体26の操作片27とを備えたゲートロック手段28a,28bが取り付けられている。
上記構成のボックスパレットは、使用に際して図2に示すように組み立てられる。この組み立て方法を説明すると、バックパネル2Dに対し左右両サイドパネル2B,2Cをヒンジコイル軸心8a,9aの周りに外側に直角前方向きに回転させると共に、当該バックパネル2Dを底パネル1に対してヒンジコイル軸心7aの周りに回転させて起立させることにより、左右両サイドパネル2B,2Cの下側辺から下向きに突出するそれぞれ2つの位置決め用突出片24a,24bを、底パネル1のメッシュパネル材19の網目を貫通させて前後方向溝形材16a,16bに嵌合させ、左右両サイドパネル2B,2Cを底パネル1の左右両側辺に沿った位置に位置決めする。
係る状態でゲートパネル2Aを底パネル1に対してヒンジコイル軸心6aの周りに回転させて起立させる。而して、左右両サイドパネル2B,2Cの前側辺から前方向きに突出するそれぞれ上下2つのゲートパネル係止用突出片25a,25bがゲートパネル2Aのメッシュパネル材20の左右両側辺の網目を貫通して前方に突出することになるので、左右一対のゲートロック手段28a,28bの軸杆26をスライドさせて、メッシュパネル材20の網目から前方に貫通突出する上側のゲートパネル係止用突出片25aに当該軸杆26を挿通させ、ゲートパネル2Aを起立姿勢にロックすることにより、当該ゲートパネル2Aで左右両サイドパネル2B,2Cの前側辺間を閉塞する。
上記のように組み立てられたボックスパレットは、周囲がパネル2A〜2Dで囲まれた底パネル1上の荷収納空間内に荷を収納した状態で、搬送や保管に利用できるが、図4に仮想線で示すように、上側パレットの各脚体3a〜4bを下側パレットの左右両サイドパネル2B,2Cの上側辺の前後両端近傍位置に嵌合させることにより、段積みすることができる。段積みされた状態のパレットに対し荷を出し入れする際は、ゲートパネル2Aが備えるゲートロック手段28a,28bの軸杆26を左右両サイドパネル2B,2C側のゲートパネル係止用突出片25aから離脱させた状態でゲートパネル2Aを前方下側に開動させることにより、荷の出し入れをパレットの正面側から行うことができる。
空のボックスパレットは、上記の組み立て時と逆の手順で偏平状に折り畳むことができる。即ち、ゲートパネル2Aが備えるゲートロック手段28a,28bの軸杆26を左右両サイドパネル2B,2C側のゲートパネル係止用突出片25aから離脱させ、当該ゲートパネル2Aを一旦底パネル1に対して前方に開動倒伏させる。次に、バックパネル2Dを後方に開動させて、左右両サイドパネル2B,2Cの下側辺から突出する各位置決め用突出片24a,24bを底パネル1から上方に離脱させると共に、左右各サイドパネル2B,2Cをバックパネル2Dに対して外側後方へ回転させて、当該バックパネル2Dの外側に重ねる。このバックパネル2Dとその外側に重ねられた左右両サイドパネル2B,2Cとを一体にして底パネル1の上に重ねるように、バックパネル2Dを前方下方に回転させる。そして最後にゲートパネル2Aを底パネル1上に重ねるように回転させることにより、図1Cに示すように、底パネル1上にバックパネル2D、左右各サイドパネル2B,2C、及びゲートパネル2Aが層状に重なった折り畳み状態とすることができる。
図1Cに示すように側パネル2A〜2Dを底パネル1上に折り畳んだとき、底パネル1の上側各角部、即ち、各脚体3a〜4bの真上位置に露出スペース10a,10b及び11a,11bが、各側パネル2A〜2Dに設けられた貫通領域12a〜15bによって形成される。従って、図6A〜図6Cに示すように、同様に折り畳んだ複数のパレットを、上側パレットの各脚体3a〜4bが下側パレットにおける底パネル1の上側各角部の露出スペース10a〜11bに載るように段積みすることができる。この段積み状態では、上側パレットの各脚体3a〜4bの内側直角両側面に下側パレットの前記露出スペース10a〜11bを形成する各側パネル2A〜2Dの貫通領域12a〜15bの内側辺が隣接し、上側パレットの各脚体3a〜4bを前記露出スペース10a〜11b内に位置決めすることになる。
尚、各脚体3a〜4bは、図7に示すように、板材を下広がりの角筒状に曲げ加工して成る柱部29の下端に、側パネル組み立て状態での段積み時に下側パレットの左右両サイドパネル2B,2Cの上側辺に嵌合する前後方向凹溝部30とその内側の巾の狭い平坦接地部31とを形成する板材32を溶接して成るもので、柱部29の上端には、底パネル1の左右両側辺の溝形材16a,16bと前後両側辺の溝形材17a,17bとのT字状交差部に嵌合する切り欠きが形成され、当該切り欠きの周縁と前記溝形材16a〜17bとを溶接することにより取り付けられている。而して、図1Cに示すように各脚体3a〜4bの真上位置に形成される底パネル1の上側各角部の露出スペース10a〜11b内には、図7に示すよう底パネル1のメッシュパネル材19を構成する縦線材19aや横線材19bが入り込まないように構成し、側パネル折り畳み状態での段積み時に当該露出スペース10a〜11bに支持される上側パレットの各脚体3a〜4bの平坦接地部31が、前後両側辺の溝形材17a,17bの端部上に直接載置されるように構成している。勿論、これら露出スペース10a〜11b内にメッシュパネル材19を構成する縦線材19aや横線材19bが縦断又は横断するように構成しても、上側パレットの各脚体3a〜4bに作用する荷重は、これら露出スペース10a〜11b内の線材19a,19bを介して前後両側辺の溝形材17a,17bや左右両側辺の溝形材16a,16bで受け止められることになり、露出スペース10a〜11b内の線材19a,19bが下向きに曲げ変形を受ける恐れはない。
又、図8に示すように、側パネル折り畳み状態での段積み時に上側パレットの各脚体3a〜4bを支持する底パネル1の上側各角部の露出スペース10a〜11bに脚体支持用プレート33を敷設して、一層安定的に上側パレットの各脚体3a〜4bを支持できるように構成することもできる。
上記実施形態で説明したボックスパレット全体の構成は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。例えば、左右両サイドパネル2B,2Cの巾を広くして、当該左右両サイドパネル2B,2Cをバックパネル2Dに重ねるように折り畳んだとき、両サイドパネル2B,2Cが互いに重なり合うように構成しても良い。又、ゲートパネル2Aはあってもなくても良いし、設けられる場合でも、その構成は、上記実施形態に示した構造のものに限定されない。例えば、ゲートパネル2Aを、互いにヒンジコイルで折り畳み可能に連結した上下2段のゲートから構成することもできる。ゲートパネル2Aが使用されない場合、左右両サイドパネル2B,2Cの前側辺間に棒状体などを着脱自在に架設することができる。更に、底パネル1は、強度部材から成るベースフレーム上に板材を張設したものであっても良い。勿論、各側パネル2A〜2Dも、メッシュパネル材から構成されるものに限定されない。
又、上記実施形態では、図1に示すように、側パネル2A〜2Dの高さが底パネル1の左右両側辺(左右両サイドパネル2B,2Cが立ち上がる側辺)の長さに対して十分に短いものであるため、これら側パネル2A〜2Dを底パネル1の上に折り畳んだとき、これら側パネル2A〜2Dの上辺角部は、底パネル1の四隅上側の露出スペース10a〜11b上に重ならないが、図9Aに示すように、側パネル2A〜2Dの高さが、バックパネル2Dをゲートパネル2Aの折曲片5の内側に折り畳める最大高さ、又はこれに近い高さである場合、これら側パネル2A〜2Dを底パネル1の上に折り畳んだとき、これら側パネル2A〜2Dの上辺角部も、底パネル1の四隅上側の露出スペース10a〜11b上に重なることになる。従って、側パネル2A〜2Dの上辺角部にも先に説明した貫通領域12a〜15bを設ける必要がある。
而して図9Aには、展開状態の各側パネル2A〜2Dに、これら各側パネル2A〜2Dを先に説明した手順で底パネル1の上に折り畳んで重ねた状態での段積み時に上段パレットの各脚体3a〜4b(接地部31)に重なる領域を示しているが、この図から明らかなように、ゲートパネル2Aには先に説明した貫通領域12a,12bの他に上辺両角部に貫通領域35a,35bが必要であり、サイドパネル2B,2Cには、先に説明した貫通領域15a,15bの他に上辺片側角部に貫通領域36a,36bが必要であり、そしてバックパネル2Dには、先に説明した貫通領域13,14の他に上辺両角部に貫通領域37a,37bが必要である。
図9Aに示す各貫通領域12a〜15b,35a〜37bの内、貫通領域12a,12b,36a〜37bは、上記の折り畳み状態でのパレット段積み時に上段パレットの各脚体3a〜4b(接地部31)の一部分が平面視において外側にはみ出すのを許すために一部が横側方に開放されていなければならないのに対し、他の貫通領域13〜15b,35a,35bは、上段パレットの各脚体3a〜4b(接地部31)の全体が平面視においてパネルの内側に納まるので、図9B,Cに示すように、前者の貫通領域12a,12b,36a〜37bは、先の実施形態で説明したようにパネルの角部を切り欠いて構成する必要があり、後者の貫通領域13〜15b,35a,35bは、パネルの角部内側に形成した窓部で構成することができる。
パネルの角部内側に形成した窓部で貫通領域13〜15b,35a,35bを構成する場合、図9Bに示すように、メッシュパネル材20〜23を構成する縦線材20a〜23aと横線材20b〜23bを、少なくともメッシュパネル材20〜23の周囲を構成する縦線材及び横線材を除いて部分的に切除して構成するか又は、図9Cに示すように、メッシュパネル材20〜23を構成する縦線材20a〜23aと横線材20b〜23bの貫通領域13〜15b,35a,35bを構成する領域でのピッチを、当該貫通領域13〜15b,35a,35bの巾及び高さ相当に広げて構成することができる。前者のように縦線材及び横線材を部分的に切除する方法や、貫通領域12a,12b,36a〜37bのようにパネルの角部を切り欠いて構成する方法では、パネル全体の強度の大幅な低下を防ぐことができ、後者のように縦線材及び横線材のピッチを部分的に広げる方法では、線材切除のための工程が不要になるので製造コストを下げることができる。
A図〜C図は本発明一実施形態に係るパレットの側パネル折り畳み手順を示す概略図であって、A図は斜視図、B図及びC図は平面図である。 本発明一実施形態に係るパレットの詳細を示す斜視図である。 同パレットの底パネルとゲートパネルとを示す正面図である。 同パレットの底パネルと片側のサイドパネルとを示す側面図である。 同パレットの底パネルと左右両サイドパネルの一部分とを示す背面図である。 側パネル折り畳み状態での段積みを説明する図であって、A図は正面図、B図は側面図、C図は背面図である。 A図は底パネルの一部分を示す平面図であり、B図は1つの脚体と底パネルの一部分を示す縦断正面図であり、C図はB図のX−X線断面図である。 別の実施形態における底パネルの一部分を示す平面図であり、B図はその1つの脚体と底パネルの一部分を示す縦断正面図であり、C図は同縦断側面図である。 A図は別の実施形態における底パネルの展開状態を示す平面図であり、B図及びC図はその具体構造を説明する要部の拡大平面図である。
符号の説明
1 底パネル
2A ゲートパネル(側パネル)
2B,2C サイドパネル(側パネル)
2D バックパネル(側パネル)
3a〜4b 脚体
6〜9 螺旋状のヒンジコイル
10a〜11b 底パネル上側各角部の露出スペース
12a〜15b,35a〜37b 側パネルの貫通領域
16a,16b 底パネルの前後方向溝形材
17a,17b,18 底パネルの左右方向溝形材
19〜23 メッシュパネル材
28a,28b ゲートロック手段

Claims (3)

  1. 矩形の底パネルの周囲に当該底パネル上に折り畳み可能な側パネルが立設されると共に、底パネルの下側各角部に、段積み時に下側パレットの側パネルの上辺で支持させることができる脚体が突設され、側パネルを底パネル上に折り畳んだとき、段積みされる上側パレットの前記脚体を支持する露出スペースを底パネルの上側各角部に形成するための貫通領域が側パネルに設けられている段積み可能な搬送用ボックスパレットであって、底パネルは、左右両側辺に沿って配置された左右一対の前後方向部材と、両前後方向部材を少なくとも両端近傍位置で互いに連結する複数本の左右方向部材と、これら部材の上に敷設されたメッシュパネル材とから成り、前記脚体は、前記前後方向部材の両端近傍位置に結合されている左右方向部材の端部下側に固着され、側パネル折り畳み状態での段積み時の上側パレットの脚体が底パネルの上側各角部の前記露出スペース内で前記左右方向部材の端部の上側に位置するように構成された、段積み可能な搬送用ボックスパレット。
  2. 前記底パネルは、左右両側辺に沿って配置された左右一対の前後方向部材と、両前後方向部材を少なくとも両端近傍位置で互いに連結する複数本の左右方向部材と、これら部材の上に敷設されたメッシュパネル材とから成り、底パネルの上側各角部の前記露出スペースには、脚体支持用プレートが敷設されている、請求項1に記載の段積み可能な搬送用ボックスパレット。
  3. 側パネルの前記貫通領域は、側パネルの角部内側の窓部で形成されている、請求項1又は2に記載の段積み可能な搬送用ボックスパレット。
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