JP4600674B2 - 折り畳み自在な箱型パレット - Google Patents

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Description

本発明は、折り畳み自在な箱型パレットに関するものである。
折り畳み自在な箱型パレットとして、特許文献1に記載のように、荷台の左右両側辺の前後両端部に、パレットの段積み時に下段パレットの左右両側パネルの上に載置される脚体が付設され、前記左右両側パネルは、荷台の後側辺に荷台上に重ねるように折り畳み自在に連結された背パネルの左右両側辺に当該背パネルの内側に重ねるように折り畳み自在に連結され、荷台には、折り畳み状態のパレットを段積みするときに上段パレットの各脚体を支持する折り畳みパレット段積み用支持部が左右両側パネルの外側で上向きに突設され、荷台が、左右両側辺の前後方向の奥行き材と両奥行き材間に架設された左右方向の間口材から成る骨枠と、この骨枠上に敷設された敷設材とから構成されたものが知られている。
特開2000−53132号公報
この種の折り畳み自在な箱型パレットでは、折り畳みに際して、左右両側パネルを背パネルの外側に重ねるように折り畳むことは、荷台から左右両側パネルの外側に突出する折り畳みパレット段積み用支持部が邪魔になってできないため、特許文献1にも開示されるように、左右両側パネルを背パネルの内側に重ねるように折り畳むことになる。このような構成では、折り畳みパレット段積み用支持部を持たない種類の折り畳み自在な箱型パレットにおいて知られているように、荷台骨枠の奥行き材内に嵌合して支持される突出片を左右両側パネルの下辺から突設することができないため、特許文献1にも開示されるように、左右両側パネルは、荷台骨枠の奥行き材の上で支持固着される荷台敷設材の左右両側辺の上で支持されることになる。このような従来の構成では、段積み時に左右両側パネルに作用する垂直荷重によって当該左右両側パネルの下辺が外側に滑って位置ずれを起こすことは、左右両側パネルの外側に突出する折り畳みパレット段積み用支持部によって防止することはできても、左右両側パネルの下辺が内側に滑って位置ずれを起こすことは防止する術が無い。このため、段積み時の耐荷重性能が低下することになっていた。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る折り畳み自在な箱型パレットを提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、荷台1の左右両側辺の前後両端部に、パレットの段積み時に下段パレットの左右両側パネル2,3の上に載置される脚体12が付設され、前記左右両側パネル2,3は、荷台1の後側辺に荷台1上に重ねるように折り畳み自在に連結された背パネル4の左右両側辺に当該背パネル4の内側に重ねるように折り畳み自在に連結され、荷台1には、折り畳み状態のパレットを段積みするときに上段パレットの各脚体12を支持する折り畳みパレット段積み用支持部13が左右両側パネル2,3の外側で上向きに突設され、荷台1が、左右両側辺の前後方向の奥行き材16a,16bと両奥行き材16a,16b間に架設された左右方向の間口材17a〜17eから成る骨枠14と、この骨枠14上に敷設された敷設材15とから構成され、前記敷設材15は、左右両側パネル2,3の下辺より内側の位置に敷設して左右両側パネル2,3の下辺を支持しないように構成し、骨枠14の奥行き材16a,16bには、左右両側パネル2,3の下辺を直接支持する平坦上面21aを有せしめ、この平坦上面21aに隣接して、前記折り畳みパレット段積み用支持部13との間で左右両側パネル2,3の下辺を挟む側パネル位置決め用突出部24が設けられた折り畳み自在な箱型パレットにおいて、骨枠14の奥行き材16a,16bは、左右両側板部20a,20bとこの左右両側板部20a,20bの上端間をつなぐ上板部21とを全長にわたって有する下側開放型材から構成され、その上板部21の上面が左右両側パネル2,3の下辺を直接支持する前記平坦上面21aを形成し、側パネル位置決め用突出部24は、前記上板部21の曲げ加工により奥行き材16a,16bの全長にわたって形成された構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、骨枠14の奥行き材16a,16bには、左右両側パネル2,3の下辺より内側で前記敷設材15の側辺を支持する一段低い敷設材支持段面38を形成することができる。
更に、請求項3に記載のように、前記側パネル位置決め用突出部24は、左右両側パネル2,3の下辺を直接支持する前記平坦上面21aのある外側が急角度で立ち上がると共に内側が緩角度で立ち上がる断面略三角形に形成することができる。
上記構成の本発明に係る折り畳み自在な箱型パレットによれば、従来周知のように左右両側パネルが線材を格子状に配列固着して構成されるものであっても、当該左右両側パネルの下辺を構成する前後方向の水平線材は荷台の左右両側辺に配置された奥行き材の平坦上面で支持されるので、パレット段積み時の垂直荷重で左右両側パネルの下辺を構成する前後方向の水平線材が局部的に屈曲変形する恐れがない。勿論、従来周知のように荷台の敷設材が線材を格子状に配列固着して構成されるものであっても、この敷設材が前記奥行き材と左右両側パネルとの間に挟まって、パレット段積み時の垂直荷重を敷設材の左右方向線材が受けて屈曲する恐れも無い。しかも本発明の構成によれば、折り畳みパレット段積み用支持部との間で左右両側パネルの下辺を挟む側パネル位置決め用突出部が荷台骨枠の奥行き材の平坦上面に隣接して設けられており、奥行き材の平坦上面の上で支持される左右両側パネルの下辺が内外何れの方向にも滑って位置ずれを起こすことは確実に阻止することができる。従って、パレット段積み時の耐荷重性能を格段に高めることができる。
更に本発明の構成によれば、左右両側パネルの下辺を直接支持する平坦上面とこれに隣接する側パネル位置決め用突出部とを備えた骨枠の奥行き材を1枚の帯状鉄板からロール成形などにより容易且つ安価に構成することができ、そして奥行き材の全長にわたって連続する平坦上面で左右両側板部の下辺全域を支持することができるので、段積み時の耐荷重性能を一層高めることができる。
又、荷台の敷設材、例えば前記のようにメッシュ構造の敷設材は、左右両側の奥行き材間に架設された間口材に支持固着させることができるが、特に請求項2に記載の構成によれば、前後に隣り合う間口材間で敷設材の側辺が荷重で垂れ下がるように変形するのを防止することができ、敷設材を比較的細い線材で構成しても積載荷重を増大させることができる。
更に、請求項3に記載の構成によれば、左右両側パネルが内側へ滑って位置ずれを起こすのを側パネル位置決め用突出部の外側の急角度で立ち上がる側面で確実に阻止させながら、折り畳まれたパレットを展開するために、起立させた背パネルに対して左右両側パネルを開動させるとき、側パネル位置決め用突出部の内側の緩角度で立ち上がる斜面を利用して、開動する左右両側パネルの下側辺をして容易に当該側パネル位置決め用突出部を乗り越えさせることができ、折り畳まれたパレットの展開作業を容易に行うことができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1は荷台、2,3は荷台1の左右両側辺から起立する左右両側パネル、4は荷台1の後側辺から起立する背パネル、5は荷台1の前側辺から起立する扉パネルである。左右両側パネル2,3は、その後側辺が背パネル4の左右両側辺に、この背パネル4の左右両側辺に沿った回転軸心を持つコイルヒンジ6,7により揺動自在に連結され、背パネル4は、その内向き折曲部4aの先端辺で荷台1に、当該内向き折曲部4aの先端辺に沿った回転軸心を持つコイルヒンジ8により揺動自在に連結され、扉パネル5は、その下辺が荷台1の前側辺に、この荷台1の前側辺に沿った回転軸心を持つコイルヒンジ9により揺動自在に連結されている。又、この図示例では、扉パネル5は水平回転軸心を持つコイルヒンジ10により互いに揺動自在に連結された下半部5aと上半部5bとから構成され、各扉パネル下半部5aと上半部5bとは、左右両側パネル2,3の前側辺間を閉じる閉じ位置でロック手段11により左右両側パネル2,3の前側辺に係止される。
上記構成の箱型パレットは、ロック手段11を解除して扉パネル5を荷台1の上に重ねるように折り畳み、左右両側パネル2,3を背パネル4の内側にそれぞれ重ねるように折り畳み、最後に背パネル4をその内側に重ねられた左右両側パネル2,3と共に荷台1の上に重ねるように折り畳むことにより、嵩低くすることができるものである。
更に荷台1の左右両側辺の前後両端下側には、脚体12が付設されている。これら4つの脚体12は、荷台1の下側にフォークリフトのフォークを差し入れる空間を形成すると共に、図4A及び図5Aに示すように、この箱型パレットを段積みするとき、下段のパレットの左右両側パネル2,3の上辺の前後両端部に嵌合して、上下の箱型パレットが前後左右に位置ずれするのを防止するための下側開放の嵌合部12aと、床置き時に前記嵌合部12aの内側で着床する接地部12bとを備えている。更に、この箱型パレットの荷台1の左右両側辺の前後両端部には、折り畳みパレット段積み用支持部13が設けられている。これら4つの折り畳みパレット段積み用支持部13は、具体的には各脚体12から上向きに連設して、左右両側パネル2,3の外側に配置したものであって、上記のように各パネル2〜5を荷台1上に重ねるように折り畳んだパレットを図4B及び図5Bに示すように段積みするとき、上段パレットの各脚体12を嵌合部12aにおいて支持するものである。
荷台1の構成を具体的に説明すると、図3及び図4に示すように、荷台1は骨枠14と敷設材15とから構成されている。骨枠14は、荷台1の左右両側辺に配置された奥行き材16a,16bと、両奥行き材16a,16b間に架設された左右方向の間口材17a〜17eとから構成されている。敷設材15は、格子状に配列された下側の前後方向線材18と上側の左右方向線材19とが両者の交叉部において互いに電気抵抗溶接されることにより構成されたメッシュ構造のものであり、骨枠14の左右両側の奥行き材16a,16b間において間口材17a〜17e上に敷設固着されている。尚、各左右方向線材19は、その左右両端が左右方向の両端に位置する前後方向線材18から少し突出する長さを有し、各前後方向線材18は、前後方向の両端に位置する左右方向線材19の端と重なる長さを有する。而して、扉パネル5の下側辺は、敷設材15の前側辺に位置する左右方向線材19aにコイルヒンジ9により連結され、背パネル4の内向き折曲部4aの先端辺は、敷設材15の後側辺から2番目の左右方向線材19bにコイルヒンジ8により連結される。
荷台骨枠14の奥行き材16a,16bは、図10に示すように、左右両側板部20a,20bと両側板部20a,20bの上端間をつなぐ上板部21とを有する下側開放の型材から構成されたもので、外側板部20aには、補強のために中間高さにおいて内側に突曲するリブ22と、下側辺から内側に折曲する折曲片23とが、それぞれ全長にわたって一体形成され、上板部21の内側辺(敷設材15が敷設される側の側辺)には、側パネル位置決め用突出部24が当該上板部21の曲げ加工により全長にわたって一体形成され、この側パネル位置決め用突出部24の外側の上板部21の上面が左右両側パネル2,3の下辺を直接支持する平坦上面21aを形成している。前記側パネル位置決め用突出部24は、平坦上面21aのある外側に急角度で立ち上がる側面24aを有すると共に内側に緩角度で立ち上がる斜面24bを有する断面略直角三角形のものである。
又、奥行き材16a,16bには、図10及び図11に示すように、内側板部20bの各間口材17a〜17eに対応する箇所において、それぞれ2本一組のスリット25a,25bが設けられている。一方、各間口材17a〜17eは上側開放の溝形材から成るもので、その長さ方向の両端には、奥行き材16a,16bの2本一組のスリット25a,25bに差し込み可能な舌片27a,27bが平行両側板部26a,26bの端縁から突設され、これら舌片27a,27bがスリット25a,25bに差し込まれたとき、図10に示すように、各間口材17a〜17eの底板部26cが奥行き材16a,16bの下端と面一になるように構成されている。
各脚体12は、図6〜図9に示すように、前記嵌合部12aと接地部12bとを形成する脚底板材30と、この脚底板材30の上側に連設されて横外向きに開放する平面コ字形の柱状部材28と、この柱状部材28の横外向き開放部を閉じるように当該柱状部材28と脚底板材30の外端部上との間の入り隅部に溶接により付設された垂直部材29とから構成され、この垂直部材29が荷台1の奥行き材16a,16bより上方に延出して前記折り畳みパレット段積み用支持部13を構成している。前記柱状部材28は、前記脚底板材30の内側辺から折曲連設された垂直板部28aと、当該垂直板部28aの両側辺から折曲連設された平行両側板部28b,28cとから形成され、前記脚底板材30と柱状部材28とが1枚の板材の曲げ加工で構成されている。
前記垂直部材29は、荷台1の奥行き材16a,16bの長さ方向と平行な板面を有する垂直板材から構成され、奥行き材16a,16bの上面より下側の部分に対して上側の部分が左右両側パネル2,3との干渉を避けるために外側に若干張り出すように、中間高さに屈曲部が設けられたもので、垂直荷重に対する座屈強度を高めるために、柱状部材28より上側の部分の両側辺には内側に突出する円筒状の補強用リブ31が形成されると共に、全高にわたって幅方向の略中央位置に外側に山形状に突出する補強用リブ32が形成されたものである。又、垂直部材29の両側辺の円筒状補強用リブ31の一方は、当該垂直部材29の上端から上方に突出して、図5Bに示すように、この垂直部材29が構成する折り畳みパレット段積み用支持部13を利用して折り畳み状態のパレットを段積みしたとき、上段パレットの脚体12の嵌合部12aが垂直部材29の上端(折り畳みパレット段積み用支持部13の上端)から前後方向に外れるのを防止する折り畳みパレット位置決め用突起33を構成している。
上記構成の脚体12における柱状部材28の巾は、荷台骨枠14の前側前後2本の間口材17a,17b間及び後側前後2本の間口材17d,17e間の間隔と略同一であって、その上端の内側略半分の領域には、前側前後2本の間口材17a,17b間又は後側前後2本の間口材17d,17e間に嵌まり込む突出部34が形成され、垂直部材29の中間屈曲部より下側で円筒状補強用リブ31を備えている部分と前記突出部34との間の柱状部材28の上端(平行両側板部28b,28cの上端)が奥行き材支持面28dとなっている。尚、垂直部材29は、柱状部材28の横外向き開放部を閉じる部分を当該柱状部材28の巾と略同一とし、これより上側の部分、即ち、両側辺に円筒状補強用リブ31を備えている部分は、前記柱状部材28の巾より両側に張り出すように巾広とすることにより、正面形状が倒立凸形に構成されている。
荷台1の組み立てについて説明すると、先ず左右一対の奥行き材16a,16b間に各間口材17a〜17eを、例えば各間口材17a〜17eの両端の舌片27a,27bを奥行き材16a,16bに設けたスリット25a,25bに差し込んで配置する。このとき奥行き材16a,16bと間口材17a〜17eとは互いに溶接しない。係る状態で4つの脚体12を、それぞれの柱状部材28の突出部34を前側前後2本の間口材17a,17b間と後側前後2本の間口材17d,17e間とに下側から嵌め込むと共に、それぞれの柱状部材28の突出部34と垂直部材29との間に奥行き材16a,16bを嵌合させて当該奥行き材16a,16bを柱状部材28の上端の奥行き材支持面28dで支持させ、この各脚体12の突出部34を含む柱状部材28と奥行き材16a,16b及び間口材17a,17b,17d,17eとの接触境界部を溶接する。又、奥行き材16a,16bの外側面と各脚体12の垂直部材29(補強用円筒状リブ31)との接触境界部を溶接する。尚、この脚体12の溶接時に、当該脚体12の柱状部材28に隣接する位置で奥行き材16a,16bと間口材17a,17b,17d,17eとを追加溶接することも可能である。
以上にようにして4つの脚体12(垂直部材29を含む)を奥行き材16a,16b及び間口材17a,17b,17d,17eに溶接することにより、この脚体12を介して奥行き材16a,16bと間口材17a,17b,17d,17eとが互いに直角向きに固着連結され、4つの脚体12を備えた荷台骨枠14が完成する。このとき中間の間口材17cは、奥行き材16a,16bには固着されていない。次に、下側前後方向線材18と上側左右方向線材19とで予め組み立てられた敷設材15を奥行き材16a,16b間で各間口材17a〜17eの上に載置し、各下側前後方向線材18と各間口材17a〜17eの平行両側板部26a,26bと各下側前後方向線材18との交叉部を電気抵抗溶接で互いに固着することにより、4つの脚体12を備えた荷台1を完成させる。尚、奥行き材16a,16bには固着されていない中間の間口材17cは、敷設材15の各下側前後方向線材18との溶接により、敷設材15を介して骨枠14に固着されたことになる。
荷台1に対する各パネル2〜5は従来周知の如く組み付けられる。このようにして組み立てられた折り畳み自在な箱型パレットは、図4A及び図5Aに示すように、下段パレットの左右両側パネル2,3と上段パレットの4つの脚体12(嵌合部12a)とを利用して段積みしたり、各パネル2〜5を荷台1の上に重ねるように折り畳んだパレットを、図4B及び図5Bに示すように下段パレットの荷台1から上向きに突出する4つの折り畳みパレット段積み用支持部13(各脚体12に連設の垂直部材29)と上段パレットの4つの脚体12(嵌合部12a)とを利用して段積みすることができるのであるが、組み立てられたパレットの左右両側パネル2,3の下辺は、図4A、図7の仮想線、及び図10の仮想線で示すように、左右両奥行き材16a,16bの上面、即ち、側パネル位置決め用突出部24の外側に位置する平坦上面21aで直接支持される。
側パネル2,3は、従来周知のように内側の水平線材35と外側の垂直線材36とを格子状に配列して両者を互いの交叉部で溶接することにより構成されるメッシュ構造のものであるから、側パネル2,3の下辺を構成する最下段の内側水平線材35が左右両奥行き材16a,16bの平坦上面21aで直接支持されることになる。従って、図4A及び図5Aに示すように左右両側パネル2,3を利用してパレットを段積みしたときに各側パネル2,3に作用する垂直荷重で当該側パネル2,3の下辺が内側へ滑ることは、左右両奥行き材16a,16bの側パネル位置決め用突出部24(略垂直に立ち上がる側面24a)で阻止され、側パネル2,3の下辺が外側へ滑ることは、これら両側パネル2,3の外側に起立している荷台1側の折り畳みパレット段積み用支持部13(各脚体12に連設の垂直部材29)で阻止される。従って、各側パネル2,3に作用する垂直荷重でこれら側パネル2,3が捩れ変形することはなくなり、当該各側パネル2,3の座屈強度で前記垂直荷重を受け持たせることができる。
上記構成の箱型パレットを折り畳むときは、左右両奥行き材16a,16bの平坦上面21aからの側パネル位置決め用突出部24の突出高さが低いので、背パネル4を少し後方に倒した状態で左右両側パネル2,3を当該背パネル4の内側に重ねるように折り畳むことができる。又、折り畳まれているパレットを組み立てる際は、背パネル4を殆ど垂直に起立させた状態で左右両側パネル2,3を外側へ開動させても、側パネル位置決め用突出部24の内側の緩傾斜の斜面24bの存在により、側パネル2,3の下辺をして側パネル位置決め用突出部24を容易に外側へ乗り越えさせることができる。
尚、パレット段積み時の側パネル2,3の座屈強度を高めるために、図5Aに示すように、段積み時に上段パレットの脚体12を支持する箇所にある各複数本(図示例では各2本)の外側垂直線材36a,36bを他の垂直線材36より太いものを使用することができる。
上記実施形態では、荷台敷設材15の左右方向線材19の両端が荷台骨枠14の奥行き材16a,16bには支持されないので、この箇所での耐荷重性が低くなる。これが問題になるような場合は、図12に示すように、奥行き材16a,16bの内側板部20bに前記左右方向線材19の端部を支持する支持段面38を一体に形成することができる。又、必要に応じて、各左右方向線材19の端部と前記支持段面38とを電気抵抗溶接などで固着することも可能である。
パレット全体を示す斜視図である。 パレットの荷台周囲の各パネルの折り畳み構造を説明する概略斜視図である。 脚体を備えた荷台の構成を説明する平面図であって、右半分は敷設材を省いた状態を示す平面図である。 A図は組み立てられたパレットの段積み状態を示す要部の正面図、B図は折り畳まれたパレットの段積み状態を示す要部の正面図である。 A図は組み立てられたパレットの段積み状態を示す要部の側面図、B図は折り畳まれたパレットの段積み状態を示す要部の側面図である。 A図は荷台の脚体部分を外側から示す側面図、B図は荷台の脚体部分を内側から示す縦断側面図である。 図6Aの正面図である。 図6Aの一部切欠き平面図である。 折り畳みパレット段積み用支持部が連設された脚体の斜視図である。 図7の要部拡大縦断面図である。 荷台骨枠の構成部材を分解状態で示す要部の斜視図である。 荷台骨枠の奥行き材の更変形例を示す要部の縦断正面図である。
符号の説明
1 荷台
2,3 左右両側パネル
4 背パネル
5 扉パネル
12 脚体
13 折り畳みパレット段積み用支持部
14 荷台の骨枠
15 荷台の敷設材
16a,16b 骨枠の奥行き材
17a〜17e 骨枠の間口材
18,19 敷設材の線材
20a,20b 奥行き材の側板部
21 奥行き材の上板部
21a 側パネル支持用平坦上面
24 側パネル位置決め用突出部
24a 急角度で立ち上がる側面
24b 緩角度で立ち上がる斜面
25a,25b 2本一組のスリット
27a,27b 間口材の舌片

Claims (3)

  1. 荷台の左右両側辺の前後両端部に、パレットの段積み時に下段パレットの左右両側パネルの上に載置される脚体が付設され、前記左右両側パネルは、荷台の後側辺に荷台上に重ねるように折り畳み自在に連結された背パネルの左右両側辺に当該背パネルの内側に重ねるように折り畳み自在に連結され、荷台には、折り畳み状態のパレットを段積みするときに上段パレットの各脚体を支持する折り畳みパレット段積み用支持部が左右両側パネルの外側で上向きに突設され、荷台が、左右両側辺の前後方向の奥行き材と両奥行き材間に架設された左右方向の間口材から成る骨枠と、この骨枠上に敷設された敷設材とから構成され、前記敷設材は、左右両側パネルの下辺より内側の位置に敷設して左右両側パネルの下辺を支持しないように構成し、骨枠の奥行き材には、左右両側パネルの下辺を直接支持する平坦上面を有せしめ、この平坦上面に隣接して、前記折り畳みパレット段積み用支持部との間で左右両側パネルの下辺を挟む側パネル位置決め用突出部が設けられている折り畳み自在な箱型パレットにおいて、
    骨枠の奥行き材は、左右両側板部とこの左右両側板部の上端間をつなぐ上板部とを全長にわたって有する下側開放型材から構成され、その上板部の上面が左右両側パネルの下辺を直接支持する前記平坦上面を形成し、側パネル位置決め用突出部は、前記上板部の曲げ加工により奥行き材の全長にわたって形成されている、折り畳み自在な箱型パレット。
  2. 骨枠の奥行き材には、左右両側パネルの下辺より内側で前記敷設材の側辺を支持する一段低い敷設材支持段面が形成されている、請求項1に記載の折り畳み自在な箱型パレット。
  3. 前記側パネル位置決め用突出部は、左右両側パネルの下辺を直接支持する前記平坦上面のある外側が急角度で立ち上がると共に内側が緩角度で立ち上がる断面略三角形に形成されている、請求項1又は2に記載の折り畳み自在な箱型パレット。
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