JP4192856B2 - 通信装置,回線閉結方法およびプログラム - Google Patents

通信装置,回線閉結方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信回線網に接続される他の通信装置との音声通話を実現する通話機能を有する通信装置に関する。
従来から、音声通話を実現する通話機能を有する電話端末などの通信装置では、音声通話を実現するまでに以下に示すような過程を経ることが一般的である。
まず、電話回線網などの通信回線網に接続された通信装置により他の通信装置の呼び出しを行うと、通信回線網側(交換機)から被呼出側通信装置への呼出の通知が呼出信号(CI信号:Call Indicator)により行われる。この通知を受けた被呼出側通信装置は、ユーザに応答を促すための呼び出し音を鳴らす。
その後、被呼出側通信装置のユーザが呼出に応答して送受話部を取り上げるなどの通話開始操作を行うと、通信回線網側からの呼出信号による通知が停止されると共に、被呼出側通信装置と呼出側通信装置との回線が閉結され、これにより、両通信装置間での音声通話が実現可能な状態となる。
ここで、通話開始操作が行われた被呼出側通信装置では、通信回線網につながる内部回路を、呼出信号の検出を行う回路から送受話部へ至る回路(音声信号のやりとりを行う回路)に切り替える処理,具体的な例として、リレー(オフフックリレー)により送受話部(電話ハンドセット)までの回路を形成するなどの処理が行われる(特許文献1参照)。
特許第3396225号公報(例えば、4頁右の27行目以降など)
ところで、上述した呼出信号による通知は、被呼出側通信装置により通話開始操作が行われたことを電話回線網における交換機が検知した後に停止されるため、通話開始操作が行われた際、呼出信号が送受話部へ至る回路に流れてしまう場合がある。
例えば、呼出信号は、一般的に、パルスが繰り返し立ち上がる(または、HレベルおよびLレベルが繰り返される)ON状態,および,パルスの立ち上がらない(または、Lレベルとなる)OFF状態が順番に発生する信号であるため、OFF状態であれば、通話開始操作が行われた際に、呼出信号を構成するパルスが送受話部へ至る回路に流れることはない。しかし、ON状態となっているときに通話開始操作が行われてしまうと、僅かな時間とはいえ、呼出信号を構成するパルスが送受話部へ至る回路に流れることにより、本来音声ではない信号が音声として送受話部から出力されてしまい、被呼出側通信装置のユーザに不快感を与えてしまう虞がある。
また、通常、呼出信号を構成するパルスは、音声通話中にやりとりされる音声信号よりも信号レベルが大きいため、このパルスが送受話部へ至る回路に流れると、この回路を構成するデバイス等の耐圧を超えしまい、このデバイス等を損傷,破損させてしまう虞がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、通信装置において、送受話部へ至る回路に呼出信号が流れてしまうことを防止するための技術を提供することである。
上記課題を解決するため第1の構成に係る通信装置は、通信回線網に接続される他の通信装置との音声通話が可能な通信装置であって、前記他の通信装置からの呼出信号が通信回線網を介して受信されたことを検出する呼出検出手段と、該呼出検出手段により呼出信号の受信が検出された後、音声通話を開始するための通話開始操作がユーザにより行われた際に、当該通信装置と前記他の通信装置との回線閉結を行う回線閉結手段と、通信回線網を介して受信されている呼出信号の状態がON状態であるかOFF状態であるかを検出する状態検出手段と、前記呼出検出手段により呼出信号の受信が検出され、かつ、ユーザにより前記通話開始操作が行われた際に、通信回線網から受信されている呼出信号がON状態であると前記状態検出手段が検出した場合、呼出信号がOFF状態になるまで回線閉結手段による回線閉結を待機させる閉結待機手段と、を備えている。
このように構成された通信装置によれば、他の通信装置からの呼出に応じてユーザが通話開始操作を行った場合であっても、呼出信号がON状態であれば回線閉結が直ちに行われることはなく、呼出信号がOFF状態となるまで待機されるため、ON状態の呼出信号が呼出検出手段以外の内部回路に流れてしまうことはない。
よって、ON状態の呼出信号が送受話部へ至る回路に流れてしまうことにより、この呼出信号が送受話部から不快な音声として出力されることを防止できる。
また、ON状態の呼出信号が、本来送受話部へ至る回路に流すべき信号(音声信号など)よりも大きな信号レベルであると、この回路を構成するデバイス等の耐圧が呼出信号の信号レベルよりも充分に大きくなければ、このデバイス等が損傷,破損してしまう虞もあるが、上述のように、ON状態の呼出信号が送受話部へ至る回路に流れてしまうことを防止できる構成であれば、呼出信号によるデバイス等の損傷,破損を防止できるだけでなく、送受話部へ至る回路を呼出信号の信号レベルを考慮せずに構成することができる。
なお、上述した回線閉結手段が回線閉結を行う契機となる「通話開始操作」とは、例えば、通話機能による音声通話を通信装置の備える送受話部で開始するための操作であって、例えば、通信装置本体から取り外し可能な送受話部であるハンドセットを取り上げる操作,通信装置と一体に形成された送受話部による音声の入出力を有効にするための操作,通信装置と無線通信可能な送受話部である子機端末において音声の入出力を有効にするための操作などといった操作のことである。そして、回線閉結手段は、このような通話開始操作が行われたことが検出された後で回線閉結を行う。
また、回線閉結手段は、呼出信号の受信が検出された後で通話開始操作が行われた際に、呼出信号がON状態であれば、上述したように待機を経て回線閉結を行うが、呼出信号がOFF状態であれば、ON状態の呼出信号が送受話部へ至る回路に流れてしまうことはないため、待機せずに回線閉結を行っても問題ない。そこで、次に示す第2の構成のように、前記呼出検出手段により呼出信号の受信が検出され、かつ、ユーザにより前記通話開始操作が行われた際に、前記状態検出手段により通信回線網から受信されている呼出信号がOFF状態であると検出された場合、前記回線閉結手段は回線閉結を行う、ように構成すればよい。
このように構成すれば、呼出信号の受信が検出された後で通話開始操作が行われた際、呼出信号がOFF状態となっていれば、閉結待機手段による待機を行うことなく、回線閉結を行うことができる。
また、上述した閉結待機手段は、単に呼出信号がOFF状態になるまで回線閉結を待機させるだけでよいが、呼出信号がOFF状態となった直後には、呼出信号の信号レベルが過渡期の不安定な状態となり、このような信号が内部回路に流れることに起因して、送受話部から不快な音声が出力されてしまったり、場合によっては内部回路を構成するデバイス等が損傷,破損してしまう虞がある。
そこで、次に示す第3の構成のように、前記回線閉結手段が回線閉結を行うとき、前記閉結待機手段は、前記状態検出手段により呼出信号がOFF状態であると検出されてから所定の待機時間だけ前記回線閉結手段に回線閉結を待機させる、ように構成するとよい。
このように構成すれば、呼出信号がOFF状態になった後、更に、所定の待機時間だけ回線閉結を待機させることができる。そのため、この待機時間を、例えば、呼出信号が安定するまでに要する時間としておくことによって、送受話部から不快な音声が出力されてしまったり、内部回路を構成するデバイス等の損傷,破損を防止することができる。
また、上述した状態検出手段は、呼出信号の状態がON状態であるかOFF状態であるかを検出する手段であって、その具体的な検出方法については特に限定されない。ただ、呼出信号は、通常、パルスが繰り返し立ち上がる(または、HレベルおよびLレベルを繰り返す)ON状態と、パルスが立ち上がらない(または、Lレベルとなる)OFF状態とが一定の周期で繰り返される信号であるため、このON状態となっている期間(パルス信号の周期)が、呼出信号として想定される期間を超えるような状態となったときには、呼出信号がOFF状態になっていると推定することができる。そのため、上述したパルス信号の周期に基づいて、呼出信号がON状態であるかOFF状態であるかを検出することを考えることができる。
このためには、例えば、次に示す第4の構成のように、前記状態検出手段は、呼出信号を構成するパルス信号の周期が所定の周期時間より短いときにON状態であると検出し、呼出信号を構成するパルス信号の周期が所定の周期時間以上であるときにOFF状態であると検出する、ように構成すればよい。
このように構成すれば、パルス信号の周期が所定の周期よりも短いか否かによって、呼出信号がON状態であるかOFF状態であるかを検出することができる。そのため、例えば、ON状態とみなすことのできる最大期間より僅かに大きな値(呼出信号におけるON状態として想定される期間として許容できない最小値)を「所定の周期時間」として設定しておけば、呼出信号がON状態であるかOFF状態であるかを、パルス信号の周期に基づいて適切に検出することができる。
また、第5の構成に係る回線閉結方法は、通信回線網に接続される他の通信装置との音声通話が可能な通信装置における回線閉結方法であって、前記他の通信装置からの呼出信号が通信回線網を介して受信されたことを検出した後、音声通話を開始するための通話開始操作がユーザにより行われた際に、通信回線網から受信されている呼出信号がON状態である場合、呼出信号がOFF状態になるまで待機してから当該通信装置と前記他の通信装置との回線閉結を行う、ことを特徴とする。このような方法で回線閉結を行う通信装置は、上記第1〜第4いずれかの構成における通信装置と同様の作用,効果を得ることができる。
また、この方法においては、呼出信号の受信が検出され、かつ、ユーザにより通話開始操作が行われた際に、通信回線網から受信されている呼出信号がOFF状態である場合、待機することなく回線閉結を行う、ようにすればよい。このような方法で回線閉結を行う通信装置は、上記第2〜第4いずれかの構成における通信装置と同様の作用,効果を得ることができる。
また、上述した各方法においては、以下に示す第6の構成のように、回線閉結を行うとき、呼出信号がOFF状態であると検出されてから所定の待機時間だけ回線閉結を待機させる、ようにしてもよい。このような方法で回線閉結を行う通信装置は、上記第3または第4の構成における通信装置と同様の作用,効果を得ることができる。
また、上述した各方法においては、呼出信号を構成するパルス信号の周期が所定の周期時間より短いときをON状態であることとして検出し、呼出信号を構成するパルス信号の周期が所定の周期時間以上であるときをOFF状態であることとして検出する、ようにしてもよい。このような方法で回線閉結を行う通信装置は、上記第4の構成における通信装置と同様の作用,効果を得ることができる。
また、第7の構成に係るプログラムは、上記第1〜第4いずれかの構成における閉結待機手段および状態検出手段として機能させるための各種処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラムである。
このようなプログラムにより制御されるコンピュータシステムは、上記第1〜第4いずれかの構成における通信装置の一部を構成することができる。
なお、このプログラムは、コンピュータによる処理に適した命令の順番付けられた列からなるものであって、例えば、FD,CD−ROM,メモリーカードなどの記録媒体、インターネットなどの通信回線網を介して、コンピュータシステム,または,コンピュータシステムを利用するユーザに提供されるものである。なお、このプログラムをユーザに提供する場合には、コンピュータシステムのハードディスクやメモリにプレインストールされた状態で提供する形態であってもよい。また、このプログラムを実行するコンピュータシステムとしては、例えば、通信装置に搭載されたコンピュータシステム,通信装置とデータ通信可能な他のコンピュータなどが利用できる。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
電話端末1は、図1に示すように、CPU12、ROM14、RAM16、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)18、操作パネル22、表示パネル24、送受話部30、モデム40、音声処理部50、回線インタフェース部100などを備え、これらがバスライン60により接続されてなるものである。
CPU12は、ROM14に記憶されている処理手順に従って、処理結果をRAM16に記憶させながら、電話端末1全体の動作を制御する。なお、EEPROM18には、電話端末1の設定に関する情報が記憶される。
送受話部30は、図2に示すように、電話端末1本体から取り外して使用するハンドセット32,いわゆるハンズフリー通話を実現するためのスピーカフォン34、子機端末36との間で音声信号を含む各種信号を無線で送受信することにより無線通話を実現する無線通信部38などからなる。
モデム40は、音声処理部50から出力される音声信号を回線インタフェース部100へ出力すると共に、回線インタフェース部100から入力される音声信号を音声処理部50へ出力することにより、音声処理部50と回線インタフェース部100とを通信可能に接続する。
音声処理部50は、図2に示すように、送受話部30側(後述のアンプ55)から入力されるアナログの音声信号をデジタルの信号に変換してモデム40へ出力すると共にモデム40から入力されるデジタルの音声信号をアナログの信号に変換して送受話器30側(後述のアンプ52)へ出力するコーデック(CODEC )51、このコーデック51から出力された音声信号を送受話器30側(後述の切替部53)へ出力するアンプ52、このアンプ52から出力された音声信号を送受話部30のうちのいずれかへ選択的に出力する切替部53、送受話部30のうちのいずれかから出力された音声信号を選択的に入力する切替部54、この切替部54に入力された音声信号の信号レベルを増幅してコーデック51へ出力するアンプ55などからなる。これらのうち、切替部53,54は、初期状態において、送受話部30のいずれとも接続されておらず、音声信号を入出力することはないが、CPU12からの指令を受けた際に、送受話部30のいずれかと接続されて音声信号を入出力可能な状態となる。
回線インタフェース部100は、図3に示すように、接続端子102,104により電話回線網200側と接続されるものであって、モデム40との間において直流信号が流通しないように分離する分離部110、分離部110を介してモデム40との間で音声信号を入出力するDAAモジュール120((DAA : Data Access Arrangement )、電話回線網200側からの交流信号を直流信号に変換するダイオードブリッジ130、電話回線網200側から送受話部30側(DAAモジュール120)へ至る経路を開放または導通するスイッチング回路140などからなる。
これらのうち、分離部110は、コンデンサ112,114によりモデム40とDAAモジュール120との間において直流信号が流通しないように直流的な絶縁を実現しており、また、モデム40を介してDAAモジュール120に電源を供給するトランス116を備えている。
また、DAAモジュール120は、分離部110を介してモデム40と接続されるインタフェース部(I/F)121、接続端子102,104からの呼出信号(CI信号:Call Indicator)を検出するリング検出回路122、接続端子102,104から入力されるアナログの音声信号をデジタルの信号に変換してインタフェース部121へ出力すると共にインタフェース部121から入力されるデジタルの音声信号をアナログの信号に変換して接続端子102,104側(後述の送信アンプ125)へ出力するコーデック(CODEC )123、接続端子102,104から入力されるアナログの音声信号における信号レベルの差を増幅してコーデック123に出力する差動増幅型の受信アンプ124、コーデック123から出力されるアナログの音声信号を増幅して接続端子102,104側(後述のハイブリッドネットワーク127)に出力する送信アンプ125、DAAモジュール120に入力される信号の信号レベルを検出してその検出信号をコーデック123に出力するレベル検出回路126、コーデック123から送信アンプ125を介して入力される音声信号を接続端子102,104側に出力するハイブリッドネットワーク127などからなる集積回路である。本実施形態の電話端末1は、集積回路であるDAAモジュール120を採用しているので、装置全体の小型化および低コストを実現している。
このDAAモジュール120において、リング検出回路122は、接続端子102,104とインタフェース部121とをフォトカプラにより電気的に分離しており、接続端子102,104側から入力される呼出信号を検出し、その検出信号(CI検出信号)をインタフェース部121を介してCPU12に出力するように構成された回路である。なお、この呼出信号は、一定周期(本実施形態においては、1/16sec)でパルスが繰り返し立ち上がる(つまり,HレベルとLレベルとが繰り返される)ON状態と、パルスが立ち上がらない(つまり,Lレベルとなる)OFF状態とを、ON状態とOFF状態との比が「a:b(a<b;本実施形態においては、a=1sec,b=2sec)」となるように繰り返す形式の信号であって(図4(a)参照)、リング検出回路122は、ON状態をLレベル,OFF状態をHレベルとする負論理のCI検出信号を出力する(図4(b)参照)。
また、ハイブリッドネットワーク127は、CPU12からの指令を受けてスイッチング回路140に回線閉結を指令すると共に、スイッチング回路140を通じてハイブリッドネットワーク127における接続端子102,104側の抵抗値を変更することで接続端子102,104へ至る経路を流れる音声信号の信号レベルを調整する。
スイッチング回路140は、初期状態においてダイオードブリッジ130からDAAモジュール120(ハイブリッドネットワーク127)へ至る経路を開放しているが、CPU12からの指令を受けた際に、この経路をスイッチング素子で導通させることにより電話回線網200側(直近の交換機202)との閉ループを形成して回線閉結を行うように構成された回路である。
[音声通話処理]
以下に、CPU12により実行される音声通話処理の処理手順を図5に基づいて説明する。この音声通話処理は、電話端末1が起動した以降、繰り返し実行される。
まず、着呼があるまで,つまり電話回線網200側から呼出信号が受信されるまで待機状態となった後(s110:NO)、呼出信号が受信されたら(s110:YES)、呼び出し音の鳴動が開始される(s120)。このs110の処理では、回線インタフェース部100のDAAモジュール120(リング検出回路122)により呼出信号が検出された際、そのCI検出信号が回線インタフェース部100から出力されるため、これをもって呼出信号が受信されたと判定される。また、s120の処理では、EEPROM18に記憶されている着信音の送受話部30(スピーカフォン34のスピーカ)による出力が開始される。
次に、OFFフック操作が行われるまで待機状態となる(s130:NO)。なお、ここでいう「OFFフック操作」とは、音声通話を開始するための通話開始操作のことであって、送受話部30のうち、ハンドセット32が電話端末1本体から取り外される、スピーカフォン34による音声通話を開始するための操作が操作パネル22により行われる、子機端末36において音声通話を開始するための操作が行われる(この場合、操作が行われたことを示す信号が無線通信部38により受信される)、といった操作のことである。
このs130の処理で、OFFフック操作が行われたことが検出されたら(s130:YES)、s120の処理で開始された呼び出し音の鳴動が停止される(s140)。ここでは、s120の処理で開始された着信音の送受話部30(スピーカフォン34)による出力が停止される。
次に、RAM16内の所定領域に記憶されているCI_ONフラグがチェックされる(s150)。この「CI_ONフラグ」は、初期状態で「0」がセットされており、後述するCI検出処理(図6)において呼出信号がON状態であれば「1」がセットされ、OFF状態であれば「0」がセットされるフラグである。
次に、s150の処理でチェックされたCI_ONフラグに「1」がセットされているか否かがチェックされ(s160)、「1」がセットされている,つまり呼出信号がON状態であれば(s160:YES)、s150の処理へ戻る。
一方、s160の処理で、CI_ONフラグに「1」がセットされていない,つまり呼出信号がOFF状態であれば(s160:NO)、所定の待機時間が経過しているか否かがチェックされる(s170)。ここでは、直前に行われたs130の処理でOFFフック操作が検出された以降の経過時間(CPU12内のタイマーによりカウントされる)が、所定値(本実施形態においては、90msec)に到達していれば、待機時間が経過したと判定される。なお、この待機時間の所定値は、呼出信号がOFF状態となる過渡期が経過して、OFF状態が安定するのに要する充分な時間として定められたものである。
このs170の処理で、待機時間が経過していなければ(s170:NO)、s150の処理へ戻る一方、待機時間が経過していれば(s170:YES)、呼出元の電話端末との回線閉結が行われる(s180)。ここでは、回線インタフェース部100のスイッチング回路140に、ダイオードブリッジ130からDAAモジュール120(ハイブリッドネットワーク127)へ至る経路を導通させることによって、電話回線網200側(交換機202)との回線閉結が行われる。これにより、電話回線網200を介して本電話端末1の呼出を行った呼出元の電話端末との間の回線が閉結される。
次に、音声通話が開始される(s190)。ここでは、音声処理部50の切替部53,54に、送受話部30におけるハンドセット32,スピーカフォン34,子機端末36のうち、s130の処理で行われたOFFフック操作に対応するものと、音声処理部50のアンプ52,55とを接続させることにより、送受話部30と音声処理部50とが接続され、音声通話が開始される。
次に、ONフック操作が行われるまで待機状態となる(s200:NO)。なお、ここでいう「ONフック操作」とは、s130の処理で行われたOFFフック操作がハンドセット32に対応するものである場合においてハンドセット32を電話端末1本体に戻す、OFFフック操作がスピーカフォン34に対応するものである場合においてスピーカフォン34による音声通話を終了するための操作が操作パネル22により行われる、OFFフック操作が子機端末36に対応するものである場合において子機端末36にて音声通話を終了するための操作が行われる、といった操作のことである。
このs200の処理で、ONフック操作が行われたことが検出されたら(s200:YES)、音声通話が終了される(s210)。ここでは、音声処理部50の切替部53,54に、送受話部30と音声処理部50のアンプ52,55との接続状態を解除させることにより、送受話部30と音声処理部50との接続が解消され、音声通話が終了される。
そして、呼出元の電話端末との回線開放が行われた後(s220)、s110の処理へ戻る。このs220の処理では、回線インタフェース部100のスイッチング回路140に、ダイオードブリッジ130からDAAモジュール120(ハイブリッドネットワーク127)へ至る経路を開放させることによって、電話回線網200側(交換機202)との回線開放が行われる。これにより、電話回線網200を介して本電話端末1の呼出を行った呼出元の電話端末との間の回線が開放される。
[CI検出処理]
ここで、上述したCI検出処理の詳細な処理手順を図6に基づいて説明する。このCI検出処理は、電話端末1が起動した以降、繰り返し実行される。
まず、RAM16に記憶されているCIカウンタが初期化(カウント値が「0」となる)される(s310)。
次に、回線インタフェース部100のDAAモジュール120(リング検出回路122)により検出されるCI検出信号の監視が開始され、このCI検出信号の立ち下がりエッジが検知されるまで待機状態となる(s320:NO)。上述したように、CI検知信号は、呼出信号がON状態のときにLレベル,OFF状態のときにHレベルとなる信号であるため、CI検出信号の立ち下がりエッジを検知するまで待機することは、CI検出信号が立ち下がってLレベルとなる,つまり呼出信号がON状態となるまで待機していることになる。
このs320の処理で、CI検出信号の立ち下がりエッジが検知されたら(s320:YES)、CIカウンタのカウントタイミングに到達するまで待機状態となる(s330:NO)。本実施形態においては、図7に示すように、呼出信号のON状態におけるパルスの周期よりも短い周期のクロックに基づいてCI検出信号の状態が監視されており、このクロックの立ち下がりのタイミングとなったことが、カウントタイミングに到達したこととして判定される。
このs330の処理で、CIカウンタのカウントタイミングに到達したら(s330:YES)、CIカウンタがインクリメント(1を加算)される(s340)。
次に、CIカウンタのカウント値がCI_MAX値未満であるか否かがチェックされる(s350)。このCI_MAX値は、呼出信号がON状態となっている期間中にCIカウンタによりカウントされる値として想定される最大値(本実施形態においては「6」)よりも僅かに大きな値(ON状態となっている期間中にCIカウンタによりカウントされる値として許容できない最小値;本実施形態においては「7」)であり、この値未満のカウント値である状態は、いまだ呼出信号がON状態であることを示している。一方、呼出信号のOFF状態はON状態よりも長い期間継続するため(図3参照)、CI_MAX値以上のカウント値である状態は、呼出信号がOFF状態であることを示している。
このs350の処理で、CIカウンタのカウント値がCI_MAX値未満でなければ(s350:NO)、CI_ONフラグに「0」がセットされた後(s360)、s310の処理へ戻る。
また、s350の処理で、CIカウンタのカウント値がCI_MAX値未満であれば(s350:YES)、CI検出信号の立ち下がりエッジが検知されたか否かがチェックされる(s370)。ここでは、CI検出信号が立ち下がってON状態となっているか否かをチェックすることになるが、s320の処理で立ち下がりエッジが検知された,または,直前に行われたs360の処理で立ち下がりエッジが検知された以降、次の立ち下がりエッジが検知されたか否かがチェックされており、つまり、呼出信号がON状態から次のON状態になるまでの1周期を経過したかがチェックされることになる。
そして、このs370の処理で、CI検出信号の立ち下がりエッジが検知されていない,つまり呼出信号の1周期を経過していなければ(s370:NO)、s330の処理へ戻ってCIカウンタによるカウントを繰り返す。一方、CI検出信号の立ち下がりエッジが検知されている,つまり呼出信号の1周期を経過していれば(s370:YES)、CI_ONフラグに「1」をセットした後(s380)、s310の処理へ戻る。
ここで、実際に呼出信号が受信された以降、このCI検出処理において、CI_ONフラグおよびCIカウンタのカウント値がどのように変化するかを、図7に基づいて説明する。なお、この説明におけるカッコ書きは、図7において示された同一符号の位置を示すものである。
はじめに、s310の処理でCIカウンタが初期化された後、s320の処理でCI検出信号の立ち下がりエッジが検出されるまで(S_1まで),つまり呼出信号が受信されるまで待機状態となる。こうして、待機状態となっている間は、s330以降の処理が実行されないため、CIカウンタのカウント値が変化することはない(C_1)。
この待機状態において、s320の処理でCI検出信号の立ち下がりエッジが検出された,つまり呼出信号の受信が開始されたら(S_1以降)、s330の処理でカウントタイミングに到達するまで待機状態となる。ここでは、次のクロックの立ち下がり(T_1)まで待機状態となった後、s340の処理でCIカウンタがインクリメントされ(C_2)、以降、s370の処理でCI検出信号の次の立ち下がり(S_2)が検出されるまでに、s330〜s370の処理が繰り返されて、CIカウンタが順次カウントされる(C_3)。
そして、このs330〜s370までの処理の繰り返しにおいて、s370の処理でCI検出信号の次の立ち下がり(S_2)が検出されたら、s380の処理でCI_ONフラグに「1」がセットされる(F_1)。これ以降、呼出信号がON状態である間は、常に、CIカウンタのカウント値がCI_MAX値未満の状態でCI検出信号の立ち下がりエッジが検出されることになるため、s360の処理へ移行することなく、s310〜s380が繰り返され、これにより、CI_ONフラグが「1」のまま維持される(F_1以降)。
その後、呼出信号がOFF状態となると(S_3以降)、s330〜s370までの処理の繰り返しにおいて、s370の処理でCI検出信号の立ち下がりエッジがしばらく検出されなくなるため、s340の処理によるCIカウンタが、CI_MAX値以上となるまで繰り返しインクリメントされる(C_4)。
そうすると、s330〜s370までの処理の繰り返しにおいて、s350の処理でCIカウンタがCI_MAX値未満でないと判定されるため、s360の処理に移行し、CI_ONフラグに「0」がセットされ(F_3)、以降、同様の繰り返しが行われる。
このように、CI_ONフラグが「0」となっている間であれば、上述した音声通話処理(図5)において、s170の処理へ移行することができ、回線閉結が行われることとなるが、CI_ONフラグが「1」となっている間は、s170の処理へ移行することができず、「0」となるまで待機することになるため、この期間中には回線閉結が行われない。
[効果]
このように構成された電話端末1によれば、他の電話端末からの呼出に応じてユーザがOFFフック操作(通話開始操作)を行った際、呼出信号がON状態であると、図6におけるs380の処理でCI_ONフラグが「1」とされることにより、図5におけるs170以降の処理,つまり同図s180の処理において回線閉結が行われることはなくなる。そして、呼出信号がOFF状態となって図6におけるs360の処理でCI_ONフラグが「0」とされるまで回線閉結が待機されることになる。そのため、呼出信号の検出に係る回路(リング検出回路122)以外の内部回路にON状態の呼出信号が流れてしまうことはない。
よって、ON状態の呼出信号が送受話部30へ至る回路に流れてしまうことで、送受話部30から不快な音声として呼出信号が出力されることを防止できる。
また、ON状態の呼出信号が、本来送受話部30へ至る回路に流すべき信号(音声信号など)よりも大きな信号レベルであると、この回路を構成するデバイス等の耐圧が呼出信号の信号レベルよりも充分に大きくなければ、このデバイス等が損傷,破損してしまう虞もあるが、上述のように、ON状態の呼出信号が送受話部30へ至る回路に流れてしまうことを防止できる構成であれば、呼出信号によるデバイス等の損傷,破損を防止できるだけでなく、呼出信号の信号レベルを考慮せずに送受話部30へ至る回路を構成することができる。
また、呼出信号の受信が検出された後でOFFフック操作が行われた際、図5におけるs160の処理でCI_ONフラグが「0」となっている,つまり呼出信号がOFF状態となっていれば、ON状態の呼出信号が電話端末1の内部回路に流れてしまうことはないため、CI_ONフラグが「0」となるまで待機を行うことなく、同図s170の処理による待機の後、同図s180の処理による回線閉結を行うことができる。
また、図5におけるs170の処理では、CI_ONフラグが「0」,つまり呼出信号がOFF状態になった後、更に、所定の待機時間だけ回線閉結を待機させることができる。この待機時間は、呼出信号がOFF状態となる過渡期が経過して、OFF状態が安定するのに要する充分な時間として定められたものであるため、このような過渡期における不安定な信号が内部回路に流れることにより、送受話部30から不快な音声が出力されてしまったり、内部回路を構成するデバイス等が損傷,破損してしまう、といったことを防止することができる。
また、図6のCI検出処理では、呼出信号の周期(CI検出信号の立ち下がりエッジ間)をCIカウンタによりカウントしていき、このカウント値が呼出信号におけるON状態の周期として許容できない値(CI_MAX値)以上となるような場合に、CI_ONフラグに「0」をセットすることで呼出信号がOFF状態であると判定(検出)している。つまり、呼出信号の周期が、ON状態の周期として許容できない値よりも短いか否かによって、呼出信号がON状態であるか(CI_ONフラグ「1」)OFF状態であるか(CI_ONフラグ「0」)であるかを適切に判定(検出)することができる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態においては、本発明における通信装置として、電話端末1が適用されているものを例示した。しかし、本発明における通信装置としては、電話回線網200を介した音声通話を実現する機能を有していれば、例えば、ファクシミリ装置や、他の各種機能(ファクシミリ機能を含む)をも備えた複合機などの他の装置を適用することもできる。ファクシミリ機能を備えたこれらの装置の場合、CPU12は回線インタフェース部100を介して送受信される各種信号に従って、ファクシミリ動作を実行することができる。また、モデム40は音声信号の入出力のみならず、ファクシミリ信号の送受信も実行することとなる。
また、上記実施形態においては、呼出信号の周期をクロックに基づくCIカウンタのインクリメントによりカウントするように構成されたものを例示した。しかし、呼出信号の周期をカウントするための構成としては、この構成以外に、例えば、タイマーを用いてカウントするように構成してもよい。
また、上記実施形態においては、CI_ONフラグが初期状態で「0」となっている場合を例示したが(図7参照)、CI_ONフラグを初期状態で「1」としておいてもよい。この場合、初期状態のときに通話開始操作が行われたとしても、このときのCI_ONフラグが「1」であるために、呼出信号がON状態のままで回線閉結が行われてしまう虞がない。
[本発明との対応関係]
以上説明した実施形態において、リング検出回路122は本発明における呼出検出手段であり、スイッチング回路140は本発明における回線閉結手段である。
また、図5におけるs110の処理は本発明における呼出検出手段であり、s180の処理は本発明における回線閉結手段であり、s150〜s170の処理は本発明における閉結待機手段である。
また、図6におけるs310〜s380の処理は、本発明における状態検出手段である。
電話機の制御系統を示すブロック図 電話機の一部詳細な制御系統を示すブロック図 回線インタフェース部の回路構成を示すブロック図 呼出信号およびCI検出信号の波形を示す図 音声通話処理の処理手順を示すフローチャート CI検出処理の処理手順を示すフローチャート カウントタイミングおよびCI検出信号に応じて、CI_ONフラグおよびCIカウンタのカウント値が変化する様子を示すタイミングチャート
符号の説明
1・・・電話端末、12・・・CPU、14・・・ROM、16・・・RAM、18・・・EEPROM、22・・・操作パネル、24・・・表示パネル、30・・・送受話部、32・・・ハンドセット、34・・・スピーカフォン、36・・・子機端末、38・・・無線通信部、40・・・モデム、50・・・音声処理部、51・・・コーデック、52・・・アンプ、53・・・切替部、54・・・切替部、55・・・アンプ、60・・・バスライン、100・・・回線インタフェース部、102・・・接続端子、104・・・接続端子、110・・・分離部、112・・・コンデンサ、114・・・コンデンサ、116・・・トランス、120・・・DAAモジュール、121・・・インタフェース部、122・・・リング検出回路、123・・・コーデック、124・・・受信アンプ、125・・・送信アンプ、126・・・レベル検出回路、127・・・ハイブリッドネットワーク、130・・・ダイオードブリッジ、140・・・スイッチング回路。

Claims (7)

  1. 通信回線網に接続される他の通信装置との音声通話が可能な通信装置であって、
    前記他の通信装置からの呼出信号が通信回線網を介して受信されたことを検出する呼出検出手段と、
    該呼出検出手段により呼出信号の受信が検出された後、音声通話を開始するための通話開始操作がユーザにより行われた際に、当該通信装置と前記他の通信装置との回線閉結を行う回線閉結手段と、
    通信回線網を介して受信されている呼出信号の状態がON状態であるかOFF状態であるかを検出する状態検出手段と、
    前記呼出検出手段により呼出信号の受信が検出され、かつ、ユーザにより前記通話開始操作が行われた際に、通信回線網から受信されている呼出信号がON状態であると前記状態検出手段が検出した場合、呼出信号がOFF状態になるまで回線閉結手段による回線閉結を待機させる閉結待機手段と、を備え
    前記回線閉結手段が回線閉結を行うとき、前記閉結待機手段は、前記状態検出手段により呼出信号がOFF状態であると検出されてから、呼出信号がOFF状態となる過渡期が経過してOFF状態が安定するのに要する充分な時間として定められた待機時間にわたり前記回線閉結手段に回線閉結を待機させる
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記回線閉結手段による回線閉結後、通信回線網側から入力されるアナログの音声信号をデジタルの信号に変換して送受話部側へ出力すると共に送受話部側から入力されるデジタルの音声信号をアナログの信号に変換して通信回線網側へ出力するコーデックと、通信回線網を介して呼出信号が受信されたことを検出してその旨の信号を出力するリング検出回路と、からなる集積回路のDAAモジュール(DAA : Data Access Arrangement )を備えており、
    前記呼出検出手段は、前記DAAモジュールから呼出信号が受信された旨の信号が出力されたことをもって、呼出信号が通信回線網を介して受信されたことを検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記閉結待機手段は、音声通話を開始するための通話開始操作がユーザにより行われた以降、前記待機時間だけ回線閉結を待機させる
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記状態検出手段は、呼出信号を構成するパルス信号の周期が所定の周期時間より短いときにON状態であると検出し、呼出信号を構成するパルス信号の周期が所定の周期時間以上であるときにOFF状態であると検出する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記呼出信号が、一定周期でパルスが繰り返し立ち上がるON状態と、パルスが立ち上がらないOFF状態とを、前記ON状態と前記OFF状態との比が「a:b」となるように繰り返す形式の信号である場合において、
    前記状態検出手段は、前記呼出信号においてパルスが繰り返し立ち上がる周期よりも短い周期で、前記呼出信号の状態がON状態であるかOFF状態であるかの検出を繰り返す
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 通信回線網に接続される他の通信装置との音声通話が可能な通信装置における回線閉結方法であって、
    前記他の通信装置からの呼出信号が通信回線網を介して受信されたことを検出した後、音声通話を開始するための通話開始操作がユーザにより行われた際に、通信回線網から受信されている呼出信号がON状態である場合、呼出信号がOFF状態になってから、該呼出信号がOFF状態となる過渡期が経過してOFF状態が安定するのに要する充分な時間として定められた待機時間にわたって待機してから当該通信装置と前記他の通信装置との回線閉結を行う
    ことを特徴とする回線閉結方法。
  7. 請求項1からのいずれかに記載の全ての手段として機能させるための各種処理手順をコンピュータシステムに実行させるためのプログラム。
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