JP2770220B2 - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2770220B2
JP2770220B2 JP7089432A JP8943295A JP2770220B2 JP 2770220 B2 JP2770220 B2 JP 2770220B2 JP 7089432 A JP7089432 A JP 7089432A JP 8943295 A JP8943295 A JP 8943295A JP 2770220 B2 JP2770220 B2 JP 2770220B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話回線に電話機を並
列に接続して使用できるファクシミリ装置などの通信端
末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時においては、ファクシミリ装置に電
話機を並列に接続し、いわゆるブランチ電話機として使
用することが広く行われている。ところが、このような
ファクシミリ装置では、ブランチ電話機のオンフック、
オフフックの状態が検知できないため、付属電話機や外
付け電話機を使用する場合に種々の問題を生じている。
【0003】図6は、この提案に係る回線電圧検出回路
の接続状態を示す直流等価回路図である。ブランチ電話
機3、付属電話機4、外付け電話機5、ファクシミリ装
置FのモデムMは、いずれも負荷としての内部抵抗を有
しており、電話交換機1より導出された所定の固有抵抗
を有した電話回線2の終端に、フックスイッチFS、C
MLリレーの接点rsを介して並列に接続されるように
なっている。
【0004】これらの電話機3,4,5のフックスイッ
チFSが閉じてオフフックになり、あるいはファクシミ
リ装置FのCMLリレーの接点rsが閉じて、着信、あ
るいは保留の状態になると、電話回線2の終端に生じる
合成抵抗値は、オフフックした電話機、及び保留、着信
状態になっているファクシミリ装置Fの内部抵抗を並列
に接続した値となるので、電話回線2に並列に接続され
る台数が増大すれば、その合成抵抗値は減少する。
【0005】回線電圧検出回路6は、フックスイッチF
Sが閉じられ、あるいはCMLリレーの接点rsを閉じ
たときに電話回線2の終端に形成される合成抵抗の分担
電圧を検出しており、例えば、通常の電話回線では、電
話交換機1からはDC48Vの直流電源が供給され、電
話回線2は片道で500Ω〜2KΩの固有抵抗を有し、
ブランチ電話機3、付属電話機4および外付け電話機5
はいずれも300Ωの内部抵抗を有している。また、電
話回線2の抵抗値は、電話機3〜5の設置場所によって
異なるが、同一設置場所ではほぼ一定とみなすことがで
きる。
【0006】したがって、このような条件においては、
オフフックによって電話回線2に接続される電話機の台
数(着信状態のファクシミリ装置を含む)が増大する
と、終端に形成される合成抵抗は小さくなり、その変動
幅も小さくなるという特性がある。図7は、回線電圧検
出回路6の基本動作を示すもので、電話回線2に接続さ
れた付属電話機4、外付け電話機5がいずれもオンフッ
クの状態にあり、かつファクシミリ装置Fが着信、保留
状態にない非閉結、つまり待機時には、Voレベルの電
圧(つまり48Vに対応する電圧)を検出しているが、
いずれか1台の電話機がオフフックするか、またはファ
クシミリ装置Fが着信すると、直流回路が閉結されるた
め検出電圧のレベルがV1に低下し、更にもう1台の電
話機がオフフックになれば、終端の合成抵抗が半減し、
検出電圧のレベルがV2に低下する特性を呈し、オフフ
ックとなる電話機が増大すれば、それにともなって低下
する電圧レベル差も順次小さくなって行く。
【0007】従来では、ブランチ電話機のオフフックを
検出するために、予めファクシミリ装置Fが検出電圧レ
ベルV1、V2を記憶し、回線電圧検出回路6で検出さ
れた電圧と比較していた。回線電圧は国や地域、使用場
所によって異なるので、その都度、検出電圧レベルV
1、V2を調整する必要があった。また、単純に電圧を
比較していたので、ノイズ等の影響を受けやすかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて開発されたものであり、通信端末装置を使
用する国や地域が変わっても、ブランチ電話機のオフフ
ックを検出する回線電圧レベルを調整する必要がなく、
ノイズなどの影響を受けて変動しやすい場合にも、誤動
作の少ないブランチ電話機の判別方法を用いた通信端末
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
提案される本発明は、次のような構成を特徴としてい
る。すなわち、請求項1において提案された本発明は、
ブランチ電話機の接続された電話回線に回線電圧検出回
路を並列接続し、回線電圧検出回路によって回線電圧を
サンプリングする毎に、そのサンプリング時刻より一定
時間前にサンプリングされた回線電圧が所定の基準レベ
ルを越えていないときには、サンプリングした回線電圧
と、そのサンプリング時刻より一定時間前にサンプリン
グされた回線電圧とを逐次比較して、ブランチ電話機の
オンフック、オフフックを判別する通信端末装置におい
て、ブランチ電話機がオフフックと判別された後には、
その直後の所定期間は回線電圧のサンプリングを禁止
し、続く所定期間の間に、新たな基準となる回線電圧を
サンプリングし、更にその期間の後にサンプリングされ
た回線電圧を、その回線電圧より一定時間前にサンプリ
ングされた回線電圧とを逐次比較して、その差が所定の
基準幅を越える回数が所定数に達したときに、ブランチ
電話機のオンフック、オフフックを判別するようにして
いる。
【0010】また、請求項2において提案された本発明
は、ブランチ電話機の接続された電話回線に回線電圧検
出回路を並列接続し、回線電圧検出回路によって回線電
圧をサンプリングする毎に、そのサンプリング時刻より
一定時間前にサンプリングされた回線電圧が所定の基準
レベルを越えているときには、サンプリングされた回線
電圧と、上記基準レベルとを逐次比較し、その差が所定
の基準幅を越える回数が所定数に達したときに、ブラン
チ電話機のオンフック、オフフックを判別する通信端末
装置において、ブランチ電話機がオフフックと判別され
た後には、その直後の所定期間は回線電圧のサンプリン
グを禁止し、続く所定期間の間に、新たな基準となる回
線電圧をサンプリングし、更にその期間の後に、サンプ
リングされた回線電圧を、その回線電圧より一定時間前
にサンプリングされた回線電圧とを順次比較して、その
差が所定の基準幅を越える回数が所定数に達したとき
に、ブランチ電話機のオンフック、オフフックを判別す
るようになっている。
【0011】更に請求項3において提案された本発明で
は、請求項1、2において、上記基準幅を、通信端末装
置の電話回線が非閉結状態にあるときと、閉結状態にあ
るときとで、異なる値に設定されるようにしている。
【0012】
【作用】請求項1〜3に記載の通信端末装置によれば、
回線電圧をサンプリングする毎に、予め設定された基準
レベルと比較して、ブランチ電話機の状態変化を判断す
る方法を採用せずに、サンプリングされた回線電圧は、
そのサンプリング時刻に対して一定時間前にサンプリン
グされ、サンプリングメモリに前データとして取り込ま
れた回線電圧と逐次比較されるため、回線電圧が何等か
の原因によって、長い時間の経過によって緩やかに変化
するような場合(例えば、電源を遮断した後に徐々に低
下する)にはブランチ電話機の状態変化は感知されるこ
とがなく、誤動作がない。
【0013】さらに、このような本発明では、回線電圧
が一定時間以上変動幅を越えたときにブランチ電話機の
オフフック、オンフックを判別しているので、回線電圧
がノイズなどの影響を受けて短い期間内で小刻みに変動
しているような不安定な条件下においても誤判断をする
ことがなく、信頼性も高い。
【0014】また、本発明では、回線電圧をサンプリン
グしたときに、一定時間前にサンプリングされた回線電
圧が所定の基準レベルを越えているかどうかを判別して
おり、請求項1では、所定の基準レベルを越えていない
ときの処理方法を提案しており、請求項2では、所定の
基準レベルを越えたときの処理方法を提案している。特
に、請求項2では、サンプリングした回線電圧を、所定
の所定の基準レベルに置き換えて比較しているので、必
要な数の回線電圧をサンプリングしている最中に、ブラ
ンチ電話機がオフフックとなり、すぐにオンフックの状
態に復帰した場合、またはその逆で、オンフックしてす
ぐにオフフックの状態に復帰した場合にも、そのサンプ
リング期間中に格納されたデータは所定の基準レベル
(少なくともこのレベルから明らかにオンフック、オフ
フックを判断できるようなレベル)に保持された前デー
タとして、比較されるので、次のサンプリング時には、
その状態変化が反映され、ブランチ電話機の状態変化を
誤りなく検出できる。図5の(ロ)は、この請求項2に
よって解決されるブランチ電話機のオフフック、オンフ
ック時の急激な変化を示したものであり、同図の(イ)
はブランチ電話機をオンフックからオフフックに変化す
る状態を示したものである。
【0015】また、請求項3では、サンプリングされた
回線電圧と比較される基準幅は、電話回線が非閉結状態
にあるときと、閉結状態にあるときとで、異なる値に設
定されているので、電話回線が閉結されることによっ
て、オフフック、オンフックによる状態変化に対する電
圧変動差が小さくなり、誤動作の生じやすい環境下にお
いても、ブランチ電話機の状態判別を的確に行うことが
出来る。
【0016】図5の(ロ)は、この請求項3によって解
決されるブランチ電話機のオフフック、オンフック時の
急激な変化を示したものであり、同図の(イ)はブラン
チ電話機をオンフックからオフフックに変化する状態を
示したものである。
【0017】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。図4は本発明の一実施例であるファクシミリ装
置Fの内部構成の一例を示す図である。このファクシミ
リ装置Fは、同一の電話回線2にブランチ電話機3を並
列に接続し、さらにファクシミリ装置Fの本体内におい
て、内蔵した付属電話機4と、電話端子に接続した外付
け電話機5を切換手段を構成するH,Lリレーを介して
電話回線2に並列に接続している。なお、図示はされて
いないが、外付け電話機5に代えて内蔵留守番電話機を
接続したり、あるいは内蔵留守番電話機を新に加えても
よい。
【0018】ファクシミリ装置Fの本体内には、更に、
回線電圧検出回路6が電話回線2に並列に接続されてお
り、電話回線2にはCMLリレーの接点rsを介して極
性反転回路7が接続されている。一方の付属電話機4、
外付け電話機5は、CPU11によって切換制御される
切換接点a,bを有した制御切換リレーであるHリレ
ー,Lリレーを介して、電話回線側と、内線回路側に切
換接続されるようになっており、内線回路側には、切換
接点a,bを有した内線切換リレーT1,T2によっ
て、内線電源供給回路8と、内線通話のための呼出音を
出力する疑似ベル発生回路9とを切換接続するようにな
っており、更に付属電話機4と外付け電話機5の各々に
は送受話器のオフフック、オンフックを検出するための
フック検出回路OH1,OH2と、外線からの呼出信号
(16Hz)を検出する呼出信号検出回路10を接続し
ている。
【0019】ここに、フック検出回路OH1,OH2の
それぞれはホトカプラを有しており、ファクシミリ装置
Fが待機状態にあり、H,Lリレーによって、各々の電
話機4,5を電話回線2に接続しているときに、各々の
電話機4,5の送受話器が取り外されて、それぞれのフ
ックスイッチFS,FSが閉じられ、オフフックとなる
と、電話回線2からホトカプラに流れ込むループ電流に
よってオフフックを検出し、送受話器が置かれ、フック
スイッチFS,FSが開かれ、オンフックとなるとルー
プ電流の流れ込みがなくなることによって、オンフック
を検出し、その検出信号はCPU11に入力され、ここ
で判断されている。本実施例では、ホトカプラによって
フック検出回路を構成しているが、フック検出用の接点
を備えたフックスイッチによっても、フック検出回路を
構成することができる。この場合、回線の電圧、電流の
影響を全く受けないので、より正確に電話機4、5のオ
フフックを検出することができる。
【0020】Meは、前データとして取り込まれた回線
電圧のサンプリングデータや、回線閉結時、非閉結時に
おいてブランチ電話機のオンフック、オフフックの状態
判別に必要な第1,第2の基準幅α,βなどを記憶した
内部メモリである。したがって、この一部はサンプリン
グメモリとして、T時間前から直前にサンプリングされ
た回線電圧を順次、更新可能に格納している。サンプリ
ングメモリとしては、サンプリングした現時点のデータ
からT時間前のデータを格納し、最新のデータで最も古
いデータを順次消去して行くシフトレジスタがそのまま
使用できる。
【0021】また、CPU11は、外線からの呼出に対
しては、呼出信号検出回路10が16Hzの呼出信号C
Iを検出すると、CMLリレーの接点rsを閉じてモデ
ムMを電話回線2に接続し、ファクシミリ装置Fが着信
した後、保留状態にあるときには、このCMLリレーの
接点rsを閉じた状態に保持する。更に、留守番モード
に設定すれば、内蔵留守番電話機の自動着信機能によっ
て自動着信が可能である。なお、C1はコンデンサで、
C1はCMLリレーの接点rsに並列に接続されてお
り、CMLリレーの接点rsが開いていても、交流信号
に対してはモデムMを電話回線2に接続している。
【0022】付属電話機4と外付け電話機5とは内線通
話が行える。このため、どちらか一方、例えば電話機4
をオフフックにし、テンキーを操作するなどして、相手
側の内線番号を指定すると、CPU11はLリレーの接
点aを閉じ、更に内線切換リレーT2の接点aを閉じ
て、疑似ベル発生回路9を作動させて、相手側の電話機
5を呼び出す。これに対して、呼出を受けた相手側の電
話機5がオフフックすると、CPU11はLリレーの接
点a閉じを保持し、内線切換リレーT2の接点bを閉じ
て、内線電源供給回路8を接続して通話を可能にする。
このとき、Hリレーは接点aが閉じ、内線切換リレーT
1は接点bが閉じられるようになっている。
【0023】図1のステップ100〜107は、本発明
における基本動作を示したフローチャートであり、10
m秒毎に実行される。本発明では、サンプリングした回
線電圧Vnを取り込み、後述するBRCポートのステー
タスの変化の有無を判別し、ステータスの変化があれ
ば、タイマをセットする。ここに、タイマのセット値
は、回線電圧の取り込み禁止期間taに、サンプリング
期間tdを加えた値となっている。前者の回線電圧の取
り込み禁止期間taは、回線電圧が安定するまでの待ち
時間で、後者のサンプリング期間tdは、ブランチ電話
機のオンフック、オフフックの判断に必要な数の回線電
圧をサンプリングするための期間である。
【0024】ステータスに変化がなければ、タイマの残
り時間を参照する。タイマの残り時間が0であれば、既
にサンプリングデータの格納が終了しているので、後述
の基準電圧更新ルーチンとステータス設定ルーチーンを
実行する。タイマの残り時間がtdより小さくときに
は、サンプリングデータの格納が完了していないので、
基準電圧更新ルーチンを実行して、サンプリングデータ
の格納を行う。また、タイマの残り時間がtdより大き
いときには、回線電圧が安定するまでの待ち時間である
ので、処理を終了する。
【0025】図2のステップ200〜210は、基準電
圧更新ルーチンの基本動作、特にオフフックステータス
時の基本動作を示している。回線電圧は、サンプリング
され、取り込まれると、その度に、そのときのサンプリ
ング時刻より、一定時間T前の回線電圧V(n−T)と
比較される。この回線電圧V(n−T)は、回線電圧V
(n)よりもT時間前にサンプリングされた回線電圧で
あり、サンプリングデータメモリに格納されている。
【0026】実際には、この比較判別の前処理として、
T時間前にサンプリングされた回線電圧V(n−T)
が、ブランチ電話機のオフフックを判別するための所定
の基準レベルVr(図5参照)を越えていたかどうかが
判断され、所定の基準レベルVrを越えておれば、サン
プリングされた回線電圧V(n)と、所定の基準レベル
Vrとの差が、第1、第2の変化幅α,βを越えている
かどうかを判断し、これらの変化幅を越えておれば、ポ
ートカウンタをインクリメントし、そうでない場合には
デクリメントする。
【0027】この比較判別では、OH検出回路OH1、
OH2の検出結果に基づき、回線電圧が非閉結状態(待
機レベル)にある場合には第1の基準幅αが、回線電圧
が閉結状態にある場合には第2の変化幅βが、サンプリ
ングされた回線電圧V(n)の比較判別基準として採用
される。このようにして、回線電圧V(n)が取り込ま
れる毎に、ポートカウンタの計数値を変化させるが、そ
の計数値が予め設定された所定値(図例では「2」)を
越えておれば、BRCポートのステータスをONに設定
する。
【0028】一方、T時間前にサンプリングされた回線
電圧V(n−T)が、所定の基準レベルVrを越えてい
ない場合には、サンプリングされた回線電圧V(n)
と、T時間前にサンプリングされた回線電圧V(n−
T)との差が、第1、第2の変化幅α,βを越えている
かどうかを判断し、越えておれば、ポートカウンタをイ
ンクリメントし、そうでない場合にはデクリメントす
る。
【0029】ポートカウンタは、「0」を初期値とし
て、上記した比較判別結果に応じて、インクリメント、
デクリメントされ、計数値が「2」より大きくなればB
RCポートのステータスをONにして計数値を2にクリ
アするが、計数値が「0」より小さくなればBRCポー
トのステータスをOFFにして計数値を「0」にクリア
する。本実施例では、ポートカウンタの計数値と0、2
とを比較しているが、この値にかかわらず、適切な値を
とればよい。
【0030】図3のステップ300〜308は、図2の
基本動作によって設定されたBRCポートのステータス
のON、OFFの状態に基づいて、ブランチ電話機のオ
ンフック、オフフックを判別するステータス設定ルーチ
ンをフローチャートをもって示している。ブランチ電話
機のオンフック、オフフックは、ポートカウンタの計数
値が所定値に達した後、更にBRCのOHカウンタ(ダ
ウンカウンタ)を減算し、その計数値が0に達したとき
に、ステータスフラグをON、OFFに更新することに
よって判別されている。BRCのOHカウンタは、例え
ば40(400ミリ秒に相当)などの初期値に設定され
る。
【0031】
【発明の効果】請求項1,2に記載された本発明の通信
端末装置によれば、短い時間経過のなかで、電圧レベル
が変化する状態が所定時間継続したときに初めて、ブラ
ンチ電話機のオンフック、オフフックの状態を判別する
ので、短時間で電圧レベルが大きく変化したものに対し
ては状態変化を検知しない。したがって、ノイズなどの
影響を受けて回線電圧が不安定な場合にも、回線電圧検
出回路によってブランチ電話機の判別を誤りなく行うこ
とが出来る。
【0032】特に、請求項2に記載された本発明の通信
端末装置によれば、回線電圧をサンプリングしている最
中において、ブランチ電話機がオフフックされ、瞬時に
オンフックに復帰したような場合にも、その状態変化を
誤りなく行うことが出来る。また、請求項3に記載され
た本発明の通信端末装置によれば、ブランチ電話機のオ
ンフック、オフフックの状態変化時における回線電圧の
変動差が、回線の開放時に比べて小さくなってしまう回
線の閉結時においても誤りなく行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】回線電圧を取り込んで、比較判別を行う本発明
の基本動作を示したフローチャートである。
【図2】基準電圧更新ルーチンの基本動作を示したフロ
ーチャートである。
【図3】BRCポートのステータス設定ルーチンの基本
動作を示したフローチャートである。
【図4】本発明の一実施例であるファクシミリ装置の基
本構成を示したブロック図である。
【図5】ブランチ電話機がオンフック、オフフックに状
態変化した場合の回線電圧の変化を示したタイムチャー
トである。
【図6】ブランチ電話機、回線電圧検出回路を含んだ直
流等価回路の基本構成図である。
【図7】回線電圧検出回路の基本動作を示したタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
F・・・ファクシミリ装置(通信端末装置) 1・・・電話交換機 2・・・電話回線 3・・・ブランチ電話機 4・・・付属電話機 5・・・外付け電話機 6・・・回線電圧検出回路 11・・・CPU V(n)・・・サンプリングされた回線電圧 V(n−T)・・・T時間前にサンプリングされた回線
電圧
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04M 1/72

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブランチ電話機の接続された電話回線に回
    線電圧検出回路を並列接続し、回線電圧検出回路によっ
    て回線電圧をサンプリングする毎に、そのサンプリング
    時刻より一定時間前にサンプリングされた回線電圧が所
    定の基準レベルを越えていないときには、サンプリング
    した回線電圧と、そのサンプリング時刻より一定時間前
    にサンプリングされた回線電圧とを逐次比較して、ブラ
    ンチ電話機のオンフック、オフフックを判別する通信端
    末装置において、 ブランチ電話機がオフフックと判別された後には、その
    直後の所定期間は回線電圧のサンプリングを禁止し、続
    く所定期間の間に、新たな基準となる回線電圧をサンプ
    リングし、更にその期間の後にサンプリングされた回線
    電圧を、その回線電圧より一定時間前にサンプリングさ
    れた回線電圧と順次比較して、その差が所定の基準幅を
    越える回数が所定数に達したときに、ブランチ電話機の
    オンフック、オフフックを判別するようにした通信端末
    装置。
  2. 【請求項2】ブランチ電話機の接続された電話回線に回
    線電圧検出回路を並列接続し、回線電圧検出回路によっ
    て回線電圧をサンプリングする毎に、そのサンプリング
    時刻より一定時間前にサンプリングされた回線電圧が所
    定の基準レベルを越えているときには、サンプリングさ
    れた回線電圧と、上記基準レベルとを逐次比較し、その
    差が所定の基準幅を越える回数が所定数に達したとき
    に、ブランチ電話機のオンフック、オフフックを判別す
    る通信端末装置において、 ブランチ電話機がオフフックと判別された後には、その
    直後の所定期間は回線電圧のサンプリングを禁止し、続
    く所定期間の間に、新たな基準となる回線電圧をサンプ
    リングし、更にその期間の後にサンプリングされた回線
    電圧を、その回線電圧より一定時間前にサンプリングさ
    れた回線電圧と順次比較して、その差が所定の基準幅を
    越える回数が所定数に達したときに、ブランチ電話機の
    オンフック、オフフックを判別するようにした通信端末
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1,2において、 上記基準幅は、通信端末装置の電話回線が非閉結状態に
    あるときと、閉結状態にあるときとで、異なる値に設定
    されている通信端末装置。
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