JPH08251279A - 通信端末装置 - Google Patents
通信端末装置Info
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- JPH08251279A JPH08251279A JP7051212A JP5121295A JPH08251279A JP H08251279 A JPH08251279 A JP H08251279A JP 7051212 A JP7051212 A JP 7051212A JP 5121295 A JP5121295 A JP 5121295A JP H08251279 A JPH08251279 A JP H08251279A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】回線電圧レベル変化によって、ブランチ電話機
のオフフックを検出できる通信端末装置を提供する。 【構成】閉結、非閉結時における電話回線2の回線電圧
を計測して、これらの平均値をメモリMeに記憶し、電
話回線2に並列に接続された回線電圧検出回路6が上記
閉結、非閉結時の各々の平均値より、予め設定した第1
の基準範囲α、第2の基準範囲βを越えた電圧レベルの
変化を検出したときに、ブランチ電話機3のオフフック
を判別する構成としている。
のオフフックを検出できる通信端末装置を提供する。 【構成】閉結、非閉結時における電話回線2の回線電圧
を計測して、これらの平均値をメモリMeに記憶し、電
話回線2に並列に接続された回線電圧検出回路6が上記
閉結、非閉結時の各々の平均値より、予め設定した第1
の基準範囲α、第2の基準範囲βを越えた電圧レベルの
変化を検出したときに、ブランチ電話機3のオフフック
を判別する構成としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置など
のように、電話回線に電話機を並列に接続して使用でき
る通信端末装置に関する。
のように、電話回線に電話機を並列に接続して使用でき
る通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時においては、ファクシミリに電話機
を並列に接続し、いわゆるブランチ電話機として使用す
ることが広く行われているが、このようなファクシミリ
装置では、ブランチ電話機の動作状態が検知できない。
しかしながら、ブランチ電話機はファクシミリ装置の電
話回線に並列に接続されるものであるため、ブランチ電
話機がオフフックになると、回線電圧が変化する。その
ため回線電圧の変化を検出すれば、ブランチ電話機のオ
フフックが判別できる。
を並列に接続し、いわゆるブランチ電話機として使用す
ることが広く行われているが、このようなファクシミリ
装置では、ブランチ電話機の動作状態が検知できない。
しかしながら、ブランチ電話機はファクシミリ装置の電
話回線に並列に接続されるものであるため、ブランチ電
話機がオフフックになると、回線電圧が変化する。その
ため回線電圧の変化を検出すれば、ブランチ電話機のオ
フフックが判別できる。
【0003】本発明者は、このような観点から、ファク
シミリ装置などの通信端末装置の電話回線に並列に接続
される付属、外付け電話機がオフフックしたときの影響
も考慮して、回線電圧の変化によって、ブランチ電話機
のオフフックを検出できるようにした回線電圧検出回路
を開発し、本発明に至ったものである。回線電圧の変化
を検出して、ブランチ電話機のオフフックを検出する際
に、最も重要な点は、回線電圧は、国や地域毎に異なる
上に不安定で、絶えず変動していることである。
シミリ装置などの通信端末装置の電話回線に並列に接続
される付属、外付け電話機がオフフックしたときの影響
も考慮して、回線電圧の変化によって、ブランチ電話機
のオフフックを検出できるようにした回線電圧検出回路
を開発し、本発明に至ったものである。回線電圧の変化
を検出して、ブランチ電話機のオフフックを検出する際
に、最も重要な点は、回線電圧は、国や地域毎に異なる
上に不安定で、絶えず変動していることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたものであり、電話回線に並列接続
されたブランチ電話機がオフフックされたときには、回
線電圧が低下することに着目して開発した回線電圧検出
回路を組み込んで構成されており、第1の目的は回線電
圧検出回路が国や地域毎に異なっても、基準となる判別
レベルを手動で設定しなければならない面倒さをなく
し、通信端末装置の設置時に自動的に設定できる機能を
付加することにある。
事情に鑑みてなされたものであり、電話回線に並列接続
されたブランチ電話機がオフフックされたときには、回
線電圧が低下することに着目して開発した回線電圧検出
回路を組み込んで構成されており、第1の目的は回線電
圧検出回路が国や地域毎に異なっても、基準となる判別
レベルを手動で設定しなければならない面倒さをなく
し、通信端末装置の設置時に自動的に設定できる機能を
付加することにある。
【0005】また、第2の目的は、通信端末装置が保留
状態やその通信端末装置に付加した内蔵留守番電話機が
着信状態にあるときでも、ブランチ電話機を取り上げれ
ば、ブランチ電話機の通話を優先させたり、ブランチ電
話機のオフフックによって、ファクシミリ転送できる機
能を付加することにある。
状態やその通信端末装置に付加した内蔵留守番電話機が
着信状態にあるときでも、ブランチ電話機を取り上げれ
ば、ブランチ電話機の通話を優先させたり、ブランチ電
話機のオフフックによって、ファクシミリ転送できる機
能を付加することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明は、次のような構成を特徴としてい
る。すなわち、請求項1に記載された発明は、閉結状
態、非閉結状態における電話回線の回線電圧を計測し
て、これらの平均値を予めメモリに記憶しており、電話
回線に並列に接続された回線電圧検出回路が検出した電
圧レベルが、メモリに記憶した平均値に対して第1、第
2の基準範囲を越える変化となったときに、ブランチ電
話機のオフフックを判別する構成としている。ここに、
第1、第2の基準範囲は予め設定され、第1の基準範囲
は、電話回線を非閉結とした条件下において、ブランチ
電話機のオフフックを検出するために使用され、第2の
基準範囲は、電話回線を閉結時、つまり通信端末装置が
保留状態、あるいは、その通信端末装置に付加した他の
電話機のうちの1台がオフフックになっている条件下に
おいて、ブランチ電話機のオフフックを検出するために
使用される。
に提案される本発明は、次のような構成を特徴としてい
る。すなわち、請求項1に記載された発明は、閉結状
態、非閉結状態における電話回線の回線電圧を計測し
て、これらの平均値を予めメモリに記憶しており、電話
回線に並列に接続された回線電圧検出回路が検出した電
圧レベルが、メモリに記憶した平均値に対して第1、第
2の基準範囲を越える変化となったときに、ブランチ電
話機のオフフックを判別する構成としている。ここに、
第1、第2の基準範囲は予め設定され、第1の基準範囲
は、電話回線を非閉結とした条件下において、ブランチ
電話機のオフフックを検出するために使用され、第2の
基準範囲は、電話回線を閉結時、つまり通信端末装置が
保留状態、あるいは、その通信端末装置に付加した他の
電話機のうちの1台がオフフックになっている条件下に
おいて、ブランチ電話機のオフフックを検出するために
使用される。
【0007】請求項2に記載された発明は、通信端末装
置が保留状態あるいは、その通信端末装置に設けた内蔵
留守番電話機が着信状態にあるときに、回線電圧検出回
路によって、ブランチ電話機のオフフックを検出する
と、その時点で保留状態を解除し、あるいは内蔵留守番
電話機の着信状態を解除する機能を備えたものである。
この場合の判断基準としては、請求項1において記載し
た第2の基準範囲が使用される。
置が保留状態あるいは、その通信端末装置に設けた内蔵
留守番電話機が着信状態にあるときに、回線電圧検出回
路によって、ブランチ電話機のオフフックを検出する
と、その時点で保留状態を解除し、あるいは内蔵留守番
電話機の着信状態を解除する機能を備えたものである。
この場合の判断基準としては、請求項1において記載し
た第2の基準範囲が使用される。
【0008】また、請求項3に記載された発明は、所定
の期間毎にサンプリング測定を行って得た回線電圧の平
均値をメモリに記憶更新させる機能を備えており、ブラ
ンチ電話機のオフフックの判断基準となる回線電圧のサ
ンプリング値の平均値を設定する際、所定の期間毎に所
定時間だけサンプリングして得た回線電圧の平均値が、
予め定めたバラツキ許容範囲を越えたときには、その平
均値を無効にし、再度サンプリング計測を行うことによ
って、回線電圧の平均値が常にバラツキ許容範囲になる
ように自動設定することを特徴としている。
の期間毎にサンプリング測定を行って得た回線電圧の平
均値をメモリに記憶更新させる機能を備えており、ブラ
ンチ電話機のオフフックの判断基準となる回線電圧のサ
ンプリング値の平均値を設定する際、所定の期間毎に所
定時間だけサンプリングして得た回線電圧の平均値が、
予め定めたバラツキ許容範囲を越えたときには、その平
均値を無効にし、再度サンプリング計測を行うことによ
って、回線電圧の平均値が常にバラツキ許容範囲になる
ように自動設定することを特徴としている。
【0009】この場合、サンプリングされる平均値とし
ては、電話回線の閉結時、非閉結時のいずれの値にも適
用できることはいうまでもない。
ては、電話回線の閉結時、非閉結時のいずれの値にも適
用できることはいうまでもない。
【0010】
【作用】請求項1に記載の通信端末装置によれば、次の
ようにして、ブランチ電話機のオフフックが検出でき
る。すなわち、通信端末装置(例えば、ファクシミリ装
置)が待機状態にある条件下において、回線電圧検出回
路の検出した電圧レベルが、予めメモリに記憶した非閉
結状態における平均値(以下では、回線非閉結時の平均
値)を基準として、第1の基準範囲を越える変化(低
下)を示したときに、ブランチ電話機のオフフックと判
断する。但し、この条件下では、他の電話機は、オンフ
ックの状態にある。
ようにして、ブランチ電話機のオフフックが検出でき
る。すなわち、通信端末装置(例えば、ファクシミリ装
置)が待機状態にある条件下において、回線電圧検出回
路の検出した電圧レベルが、予めメモリに記憶した非閉
結状態における平均値(以下では、回線非閉結時の平均
値)を基準として、第1の基準範囲を越える変化(低
下)を示したときに、ブランチ電話機のオフフックと判
断する。但し、この条件下では、他の電話機は、オンフ
ックの状態にある。
【0011】通信端末装置(例えば、ファクシミリ装
置)が保留、あるいはその通信端末装置に付加した電話
機のうちの1台のみがオフフックされている条件下にお
いて、回線電圧検出回路の検出した電圧レベルが、予め
メモリに記憶した閉結状態における平均値(以下では、
回線閉結時の平均値)を基準として、第2の基準範囲を
越える変化(低下)を示したときには、ブランチ電話機
のオフフックと判断する。但し、この条件下では、他の
電話機はオンフックの状態にある。
置)が保留、あるいはその通信端末装置に付加した電話
機のうちの1台のみがオフフックされている条件下にお
いて、回線電圧検出回路の検出した電圧レベルが、予め
メモリに記憶した閉結状態における平均値(以下では、
回線閉結時の平均値)を基準として、第2の基準範囲を
越える変化(低下)を示したときには、ブランチ電話機
のオフフックと判断する。但し、この条件下では、他の
電話機はオンフックの状態にある。
【0012】ここに、メモリに記憶される回線閉結時の
平均値は、ファクシミリ装置のCMLリレーを閉じて、
モデムを電話回線に接続した状態で計測した複数のサン
プル値の平均値として算出され、一方の回線非閉結時の
平均値は、ファクシミリ装置のCMLリレーを開いて、
モデムを電話回線から切り離した状態で計測した複数の
サンプル値の平均値として算出される。また、判別の基
準となる第1,第2の基準範囲は、上記のようにして得
た各平均値に十分なノイズマージンを加味して設定さ
れ、本発明では、このような方法で通信端末装置の設置
される回線電圧をサンプリング測定し、平均値をとるこ
とによって、変動しやすい回線電圧に対処している。
平均値は、ファクシミリ装置のCMLリレーを閉じて、
モデムを電話回線に接続した状態で計測した複数のサン
プル値の平均値として算出され、一方の回線非閉結時の
平均値は、ファクシミリ装置のCMLリレーを開いて、
モデムを電話回線から切り離した状態で計測した複数の
サンプル値の平均値として算出される。また、判別の基
準となる第1,第2の基準範囲は、上記のようにして得
た各平均値に十分なノイズマージンを加味して設定さ
れ、本発明では、このような方法で通信端末装置の設置
される回線電圧をサンプリング測定し、平均値をとるこ
とによって、変動しやすい回線電圧に対処している。
【0013】なお、通信端末装置に付加された付属電話
機、外付け電話機、内蔵留守番電話機には、通常のもの
と同様に、フック検出回路を対応させて設けているの
で、通信端末装置は、その状態を判別することによっ
て、オフフック、オンフックの状態が判別できる。請求
項2に記載の通信端末装置では、回線閉結時の平均値と
第2の基準範囲が使用され、この方法では、通信端末装
置が保留状態にあるか、内蔵留守番電話機が着信状態に
あるか、あるいはその通信端末装置に付加した電話機の
うちの1台がオフフックの状態にある条件下において、
回線電圧検出回路が検出した電圧レベルの変化が、メモ
リに記憶させた回線閉結時の平均値を基準として、第2
の基準範囲を越えた場合には、ブランチ電話機がオフフ
ックしたものと判断し、通信端末装置がファクシミリで
ある場合には、CMLリレーを開いて保留状態を解除
し、あるいは後述する切換リレーを開くなどして内蔵留
守番電話機の着信状態を解除する。この結果、上記した
条件下において、ブランチ電話機をオフフックしたとき
には、通信端末装置の保留状態が解除され、着信状態に
ある内蔵留守番電話機が電話回線より切り離されるの
で、ブランチ電話機による外線通話が優先され、緊急時
の通話に対処できる。また、ブランチ電話機をオフフッ
クからオンフックの状態に復帰させると、回線電圧検出
回路は、回線閉結時の平均値を基準として、第2の基準
範囲を越えるレベルまで上昇するので、この変化を検出
すれば、ブランチ電話機のオンフック操作によって、フ
ァクシミリ転送も可能となる。
機、外付け電話機、内蔵留守番電話機には、通常のもの
と同様に、フック検出回路を対応させて設けているの
で、通信端末装置は、その状態を判別することによっ
て、オフフック、オンフックの状態が判別できる。請求
項2に記載の通信端末装置では、回線閉結時の平均値と
第2の基準範囲が使用され、この方法では、通信端末装
置が保留状態にあるか、内蔵留守番電話機が着信状態に
あるか、あるいはその通信端末装置に付加した電話機の
うちの1台がオフフックの状態にある条件下において、
回線電圧検出回路が検出した電圧レベルの変化が、メモ
リに記憶させた回線閉結時の平均値を基準として、第2
の基準範囲を越えた場合には、ブランチ電話機がオフフ
ックしたものと判断し、通信端末装置がファクシミリで
ある場合には、CMLリレーを開いて保留状態を解除
し、あるいは後述する切換リレーを開くなどして内蔵留
守番電話機の着信状態を解除する。この結果、上記した
条件下において、ブランチ電話機をオフフックしたとき
には、通信端末装置の保留状態が解除され、着信状態に
ある内蔵留守番電話機が電話回線より切り離されるの
で、ブランチ電話機による外線通話が優先され、緊急時
の通話に対処できる。また、ブランチ電話機をオフフッ
クからオンフックの状態に復帰させると、回線電圧検出
回路は、回線閉結時の平均値を基準として、第2の基準
範囲を越えるレベルまで上昇するので、この変化を検出
すれば、ブランチ電話機のオンフック操作によって、フ
ァクシミリ転送も可能となる。
【0014】請求項3に記載のファクシミリ装置によれ
ば、設置開始時または設置後の所定期間毎に、回線電圧
のサンプリング測定が実行されて、平均値が算出され、
算出された平均値はメモリに更新され記憶される。した
がって、このようにして回線電圧は所定期間毎に順次更
新されるが、サンプリング測定によって求めた平均値
が、所定のバラツキ許容範囲を越えたときには、求めた
平均値を無効として、再度サンプリング測定が行われる
ので、回線電圧の平均値は、常時回線電圧の安定したと
きにサンプリングされたものが記憶される。
ば、設置開始時または設置後の所定期間毎に、回線電圧
のサンプリング測定が実行されて、平均値が算出され、
算出された平均値はメモリに更新され記憶される。した
がって、このようにして回線電圧は所定期間毎に順次更
新されるが、サンプリング測定によって求めた平均値
が、所定のバラツキ許容範囲を越えたときには、求めた
平均値を無効として、再度サンプリング測定が行われる
ので、回線電圧の平均値は、常時回線電圧の安定したと
きにサンプリングされたものが記憶される。
【0015】したがって、このような方法によれば、設
置する国や地域または使用条件などによって回線電圧が
相違しても、第1,第2の基準範囲を予め通信装置の製
造時に設定しておけば回線電圧検出回路の基準判別レベ
ルそのものを手動操作により逐一設定する必要がなく、
自動的に正確に設定することができる。
置する国や地域または使用条件などによって回線電圧が
相違しても、第1,第2の基準範囲を予め通信装置の製
造時に設定しておけば回線電圧検出回路の基準判別レベ
ルそのものを手動操作により逐一設定する必要がなく、
自動的に正確に設定することができる。
【0016】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明の一実施例を
説明する。図1は、ファクシミリ装置と電話回線の接続
状態を示す直流等価回路である。ブランチ電話機3、付
属電話機4、外付け電話機5、ファクシミリ装置Fのモ
デムMは、いずれも負荷としての内部抵抗を有してお
り、電話交換機1より導出された所定の固有抵抗を有し
た電話回線2の終端に、フックスイッチFS、CMLリ
レーの接点rsを介して並列に接続されるようになって
いる。
説明する。図1は、ファクシミリ装置と電話回線の接続
状態を示す直流等価回路である。ブランチ電話機3、付
属電話機4、外付け電話機5、ファクシミリ装置Fのモ
デムMは、いずれも負荷としての内部抵抗を有してお
り、電話交換機1より導出された所定の固有抵抗を有し
た電話回線2の終端に、フックスイッチFS、CMLリ
レーの接点rsを介して並列に接続されるようになって
いる。
【0017】このため、これらの電話機3,4,5のフ
ックスイッチFSが閉じてオフフックになり、あるいは
CMLリレーの接点rsが閉じて、ファクシミリ装置F
が着信、あるいは保留の状態になると、電話回線2の終
端に生じる抵抗は、オフフックした電話機、及び保留、
着信状態になっているファクシミリ装置Fの内部抵抗を
並列に接続した合成値となるので、電話回線2に並列に
接続される電話機の台数が増大すれば、その合成値は減
少する。
ックスイッチFSが閉じてオフフックになり、あるいは
CMLリレーの接点rsが閉じて、ファクシミリ装置F
が着信、あるいは保留の状態になると、電話回線2の終
端に生じる抵抗は、オフフックした電話機、及び保留、
着信状態になっているファクシミリ装置Fの内部抵抗を
並列に接続した合成値となるので、電話回線2に並列に
接続される電話機の台数が増大すれば、その合成値は減
少する。
【0018】例えば、通常の電話回線においては、電話
交換機1からはDC48Vの直流電源が供給され、電話
回線2は片道で500Ω〜2KΩの固有抵抗を有し、ブ
ランチ電話機3、付属電話機4、外付け電話機5は、フ
ァクシミリ装置FのモデムMはいずれも300Ωの内部
抵抗を有している。なお、電話回線2の抵抗値は、電話
機3〜5の設置場所によって異なるが、同一設置場所で
はほぼ一定とみなすことができる。また、図で示されて
いないが、内蔵留守番電話機についても同様である。
交換機1からはDC48Vの直流電源が供給され、電話
回線2は片道で500Ω〜2KΩの固有抵抗を有し、ブ
ランチ電話機3、付属電話機4、外付け電話機5は、フ
ァクシミリ装置FのモデムMはいずれも300Ωの内部
抵抗を有している。なお、電話回線2の抵抗値は、電話
機3〜5の設置場所によって異なるが、同一設置場所で
はほぼ一定とみなすことができる。また、図で示されて
いないが、内蔵留守番電話機についても同様である。
【0019】このような条件においては、オフフックに
よって電話回線2に接続される電話機の台数(着信、保
留状態のファクシミリ装置を含む)が増大すると、終端
に形成される合成抵抗は小さくなる。本発明において用
いる回線電圧検出回路6は、フックスイッチFSが閉じ
られ、あるいはCMLリレーの接点rsを閉じたときに
電話回線2の終端に形成される合成抵抗の分担電圧を検
出しており、回線閉結時の平均値は、付加された電話機
3,4,5をすべてオンフックにし、ファクシミリ装置
FのCMLリレーのみを閉じてモデムMを電話回線2に
接続した状態でサンプリングした複数の値を算出して得
ており、一方の回線非閉結時の平均値は、付加された電
話機3,4,5をすべてオンフックにし、ファクシミリ
装置FのCMLリレーも開いてモデムMを電話回線2か
ら切り離した状態でサンプリングした複数の値を算出し
て得ている。
よって電話回線2に接続される電話機の台数(着信、保
留状態のファクシミリ装置を含む)が増大すると、終端
に形成される合成抵抗は小さくなる。本発明において用
いる回線電圧検出回路6は、フックスイッチFSが閉じ
られ、あるいはCMLリレーの接点rsを閉じたときに
電話回線2の終端に形成される合成抵抗の分担電圧を検
出しており、回線閉結時の平均値は、付加された電話機
3,4,5をすべてオンフックにし、ファクシミリ装置
FのCMLリレーのみを閉じてモデムMを電話回線2に
接続した状態でサンプリングした複数の値を算出して得
ており、一方の回線非閉結時の平均値は、付加された電
話機3,4,5をすべてオンフックにし、ファクシミリ
装置FのCMLリレーも開いてモデムMを電話回線2か
ら切り離した状態でサンプリングした複数の値を算出し
て得ている。
【0020】図2は、回線電圧検出回路の基本動作を示
すもので、電話回線2に接続された付属電話機4、外付
け電話機5がいずれもオンフックの状態にあり、かつフ
ァクシミリ装置Fが着信、保留状態になく、内蔵留守番
電話機(不図示)も非着信状態にある待機時には、回線
電圧検出回路6は、Voレベルの電圧(つまり48Vに
対応する電圧)を検出しているが、いずれか1台の電話
機がオフフックするか、またはファクシミリが着信ある
いは留守番電話機が着信すると、直流回路が閉結される
ため検出電圧のレベルがV1に低下し、更にもう1台の
別の電話機がオフフックするかファクシミリが着信ある
いは留守番電話機7が着信すれば、終端の合成抵抗が半
減するため、検出電圧のレベルがV2に低下する。そし
て、このような原理で変化する回線電圧は、オフフック
となる電話機の台数が増大すれば、それにともなって電
圧レベルの低下の度合も順次小さくなって行く。なお、
CIは電話交換機1から送出される呼出信号(16H
z)による電圧レベルの上昇分を示している。
すもので、電話回線2に接続された付属電話機4、外付
け電話機5がいずれもオンフックの状態にあり、かつフ
ァクシミリ装置Fが着信、保留状態になく、内蔵留守番
電話機(不図示)も非着信状態にある待機時には、回線
電圧検出回路6は、Voレベルの電圧(つまり48Vに
対応する電圧)を検出しているが、いずれか1台の電話
機がオフフックするか、またはファクシミリが着信ある
いは留守番電話機が着信すると、直流回路が閉結される
ため検出電圧のレベルがV1に低下し、更にもう1台の
別の電話機がオフフックするかファクシミリが着信ある
いは留守番電話機7が着信すれば、終端の合成抵抗が半
減するため、検出電圧のレベルがV2に低下する。そし
て、このような原理で変化する回線電圧は、オフフック
となる電話機の台数が増大すれば、それにともなって電
圧レベルの低下の度合も順次小さくなって行く。なお、
CIは電話交換機1から送出される呼出信号(16H
z)による電圧レベルの上昇分を示している。
【0021】本発明における第1の基準範囲αは、回線
電圧が待機時のレベルVoから回線閉結時のV1レベル
に低下した変化を判別するため、第2の基準範囲βは、
回線閉結時のV1レベルから更に1台の電話機等がオフ
フックになったV2レベルに低下した変化を判別するた
めに、予め実験データによって設定され、製造段階でメ
モリに格納されている。
電圧が待機時のレベルVoから回線閉結時のV1レベル
に低下した変化を判別するため、第2の基準範囲βは、
回線閉結時のV1レベルから更に1台の電話機等がオフ
フックになったV2レベルに低下した変化を判別するた
めに、予め実験データによって設定され、製造段階でメ
モリに格納されている。
【0022】図3は本発明の一実施例であるファクシミ
リ装置Fの内部構成の一例を示す図である。このファク
シミリ装置Fは、同一の電話回線2にブランチ電話機3
を並列に接続し、さらにファクシミリ装置Fの本体内に
おいて、内蔵した付属電話機4と、電話端子に接続した
外付け電話機5をH,Lリレーを介して電話回線2に並
列に接続している。なお、図示はされていないが、外付
け電話機5に代えて内蔵留守番電話機を接続したり、あ
るいは内蔵留守番電話機を新に加えてもよい。
リ装置Fの内部構成の一例を示す図である。このファク
シミリ装置Fは、同一の電話回線2にブランチ電話機3
を並列に接続し、さらにファクシミリ装置Fの本体内に
おいて、内蔵した付属電話機4と、電話端子に接続した
外付け電話機5をH,Lリレーを介して電話回線2に並
列に接続している。なお、図示はされていないが、外付
け電話機5に代えて内蔵留守番電話機を接続したり、あ
るいは内蔵留守番電話機を新に加えてもよい。
【0023】ファクシミリ装置Fの本体内には、更に、
回線電圧検出回路6が電話回線2に並列に接続されてお
り、電話回線2にはCMLリレーの接点rsを介して極
性反転回路7が接続されており、更に外線からの呼出信
号(16HZ)を検出する呼出信号検出回路10を接続
している。一方の付属電話機4、外付け電話機5は、C
PU11によって切換制御される切換接点a,bを有し
た制御切換リレーであるHリレー,Lリレーを介して、
電話回線側と、内線回路側に切換接続されるようになっ
ており、内線回路側には、切換接点a,bを有した内線
切換リレーT1,T2によって、内線電源供給回路8
と、内線通話のための呼出音を出力する疑似ベル発生回
路9とを切換接続するようになっており、更に付属電話
機4と外付け電話機5の各々には送受話器のオフフッ
ク、オンフックを検出するためのフック検出回路OH
1,OH2を接続している。
回線電圧検出回路6が電話回線2に並列に接続されてお
り、電話回線2にはCMLリレーの接点rsを介して極
性反転回路7が接続されており、更に外線からの呼出信
号(16HZ)を検出する呼出信号検出回路10を接続
している。一方の付属電話機4、外付け電話機5は、C
PU11によって切換制御される切換接点a,bを有し
た制御切換リレーであるHリレー,Lリレーを介して、
電話回線側と、内線回路側に切換接続されるようになっ
ており、内線回路側には、切換接点a,bを有した内線
切換リレーT1,T2によって、内線電源供給回路8
と、内線通話のための呼出音を出力する疑似ベル発生回
路9とを切換接続するようになっており、更に付属電話
機4と外付け電話機5の各々には送受話器のオフフッ
ク、オンフックを検出するためのフック検出回路OH
1,OH2を接続している。
【0024】ここに、フック検出回路OH1,OH2の
それぞれはホトカプラを有しており、ファクシミリ装置
Fが待機状態にあり、H,Lリレーによって、各々の電
話機4,5を電話回線2に接続しているときに、各々の
電話機4,5の送受話器が取り外されて、それぞれのフ
ックスイッチFS,FSが閉じられ、オフフックとなる
と、電話回線2からホトカプラに流れ込むループ電流に
よってオフフックを検出し、送受話器が置かれ、フック
スイッチFS,FSが開かれ、オンフックとなるとルー
プ電流の流れ込みがなくなることによって、オンフック
を検出しており、その検出信号はCPU11に入力さ
れ、ここで判断されている。Meは上記した回線閉結
時、非閉結時においてサンプリングした平均値と、第
1,第2の基準範囲α,βを記憶したメモリである。
それぞれはホトカプラを有しており、ファクシミリ装置
Fが待機状態にあり、H,Lリレーによって、各々の電
話機4,5を電話回線2に接続しているときに、各々の
電話機4,5の送受話器が取り外されて、それぞれのフ
ックスイッチFS,FSが閉じられ、オフフックとなる
と、電話回線2からホトカプラに流れ込むループ電流に
よってオフフックを検出し、送受話器が置かれ、フック
スイッチFS,FSが開かれ、オンフックとなるとルー
プ電流の流れ込みがなくなることによって、オンフック
を検出しており、その検出信号はCPU11に入力さ
れ、ここで判断されている。Meは上記した回線閉結
時、非閉結時においてサンプリングした平均値と、第
1,第2の基準範囲α,βを記憶したメモリである。
【0025】また、CPU11は、外線からの呼出に対
しては、呼出信号検出回路10が16Hzの呼出信号C
I(図2参照)を検出すると、CMLリレーの接点rs
を閉じてモデムMを電話回線2に接続し、ファクシミリ
装置Fが着信した後、保留状態にあるときには、このC
MLリレーの接点rsを閉じた状態に保持する。また、
留守番モードに設定すれば、内蔵留守番電話機の自動着
信機能によって自動着信が可能である。なお、C1はコ
ンデンサで、C1はCMLリレーの接点rsに並列に接
続されており、CMLリレーの接点rsが開いていて
も、交流信号に対してはモデムMを電話回線2に接続し
ている。
しては、呼出信号検出回路10が16Hzの呼出信号C
I(図2参照)を検出すると、CMLリレーの接点rs
を閉じてモデムMを電話回線2に接続し、ファクシミリ
装置Fが着信した後、保留状態にあるときには、このC
MLリレーの接点rsを閉じた状態に保持する。また、
留守番モードに設定すれば、内蔵留守番電話機の自動着
信機能によって自動着信が可能である。なお、C1はコ
ンデンサで、C1はCMLリレーの接点rsに並列に接
続されており、CMLリレーの接点rsが開いていて
も、交流信号に対してはモデムMを電話回線2に接続し
ている。
【0026】付属電話機4と外付け電話機5とは内線通
話が行える。このため、どちらか一方、例えば電話機4
をオフフックにし、テンキーを操作するなどして、相手
側の内線番号を指定すると、CPU11はLリレーの接
点aを閉じ、更に内線切換リレーT2の接点aを閉じ
て、疑似ベル発生回路9を作動させて、相手側の電話機
5を呼び出す。これに対して、呼出を受けた相手側の電
話機5がオフフックすると、CPU11はLリレーの接
点a閉じを保持し、内線切換リレーT2の接点bを閉じ
て、内線電源供給回路8を接続して通話を可能にする。
このとき、Hリレーは接点aが閉じ、内線切換リレーT
1は接点bが閉じられる。
話が行える。このため、どちらか一方、例えば電話機4
をオフフックにし、テンキーを操作するなどして、相手
側の内線番号を指定すると、CPU11はLリレーの接
点aを閉じ、更に内線切換リレーT2の接点aを閉じ
て、疑似ベル発生回路9を作動させて、相手側の電話機
5を呼び出す。これに対して、呼出を受けた相手側の電
話機5がオフフックすると、CPU11はLリレーの接
点a閉じを保持し、内線切換リレーT2の接点bを閉じ
て、内線電源供給回路8を接続して通話を可能にする。
このとき、Hリレーは接点aが閉じ、内線切換リレーT
1は接点bが閉じられる。
【0027】図4のステップ100〜112は、電話回
線の回線電圧をサンプリングしてから平均値を算出し、
必要に応じて予め設定した第1の基準範囲αに補正を加
えたものをメモリMeに格納し、設定する際の動作手順
を示したフローチャートである。ステップ100〜10
4では、CMLリレーを開いた非閉結時において回線電
圧を2秒間サンプリングし、平均値を算出してメモリに
格納しており、ステップ105〜108では、CMLリ
レーを閉じ非閉結時の回線電圧をサンプリングしてから
平均値を算出し、最後にメモリMeに記憶させた第1の
基準範囲αの値が適正かどうかを判別している。ステッ
プ107,108では、第1の基準範囲αが、サンプリ
ングして得た非閉結時の回線電圧の平均値と、閉結時の
回線電圧の平均値の差よりも大きくなったときには、サ
ンプリングして得た非閉結時の平均値と、閉結時の平均
値との差を適正な第1の基準範囲αとしてメモリに設定
し直している。なお、ステップ103では、回線電圧検
出回路6によって検出された電圧レベルが回線抜けレベ
ルになっていないかどうかを判断しており、これによっ
てファクシミリ装置と電話回線との接続が外れていない
かどうかを判別している。この判別の結果、回線抜けレ
ベルまで低下しているときには、必要に応じて回線抜け
の警告表示を行う。また、一度回線抜けと判別されたと
きには、ファクシミリ装置が電話回線に接続された後
に、非閉結時における回線電圧をサンプリングし、新た
な平均値を算出している(ステップ110,111)。
線の回線電圧をサンプリングしてから平均値を算出し、
必要に応じて予め設定した第1の基準範囲αに補正を加
えたものをメモリMeに格納し、設定する際の動作手順
を示したフローチャートである。ステップ100〜10
4では、CMLリレーを開いた非閉結時において回線電
圧を2秒間サンプリングし、平均値を算出してメモリに
格納しており、ステップ105〜108では、CMLリ
レーを閉じ非閉結時の回線電圧をサンプリングしてから
平均値を算出し、最後にメモリMeに記憶させた第1の
基準範囲αの値が適正かどうかを判別している。ステッ
プ107,108では、第1の基準範囲αが、サンプリ
ングして得た非閉結時の回線電圧の平均値と、閉結時の
回線電圧の平均値の差よりも大きくなったときには、サ
ンプリングして得た非閉結時の平均値と、閉結時の平均
値との差を適正な第1の基準範囲αとしてメモリに設定
し直している。なお、ステップ103では、回線電圧検
出回路6によって検出された電圧レベルが回線抜けレベ
ルになっていないかどうかを判断しており、これによっ
てファクシミリ装置と電話回線との接続が外れていない
かどうかを判別している。この判別の結果、回線抜けレ
ベルまで低下しているときには、必要に応じて回線抜け
の警告表示を行う。また、一度回線抜けと判別されたと
きには、ファクシミリ装置が電話回線に接続された後
に、非閉結時における回線電圧をサンプリングし、新た
な平均値を算出している(ステップ110,111)。
【0028】なお、電話回線の閉結後は、回線電圧が不
安定なため15秒間の遅れをとってから、3秒間のサン
プリングを行っており、回線閉結時の基準電圧として
は、平均値をそのまま採用せずに、波高値を採用してい
る。図4の例では、非閉結時、閉結時における回線電圧
をサンプリングし、その平均値をメモリMeに設定し、
第1の基準範囲αを設定する手順について説明したが、
第2の基準範囲βを設定する場合も同様にして行われ
る。
安定なため15秒間の遅れをとってから、3秒間のサン
プリングを行っており、回線閉結時の基準電圧として
は、平均値をそのまま採用せずに、波高値を採用してい
る。図4の例では、非閉結時、閉結時における回線電圧
をサンプリングし、その平均値をメモリMeに設定し、
第1の基準範囲αを設定する手順について説明したが、
第2の基準範囲βを設定する場合も同様にして行われ
る。
【0029】図5のステップ200〜209は、メモリ
Meに記憶される回線電圧の平均値が所定期間毎にサン
プリングされ、更新される手順を示している。サンプリ
ングにより算出して得た平均値は、そのサンプリングの
度にバラツキ許容範囲を越えているかどうかが判別され
(ステップ206)、求められた平均値がバラツキ許容
範囲内である場合には、算出した平均値は適正な値とし
て更新され、バラツキ許容範囲を越えている場合には、
バラツキが許容範囲になるまでサンプリングされ、バラ
ツキ許容範囲を越えない新しい平均値に更新される。こ
のようなサンプリング更新は、日単位、週単位、月単位
などの他、ファクシミリ装置を設置し、電源を投入して
使用を開始する時に行うことができるが、発呼時に行う
ことが望ましい。所定期間が経過する毎に電話回線電圧
のサンプリング測定を実行し、液晶表示部などに「しば
らくお待ち下さい」といった操作停止を指示する表示を
行えばよい(ステップ201)。このような方法によれ
ば、電話回線の非閉結時、閉結時における基準電圧とな
る平均値は、所定の期間が経過すれば、最新の値に更新
されるので、回線電圧レベルに変動を生じた場合にも対
処できる。なお、平均値としては、回線の非閉結、閉結
時の双方が含まれることはいうまでもない。
Meに記憶される回線電圧の平均値が所定期間毎にサン
プリングされ、更新される手順を示している。サンプリ
ングにより算出して得た平均値は、そのサンプリングの
度にバラツキ許容範囲を越えているかどうかが判別され
(ステップ206)、求められた平均値がバラツキ許容
範囲内である場合には、算出した平均値は適正な値とし
て更新され、バラツキ許容範囲を越えている場合には、
バラツキが許容範囲になるまでサンプリングされ、バラ
ツキ許容範囲を越えない新しい平均値に更新される。こ
のようなサンプリング更新は、日単位、週単位、月単位
などの他、ファクシミリ装置を設置し、電源を投入して
使用を開始する時に行うことができるが、発呼時に行う
ことが望ましい。所定期間が経過する毎に電話回線電圧
のサンプリング測定を実行し、液晶表示部などに「しば
らくお待ち下さい」といった操作停止を指示する表示を
行えばよい(ステップ201)。このような方法によれ
ば、電話回線の非閉結時、閉結時における基準電圧とな
る平均値は、所定の期間が経過すれば、最新の値に更新
されるので、回線電圧レベルに変動を生じた場合にも対
処できる。なお、平均値としては、回線の非閉結、閉結
時の双方が含まれることはいうまでもない。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明の通信端末
装置によれば、国や地域、使用状態によって回線電圧が
異なっても、回線電圧の基準判別レベルを回線電圧に応
じて手動で設定する必要がなく、ブランチ電話機、付属
電話機、外付け電話機のオフフックが検出できる。ま
た、内蔵電話機の着信や、保留状態も同様にして検出で
きる。
装置によれば、国や地域、使用状態によって回線電圧が
異なっても、回線電圧の基準判別レベルを回線電圧に応
じて手動で設定する必要がなく、ブランチ電話機、付属
電話機、外付け電話機のオフフックが検出できる。ま
た、内蔵電話機の着信や、保留状態も同様にして検出で
きる。
【0031】請求項2に記載された本発明の通信端末装
置によれば、保留、着信状態又は留守番電話機の着信状
態において、ブランチ電話機がオフフックされたことを
判別した場合には、保留状態を解除し、あるいは留守番
電話機を電話回線より切り離して解除するので、ブラン
チ電話機での緊急を要する発呼、通話を優先させること
ができる。
置によれば、保留、着信状態又は留守番電話機の着信状
態において、ブランチ電話機がオフフックされたことを
判別した場合には、保留状態を解除し、あるいは留守番
電話機を電話回線より切り離して解除するので、ブラン
チ電話機での緊急を要する発呼、通話を優先させること
ができる。
【0032】請求項3に記載された本発明の通信端末装
置によれば、回線電圧検出回路の判別基準となるサンプ
リング計測によって得た平均値を、所定期間毎に所定の
バラツキの範囲内で自動更新して設定できるようにして
いるので、変動しやすい回線電圧に対しても、その時の
電話回線の状況に応じて正確な判別が出来る。
置によれば、回線電圧検出回路の判別基準となるサンプ
リング計測によって得た平均値を、所定期間毎に所定の
バラツキの範囲内で自動更新して設定できるようにして
いるので、変動しやすい回線電圧に対しても、その時の
電話回線の状況に応じて正確な判別が出来る。
【図1】通信端末装置としてファクシミリ装置を示した
直流等価回路の説明図である。
直流等価回路の説明図である。
【図2】回線電圧検出回路の動作特性図である。
【図3】本発明の一実施例であるファクシミリ装置の要
部構成の一例を示すブロック図である。
部構成の一例を示すブロック図である。
【図4】電話回線の非閉結時、閉結時においてサンプリ
ング測定された回線電圧の平均値の算出手順を示したフ
ローチャートである。
ング測定された回線電圧の平均値の算出手順を示したフ
ローチャートである。
【図5】サンプリング測定された回線電圧の平均値の更
新手順を示したフローチャートである。
新手順を示したフローチャートである。
F・・・ファクシミリ装置 M・・・モデム Me・・・メモリ rs・・・CMLリレーの接点 1・・・電話交換機 2・・・電話回線 3・・・ブランチ電話機 4・・・付属電話機 5・・・外付け電話機 6・・・回線電圧検出回路 11・・・CPU
Claims (3)
- 【請求項1】非閉結、閉結時における電話回線の回線電
圧を計測して、これらの平均値をメモリに記憶し、電話
回線に並列に接続された回線電圧検出回路が上記閉結、
非閉結時の各々の平均値より、予め設定した第1の基準
範囲、第2の基準範囲を越えた電圧レベルの変化を検出
したときに、ブランチ電話機のオフフックを判別するよ
うにした通信端末装置。 - 【請求項2】請求項1において、上記通信端末装置が保
留状態あるいは内蔵留守番電話機が着信状態にあるとき
に、上記回線電圧検出回路が、予め設定した上記第2の
基準範囲を越えた電圧レベルの変化を検出し、ブランチ
電話機のオフフックを判別したときには、上記保留、内
蔵留守番電話機の着信状態を解除するようにした通信端
末装置。 - 【請求項3】所定の期間毎に所定の時間だけサンプリン
グして得た回線電圧の平均値をメモリに記憶させて更新
する機能を備え、サンプリングして得た回線電圧の平均
値が予め定めたバラツキ許容範囲を越えたときには、そ
の平均値を無効にして、再度サンプリング計測を行うこ
とによって、上記平均値がバラツキ許容範囲になるよう
に自動的に更新設定することを特徴とした通信端末装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051212A JPH08251279A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7051212A JPH08251279A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 通信端末装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251279A true JPH08251279A (ja) | 1996-09-27 |
Family
ID=12880618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7051212A Pending JPH08251279A (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 通信端末装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08251279A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008072554A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Ricoh Co Ltd | 通信装置 |
US7489776B2 (en) | 2003-08-07 | 2009-02-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Facsimile apparatus |
JP2010109460A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Canon Inc | ファクシミリ装置 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP7051212A patent/JPH08251279A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7489776B2 (en) | 2003-08-07 | 2009-02-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Facsimile apparatus |
JP2008072554A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-03-27 | Ricoh Co Ltd | 通信装置 |
JP2010109460A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Canon Inc | ファクシミリ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981222 |