JP3636889B2 - ダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイヤルイン着信サービスにおいては、電話に着信させるべきかファクシミリに着信させるべきかを表す内線指定信号(プッシュトーン信号)がダイヤルの後に交換機から送られて来る。
そこで、ダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置は、発呼があると一次応答として回線を一旦直流閉結し、内線指定信号を受信するように構成されている。内線指定信号がファクシミリを表している場合には、ダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置はそのままファクシミリに着信させる。
反対に、電話に対して発呼があった場合には、ダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置は二次応答として回線直流閉結を開放し、擬似リンガーを発生させて外付けの若しくは内蔵の電話機を鳴動させる。
【0003】
従来のダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置においては、図2に示したように、回線切り替えを制御するリレー1と回線直流閉結電流制御用トランジスタ2との間にはフォトカプラー3が接続してあり、交換機側で行う極性反転を検出するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置においては、二次応答として回線直流閉結を開放した後に発呼側が呼出しを放棄した場合には、呼出し放棄に応じて交換機側が極性反転信号を回線に出力しても、回線直流閉結が開放されているのでフォトカプラー3は最早極性反転信号を検出することはできない。その結果、発呼側が呼出しを途中で放棄しているにも拘わらず、タイマー設定時間(例えば、約90秒)が経過するまでは擬似リンガー発生部はファクシミリ装置の外付け若しくは内蔵の電話機に擬似リンガーが送り続けるので、その間電話機が不必要に鳴動し、無駄な呼出が行われていた。
【0005】
本発明の目的は、二次応答としての回線直流閉結開放後に極性反転を検出できるようにすることにより、発呼側呼出し途中放棄時に外付け若しくは内蔵電話機の無駄な呼出を回避することの可能なダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ファクシミリ通信用のライントランスと、外付けの若しくは内蔵の電話機と、通信回線を前記ライントランスおよび電話機のいづれかに接続するためのリレーと、前記リレーが通信回線をライントランスに接続している時にライントランスに流れる回線直流閉結電流を制御するトランジスタと、極性反転を検出する極性反転検出手段と、前記リレーおよびトランジスタを制御する制御部、とを備えたダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置において、前記トランジスタに並列に抵抗値の高い抵抗を接続し、前記リレーが通信回線をライントランスに接続している時に交換機が回線直流閉結開放状態とみなす程度の微弱電流を回線に流すようにしたことを特徴とするものである。
【0007】
好ましくは、極性反転検出手段は、微弱電流の極性反転を検出可能で、極性反転を双方向に検出するべく配置された一対のフォトカプラーからなる。
【0008】
このように、抵抗値の高い抵抗をトランジスタに並列に接続したので、二次応答の回線直流閉結開放時には、回線には、交換機が回線直流閉結開放状態とみなす程度の微弱電流が流れる。この微弱電流をフォトカプラーによって監視することにより、二次応答後に交換機側が行った極性反転を検出することができる。
発呼側の呼出し途中放棄に応じて交換機が極性反転信号を回線に出力すると、制御部はフォトカプラーの出力に基づいて極性反転を検出し、電話機の鳴動を停止させる。このようにして、発呼側の呼出し途中放棄を検出し、外付け若しくは内蔵電話機の無駄な呼出を回避することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明のダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置(ネットワーク制御ユニット。NCU)を図1に示す。
図1を参照するに、従来のダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置と同様に、このファクシミリ装置は、モジュラージャックのような回線接続端子10、内蔵電話機12、外付け接続端子14に接続された外付け電話機16、ファクシミリ通信用のライントランス18、回線をライントランス18側(初期位置メイクM)か電話機16、12側(ブレークB)かに切り替えるための回線切り替えリレー20、ライントランス18に流れる回線直流閉結電流を開閉制御すると共にダイヤルパルスを発生するトランジスタ22、制御部24、擬似リンガー発生部26、および、電話機を擬似リンガー発生部26側(初期位置メイクM)か回線側(ブレークB)かに切り替えるためのリレー28を備えている。図示しないが、ライントランス18の二次側は従来同様にモデムに接続されており、ファクシミリ通信をするようになっている。
【0010】
本発明に従い、トランジスタ22に並列に抵抗30が接続してある。抵抗30の抵抗値は、トランジスタ22の非導通時に、交換機が回線直流閉結開放状態とみなす程度の微弱電流が回線に流れるように充分大きく設定する。
【0011】
更に、回線L1−L2間には、例えばトランジスタ22と回線切り替えリレー20との間において、極性反転検出部32が配置してある。図示した実施例では、この極性反転検出部32は並列に接続された一対の高感度フォトカプラー34からなり、極性反転を双方向に検出できるようになっている。フォトカプラー34の出力信号36は制御部26に送られる。
【0012】
次に、この回線制御装置の動作を説明する。
ダイヤルイン着信時には、制御部26はトランジスタ22をオンにすることにより回線を一旦直流閉結し、内線指定信号(プッシュトーン信号)を受信させる。内線指定信号が“電話”を表している場合には、内線指定信号受信完了信号を送出した後、制御部26はトランジスタ22をオフにすることにより回線直流閉結を開放し、リレー28を切り替えて擬似リンガー発生部26を電話機16、12に接続した上で擬似リンガー発生部26を起動して電話機16、12を鳴動させ、呼出を行う。
【0013】
呼出し中には、トランジスタ22をオフにすることにより回線直流閉結は開放されているが、トランジスタ22に並列に抵抗30が接続してあるので、回線L1−L2間には微弱な電流が流れる。前述したように抵抗30の抵抗値は回線間に流れる電流が充分微弱になるように大きく設定してあるので、交換機は回線直流閉結開放状態であると認識し続ける。
【0014】
呼出しの途中で発呼側が呼出を放棄すると、これに応じて交換機は極性反転信号を回線に送出し、終話又は呼出放棄を通知する。抵抗30があるので、この極性反転信号は微弱電流の形で送出されるが、極性反転検出部32の高感度フォトカプラー34は微弱電流の極性反転を検出し、信号を制御部26に出力する。制御部26はこれに応じて擬似リンガー発生部26の作動を停止させる。
【0015】
このようにして、回線直流閉結開放後に発呼側で呼出しを途中放棄した場合には、外付け若しくは内蔵電話機の鳴動は停止され、無駄な呼出が回避される。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、回線直流閉結開放後に発呼側で呼出しを途中放棄した場合に無駄な呼出を控えることが可能となり、電話機の無駄な鳴動が防止され、ダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置のブロック図である。
【図2】従来のダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
12: ファクシミリ装置の内蔵電話機
16: ファクシミリ装置の外付け電話機
18: ライントランス
20: 回線切り替えリレー
22: 回線直流閉結電流制御用トランジスタ
24: 制御部
30: 抵抗
32: 極性反転検出手段
34: フォトカプラー
Claims (3)
- ファクシミリ通信用のライントランスと、外付けの若しくは内蔵の電話機と、通信回線を前記ライントランスおよび電話機のいづれかに接続するためのリレーと、前記リレーが通信回線をライントランスに接続している時にライントランスに流れる回線直流閉結電流を制御するトランジスタと、極性反転を検出する極性反転検出手段と、前記リレーおよびトランジスタを制御する制御部、とを備えたダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置において、前記トランジスタに並列に抵抗値の高い抵抗を接続し、前記リレーが通信回線をライントランスに接続している時に交換機が回線直流閉結開放状態とみなす程度の微弱電流を回線に流すようにしたことを特徴とするダイヤルイン着信機能付きファクシミリ装置の回線制御装置。
- 前記極性反転検出手段は前記微弱電流の極性反転を双方向に検出可能であることを特徴とする請求項1に基づく回線制御装置。
- 前記極性反転検出手段は極性反転を双方向に検出するべく配置された一対のフォトカプラーからなる請求項2に基づく回線制御装置。
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- 1998-05-21 JP JP13958198A patent/JP3636889B2/ja not_active Expired - Fee Related
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