JP4191141B2 - コロイドシリカを基材とし陽イオン経路で硬化し得る、防ミスト及び/又は防汚硬質被膜用のシリコーン組成物 - Google Patents

コロイドシリカを基材とし陽イオン経路で硬化し得る、防ミスト及び/又は防汚硬質被膜用のシリコーン組成物 Download PDF

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Description

本発明の分野は、陽イオン経路で架橋して硬質の耐引掻性被膜を与えることができる組成物の分野である。より好ましくは、本発明は、陽イオン経路で架橋して防汚及び/又は防ミスト特性をさらに示す硬質被膜を与えることができる組成物に関する。
ポリカーボネートのような熱可塑性プラスチックは、ガラスの代用品として多数の用途に優れた役割を果たしてきた。例えば、自動車分野の場合には、車両のヘッドランプユニット及びテールライト用のレンズの製造のために使用されている。また、眼鏡業界の分野の場合には、眼鏡レンズの製造のために使用されている。これらの熱可塑性プラスチックの大きな利点は、ガラスよりも軽く、そして壊れにくいことである。
しかしながら、これらの材料は、大きな不利益も示す。即ち、ガラスと比較してそれらの硬度が低いことである。それ故に、これらの材料は、通常の使用状況でさえも、より容易に引掻き及び有害な変化にさらされる。
従って、引掻き及び有害な変化というこれらの問題を制限するための解決法を見出す必要がある。
使用される解決法の一つは、熱可塑性プラスチックの表面で、該熱可塑性プラスチックの性能を改善させることを目的とした透明な積層の形の硬質被膜を生じさせることからなる。従来技術の多数の文献には、このタイプの被膜を形成させることを目的とした組成物が開示されている。熱経路で架橋され得るエポキシアルコキシシランを主体とする組成物が米国特許第4211823号に開示されている。これらの組成物は、硬質ポリシロキサン被膜を得るのを可能にする。
これらの組成物の重大な欠点は、架橋に必要な時間である。
特許文献WO−A−94/10230号は、過度に長い架橋時間を避けるための改良法を提供している。この改良は、架橋を活性化させるための手段として紫外線照射を使用することからなる。しかしながら、これらの組成物の欠点は、熱経路によって架橋する被膜よりも乏しい耐摩耗性を有することである。
この不利益を克服するために、国際特許出願WO−A−02/00561号は、特にグリシジルをベースとするエポキシ単量体を陽イオン経路によって架橋させ、そしてまず光重合、次いで熱架橋性触媒の存在下での熱後架橋によって得られた被膜の製造方法を特許請求している。
米国特許第6210790号は、エポキシ又はプロペニルエーテル基によって変性され、そして陽イオン経路で架橋して硬質被膜を与えることができる組成物に導入されるコロイドシリカを特許請求している。このコロイドシリカは、水中でアルコキシシランとグラフトされる。アルコキシシランによって官能化されたシリカのほかに、この組成物は、多官能性単量体と、特に、エポキシ単位を有するシロキサン単量体と、オニウム塩型の陽イオン開始剤とを含む。
この特許文献に記載された技術の一つの欠点は、第1に、アルコキシシランによるコロイドシリカの予備的な官能化を伴うこと、及び、第2に、架橋を実施する前にシリカの官能化用の溶媒を除去する必要があることである。
さらに、対象とする技術分野における産業界は、防ミスト及び/防汚特性をも有する硬質被膜を求め続けている。
いくつかの先行技術文献には、既に説明した防ミスト又は防汚特性を得るのを可能にする手段が開示されている。
具体例としては、特に、特許文献WO−A−02/12404が挙げられる。この特許文献には、硬質被膜に蒸着されたペルフルオルポリエーテルの層によって防汚特性を示す工学装置用の、アクリレートによって官能化されるコロイドシリカを主体とする硬質被膜が開示されている。
特許文献仏国特許第2749587号には、放射線によって架橋して防ミスト特性を示す硬質被膜を与えることができる組成物が開示されている。この組成物は、コロイドシリカと、少なくとも2個の不飽和及び少なくとも1個の2価のオキシアルキレン基を含むオレフィンと、オレフィン官能基を含むトリアルコキシシランとを含む。
特許文献仏国特許第2749587号に開示された組成物から得られた防ミスト被膜は、大気酸素による抑制に敏感であるという重要な欠点を有する。
しかしながら、先行技術のいかなる組成物も、防ミスト特性と防汚特性とを合わせて示す硬質被膜を提供することはできない。これは、防ミスト特性と防汚特性の機構が一般に相容れない結果になるためである。
米国特許第4211823号明細書 国際公開第94/10230号パンフレット 国際公開第02/00561号パンフレット 米国特許第6210790号明細書 国際公開第02/12404号パンフレット 仏国特許第2749587号明細書
この状況において、本発明の第1の目的は、陽イオン経路によって硬化して硬質被膜を与えることができる新規な組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、防ミスト特性及び/又は防汚特性を示す硬質被膜を形成することができる組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、永続的な防ミスト特性及び/又は防汚特性を有する被膜を形成することができる組成物を提供することである。
これらの目的は、とりわけ、官能化されていないシリカのコロイド粒子を含む、陽イオン経路によって架橋して硬質被膜を与えることができる組成物において、
・少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体であって、
・次式(I)の少なくとも一つの単位:
1(R0aSiO(3-a)/2 (I)
(式中、
a=0、1又は2であり、
0はa>1のときには同一又は異なるものであり、そしてアルキル、シクロアルキル、アリール、ビニル、水素又はアルコキシ基、好ましくは低級C1〜C6アルキルを表し、
1は、式(I)の単位の数が1以上であるときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個のエポキシ及び/又はアルケニルエーテル及び/又はエキセタン及び/又はジオキソラン及び/又はカーボネート反応性官能基を含む有機置換基であり、ここで、Z1は、好ましくは、少なくとも1個のエポキシ及び/又はジオキソラン反応性官能基を含む有機置換基であるものとする。)
及び
・1分子当たり少なくとも2に等しい珪素原子の総数
を含むものと、
・有効量の少なくとも1種の陽イオン開始剤と、
・随意として少なくとも1種の有機溶媒と
をさらに含むことを特徴とする組成物に関する本発明によって達成される。
用語「硬質被膜」とは、少なくともHに等しい鉛筆硬度を有する被膜を意味するものとする。
有利には、この組成物は、防ミスト化合物として、次式(II)の少なくとも一つの単位:
2(R0aSiO(3-a)/2 (II)
(式中、
a=0、1又は2であり、
0は上に定義されるようなものであり、
2は、式(II)の単位の数が1以上であるときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個のオキシアルキル又はポリオキシアルキル官能基((CH2mO)x又は(CH2−CH(CH3)−O)y又は共重合体を含む有機置換基である。)
を含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体をさらに含み、ここで、該単量体、オリゴマー及び/又は重合体は、500mPa.s以下、好ましくは300mPa.s以下の粘度を示すものとする。
効果的な化合物は、例示としては、シリコーン−ポリエーテルブロック共重合体と商品名Rhodorsil(商標)Oil 10646の下に販売されている遊離ポリエーテルとの混合物であることができる。
また、効果的な有機化合物は、商品名Rapicure(商標)DPE2(カタログ番号765−12−8)、DVE3(カタログ番号114188−95−3)又はDPE3(114266−85−2)の下に販売されているビニルエーテルであることもできる。
これは、このものが陽イオン重合に関与し、しかもネットワークに取り込まれ、この処理を非常に効果的にするからである。
その他の防ミスト化合物は、例えば、スルホ琥珀酸ナトリウムであることができる。
また、防ミスト化合物は、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、アルカリ金属の硫酸塩、スルホン酸塩若しくはカルボン酸塩、ポリオール、アミン塩又は第四アミンのような、親水性基を含む任意の界面活性剤であることもできる。
さらに有利には、本発明に従う組成物は、防汚化合物として、少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体であって次式(III)の少なくとも一つの単位:
3(R0aSiO(3-a)/2 (III)
(式中、
a=0、1又は2であり、
0は同一又は異なるものであり、そしてアルキル、シクロアルキル、アリール、ビニル、水素又はアルコキシ基、好ましくは低級C1〜C6アルキルを表し、
3は、式(III)の単位の数が1以上であるときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個の(Cn2n-1)−(R0a基(ここでn<20である)を含む有機置換基である。)
を含むもの及び/又は次式(IV)の少なくとも1種のペルフルオルポリエーテル化合物:
Y−(Ca2aO)b−Ca2a−Y (IV)
(式中、
・Yは重合性基又は弗素原子又は水素原子であり、
・aは1〜7であり、
・bは、該ペルフルオルポリエーテル化合物が500〜20000の平均分子量を有するように、1〜300である。)
を含む。
最も効果的な有機化合物は、
・エポキシド又はビニルエーテル官能基を含むペル弗素化化合物、例えば、グリシジルオクタフルオルペンチルエーテル、グリシジルテトラフルオルエチルエーテル、グリシジルテトラフルオルプロピルエーテル、グリシジルヘキサデカフルオルノニルエーテル、グリシジルドデカフルオルヘプチルエーテル、ヘプタデカフルオルノニルオキシラン、ヘプタフルオルブチルオキシラン、ヘキサデカフルオルノニルエーテル、ヘキサデカフルオル−8−(トリフルオルメチル)ノニルオキシラン、ドデカフルオル−6−(トリフルオルメチル)ヘプチルオキシラン、オクタフルオルペンタノール、ヘプタデカフルオルノナノール、ヘプタデカフルオルデカノールなど、
・C817オキシランのような旭硝子の製品
である。
従って、ペルフルオルポリエーテル化合物は、
Figure 0004191141
よりなる群から選択できる。
第1の具体例によれば、陽イオン開始剤は、式(V):
[(R1n−A−(R2m+ (V)
(式中、
・Aは、例えばI、S、Se、P又はNのような第15族〜17族元素を表し、
・R1は、C6〜C20炭素環式又は複素環式アリール基を表し、ここで、該複素環式基はヘテロ原子として窒素又は硫黄を含むことができるものとし、
・R2は、R1又は線状若しくは分岐C1〜C30アルキル若しくはアルケニル基を表し、ここで、該R1及びR2基は、C1〜C25アルコキシ、C1〜C25アルキル、ニトロ、クロル、ブロム、シアノ、カルボキシル、エステル又はメルカプト基で置換されていてよく、
・nは1〜v+1の範囲の整数であり、ここで、vは元素Aの原子価であり、
・mは0〜v−1の範囲の整数であり、n+m=v+1である。)
のオニウムイオンから選択される陽イオン部分を有するものから選択できる。
好ましくは、開始剤の陰イオン部分は、次式(VI):
[BXab- (VI)
(式中、
・a及びbは、aについては0〜3、そしてbについては1〜4の範囲の整数であり、ここで、a+b=4であり、
Xの記号は、
・a=0〜3のハロゲン原子(塩素、弗素)、
・a=0〜2のOH官能基
を表し、
Rの記号は、同一又は異なるものであり、そして
・陽イオン部分が第15〜17族元素のオニウムである場合には、例えば、OCF3、CF3、NO2若しくはCNのような少なくとも1個の電子吸引基及び/又は少なくとも2個のハロゲン原子(具体的には弗素)で置換されたフェニル基、
・陽イオン部分が第4〜10族元素の有機金属錯体である場合には、少なくとも1個の電子吸引元素又は電子吸引基、特に、ハロゲン原子(具体的には弗素)、CF3、OCF3、NO2又はCNで置換されたフェニル基、
・陽イオン部分が何であれ、少なくとも1個の電子吸引元素又は電子吸引基、特に、特に弗素原子を包含するハロゲン原子、OCF3、CF3、NO2又はCNで置換されていてよい、例えばビフェニル又はナフチルのような少なくとも2個の芳香族環を含むアリール基
を表す。)
のボレートである。
開始剤は、有利には、
[(C817)−O−Φ−I−Φ]+[B(C654-、[(CH32−CH−Φ−I−Φ−CH3+[B(C654-[C1225−Φ−I−Φ]+[B(C654-、[(C817)−O−Φ−I−Φ]+[B(C654]−、[(C817−O−Φ)2I]+[B(C654-[(Φ)3S]+[B(C654-[(Φ)2S−Φ−O−C817+[B(C64CF34-、[(C1225−Φ)2I]+[B(C654-[(CH32−CH−Φ−I−Φ−CH3+[B(C63(CF324-(η5−シクロペンタジエニル)(η6−トルエン)Fe+[B(C654-(η5−シクロペンタジエニル)(η6−1−メチルナフタリン)Fe+[B(C654-(η5−シクロペンタジエニル)(η6−クメン)Fe+[B(C654-
よりなる群から選択できる。
本発明の別の態様によれば、開始剤は、次式(VII):
[(CH(CH32−Φ−)−I−(−R1)]+ (VII)
(式中、記号R1は、−Φ−R2基を表し、ここで、R2は、1〜20個の炭素原子、好ましくは1〜15個の炭素原子を含む線状又は分岐アルキル基である。)
の陽イオン構造を有する非毒性のオニウム塩であることもできる。
オニウム塩の陰イオン構造は、Cl-、Br-、BF4 -、PF6 -、CF3SO3 -、N(SO2CF32 -、CH(SO2CF32 -、B(C654 -、B(PhOCF34 -、SbF6 -及び/又はAsF6 -よりなる群から選択される。しかしながら、次の開始剤が特に有利であることが分かった:
[(CH(CH32−Φ−)−I−Φ−CH3+Cl-[(CH(CH32−Φ−)−I−Φ−CH3+B(C654 -[(CH(CH32−Φ−)−I−Φ−CH3+PF6 -[(CH(CH32−Φ−)−I−Φ−CH3+B(PhOCF34 -[(CH32−CH−Φ−I−Φ−CH3+[B(C63(CF324-
このような開始剤は、仏国特許第2762001号明細書に開示されている。
シリコーンオリゴマーは、次式(VIII):
4Si(R0a(3-a)/2
(式中、
・a=0、1又は2であり、
・R0は同一又は異なるものであり、そしてアルキル、シクロアルキル、アリール、ビニル、水素又はアルコキシ基、好ましくは低級C1〜C6アルキル基を表し、
・Z4は、特に、次の基:
Figure 0004191141
Figure 0004191141
Figure 0004191141
から選択される。)
によって定義される。
使用されるシリカは、様々な起源のものであることができる:沈降シリカ、ヒュームドシリカ、シリカエーロゲル、シリカゾル及び/又は天然シリカ。
本発明の好ましい態様によれば、主として又は全体的にシリコーン相中に存在する非晶質シリカは、シリカゾル、特にシリカオルガノゾルから得られる。シリカゾルの一般的な説明は、米国特許第2801185号及び「The Colloid Chemistry of Silica and Silicates」(Ralph K.Iler,コーネル大学出版,1995年、特に120〜121頁参照)に与えられている。
商用のシリカオルガノゾルの例としては、クラリアント社製、扶桑化学工業株式会社製、ナルコ社製、デグッサ−フルズ社製及びデュポンケミカルズ社製のものが挙げられる。
クラリアント社製のものについては、次の製品:Highlink(商標)OG1−32、Highlink(商標)OG8−32、HighLink(商標)OG401−31、HighLink(商標)OG502−30、HighLink(商標)OG502−31及びHighLink(商標)OG600−51が挙げられる。
シリカ粒子は、1μm以下、好ましくは50〜500nmの平均直径を示す。
被膜を補強するために使用されるコロイドシリカ又はヒュームドシリカは、有機溶媒、特に第一、第二又は第三アルコールのようなアルコール溶媒で運ばれる。イソプロパノール又はジアセトンアルコールが選択される溶媒である。
また、ケトン、テトラヒドロフラン、炭化水素留分又は弗素化溶媒も使用できる。
好ましくは、本発明に従う組成物中の有機溶媒の割合は、少なくとも10重量部に等しい。
本発明の別の主題は、陽イオン経路によって架橋して上記のような硬質被膜を与えることができる組成物の製造方法において、非官能化コロイドシリカの粒子と、
・式(I)の少なくとも一つの単位と1分子当たり少なくとも2に等しい珪素原子の総数とを含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体と、
・有効量の少なくとも1種の陽イオン開始剤と、
・随意として少なくとも1種の有機溶媒と、
・随意として、式(II)の少なくとも一つの単位を含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体と、
・随意として、式(III)の少なくとも一つの単位を含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体或いは式(IV)の少なくとも1種のペルフルオルポリエーテル化合物と
を混合させることからなる工程を本質的に含む、陽イオン経路によって架橋して上記のような硬質被膜を与えることができる組成物の製造方法である。
本発明の別の主題は、少なくとも1種の熱可塑性プラスチックを基材とする支持材上に硬質被膜を作製するための方法において、
(a)非官能化コロイドシリカと、
・式(I)の少なくとも一つの単位と1分子当たり少なくとも2に等しい珪素原子の総数とを含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体と、
・有効量の少なくとも1種の陽イオン開始剤と、
・随意として少なくとも1種の有機溶媒と、
・随意として式(II)の少なくとも一つの単位を含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体と、
・随意として、式(III)の少なくとも一つの単位を含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体或いは式(IV)の少なくとも1種のペルフルオルポリエーテル化合物と
を混合させ、
(b)得られた混合物を、少なくとも1種の熱可塑性プラスチックを基材とする支持材に適用し、そして
(c)該組成物を熱又は化学線経路による架橋によって硬化させて硬質被膜を与えること
からなる工程を含むことを特徴とする、少なくとも1種の熱可塑性プラスチックを基材とする支持材上に硬質被膜を作製するための方法である。
有利には、5ミクロン以下の硬質被膜の薄い層を得るように、照射前に蒸発する揮発性有機溶媒が使用できる。この溶媒は照射前に蒸発するが、塩基とも反応することができ、アルコールの場合には、該プロセス中にオキシラン官能基と反応する。この場合には、反応性希釈剤が存在する。
最後に、本発明の最後の主題は、該組成物から又は本発明に従う方法によって得られた硬質被膜である。
次に、実施例を例示する。これらの例は、特に、本発明のさらなる理解を可能にし、且つ、その利点のいくつかを明らかにし、そしてその別の具体例のいくつかを例示する。
これらの例の組成物に使用した物質は次の通りである:
・式(A)のエポキシド官能基であってほぼ5%の(A')を有するものを含むシリコーンオリゴマー:
Figure 0004191141
・硼酸オニウム開始剤(P1):
Figure 0004191141
・コロイドシリカ:クラリアント(商標)社が販売するHighLink OG(OG1−32(エチレングリコール)、OG8−32(ペンタンジオール)、OG401−31(エチレングリコールモノプロピルエーテル)、OG502−30(イソプロパノール)、OG502−31(イソプロパノール)又はOG600−51(酢酸ブチル))、
・脂環式のエポキシ樹脂で補強されるNanopox XP22/0314のようなハンスシミ社製のNanopox、
・デグッサ社製のAerosil R711又はAerosil R7200のような、アクリレートで処理されたヒュームドシリカ。
例1:Flexform40熱制御処方物の調製
この溶液は、耐摩耗性被膜のためにエキセン社によって販売されている。この溶液を20℃で浸漬によってポリカーボネートシートに塗布し、次いで25℃で10分間にわたって乾燥させ、その後122℃で35分間熱架橋させる。この薄膜の厚さは2マイクロメートルである。テーバー耐摩耗性試験を標準法T30−015に従い500gの負荷及びCS10−F研磨ホイールによる300サイクルで実施する。10%の光沢の変化が見出される。曇り率=10%。この被膜の鉛筆硬度は4H〜6Hの間で変化する。
例2:防ミスト剤を有しない本発明に従うUV処方物の調製
90%以上の単量体(A)含有量を有し、4−ビニル−1−シクロヘキセンエポキシド(VCMX)のヒドロシリル化によって得られた10gのシロキサン樹脂と、イソプロパノールに溶解された20%の光開始剤P1を含む1.25gの光開始剤系と、30%のイソプロパノール溶液としての40gのHighLinkコロイドシリカとをビーカーに装入する。この系は、光及び熱を排除して少なくとも6月間周囲温度で安定である。この溶液を浸漬によりポリカーボネートシートに塗布する。
1分間にわたってこのシートの水気を切る。
この系を、5m/分の速度で、2個の160W/cmHgランプを備えたUVベンチ上を通過させることによって架橋させる。この系は乾燥状態であり、そして該ベンチの出口では非常に硬質である。
薄膜の厚さは3マイクロメートルである。
鉛筆硬度は直後にはHであり、24時間後には4H以上である。
1時間にわたる150℃でのアニール又は数分間の赤外線ランプ下でのアニールにより、5Hの硬度を得ることが可能になる。
同一のテーバー試験を使用し、光沢の変化、曇り率=15%が見出される。
例3:防ミスト剤を有する本発明に従うUV処方物の調製
90%以上の単量体(A)含有量を有する10gのシロキサン樹脂と、イソプロパノール中に溶解された20%の光開始剤P1を含む1.25gの光開始剤系と、イソプロパノール溶液の状態の40gのHighLinkコロイドシリカと、0.5gのシリコーンポリエーテルRhodorsil Oil 10646をビーカーに装入する。この系は、光及び熱を排除して少なくとも6ヶ月間にわたって周囲温度で安定である。この溶液を浸漬によってポリカーボネートシートに塗布する。
1分間にわたってこのシートの水気を切る。
この系を、5m/分の速度で、2個の160W/cmHgランプを備えたUVベンチ上を通過させることによって架橋させる。この系は乾燥状態であり、且つ、該ベンチの出口では非常に硬質である。
薄膜の厚さは3マイクロメートルである。
鉛筆硬度は、直後には3Hであり、24時間後には4H以上である。
同一のテーバー摩耗試験を使用する。10%の光沢の変化が見出される。
5℃の冷蔵庫内に置かれたポリカーボネートグラスは、該冷蔵庫から取り出され且つ100%の相対湿度及び25℃の雰囲気中に置かれるときに、ミストで満たされることはない。
例4:防汚剤を有する本発明に従うUV処方物の調製
90%以上の単量体(A)の含有量を有する10gのシロキサン樹脂と、イソプロパノール中に溶解された20%の光開始剤P1を含む1.25gの光開始剤系と、イソプロパノール溶液の状態の38gのHighLinkコロイドシリカと、2gのポリフルオルシラン、トリデカフルオル−1,1,2,2−テトラヒドロオクチルトリメトキシシランとをビーカーに装入する。
この系は、熱及び光を排除して少なくとも6ヶ月間周囲温度で安定である。この溶液を浸漬によりポリカーボネートシートに塗布する。
1分間にわたってこのシートの水気を切る。
この系を、5m/分の速度で、2個の160W/cmHgランプを備えたUVベンチ上を通過させることによって架橋させる。この系は乾燥状態であり、且つ、該ベンチの出口では非常に硬質である。
薄膜の厚さは3マイクロメートルである。
鉛筆硬度は、直後には3Hであり、24時間後には4H以上である。
ただし、微量の未反応アルコキシシランを確実に除去するために、熱後架橋を100℃で1時間にわたって実施する。
同一のテーバー摩耗試験を使用する。10%の光沢の変化が見出される。
慣用のインクは、コロイドシリカ及びアルコキシシランに基づく熱制御とは対照的に、被膜の表面上に痕跡を残さない。

Claims (9)

  1. 非官能化シリカのコロイド粒子を含む、陽イオン経路で架橋して硬質皮膜を与えることができる組成物において、
    次式(A):
    Figure 0004191141
    で示される物質を含むシリコーンオリゴマーと
    次の陽イオン開始剤
    Figure 0004191141
    と、
    ・随意少なくとも1種の有機溶媒と
    をさらに含むことを特徴とする、非官能化シリカのコロイド粒子を含む、陽イオン経路で架橋して硬質皮膜を与えることができる組成物。
  2. 防ミスト化合物として、次式(II)の少なくとも一つの単位:
    2(R0aSiO(3-a)/2 (II)
    (式中、
    a=0、1又は2であり、
    0は請求項1において定義した通りであり、
    2は、式(II)の単位の数が1以上のときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個のオキシアルキル又はポリオキシアルキル官能基を含む有機置換基である。)を含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体をさらに含み、ここで、該単量体、オリゴマー及び/又は重合体が500mPa.s以下の粘度を示すことを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 防汚化合物として、少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体であって次式(III)の少なくとも一つの単位:
    3(R0aSiO(3-a)/2 (III)
    (式中、
    a=0、1又は2であり、
    0は同一又は異なるものであり、そしてアルキル、シクロアルキル、アリール、ビニル若しくはアルコキシ基又は水素原子を表し、
    3は、式(III)の単位の数が1以上であるときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個の(Cn2n+1−基(ここで、n<20である)を含む有機置換基である。)
    を含むもの及び/又は次の少なくとも1種のペルフルオルポリエーテル化合物:
    Figure 0004191141
    をさらに含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の組成物。
  4. シリコーンオリゴマーが、次式(A)及び(A’):
    Figure 0004191141
    (式中、RはHを表す。)
    の物質を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. シリカ粒子が1μm以下の平均直径を示すことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の組成物。
  6. 有機溶媒がアルコール溶媒であることを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の組成物。
  7. 求項1〜のいずれかに記載の組成物の製造方法において、非官能化シリカのコロイド粒子と、
    次式(A):
    Figure 0004191141
    で示される物質を含むシリコーンオリゴマーと
    次の陽イオン開始剤:
    Figure 0004191141

    ・随意少なくとも1種の有機溶媒と、
    ・随意に、次式( II )の少なくとも一つの単位:
    2 (R 0 a SiO (3-a)/2 II
    (式中、
    a=0、1又は2であり、
    0 は請求項1において定義した通りであり、
    2 は、式( II )の単位の数が1以上のときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個のオキシアルキル又はポリオキシアルキル官能基を含む有機置換基である。)を含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体と
    ・随意に、少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体であって次式( III )の少なくとも一つの単位:
    3 (R 0 a SiO (3-a)/2 III
    (式中、
    a=0、1又は2であり、
    0 は同一又は異なるものであり、そしてアルキル、シクロアルキル、アリール、ビニル若しくはアルコキシ基又は水素原子を表し、
    3 は、式( III )の単位の数が1以上であるときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個の(C n 2n+1 )−基(ここで、n<20である)を含む有機置換基である。)
    を含むもの及び/又は次の少なくとも1種のペルフルオルポリエーテル化合物:
    Figure 0004191141

    を混合させることからなる工程を本質的に含むことを特徴とする、請求項1〜のいずれかに記載の組成物の製造方法。
  8. 少なくとも1種の熱可塑性プラスチックを基材とする支持材上に硬質被膜を作製するための方法において、
    (a)非官能化コロイドシリカと、
    次式(A):
    Figure 0004191141
    で示される物質を含むシリコーンオリゴマーと
    次の陽イオン開始剤:
    Figure 0004191141

    ・随意少なくとも1種の有機溶媒と、
    ・随意に、次式( II )の少なくとも一つの単位:
    2 (R 0 a SiO (3-a)/2 II
    (式中、
    a=0、1又は2であり、
    0 は請求項1において定義した通りであり、
    2 は、式( II )の単位の数が1以上のときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個のオキシアルキル又はポリオキシアルキル官能基を含む有機置換基である。)を含む少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体と
    ・随意に、少なくとも1種の架橋性及び/又は重合性シリコーン単量体、オリゴマー及び/又は重合体であって次式( III )の少なくとも一つの単位:
    3 (R 0 a SiO (3-a)/2 III
    (式中、
    a=0、1又は2であり、
    0 は同一又は異なるものであり、そしてアルキル、シクロアルキル、アリール、ビニル若しくはアルコキシ基又は水素原子を表し、
    3 は、式( III )の単位の数が1以上であるときには同一又は異なるものであり、そして少なくとも1個の(C n 2n+1 )−基(ここで、n<20である)を含む有機置換基である。)
    を含むもの及び/又は次の少なくとも1種のペルフルオルポリエーテル化合物:
    Figure 0004191141

    を混合させ、
    (b)得られた混合物を、少なくとも1種の熱可塑性プラスチックを基材とする支持材に適用し、そして
    (c)該組成物を熱又は化学線経路による架橋によって硬化させて硬質皮膜を与えることからなる工程を含むことを特徴とする、少なくとも1種の熱可塑性プラスチックを基材とする支持材上に硬質皮膜を作製するための方法。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載の組成物から又は請求項に記載の方法によって得られた硬質被膜。
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