JP5525152B2 - 紫外線硬化型コーティング用組成物およびその製造方法、並びにこれを被覆してなる樹脂被覆品 - Google Patents
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Description
表面が軟質であるプラスチック、軽金属などは、特に高いレベルの耐擦傷性が要求される用途において、シロキサン系の熱硬化型ハードコート剤が使用されている。このシロキサン系ハードコート剤については数多くの技術提案がなされてきた。例えば特許文献1には、トリヒドロキシシラン部分縮合物とコロイダルシリカからなる加熱硬化型のコーティング用組成物が開示されている。しかし、加熱硬化型ハードコーティング剤は、その硬化に関して多大な熱エネルギーを要することから経済的でなく、基材によっては加えられる熱により変形してしまうなどの問題点がある。
上述した全ての系に言えることは、硬度、耐擦傷性のみ追い続けるあまり、硬く、脆いものとなってしまい、それ以外の例えば耐クラック性、可撓性、難燃性などの諸特性を付与するゆとりはない。
最も期待できるのが無溶剤化であり、そのとき問題になるのがVOCである。一方、現在、無溶剤型塗料として販売されているものでも、低沸点モノマーで希釈してあったり、低沸点の希釈剤を使用していたりさまざまである。日本塗料工業会ではVOCの定義として、世界保健機構(WHO)のVOC分類に基づく「沸点範囲(常圧;50−100℃〜240−260℃)の揮発性有機化学物質」を採用している。
一方、特許文献4に示すようなオキセタン、エポキシなどオキシラン環を有する無溶剤型カチオン硬化型光硬化性樹脂組成物が開示されているが、硬化速度、硬度、耐摩耗性に難があり、得られる塗膜はハードコートとはいい難い。
・特定の有機官能基:(メタ)アクリロイル基、ビニル基、スチリル基、アリル基、エポキシ基およびメルカプト基
R1 aR2 bSi(R3)4-a-b ・・・ (1)
(式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を表し、R2はアリール基、ハロゲン化アリール基、置換アリール基、ハロゲン化アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、エポキシ基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、スチリル基、アリル基、メルカプト基、アミノ基、ウレイド基およびシアノ基からなる群より選ばれる1以上の基を含む有機官能基を表し、R3は炭素数1〜10のアルコキシ基、アルケニロキシ基、アシロキシ基、イソシアナト基またはアルコキシアルコキシ基を表し、aは0,1,2のいずれかの整数であり、bは1または2であり、a+bは1または2である。)
(A)金属酸化物コロイドゾル存在下で、ゾルゲル法により(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物を合成せしめ、(D)(メタ)アクリレート類を添加したのち溶媒を留去し、(C)光重合開始剤を加えることを特徴とする。
[本発明の紫外線硬化型コーティング用組成物]
本発明のコーティング用組成物は、(A)金属酸化物コロイドゾル、(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物、(C)光重合開始剤、(D)(メタ)アクリレート類を必須成分とし、かつ、(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物の少なくとも一部が以下に列挙する特定の有機官能基を含み、無溶剤型であることを特徴とするものである。
・特定の有機官能基:(メタ)アクリロイル基、ビニル基、スチリル基、アリル基、エポキシ基およびメルカプト基
また、本発明のコーティング用組成物は、上記(A)〜(D)の各成分に加えて、第1の有機重合体を必須成分として含み、さらに必要に応じてその他の成分を加えてもよい。
以下、各成分ごとに詳細に説明する。
本発明のコーティング用組成物における(A)金属酸化物コロイドゾルとしては、コロイダルシリカが代表的なものとして例示される。これは、直径5〜200nm、好ましくは5〜100nmのシリカ微粒子が水または有機溶媒中にコロイド状に分散されたものである。なかでも、酸性水溶液分散型コロイダルシリカが、(B)アルコキシシラン加水分解縮合物との反応を考慮した場合、容易に化合出来るSiOH表面状態を有しているため最も適している。
(A)金属コロイドゾルの粒子径としては、0.005μm〜1μmであることが好ましい。
本発明のコーティング用組成物における(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物は、末端がSiOHであって、少なくともその一部が後述する特定の有機官能基を含むものである。
R1 aR2 bSi(R3)4-a-b ・・・ (1)
(式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を表し、R2はアリール基、ハロゲン化アリール基、置換アリール基、ハロゲン化アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、エポキシ基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、スチリル基、アリル基、メルカプト基、アミノ基、ウレイド基およびシアノ基からなる群より選ばれる1以上の基を含む有機官能基を表し、R3は炭素数1〜10のアルコキシ基、アルケニロキシ基、アシロキシ基、イソシアナト基またはアルコキシアルコキシ基を表し、aは0,1,2のいずれかの整数であり、bは1または2であり、a+bは1または2である。)
水の添加量としては、前記式(1)のアルコキシシランモノマー1モルに対して、((4−a−b)+0.2)/2モル〜20モルとすることが好ましく、3モル〜10モルとすることがより好ましく、3.1モル〜6モルとすることがさらに好ましい。
上述した水とは、系に添加されるすべての水分が含まれる。即ち、添加される水分散金属酸化物コロイドゾル、加水分解触媒、有機ポリマーなどに含まれる水分を含めた総和にて論じられるものである。
本発明のコーティング用組成物には、さらに(C)光重合開始剤が使用される。本発明において(C)光重合開始剤としては、ラジカル系光重合開始剤およびカチオン系光重合開始剤が挙げられ、これらを併用する。ラジカル系光重合開始剤は、本発明のコーティング用組成物におけるアクリレート部位の硬化に利用され、カチオン系光重合開始剤は末端SiOHの脱水縮合反応を促進させ、かつ、エポキシ部のカチオン重合にも利用される。即ち、本発明においては、無機成分と有機成分が光で開始される2つの別種の反応により一体化して硬化する反応機構によって進行するため、無機の特性と有機の特性を併有する硬化体が得られるのである。
(R3−C6H4)nX+MQh - ・・・ (2)
(式中、XはI,PおよびSからなる群より選択されるいずれかの基であり、Mは金属または半金属であり、QはCl、F、BrおよびIからなる群より選択されるいずれかのハロゲンであり、R3は水素または炭素数1〜12の一価炭化水素基であり、hは4〜6の整数であり、nは2または3の整数である。)
上記式中のMQh -が、SbF6 -、AsF6 -、BF4 -あるいはPF6 -である化合物が、一般には使用される。
本発明の無溶剤紫外線硬化型コーティング用組成物として、上記(A)金属酸化物コロイドゾル、(B)末端がSiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物および(C)光重合開始剤だけでは無溶剤化するための脱溶媒工程でゲル化してしまうため目的を達成し得ない。脱溶媒工程において(A)金属酸化物コロイドゾル、(B)(末端がSiOH型で、特定の有機官能基を含む)アルコキシシラン加水分解縮合物を安定した状態で存在させるために、(D)(メタ)アクリレート類が必須となる。
本発明の紫外線硬化型コーティング用組成物は、以上(A)〜(D)の成分及び第1の有機重合体を必須とするが、必要に応じてその他の成分が添加される。
本発明のコーティング用組成物においては、(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物に含まれる−SiOH基または他の官能基と反応することにより、もしくは水素結合、π−π共役、配位結合などの化学的相互作用により安定化する官能基または構造を有する第2の有機重合体を、反応系中に存在させることができる。かかる第2の有機重合体を含有することによって、容易に無機−有機ハイブリッド体を形成することが可能となる。
また、本発明の目的を損なわない範囲で紫外線吸収剤、光安定剤、染料、顔料、フィラーなどを、公知の知見に従って配合してもかまわない。
本発明の紫外線硬化型コーティング用組成物の製造方法(以下、単に「本発明の製造方法」という場合がある。)は、ゾルゲル法を利用したアルコキシシランの加水分解重縮合反応と、それに続く脱溶媒反応である。詳しくは、(A)金属酸化物コロイドゾル存在下で、ゾルゲル法により(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物を合成せしめ<工程I>、(D)(メタ)アクリレート類を添加したのち溶媒を留去し<工程II>、(C)光重合開始剤を加える<工程III>ことを特徴とする。
以下、好ましい態様について、工程を追って説明する。なお、本発明の製造方法は、以下の態様に限定されるものではない。
本工程では、当該(A)金属酸化物コロイドゾル存在下で、ゾルゲル法により(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物を形成する。
以上のようにして、(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物を合成した。
本工程では、工程Iで得られた溶液に対し、(D)(メタ)アクリレート類を添加したのち溶媒を留去する。
本工程では、(C)光重合開始剤を加える。本工程では、さらに、必要に応じて添加される添加剤等のその他の成分も添加される。
以上のようにして、目的物たる本発明の無溶剤型の紫外線硬化型コーテイング用組成物を得た。
本発明の樹脂被覆品は、以上説明した本発明のコーティング用組成物が、その表面の一部または全面に被覆されてなる物である。被覆される対象物たる基材は、硬質樹脂被膜の形成が望まれるあらゆる物品が挙げられる。
紫外線照射装置としては、通常200〜500nmの範囲の光を含む光源、例えば高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライド灯、ガリウム灯、キセノン灯、カーボンアーク灯等を有するものが使用できる。紫外線の積算光量は、用途、膜厚、着色剤の有無、(C)光重合開始剤の種類および量等により必要最低積算光量が左右されるため一概には言えない。
これら紫外線や電子線と、赤外線、遠赤外線、熱風、高周波加熱等による熱の併用は効果的である。
窒素導入管および温度計を取り付けた300mlの4口フラスコに、ペンタエリスリトールトリアクリレート(共栄社化学社製、商品名ライトアクリレートPE−3A)149gを秤量して仕込み、102.5gのγ−イソシアナトプロピルトリメトキシシラン(日本ユニカー社製、商品名Y−5187)を室温で1hかけて滴下した。これを60℃に昇温し3h反応させた。
窒素導入管および温度計を取り付けた300mlの4口フラスコに、153.1gのメチルトリメトキシシラン、14.8gのメタノールを仕込み、窒素をバブリングしながら均一に攪拌した。
窒素導入管および温度計を取り付けた1リットルの4口フラスコに、81gのメチルトリメトキシシラン、140gのγ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、商品名KBM−5103)、23.6gのγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(チッソ社製サイラエースS510)、9.6gの合成例1のシリル化多官能アクリレート、105.3gのメタノールを仕込み、窒素をバブリングしながら均一に攪拌した。
窒素導入管および温度計を取り付けた1リットルの4口フラスコに、81gのメチルトリメトキシシラン、140gのγ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、商品名KBM−5103)、23.6gのγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(チッソ社製サイラエースS510)、9.6gの合成例1のシリル化多官能アクリレート、105.3gのメタノールを仕込み、窒素をバブリングしながら均一に攪拌した。
窒素導入管および温度計を取り付けた1リットルの4口フラスコに、81gのメチルトリメトキシシラン、140gのγ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、商品名KBM−5103)、23.6gのγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(チッソ社製サイラエースS510)、9.6gの合成例1のシリル化多官能アクリレート、105.3gのメタノールを仕込み、窒素をバブリングしながら均一に攪拌した。
窒素導入管および温度計を取り付けた1リットルの4口フラスコに、115gのメチルトリメトキシシラン、198gのγ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、商品名KBM−5103)、42.5gのγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(チッソ社製サイラエースS510)、9.6gの合成例1のシリル化多官能アクリレート、180gのIPA−ST−ZL(日産化学工業社製オルガノシリカゾル)を仕込み、窒素をバブリングしながら均一に攪拌した。
窒素導入管および温度計を取り付けた1リットルの4口フラスコに、67gのメチルトリメトキシシラン、116gのγ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、商品名KBM−5103)、42.5gのγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(チッソ社製サイラエースS510)、9.6gの合成例1のシリル化多官能アクリレート、アトムコンポブリッドAB3073(アトミクス(株)製メタノール溶剤型アクリルシリコーン樹脂)23g、メタノール114gを仕込み、窒素をバブリングしながら均一に攪拌した。
窒素導入管および温度計を取り付けた500mlの4口フラスコに、34.3gのメチルトリメトキシシラン、34.3gのγ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業社製、商品名KBM−5103)、2.0gの合成例1のシリル化多官能アクリレート、15gのライトアクリレートDPE−6A(共栄社化学社製)、220.5gのイソプロピルアルコール(IPA)を仕込み、窒素をバブリングしながら均一に攪拌した。
次いで、合成物を褐色瓶に移し、イルガキュアー184(チバスペシャルティーケミカルズ社製)を4.2g、サンエイドSI100L(三新化学工業社製)を4.2g添加して、比較例1のコーティング用組成物を得た。
実施例1と同じ様にゾルゲル反応を実施し、(D)アクリレート類を添加せずに、脱溶媒したところ、脱溶剤の進行に従い、反応液はゲル化していった。
窒素導入管および温度計を取り付けた1リットルの4口フラスコに、122.4gのメチルトリメトキシシラン、210.6gのγ−アクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製、商品名KBM−5103)、117gのIPAを仕込み、窒素をバブリングしながら均一に攪拌した。
ポリカーボネート樹脂板の表面をイソブタノールで脱脂処理した基材に対し、上記得られた実施例および比較例(ただし、比較例2を除く。)の各コーティング用組成物を#20バーコーターにて均一に塗布し、10分間セッティングの後下記条件でUV硬化させて、各種評価用塗膜を作製した。
ウシオ電機社製UV照射装置「UVC−5034」を用い、メタルハライドランプ80W/cm、該ランプの高さ120mm、コンベヤー速度3m/分、照射光量1000mJ/cm2の条件で、UV硬化させた。
(1)溶液外観:
得られた実施例1〜5および比較例1〜3の各コーティング用組成物の溶液を試験管に満たし、外観を目視にて判定した。
得られた実施例1〜5および比較例1、3の各コーティング用組成物の溶液について、室温(23℃)下における粘度を測定した。
評価用塗膜の外観を、濁り、艶びけ、ブツ、クラックなどの有無を中心に目視にて確認した。評価基準は、以下のとおりである。
○・・・良好
×・・・濁り、艶びけ、ブツ、クラックなどの塗膜外観異常あり
評価用塗膜について、JIS K5600−5−4引っかき硬度(鉛筆法)に従って鉛筆硬度を測定した。当該評価のみ、基材がボンデライト鋼板のものを用いた。
評価用塗膜について、#0000スチールウールを用い、500gの荷重で20回擦った後の表面の傷つき状態を観察し、以下の評価基準で評価した。
◎・・・全くキズがつかない
○・・・わずかに1〜2本キズがつく
△・・・数本のキズがつく
×・・・全面にキズがつく
得られた実施例および比較例(ただし、比較例2を除く。)の各コーティング用組成物の溶液を密閉容器に封入して、恒温室(23℃)に3カ月間放置した後の状態を観察し、以下の評価基準で評価した
○・・・全く変化なし
×・・・顕著な増粘〜ゲル化
乾燥膜厚が20μmの評価用塗膜について塗膜外観を観察し、以下の評価基準で評価した。
◎・・・クラック、割れ、はがれ無し
○・・・厚塗り部一部クラック有り
△・・・クラック発生
×・・・全面クラック、はがれ発生
(7)耐クラック性の評価試験後の塗膜を、ポリカーボネート樹脂板基材ごと10回たわませた後の塗膜外観を観察し、以下の評価基準で評価した。
◎・・・クラック、割れ、はがれ無し
○・・・部分的に一部クラック有り
△・・・大きくクラック発生
×・・・全面にクラック、割れ、はがれ発生
得られた実施例および比較例(ただし、比較例2を除く。)の各コーティング用組成物の溶液について、無作為に集めた10人のモニタリングにより、以下の基準で評価した。
○・・・強い臭気を感じた人間が3人以下であった。
△・・・強い臭気を感じた人間が4人以上6人以下であった。
×・・・強い臭気を感じた人間が7人以上であった。
実施例および比較例のコーティング用組成物のスペック、および上記評価試験の結果を下記表1および表2にまとめる。
以上の結果より、本発明のコーティング用組成物によるコーティング膜が、硬質で耐擦傷性に優れたものであることがわかる。また、本発明のコーティング用組成物の溶液が、粘度や溶液安定性に優れ塗布適性を有し、臭気の発生の無い環境への配慮が為されたものであることがわかる。
Claims (6)
- (A)金属酸化物コロイドゾル、(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物、(C)光重合開始剤および(D)(メタ)アクリレート類を必須成分とし、
(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物が、下記式(1)で表されるアルコキシシランの加水分解縮合物であり、
R1 aR2 bSi(R3)4−a−b ・・・ (1)
(式中、R1は炭素数1〜10のアルキル基を表し、R2はアリール基、ハロゲン化アリール基、置換アリール基、ハロゲン化アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、エポキシ基、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、スチリル基、アリル基、メルカプト基、アミノ基、ウレイド基およびシアノ基からなる群より選ばれる1以上の基を含む有機官能基を表し、R3は炭素数1〜10のアルコキシ基、アルケニロキシ基、アシロキシ基、イソシアナト基またはアルコキシアルコキシ基を表し、aは0,1,2のいずれかの整数であり、bは1または2であり、a+bは1または2である。)
(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物のうちの少なくとも一部が、式(1)中のR2として、(メタ)アクリロイル基、ビニル基、スチリル基、アリル基、エポキシ基およびメルカプト基からなる群より選ばれるいずれかの有機官能基を含み、かつ、
式(1)中の官能基R2と、反応する官能基、または、化学的相互作用することにより安定化する官能基を有する有機重合体をさらに含有し、
(C)光重合開始剤が、ラジカル系光重合開始剤およびカチオン系光重合開始剤の双方を含むことを特徴とする常圧で沸点が260℃を超える液状不揮発性の紫外線硬化型コーティング用組成物。 - (B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物に含まれる−SiOH基と反応することにより、もしくは化学的相互作用することにより、安定化する官能基または構造を有する有機重合体をさらに含有する請求項1に記載の紫外線硬化型コーティング用組成物。
- (D)(メタ)アクリレート類が、常圧で沸点が260℃を超える液状不揮発性を有し、単官能および/または多官能の(メタ)アクリレート類である請求項1または2に記載の紫外線硬化型コーティング用組成物。
- 形成される硬化皮膜が実質的に無色透明である請求項1〜3のいずれかに記載の紫外線硬化型コーティング用組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の紫外線硬化型コーティング用組成物の製造方法であって、
(A)金属酸化物コロイドゾル存在下で、ゾルゲル法により(B)末端SiOH型アルコキシシラン加水分解縮合物を合成せしめ、(D)(メタ)アクリレート類を添加したのち溶媒を留去し、(C)光重合開始剤を加えることを特徴とする無溶剤紫外線硬化型コーティング用組成物の製造方法。 - 請求項1〜4に記載の硬化皮膜形成用コーティング用組成物が、その表面の一部または全面に被覆されてなることを特徴とする樹脂被覆品。
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