JP4189682B2 - スピーカのチェック装置およびチェック方法 - Google Patents

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Description

この発明は、複数のスピーカを使用する再生装置に対するスピーカのチェック装置およびチェック方法に関する。
ホームシアターやAVシステムなどに適用して好適なスピーカシステムとして、スピーカアレイがある。図13は、そのスピーカアレイ10の一例を示すもので、このスピーカアレイ10は、多数のスピーカ(スピーカユニット)SP1〜SPmが配列されて構成される。この場合、一例として、m=256、スピーカの口径は数cmであり、したがって、実際には、スピーカSP1〜SPmは平面上に2次元状に配列されることになるが、以下の説明においては、簡単のため、水平方向の直線上に配列されているものとする。
そして、オーディオ信号が、信号源SSから遅延回路DL1〜DLmに供給されて所定の時間τ1〜τmだけ遅延され、その遅延されたオーディオ信号がパワーアンプPA1〜PAmを通じてスピーカSP1〜SPmにそれぞれ供給される。なお、遅延回路DL1〜DLmの遅延時間τ1〜τmについては、後述する。
すると、どの場所においても、スピーカSP1〜SPmから出力される音波が合成され、その合成結果の音圧が得られることになる。そこで、図13に示すように、スピーカSP1〜SPmにより形成される音場において、所定のポイントPtg、Pncを、
Ptg:周囲よりも音圧を上げたい場所。音圧増強点。
Pnc:周囲よりも音圧を下げたい場所。音圧低減点。
とすると、任意の場所を音圧増強点Ptgとする方法は、図14あるいは図15に示す方法に大別できる。
すなわち、図14に示す方法の場合には、
L1〜Lm:スピーカSP1〜SPmから音圧増強点Ptgまでの各距離
s :音速
とすると、遅延回路DL1〜DLmの遅延時間τ1〜τmを、
τ1=(Lm−L1)/s
τ2=(Lm−L2)/s
τ3=(Lm−L3)/s
・・・・
τm=(Lm−Lm)/s=0
に設定する。
すると、信号源SSから出力されるオーディオ信号がスピーカSP1〜SPmにより音波に変換されて出力されるとき、それらの音波は上式で示される時間τ1〜τmだけ遅れて出力されることになる。したがって、それらの音波が音圧増強点Ptgに到達するとき、すべてが同時に到達することになり、音圧増強点Ptgの音圧は周囲よりも大きくなる。
つまり、図14のシステム場合は、スピーカSP1〜SPmから音圧増強点Ptgまでの行路差により各音波に時間差を生じるが、この時間差を遅延回路DL1〜DLmにより補償して音圧増強点Ptgに音の焦点を結ばせるものである。
また、図15に示す方法の場合には、スピーカSP1〜SPmから出力される進行波(音波)の位相波面が同じになるように、遅延回路DL1〜DLmの遅延時間τ1〜τmを設定することにより、音波に指向性を与えるとともに、その指向方向を音圧増強点Ptgの方向とするものである。このシステムは、焦点型のシステムにおいて、距離L1〜Lmを無限大にした場合とも考えられる。
なお、先行技術文献として例えば以下のものがある。
特開平9−233591号公報 特開2004−172661号公報
上述のように、スピーカアレイ10を使用すれば、音圧増強点Ptgを自由な位置に設定することができる。ところが、スピーカアレイ10を構成するスピーカSP1〜SPmの数は数十個〜数百個であり、しかも、再生時には、それらのスピーカSP1〜SPmがほとんど同時に鳴っている。
このため、いずれかのスピーカに故障、例えば接続不良やボイスコイルの断線などを生じても、その故障に気が付かないことがある。また、故障しているスピーカの特定や判定にも多くの時間を必要としてしまう。
この発明は、このような点にかんがみ、スピーカアレイのように多数のスピーカを使用するシステムにおいて、そのスピーカごとに故障の有無、すなわち、良否の判断を迅速に、かつ、正確にチェックができるようにするものである。
この発明においては、
周波数が互いに異なる第1および第2の正弦波信号を加算して第1〜第m(mは2以上の自然数)のテストトーン信号を形成する信号形成部と、
この信号形成部を制御することにより、上記第1〜第mのテストトーン信号ごとに、上記第1および第2の正弦波信号の周波数を異ならせるとともに、上記第1〜第mのテストトーン信号の周波数成分を互いに異ならせる制御回路と、
上記第1〜第mのテストトーン信号をそれぞれ第1〜第mのスピーカに同時に供給する出力回路と、
上記第1〜第mのスピーカから出力されるテストトーンを収音したマイクロフォンの出力信号を、上記第1〜第mのスピーカごとのテストトーン信号に解析する解析部と、
この解析部の解析結果のテストトーン信号が、規定値以上の上記第1あるいは第2の正弦波信号を含むとき、上記解析結果に対応するスピーカを正常と判定するとともに、上記解析部の解析したテストトーン信号が、上記規定値以上の上記第1および第2の正弦波信号を含まないとき、上記解析結果に対応するスピーカを異常と判定する判定部と、
この判定部の判定結果を表示する表示部と
を備えたスピーカのチェック装置
とするものである。
この発明によれば、スピーカの故障の有無をチェックするとき、これを迅速に行うことができる。さらに、テストトーンが複数の周波数成分を含むので、そのチェックを正確に行うことができる。
〔1〕 この発明のアウトライン
この発明においては、少なくとも2つの正弦波信号Sa、Sbを混合してテストトーン信号STTを形成し、このテストトーン信号STTをスピーカSP1〜SPmに供給する。このとき、スピーカごとにテストトーン信号STTに含まれる正弦波信号Sa、Sbの周波数を異ならせる。
すると、スピーカSP1〜SPmからは、テストトーン信号STTに対応した周波数成分のテストトーンが出力されるので、その出力されたテストトーンを周波数解析する。そして、ある周波数成分が得られれば、その周波数成分のテストトーンを出力したスピーカは正常であり、得られなければ、その周波数成分のテストトーンを出力するはずのスピーカは故障しているとみなせる。そこで、解析結果の周波数成分の大きさから該当するスピーカの故障の有無を判定するものである。
〔2〕 正弦波信号について
いま、図1Aに示すように、D/A変換したときに正弦波信号S1の1サイクルに変換されるデジタルデータDDが、メモリに保存ないし格納されているとする。この場合、デジタルデータDDは、正弦波信号S1の1サイクルを、Nサンプルにサンプリングしたときのデータに相当するものであり、したがって、1サイクルがNサンプルから構成されているものとする。
また、このとき、
N=2のべき乗 ・・・ (1)
であり、例えば、
N=4096
であるとする。
さらに、デジタルデータDDの各サンプルは、そのサンプルごとに、メモリの0番地から(N−1)番地に正順に書き込まれているものとする。なお、デジタルデータDDは、デジタルオーディオにおいて一般的なフォーマットのデータ、すなわち、量子化ビット数が16ビットで、2の補数形式のデータでよい。
そして、
fS:データDDをメモリから読み出すときのクロック周波数
f1:正弦波信号S1の周波数。f1=fS/N
TN:正弦波信号S1の1サイクル期間。TN=1/f1
とする。
すると、
fS=48〔kHz〕
とすれば、
f1=fS/N ・・・ (2)
=48000/4096
≒11.72〔Hz〕
となる。
したがって、メモリからデジタルデータDDをクロック周波数fSで読み出す場合、メモリの各番地から1サンプルずつ順に読み出せば、図1Bにa=1として示すように、期間TNに周波数11.72Hz(=f1)の正弦波信号S1の1サイクルを得ることができる。
また、メモリからデジタルデータDDを読み出す場合、2番地につき1番地の割り合いで読み出すとともに、その読み出しを2回繰り返すときには、図1Bにa=2として示すように、期間TNに2倍の周波数2f1(=23.44Hz)の正弦波信号S2を2サイクル得ることができる。
さらに、メモリからデジタルデータDDを読み出す場合、3番地につき1番地の割り合いで読み出すとともに、その読み出しを3回繰り返すときには、図1Bにa=3として示すように、期間TNに3倍の周波数3f1(=35.16Hz)の正弦波信号S3を3サイクル得ることができる。
以下、同様に、メモリからデジタルデータDDを読み出す場合、a番地(aは自然数)につき1番地の割り合いで読み出すとともに、その読み出しをa回繰り返すときには、期間TNにa倍の周波数a・f1の正弦波信号Saをaサイクル得ることができる。
以上のことから
fa:期間TNに得られる正弦波信号Saの周波数
とすれば、(2)式から
fa=f1×a
=fS/N×a ・・・ (3)
となる。さらに、同様にして周波数fbの正弦波信号Sbも形成することができる。
そして、このように期間TNに正弦波信号Saのaサイクルがちょうど収まる場合には、その正弦波信号Saを例えばFFTにより周波数解析するとき、その正弦波信号Saの周波数faの位置にだけ振幅を生じ、他の周波数の位置には振幅を生じなくなる。また、正弦波信号Sbについても同様である。したがって、被試験スピーカから出力されるテストトーンを収音して正弦波信号Sa、Sbを得、この信号Sa、Sbを周波数解析するとき、窓関数の処理を実行する必要がなくなり、解析処理が簡単になる。
また、メモリにおけるサンプル数Nを(1)式の関係としているので、メモリにむだを生じにくくなる。さらに、例えば、デジタルデータDDは最初の1/4サイクル分だけメモリに用意し、データDDを読み出すとき、最初の1/4サイクル期間は読み出しアドレスを正順とし、第2番目の1/4サイクル期間は逆順とし、また、第3番目の1/4サイクル期間および第4番目の1/4サイクル期間は、同様の順序で読み出しを行うとともに、読み出したデータの符号(極性)を反転すれば、1サイクル分のデジタルデータDDを得ることができ、メモリを節約することもできる。また、デジタルデータDDを、正弦波信号S1に代えて余弦波信号のデータ列とすることもできる。
なお、以下において、具体的に数値を示すときには、上記の数値例であるN=4096、fS=48kHzの場合により説明する。
〔3〕 トーン周波数リストについて
「トーン周波数リスト」は、テストトーン信号STTを使用するとき、そのテストトーン信号STTに含まれる正弦波信号Sa、Sbの周波数を規定するためのリスト(あるいはテーブル)である。このため、トーン周波数リストは、例えば図2に示すような内容とされる。なお、図2においては、128種類のテストトーン信号STTを使用できるようにした場合である。
すなわち、このトーン周波数リストにおいて、第1列は、128種のテストトーン信号STTを区別するためのパターン番号PNを示し、この例においては、PN=1〜128である。また、第2列および第3列は、テストトーン信号STTのそれぞれに含まれる正弦波信号Sa、Sbの値aおよびbを示す。
例えば、PN=1の行では、a=100、b=740であるから、PN=1のテストトーン信号STTは、正弦波信号S100、S740から構成されることになる。このとき、正弦波信号S100、S740の周波数f100、f740は、(3)式から
f100=48000/4096×100≒1171.9〔Hz〕
f740=48000/4096×740≒8671.9〔Hz〕
となる。また、PN=128のテストトーン信号STTは、正弦波信号S735、S1375から構成され、このとき、それらの周波数f735、f1375は、
f735=48000/4096×735≒8623.3〔Hz〕
f1375=48000/4096×1375≒16113.3〔Hz〕
となる。
そして、このトーン周波数リストにも示すように、テストトーン信号STTを構成する正弦波信号Sa、Sbの周波数fa、fbは、すべて互いに異なる。
〔4〕 トーンシーケンスリストについて
「トーンシーケンスリスト」は、スピーカSP1〜SPmと、これらに供給されるテストトーン信号STTのパターン番号PNとの対応関係を示すリスト(ないしテーブル)である。したがって、トーンシーケンスリストは、例えば図3に示すような内容とされる。なお、図3においては、スピーカSP1〜SPmの数が128個(m=128)の場合である。
さらに、図3のトーンシーケンスリストにおいては、スピーカSP1〜SP128の故障を短時間のうちにチェックできるようにするため、128個のスピーカSP1〜SP128に128種(PN=1〜128)のテストトーン信号STT〜STTを同時に供給する場合である。
ただし、一般に、スピーカの周波数特性には、ピークやディップがある。そして、そのディップのため、スピーカにテストトーン信号STTを供給しても、スピーカから該当するテストトーンが出力されないことがあり、その結果、テストトーンを収音できないことがある。そして、これはスピーカの故障の場合との区別が難しい。
そこで、図3のトーンシーケンスリストにおいては、スピーカSP1〜SP128にテストトーン信号STTを供給する場合、その供給を3回まで繰り返すようにした場合である。すなわち、図3のトーンシーケンスリストにおいて、第1列は、スピーカSP1〜SPmに与えられたスピーカ番号SNを示し、この例においては、m=128なので、SN=1〜128である。また、第2列〜第4列は、スピーカSP1〜SP128に供給するテストトーン信号STTのパターン番号PNを示し、「第1回目」(SEQ=1)〜「第3回目」(SEQ=3)の供給が用意される。
そして、スピーカSP1〜SP128にテストトーン信号STTを供給する場合、これが第1回目の供給であれば、図3の「第1回目」の列に示すように、スピーカSP1〜SP128に、PN=1〜128のテストトーン信号STT〜STTを同時に供給する。また、第2回目の供給であれば、図3の「第2回目」の列に示すように、スピーカSP1〜SP96およびSP97〜SP128に、PN=33〜128およびPN=1〜32のテストトーン信号STT〜STTを同時に供給する。さらに、第3回目の供給であれば、図3の「第3回目」の列に示すように、スピーカSP1〜SP64およびSP65〜SP128に、PN=65〜128およびPN=1〜64のテストトーン信号STT駆動STTを同時に供給する。
このようにすれば、スピーカSP1〜SP128に供給されるテストトーン信号STT〜STTの周波数成分はスピーカごとに異なるので、スピーカSP1〜SP128から出力されるテストトーンの周波数成分は、スピーカごとに異なる。したがって、スピーカSP1〜SP128から出力されたテストトーンを周波数解析し、その解析結果の周波数成分をチェックすれば、故障の有無をスピーカSP1〜SP128のそれぞれごとに知ることができる。
そして、このとき、128個のスピーカSP1〜SP128にテストトーン信号STT〜STTを同時に供給しているので、128個のスピーカSP1〜SP128について短時間のうちに故障の有無をチェックすることができる。また、図3に「第1回目」〜「第3回目」として示すように、必要に応じてチェックを繰り返すとともに、1回のチェックごとに、スピーカSP1〜SP128に供給されるテストトーン信号STT〜STTの周波数成分を変更しているので、スピーカSP1〜SP128の周波数特性にディップがあっても故障の有無を正確にチェックすることができる。
〔5〕 テストトーン信号STTのフォーマットについて
図4Aは、1チャンネル分のテストトーン信号STTのフォーマット(タイミングチャート)を示す。このテストトーン信号STTは、テスト期間TTにわたって形成されて所定の1つのスピーカに供給されるものであるが、このテスト期間TTは、無音期間TMと、準備期間TRと、チェック期間TCと、演出期間TEとから構成される。
ここで、無音期間TMは、スピーカSP1〜SPmが設置されている部屋の暗騒音(背景雑音)を測定するための期間であり、テストトーン信号STTは無信号とされる。また、準備期間TRは、続くチェック期間TCにスピーカからテストトーンを出力するとき、その音量を適正値に設定するための期間である。さらに、チェック期間TCは、スピーカSP1〜SPmの故障の有無を実際にチェックするための期間である。そして、演出期間TEは、テストトーンの終了の演出に使用するための期間であり、スピーカの故障の有無のチェックには使用されない。
そして、図4Aの場合、期間TM、TR、TC、TEは、どれも1つの単位期間TUから構成される。ただし、チェック期間TCは、基本的には1つの単位期間TUから構成されるが、上述のようにスピーカSP1〜SPmのチェックを繰り返す場合には、図4Bあるいは図4Cに示すように、2つあるいは3つの単位期間TUから構成される。
また、図4Dにも示すように(図4D以降は時間軸を伸張して示す)、単位期間TUは図1における2つの期間TN、TNに等しい長さとされる。そして、複数のテストトーン信号STT〜STTが、スピーカSP1〜SPmに同時に供給されるが、そのとき、単位期間TUを単位として内容が変更される。
ここで、テストトーン信号STTは、上記のように正弦波信号Sa、Sbの混合信号であり、期間TNにおける信号Sa、Sbのサイクル数a、bは自然数とされているので、単位期間TUにおける期間TNとTNとのつなぎ目でテストトーン信号STTの位相は滑らかに変化する。
なお、上記の数値例の場合、
TU=TN×2
=4096/48000×2
≒171〔m秒〕
である。また、テスト期間TTは、図4Aの場合、
TT=TM+TR+TC+TE
=TU×4
≒683〔m秒〕
である。
このようなテストトーン信号STTが被試験スピーカに供給されると、その被試験スピーカが正常であれば、そのテストトーン信号STTに対応した周波数成分のテストトーンがその被試験スピーカから出力される。
そこで、その被試験スピーカから出力されるテストトーンをマイクロフォンにより収音すると、マイクロフォンからは、図4Eにも示すようにテストトーン信号STTが出力される(以後、このマイクロフォンから出力されるときのテストトーン信号STTを「応答信号STT」と呼ぶ)。なお、応答信号STTは、スピーカに供給されたテストトーン信号STT(図4D)に対して、被試験スピーカと、マイクロフォンとの間隔に対応した時間τだけ遅れる。
したがって、図4Fに示すように、マイクロフォンからの応答信号STTを所定の期間TAにわたって周波数解析をすれば、その被試験スピーカの故障をチェックできる。
そして、その場合、図4Eにも示すように、マイクロフォンからの応答信号STTは、単位期間TUの期間TN、TNに同じ内容が2回繰り返されているので、解析期間TAの時間位置には十分な余裕がある。このため、例えば、マイクロフォンから応答信号STTが出力されたら、その出力信号の立ち上がりをチェック期間TCの基準として応答信号STTの周波数解析を開始することができ、収音した応答信号STTの遅延時間τをあまり考慮する必要がない。
また、テストトーン信号STTは正弦波信号Sa、Sbの混合信号なので、解析期間TAをTA=TNとすることにより、解析期間TAにおける応答信号STTのサイクル数は整数となる。したがって、周波数解析を行う場合、窓関数の処理を実行する必要がなくなり、その解析処理が簡単になる。
さらに、図4Aに示すように、チェック期間TC(=TU)にチェックを行った場合に、あるスピーカからテストトーンが出力されていないときには、図4Bあるいは図4Cに示すように、チェック期間TCを延長するとともに、そのスピーカに供給されるテストトーン信号STTの正弦波信号Sa、Sbの周波数を図3に示すように変更しているので、スピーカからテストトーンが出力されないとき、それが故障によるものであるか周波数特性のディップによるものであるかを区別することができ、スピーカの故障の有無を確実に判定することができる。
〔6〕 暗騒音(背景雑音)およびスピーカの故障の有無の判定方法
図4にも示すように、テスト期間TTの先頭の無音期間TMは、スピーカの故障の有無のチェックが暗騒音により影響されることを避けるために使用される。すなわち、スピーカから出力されるテストトーンを収音し、その収音により得られた応答信号STTを解析してテストトーンの各周波数成分のレベルを測定するとき、その解析結果(周波数成分)には、暗騒音による周波数成分も含まれてしまう。
したがって、テストトーンの解析結果からスピーカの故障の有無を判定するときには、その暗騒音による周波数成分について考慮する必要がある。以下、暗騒音を考慮した判定方法の一例について説明する。
まず、無音期間TMにおける暗騒音を収音して周波数解析を行い、例えば図5Bに示すように、周波数成分(ノイズ成分)ごとにそのレベルを求めて、そのレベルをいったん記憶しておく。このとき、テストトーン信号STTに含まれる正弦波信号Sa、Sbの周波数と等しい周波数の成分についてだけ、そのレベルを記憶すればよく、他の周波数の成分については記憶する必要はない。また、この記憶するときの周波数は、トーン周波数リストを参照することにより知ることができる。
次にチェック期間TCに、被試験スピーカにテストトーン信号STTを供給するとともに、その被試験スピーカの応答信号STTを周波数解析し、例えば図5Aに示すように、周波数成分ごとに、そのレベルを求める。図5Aにおいては、信号Sa、Sbが、ある被試験スピーカにより得られた周波数成分であり、他の周波数成分は暗騒音によるものとする。なお、一般に、信号Sa、Sbは、スピーカの周波数特性によりレベルが異なるとともに、暗騒音の周波数成分も含んでいる。
そして、信号Saと、レベルを記憶しておいたノイズ成分(図5B)のうちの信号Saと等しい周波数のノイズ成分NaとのS/Nを求め、これを値Vaとする。同様に、信号Sbと、ノイズ成分のうちの信号Sbと等しい周波数のノイズ成分NbとのS/Nを求め、これを値Vbとする。なお、この場合、信号Sa、Sbのうち、レベルが規定値VTHに達しない信号があるときには、上述のS/Nは算出しないで、対応する値を0とする。
そして、値Va、Vbのうち、S/Nが高いほうの値Vx(xはa、bのどちらか)を選択し、この最大値Vxと規定値VREFとを比較し、
(i) Vx>VREFのとき、チェックされたスピーカは正常
(ii) Vx≦VREFのとき、チェックされたスピーカは故障
と判定する。
このようにすれば、収音した応答信号STTに含まれる信号Sa、Sbのうち、最もS/Nの良好な信号について、そのS/Nと規定値VREFとを比較して該当するスピーカの故障の有無を判定しているので、スピーカの周波数特性や部屋の定在波特性などに影響されずに、スピーカの故障の有無を正確に判定することができる。
〔7〕 音場補正装置
図6は、この発明を音場補正装置に適用した場合の一例を示す。なお、この例においては、m=128である。
〔7−1〕 音場補正装置の構成およびその動作
DVDプレーヤ、デジタルチューナ、ゲーム機などの信号源SSからデジタルオーディオ信号DAが取り出され、このデジタルオーディオ信号DAが入力端子21を通じてデジタルフィルタ221〜22m(m=128)に供給される。
このとき、デジタルオーディオ信号DAは、正弦波信号S1のデジタルデータDDと同様のフォーマットである。また、デジタルフィルタ221〜22mは、図13における遅延回路DL1〜DLmの遅延処理を行うとともに、必要に応じて他の音場補正などの処理も行うものである。したがって、デジタルフィルタ221〜22mからは、図14あるいは図15に示すような音圧増強点Ptgを形成するデジタルオーディオ信号が取り出される。
そこで、このデジタルオーディオ信号が、スイッチ回路231〜23mを通じてデジタルアンプ241〜24mに供給される。デジタルアンプ241〜24mは、この例においては、いわゆるD級アンプの構成とされているものであり、供給されたデジタルオーディオ信号をスイッチングによりD級パワー増幅して各チャンネルのアナログオーディオ信号を出力するものである。
そして、このアンプ241〜24mから出力されたオーディオ信号が、スピーカSP1〜SPmにそれぞれ供給される。この場合、スピーカSP1〜SPmは、上述のようにスピーカアレイ10を構成しているものであり、例えば図13に示すようにリスナの前方に1列に、あるいは複数行×複数列に配置されているものである。また、このような配置とするため、図示はしないが、スピーカSP1〜SPmは1つのキャビネットに収納されている。
さらに、制御回路25が設けられる。この制御回路25は、マイクロコンピュータにより構成され、デジタルフィルタ221〜22mがデジタルオーディオ信号DAに対して遅延を行うとき、その遅延時間τ1〜τmを音圧増強点Ptg(あるいは音圧低減点Pnc)の位置に対応して設定するものである。このため、制御回路25からデジタルフィルタ221〜22mに遅延時間τ1〜τmの制御信号が供給される。
また、制御回路25からスイッチ回路231〜23mに制御信号が供給され、スイッチ回路231〜23mは、通常の再生時には図の状態に接続され、スピーカSP1〜SPmの故障の有無のチェック時には図とは逆の状態に接続される。さらに、制御回路25には、各種の操作スイッチ26も接続される。
したがって、通常の再生時には、信号源SSからのデジタルオーディオ信号DAが、デジタルフィルタ221〜22m→スイッチ回路231〜23m→デジタルアンプ241〜24mの信号ラインを通じてスピーカSP1〜SPmに供給される。そして、このとき、デジタルフィルタ221〜22mにおいて、デジタルオーディオ信号DAに所定の遅延時間τ1〜τmが付与されるので、音圧増強点Ptgが形成されるとともに、その音圧増強点Ptgの位置が制御される。
〔7−2〕 スピーカの故障チェックのための構成
スピーカSP1〜SPmの故障の有無のチェックのため、以下のように構成される。すなわち、テストトーン信号STTを形成する信号形成回路31が例えばDSPにより構成されるとともに、制御回路25から信号形成回路31にテストトーン信号STTに含まれる正弦波信号Sa、Sbの周波数fa、fbを指示する制御信号が供給される。
また、制御回路25は、上述の解析期間TAに、スピーカSP1〜SPmから出力されたテストトーンの周波数解析を行うとともに、その解析結果にしたがってスピーカSP1〜SPmの故障の有無を判定するものである。このため、制御回路25は、これを構成するマイクロコンピュータが実行するプログラムとして、例えば図7〜図9に示すルーチン100、200、300を有する。
これらルーチン100〜300の詳細については後述するが、図7〜図9においては、この発明に関連する部分を抜粋して示している。そして、制御回路25により信号形成回路31が制御されてテストトーン信号STTが形成されると、そのテストトーン信号STTがスイッチ回路231〜23mに供給されるとともに、スイッチ回路231〜23mは信号形成回路31に接続される。
さらに、スピーカSP1〜SPmからテストトーンが出力されたとき、そのテストトーンを収音するマイクロフォン32が設けられ、このマイクロフォン32から出力される応答信号STTがマイクアンプ33を通じてA/Dコンバータ回路34に供給されてデジタル信号にA/D変換され、このデジタル応答信号STTが制御回路25に供給される。
なお、マイクロフォン32は、スピーカSP1〜SPmを収納しているキャビネットに設けることができる。また、制御回路25には、スピーカSP1〜SPmの故障の有無の判定結果を表示する表示素子として、例えばLCDパネル35が接続される。
〔7−3〕 スピーカの故障チェック時の動作
操作スイッチ26のうちのチェックスイッチを操作すると、制御回路25を構成するマイクロコンピュータの処理が、ルーチン100のステップ101からスタートし、次にステップ102において初期設定が行われ、スイッチ回路231〜23mが図とは逆の状態に接続されるとともに、テストトーン信号STTの形成が開始され、テスト期間TTに入る。
このテスト期間TTに入ると、まず、ステップ111〜114により無音期間TMにおける暗騒音のレベルが測定される。すなわち、マイクロフォン32により暗騒音が収音されるとともに、その収音した暗騒音の信号が、アンプ33およびA/Dコンバータ回路34を通じて制御回路25に供給される。
すると、ステップ111において、その暗騒音の信号が例えばFFTにより周波数解析され(図5B)、暗騒音のレベルが周波数成分ごとにいったん記憶される。この記憶は、トーン周波数リスト(図2)を参照することにより、テストトーン信号STTに含まれる信号Sa、Sbと等しい周波数の周波数成分について行えばよい。
次に、ステップ112において、ステップ111により解析および記憶された周波数成分ごとのレベルが規定のノイズレベルと比較される。
そして、ステップ113において、ステップ112の比較結果がチェックされ、すべてのノイズレベルが規定のノイズレベルより小さいときには、処理はステップ113からステップ114に進み、このステップ114において、ステップ111により解析された周波数成分ごとのノイズレベルのうち、テストトーン信号STTに含まれる信号Sa、Sbと等しい周波数の周波数成分のノイズレベルが制御回路25のメモリに保存される。
そして、処理はステップ114からステップ120に進み、準備期間TRの処理が実行される。すなわち、信号形成回路31によりテストトーン信号STT〜STTが形成され、このテストトーン信号STT〜STTが、スイッチ回路231〜23m→デジタルアンプ241〜24mの信号ラインを通じてスピーカSP1〜SPmに供給される。
なお、この準備期間TRにおけるテストトーン信号STT〜STTは、例えば図2に示すパターン番号PNのテストトーン信号STT〜STTであって、例えば図3の第1回目の列に示す組み合わせでスピーカSP1〜SPmにそれぞれ供給することができる。こうして、準備期間TRには、スピーカSP1〜SPmから同時にテストトーンが出力されることになる。
また、準備期間TRにおけるテストトーンは、続くチェック期間TCにおけるスピーカSP1〜SPmの出力レベルを適正値に設定するためのものなので、そのレベルは比較的小さくされるが、その直前の無音期間TMにおける暗騒音の解析結果を考慮して決定することができる。さらに、準備期間TRのテストトーンがマイクロフォン32により収音され、その収音された応答信号STTが制御回路25に供給され、続くチェック期間TCにおけるテストトーン信号STT〜STTのレベルが設定される。
続いて、処理はステップ130に進み、このステップ130において、後述するようにチェック期間TCの処理が実行され、その後、ステップ140において、演出期間TEの処理が実行され、すなわち、制御回路25により信号形成回路31が制御されて終了用のテストトーン信号STT〜STTが形成され、これら信号STT〜STTがスピーカSP1〜SPmに供給される。
そして、その後、ステップ151において、テストトーン信号STTの形成が終了されるとともに、スイッチ回路231〜23mが図の状態に接続されてテスト期間TTを終了し、さらに、ステップ152において、ルーチン100を終了する。
なお、ステップ113において、規定のノイズレベルより大きいノイズ成分(周波数成分)があるときには、処理はステップ113からステップ116に進み、このステップ116において、暗騒音のレベルの測定(無音期間TMにおける測定)が規定の回数に達したか否かがチェックされ、達していないときには、処理はステップ116からステップ111に戻り、無音期間TMが繰り返されてステップ111以降における暗騒音の周波数成分ごとのレベルの測定が再び実行される。
また、ステップ116において、暗騒音のレベルの測定回数をチェックした場合に、規定の回数に達していたときには、処理はステップ116からステップ117に進み、このステップ117において、例えばLCDパネル35に、環境を改善して暗騒音を小さくする必要があることが表示され、その後、ステップ140を通じてステップ152に進み、ルーチン100を終了する。
そして、ステップ130におけるチェック期間TCの処理は、例えば図8にルーチン200として示すように実行される。すなわち、チェック期間TCになると、制御回路25を構成するマイクロコンピュータの処理がルーチン200のステップ201からスタートし、次にステップ202において、図3のトーンシーケンスリストの何回目であるかを示す変数SEQが1にセットされる。
続いて、ステップ203において、図2に示すパターン番号PNのテストトーン信号STT〜STTが、図3のトーンシーケンスリストのうち、変数SEQの示す列の組み合わせで、今の場合は第1回目の列に示す組み合わせで形成され、これら信号STT〜STTがスピーカSP1〜SPmに同時に供給される。こうして、チェック期間TCには、スピーカSP1〜SPmからテストトーンが出力される。
そこで、このテストトーンがマイクロフォン32により収音され、その収音された応答信号STTが制御回路25に供給され、上述の解析期間TAに周波数解析されるとともに、その解析結果からスピーカSP1〜SPmの故障の有無がスピーカごとに判定される。なお、この周波数解析およびスピーカSP1〜SPmごとの故障の有無の判定は、ルーチン300により行われる。
そして、このルーチン300の判定の結果がステップ204においてチェックされ、スピーカSP1〜SPmのすべてが正常のときには、処理はステップ204からステップ205に進み、スピーカSP1〜SPmのすべてが正常であることがLCDパネル35に表示され、その後、ステップ209によりルーチン200を終了し、処理はステップ140に進む。
しかし、ステップ204において、ルーチン300の判定の結果をチェックした場合に、スピーカSP1〜SPmのいずれかからテストトーンが出力されていないときには、処理はステップ204からステップ206に進み、このステップ206において、変数SEQが1だけインクリメントされ、その後、ステップ207において、変数SEQが図3におけるチェック回数である3回を越えたか否かがチェックされる。
そして、変数SEQが3回を越えていないときには、処理はステップ207からステップ203に戻り、以後、ステップ203以降の処理が繰り返され、すなわち、チェック期間TCのチェックが繰り返される。
ただし、このとき、ステップ206が実行されるごと変数SEQがインクリメントされるので、ステップ203以降の処理が繰り返されるごとに、図2に示すパターン番号PNのテストトーン信号STT〜STTが、図3のトーンシーケンスリストのうち、第2回目の列あるいは第3回目の列に示す組み合わせに変更されていく。こうして、スピーカSP1〜SPmからは、チェック期間TCが繰り返されるごとに異なる組み合わせの周波数成分でテストトーンが出力される。
そして、第2回目あるいは第3回目のチェックの結果、スピーカSP1〜SPmのすべてが正常のときには、上述のように、処理はステップ204からステップ205に進み、スピーカSP1〜SPmのすべてが正常であることがLCDパネル35に表示され、その後、ステップ209によりルーチン200を終了し、処理はステップ140に進む。
しかし、第3回目のチェックでも、スピーカSP1〜SPmのいずれかからテストトーンが出力されていないときには、処理がステップ206に進むとともに、SEQ≧4となるので、処理はステップ207からステップ208に進み、このステップ208において、異常のあるスピーカを示すスピーカ番号などがLCDパネル35に表示され、その後、ステップ209によりルーチン200を終了し、処理はステップ140に進む。
以上の処理に加え、制御回路25においては、ルーチン100の処理と平行してルーチン300が解析期間TAに実行され、スピーカSP1〜SPmごとの故障が判定される。すなわち、このルーチン300においては、処理はステップ301からスタートし、次にステップ302において、解析期間TAにA/Dコンバータ回路34から出力される応答信号STTが制御回路25に取り込まれて周波数解析される。そして、ステップ303において、ステップ302により解析された周波数成分が、対応するスピーカごとに分離される。なお、この分離は、トーン周波数リストおよびトーンシーケンスリストを参照して実行される。
続いてステップ304において、スピーカ番号SN(図3)が第1番目のスピーカSP1に対応して「1」にセットされるとともに、「故障リスト」が用意される。この故障リストは、スピーカSP1〜SPmのそれぞれごとに、その故障の有無を示す情報を有するもので、ステップ304においては、スピーカSP1〜SPmのすべてについて、“故障”に仮設定される。
次にステップ305において、ステップ303により分離された周波数成分と、ルーチン100のステップ114でメモリに保存されたノイズ成分とがレベル比較される。このレベル比較は、スピーカ番号SNの示すスピーカに供給されたテストトーン信号STTに含まれる信号Sa、Sbと、これと等しい周波数のノイズ成分Na、Nbとについて比較するものである(図5)。なお、このとき、比較の対象となる信号Sa、Sbの周波数は、スピーカ番号SNと、回数SEQと、パターン番号PN(図3)とから知ることができる。
そして、この比較の結果、上述の(i)の場合には、処理はステップ305からステップ306に進み、このステップ306において、ステップ304により用意した故障リストのうち、スピーカ番号SNの示すスピーカが“正常”に設定され、その後、処理はステップ307に進む。
しかし、ステップ305における比較の結果、(ii)の場合には、処理はステップ305からステップ306をスキップしてステップ307に進む。
そして、ステップ307において、スピーカSP1〜SPmのすべてについて、チェックが実行されたか否かが、スピーカ番号SNから判別され、まだ、チェックされていないスピーカがあるときには、処理はステップ307からステップ308に進み、スピーカ番号SNが「1」だけインクリメントされて次のスピーカがチェック対象とされ、その後、処理はステップ305に戻る。
こうして、スピーカSP1〜SPmのすべてに対して、応答信号STTに含まれる信号Sa、Sbのレベル比較の結果から故障の有無が判定され、故障のないスピーカについては、故障リストの情報が“正常”に設定されていく。
そして、スピーカSP1〜SPmのすべてに対して、故障の有無が判定されると、処理はステップ307からステップ309に進み、ルーチン300を終了する。
なお、ルーチン200のステップ204は、ステップ306により更新された故障リストの内容からスピーカSP1〜SPmの故障の有無を判定し、ステップ208は、その故障リストの内容から故障しているスピーカのスピーカ番号SNなどをLCDパネル35に表示する。
こうして、ルーチン100〜300によれば、スピーカSP1〜SPmの故障の有無をチェックし、その結果を報告することができる。
〔8〕 信号形成回路31の例
図10は、信号形成回路31を個別の回路により構成した場合の一例を示す。この例においては、ROM41に、図1Aに示すように、正弦波信号S1の1サイクルに変換されるデジタルデータDDが格納されている。そして、期間TNに、このデジタルデータDDが、ROM41のa番地につき1番地の割り合いで読み出されるとともに、その読み出しがa回繰り返されて正弦波信号Saが取り出され、この信号Saがメモリ421aに書き込まれる。
また、別の期間TNに、ROM41のデジタルデータDDが、ROM41のb番地につき1番地の割り合いで読み出されるとともに、その読み出しがb回繰り返されて正弦波信号Sbが取り出され、この信号Sbがメモリ421bに書き込まれる。したがって、メモリ421a、421bには、正弦波信号Sa、Sbが同時化されて保存されていることになる。
そこで、これらメモリ421a、421bの信号Sa、Sbが期間TNごとに同時に読み出され、その読み出された信号Sa、Sbがレベル調整回路431a、431bによりレベルが調整されてから加算回路441に供給されてテストトーン信号STTに加算され、このテストトーン信号STTがスイッチ回路231を通じて取り出される。
また、同様にして、メモリ(422a、422b)〜(42ma、42mb)、レベル調整回路(432a、432b)〜(43ma、43mb)および加算回路442〜44MによりスピーカSP2〜SPmのテストトーン信号STT〜STTがそれぞれ形成され、スイッチ回路232〜23mを通じて取り出される。
こうして、スピーカSP1〜SPmに供給されるテストトーン信号STT〜STTを形成することができる。なお、DSPやCPUにより信号形成回路31を構成する場合には、ROM41のデジタルデータDDに対してメモリ421a〜42mb以降の処理を行えばよい。
〔9〕 トーン周波数リストおよびトーンシーケンスリストの他の例
図11は、トーン周波数リストの他の例を示し、この例においては、384種類のテストトーン信号STT(PN=1〜384)を使用できるようにした場合である。このトーン周波数リストにおいても、テストトーン信号STTを構成する正弦波信号Sa、Sbの周波数fa、fbは、すべて互いに異なる。
また、図12はトーンシーケンスリストの他の例を示す。図3のトーンシーケンスリストは、パターン番号PNの種類と、スピーカSP1〜SPmの数とが等しいので、チェックごとに、スピーカ番号SNとパターン番号PNとの組み合わせをずらしているが、図12の例においては、すべて異なるパターン番号PNを使用するようにした場合である。
〔10〕 まとめ
上述のチェック装置によれば、多数のスピーカSP1〜SPmを使用する再生装置において、周波数が互いに異なるテストトーン信号STT〜STTをスピーカSP1〜SPmに同時に供給するとともに、スピーカSP1〜SPmから出力されたテストトーンを周波数解析し、スピーカSP1〜SPmに対応する周波数成分の有無からそのスピーカの故障の有無を判定しているので、接続不良、ボイスコイルの断線などを迅速にチェックすることができる。
また、チェック時、必要に応じてテストトーン信号STTの周波数を変更してチェックを繰り返すようにしているので、スピーカSP1〜SPmの周波数特性にディップがあっても、スピーカSP1〜SPmの故障の有無を正確にチェックすることができる。さらに、テストトーン信号STTは、正弦波信号Sa、Sbの整数サイクルから構成しているので、テストトーンをFFTなどにより周波数解析をする場合、これが容易となる。
〔11〕 その他
上述においては、スピーカSP1〜SPmのすべてを同時にチェックしているが、スピーカSP1〜SPmを複数のグループに分割し、そのグループ単位で同時にチェックこともできる。また、端子21からアンプ241〜24mまでを、スピーカSP1〜SPmと一体に1つのキャビネットに収納することもできる。
さらに、5.1チャンネルステレオなどのマルチチャンネルステレオシステムや3ウェイスピーカシステムなどのマルチウェイスピーカシステムにおいて、それらのスピーカの故障の有無をチェックする場合にも、この発明を適用することができる。また、信号形成回路31は、制御回路25を構成するマイクロコンピュータにより実現することもでき、逆に応答信号STTの周波数解析を専用のDSPやCPUにより行うこともできる。
〔略語の一覧〕
A/D:Analog to Digital
CPU:Central Processing Unit
D/A:Digital to Analog
DSP:Digital Signal Processor
FFT:Fast Fourier Transform
LCD:Liquid Crystal Display
ROM:Read Only Memory
S/N:Signal to Noise ratio
この発明を説明するための波形図である。 この発明を説明するための表図である。 この発明を説明するための表図である。 この発明を説明するためのタイミング図である。 この発明を説明するための周波数スペクトル図である。 この発明の一形態を示す系統図である。 図6の装置の処理の一形態を示すフローチャート図である。 図7のルーチンの一部の詳細を示すフローチャート図である。 図6の装置の処理の一形態を示すフローチャート図である。 図6の装置の一部を示す系統図である。 この発明を説明するための表図である。 この発明を説明するための表図である。 この発明を説明するための図である。 この発明を説明するための図である。 この発明を説明するための図である。
符号の説明
10…スピーカアレイ、221〜22m…デジタルフィルタ、241〜24m…デジタルアンプ、25…制御回路、26…操作スイッチ、31…信号形成回路、32…マイクロフォン、34…A/Dコンバータ回路、35…表示素子、Pnc…音圧低減点、Ptg…音圧増強点、SP1〜SPm…スピーカ、

Claims (6)

  1. 周波数が互いに異なる第1および第2の正弦波信号を加算して第1〜第m(mは2以上の自然数)のテストトーン信号を形成する信号形成部と、
    この信号形成部を制御することにより、上記第1〜第mのテストトーン信号ごとに、上記第1および第2の正弦波信号の周波数を異ならせるとともに、上記第1〜第mのテストトーン信号の周波数成分を互いに異ならせる制御回路と、
    上記第1〜第mのテストトーン信号をそれぞれ第1〜第mのスピーカに同時に供給する出力回路と、
    上記第1〜第mのスピーカから出力されるテストトーンを収音したマイクロフォンの出力信号を、上記第1〜第mのスピーカごとのテストトーン信号に解析する解析部と、
    この解析部の解析結果のテストトーン信号が、規定値以上の上記第1あるいは第2の正弦波信号を含むとき、上記解析結果に対応するスピーカを正常と判定するとともに、上記解析部の解析したテストトーン信号が、上記規定値以上の上記第1および第2の正弦波信号を含まないとき、上記解析結果に対応するスピーカを異常と判定する判定部と、
    この判定部の判定結果を表示する表示部と
    を備えたスピーカのチェック装置。
  2. 請求項1に記載のチェック装置において、
    上記信号形成部は、
    少なくとも1/4サイクル分の正弦波信号を表すデジタルデータを保存しているメモリと、
    上記デジタルデータを上記メモリからaサンプル(aは自然数)ごとに読み出すことにより、上記正弦波信号のa倍の周波数の第1の正弦波信号を形成する第1の形成部と、
    上記デジタルデータを上記メモリからbサンプル(bは自然数。b≠a)ごとに読み出すことにより、上記正弦波信号のb倍の周波数の第2の正弦波信号を形成する第2の形成部と、
    上記第1の正弦波信号および上記第2の正弦波信号を加算して上記テストトーン信号を形成する加算回路と
    を備えたスピーカのチェック装置。
  3. 請求項1に記載のチェック装置において、
    上記解析部は、
    上記第1〜第mのスピーカからテストトーンが出力される前に、上記マイクロフォンの出力信号により暗騒音を周波数解析し、
    上記制御回路は、
    上記周波数解析した暗騒音のレベルが規定値より低いとき、上記出力回路に上記テストトーン信号を出力させる
    ようにしたスピーカのチェック装置。
  4. 請求項1に記載のチェック装置において、
    上記制御回路は、
    上記判定部が異常と判定したスピーカがあるとき、その異常と判定したスピーカに供給される上記テストトーン信号に含まれる上記第1および第2の正弦波信号の周波数を変更て上記周波数解析および上記良否の判定を再実行させる
    ようにしたスピーカのチェック装置。
  5. 周波数が互いに異なる第1および第2の正弦波信号を加算して第1〜第m(mは2以上の自然数)のテストトーン信号を形成するとともに、
    上記第1〜第mのテストトーン信号ごとに、上記第1および第2の正弦波信号の周波数を異ならせて上記第1〜第mのテストトーン信号の周波数成分を互いに異ならせ、
    上記第1〜第mのテストトーン信号をそれぞれ第1〜第mのスピーカに同時に供給し、
    上記第1〜第mのスピーカから出力されるテストトーンを収音たマイクロフォンの出力信号を、上記第1〜第mのスピーカごとのテストトーン信号に解析し、
    この解析結果のテストトーン信号が、規定値以上の上記第1あるいは第2の正弦波信号を含むとき、上記解析結果に対応するスピーカを正常と判定するとともに、上記解析部の解析したテストトーン信号が、上記規定値以上の上記第1および第2の正弦波信号を含まないとき、上記解析結果に対応するスピーカを異常と判定し、
    この判定結果を表示する
    ようにしたスピーカのチェック方法。
  6. 請求項5に記載のチェック方法において、
    上記テストトーン信号の形成は、
    少なくとも1/4サイクル分の正弦波信号を表すデジタルデータを保存しているメモリから、上記デジタルデータをaサンプル(aは自然数)ごとに取り出して上記正弦波信号のa倍の周波数の第1の正弦波信号を形成するとともに、
    上記デジタルデータをbサンプル(bは自然数。b≠a)ごとに取り出して上記正弦波信号のb倍の周波数の第2の正弦波信号を形成し、
    上記第1の正弦波信号と上記第2の正弦波信号とを加算して上記テストトーン信号を形成する
    ようにたスピーカのチェック方法。
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