JP4187996B2 - ベルト機構の異常検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンのクランクシャフトに設けたクランクプーリと、補機に設けた補機プーリと、モータ・ジェネレータに設けたモータ・ジェネレータプーリと、アイドラプーリと、張力調整手段に設けた張力調整手段プーリとに巻き掛けたベルトの張力を前記張力調整手段で調整するベルト機構の異常検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジンのクランクシャフトにモータ・ジェネレータを含む補機をベルトを介して接続し、モータ・ジェネレータをエンジンの運転時にジェネレータとして機能させるとともに、エンジンの始動時にスタータモータとして機能させるハイブリッド車両が、特開2001−165019号公報により公知である。
【0003】
このハイブリッド車両は、クランクシャフトの回転数とスタータモータの回転数とを比較し、両者の回転数の差が所定の閾値以上になった場合に、ベルトに脱落、破断、スリップ等の異常が発生したと判定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで上記従来のものは、エンジンの始動性能が実質的に低下するようなベルトのスリップが発生した時点で、あるいはベルトのスリップにより車両機器の機能に異常が発生した時点で初めてベルト機構の異常を判定するものであるため、ベルトのスリップに伴うダメージを未然に、あるいは軽度のうちに阻止することが難しかった。
【0005】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ベルト機構の張力調整手段の異常を早期に検出してダメージを最小限に抑えることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、エンジンのクランクシャフトに設けたクランクプーリと、補機に設けた補機プーリと、モータ・ジェネレータに設けたモータ・ジェネレータプーリと、アイドラプーリと、張力調整手段に設けた張力調整手段プーリとに巻き掛けたベルトの張力を前記張力調整手段で調整するベルト機構の異常検出装置において、前記張力調整手段は、ベルトの張力を調整すべく伸縮自在であって、伸縮に伴って容積が変化する液室を有すると共に、同液室に対する液体の流入・流出を制御して同張力調整手段のロックおよびその解除を行う制御弁を備えており、前記張力調整手段の異常を検出し、異常が検出されたときにフェールセーフ動作を行う制御手段を備え、前記制御手段は、前記張力調整手段の正常時には前記モータ・ジェネレータで前記エンジンを始動し、前記張力調整手段の異常時には非常用スタータモータで前記ベルトを介さずに前記エンジンを始動し、かつ前記モータ・ジェネレータプーリを基準として、前記ベルトの回転方向に沿って、前記補機プーリ、前記クランクプーリ、前記張力調整手段プーリおよび前記アイドラプーリを順番に配置したことを特徴とするベルト機構の異常検出装置が提案される。
【0007】
上記構成によれば、エンジンおよび補機を含む車両機器のプーリとアイドラプーリとにベルトを巻き掛けて駆動力を伝達するベルト機構において、その張力調整手段の異常が検出されたときにフェールセーフ動作を行うので、ベルトにスリップが発生する前に異常を検出してフェールセーフ動作が行われることになり、ベルト機構のダメージを最小限に抑えることができる。
【0008】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記制御手段は前記張力調整手段の伸縮位置に基づいて異常を検出することを特徴とするベルト機構の異常検出装置が提案される。
【0009】
上記構成によれば、張力調整手段の異常をその伸縮位置に基づいて検出するので、張力調整手段に異常が発生してベルトの張力が適切でなくなったとき、それを検出してフェールセーフ動作が行われることになり、ベルト機構のダメージを最小限に抑えることができる。
【0010】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記制御手段は前記アイドラプーリの回転軸の荷重に基づいて異常を検出することを特徴とするベルト機構の異常検出装置が提案される。
【0011】
上記構成によれば、張力調整手段の異常をアイドラプーリの回転軸の荷重に基づいて検出するので、張力調整手段に異常が発生してベルトの張力が適切でなくなったとき、それを検出してフェールセーフ動作が行われることになり、ベルト機構のダメージを最小限に抑えることができる。
【0012】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記制御手段は前記液室の圧力に基づいて異常を検出することを特徴とするベルト機構の異常検出装置が提案される。
【0013】
上記構成によれば、張力調整手段の異常をその液室の圧力に基づいて検出するので、張力調整手段に異常が発生してベルトの張力が適切でなくなったとき、それを検出してフェールセーフ動作が行われることになり、ベルト機構のダメージを最小限に抑えることができる。
【0014】
また請求項5に記載された発明によれば、請求項1〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記補機はスタータモータあるいはアシストモータとして機能可能なモータ・ジェネレータであることを特徴とするベルト機構の異常検出装置が提案される。
【0015】
上記構成によれば、補機であるモータ・ジェネレータをエンジンのスタータモータまたはエンジンに対するアシストモータとして使用するので、エンジンでモータ・ジェネレータを駆動して発電および回生制動を行うだけでなく、モータ・ジェネレータでクランクシャフトをクランキングしてエンジンを始動したり、エンジンの出力をアシストしたりすることができる。
【0016】
また請求項6に記載された発明によれば、請求項5の構成に加えて、前記制御手段は前記張力調整手段の異常を検出したときにエンジンのアイドル停止を禁止することを特徴とするベルト機構の異常検出装置が提案される。
【0017】
上記構成によれば、張力調整手段の異常を検出したときにエンジンのアイドル停止を禁止するので、アイドル停止後にエンジンの再始動が不能になる事態を回避することができる。
【0018】
尚、実施例の空調用コンプレッサ13およびウオータポンプ14は本発明の補機に対応し、実施例のオートテンショナ17は本発明の張力調整手段に対応し、実施例の空調用コンプレッサプーリ21およびウオータポンププーリ23は本発明の補機プーリに対応し、実施例のテンショナプーリ27は本発明の張力調整手段プーリに対応し、実施例の第1液室55は本発明の液室に対応し、実施例の電子制御ユニットUは本発明の制御手段に対応する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明の一実施例を示すもので、図1はハイブリッド車両用のエンジンの正面図、図2は図1の2部拡大断面図、図3はアイドル停止制御ルーチンのフローチャート、図4はアイドル停止許可判断ルーチンのフローチャート、図5は各種異常検出ルーチンのフローチャート、図6はオートテンショナ異常検出ルーチンのフローチャートである。
【0020】
図1に示すように、ハイブリッド車両用のエンジンEはエンジンブロック11の側面に取り付けた補機ブラケット12を備えており、その補機ブラケット12に空調用コンプレッサ13、ウオータポンプ14、モータ・ジェネレータ15、アイドラプーリ16およびオートテンショナ17が支持される。エンジンEのクランクシャフト18に設けたクランクプーリ19と、空調用コンプレッサ13の回転軸20に設けた空調用コンプレッサプーリ21と、ウオータポンプ14の回転軸22に設けたウオータポンププーリ23と、モータ・ジェネレータ15の回転軸24に設けたモータ・ジェネレータプーリ25と、回転軸26に設けた前記アイドラプーリ16と、オートテンショナ17に設けたテンショナプーリ27とにベルト28が巻き掛けられる。クランクプーリ19、空調用コンプレッサプーリ21、ウオータポンププーリ23、モータ・ジェネレータプーリ25、アイドラプーリ16およびテンショナプーリ27の回転方向は矢印で示される。
【0021】
オートテンショナ17は伸縮自在なテンショナ本体29を備えており、その上端が支点ピン30を介して補機ブラケット12に枢支される。補機ブラケット12には支点ピン31を介してベルクランク32の中間部が枢支されており、ベルクランク32の一端部がピン33を介してテンショナ本体29の下端に枢支され、ベルクランク32の他端部に回転軸34を介して前記テンショナプーリ27が枢支される。
【0022】
エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ35aと、モータ・ジェネレータ15の回転数を検出するモータ・ジェネレータ回転数センサ35bと、オートテンショナ17のテンショナ本体29の伸縮位置を検出するストロークセンサ36aと、オートテンショナ17の第1液室55(図2参照)の液圧を検出する液圧センサ36bと、アイドラプーリ16の回転軸26の荷重を検出する荷重センサ37とからの信号が入力される電子制御ユニットUは、燃料噴射弁38の燃料噴射量と、点火プラグ39の点火時期と、モータコントローラ40およびインバータ41を介してのモータ・ジェネレータ15の作動とを制御する。
【0023】
エンジンEの運転時にモータ・ジェネレータ15はジェネレータとして機能して発電あるいは回生制動を司り、エンジンEのアイドル停止後にモータ・ジェネレータ15はスタータモータとして機能してエンジンEを再始動し、また車両の加速時にモータ・ジェネレータ15はアシストモータとして機能してエンジンEの出力をアシストする。
【0024】
モータ・ジェネレータ15によるエンジンEの始動が不能になったときのために、クランクシャフト18に固定したスタータギヤ42に、非常用スタータモータ43の出力軸に固定したピニオン44が噛合しており、電子制御ユニットUからの指令で非常用スタータモータ43を駆動してクランクシャフト18をクランキングすることでエンジンEを始動することができる。
【0025】
図2に示すように、オートテンショナ17のテンショナ本体29は、補機ブラケット12に接続されるアッパーハウジング51の内周面に、ベルクランク32に接続されるロアハウジング52の外周面を摺動自在に嵌合させてなり、ロアハウジング52に一体に形成したシリンダ53に、アッパーハウジング51に一体に形成したピストン54が摺動自在に嵌合する。シリンダ53およびピストン54によって区画された第1液室55と、シリンダ53の外側に区画された第2液室56とがロアハウジング52に形成した第1連通路57および第2連通路58を介して接続されており、第1液室55の全部および第2液室56の一部に液体が封入される。テンショナ本体29が収縮すると第1液室55の容積が縮小し、テンショナ本体29が伸長すると第1液室55の容積が拡大する。
【0026】
アッパーハウジング51およびロアハウジング52は第2液室56に収納したスプリング59で相互に離反する方向(つまりテンショナ本体29が伸長する方向)に付勢されており、このスプリング59の弾発力はテンショナプーリ27をベルト28に押し付けて張力を付与する方向に作用する。
【0027】
第1連通路57には円錐状の弁座60および球状の弁体61よりなるチェック弁62が設けられており、このチェック弁62によって第1液室55から第2液室56への液体の移動が阻止され、その逆方向の液体の移動が許容される。第2連通路58には、円錐状の弁座63に向けて球状の弁体64をスプリング65で付勢した制御弁66と、絞り67とが設けられる。制御弁66の開閉を制御するアクチュエータ68は、ソレノイド69と、ソレノイド69により作動するアマチュア70と、アマチュア70と一体に設けられた押圧ロッド71と、アマチュア70を付勢するスプリング72とからなる。
【0028】
アクチュエータ68のソレノイド69を消磁すると、スプリング72の弾発力でアマチュア70が左動して押圧ロッド71が弁体64を弁座63から離反させ、制御弁66は強制的に開弁状態に保持される。従って、ソレノイド69の消磁状態では、開弁状態にある制御弁66を介して第1液室55および第2液室56間の双方向への液体の移動が許容される。一方、ソレノイド69を励磁すると、アマチュア70と共に押圧ロッド71が右動して弁体64が弁座63に着座し、制御弁66はチェック弁として機能する。従って、ソレノイド69の励磁状態では、第1液室55から第2液室56への液体の移動が阻止されてテンショナ本体29が収縮不能にロックされ、第2液室56から第1液室55への液体の移動が許容されてテンショナ本体29が伸長可能となる。このように、制御弁66は、第1液室55に対する液体の流入・流出を制御してオートテンショナ17のロックおよびその解除を行う。
【0029】
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用を説明する。
【0030】
先ず、オートテンショナ17の作用について説明すると、エンジンEの通常の運転時には制御弁66のアクチュエータ68のソレノイド69は消磁状態にあり、アマチュア70および押圧ロッド71がスプリング72の弾発力で左動して弁体64が弁座63から離反することで、制御弁66は強制的に開弁状態に保持される。
【0031】
オートテンショナ17の位置でのベルト28の張力は、エンジンEが加速すると減少し、エンジンEが減速すると増加する。また前記ベルト28の張力は、空調用コンプレッサ13、ウオータポンプ14あるいはモータ・ジェネレータ15の負荷が増加すると減少し、前記負荷が減少すると増加する。
【0032】
このようにしてベルト28の張力が増加しようとすると、ベルト28からテンショナプーリ27に作用する荷重がベルクランク32を介してオートテンショナ17のテンショナ本体29に伝達され、テンショナ本体29を収縮させようとする。その結果、スプリング59の弾発力に抗してアッパーハウジング51の内部にロアハウジング52が押し込まれて第1液室55の容積が減少し、チェック弁62が閉弁して第1連通路57が閉塞されることから、第1液室55内の液体は第2連通路58の開弁した制御弁66および絞り67を通過して第2液室56にゆっくりと流入し、ベルト28の張力の増加が抑制される。その際に液体が絞り67を通過することで減衰力が発生する。
【0033】
一方、ベルト28の張力が減少しようとすると、ベルト28からテンショナ本体29に伝達される荷重が減少するため、スプリング59の弾発力でアッパーハウジング51の内部からロアハウジング52が押し出されて第1油室55の容積が増加する。このとき、チェック弁62が開弁して第1連通路57が開放されるため、第2液室56内の液体が第1連通路57を経て第1液室55に流入し、テンショナ本体29が伸長してベルト28の張力の減少が抑制される。その際に、第2液室56内の液体の一部が第2連通路58の絞り67を経て第1液室55に流入するが、第2液室56内の液体の大部分は絞りが設けられていない第1連通路57を経て第1液室55に速やかに移動し、テンショナ本体29が伸長する応答性が高められる。
【0034】
このように、ベルト28の張力が増減しようとすると、それを補償するようにオートテンショナ17のテンショナ本体29が伸縮することにより、ベルト28の張力を略一定に保持して安定した動力伝達を可能にすることができる。
【0035】
ところで、ハイブリッド車両のエンジンEは、車両の停止時に自動的にアイドル停止し、車両の発進時に自動的に再始動するようになっており、その再始動は、通常はジェネレータとして機能するモータ・ジェネレータ15をスタータモータとして機能させることで行われる。
【0036】
エンジンEを再始動すべくモータ・ジェネレータ15を駆動してモータ・ジェネレータプーリ25を矢印方向に回転させると、オートテンショナ17の位置でベルト28の張力が急激に増加し、テンショナ本体29が一旦急激に収縮した後にスプリング59の弾発力で急激に伸長するため、ベルト28が暴れて動力伝達が不安定になる虞がある。そこで本実施例では、エンジンEの再始動に先立って、予めベルト28の張力を増加させた状態で制御弁66のアクチュエータ68のソレノイド69を励磁して押圧ロッド71を右動させ、弁体64を弁座63に着座可能にして制御弁66をチェック弁として機能させる。その結果、チェック弁62および制御弁66の両方に阻止されて第1液室55内の液体が密封されるため、テンショナ本体29は収縮不能にロックされて前記ベルト28の暴れが防止される。
【0037】
次に、電子制御ユニットUによる制御内容をフローチャートに基づいて説明する。
【0038】
先ず、図3のフローチャートに基づいてエンジンEのアイドル停止制御の内容を説明する。
【0039】
ステップS1でエンジンEのアイドル停止許可が成立したか否かを判断し、ステップS2でエンジンEのアイドル停止許可が成立し、かつステップS3でエンジンEが運転中であれば、ステップS4でエンジンEの停止制御を実行する。一方、前記ステップS2で停止許可が成立せず、かつステップS5でエンジンEがアイドル停止中であれば、ステップS6でエンジンEの始動制御を実行する。
【0040】
次に、図3のフローチャートのステップS1の「アイドル停止許可判断」のサブルーチンを、図4のフローチャートに基づいて説明する。
【0041】
ステップS11で各種異常検出を実行し、ステップS12で異常なしのとき、ステップS13でエンジンEの暖機が完了しており、ステップS14で車両が停止しており、ステップS15でアクセルペダルが放されており、ステップS16でブレーキペダルが踏まれており、ステップS17でバッテリの残容量が所定値以上であり、ステップS18でタイマーが終了していれば、即ち前記ステップS12〜S17の条件が全て成立してから所定時間が経過していれば、ステップS19でアイドル停止許可を出力する。
【0042】
前記ステップS12で異常ありのとき、ステップS20で非常用スタータモータ43をエンジンEの始動用モータに設定し、ステップS21でタイマーをリセットし、ステップS22でアイドル停止を禁止する。従って、何らかの異常がある場合と、前記ステップS13〜S17の少なくとも一つが成立しない場合とにはアイドル停止が禁止され、また何の異常がない場合でもステップS18でタイマーがカウントを終了していなければ、ステップS23でタイマーを減算した後に前記ステップS22でアイドル停止を禁止する。
【0043】
次に、図4のフローチャートのステップS11の「各種異常検出」のサブルーチンを、図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0044】
ステップS31でエンジンEの異常を検出し、ステップS32でバッテリの異常を検出し、ステップS33でインバータ41の異常を検出し、ステップS34でモータ・ジェネレータ15の異常を検出し、ステップS35でオートテンショナ17の異常を検出する。
次に、図5のフローチャートのステップS35の「オートテンショナ異常検出」のサブルーチンを、図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0045】
ステップS41でオートテンショナ17の機能を示すパラメータ、例えばオートテンショナ17のテンショナ本体29の伸縮位置をストロークセンサ36aで検出する。ステップS42でテンショナ本体29の伸縮位置が正常な作動範囲内になければ、ステップS46でオートテンショナ17に何らかの異常が発生したと直ちに判定してフェールセーフ処理が実行される。即ち、図4のフローチャートのステップS20で非常用スタータモータ43をエンジンEの始動用モータに設定し、ステップS21でタイマーをリセットし、ステップS22でアイドル停止を禁止する。アイドル停止禁止制御中は、エンジンEが運転状態にあれば、アイドル停止を禁止してエンジンEの運転状態を維持し、エンジンEが停止状態にあれば、非常用スタータモータ43でエンジンEを始動した後にアイドル停止を禁止する。
【0046】
上記制御により、オートテンショナ17が正常に機能しない状態でモータ・ジェネレータ15がスタータモータとして駆動されるのを防止し、ベルト28や他の車両機器がダメージを受けるのを回避することができる。
【0047】
より簡便な手法としては、ストロークセンサ36aの代わりに、オートテンショナ17のロック時にテンショナ本体29が所定位置まで伸長していることを検出するリミットスイッチを設け、モータ・ジェネレータ15をスタータモータとして駆動するときに、前記リミットスイッチの出力に基づいてベルト28がスリップしないだけの張力を有しているか否かを判定し、張力が不充分なときに異常が発生したと判定することもできる。
【0048】
また前記ステップS41,S42で、オートテンショナ17の機能を示すパラメータとして、荷重センサ37で検出したアイドラプーリ16の回転軸26の荷重を用いることができる。即ち、アイドラプーリ16の回転軸26にはベルト28の張力に応じた曲げ荷重が作用するため、この曲げ荷重が所定範囲から外れたときにオートテンショナ17に異常が発生したと判定することができる。具体的には、オートテンショナ17のロック時にベルト28の張力が最大になって回転軸26の曲げ荷重が上限値となり、オートテンショナ17のロック解除時にベルト28の張力が最小になって回転軸26の曲げ荷重が下限値となるため、前記曲げ荷重が上限値および下限値の範囲から逸脱したときに、オートテンショナ17の異常を直ちに判定することができる。
【0049】
また前記ステップS41,S42で、オートテンショナ17の機能を示すパラメータとして、液圧センサ36bで検出したオートテンショナ17の第1液室55の液圧を用い、その液圧が所定範囲になければオートテンショナ17に何らかの異常が発生したと直ちに判定してフェールセーフ処理を実行することができる。なぜならば、第1液室55の液圧はベルト28の張力と比例関係にあるからである。
【0050】
より簡便な手法としては、液圧センサ36bの代わりに所定の圧力で作動する油圧スイッチを用い、モータ・ジェネレータ15をスタータモータとして駆動するときに、第1液室55に充分な液圧が発生しているか否か、つまりベルト28がスリップしないだけの張力を有しているか否かを判定し、張力が不充分なときに異常が発生したと判定することもできる。
【0051】
前記ステップS42で各パラメータ、即ち、テンショナ本体29の伸縮位置、アイドラプーリ16の回転軸26の荷重およびオートテンショナ17の第1液室55の液圧が正常な範囲内にあるとき、ステップS43でベルト28のスリップを検出する。ベルト28のスリップを検出する手法の一例として、エンジン回転数センサ35aで検出したクランクシャフト18の回転数(正確には、クランクプーリ19の周速)と、モータ・ジェネレータ回転数センサ35bで検出したモータ・ジェネレータ15の回転数(正確には、モータ・ジェネレータプーリ25の周速)とを比較する。そしてステップS44で両者間の偏差が所定の閾値未満であれば、ステップS45でオートテンショナ17に異常なしと判定し、偏差が所定の閾値以上であれば、ステップS46でオートテンショナ17に異常ありと判定する。
【0052】
以上のように、オートテンショナ17のテンショナ本体29の伸縮位置、アイドラプーリ16の回転軸26の荷重、あるいはオートテンショナ17の第1液室55の液圧に基づいてオートテンショナ17の異常を検出するので、ベルト28にスリップが発生する前にオートテンショナ17の異常によるベルト28の張力不足を検出し、適切なフェールセーフ処理を行うことでベルト28や車両機器のダメージを未然にかつ最小限に抑えることができる。
【0053】
特に、上記フェールセーフ処理では、ベルト28の張力が低下したときに、モータ・ジェネレータ15をスタータモータとして使用することを禁止するので、ベルト28のスリップによるダメージを防止することができる。また予期せぬ理由でベルト28がスリップした場合でも、そのベルト28のスリップを検出してフェールセーフ処理を行うので、ベルト28や車両機器のダメージを一層確実に防止することができる。
【0054】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、エンジンおよび補機を含む車両機器のプーリとアイドラプーリとにベルトを巻き掛けて駆動力を伝達するベルト機構において、その張力調整手段の異常が検出されたときにフェールセーフ動作を行うので、ベルトにスリップが発生する前に異常を検出してフェールセーフ動作が行われることになり、ベルト機構のダメージを最小限に抑えることができる。
【0056】
また請求項2に記載された発明によれば、張力調整手段の異常をその伸縮位置に基づいて検出するので、張力調整手段に異常が発生してベルトの張力が適切でなくなったとき、それを検出してフェールセーフ動作が行われることになり、ベルト機構のダメージを最小限に抑えることができる。
【0057】
また請求項3に記載された発明によれば、張力調整手段の異常をアイドラプーリの回転軸の荷重に基づいて検出するので、張力調整手段に異常が発生してベルトの張力が適切でなくなったとき、それを検出してフェールセーフ動作が行われることになり、ベルト機構のダメージを最小限に抑えることができる。
【0058】
また請求項4に記載された発明によれば、張力調整手段の異常をその液室の圧力に基づいて検出するので、張力調整手段に異常が発生してベルトの張力が適切でなくなったとき、それを検出してフェールセーフ動作が行われることになり、ベルト機構のダメージを最小限に抑えることができる。
【0059】
また請求項5に記載された発明によれば、補機であるモータ・ジェネレータをエンジンのスタータモータまたはエンジンに対するアシストモータとして使用するので、エンジンでモータ・ジェネレータを駆動して発電および回生制動を行うだけでなく、モータ・ジェネレータでクランクシャフトをクランキングしてエンジンを始動したり、エンジンの出力をアシストしたりすることができる。
【0060】
また請求項6に記載された発明によれば、張力調整手段の異常を検出したときにエンジンのアイドル停止を禁止するので、アイドル停止後にエンジンの再始動が不能になる事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイブリッド車両用のエンジンの正面図
【図2】 図1の2部拡大断面図
【図3】 アイドル停止制御ルーチンのフローチャート
【図4】 アイドル停止許可判断ルーチンのフローチャート
【図5】 各種異常検出ルーチンのフローチャート
【図6】 オートテンショナ異常検出ルーチンのフローチャート
【符号の説明】
13 空調用コンプレッサ(補機)
14 ウオータポンプ(補機)
15 モータ・ジェネレータ
16 アイドラプーリ
17 オートテンショナ(張力調整手段)
19 クランクプーリ
21 空調用コンプレッサプーリ(補機プーリ)
23 ウオータポンププーリ(補機プーリ)
25 モータ・ジェネレータプーリ
26 回転軸
27 テンションナプーリ(張力調整手段プーリ)
28 ベルト
43 非常用スタータモータ
55 第1液室(液室)
66 制御弁
E エンジン
U 電子制御ユニット(制御手段)
Claims (6)
- エンジン(E)のクランクシャフト(18)に設けたクランクプーリ(19)と、補機(13,14)に設けた補機プーリ(21,23)と、モータ・ジェネレータ(15)に設けたモータ・ジェネレータプーリ(25)と、アイドラプーリ(16)と、張力調整手段(17)に設けた張力調整手段プーリ(27)とに巻き掛けたベルト(28)の張力を前記張力調整手段(17)で調整するベルト機構の異常検出装置において、
前記張力調整手段(17)は、ベルト(28)の張力を調整すべく伸縮自在であって、伸縮に伴って容積が変化する液室(55)を有すると共に、同液室(55)に対する液体の流入・流出を制御して同張力調整手段(17)のロックおよびその解除を行う制御弁(66)を備えており、前記張力調整手段(17)の異常を検出し、異常が検出されたときにフェールセーフ動作を行う制御手段(U)を備え、
前記制御手段(U)は、前記張力調整手段(17)の正常時には前記モータ・ジェネレータ(15)で前記エンジン(E)を始動し、前記張力調整手段(17)の異常時には非常用スタータモータ(43)で前記ベルト(28)を介さずに前記エンジン(E)を始動し、
かつ前記モータ・ジェネレータプーリ(25)を基準として、前記ベルト(28)の回転方向に沿って、前記補機プーリ(21,23)、前記クランクプーリ(19)、前記張力調整手段プーリ(27)および前記アイドラプーリ(16)を順番に配置したことを特徴とするベルト機構の異常検出装置。 - 前記制御手段(U)は、前記張力調整手段(17)の伸縮位置に基づいて異常を検出することを特徴とする、請求項1に記載のベルト機構の異常検出装置。
- 前記制御手段(U)は、前記アイドラプーリ(16)の回転軸(26)の荷重に基づいて異常を検出することを特徴とする、請求項1に記載のベルト機構の異常検出装置。
- 前記制御手段(U)は、前記液室(55)の圧力に基づいて異常を検出することを特徴とする、請求項1に記載のベルト機構の異常検出装置。
- 前記補機(15)は、スタータモータあるいはアシストモータとして機能可能なモータ・ジェネレータであることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載のベルト機構の異常検出装置。
- 前記制御手段(U)は、前記張力調整手段(17)の異常を検出したときに、エンジン(E)のアイドル停止を禁止することを特徴とする、請求項5に記載のベルト機構の異常検出装置。
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