JP7302751B2 - 内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置に関する。
アイドル運転中に所定の自動停止条件が成立すると内燃機関を自動停止し、自動停止中に所定の自動再始動条件が成立すると内燃機関を自動再始動する内燃機関のアイドルストップ制御が従来から知られている。
例えば、特許文献1においては、内燃機関を自動停止させた後機関回転速度がゼロまで降下する際の回転降下期間において機関回転速度が内燃機関の共振帯域(共振域)を含む所定回転速度域にあると判定されると、モータジェネレータにより内燃機関のクランクシャフトに逆回転側のトルクである逆トルクを付与して機関回転速度の降下速度を大きくしている。
特許文献1においては、機関回転速度が所定回転速度域にあるときに、モータジェネレータの力行駆動または回生発電により内燃機関に逆トルクを付与し、機関回転速度の降下速度を大きくすることで、機関回転速度が共振帯域を通過する時間を短縮させている。
特許文献1においては、内燃機関に逆トルクを付与するにあたって、各種パラメータに基づいて、モータジェネレータの力行駆動を行うか、回生発電を行うかを判断している。
しかしながら、共振帯域を通過する際のような機関回転速度が低い場合には、モータジェネレータでの発電がほとんどできない。そのため、特許文献1においては、共振帯域を含む所定回転速度域において十分な逆トルクを内燃機関に付与することができず、機関回転速度を素早く低下させることができない虞がある。
そのため、特許文献1は、内燃機関の自動停止時、機関回転速度が共振帯域を通過する際の振動を抑制できない虞がある。
特開2017-203401号公報
本発明の内燃機関は、内燃機関の自動停止による機関回転速度低下中に内燃機関の再始動要求があった場合、機関回転速度が燃料噴射のみで再始動可能となる所定の回転速度閾値以上であれば燃料噴射の再開により内燃機関を始動し、内燃機関の機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低ければ電動機を用いて内燃機関のクランクシャフトを回転させて始動する。そして、自動停止による内燃機関の機関回転速度低下中に機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低くなると、機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低くなる前に比べて筒内への空気量を減じる。
機関回転速度が所定の回転速度閾値以上の場合は、筒内の空気量を確保して燃料噴射の再開による内燃機関の始動(燃焼始動)に備えることができる。
そして、機関回転速度が所定の回転速度閾値よりも低い場合は、筒内への空気量(吸入空気量)を減らすことで圧縮反力を減らし、内燃機関の回転変動を抑制することができる。内燃機関は、筒内への空気量減による圧縮反力の減少により、機関回転速度が内燃機関の所定の共振帯域を通過する際の振動を抑制することができる。
本発明が適用される内燃機関のシステム構成の概略を模式的に示した説明図。 自動停止条件の成立後の内燃機関の制御状態を示すタイミングチャート。 本発明に係る内燃機関の制御の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明が適用される内燃機関1のシステム構成の概略を模式的に示した説明図である。
内燃機関1は、例えば多気筒の火花点火式ガソリン機関であり、自動車等の車両に搭載されるものである。内燃機関1は、例えば、クランクシャフト2の回転を駆動力として車両の駆動輪に伝達するものである。なお、内燃機関1は、ディーゼル機関であってもよい。
内燃機関1の各気筒には、吸気通路3の一部をなすコレクタ4を介して吸気が分配されている。コレクタ4の上流側には、内燃機関1の吸入空気量を調整する電動のスロットル弁5が配置されている。スロットル弁5は、筒内に供給される空気量を調整可能な空気量調整部に相当とするものであり、吸気通路3に設けられるものであり、コレクタ4よりも上流側に位置している。
内燃機関1は、燃料噴射弁(図示せず)や点火プラグ(図示せず)を有するものである。燃料噴射弁の燃料噴射量、燃料噴射弁の燃料噴射時期、点火プラグの点火時期、燃料噴射弁に供給される燃料の圧力等は、後述するコントロールユニット21によって最適に制御される。
内燃機関1は、車載バッテリへの充電等のために発電するオルタネータ6、エアコン(エアコンディショナ)のコンプレッサ7等を駆動する。
ここで、オルタネータ6は、いわゆるモータジェネレータであり、力行運転することで内燃機関1のクランクシャフト2を駆動することが可能なものである。つまり、オルタネータ6は、クランクシャフト2を回転させて内燃機関1を始動(クランキング)させることが可能な電動機に相当するものである。
オルタネータ6、エアコン等の補機類の駆動要求があり、これらの補機類を駆動する場合には、内燃機関1に補機負荷が作用することになり、内燃機関1の負荷が増加することになる。
オルタネータ6、エアコン等の内燃機関1によって駆動される補機類は、ベルト8及びクランクプーリ9を介して伝達されるクランクシャフト2の回転を動力源としている。クランクプーリ9は、クランクシャフト2の端部に一体に取り付けられている。ベルト8は、クランクプーリ9と補機側のプーリ10とに巻き掛けられている。
内燃機関1とエアコンのコンプレッサ7との間には、エアコン用の電磁クラッチ11が設けられている。すなわち、クランクシャフト2の回転が伝達される補機側プーリ10とエアコンのコンプレッサ7との間には、エアコン用の電磁クラッチ11が設けられている。
内燃機関1は、エアコン用の電磁クラッチ11を解放することでエアコンのコンプレッサ7から切り離された状態となる。エアコン用の電磁クラッチ11は、コントロールユニット21からの指令により、エアコンを使用しない場合に解放される。つまり、内燃機関1は、エアコンを使用しない場合、エアコン用の電磁クラッチ11が解放され、エアコンのコンプレッサ7分の負荷が低減される。
なお、内燃機関1によって駆動される各種補機類のうちエアコンのように自身の停止時に内燃機関1と切り離すと内燃機関1の負荷を低減できるものにおいては、内燃機関1との間に電磁クラッチを設け、自身の停止時に電磁クラッチを解放するようにしてもよい。
コントロールユニット21には、クランクシャフト2のクランク角を検出するクランク角センサ22、アクセルペダル(図示せず)の踏込量を検出するアクセル開度センサ23、車両の車速を検出する車速センサ24、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込み量を検出するブレーキセンサ25、内燃機関1の排気通路(図示せず)に設けられた排気浄化用触媒(図示せず)の触媒温度を検出する触媒温度センサ26、コレクタ4内の圧力(空気圧)を検出する圧力センサ27等の各種センサ類の検出信号が入力されている。
コントロールユニット21は、アクセル開度センサ23の検出値を用いて、内燃機関1の要求負荷(エンジン負荷)を算出する。
また、コントロールユニット21は、車載バッテリ(図示せず)の充電容量に対する充電残量の比率であるSOC(State Of Charge)を検出可能となっている。つまり、コントロールユニット21は、バッテリSOC検出部に相当する。
クランク角センサ22は、内燃機関1の機関回転速度(機関回転数)を検出可能なものである。
内燃機関1は、車両の走行時もしくは車両の停止時に、所定の自動停止条件が成立すると、燃料供給を停止して自動停止する。そして、内燃機関1は、自動停止中に所定の自動再始動条件が成立すると再始動する。つまり、コントロールユニット21は、所定の自動停止条件が成立すると内燃機関1を自動停止し、所定の自動再始動条件が成立すると内燃機関1を自動再始動する。
内燃機関1の自動停止条件は、例えば、アクセルペダルが踏み込まれていない状態であること、車載バッテリのバッテリSOCが所定のバッテリ閾値SOCthよりも大きいこと、排気浄化用触媒の触媒温度が所定の第1触媒温度閾値T1よりも高いこと等である。
内燃機関1は、これらの自動停止条件が全て成立した場合に自動停止する。換言すれば、コントロールユニット21は、内燃機関1の運転中にこれらの自動停止条件が全て成立すると内燃機関1を自動停止させる。つまり、コントロールユニット21は、所定の自動停止条件が成立すると燃料噴射を停止して内燃機関1を自動停止する第1制御部に相当する。
内燃機関1の自動再始動条件は、例えば、アクセルペダルが踏み込まれた状態であること、車載バッテリのバッテリSOCが所定のバッテリ閾値SOCth以下であること、排気浄化用触媒の触媒温度が所定の第1触媒温度閾値T1以下であること等である。
内燃機関1は、自動停止中に再始動要求があると再始動する。換言すれば、コントロールユニット21は、内燃機関1の自動停止中にこれらの自動再始動条件のいずれかが成立すると内燃機関1を再始動させる。例えば、自動停止中の内燃機関1は、車載バッテリのバッテリSOCが所定値としてのバッテリ閾値SOCth以下になると再始動する。
内燃機関1の自動停止として、例えば、アイドルストップ、コーストストップ及びセーリングストップがある。
アイドルストップは、車両の一時停止時に、例えば上記のような自動停止条件が成立した場合に実施される。また、アイドルストップは、例えば上記のような自動再始動条件のいずれかが成立すると解除される。
コーストストップは、車両の走行中に、例えば上記のような自動停止条件が成立した場合に実施される。また、コーストストップは、例えば上記のような自動再始動条件のいずれかが成立すると解除される。なお、コーストストップとは、例えば、低車速でブレーキペダルが踏み込まれた状態の減速中に内燃機関1を自動停止することである。
セーリングストップは、車両の走行中に、例えば上記のような自動停止条件が成立した場合に実施される。また、セーリングストップは、例えば上記のような自動再始動条件のいずれかが成立した場合に解除される。なお、セーリングストップとは、例えば中高車速でブレーキペダルが踏まれていない惰性走行中に内燃機関1を自動停止することである。
コントロールユニット21は、自動停止による内燃機関1の機関回転速度低下中に内燃機関1の再始動要求があった場合、内燃機関1の機関回転速度が燃料噴射のみで再始動可能となる所定の燃焼リカバー可能回転速度閾値R1(回転速度閾値)以上であれば燃料噴射の再開により内燃機関1を始動(燃焼始動)し、内燃機関1の機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも低ければオルタネータ6を用いてクランクシャフト2を回転駆動して内燃機関1を始動(クランキング)する。さらに、コントロールユニット21は、自動停止による内燃機関1の機関回転速度低下中に機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも低くなると、機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも低くなる前に比べて筒内への空気量を減じるようスロットル弁5を制御する。つまり、コントロールユニット21は、第2制御部に相当する。燃焼リカバー可能回転速度閾値R1は、例えば600rpm程度の値となる。
これによって、内燃機関1は、自動停止条件の成立後、機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1以上の場合は、筒内の空気量を確保して燃料噴射の再開による内燃機関1の始動(燃焼始動)に備えることができる。
一方、内燃機関1は、自動停止条件の成立後、機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも低い場合は、筒内への空気量(吸入空気量)を減らすことで圧縮反力を減らし、内燃機関1の回転変動を抑制することができる。内燃機関1は、筒内への空気量減による圧縮反力の減少により、機関回転速度が内燃機関1の所定の共振帯域(共振域)を通過する際の振動を抑制することができる。
この共振帯域は、内燃機関1のアイドリング時の機関回転速度よりも低い回転速度範囲(例えば機関回転速度が300~500rpm)に対応している。つまり、内燃機関1の動力伝達系には、機関回転速度が機関共振回転速度上限値RUと機関共振回転速度下限値RLとの間の範囲にあるときに共振が発生する共振帯域が存在する。
また、コントロールユニット21は、オルタネータ6での発電中やエアコンの使用中に内燃機関1を自動停止する場合、オルタネータ6での発電やエアコンの使用を停止し、かつオルタネータ6での発電やエアコンの使用を停止する前に比べて筒内への空気量を減じるようにスロットル弁5を制御する。すなわち、コントロールユニット21は、内燃機関1のクランクシャフト2の回転により駆動される補機が作動している状態で内燃機関1を自動停止する場合、これらの補機を停止し、かつ当該補機を停止する前に比べて筒内への空気量を減じるようにスロットル弁5を制御する。
スロットル弁5を閉じて筒内への空気量(吸入空気量)を減らす場合、筒内への空気量の応答性や機関回転速度の減速度によっては、機関回転速度が内燃機関1の共振帯域を通過する前に筒内への空気量を十分に減らせない可能性がある。
そこで、内燃機関1を自動停止する際には、オルタネータ6やエアコン等の補機を停止することで燃焼始動に必要な空気量を減らすことで、機関回転速度が内燃機関1の所定の共振帯域を通過する前により早く筒内への空気量を減らすことができる。
コントロールユニット21は、機関回転速度が内燃機関1の所定の共振帯域を通過後は、機関回転速度が内燃機関1の所定の共振帯域を通過しているときよりも筒内への空気量を増加させる。すなわち、コントロールユニット21は、機関回転速度が機関共振回転速度下限値RL以下となると、機関回転速度が機関共振回転速度上限値RUと機関共振回転速度下限値RLの間にあるときよりも筒内への空気量を増加させる。
機関回転速度が内燃機関1の共振帯域を通過後は、圧縮反力による振動の影響が小さくなる。そこで、機関回転速度が内燃機関1の共振帯域を通過後は、スロットル弁5を開いて筒内への空気量を内燃機関1の始動に必要な空気量に戻すことで、内燃機関1の再始動要求が発生したときに素早く内燃機関1を始動させることができる。
図2は、自動停止条件の成立後の内燃機関1の制御状態を示すタイミングチャートである。
図2においては、自動停止条件が時刻t1において成立している。内燃機関1の自動停止は、時刻t1において許可される。内燃機関1の自動停止が許可されと、内燃機関1は、燃料噴射弁からの燃料噴射を停止する。
機関回転速度は、図2において、時刻t1以降漸次低下し、内燃機関1の共振帯域を通過して時刻t6において「0」となっている。機関回転速度は、時刻t2において燃焼リカバー可能回転速度閾値R1となっている。機関回転速度は、時刻t3において内燃機関1の共振帯域に入り、時刻t4において内燃機関1の共振帯域から抜け出している。
エアコン用の電磁クラッチ11(A/Cクラッチ)は、図2において、自動停止条件が成立した時刻t1において解放される。
オルタネータ(ALT)6は、図2において、自動停止条件が成立した時刻t1以降、発電停止(無発電)としている。
スロットル弁5は、自動停止条件が成立すると、オルタネータ6の発電停止及びエアコンの停止による補機負荷の低減分に応じて閉弁する。つまり、スロットル弁5は、時刻t1において、自動停止条件の成立にともない停止された補機の内燃機関1に対する負荷(補機負荷)の低減分だけスロット開度を閉弁する。
そして、スロットル弁5は、機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも低くなる時刻t2以降は、機関回転速度が内燃機関1の共振帯域を抜け出す時刻t4まで全閉となるように制御される。つまり、スロットル弁5は、自動停止条件の成立にともなう内燃機関1の機関回転速度低下中に機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも低くなると、機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも低くなる前に比べて筒内への空気量を減じるように制御される。
スロットル弁5は、時刻t4において、所定の大開度である所定の第1スロットル開度O1となるよう制御される。第1スロットル開度O1は、内燃機関1の始動時に設定される始動時スロットル開度Osよりも大きい開度である。
つまり、スロットル弁5は、内燃機関1の機関回転速度が共振帯域を通過後は、内燃機関1の機関回転速度が共振帯域を通過しているときよりも筒内への空気量が増加するよう制御される。
スロットル弁5は、時刻t5においてコレクタ4内の空気圧が大気圧に達すると始動時スロットル開度Osとなるよう制御される。
図3は、上述した実施例における内燃機関1の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、内燃機関1の自動停止条件が成立して内燃機関1の自動停止が開始されたか否かを判定する。ステップS1において内燃機関1の自動停止が開始された場合は、ステップS2へ進む。ステップS1において内燃機関1の自動停止が開始されていない場合は、今回のルーチンを終了する。
ステップS2では、オルタネータ6やエアコン等の補機を停止し、補機負荷をカット(低減)する。
ステップS3では、補機負荷の低減分に応じてスロットル弁5を閉じる。補機負荷の低減分が大きいほどスロットル弁5の閉じ量は大きくなる。
ステップS4では、機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも小さいか否かを判定する。ステップS4において機関回転速度が燃焼リカバー可能回転速度閾値R1よりも小さい場合には、ステップS5へ進む。
ステップS5では、スロットル弁5を全閉にする。
ステップS6では、機関回転速度が機関共振回転速度下限値RL以下であるか否かを判定する。ステップS6において機関回転速度が機関共振回転速度下限値RL以下の場合には、ステップS7へ進む。
ステップS7では、再始動に備えてコレクタ4内の圧力(空気圧)が大気圧となるようスロットル弁5を所定の大開度である第1スロットル開度O1とする。
ステップS8では、コレクタ4内の圧力(空気圧)が大気圧になった否かを判定する。ステップS8においてコレクタ4内の圧力(空気圧)が大気圧である場合には、ステップS9へ進む。
ステップS9では、スロットル弁5を始動時スロットル開度Osとする。
以上、本発明の実施例を説明してきたが、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上述した実施例においては、スロットル弁5の開度を制御して内燃機関1を自動停止した際に筒内への空気量を減じているが、内燃機関1が吸気弁のバルブタイミングを変更可能な可変動弁機構を備えている場合には、この可変動弁機構を用いて筒内への空気量を減じるようにしてもよい。すなわち、筒内に供給される空気量を調整する空気量調整部として可変動弁機構を用いてもよい。
運転者のイグニッションキー操作による内燃機関1の通常始動時においては、オルタネータ6を用いて内燃機関1を始動してもよいが、オルタネータ6とは異なる専用のスタータモータにより内燃機関1を始動するようにしてもよい。
つまり、内燃機関1は、オルタネータ6とは異なる専用のスタータモータを備えていてもよい。
なお、上述した実施例は、内燃機関の制御方法及び内燃機関の制御装置に関するものである。

Claims (5)

  1. 所定の自動停止条件が成立すると燃料噴射を停止して内燃機関を自動停止し、この自動停止による内燃機関の機関回転速度低下中に内燃機関の再始動要求があった場合、内燃機関の機関回転速度が燃料噴射のみで再始動可能となる所定の回転速度閾値以上であれば燃料噴射の再開により内燃機関を始動し、内燃機関の機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低ければ電動機を用いて内燃機関のクランクシャフトを回転させて始動し、
    自動停止による内燃機関の機関回転速度低下中に機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低くなると、機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低くなる前に比べて筒内への空気量を減じるよう筒内に供給される空気量を調整可能な空気量調整部を制御する内燃機関の制御方法。
  2. 補機が作動している状態で内燃機関を自動停止する場合、上記補機を停止し、かつ当該補機を停止する前に比べて筒内への空気量を減じる請求項1に記載の内燃機関の制御方法。
  3. 機関回転速度が内燃機関の所定の共振帯域を通過後は、機関回転速度が上記共振帯域を通過しているときよりも筒内への空気量を増加させる請求項1または2に記載の内燃機関の制御方法。
  4. クランクシャフトを回転させて内燃機関を始動させることが可能な電動機と、
    筒内に供給される空気量を調整可能な空気量調整部と、
    所定の自動停止条件が成立すると燃料噴射を停止して内燃機関を自動停止する第1制御部と、
    自動停止による内燃機関の機関回転速度低下中に内燃機関の再始動要求があった場合に、内燃機関の機関回転速度が燃料噴射のみで再始動可能となる所定の回転速度閾値以上であれば燃料噴射の再開により内燃機関を始動し、内燃機関の機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低ければ上記電動機を用いて内燃機関を始動する第2制御部と、を有し、
    上記第2制御部は、自動停止による内燃機関の機関回転速度低下中に機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低くなると、機関回転速度が上記回転速度閾値よりも低くなる前に比べて筒内への空気量を減じるよう上記空気量調整部を制御する内燃機関の制御装置。
  5. 上記回転速度閾値は、内燃機関の共振が発生する回転速度よりも高い請求項1~3のいずれかに記載の内燃機関の制御方法。
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