JP3958995B2 - オートテンショナ装置における張力制御方法 - Google Patents

オートテンショナ装置における張力制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クランクシャフトと補機類とモータ・ジェネレータとの間で駆動力を伝達するベルトに張力を付与するエンジンのオートテンショナ装置に関し、特にその張力調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハイブリッド車両のエンジンは車両の停止時に自動的に停止(アイドル停止)し、車両の発進時に自動的に再始動するようになっており、クランクシャフトにベルトを介して接続したモータ・ジェネレータをスタータモータとして機能させてエンジンの再始動を行っている。モータ・ジェネレータをスタータモータとして使用するとき、その起動と同時にクランクシャフトとモータ・ジェネレータとを接続するベルトに瞬間的に強い張力が作用するため、オートテンショナがスプリングの弾発力に抗して大きく収縮し、それに続いてスプリングの弾発力で大きく伸長するため、ベルトが暴れて動力伝達がスムーズに行われなくなる可能性がある。
【0003】
そこで従来は、モータ・ジェネレータをスタータモータとして使用するとき、オートテンショナを収縮不能にロックして上記不具合を回避している。
【0004】
図12は上記従来のオートテンショナの縦断面図であって、そのテンショナ本体01はアッパーハウジング02とロアハウジング03とを摺動自在に嵌合させてなり、アッパーハウジング02およびロアハウジング03はスプリング04で相互に離反する方向に付勢され、このスプリング04の弾発力はベルトに張力を付与する方向に作用する。ロアハウジング03に一体に形成したシリンダ05にアッパーハウジング02に一体に形成したピストン06が摺動自在に嵌合する。シリンダ05およびピストン06によって区画された第1液室07と、シリンダ05の外側に区画された第2液室08とがロアハウジング03に形成した第1連通路09および第2連通路010を介して接続されており、第1液室07および第2液室08に液体が封入される。
【0005】
第1連通路09には第1チェック弁011が設けられており、この第1チェック弁011によって第1液室07から第2液室08への液体の移動が阻止され、その逆方向の液体の移動が許容される。第2連通路010には第2チェック弁012と絞り013とが設けられており、この第2チェック弁012によって第1液室07から第2液室08への液体の移動が阻止され、その逆方向の液体の移動が許容される。第2チェック弁012の弁体014を弁座015から離反させるべく、ソレノイド016により駆動される押圧ロッド017が弁体014に臨んでいる。
【0006】
通常時にはソレノイド016を消磁して押圧ロッド017を強制的に上昇させて弁体014を弁座015から離反させることで、第2チェック弁012は開弁状態に保持される。従って、テンショナ本体01が収縮して容積が縮小する第1液室07から押し出された液体は第2チェック弁012および絞り013を有する第2連通路010を通過して第2液室08に流入し、その際に絞り013を通る液体の流通抵抗で減衰力が発揮される。またテンショナ本体01が伸長すると、第2液室08の液体が第1チェック弁011を有する第1連通路09を介して第1液室07に戻される。
【0007】
エンジンのアイドル停止後の再始動時にモータ・ジェネレータをスタータモータとして使用するとき、あるいはエンジンによる車両の加速時にモータ・ジェネレータをアシストモータとして使用するとき、ソレノイド016を励磁して押圧ロッド017を下降させることで第2チェック弁012を機能させる。モータ・ジェネレータの作動によってベルトの張力が急激に増加してテンショナ本体01が強く圧縮されたとき、第1チェック弁011および第2チェック弁012が共に閉弁して第1液室07からの液体の流出を阻止するため、テンショナ本体01は収縮不能にロックされてベルトの暴れが防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、オートテンショナのテンショナ本体を収縮不能にロックしてモータ・ジェネレータでエンジンを始動した後、所定のタイミングでテンショナ本体を収縮可能な状態に復帰させてベルトの張力調整機能を回復させる必要がある。上記タイミングが早すぎると、エンジンのクランキング中にテンショナ本体が収縮可能な状態になってベルトの張力が減少してしまうため、ベルトがスリップしてエンジンの始動が困難になる可能性がある。一方、上記タイミングが遅すぎると、エンジンが始動した後にもテンショナ本体が収縮不能にロックされた状態になるため、ベルトの張力が過剰な状態でエンジンによって補機類が駆動されることになり、ベルトの耐久性に悪影響が及ぼす可能性がある。
【0009】
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、スタータモータによるエンジンの始動前から始動後にかけて、オートテンショナによるベルトの張力調整を適切に行うことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、エンジンのクランクシャフトと補機類とスタータモータとの間で駆動力を伝達するベルトに張力を付与すべく、ベルトの張力に応じて伸縮自在なテンショナ本体と、テンショナ本体を伸長方向に付勢するスプリングと、テンショナ本体の収縮に伴って容積が縮小し、伸長に伴って容積が拡大する第1液室と、第1液室に連通する第2液室と、第1液室および第2液室間の連通を許容および阻止する制御弁とを備えたオートテンショナ装置において、スタータモータよるエンジンの始動時に制御弁を閉弁して第1液室および第2液室間の連通を阻止する工程と、エンジンに燃料を供給せずにスタータモータによってクランキングを行ったときに収束するエンジン回転数を完爆判定用回転数とし、エンジン回転数が前記完爆判定用回転数以上のときに補機類が駆動可能になったことを判定する工程と、補機類が駆動可能になったときに制御弁を開弁して第1液室および第2液室間の連通を許容する工程とを含むことを特徴とする、オートテンショナ装置における張力制御方法が提案される。
【0011】
上記構成によれば、スタータモータよるエンジンの始動時に制御弁を閉弁して第1液室および第2液室間の連通を阻止するので、スタータモータの駆動によりベルトに大きな張力が作用するときにテンショナ本体を収縮不能にロックし、ベルトの暴れやスリップを防止してエンジンの確実な始動を可能にすることができる。エンジンに燃料を供給せずにスタータモータによってクランキングを行ったときに収束するエンジン回転数を完爆判定用回転数とし、エンジン回転数が前記完爆判定用回転数以上になったことで、エンジンが始動して補機類が駆動可能になったことが判定されると制御弁を開弁して第1液室および第2液室間の連通を許容するので、ベルトの張力変動に応じてテンショナ本体が伸縮可能になる。これにより、エンジンの回転数変動や補機類の負荷変動によるベルトの張力変動をテンショナ本体の伸縮により吸収して補機類の安定した駆動を可能にしながら、過負荷によるベルトの耐久性低下を防止するとともに、ベルトの摩擦抵抗の増加を抑制してエンジンの燃費向上に寄与することができる。
【0012】
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、エンジン回転数が前記完爆判定用回転数以上の状態が所定時間以上継続したときに、補機類が駆動可能になったと判定することを特徴とする、オートテンショナ装置における張力制御方法が提案される。
【0013】
上記構成によれば、エンジン回転数が完爆判定用回転数以上の状態が所定時間以上継続したのを確認することで、エンジンの始動が完了して補機類が駆動可能になったことを的確に判定することができる。
【0014】
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、エンジン回転数が前記完爆判定用回転数以上の状態でエンジン回転数の変動が所定値以下になったときに、補機類が駆動可能になったと判定することを特徴とする、オートテンショナ装置における張力制御方法が提案される。
【0015】
上記構成によれば、エンジン回転数が完爆判定用回転数以上の状態でエンジン回転数の変動が所定値以下になったのを確認することで、エンジンの始動が完了して補機類が駆動可能になったことを的確に判定することができる。
【0016】
また請求項4に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、エンジン回転数が前記完爆判定用回転数以上の状態でスタータモータの出力トルクが所定値以下になったときに、補機類が駆動可能になったと判定することを特徴とする、オートテンショナ装置における張力制御方法が提案される。
【0017】
上記構成によれば、エンジン回転数が完爆判定用回転数以上の状態でスタータモータの出力トルクが所定値以下になったのを確認することで、エンジンの始動が完了して補機類が駆動可能になったことを的確に判定することができる。
【0018】
尚、実施例の空調用コンプレッサ13およびウオータポンプ14は本発明の補機類に対応し、実施例のモータ・ジェネレータ15は本発明のスタータモータに対応する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0020】
図1〜図7は本発明の第1実施例を示すもので、図1はハイブリッド車両用のエンジンの正面図、図2は図1の2部拡大断面図、図3はオートテンショナソレノイド消磁制御ルーチンのフローチャート、図4は図3のフローチャートに対応するタイムチャート、図5はモータアシストの作用を説明するタイムチャート、図6はモータ・ジェネレータの駆動トルクを検索するテーブル、図7は制御弁開弁ディレー時間を検索するテーブルである。
【0021】
図1に示すように、ハイブリッド車両用のエンジンEはエンジンブロック11の側面に取り付けた補機ブラケット12を備えており、補機ブラケット12に空調用コンプレッサ13、ウオータポンプ14、モータ・ジェネレータ15、アイドラプーリ16およびオートテンショナ17が支持される。エンジンEのクランクシャフト18に設けたクランクプーリ19と、空調用コンプレッサ13の回転軸20に設けた空調用コンプレッサプーリ21と、ウオータポンプ14の回転軸22に設けたウオータポンププーリ23と、モータ・ジェネレータ15の回転軸24に設けたモータ・ジェネレータプーリ25と、回転軸26に設けた前記アイドラプーリ16と、オートテンショナ17に設けたテンショナプーリ27とにベルト28が巻き掛けられる。クランクプーリ19、空調用コンプレッサプーリ21、ウオータポンププーリ23、モータ・ジェネレータプーリ25、アイドラプーリ16およびテンショナプーリ27の回転方法は矢印で示される。
【0022】
オートテンショナ17は伸縮自在なテンショナ本体29を備えており、その上端が支点ピン30を介して補機ブラケット12に枢支される。補機ブラケット12には支点ピン31を介してベルクランク32の中間部が枢支されており、ベルクランク32の一端部がピン33を介してテンショナ本体29の下端に枢支され、ベルクランク32の他端部に回転軸34を介して前記テンショナプーリ26が枢支される。
【0023】
エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ35と、モータ・ジェネレータ15の回転数を検出するモータ・ジェネレータ回転数センサ36と、オートテンショナ17のテンショナ本体29の伸縮位置を検出するストロークセンサ37とからの信号が入力される電子制御ユニットUは、燃料噴射弁38の燃料噴射量と、点火プラグ39の点火時期と、モータコントローラ40およびインバータ41を介してのモータ・ジェネレータ15の作動と、オートテンショナ17のテンショナ本体29の収縮のロックとを制御する。エンジンEの運転時にモータ・ジェネレータ15はジェネレータとして機能して発電あるいは回生制動を司り、エンジンEのアイドル停止後にモータ・ジェネレータ15はスタータモータとして機能してエンジンEを再始動し、車両の加速時にモータ・ジェネレータ15はアシストモータとして機能してエンジンEをアシストする。
【0024】
図2に示すように、オートテンショナ17のテンショナ本体29は、補機ブラケット12に接続されるアッパーハウジング51の内周面に、ベルクランク32に接続されるロアハウジング52の外周面を摺動自在に嵌合させてなり、ロアハウジング52に一体に形成したシリンダ53にアッパーハウジング51に一体に形成したピストン54が摺動自在に嵌合する。シリンダ53およびピストン54によって区画された第1液室55と、シリンダ53の外側に区画された第2液室56とがロアハウジング52に形成した第1連通路57および第2連通路58を介して接続されており、第1液室55の全部および第2液室56の一部に液体が封入される。テンショナ本体29が収縮すると第1液室55の容積が縮小し、テンショナ本体29が伸長すると第1液室55の容積が拡大する。
【0025】
アッパーハウジング51およびロアハウジング52は第2液室56に収納したスプリング59で相互に離反する方向(つまりテンショナ本体29が伸長する方向)に付勢されており、このスプリング59の弾発力はテンショナプーリ27をベルト28に押し付けて張力を付与する方向に作用する。
【0026】
第1連通路57には円錐状の弁座60および球状の弁体61よりなるチェック弁62が設けられており、このチェック弁62によって第1液室55から第2液室56への液体の移動が阻止され、その逆方向の液体の移動が許容される。第2連通路58には、円錐状の弁座63に向けて球状の弁体64をスプリング65で付勢した制御弁66と、絞り67とが設けられる。制御弁66の開閉を制御するアクチュエータ68は、ソレノイド69と、ソレノイド69により作動するアマチュア70と、アマチュア70と一体に設けられた押圧ロッド71と、アマチュア70を付勢するスプリング72とからなる。
【0027】
アクチュエータ68のソレノイド69を消磁すると、スプリング72の弾発力でアマチュア70が左動して押圧ロッド71が弁体64を弁座63から離反させ、制御弁66は強制的に開弁状態に保持される。従って、ソレノイド69の消磁状態では、開弁状態にある制御弁66を介して第1液室55および第2液室56間の双方向への液体の移動が許容される。一方、ソレノイド69を励磁すると、アマチュア70と共に押圧ロッド71が右動して弁体64が弁座63に着座し、制御弁66はチェック弁として機能する。従って、ソレノイド69の励磁状態では、第1液室55から第2液室56への液体の移動が阻止されてテンショナ本体29が収縮不能にロックされ、第2液室56から第1液室55への液体の移動が許容されてテンショナ本体29が伸長可能となる。
【0028】
次に、上記構成を備えた本発明の第1実施例の作用を説明する。
【0029】
エンジンEの通常の運転時に制御弁66のアクチュエータ68のソレノイド69は消磁状態にあり、アマチュア70および押圧ロッド71がスプリング72の弾発力で左動して弁体64が弁座63から離反することで、制御弁66は強制的に開弁状態に保持される。
【0030】
オートテンショナ17の位置でのベルト28の張力は、エンジンEが加速すると減少し、エンジンEが減速すると増加する。また前記ベルト28の張力は、空調用コンプレッサ13、ウオータポンプ14あるいはモータ・ジェネレータ15の負荷が増加すると減少し、前記負荷が減少すると増加する。
【0031】
このようにしてベルト28の張力が増加しようとすると、ベルト28からテンショナプーリ27に作用する荷重がベルクランク32を介してオートテンショナ17のテンショナ本体29に伝達され、テンショナ本体29を収縮させようとする。その結果、スプリング59の弾発力に抗してアッパーハウジング51の内部にロアハウジング52が押し込まれて第1液室55の容積が減少し、チェック弁62が閉弁して第1連通路57が閉塞されることから、第1液室55内の液体は第2連通路58の開弁した制御弁66および絞り67を通過して第2液室56にゆっくりと流入し、ベルト28の張力の増加が抑制される。その際に液体が絞り67を通過することで減衰力が発生する。
【0032】
一方、ベルト28の張力が減少しようとすると、ベルト28からテンショナ本体29に伝達される荷重が減少するため、スプリング59の弾発力でアッパーハウジング51の内部からロアハウジング52が押し出されて第1油室55の容積が増加する。このとき、チェック弁62が開弁して第1連通路57が開放されるため、第2液室56内の液体が第1連通路57を経て第1液室55に流入し、テンショナ本体29が伸長してベルト28の張力の減少が抑制される。その際に、第2液室56内の液体の一部が第2連通路58の絞り67を経て第1液室55に流入するが、第2液室56内の液体の大部分は絞りが設けられていない第1連通路57を経て第1液室55に速やかに移動し、テンショナ本体29が伸長する応答性が高められる。
【0033】
このように、ベルト28の張力が増減しようとすると、それを補償するようにオートテンショナ17のテンショナ本体29が伸縮することにより、ベルト28の張力を略一定に保持して安定した動力伝達を可能にすることができる。
【0034】
ところで、ハイブリッド車両のエンジンEは車両の停止時に自動的にアイドル停止し、車両の発進時に自動的に再始動するようになっており、その再始動は通常はジェネレータとして機能するモータ・ジェネレータ15をスタータモータとして機能させることで行われる。
【0035】
エンジンEを再始動すべくモータ・ジェネレータ15を駆動してモータ・ジェネレータプーリ25を矢印方向に回転させると、オートテンショナ17の位置でベルト28の張力が急激に増加し、テンショナ本体29が一旦急激に収縮した後にスプリング59の弾発力で急激に伸長するため、ベルト28が暴れて動力伝達が不安定になる虞がある。そこで本実施例では、エンジンEのアイドル停止により、エンジン回転数センサ35で検出したエンジン回転数とモータ・ジェネレータ回転数センサ36で検出したモータ・ジェネレータ回転数とがゼロになり、かつストロークセンサ37で検出したテンショナ本体29の伸縮位置がニュートラルになったときに、制御弁66のアクチュエータ68のソレノイド69を励磁して押圧ロッド71を右動させ、弁体64を弁座63着座可能にして制御弁66をチェック弁として機能させる。その結果、チェック弁62および制御弁66の両方に阻止されて第1液室55内の液体が密封されるため、エンジンEを再始動すべくモータ・ジェネレータ15を駆動したときにテンショナ本体29は収縮不能にロックされ、ベルト28が暴れが防止されるとともにベルト28のスリップが抑制されてエンジンEの確実な始動が可能になる。
【0036】
次に、エンジンEのアイドル停止に続く再始動時の制御弁66の制御の詳細を、図3のフローチャートと図4および図5のタイムチャートとを参照しながら説明する。
【0037】
先ず、図3のフローチャートのステップS1でアイドル停止中のエンジンEの再始動条件が成立したか否かを判定し、ステップS2でブレーキペダルが放されてエンジンEの再始動条件が成立すると、ステップS3で電子制御ユニットUがモータコントローラ40を介してモータ・ジェネレータ15にエンジンEを始動するトルクの出力を指令する。その結果、モータ・ジェネレータ15が起動してエンジンEがクランキングされると、ステップS4でエンジン回転数センサ35によってエンジン回転数Neを監視する。モータ・ジェネレータ15の出力トルクTRQは図6に示すテーブルから検索されるもので、エンジン回転数Neが所定値Ne1(初爆回転数)に達するまでは所定値TRQ1に保持され、その後にエンジン回転数Neに増加に伴ってゼロまでリニアに減少する。
【0038】
その結果、図4のタイムチャートに示すように、エンジン回転数Neが増加してピーク値Ne4に達した後、僅かに減少してアイドル回転数Ne3に安定する。図4における破線は、エンジンEに燃料を供給せずにモータ・ジェネレータ15によるクランキングを行ったと仮定した場合であり、この場合にはエンジン回転数Neは所定値Ne2(完爆判定用回転数)に収束し、モータ・ジェネレータ15の出力トルクTRQは所定値TRQ2に収束する。
【0039】
そしてステップS5でエンジン回転数Neが完爆判定用回転数Ne2以上になり、かつステップS6AでセットしたタイマーがステップS6Bでタイムアップすると、つまりNe≧Ne2の状態が所定時間Tst(制御弁開弁ディレー時間)継続すると、ステップS7でモータアシスト条件が成立したか否かを判定し、ステップS8でモータアシスト中でなければ、ステップS9でオートテンショナー17のアクチュエータ68のソレノイド69を消磁して制御弁66をチェック弁として機能不能にし、オートテンショナ17のテンショナ本体29を伸縮可能にしてエンジンEの運転中におけるベルト28の張力調整機能を発揮させる。
【0040】
以上のように、エンジン回転数Neが完爆判定用回転数Ne2以上になった状態が制御弁開弁ディレー時間Tst継続すると、オートテンショナ17を伸縮可能な状態に復帰させてベルト28の張力調整機能を発揮させるので、エンジンEの回転数変動や補機類の負荷変動によるベルト28の張力変動がテンショナ本体29の伸縮により吸収されて補機類の安定した駆動が可能になる。しかも、テンショナ本体29が収縮不能にロックされた状態でエンジンEが長時間運転されることがないので、ベルト28の耐久性低下が防止されるだけでなく、過剰な張力によるベルト28の摩擦抵抗の増加を抑制してエンジンEの燃費向上に寄与することができる。
【0041】
尚、図7に示すように、前記制御弁開弁ディレー時間Tstを冷却水温の上昇に伴って短くしても良い。これにより、エンジンEが始動し難い低水温時、つまりエンジンEの冷間時に前記制御弁開弁ディレー時間Tstを長く設定し、ベルト28が高張力に保持される時間を長くしてエンジンEを一層確実に始動することができる。
【0042】
ところで、前記ステップS7でモータアシスト条件が成立したとき、例えば、エンジンEの始動直後にアクセルペダルを踏み込んで車両を発進させたとき、モータ・ジェネレータ15を駆動してエンジンEによる車両の加速をアシストするモータアシストが実行される。図5のタイムチャートに示すように、エンジンEの完爆から制御弁開弁ディレー時間Tstが経過する以前にアクセルペダルが踏み込まれると、オートテンショナー17のアクチュエータ68のソレノイド69を励磁状態に保持してベルト28のスリップを抑制しながら、モータ・ジェネレータ15にアシストトルクTRQ1を発生させて車両の加速性能を向上させる。そしてアクセルペダルが戻されたときに、モータ・ジェネレータ15の駆動を停止すると同時に、アクチュエータ68のソレノイド69を消磁してオートテンショナ17を伸縮可能な状態に復帰させ、ベルト28の張力調整機能を発揮させる。
【0043】
次に、図8および図9に基づいて本発明の第2実施例を説明する。
【0044】
第2実施例はエンジンEの始動後にオートテンショナー17のアクチュエータ68のソレノイド69を消磁する条件が第1実施例と異なっており、図8のフローチャートに示す第2実施例はステップS1,S2,S4,S5およびステップS7〜S9が第1実施例と共通である。即ち、図8のフローチャートのステップS3で電子制御ユニットUがモータコントローラ40を介してモータ・ジェネレータ15にエンジンEを始動する出力トルクTRQの発生を指令する際に、エンジン回転数Neが完爆判定用回転数Ne2になるようにモータ・ジェネレータ15の出力トルクTRQがフィードバック制御される。これにより、エンジン回転数Neは完爆判定用回転数Ne2を僅かにオーバーシュートするだけで該完爆判定用回転数Ne2に速やかに収束する。そしてステップS5でエンジン回転数Neが完爆判定用回転数Ne2以上になり、かつステップS6Cでモータ・ジェネレータ15の出力トルクTRQが所定値TRQ3以下になったときに、モータアシストが行われないことを条件にしてアクチュエータ68のソレノイド69を消磁し、オートテンショナ17を伸縮可能な状態に復帰させてベルト28の張力調整機能を発揮させる。モータ・ジェネレータ15の出力トルクTRQが所定値TRQ3以下になったときのエンジン回転数Neは完爆判定用回転数Ne2以上であるため、エンジンEが確実に始動したことを確認してオートテンショナ17を伸縮可能な状態に復帰させることができ、第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0045】
次に、図10および図11に基づいて本発明の第3実施例を説明する。
【0046】
第3実施例もエンジンEの始動後にオートテンショナー17のアクチュエータ68のソレノイド69を消磁する条件が第1実施例と異なっており、図10のフローチャートに示す第3実施例はステップS1〜S5およびステップS7〜S9が第1実施例と共通である。即ち、図10のフローチャートのステップS5でエンジン回転数Neが完爆判定用回転数Ne2以上になり、かつステップS6Dでエンジン回転数Neの所定時間当たりの変動ΔNeが所定値ΔNe2以下になったときに、モータアシストが行われないことを条件にしてアクチュエータ68のソレノイド69を消磁し、オートテンショナ17を伸縮可能な状態に復帰させてベルト28の張力調整機能を発揮させる。エンジン回転数Neの所定時間当たりの変動ΔNeが所定値ΔNe2以下になったときにエンジンEは完爆状態にあるため、エンジンEが確実に始動したことを確認してオートテンショナ17を伸縮可能な状態に復帰させることができ、第1実施例と同様の作用効果を達成することができる。
【0047】
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
【0048】
例えば、実施例ではモータ・ジェネレータ15をスタータモータとして使用しているが、始動専用のスタータモータを用いることも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上のように請求項1に記載された発明によれば、スタータモータよるエンジンの始動時に制御弁を閉弁して第1液室および第2液室間の連通を阻止するので、スタータモータの駆動によりベルトに大きな張力が作用するときにテンショナ本体を収縮不能にロックし、ベルトの暴れやスリップを防止してエンジンの確実な始動を可能にすることができる。エンジンに燃料を供給せずにスタータモータによってクランキングを行ったときに収束するエンジン回転数を完爆判定用回転数とし、エンジン回転数が前記完爆判定用回転数以上になったことで、エンジンが始動して補機類が駆動可能になったことが判定されると制御弁を開弁して第1液室および第2液室間の連通を許容するので、ベルトの張力変動に応じてテンショナ本体が伸縮可能になる。これにより、エンジンの回転数変動や補機類の負荷変動によるベルトの張力変動をテンショナ本体の伸縮により吸収して補機類の安定した駆動を可能にしながら、過負荷によるベルトの耐久性低下を防止するとともに、ベルトの摩擦抵抗の増加を抑制してエンジンの燃費向上に寄与することができる。
【0050】
また請求項2に記載された発明によれば、エンジン回転数が完爆判定用回転数以上の状態が所定時間以上継続したのを確認することで、エンジンの始動が完了して補機類が駆動可能になったことを的確に判定することができる。
【0051】
また請求項3に記載された発明によれば、エンジン回転数が完爆判定用回転数以上の状態でエンジン回転数の変動が所定値以下になったのを確認することで、エンジンの始動が完了して補機類が駆動可能になったことを的確に判定することができる。
【0052】
また請求項4に記載された発明によれば、エンジン回転数が完爆判定用回転数以上の状態でスタータモータの出力トルクが所定値以下になったのを確認することで、エンジンの始動が完了して補機類が駆動可能になったことを的確に判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハイブリッド車両用のエンジンの正面図
【図2】 図1の2部拡大断面図
【図3】 オートテンショナソレノイド消磁制御ルーチンのフローチャート
【図4】 図3のフローチャートの対応するタイムチャート
【図5】 モータアシストの作用を説明するタイムチャート
【図6】 モータ・ジェネレータの駆動トルクを検索するテーブル
【図7】 制御弁開弁ディレー時間を検索するテーブルチャート
【図8】 第2実施例に係るオートテンショナソレノイド消磁制御ルーチンのフローチャート
【図9】 図8のフローチャートの対応するタイムチャート
【図10】 第3実施例に係るオートテンショナソレノイド消磁制御ルーチンのフローチャート
【図11】 図10のフローチャートの対応するタイムチャート
【図12】 従来のオートテンショナの縦断面図
【符号の説明】
13 空調用コンプレッサ(補機類)
14 ウオータポンプ(補機類)
15 モータ・ジェネレータ(スタータモータ)
18 クランクシャフト
28 ベルト
29 テンショナ本体
55 第1液室
56 第2液室
59 スプリング
66 制御弁
E エンジン
Ne エンジン回転数
Ne2 所定値(完爆判定用回転数)
TRQ 出力トルク
TRQ3 所定値
Tst 所定時間
ΔNe エンジン回転数の変動
ΔNe2 所定値

Claims (4)

  1. エンジン(E)のクランクシャフト(18)と補機類(13,14)とスタータモータ(15)との間で駆動力を伝達するベルト(28)に張力を付与すべく、
    ベルト(28)の張力に応じて伸縮自在なテンショナ本体(29)と、
    テンショナ本体(29)を伸長方向に付勢するスプリング(59)と、
    テンショナ本体(29)の収縮に伴って容積が縮小し、伸長に伴って容積が拡大する第1液室(55)と、
    第1液室(55)に連通する第2液室(56)と、
    第1液室(55)および第2液室(56)間の連通を許容および阻止する制御弁(66)と、
    を備えたオートテンショナ装置において、
    スタータモータ(15)よるエンジン(E)の始動時に制御弁(66)を閉弁して第1液室(55)および第2液室(56)間の連通を阻止する工程と、
    エンジン(E)に燃料を供給せずにスタータモータ(15)によってクランキングを行ったときに収束するエンジン回転数を完爆判定用回転数(Ne2)とし、エンジン回転数が前記完爆判定用回転数(Ne2)以上のときに補機類(13,14)が駆動可能になったことを判定する工程と、
    補機類(13,14)が駆動可能になったときに制御弁(66)を開弁して第1液室(55)および第2液室(56)間の連通を許容する工程と、
    を含むことを特徴とする、オートテンショナ装置における張力制御方法。
  2. エンジン回転数(Ne)が前記完爆判定用回転数(Ne2)以上の状態が所定時間(Tst)以上継続したときに、補機類(13,14)が駆動可能になったと判定することを特徴とする、請求項1に記載のオートテンショナ装置における張力制御方法。
  3. エンジン回転数(Ne)が前記完爆判定用回転数(Ne2)以上の状態でエンジン回転数の変動(ΔNe)が所定値(ΔNe2)以下になったときに、補機類(13,14)が駆動可能になったと判定することを特徴とする、請求項1に記載のオートテンショナ装置における張力制御方法。
  4. エンジン回転数(Ne)が前記完爆判定用回転数(Ne2)以上の状態でスタータモータ(15)の出力トルク(TRQ)が所定値(TRQ3)以下になったときに、補機類(13,14)が駆動可能になったと判定することを特徴とする、請求項1に記載のオートテンショナ装置における張力制御方法。
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