JP4186368B2 - 年齢情報の保持方法並びにそれを利用した券発行機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、券やカード等に記憶される年齢情報の保持方法、並びにその方法を利用した定期券やカードの発行機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、従来の定期券自動発行機では、利用者(顧客)の年齢あるいは生年月日の情報を、挿入された旧定期券から読み取るか、旧定期券に記録がない場合には利用者に入力してもらうことで取得し、それにより利用者の年齢を算出等して、新規に発行する定期券の顧客情報として利用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の装置では、旧定期券から読み取られた、あるいは利用者によって入力された情報が生年月日ではなく年齢だった場合、その人が次回定期券を継続購入するまでに誕生日を迎えていると、購入時に年齢情報を訂正しなければならないという問題があった。また、入力する情報が生年月日である場合は、年齢を入力する場合と比べて入力項目が多いため操作が煩わしい。その上、生まれ年を西暦で入力する方法では、年号になれている人にとっては自分の生まれた年の西暦が分からない可能性があり、一方で和暦を入力する方法にすると、年号が変更された場合に新年号を扱うためにシステムの変更が必要になるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、以下のような構成を採用する。すなわち、
年齢を入力するステップと、前記入力された年齢分だけ該年齢の入力日から遡った年月日を年齢算出基準日として算出するステップと、前記算出された年齢算出基準日を新たな年齢算出のための始点情報として記憶するステップと、記憶した前記年齢算出基準日を基に算出された年齢が実際の年齢と相違する場合には、訂正入力された年齢に基づき前記年齢算出基準日を改めて算出して記憶するステップと、を備える。
【0005】
また、券又はカードの発行に関連して入力した年齢分だけ該年齢の入力日から遡った年月日を年齢算出基準日として算出して前記券又はカードに記憶しておき、前記年齢算出基準日が記憶されている券又はカードを利用して新たな券又はカードを発行する際に、前記年齢算出基準日を生年月日と仮定して年齢を算出し、前記算出された年齢が実際の年齢と一致する場合には該算出された年齢を新たな年齢として採用し、前記算出された年齢が実際の年齢と相違する場合には実際の年齢を訂正入力してそれを新たな年齢として採用するとともに、前記訂正入力された年齢に基づき前記年齢算出基準日を改めて算出して記憶する。
【0006】
さらに、発行されている券を利用して新たな券を発行することが可能な券発行機において、券の発行に関連して入力した年齢分だけ該年齢の入力日から遡った年月日を年齢算出基準日として算出する手段と、前記算出された年齢算出基準日を発行しようとする券に記憶させる手段と、券に記憶されている前記年齢算出基準日を生年月日と仮定して年齢を算出する手段と、前記算出した年齢を表示する手段と、前記表示された年齢が実際の年齢と相違した場合に正しい年齢を訂正入力する手段とを備え、前記訂正入力手段から正しい年齢が入力がされた場合には、その年齢に基づき前記年齢算出基準日を改めて算出して記憶する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の形態に係る定期券自動発行機の基本構成を示すブロック図である。この定期券自動発行機は顧客操作部1と、定期券発行ユニット2と、中央処理装置3と、記憶部4とを備える。また、その他に、一般的な自動券売機や定期券発行機が有する、現金処理装置等を有しても良い。
【0008】
顧客操作部1は利用者である顧客が商品の選択や、氏名、年齢等の顧客情報を入力するための装置であり、主にタッチパネル機能付きの表示器が用いられる。定期券発行ユニット2は定期券への磁気による情報書込みと券面への印字を行う機能を有する装置であり、さらに、定期券等の磁気情報が書き込まれた媒体が挿入された場合には、その磁気情報を読み取る機能を有する。中央処理装置3は、顧客操作部1、定期券発行ユニット2、記憶部4等を制御するとともに、顧客が入力した顧客情報や定期券発行ユニット2において挿入された定期券等から読み込まれた情報を基に、顧客の年齢等各種計算を行い、新たに発行する定期券の顧客情報を編集する機能等を有するものである。さらに、記憶部4は、顧客操作部1から入力された情報や中央処理装置3で計算された結果等を記憶しておくものである。
【0009】
次に、この定期券自動発行機の動作を図2のフローチャート(a),(b)を参照しながら説明する。
(1)新規に定期券を発行する場合
まず、顧客が顧客操作部1により希望の商品の選択と、年齢を含めた顧客情報の入力を行う(S1)。これらの入力が終了すると、その入力情報に基づいて中央処理装置3が定期券発行に必要な計算及び券面の編集処理を行い(S2)、この処理に基づいて定期券発行ユニット2が顧客情報を含む磁気情報と年齢を含む必要事項を、発行しようとする定期券面に磁気書き込み(記憶)や印字して(S3)、定期券を発行する(S4)。
【0010】
このとき、中央処理装置3は入力された年齢を基に、顧客の年齢の年数だけこの年齢の入力日の日付(年月日)から遡った(引いた)日付(年月日)を「年齢算出基準日」として算出する(S2-1)。例えば、定期券購入日が1999年8月7日であり、顧客が入力した年齢が27歳の場合、中央処理装置3は、1972年8月7日を年齢算出基準日として算出する。そして、顧客情報を含む磁気情報を編集する際に、この年齢算出基準日を顧客の年齢情報として記憶部4に記憶する(S2−2)。また、券面に印字する年齢として、顧客が入力した年齢をそのまま顧客操作部1の表示器に表示する(S2−3)。この年齢算出基準日は顧客の年齢情報として発行しようとする定期券面に磁気書き込みされ、また、顧客が入力した年齢は定期券面に印字される(S3)。
【0011】
(2)発行されている定期券を利用して新たな定期券を発行する場合
ここでは、発行されている定期券を利用して新たな定期券を発行する、例えば継続定期券の発行について説明する。
まず、顧客が定期券発行ユニット2に発行されている現定期券を挿入する(S5)。定期券発行ユニット2は挿入された現定期券から発着駅等経路に関する情報や、氏名、年齢等に関する顧客情報が記録された磁気情報を読み取る(S6)。このとき、不足する情報の入力が求められるが、年齢に関する情報としては、先に記憶していた年齢算出基準日が読み取られることになる。中央処理装置3では読み取られた年齢算出基準日を生年月日と仮定してこの定期券発効日現在の顧客の年齢を算出し(S7)、その結果を顧客操作部1の表示器に表示し、それが正しいか否か顧客に確認入力を求める(S8)。
【0012】
顧客が算出された年齢に対してそれを正しいとする旨の応答入力をした場合には(S9)、その算出された年齢を含めた必要事項を新定期券の券面に印字するとともに、現定期券と同じ顧客情報を含む新たな磁気情報を新定期券の磁気記憶部に磁気書き込みして(S10)、新定期券を発行する(S11)。
【0013】
一方、顧客がその算出された年齢を誤りであるとする旨の応答入力をした場合には(S9)、その年齢を訂正入力する画面を表示し、正しい年齢の訂正入力を顧客に促す。そして、正しい年齢が訂正入力されたら(S12)、その訂正入力された正しい年齢に基づいて改めて年齢算出基準日を再計算する(S13)。さらに、年齢算出基準日をその新たに算出された年齢算出基準日で置き換えた現定期券の顧客情報を含む新たな磁気情報を新定期券の磁気記憶部に磁気書き込みするとともに、券面には訂正入力した正しい年齢を他の必要事項とともに印字して(S10)、新定期券を発行する(S11)。
【0014】
以上のように、この定期券自動発行機によれば、顧客によって入力された年齢から年齢算出基準日を計算し、それを生年月日の代わりに券面に記憶することにより、顧客に生年月日を入力させる場合に比べて、顧客が入力する情報を減らすことができ、従って、定期券発行時の操作性の向上、操作時間の短縮が可能となる。
また、入力された年齢をそのまま記憶しておく方法と比べた場合、年齢を記憶しておく方法では顧客が訂正しない限りその年齢が更新されないのに対して、この定期券自動発行機によれば、顧客が何度かこの装置で定期券を継続購入するうちに、記憶している年齢算出基準日が生年月日に次第に近似していくので、正しい年齢が表示される可能性が高くなり、定期券発行時の操作を簡略化できる(これについては、図3を参照のこと)。
【0015】
上記の実施の形態では、この発明の方法を定期券自動発行機に適用した例を説明したが、他に例えば、定期券発行機能付きの多機能端末や、駅係員が操作する有人の定期券発行機等、定期券を発行する機能を有する他の装置にも適用可能である。
また、この発明の方法は、各種カードや会員証等に年齢情報を記憶して保持する場合にも適用でき、特にそれらが1年に複数回更新されるカードや会員証等を発行するための装置に適用すると効果的である。
【0016】
【発明の効果】
この発明は以上のような構成を有するため、以下のような効果を奏する。
(1)年齢を入力することで年齢算出の始点となる生年月日に相当する年齢算出基準日が得られることになるため、年齢算出のための情報として生年月日自体を入力するのに比べて操作を簡略化できる。
(2)入力された年齢をそのまま記憶する場合と比べた場合、年齢を記憶する方法では操作する人が訂正しない限りその年齢が更新されないのに対して、この発明の場合、発行された券やカードを利用して新たな券やカードの発行を繰り返すうちに、年齢算出基準日が生年月日に次第に近似していくので、常に正しい年齢が表示される可能性が高くなる。
(3)この発明による定期券発行機を使えば、発行されている定期券を利用して新たな期間の定期券を発行する際等には、年齢情報を入力しなくてもこの発行機がその定期券利用者の年齢を正しく認識する確率が高くなり、操作の簡略化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る定期券自動発行機の基本構成を示すブロック図である。
【図2】図1の定期券自動発行機の動作を示すフローチャートである。
【図3】顧客の生年月日と年齢算出基準日の関係を示す説明図である。
【符号の説明】
1 顧客操作部
2 定期券発行ユニット
3 中央処理装置
4 記憶部
▲1▼ 年齢算出基準日
▲2▼ 修正された年齢算出基準日
Claims (3)
- 年齢を入力するステップと、
前記入力された年齢分だけ該年齢の入力日から遡った年月日を年齢算出基準日として算出するステップと、
前記算出された年齢算出基準日を新たな年齢算出のための始点情報として記憶するステップと、
記憶した前記年齢算出基準日を基に算出された年齢が実際の年齢と相違する場合には、訂正入力された年齢に基づき前記年齢算出基準日を改めて算出して記憶するステップと、
を備えたことを特徴とする年齢情報の保持方法。 - 券又はカードの発行に関連して入力した年齢分だけ該年齢の入力日から遡った年月日を年齢算出基準日として算出して前記券又はカードに記憶しておき、
前記年齢算出基準日が記憶されている券又はカードを利用して新たな券又はカードを発行する際に、前記年齢算出基準日を生年月日と仮定して年齢を算出し、
前記算出された年齢が実際の年齢と一致する場合には該算出された年齢を新たな年齢として採用し、
前記算出された年齢が実際の年齢と相違する場合には実際の年齢を訂正入力してそれを新たな年齢として採用するとともに、前記訂正入力された年齢に基づき前記年齢算出基準日を改めて算出して記憶することを特徴とする年齢情報の保持方法。 - 発行されている券を利用して新たな券を発行することが可能な券発行機において、
券の発行に関連して入力した年齢分だけ該年齢の入力日から遡った年月日を年齢算出基準日として算出する手段と、
前記算出された年齢算出基準日を発行しようとする券に記憶させる手段と、券に記憶されている前記年齢算出基準日を生年月日と仮定して年齢を算出する手段と、
前記算出した年齢を表示する手段と、
前記表示された年齢が実際の年齢と相違した場合に正しい年齢を訂正入力する手段とを備え、
前記訂正入力手段から正しい年齢が入力がされた場合には、その年齢に基づき前記年齢算出基準日を改めて算出して記憶することを特徴とする券発行機。
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