JPH06139433A - 契約端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用者本人であることを証明する署名の必要
な契約取引に好適な契約端末装置を提供する。 【構成】 利用者は取引カードをカード入出口１に挿入
し、ＣＲＴタッチパネル２の表示に従って暗証番号、契
約内容を入力後、署名用タブレット３から署名し、画面
上の「確認」に触れることにより、発行された申込書控
を申込書控受取口４、取引カードをカード入出口１から
受取り契約手続が終了する。 【効果】 契約窓口の設置、担当係員を処理を必要とせ
ず、利用者は店頭などに出向くことなく、緊急な契約時
においても容易に契約の手続が可能となり利便性が大き
い。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は自動取引装置に係り、特
に利用者本人であることを証明する署名（以下自署と記
す）が必要な契約取引を行なう契約端末装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動取引装置は、現金自動支払装
置や自動券売装置などのように、取引媒体により本人確
認をした後取引を実行するものであって、自署が必要な
取引契約は全て窓口に本人が出向いて所定の申込書に必
要事項を記入し署名を行なってから係員を通じて手続を
行なうのが通例であり、自動機端末機による取引契約は
実現していない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記のように各種の取
引契約を窓口で行なうことは、利用者に不便であるばか
りでなく、係員の応対を必要とするために、場所の限定
や窓口または営業店舗の拡充に伴う人員増の問題がある
一方、自署による手続が自動化実現の障害となってい
た。本発明は、上記の問題点に鑑み、自署の必要な契約
取引に好適な契約端末装置を提供することを目的として
いる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の目的は、取引カー
ドの読取手段と、操作手順の案内と記録情報を表示する
手段と、取引データの入力手段と、データ・情報の記録
手段と、出力情報を印字発行する手段と、取引時の利用
者署名を入力し記録する署名記録手段と、中央システム
との交信及び前記各手段の動作を制御する制御部と、を
有することを特徴とする契約端末装置によって達成され
る。

【０００５】

【作用】上記の構成により、利用者本人の自署を含む一
連の契約手続を自動取引装置端末によって実施すること
が可能となる。

【０００６】

【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図１は、本発明に係る契約端末装置５０の一実施例の外
観斜視図であって、契約端末装置５０の前面上段にはカ
ード入出口１、中段にはＣＲＴ・タッチパネル２、署名
用タブレット３、申込書控受取口４が配設されている。

【０００７】次に図２に示す契約端末装置５０の構成ブ
ロック図を用いて作用を説明する。磁気カードは契約時
の代金自動引落しのための個人認証情報が記録されてお
り、磁気カード読取機構５は、カード入出口１から磁気
カードを挿入することによって、金融機関情報、口座情
報、暗証番号等を読取る機能を有する。

【０００８】操作部６は、利用者が契約端末装置５０を
操作するための情報やデータ、操作手順を表示すると共
にタッチパネル２により利用者が操作した内容を制御部
１２へ伝達する機能を有している。請求項１記載の「操
作手順の案内と記録情報を表示する手段と、取引データ
の入力手段」は、実施例ではＣＲＴによる表示とタッチ
パネルを兼ねた操作部６として示されている。また、取
引データの入力手段としてタッチパネル２の代わりにキ
ーボードを採用してもよいことは勿論である。署名処理
部７はスタイラスペンが接触した位置を検出し、該検出
位置をメモリ１０に格納するもので、スタイラスペンに
よる接触部の座標を検知し、メモリ１０内に展開してゆ
く公知技術にしたがって行なわれる。

【０００９】契約申込書発行部８は、申込書に利用者が
入力した情報、中央システムからの情報を編集し契約内
容として印字する。また、契約申込書発行部８は、メモ
リ１０から制御部１２を通じて入力された署名を申込書
に印字する。

【００１０】さらに、申込書本人控は申込書控受取口４
から放出され、販売店控、発行店控は装置内に格納され
る。回線処理部９は、中央システムとの間で所定のデー
タの交信を行なう。図３は本実施例の運用形態を示すシ
ステム図で、中央システムはこれと接続されている多数
の契約端末装置５０からの情報を処理し、大量のデータ
のなかから必要な情報を選択し契約端末装置５０に送信
する。電源装置１１は契約端末装置５０の動作に必要な
電源を供給する。

【００１１】本実施例における契約端末装置５０の処理
内容を図４によって説明する。図４は、契約端末装置５
０を利用してクレジットカードによって通信販売の契約
をする場合に処理フローチャートを示した図である。通
常、ＣＲＴ・タッチパネル２はサービス画面を表示し利
用者の操作待ちの状態にある。利用者は契約を開始する
ためにタッチパネル上の「申込み」の場所に触れる。次
に、クレジットカードを挿入すると、暗証番号入力を要
求する画面表示となり、利用者は暗証番号を入力する。
次に、ＣＲＴ・タッチパネル２は、商品のメニュー表示
画面となり、利用者は、購入を希望する商品を選択し商
品番号を入力する。続く画面の表示にしたがって代金の
支払方法、例えば、１回払いか、均等払いか、ボーナス
併用払いかの選択、支払回数、ボーナス時支払額などを
入力する。

【００１２】次に画面は、支払方法、支払回数、、毎月
の支払額、ボーナス時支払額等を表示し、利用者の確認
を促す。利用者は、内容確認後、ＣＲＴ・タッチパネル
２上の「確認」に触れる。次に、利用者は画面表示に従
い商品届け先を入力する。入力方法は、利用者によって
予め登録されているリストのなかから選択入力する方法
が好ましいが、スタイラスペンによる入力も可能であ
る。なお、ここまでの利用者の入力手順は上記実施例に
のみ限定されない。

【００１３】上記の処理が全て完了すると、画面は確認
のために利用者の署名を要求する。利用者は署名用のタ
ブレットからスタイラスペンを用いて署名する。署名が
終了したことの証として、利用者が画面上の「確認」に
触れることにより、契約内容及び署名が印字された申込
書本人控とクレジットカードを受取り契約手続が終了す
る。

【００１４】なお、本実施例においては専用タブレット
３からの入力を受けて処理を実行する署名処理部７を設
けしているが、他に、契約処理装置５０から署名用のカ
ードを放出し、このカードに利用者が署名し契約処理装
置内５０に返送すると、装置内で署名を光学的に読み取
る方法や、契約端末装置５０に署名用の窓を設け、この
窓から利用者が申込書に直接署名する方法もある。

【００１５】上記実施例によれば、通常は署名が必要な
クレジットカードによる商品の購入手続が、業務窓口に
おける人手を介することなく、自動機端末から利用者の
直接操作により実行することが可能である。

【００１６】

【発明の効果】本発明の実施により、自署が必要な契約
手続を自動機端末によって処理することが可能となり、
オンラインで管理することができるので以下に記載する
ような効果を奏するなどの顕著な効果をもたらすもので
ある。すなわち、契約処理を自動機端末で行なうため、
ユーザ側にとっては、係員の窓口業務の負担が軽減され
省人化が図れるのみならず、営業所、出張所を開設や、
係員の自宅訪問など契約に必要な場所の設定の必要がな
くなり、一方、利用者にとっても、店舗などに出向くこ
となく、緊急を要する契約時においても、容易に契約の
手続が可能となり、また契約待ち時間が大幅に短縮可能
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る契約端末装置の一実施例の外観斜
視図を示す図である。

【図２】本発明の契約端末装置の一実施例の構成ブロッ
ク図である。

【図３】本発明の実施例の運用形態を示すシステム図で
ある。

【図４】本発明の契約端末装置の利用処理フローチャー
トである。

【符号の説明】

１ カード入出口 ２ ＣＲＴ・タッチパネル ３ 署名用タブレット ４ 申込書控受取口 ５ 磁気カード読取り機構 ６ 操作部 ７ 署名処理部 ８ 契約申込書発行部 ９ 回線処理部 １０ メモリ １１ 電源装置 １２ 制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 取引カードの読取手段と、 操作手順の案内と記録情報を表示する手段と、 取引データの入力手段と、 データ・情報の記録手段と、 出力情報を印字発行する手段と、 取引時の利用者署名を入力し記録する署名処理手段と、 中央システムとの交信及び前記各手段の動作を制御する
   制御部と、を有することを特徴とする契約端末装置。