JP4185220B2 - 車体構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のキャブにおけるフロントサイドパネルとアウトサイドミラーブラケットの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1において、車両におけるキャブ1の前方外側部に配置されたフロントサイドパネル2とアウトサイドミラーブラケット3とが、従来は図示しないフロントピラーへ個々に固定されていて、フロントサイドパネル2及びアウトサイドミラーブラケット3のいずれをもフロントピラーから別個に取り外すことができるように構成されていたが、フロントサイドパネル2及びアウトサイドミラーブラケット3がフロントピラーへ個々に固定されているため、フロントピラーへ取り付けられた両者の外側面間に段差が生じやすく、この段差を完全になくしてキャブ1の見栄えが良好となるように調整するには、多くの工数を必要とする問題があった。
【0003】
また、実願平5−60516号(実開平7−28781号)には、フロントサイドパネルの上端部にフックを固着すると共に、フロントピラーの外側面にフックブラケットを固着し、フックをフックブラケットへ係合させることによりフロントピラーに対するフロントサイドパネルの位置決めを行わせる技術が示されているが、この場合もフロントサイドパネル及びミラーブラケットがフロントピラーへ別個に固着されていて、両者の間に何らの関連付けもなされていないため、上記従来装置と同様に、フロントピラーへ取り付けられた両者間に段差が生じやすいという問題は解消することができないものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、車両のキャブにおいて、フロントピラーへ取り付けられたフロントサイドパネルとアウトサイドミラーブラケットとの間に段差が生じることを容易に防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明にかかる車体構造は、車両のキャブにおいて、フロントサイドパネルとアウトサイドミラーブラケットとが隣接した状態となるようにその隣接部から離れた個所でそれぞれフロントピラーに取り付けられ、上記フロントサイドパネル及び上記アウトサイドミラーブラケットのいずれか一方の側縁部に一体成形された断面略ハット状の凸部と、いずれか他方の側縁部で上記凸部と対向する位置に一体成形され内面に相互に位置をずらして対向する突起が形成された凹部とが、上記凸部のフランジ部が上記突起の一方と当接すると共に、上記凸部の弧状部端面が上記突起の他方と当接することにより、着脱自在かつ弾力的に係合して、上記フロントサイドパネルの外側面と上記アウトサイドミラーブラケットの外側面とが滑らかに接続するように形成されている。
【0006】
すなわち、フロントサイドパネルとアウトサイドミラーブラケットとがその隣接部から離れた個所でそれぞれフロントピラーに取り付けられていると共に、フロントサイドパネル及びアウトサイドミラーブラケットのいずれか一方の側縁部に一体成形された断面略ハット状の凸部と、いずれか他方の側縁部で上記凸部と対向する位置に一体成形されて内面に相互に位置をずらして対向する突起が形成された凹部とが、凸部のフランジ部が突起の一方と当接すると共に、凸部の弧状部端面が突起の他方と当接することにより、着脱自在かつ弾力的に係合しているので、フロントサイドパネル及びアウトサイドミラーブラケットのいずれか一方をフロントピラーから切り離して、上記凸部及び凹部の係合を外すことにより、上記他方と分離して上記一方をフロントピラーから容易に取り外すことができ、また、上記凸部及び凹部の係合によってフロントサイドパネル及びアウトサイドミラーブラケットの外側面が滑らかに接続されて、両者間に段差が生じることを容易に、かつ、確実に防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施形態例について説明する。
図1〜図4において、車両におけるキャブ1の前方外側部にフロントサイドパネル2とアウトサイドミラーブラケット3とが隣接して配置され、それぞれのねじ孔4を挿通するねじ5により、それぞれフロントピラー6へ個別に固着されている。
【0008】
また、アウトサイドミラーブラケット3の裏面側には、アウトサイドミラーブラケット3の側縁部に沿い適宜の間隔を置いて2個のあご部7がそれぞれ一体成形され、アウトサイドミラーブラケット3の裏面とあご部7との間にそれぞれ凹部8が形成されていて、上記裏面とあご部7とにはそれぞれ凹部8を横切って延びる突起9、10が位置をずらして対向するように形成されている一方、フロントサイドパネル2の側縁部には各あご部7と対向する位置にそれぞれ断面略ハット状の凸部11が一体成形されており、各凸部11がそれぞれアウトサイドミラーブラケット3の凹部8内へ挿入されて、各凸部11におけるフランジ部の一端面が突起9へ当接すると同時に、各凸部11における弧状部の他端面が突起10へ当接することにより、各凸部11がそれぞれ凹部8と弾力的に係合して、フロントサイドパネル2及びアウトサイドミラーブラケット3が一体化され、フロントサイドパネル2の外側面とアウトサイドミラーブラケット3の外側面とが滑らかに接続されている。
【0009】
すなわち、フロントサイドパネル2とアウトサイドミラーブラケット3とがそれぞれフロントピラー6へ個別に固着されているので、アウトサイドミラーブラケット3はフロントピラー6へ固着された状態で、フロントサイドパネル2のねじ孔4を挿通するねじを緩めてフロントサイドパネル2とフロントピラー6とを切り離し、図5に矢印Aで示されているように、相互に係合した凸部11及び凹部8を略中心としてフロントサイドパネル2を一旦車両前方へ引き起こし、各凸部11と突起9、10との当接を外してから、凹部8内より車幅方向外側へ引き出せば、フロントサイドパネル2をアウトサイドミラーブラケット3から分離して、フロントピラー6から容易に取り外すことができ、従って、フロントピラー6に取り付けられた図示しないドアヒンジ等の調整によるドア建て付け作業時に、フロントピラー6からアウトサイドミラーブラケット3まで取り外す必要はなくなる。
【0010】
また、必要に応じてフロントピラー6からアウトサイドミラーブラケット3を取り外す場合には、フロントサイドパネル2はフロントピラー6へ固着された状態で、アウトサイドミラーブラケット3のねじ孔4を挿通するねじ5を緩めてアウトサイドミラーブラケット3とフロントピラー6とを切り離し、図6に矢印Bで示されているように、相互に係合した凸部11及び凹部8を略中心としてアウトサイドミラーブラケット3を一旦車両前方へ引き起こし、各凸部11と突起9、10との当接を外してから、車幅方向内側へ引き出せば、アウトサイドミラーブラケット3をフロントサイドパネル2から分離して、フロントピラー6から容易に取り外すことができ、この場合、フロントピラー6からフロントサイドパネル2まで取り外す必要はなくなる。
【0011】
なお、フロントピラー6から取り外したフロントサイドパネル2またはアウトサイドミラーブラケット3をフロントピラー6へ再度取り付ける場合には、それぞれ上記と逆の操作を行えばよいものである。
【0012】
しかも、フロントサイドパネル2に一体成形された凸部11は断面略ハット状をしているため、フロントサイドパネル2自体が薄板で構成されていても、凸部11の屈曲部がビードとしての作用を果たして、凸部11の剛性を確実に高めることができると同時に、凸部11はその屈曲部を活用して両突起9、10により凹部8内へ弾力的に挟み込まれているため、凹部8及び凸部11の係合にゆるみが生じにくくなっており、他方、凹部8及び凸部11はそれぞれアウトサイドミラーブラケット3及びフロントサイドパネル2に一体成形されている結果、フロントサイドパネル2の外側面とアウトサイドミラーブラケット3の外側面とは、特別な修正作業を伴うことなく常に、かつ、確実に滑らかに接続させて、両者間に段差が生じることを容易に防止でき、従って、キャブ1の見栄えを簡単に向上させることができて、比較的少ない工数でキャブ1の品質を安定化させうる特色がある。
【0013】
また、相互に係合する凹部8及び凸部11は適宜の間隔を置いてそれぞれ対向するように2個配置されているため、キャブ1の前方隅部で隣接するフロントサイドパネル2及びアウトサイドミラーブラケット3の側縁部がそれぞれ水平面内で湾曲していても、フロントサイドパネル2及びアウトサイドミラーブラケット3の相対的な位置ずれを容易に抑制して、それらの組付けを簡便化させることができる。
【0014】
なお、上記実施形態例では相互に係合する凹部及び凸部がそれぞれ2個設けられているが、必要に応じてさらに多く、あるいは、フロントサイドパネル及びアウトサイドミラーブラケットの相対的な位置ずれを防止しやすい単一の個所に上記のような凹部及び凸部を設けるようにし、または、上記凸部における湾曲部の向きを逆とし、または、上記凹部及び凸部を上記実施形態例とは逆にそれぞれフロントサイドパネル及びアウトサイドミラーブラケットの各側縁部に設けるようにしても、それぞれ上記実施形態例と同様な作用効果を奏することができるのはいうまでもない。
【0015】
【発明の効果】
本発明にかかる車体構造においては、フロントサイドパネル及びアウトサイドミラーブラケットのいずれか一方をフロントピラーから切り離して、凸部及び凹部の係合を外すことにより、上記一方を他方と分離してフロントピラーから容易に取り外すことができるので、キャブにおける各種調整作業等が楽になると共に、凸部及び凹部の係合によりフロントサイドパネル及びアウトサイドミラーブラケットの外側面が滑らかに接続されて、両者間に段差が生じることを容易に防止できるため、比較的少ない工数でキャブの見栄えを簡単に向上させることができる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における正面図。
【図2】図1のII−II横断面拡大図。
【図3】上記実施形態例の要部分解斜視図。
【図4】図2のIV−IV断面拡大図。
【図5】上記実施形態例の作用説明図。
【図6】上記実施形態例の作用説明図。
【符号の説明】
1 キャブ
2 フロントサイドパネル
3 アウトサイドミラーブラケット
6 フロントピラー
8 凹部
9、10 突起
11 凸部
Claims (1)
- 車両のキャブにおいて、フロントサイドパネルとアウトサイドミラーブラケットとが隣接した状態となるようにその隣接部から離れた個所でそれぞれフロントピラーに取り付けられ、上記フロントサイドパネル及び上記アウトサイドミラーブラケットのいずれか一方の側縁部に一体成形された断面略ハット状の凸部と、いずれか他方の側縁部で上記凸部と対向する位置に一体成形され内面に相互に位置をずらして対向する突起が形成された凹部とが、上記凸部のフランジ部が上記突起の一方と当接すると共に、上記凸部の弧状部端面が上記突起の他方と当接することにより、着脱自在かつ弾力的に係合して、上記フロントサイドパネルの外側面と上記アウトサイドミラーブラケットの外側面とが滑らかに接続するように形成された車体構造。
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1999
- 1999-07-19 JP JP20411699A patent/JP4185220B2/ja not_active Expired - Fee Related
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