JP4184210B2 - 記録媒体の正当性判断方法とプログラムとコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
再生専用光ディスクは、原盤露光装置で原盤上に形成されたピット列をスタンパに転写(「マスタリング」と呼ばれる)し、そのスタンパを型として成形基板に転写し、その成形基板に反射膜,保護膜等を付与することにより、ピットとして時間情報(ヘッダアドレス:物理アドレス)と共にデジタルデータを記録したデータ構造を備えており、そのピットに記録された時間情報に基づいてデータを再生している。
上述した光ディスクは、全面に時間情報が記録されたグルーブが形成されており、そのグルーブが形成された成形基板の上に記録膜(CD−Rでは色素等、CD−RWでは相変化膜),反射膜,保護膜等が形成されており、記録された時間情報に一致するようにCD−R/RWライタでピットを書き込むことにより、ヘッダアドレス(時間情報)とデータとを記録するような構造になっている。
その中でも、一部にプリピットが再生専用領域(読み取り専用領域)に形成されたデータ構造を持つものがあり、そのようなデータ構造を持つCD−RディスクやCD−RWディスクはハイブリッドディスクと呼ばれている。
例えば、音楽CDの場合にはCDフォーマットで記録され、データを保存する場合にはISO9660フォーマットで記録される。
通常ISO9660フォーマットでデータを追加記録する場合、セッション単位での追記になり、リードインエリア,リードアウトエリアを記録しなければならず、小さなファイルを追加する場合でも10メガバイト(Mbyte)以上のオーバーヘッドが生じていた。
そのUDFでは、データは64Kバイト(32ブロック)程度のパケット単位で追記され、そのフォーマットで記録されたCD−RWディスク等の読み書き可能な光ディスクも、ISO9660フォーマットと同様にCD−ROM装置等の情報再生装置で再生可能である。
上述したような再生専用光ディスク(一部再生専用のハイブリッドディスクも含む)に記録されている情報はデジタル情報であり、コピーしても劣化しない。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、光ディスク等の記録媒体に不正コピーされたデータの使用を防止することを目的とする。
(1)所定の規則に従って情報トラック上に記録された記録方式を特定するための情報である固有のデータを有する記録媒体に対して上記固有のデータの取得を試みるデータ取得手順と、そのデータ取得手順によって取得した上記固有のデータに基づいて上記記録媒体の正当性を判断する正当性判断手順とからなり、上記所定の規則が複数種類の記録方式に基づいた規則である記録媒体の正当性判断方法。
(2)(1)の記録媒体の正当性判断方法において、上記複数種類の記録方式がアンインタラプテッド方式とインクリメンタル方式である記録媒体の正当性判断方法。
(4)(1)〜(3)のいずれかの記録媒体の正当性判断方法において、上記固有のデータがトラック・ディスクリプタ・ユニッツ内のデータとサブコードのコントロール内のデータの少なくとも一方である記録媒体の正当性判断方法。
(6)(1)〜(3)のいずれかの記録媒体の正当性判断方法において、上記固有のデータがマルチセッション方式で記録されたデータである記録媒体の正当性判断方法。
(7)(1)〜(3)のいずれかの記録媒体の正当性判断方法において、上記固有のデータが可変パケットで記録されたデータである記録媒体の正当性判断方法。
(8)(1)乃至(7)のいずれかのデータ取得手順と正当性判断手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
(9)(1)乃至(7)のいずれか一項に記載されたデータ取得手順と正当性判断手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
(10)読み取り専用領域と読み書き可能な領域とを有し、上記読み取り専用領域に(1)乃至(7)のいずれかのデータ取得手順と正当性判断手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
図2は、この発明の記録媒体の正当性判断方法の一実施形態である処理を実行する光ディスクドライブシステムの構成を示すブロック図である。
図1は、図2に示す光ディスク装置1の内部構成を示すブロック図である。
大容量のデータ(情報)を記録する記録媒体としてCD−ROM,CD−R,CD−RW,CD−RAM等の光ディスクが使用されている。
一般的なCD−RディスクとCD−RWディスクは、書き込みが可能な(記録可能な)CD(コンパクトディスク)である。
また、後者のCD−RW(CDリライタブル)は、複数回の書き込みが可能なCDである。これらのCD−RやCD−RWディスク、すなわち光ディスクは、図2に示すような光ディスクドライブシステム(情報処理システム)で利用される。
図2に示すように、この光ディスクドライブシステムは、ホストコンピュータ(情報処理装置)3に光ディスク装置(光ディスクドライブ)1が通信ケーブル2を介してデータのやり取りが可能に接続されている。
主制御装置35,インタフェイス34,記録装置(HDD)33,入力装置31及び表示装置32などを備えている。
主制御装置35は、マイクロコンピュータ,メインメモリ(いずれも公知なので図示を省略)などを含んで構成されており、ホストコンピュータ3の全体を制御する。
インタフェイス34は、光ディスク装置1のATAPI/SCSI・インタフェイス(I/F)25と接続されている。なお、各インタフェイス間の接続形態は、通信ケーブル(例えばSCSIケーブル)2などの通信線を用いたケーブル接続だけでなく、赤外線などを利用したワイヤレス接続であっても良い。
記録装置(ハードディスク:HDD)33には、主制御装置35のマイクロコンピュータで解読可能なコードで記述されたプログラムが格納されている。なお、ホストコンピュータ3の駆動電源がオン状態になると、上記プログラムは主制御装置のメインメモリにロードされる。
入力装置31は、例えばキーボード,マウス及びポインティングデバイスなどのうち少なくとも1つの入力媒体(図示省略)を備えており、ユーザから入力された各種情報を主制御装置35に通知する。なお、入力媒体からの情報はワイヤレス方式で入力されても良い。また、表示装置32と入力装置31とが一体化したものとして、例えばタッチパネル付きCRTなどがある。
また、ホストコンピュータ3はオペレーティングシステム(以下「OS」という)を搭載している。そして、ホストコンピュータ3を構成する全てのデバイスはOSによって管理されている。
光ディスク4は、スピンドルモータ14によって回転駆動される。このスピンドルモータ14は、モータドライバ26とサーボ27により、線速度が一定になるように制御される。この線速度は、階段的に変更することが可能である。
光ピックアップ15は、図示を省略した公知の半導体レーザ光源(LD),光学系,フォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,受光素子(PD)及びポジションセンサ等を内蔵しており、レーザ光LBを光ディスク4に照射する。また、この光ピックアップ15は、シークモータによってスレッジ方向への移動が可能である。これらのフォーカスアクチュエータ,トラックアクチュエータ,シークモータは、受光素子とポジションセンサから得られる信号に基いて、モータドライバ26とサーボ27により、レーザ光LBのスポットが光ディスク4上の目的の場所に位置するように制御される。
なお、音楽データの場合には、CDデコーダ23から出力されたデータが、D/Aコンバータ28へ入力され、アナログのオーディオ出力信号Audioとして取り出される。
上記ホストコンピュータ3の主制御装置35が、光ディスク装置1によって光ディスク4のROM領域(読み取り専用領域,再生専用領域)に記録されたプログラムを取得し、そのプログラムを実行することによってこの発明に係る記録媒体の正当性判断方法の処理(記録媒体正当性判断処理)を実行する。
図4は、図3に示すCDフォーマットのトラック内フォーマットを示す図である。
図5は、図4に示すランアウトブロック(RO Block),リンクブロック(Link Block),ランインブロック(RI Block)の内部フォーマットを示す図である。
図6は、図4に示すトラック・ディスクリプタ・ブロック)内のフォーマットを示す図である。
セッション内はリードインエリア(Lead−In Area:LIA),プログラムエリア(PA),リードアウトエリア(Lead−Out Area:LIA)からなり、プログラムエリア(PA)内は1つ以上のトラック(Track)からなる。
ここで、ROブロック,リンクブロック,RIブロックは、図5に示すように、メインチャンネルのヘッダ(ブロックヘッダ)のモードバイトに記録されたブロックインジケーターによりユーザデータブロックと区別されている。ヘッダには時間情報も記録されている。
PAのサブコードチャンネルには、トラック内の相対アドレスやディスク内の絶対アドレスを示す時間情報の他にトラックの情報の種類を示すコントロールとADRが記録されている。
連続してコピー保護記録されたデータトラックの場合、TDUのライトモード(Write Mode,以後「TDU」)は“80(=1000−0000)”,コントロールは“4(=0100)”となる。
VPでコピー保護記録されたデータトラックの場合、TDUは“90(=1001−0000)”、コントロールは“5(=0101)”となる。
図7は、この光ディスクシステムにおける光ディスク利用時の処理を示すフローチャート図である。
図8乃至図14は図7に示す光ディスクの真贋判定処理(記録媒体の正当性判断処理)の詳細な処理を示すフローチャート図である。
また、図8,図12乃至図14に示す処理はこの発明に係る光ディスクの真贋判定処理の第2例の処理を示すものであり、上記データ取得手順と上記正当性判断手順の処理に相当する。
(1)ReadTOCコマンドにより、トラックのユーザデータの開始アドレス(n),ユーザデータの長さ(x)及びコントロール(Ctrl)を取得。
(2)Readコマンドにより、n−8以下のアドレスにあるTDBのユーザデータフィールドよりTDUを取得。
(3)Readコマンドにより、n+x−2及びn+x−1のアドレスにあるROブロックのブロックインジケータを取得。
CtrlのBit2とTDUのBit7、CtrlのBit0とTDUのBit4がそれぞれ同じ値で、かつCtrlが[5]である場合は[1(真)]、異なる、もしくはCtrlが[5]で無い場合は[−1(偽)]、コマンドエラーとなった場合は[0]を変数J1に代入。
(5)正規なディスクのRO1は“111”,RO2は“110”である。
RO1,RO2の何れかが不正な値の場合は[−1(偽)]、RO1,RO2の全てが正しい値の場合は[1(真)]、コマンドエラーとなった場合は[0]を変数J2に代入。
また、J1,J2の値に基づく光ディスクの正当性の判断結果が“−1”の場合はデータが不正(不当)にコピーされた光ディスクと判断して、不正な光ディスクに対する処理としてアプリケーションの実行を禁止等の処理を行う。
(6)ReadTOCコマンドにより、第1トラック・第2トラックのユーザデータの開始アドレス(n,m),ユーザデータの長さ(x,y)及びコントロール(Ctrl1,Ctrl2)を取得。
(7)Readコマンドにより、第1トラックのn−8以下のアドレスにあるTDBのユーザデータフィールドよりTDU1と、第2トラックのm−8以下のアドレスにあるTDBのユーザデータフィールドよりTDU2を取得。
(8)Readコマンドにより、第1トラックのn+x−2及びn+x−1のアドレスにあるROブロックのブロックインジケータRO11,R12と第2トラックのm+y−2及びm+y−1のアドレスにあるROブロックのブロックインジケータRO21,R22を取得。
Ctrl1のBit2とTDU1のBit7,Ctrl1のBit0とTDU1のBit4がそれぞれ同じ値で、かつCtrl1が[5]である場合は[1(真)]、異なる、もしくはCtrl1が[5]で無い場合は[−1(偽)]、コマンドエラーとなった場合は[0]を変数J11に代入。
Ctrl2のBit2とTDU2のBit7,Ctrl2のBit0とTDU2のBit4がそれぞれ同じ値で、かつCtrl2が[5]である場合は[1(真)]、異なる、もしくはCtrl2が[5]で無い場合は[−1(偽)]、コマンドエラーとなった場合は[0]を変数J12に代入。
J11,J12の何れかが[−1]の場合は[−1(偽)]、J11,J12がともに[1]の場合は[1(真)]、その他の場合は[0]を変数J1に代入。
また、J1,J2の値に基づく光ディスクの正当性の判断結果が“−1”の場合はデータが不正(不当)にコピーされた光ディスクと判断して、不正な光ディスクに対する処理としてアプリケーションの実行を禁止等の処理を行う。
本実施例2では、上記実施例1の判定が2重に行われるので判定の信頼性を増すことができる。
この場合、光ディスクには、光ディスクのUDFトラックのデータが正しいこと(予め定められた値である)を元に真贋の判定を行う手段をコンピュータに実行させるプログラムが記録されている。
本3実施例では、セッションが1つなのでリードイン,リードアウトの記録によるオーバーヘッドが無い。
この場合、VPでコピー保護記録された第2トラックのCtrl2は“5(=0101)”,TDU2は”90(=1001−0000)”が正規値である。
また、この場合の光ディスクは、データ記録がROMピットでなされているハイブリッドディスクである。
本実施例4では、トラックの構造が通常のCDROM(図16の構造)には無い形態となり、DAOでの不正コピーを困難にすることができる。また、判定材料が増えてより判定の信頼性を増すことができる。
(11)ReadTOCコマンドにより、第1トラック・第2トラックのユーザデータの開始アドレス(n,m),ユーザデータの長さ(x,y)及びコントロール(Ctrl1,Ctrl2)を取得。
(12)Readコマンドにより、第1トラックのn−8以下のアドレスにあるTDBのユーザデータフィールドよりTDU1と、第2トラックのm−8以下のアドレスにあるTDBのユーザデータフィールドよりTDU2を取得。
(13)Readコマンドにより、第1トラックのn+x−2及びn+x−1のアドレスにあるROブロックのブロックインジケータRO11,R12と第2トラックのm+y−2及びm+y−1のアドレスにあるROブロックのブロックインジケータRO21,R22を取得。
Ctrl1のBit2とTDU1のBit7,Ctrl1のBit0とTDU1のBit5がともに同じ値で、かつCtrl1が[5]である場合は[1(真)]、異なる、もしくはCtrl1が[5]で無い場合は[−1(偽)]、コマンドエラーとなった場合は[0]を変数J11に代入。
Ctrl2のBit2とTDU2のBit7,Ctrl2のBit0とTDU2のBit5がともに同じ値で、かつCtrl2が[5]である場合は[1(真)]、異なる、もしくはCtrl2が[5]で無い場合は[−1(偽)]、コマンドエラーとなった場合は[0]を変数J12に代入。
J11,J12の何れかが[−1]の場合は[−1(偽)]、J11,J12がともに[1]の場合は[1(真)]、その他の場合は[0]を変数J1に代入。
RO11,RO12,RO21,RO22の何れかが不正な値の場合は[−1(偽)]。RO11,RO12,RO21,RO22の全てが正しい値の場合は[1(真)]。コマンドエラーとなった場合は[0]を変数J2に代入。
(16)Readコマンドにより、第2トラックの任意のユーザデータブロックのアドレスのユーザデータフィールドを取得。
(17)“FF”の繰返しによる真贋判定データでない場合は[−1(偽)]、真贋判定データである場合は[1(真)]。コマンドエラーとなった場合は[0]を変数J3に代入。
例えば、パケットライトソフトで記録された光ディスクは、先頭のパケットのデータを全て“FF”にすることは不可能であり、本実施例5によりパケットライトソフトによる不正コピーされたデータの使用を防止することができる。
本実施例5では真贋判定データとして“FF”の繰り返しを用いたが、任意の文字列の2バイトコードの繰り返しでもよい。
また、真贋判定データの値を不正コピー判定モジュールに定数として記録するようにしても良いが、ファイルやキー入力で供給されるようにしても良い。
上記実施例1〜5ではコマンドエラーの場合の戻り値[0]を定義したが、セキュリティレベルによってはコマンドエラーの場合も[−1(偽)]としてもよい。
図18に示すように、この光ディスク4は第1セッション(Session)と第2セッション(Session)からなり、第1セッションが読み取り専用領域(ROM領域)であり、第2セッションが読み書き可能な領域(RAM領域)である。その第1セッションはこの発明に係るプログラムが記録されている第1トラックと、ISO9660ファイルシステム上は存在しない第2トラック(ダミートラック)よりなる。
セッション内はリードインエリア(Lead−In Area:LIA),プログラムエリア(PA),リードアウトエリア(Lead−Out Area :LIA)からなり、プログラムエリア(PA)内は1つ以上のトラック(Track)からなる。
図7は、この光ディスクシステムにおける光ディスク利用時の処理を示すフローチャート図である。
図19は、図18に示す光ディスクの真贋判定処理(記録媒体の正当性判断処理)の詳細な処理の実施例を示すフローチャート図である。
この不正コピー判定処理を実行する不正コピー判定モジュールは、つぎの(101)〜(120)の手順を実行する。
(105)〜(110)リードトック(Read TOC(Fmt03))コマンドにより、PMAのトラック情報(CT,ST)を取得(図19:S105〜S110,図21)。
(111)〜(116)リードトック(Read TOC(Fmt02))コマンドにより、TOCのトラック情報(CT,ST)を取得(図19:S111〜S116,図22)。
(117)〜(120)PMAのトラック情報とTOCのトラック情報を比較(図19:S117〜S120)。
本実施例のディスクでは、第2トラックとしてTAOトラックが形成されているが、異なる実施形態として第2トラックとしてVP(可変長パケット)トラックが形成されていてもよく、この場合、コピーによる第2トラックの形成がより困難になる。
図23に示すように、光ディスクのディスクレイアウトは、第1セッション(Session)と第2セッション(Session)からなり、第1セッションが読み取り専用領域(ROM領域)であり、第2セッションが読み書き可能な領域(RAM領域)である。
セッション内はリードインエリア(Lead−In Area:LIA),プログラムエリア(PA),リードアウトエリア(Lead−Out Area:LIA)からなり、プログラムエリア(PA)内は2つのトラック(Track)からなる。
この実施形態の光ディスクは、トラック1,3はトラック・アット・ワンス方式で記録されていて、トラック2,4はパケットライト方式で記録されている。
PMAには、第1セッションの二つのトラックの情報がROMで記録されている。また、第2セッションの二つのトラックの情報が、第2セッションの追記時にドライブにより、ディスクIDとともに書き込まれている。
この処理は、ステップ(図中「S」で示す)121でトラック3にユーザデータを記録し、ステップ122でディスクIDとトラック3の情報をPMAに記録し、ステップ123でリードPMA(ReadPMA)コマンドによりディスクIDを取得し、ステップ124でトラック4にディスクIDを記録し、ステップ125でトラック4の情報をPMAに記録し、ステップ126で第2セッションのLIA,LOAを記録する。
この真贋判定処理は、ステップ(図中「S」で示す)131でリードPMA(ReadPMA)コマンドによりディスクIDを取得し、ステップ132でリードCD(RaedCD)コマンドによりトラック4のデータをPMAから取得し、ステップ133でトラック4のデータ=ディスクIDか否かを判断して、トラック4のデータ=ディスクIDであればステップ134へ進んで正当ディスク(真なる光ディスク,正当に使用されている光ディスク)であると判定し、データ=ディスクIDでなければ(両者が異なれば)、ステップ135へ進んで不正ディスク(贋の光ディスク,不正コピーの光ディスク)と判定する。
また、上記実施例ではアプリケーションプログラムは不正コピー判定手段と共に光ディスク上に記録されているが、HD上やネットワークサーバー上にあってもよい。
Claims (10)
- 所定の規則に従って情報トラック上に記録された記録方式を特定するための情報である固有のデータを有する記録媒体に対して前記固有のデータの取得を試みるデータ取得手順と、該データ取得手順によって取得した前記固有のデータに基づいて前記記録媒体の正当性を判断する正当性判断手順とからなり、前記所定の規則が複数種類の記録方式に基づいた規則であることを特徴とする記録媒体の正当性判断方法。
- 前記複数種類の記録方式がアンインタラプテッド方式とインクリメンタル方式である請求項1記載の記録媒体の正当性判断方法。
- 前記アンインタラプテッド方式がトラック・アット・ワンス方式であり、前記インクリメンタル方式がパケットライト方式である請求項2記載の記録媒体の正当性判断方法。
- 前記固有のデータがトラック・ディスクリプタ・ユニッツ内のデータとサブコードのコントロール内のデータの少なくとも一方である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録媒体の正当性判断方法。
- 前記固有のデータが所定のパケット内のデータである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録媒体の正当性判断方法。
- 前記固有のデータがマルチセッション方式で記録されたデータである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録媒体の正当性判断方法。
- 前記固有のデータが可変パケットで記録されたデータである請求項1乃至3のいずれか一項に記載の記録媒体の正当性判断方法。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載されたデータ取得手順と正当性判断手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項1乃至7のいずれか一項に記載されたデータ取得手順と正当性判断手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- 読み取り専用領域と読み書き可能な領域とを有し、前記読み取り専用領域に請求項1乃至7のいずれか一項に記載されたデータ取得手順と正当性判断手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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