JP4170287B2 - 食材茹で機 - Google Patents

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Description

本発明は、麺類(例えば、そば、うどん、ラーメン、スパゲッティー等)等の食材(食品)を茹でるための食材茹で機に関し、特に、食材を収容する容器を水圧式リフトで昇降させる食材茹で機に関する。
従来から、下記特許文献1に示すように、麺類等の食材を収容する調理容器を、加熱槽内に下降させ、加熱調理が終了すると加熱槽上に上昇させる容器昇降駆動手段を備えた加熱調理機が知られており、この容器昇降駆動手段には、一般にモータが用いられていた。
なお、関連する先行技術文献情報としては下記特許文献2に示すものもある。
特開2003−290035号公報 特開平11−128065号公報
しかし、容器昇降駆動手段にモータを用いると、モータの回転運動を往復運動に変えるためのクランク、ギア等が必要であって、機構が複雑になってしまうという問題があった。また、油圧式リフトや空気圧式リフトを用いた場合も、オイルやエアの圧送機構が必要なため、機構が複雑になってしまうという問題があった。
この発明は、上述した問題を解決するものであり、簡単な機構で食材を収容する容器を昇降させることができる食材茹で機を提供することを目的とする。
本発明の食材茹で機は、茹で湯が貯留される湯槽と、食材を収容する容器を支持する容器支持部と、前記容器支持部が連結される昇降ロッドを備えたリフト装置と、を備え、前記昇降ロッドを昇降させることにより、前記容器内の食材が前記茹で湯に浸される下方位置と、前記容器内の食材が前記茹で湯から引き上げられる上方位置との間で、前記容器支持部を移動させるように構成されるとともに、前記リフト装置が前記昇降ロッドが挿入されるシリンダを備え、前記シリンダ内に水圧室が形成され、前記水圧室に上水道から水を供給することにより水圧で前記昇降ロッドを上昇させ、前記水圧室から水を抜いて水圧を減少させることにより前記昇降ロッドを下降させるように構成された食材茹で機であって、前記水圧室から抜かれた水が流入する減圧管と、前記湯槽の底部を加熱する加熱手段が設けられた燃焼室と、前記燃焼室から排出される排気と水との熱交換を行う熱交換器と、前記湯槽の内部の下部と前記熱交換器の内部の下部とを連通する補給水導入管と、前記湯槽の内部の下部に配設され噴流孔が設けられた噴流板とを備え、前記補給水導入管の出口が前記噴流板の下方に配置されて、前記減圧管に流入した水が前記熱交換器を経て前記補給水導入管から前記湯槽に供給されることを特徴とする。
ここで、前記湯槽及び前記熱交換器の上方に天板が配設され、前記天板に前記容器が挿入される容器挿入口と補給水入口とが開口し、前記補給水入口の上方に補給水吐出口が配置され、前記減圧管に流入した水が前記補給水吐出口から吐出されて前記補給水入口から前記熱交換器に入ることが好ましい。
また、前記減圧管がキャピラリチューブであることが好ましい。
本発明の食材茹で機は、上水道の圧力を利用して昇降ロッドを上昇させ、水を抜くことで下降させるため、昇降ロッドを昇降させるためのモータやクランク等が不要であり、また、圧送機構を別途設ける必要も無いので、機構が簡単である。
また、水圧室から抜かれた水が流入する減圧管を備え、その減圧管に流入した水が湯槽に供給されることとすれば、その水が吹きこぼれを防止する差し水(びっくり水)の役目を果たすこととなるとともに、水の無駄を抑えることができる。
さらに、減圧管をキャピラリチューブとすれば、抵抗が大きいので、水を抜く速度が速くなり過ぎないように抑制され、昇降ロッドの下降速度が速くなり過ぎないように抑制される。
また、減圧管に流入した水が熱交換器を経て湯槽に供給されることとすれば、減圧管に流入した水は温水となって湯槽に供給されるので、茹で湯の温度を下げ過ぎることがない。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、食材茹で機Mは、湯槽配置部1と、湯槽配置部1の両側に設けられたリフト配置部2、2と、湯槽配置部1の後側に設けられた排気筒部3と、湯槽配置部1の前側に設けられた操作部4とを備えている。
各リフト配置部2には、複数のリフト装置8が配設されている。各リフト装置8の上端部は、リフト配置部2の上壁から上方に突出している。各リフト装置8の上端部には、容器Yを支持する容器支持部9が連結されている。各リフト装置8については、後に詳述する。
操作部4には、各リフト装置8に対応するリフト操作スイッチ41とタイマー42とが配設されている。各リフト操作スイッチ41は、対応するリフト装置8に連結された電磁弁106(図5参照)に接続され、電磁弁106を動作させるものである。各タイマー42は、対応するリフト装置8に連結された電磁弁106の閉弁時間を決定するものである。また、操作部4には、補給水電磁弁104(図5参照)を動作させるためのスイッチ(図示せず)等も設けられている。
湯槽配置部1は、図2及び図3に示すように、上部に設けられた湯槽5、5と、湯槽5、5を囲繞する熱交換器7と、各湯槽5の下方に設けられた燃焼室10とを備えている。
湯槽5、5及び熱交換器7の上方には、天板6が配設され、天板6には、食材が収容される容器(本実施形態では、麺籠)Yが挿入される複数の容器挿入口61が開口している。また、天板6には、後述する補給水吐出口110から吐出された水を熱交換器7内に受け入れるための補給水入口62が開口している。
湯槽配置部1の上端部の前部には、余剰水受け部54が設けられるとともに、熱交換器7の上を渡って余剰水受け部54と湯槽5、5とを連通する余剰水通路53、53が、設けられている。余剰水受け部54には余剰水排水口55が設けられている。
各湯槽5の底部には複数の加熱突起51が配設されている。加熱突起51は、上記特許文献2に示す加熱突起と同様のものであり、燃焼室10における高温ガスを再燃焼させるとともに、熱効率を向上させるものである(同文献の段落0026参照)。
各湯槽5の下部の内部には、噴流を発生させるための噴流板52が配設されている。各噴流板52には、各容器Yの底部の位置に対向させて、複数の噴流孔52aが設けられている。噴流板52は、上記特許文献2に示す噴流板と同様のものであり、噴流孔52aから上方へ噴出する噴出流を形成して、容器Y内の食材に集中的に接触させ、食材が麺類の場合には攪拌して解きほぐすものである(同文献の段落0042参照)。
熱交換器7は、周回部7aと中間部7bとを有し、周回部7aは、平面視において略矩形状の筒状をなして、湯槽5、5を取り巻くように湯槽配置部1の周縁部に配設され、中間部7bは、周回部7aの後部と前部とを連通するように、湯槽5、5間に配設されている。また、熱交換器7は、内部の水を抜くための開閉可能な排水口(図示せず)と、各湯槽5に熱交換器7内の水を補給するための補給水導入管70、70とを有している。各補給水導入管70は、湯槽5内の噴流板52の下方に延設されて、各補給水導入管70の補給水出口70aは、湯槽5の中央付近に配置される。
各燃焼室10は囲繞壁11で囲繞され、各燃焼室10には、湯槽5を加熱する加熱手段である複数のバーナ16が配設されている。各バーナ16はガス供給管17により供給されるガスを燃焼させるものである。各囲繞壁11には、遠赤外線放射体11aが固着されている。
図4に示すように、各囲繞壁11の上部は、湯槽5の下部を囲繞するように、湯槽5と熱交換器7との間に延設され、各囲繞壁11と湯槽5との間には、第1煙道部12が形成され、各囲繞壁11と熱交換器7との間には、第1煙道部12に連通された第2煙道部13が形成されている。
そして、図3及び図4に示すように、熱交換器7と食材茹で機Mの各側壁20との間(すなわち各リフト配置部2の内部)、及び、熱交換器7と食材茹で機Mの後壁30との間(すなわち排気筒部3の内部)には、第2煙道部13に連通された第3煙道部14が形成されている。各リフト配置部2の湯槽配置部1側の壁部21、及び、排気筒部3の湯槽配置部1側の壁部31には、第3煙道部14と外部とを連通する複数の排気吐出口15が開口している。
図5に示すように、食材茹で機Mの下部には、上水道管に接続される給水管101が配設されている。給水管101の上水道管に接続される接続口101a付近には、減圧弁103が配設されている。給水管101は、排気筒部3内に配設された立上り管111に連結され、立上り管111の先端部には、給水栓102が配設されている。
給水管101の減圧弁103から立上り管111との連結部位までの間には、各リフト装置8に対応して、複数の導水管105が連結されている。各導水管105の途中には、電磁弁106が配設されている。各導水管105の先端部は、対応するリフト装置8の下端部に連結されている。
各導水管105の電磁弁106と先端部との間には、減圧管107が連結されている。各減圧管107は、細管状のキャピラリチューブであり、抵抗が大きい。また、各減圧管107は巻回されることにより、さらに抵抗が大きくされている。各減圧管107は、図4に示すように、先端部に水量調整ノズル107aが配設され、水量調整ノズル107aを介して、集水管108に連結されている。集水管108は、吐出管109に連結されている。また、吐出管109は、補給水電磁弁104を介して、給水管101に連結されている。補給水電磁弁104は、熱交換器7に配設された水位計(図示せず)が、熱交換器7の水位が所定水位より下がったことを検知したとき、開弁されるように構成されている。
吐出管109は排気筒部3内を上方に延設されて、吐出管109の先端部は、排気筒部3から湯槽配置部1の上方に突出し、先端部に設けられた補給水吐出口110は、補給水入口62の上方に配置される。
図4に示すように、各リフト装置8は、シリンダ81と、シリンダ81内に挿入された昇降ロッド82とを備えている。昇降ロッド82の下端部には、略鼓形状のパッキン83が取着され、パッキン83がシリンダ81の内周壁と接触しつつ、昇降ロッド82はシリンダ81内を昇降する。シリンダ81内には、昇降ロッド82の下方に、水圧室86が形成されている。水圧室86には、導水管105の先端部が連結されて、導水管105から上水道水が供給される。
パッキン83によって、シリンダ81内のパッキン83よりも上方へは水が略漏出しないようにされているが、若干の水の漏出はあり得る。この漏出水を排出するため、各シリンダ81の上端部の周壁には、漏出水排水口87が開口している。各漏出水排水口87は、リフト配置部2の上壁より下方に配置されている。各リフト配置部2内には、各漏出水排水口87よりも下方位置に、漏出水集水樋23が配設されており、各シリンダ81は、漏出水集水樋23を挿通している。各漏出水排水口87から排出された漏出水は、漏出水集水樋23により集められて、天板6に形成された孔等から、熱交換器7内に導入される。
昇降ロッド82には、円筒状のストッパー84が嵌設され、ストッパー84は、昇降ロッド82の下端部から上方に配設される。昇降ロッド82の上端部82aは、リフト配置部2の上壁から上方に突出している。上端部82aには、連結部材85及び反転蝶番89を介して、容器支持部9のアーム部91が連結されている。
連結部材85には、リフト案内シャフト88の上端部が連結されている。リフト案内シャフト88の上端部より下の部分は、リフト配置部2の上壁に穿設された案内孔から、シリンダ81と熱交換器7との間の間隙に挿入されている。
容器支持部9は、アーム部91と、アーム部91の下端部に連結された円環状のリング部92とを備えている。リング部92には容器Yが嵌設されて、リング部92は容器Yを支持することとなる。アーム部91が反転蝶番89を介して連結部材85に連結されていることから、容器支持部9は反転蝶番89の軸を中心に回動することができ、湯槽5、5の掃除等の際には、リング部92が邪魔にならないように、リング部92を上方に回動させておくことができる。
なお、囲繞壁11、ガス供給管17、集水管108等を支持している支持部材については、図示を省略している。
以上のように構成された食材茹で機Mの作用について、次に説明する。
まず、各湯槽5及び熱交換器7に水を満たすために、天板6を取り除き、各電磁弁106と補給水電磁弁104とを閉弁した状態で、給水栓102を開放する。すると、上水道の水圧により、給水管101内に上水道水が流入し、減圧弁103で水圧が所定圧に減圧された後、立上り管111を上昇して、給水栓102から排出される。この給水栓102から排出される水により、各湯槽5及び熱交換器7を清掃した後、各湯槽5及び熱交換器7に水を満たし、給水栓102を閉鎖する。
次に、各バーナ16に点火する。各バーナ16は、湯槽5、5の底部及び各加熱突起51を加熱する。各噴流板52の下方の水は加熱されて、各噴流孔52aから上方へ噴出する噴出流を生じる。各囲繞壁11の遠赤外線放射体11aは、温められて遠赤外線を放射し、各湯槽5を温める。
各バーナ16による燃焼で生じた燃焼ガス(排気ガス)は、第1煙道部12及び第2煙道部13を通って、第3煙道部14に入り、各排気吐出口15から、湯槽配置部1の上方の空間部に排出される。
以下、リフト装置8の作用について説明するが、各リフト装置8の作用は同じであるので、1つのリフト装置8を取り上げて説明する。湯槽5、5の水が所定の温度まで加熱されたら、リフト装置8に連結された電磁弁106を開弁する。すると、上水道の水圧により、給水管101から導水管105に上水道水が流入し、水圧室86に流入する。すなわち、水圧室86に上水道からの水圧が供給されるので、昇降ロッド82はこの水圧により上昇する。そして、ストッパー84の上端が、シリンダ81内のストッパー当接部81bに当接して、上昇が止まる。この上昇が止まったときの容器支持部9の位置は、図1の符号Aで示すように、容器Y内の食材が茹で湯から引き上げられる位置(以下、この位置を上方位置と言う。)とされる。
一方、導水管105に流入した水の一部は、減圧管107に流入する。これにより、水圧室86に供給される水圧が減圧される。このように、水圧室86に供給される水圧を適度に減圧することにより、昇降ロッド82に過剰な圧力が掛かってリフト装置8の故障等を招くことを防止している。なお、水量調整ノズル107aによって流量を調整することにより、減圧の程度を調整可能とし、リフト装置8に供給する水圧を調節可能としている。これは、容器Yや食材によってリフト装置8が持ち上げるべき重量が異なってくるため、その重量に応じた水圧を供給可能とするためである。
減圧管107に流入した水は、集水管108に流入して集められ、吐出管109を上昇して補給水吐出口110から吐出される。なお、吐出管109は、排気が流通する排気筒部3内の第3煙道部14を通っているため、吐出管109内の水温は上昇する。
補給水吐出口110から吐出された水は、熱交換器7内に入る。熱交換器7内の水は、各第2煙道部13及び各第3煙道部14を流れる排気により温められる。そして、熱交換器7から、補給水導入管70を介して、湯槽5内に水が供給される。湯槽5内の茹で湯よりも、熱交換器7から供給された水は温度が低いため、差し水の役目を果たすこととなり、茹で湯の吹きこぼれを防止できる。また、熱交換器7から供給された水は、ある程度温められているため、茹で湯の温度を下げ過ぎてしまうことなく、適度な温度に保つこととなる。
湯槽5に熱交換器7から水が供給されることにより、湯槽5内の茹で湯が余剰となった場合には、余剰となった茹で湯は、湯槽5から余剰水通路53を通って、余剰水受け部54に流入し、余剰水受け部54に設けられた余剰水排水口55から排出される。
容器支持部9が上方位置にあるときに、容器Yに麺類等の食材を収容して、対応するリフト操作スイッチ41を押下すると、電磁弁106が閉弁される。すると、水圧室86へ水圧が供給されなくなるので、昇降ロッド82は自重で下降し、水圧室86の水は抜けて、減圧管107に流入する。減圧管107に流入した水は、上述したように、熱交換器7を経て湯槽5内に供給される。したがって、水が無駄にならない。
また、抵抗が大きいキャピラリチューブである減圧管107を介して水を抜くことにより、水を抜く速度が速くなり過ぎないように抑制される。このため、昇降ロッド82の下降速度も速くなり過ぎないように抑制され、容器Yが茹で湯内に沈められるときの水跳ねを抑えることができる。さらに、キャピラリチューブを用いれば、減圧管107に弁装置が不要となり、弁装置の数を抑制できる。
昇降ロッド82の上端部82aが、シリンダ81のヘッドカバー部81aに当接して、昇降ロッド82の下降は止まる。この下降が止まったときの容器支持部9の位置は、図4に示すように、容器Yに収容された食材が茹で湯に浸される位置(以下、この位置を下方位置と言う。)である。容器Yの底部は、噴流孔52aの上方に配置される。噴流孔52aからは、噴出流が吹き出しているので、容器Y内の食材は攪拌されつつ茹でられる。
タイマー42でセットされた時間が経過すると、電磁弁106は開弁される。すると、再び、水圧室86に上水道から水圧が供給されるので、昇降ロッド82はその水圧により上昇し、容器支持部9は上方位置に配置される。したがって、所定時間茹でられた食材が茹で湯から引き上げられることとなる。
リフト案内シャフト88は、昇降ロッド82と共に昇降して、昇降ロッド82のふらつきを防止し、昇降ロッド82を安定して昇降させる。
なお、補給水吐出口110からの水の吐出量が少なく、熱交換器7への水位が所定水位より下がった場合には、熱交換器7に配設された水位計(図示せず)がそのことを検知する。すると、補給水電磁弁104が開弁され、給水管101から直接吐出管109に水が流入して、補給水吐出口110から吐出される。これにより、熱交換器7の水位、ひいては各湯槽5の水位を迅速に上げることができる。
以上説明したように、リフト装置8は、上水道の水圧を利用して昇降ロッド82を上昇させ、水を抜くことで下降させるため、昇降ロッド82を昇降させるためのモータや、そのモータの回転運動を往復運動に変えるためのクランク等が不要であり、油圧式リフトや空気圧式リフトを利用したときのようにオイルやエアの圧送機構を別途設ける必要も無い。このため、食材茹で機1の機構が簡単となり、不具合や故障が生じにくい。
また、リフト装置8から抜かれた水は、熱交換器7を経て、湯槽5に供給される。この水は、湯槽5内の茹で湯よりは温度が低いので、吹きこぼれを防止する差し水の役目を果たすこととなる。このように、抜かれた水を差し水として利用するので、水が無駄にならない。また、抜かれた水は、熱交換器7を経ることにより温水となって湯槽5に供給されるので、茹で湯の温度を下げ過ぎることがない。すなわち、茹で湯の温度を適度に保つことができる。
なお、減圧管107はキャピラリチューブでなくてもよく、管の途中に弁装置が設けられて、その弁装置により減圧を行うものであってもよい。
また、本実施形態の食材茹で機Mは、各リフト装置8がそれぞれ1つの容器Yを昇降させるように構成したが、容器Yが大きい場合等には、複数のリフト装置8で1つの容器Yを昇降させるように構成してもよい。
すなわち、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、本発明は種々の構成を採り得る。
本発明の食材茹で機の一実施形態の概略斜視図である。 図1のII−II部位概略断面図である。 全容器が下方位置にあるときの図1のIII−III部位概略断面図である。 図1の食材茹で機の要部概略端面図である。 図1の食材茹で機の給水機構を説明するための図である。
符号の説明
5…湯槽
7…熱交換器
8…リフト装置
9…容器支持部
10…燃焼室
16…バーナ(加熱手段)
81…シリンダ
82…昇降ロッド
86…水圧室
107…減圧管
M…食材茹で機
Y…容器

Claims (3)

  1. 茹で湯が貯留される湯槽と、
    食材を収容する容器を支持する容器支持部と、
    前記容器支持部が連結される昇降ロッドを備えたリフト装置と、
    を備え、
    前記昇降ロッドを昇降させることにより、前記容器内の食材が前記茹で湯に浸される下方位置と、前記容器内の食材が前記茹で湯から引き上げられる上方位置との間で、前記容器支持部を移動させるように構成されるとともに、
    前記リフト装置が前記昇降ロッドが挿入されるシリンダを備え、前記シリンダ内に水圧室が形成され、前記水圧室に上水道から水を供給することにより水圧で前記昇降ロッドを上昇させ、前記水圧室から水を抜いて水圧を減少させることにより前記昇降ロッドを下降させるように構成された食材茹で機であって、
    前記水圧室から抜かれた水が流入する減圧管と、前記湯槽の底部を加熱する加熱手段が設けられた燃焼室と、前記燃焼室から排出される排気と水との熱交換を行う熱交換器と、前記湯槽の内部の下部と前記熱交換器の内部の下部とを連通する補給水導入管と、前記湯槽の内部の下部に配設され噴流孔が設けられた噴流板とを備え、前記補給水導入管の出口が前記噴流板の下方に配置されて、前記減圧管に流入した水が前記熱交換器を経て前記補給水導入管から前記湯槽に供給されることを特徴とする食材茹で機。
  2. 前記湯槽及び前記熱交換器の上方に天板が配設され、前記天板に前記容器が挿入される容器挿入口と補給水入口とが開口し、前記補給水入口の上方に補給水吐出口が配置され、前記減圧管に流入した水が前記補給水吐出口から吐出されて前記補給水入口から前記熱交換器に入ることを特徴とする請求項1記載の食材茹で機。
  3. 前記減圧管がキャピラリチューブであることを特徴とする請求項1または2記載の食材茹で機。
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