JP2008178439A - 飲料抽出容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】短時間で容易に抽出が可能な大容量の飲料抽出容器を提供する。
【解決手段】液体を貯留する内容器2を加熱する電気ヒータ3と、前記内容器2内に貯留された液体を揚水する電動ポンプ4と、コーヒー等の飲料を抽出するカートリッジ5と、該カートリッジ5へ前記電動ポンプ4により揚水される液体を供給する揚水通路6と、前記カートリッジ5からの抽出液を前記内容器2へ還流させる抽出液還流通路7と、前記内容器2内の液体を外部へ注出する注出通路8と、該注出通路8と前記揚水通路6とへの液体の流通を切り替える切換弁9とを備え、前記内容器2で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路6を介して前記カートリッジ5の下部に供給されたお湯がカートリッジ5を下方から浸漬して上方から前記抽出液還流通路7を介して前記内容器2へ還流する。
【選択図】図1
【解決手段】液体を貯留する内容器2を加熱する電気ヒータ3と、前記内容器2内に貯留された液体を揚水する電動ポンプ4と、コーヒー等の飲料を抽出するカートリッジ5と、該カートリッジ5へ前記電動ポンプ4により揚水される液体を供給する揚水通路6と、前記カートリッジ5からの抽出液を前記内容器2へ還流させる抽出液還流通路7と、前記内容器2内の液体を外部へ注出する注出通路8と、該注出通路8と前記揚水通路6とへの液体の流通を切り替える切換弁9とを備え、前記内容器2で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路6を介して前記カートリッジ5の下部に供給されたお湯がカートリッジ5を下方から浸漬して上方から前記抽出液還流通路7を介して前記内容器2へ還流する。
【選択図】図1
Description
本願発明は、飲料抽出容器に関し、さらに詳しくは、コーヒー等の飲料を抽出し得るように構成した飲料抽出容器に関するものである。
飲料抽出容器の一例としては、コーヒーメーカーが従来から良く知られている。この種のコーヒーメーカーは、家庭等で気楽にコーヒーを作ることができる機器として広く普及しており、ドリップ式コーヒーメーカーが知られている。
従来公知のドリップ式コーヒーメーカーは、水タンクから導水パイプを介して加熱容器内に導入された水はヒータにより加熱され、吐出パイプ先端の排出口から抽出器の上部に吐出され、抽出器内においてコーヒーを抽出し、抽出したコーヒーをサーバー内に貯留することとされており、サーバー内に貯留したコーヒーは、サーバー載置部に設けられた保温ヒータで加熱保温されることとなっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記したドリップ式コーヒーメーカーは、手軽に持ち運びができず、また、たとえ保温ヒータを有していたとしても、サーバー自体は外気に直接触れるため、保温ヒータを常時通電しておかなければならず、消費電力がかさむという不具合が存する。
上記した不具合を解消するために、内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器の内溶液を揚水する電動ポンプと、抽出通路と前記内溶液を外部に取り出す吐出通路とを切り替える切替弁と、コーヒー等の飲料を抽出するための抽出部と、前記内容器の上方に設けられる中蓋と、前記内容器内の内溶液を揚水するための揚水パイプとを備え、前記中蓋に前記抽出部および前記揚水パイプを設け、揚水した内溶液が前記揚水パイプより前記切替弁、前記抽出部および前記内容器にいたる前記抽出通路を循環する構成とすることにより、コーヒー等の飲料が容易に抽出でき、且つ、長時間おいても本来のコーヒー等の旨みが持続し、さらに保温時の消費電力が低減できるとともに、手軽に持ち運びできるようにしたものが提案されている(特許文献2参照)。
ところが、上記特許文献2に開示されているものは、内容器の上方に設けられる中蓋に抽出部および揚水パイプを設け、揚水した内溶液が前記揚水パイプより切替弁、抽出部および内容器にいたる抽出通路を循環する構成としているため、抽出部の容積が限られるところから、内溶液全体をコーヒー等の飲料に変換させるのに相当な時間が必要となる。また、抽出方法としてドリップ式を採用しているため、抽出自体にも時間が必要となる。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、短時間で容易に抽出が可能な大容量の飲料抽出容器を提供することを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路を介して前記抽出部の下部に供給されたお湯が抽出部を下方から浸漬して上方から前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成している。
上記のように構成したことにより、飲料抽出部の容積を大容量とすることが可能となるとともに、揚水通路を介して抽出部の下部に供給されたお湯が抽出部を下方から浸漬して上方から抽出液還流通路を介して内容器へ還流するように構成したことにより、大容量の抽出部としたとしても、抽出速度がドリップ式と比較して速くできることとなり、短時間で大量の飲料を得ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた飲料抽出容器において、前記電動ポンプを、前記内容器内に貯留された飲料を外部へ注出する注出手段としても作用させ得るように構成することもでき、そのように構成した場合、1個の電動ポンプで抽出作業(即ち、揚水)および注出作業を行うことができることとなり、部品コストを低減できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第2の手段を備えた飲料抽出容器において、前記電動ポンプの能力を、飲料注出時より飲料抽出時の方が大きくなるように構成することもでき、そのように構成した場合、電動ポンプの能力を必要な吐出量(即ち、抽出時あるいは注出時に必要な吐出量)に対応させることができることとなり、電動ポンプの動作を最適に制御することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた飲料抽出容器において、前記抽出液還流通路を、前記内容器の側面に接続することもでき、そのように構成した場合、飲料抽出部において抽出された飲料が抽出液還流通路を介して内容器へ還流されるに当たって、内容器の内側面を伝って還流されることとなるところから、抽出液の泡立ちを効果的に抑制することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた飲料抽出容器において、前記切換弁を、前記揚水通路側が常時開とされる一方、前記注出通路側が常時閉とされるように構成するとともに、飲料注出時にのみ前記注出通路側を開とするように構成することもでき、そのように構成した場合、切換弁を1個の開閉弁で構成することができることとなり、弁構成の簡略化およびコストダウンを図ることができる。
本願発明では、上記課題を解決するための第6の手段として、液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記電動ポンプを、前記内容器内に貯留された飲料を外部へ注出する注出手段としても作用させ得るように構成し且つ前記電動ポンプの能力を、飲料注出時より飲料抽出時の方が大きくなるように構成している。
上記のように構成したことにより、飲料抽出部の容積を大容量とすることが可能となるとともに、揚水通路を介して抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して抽出液還流通路を介して内容器へ還流するように構成したことにより、大容量の抽出部としたとしても、抽出速度が速くできることとなり、短時間で大量の飲料を得ることができる。しかも、1個の電動ポンプで抽出作業(即ち、揚水)および注出作業を行うことができることとなり、部品コストを低減できる。また、電動ポンプの能力を必要な吐出量(即ち、抽出時あるいは注出時に必要な吐出量)に対応させることができることとなり、電動ポンプの動作を最適に制御することができる。
本願発明では、上記課題を解決するための第7の手段として、液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記抽出液還流通路を、前記内容器の側面に接続している。
上記のように構成したことにより、飲料抽出部の容積を大容量とすることが可能となるとともに、揚水通路を介して抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して抽出液還流通路を介して内容器へ還流するように構成したことにより、大容量の抽出部としたとしても、抽出速度が速くできることとなり、短時間で大量の飲料を得ることができる。しかも、飲料抽出部において抽出された飲料が抽出液還流通路を介して内容器へ還流されるに当たって、内容器の内側面を伝って還流されることとなるところから、抽出液の泡立ちを効果的に抑制することができる。
本願発明では、上記課題を解決するための第8の手段として、液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記切換弁を、前記揚水通路側が常時開とされる一方、前記注出通路側が常時閉とされるように構成し且つ飲料注出時にのみ前記注出通路側を開とするように構成している。
上記のように構成したことにより、飲料抽出部の容積を大容量とすることが可能となるとともに、揚水通路を介して抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して抽出液還流通路を介して内容器へ還流するように構成したことにより、大容量の抽出部としたとしても、抽出速度が速くできることとなり、短時間で大量の飲料を得ることができる。しかも、切換弁を1個の開閉弁で構成することができることとなり、弁構成の簡略化およびコストダウンを図ることができる。
本願発明の第1の手段によれば、液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路を介して前記抽出部の下部に供給されたお湯が抽出部を下方から浸漬して上方から前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成しているので、飲料抽出部の容積を大容量とすることが可能となるとともに、大容量の抽出部としたとしても、抽出速度がドリップ式と比較して速くできることとなり、短時間で大量の飲料を得ることができるという効果がある。。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた飲料抽出容器において、前記電動ポンプを、前記内容器内に貯留された飲料を外部へ注出する注出手段としても作用させ得るように構成することもでき、そのように構成した場合、1個の電動ポンプで抽出作業(即ち、揚水)および注出作業を行うことができることとなり、部品コストを低減できる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第2の手段を備えた飲料抽出容器において、前記電動ポンプの能力を、飲料注出時より飲料抽出時の方が大きくなるように構成することもでき、そのように構成した場合、電動ポンプの能力を必要な吐出量に対応させることができることとなり、電動ポンプの動作を最適に制御することができる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた飲料抽出容器において、前記抽出液還流通路を、前記内容器の側面に接続することもでき、そのように構成した場合、飲料抽出部において抽出された飲料が抽出液還流通路を介して内容器へ還流されるに当たって、内容器の内側面を伝って還流されることとなるところから、抽出液の泡立ちを効果的に抑制することができる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた飲料抽出容器において、前記切換弁を、前記揚水通路側が常時開とされる一方、前記注出通路側が常時閉とされるように構成するとともに、飲料注出時にのみ前記注出通路側を開とするように構成することもでき、そのように構成した場合、切換弁を1個の開閉弁で構成することができることとなり、弁構成の簡略化およびコストダウンを図ることができる。
本願発明の第6の手段によれば、液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記電動ポンプを、前記内容器内に貯留された飲料を外部へ注出する注出手段としても作用させ得るように構成し且つ前記電動ポンプの能力を、飲料注出時より飲料抽出時の方が大きくなるように構成しているので、飲料抽出部の容積を大容量とすることが可能となるとともに、大容量の抽出部としたとしても、抽出速度が速くできることとなり、短時間で大量の飲料を得ることができるという効果があるし、1個の電動ポンプで抽出作業(即ち、揚水)および注出作業を行うことができるので、部品コストを低減できるという効果もあり、電動ポンプの能力を必要な吐出量(即ち、抽出時あるいは注出時に必要な吐出量)に対応させることができるので、電動ポンプの動作を最適に制御することができるという効果もある。
本願発明の第7の手段によれば、液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記抽出液還流通路を、前記内容器の側面に接続しているので、飲料抽出部の容積を大容量とすることが可能となるとともに、大容量の抽出部としたとしても、抽出速度が速くできることとなり、短時間で大量の飲料を得ることができるという効果があるし、飲料抽出部において抽出された飲料が抽出液還流通路を介して内容器へ還流されるに当たって、内容器の内側面を伝って還流されることとなるところから、抽出液の泡立ちを効果的に抑制することができるという効果もある。
本願発明の第8の手段によれば、液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器において、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記切換弁を、前記揚水通路側が常時開とされる一方、前記注出通路側が常時閉とされるように構成し且つ飲料注出時にのみ前記注出通路側を開とするように構成しているので、飲料抽出部の容積を大容量とすることが可能となるとともに、大容量の抽出部としたとしても、抽出速度が速くできることとなり、短時間で大量の飲料を得ることができるという効果があるし、切換弁を1個の開閉弁で構成することができることとなり、弁構成の簡略化およびコストダウンを図ることができるという効果もある。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について説明する。
この飲料抽出容器は、図1および図2に示すように、液体を貯留する内容器2を備えた容器本体1と、前記内容器2を加熱する加熱手段として作用する電気ヒータ3と、前記内容器2内に貯留された液体を揚水する電動ポンプ4と、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部として作用するカートリッジ5と、該カートリッジ5へ前記電動ポンプ4により揚水される液体を供給する揚水通路6と、前記カートリッジ5からの抽出液を前記内容器2へ還流させる抽出液還流通路7と、前記内容器2内の液体を外部へ注出する注出通路8と、該注出通路8と前記揚水通路6とへの液体の流通を切り替える切換弁9とを備え、前記揚水通路6を介して前記カートリッジ5の下部に供給されたお湯がカートリッジ5を下方から浸漬して上方から前記抽出液還流通路7を介して前記内容器2へ還流するように構成されており、前記内容器2で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行うようになっている。
前記容器本体1は、板金製の有底円筒形状の内容器2の上端を係止する合成樹脂製の環状の肩部材10と、該肩部材10を上端に結合してなる合成樹脂製の有底円筒形状の外ケース11とからなっており、前記内容器2の上端開口を開閉自在に覆蓋する蓋体13が前記肩部材10の一側に対してヒンジ機構12を介して開閉自在に結合されている。符号14は蓋体13を閉止状態を保持するロック機構、15は蒸気排出通路である。
前記容器本体1の一側には、該容器本体1に隣接するようにして飲料抽出ユニットUが設けられており、該飲料抽出ユニットUは、前記肩部材10における反ヒンジ機構側であって前記内容器2より上位に一体に形成され、前記カートリッジ5を支持するカートリッジ支持部16と、前記容器本体1の一側に沿って形成され、前記揚水通路6の直管部6aを配設する通路構成部17と、該通路構成部17の下端から水平方向に突設され、注出される飲料を受け止めるサーバーSを載置する載置台部18とからなっており、全体としてコ字状を呈している。
前記飲料抽出部として作用するカートリッジ5は、例えばコーヒー粉を入れた抽出袋Gを収納する縦長の円錐形状容器とされており、その下端部には、お湯を導入するための導入口19,19・・が形成されている。また、このカートリッジ5には、図3に示すように、前記抽出液還流通路7の一部となる上部還流通路7aが該カートリッジ5の上端開口と上部還流通路7aの上端開口とが連通した状態で一体に形成されている。さらに、前記カートリッジ5の上端開口縁には、フランジ部5aが一体に形成されており、該フランジ部5aには、カートリッジ5の外側をカバーする円筒形状のカートリッジカバー20が係止されている。符号21はカートリッジ5の上端開口を覆蓋する蓋、22は蓋21とカートリッジ5の開口縁とをシールするシールパッキンであり、前記蓋21の適所には、該蓋21の内外を連通させるための空気穴23が形成されている(図4参照)。このようにすると、カートリッジ5の上部(即ち、蓋21との間の空間部)が抽出循環終了時に真空状態となって、抽出液還流通路7を介して抽出液が内容器2へ戻らなくなったり、あふれてしまうこととなるおそれがあるが、空気穴23の形成により、カートリッジ5の上部(即ち、蓋21との間の空間部)における負圧発生が解消されることとなり、上記不具合が発生しなくなる。
前記カートリッジ支持部16は、平面視円形形状とされており、その中心部には、前記カートリッジ5の下端部を嵌挿固定するカートリッジ受け24が形成されている。符号25はカートリッジ受け24の上端開口とカートリッジ5とのシール性を確保するためのシールパッキンである。そして、前記カートリッジ受け24の内底中心部には、カートリッジ5の下端に設けられた雄ネジ部26を螺合する雌ネジ部27が設けられている。そして、カートリッジ5をカートリッジ受け24に対して嵌挿固定した状態において、前記上部還流通路7aの下端が前記内容器2側に接続されている下部還流通路7bの上端に対して接続されるとともに、前記カートリッジカバー20の下端が前記カートリッジ支持部16の外周縁部に当接されることとなっている。
前記カートリッジ支持部16の底部には、前記内容器2の底部から電動ポンプ4を経て前記通路構成部17を通る揚水通路6の上端が接続されている。
そして、前記揚水通路6の途中(即ち、前記カートリッジ支持部16の下方部位)には、前記内容器2内の液体を外部へ注出する注出通路8と前記揚水通路6とへの液体の流通を切り替える切換弁9が介設されている。本実施の形態においては、この切換弁9は、前記揚水通路6側が常時開とされる一方、前記注出通路8側が常時閉とされるように構成されており、飲料注出時にのみ前記注出通路8側を開とするように構成されている。つまり、前記揚水通路6の途中から前記注出通路8が分岐され、当該分岐部における注出通路8側を開閉する開閉弁によって切換弁9が構成されているのである。前記注出通路8の出口(即ち、注出口)は、サーバーSに対向するように下向きとされている。符号28は切換弁9の弁棒、29は切換弁9を開閉操作する操作レバー、30は弁棒28を閉弁方向に付勢するスプリングである。
上記のように構成したことにより、図5に示すように、内容器2内のお湯は、電動ポンプ4の駆動によって、揚水通路6を介してカートリッジ5内に導入され、カートリッジ5内においてはコーヒーを抽出しつつ上昇し、抽出液は、抽出液還流通路7を介して内容器2内へ還流されることとなる。このような循環を繰り返すことにより、内容器2内の内溶液がコーヒーに変換されることとなる。そして、内容器2内の内溶液が所定の濃度のコーヒーとなった時点で電動ポンプ4の駆動を停止すれば、内容器2内の内溶液は保温状態で保持されることとなる。そして、コーヒーを注出する際には、切換弁9を注出通路8側が開となるように動作させた後、電動ポンプ4を駆動させれば、内容器2内の内溶液は、注出通路8を介してサーバーSへ注出されることとなる。この場合、前記電動ポンプ4は、揚水通路6を介して内容器2内のお湯をカートリッジ5内に供給する揚水手段として作用するとともに、前記内容器2内に貯留された飲料(例えば、コーヒー)を外部へ注出する注出手段としても作用することとなるのである。
ところで、本実施の形態においては、抽出液還流通路7における下部還流通路7bの下端は、前記内容器2の側面に接続されるが、内容器2の側面において満水位より少し下方部位には、段押しされて他の個所より一段落とし込まれた凹部2aが形成されており、該凹部2aに対して前記下部還流通路7bの下端が接続されることとなっている。このようにすると、還流つれた抽出液が内容器2の内側面を伝って流下することとなり、内容器2内で泡立つということがなくなるし、また、下部還流通路7bの下端と内容器2との接続。が容易に行える。
ところで、前記電動ポンプ4の能力は、飲料注出時より飲料抽出時の方が大きくなるように構成するのが望ましい。このようにすると、循環抽出工程においてコーヒーの味に変化を持たせることが可能となるし、循環抽出時とコーヒー給湯時とで必要量が相違することによく対応できる。つまり、電動ポンプ4の能力を必要な吐出量(即ち、抽出時あるいは注出時に必要な吐出量)に対応させることができることとなり、電動ポンプ4の動作を最適に制御することができる。
また、電動ポンプ4の流量を変化させる方法としては、PWMによる回転数制御する方法もしくは、複数速度切換ポンプを使用する方法等を採用することができる。
また、カートリッジ5には、ロックレバーを付設することもできる。このようにすると、カートリッジ5の取り外しが容易となる。
また、カートリッジ5を取り付けた状態でON作動するリミットスイッチを電動ポンプ4と直列に接続することもでき、このようにすると、カートリッジ5が取り付けられていない状態では、電動ポンプ4が駆動できないこととなる。
また、お手入れ性を考慮すると、内容器2側の電源供給用としてはマグネットプラグを採用するのが望ましい。
本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
1は容器本体
2は内溶液
2aは凹部
3は加熱手段(電気ヒータ)
4は電動ポンプ
5は飲料抽出部(カートリッジ)
6は揚水通路
6aは直管部
7は抽出液還流通路
7aは上部還流通路
8は注出通路
9は切換弁
2は内溶液
2aは凹部
3は加熱手段(電気ヒータ)
4は電動ポンプ
5は飲料抽出部(カートリッジ)
6は揚水通路
6aは直管部
7は抽出液還流通路
7aは上部還流通路
8は注出通路
9は切換弁
Claims (8)
- 液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器であって、前記揚水通路を介して前記抽出部の下部に供給されたお湯が抽出部を下方から浸漬して上方から前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成したことを特徴とする飲料抽出容器。
- 前記電動ポンプを、前記内容器内に貯留された飲料を外部へ注出する注出手段としても作用させ得るように構成したことを特徴とする請求項1記載の飲料抽出容器。
- 前記電動ポンプの能力を、飲料注出時より飲料抽出時の方が大きくなるように構成したことを特徴とする請求項2記載の飲料抽出容器。
- 前記抽出液還流通路を、前記内容器の側面に接続したことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の飲料抽出容器。
- 前記切換弁を、前記揚水通路側が常時開とされる一方、前記注出通路側が常時閉とされるように構成するとともに、飲料注出時にのみ前記注出通路側を開とするように構成したことを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか一項記載の飲料抽出容器。
- 液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器であって、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記電動ポンプを、前記内容器内に貯留された飲料を外部へ注出する注出手段としても作用させ得るように構成し且つ前記電動ポンプの能力を、飲料注出時より飲料抽出時の方が大きくなるように構成したことを特徴とする飲料抽出容器。
- 液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器であって、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記抽出液還流通路を、前記内容器の側面に接続したことを特徴とする飲料抽出容器。
- 液体を貯留する内容器を備えた容器本体と、前記内容器を加熱する加熱手段と、前記内容器内に貯留された液体を揚水する電動ポンプと、コーヒー等の飲料を抽出する飲料抽出部と、該飲料抽出部へ前記電動ポンプにより揚水される液体を供給する揚水通路と、前記飲料抽出部からの抽出液を前記内容器へ還流させる抽出液還流通路と、前記内容器内の液体を外部へ注出する注出通路と、該注出通路と前記揚水通路とへの液体の流通を切り替える切換弁とを備え、前記内容器で湯沸かしからお湯の保温、さらに抽出された飲料の保温を行う飲料抽出容器であって、前記揚水通路を介して前記抽出部に供給されたお湯が抽出部を浸漬して前記抽出液還流通路を介して前記内容器へ還流するように構成するとともに、前記切換弁を、前記揚水通路側が常時開とされる一方、前記注出通路側が常時閉とされるように構成し且つ飲料注出時にのみ前記注出通路側を開とするように構成したことを特徴とする飲料抽出容器。
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Cited By (2)
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JP2014502545A (ja) * | 2010-12-30 | 2014-02-03 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 材料を溶媒中で煎じる方法及び装置 |
JP2014502544A (ja) * | 2010-12-29 | 2014-02-03 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 材料を溶媒中で煎じる方法及び装置 |
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2007
- 2007-01-23 JP JP2007012209A patent/JP2008178439A/ja active Pending
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