JP4165147B2 - 双ロール鋳造機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は双ロール鋳造機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は特開平8−300108号公報に掲載の発明に基づいた従来の双ロール鋳造機の一例を示すものである。
【0003】
この双ロール鋳造機は、一対の冷却ロール1によってストリップ2を連続的に鋳造する鋳造モジュール3と、冷却ロール1から送出されるストリップ2を挾持して圧延成形などの次工程へ送給する一対のピンチロール4と、鋳造モジュール3からピンチロール4までの間でストリップ2の移動経路を取り囲み且つ下端が開口した包囲筺体5と、上端開口部分が包囲筺体5の下端開口部分に対峙し且つジャッキ6によって上下へ移動可能なスクラップ箱7と、包囲筺体5内部に設置したスレッディングテーブル8及び複数のテーブルロール9とを備えている。
【0004】
鋳造モジュール3は、各冷却ロール1の一端面及び他端面にそれぞれ当接する一対のサイド堰10と、冷却ロール1の下側でストリップ2移動経路を取り囲むシールチャンバ11と、冷却ロール1の外周面に当接するようにシールチャンバ11の上端部分に連なるシール部材12とを有している。
【0005】
冷却ロール1は、水平に且つ互いに平行に配置され、鋳造すべきストリップ2の板厚に応じてロール間隙を拡縮調整できるようになっている。
【0006】
冷却ロール1の回転方向と速度は、それぞれの外周面が上側からロール間隙へ向かって等速で移動するように設定されている。
【0007】
また、冷却ロール1の内部には、冷却水が流通するように構成されている。
【0008】
冷却ロール1とサイド堰10によって囲まれる空間に溶融金属を供給すると、当該金属が溶湯溜まり13を形成する。
【0009】
冷却ロール1を除熱しながら、上記の溶湯溜まり13を形成させ且つ冷却ロール1を回転させると、冷却ロール1の外周面で金属が凝固し、ロール間隙よりストリップ2が下方へ向かって送り出される。
【0010】
ピンチロール4は、冷却ロール1よりも下側で且つストリップ2を搬送すべき次工程寄りに設置されている。
【0011】
包囲筺体5の上端部には、鋳造モジュール3のシールチャンバ11の下端部が出し入れ可能なシールチャンバ14が設けられている。
【0012】
シールチャンバ14の垂直壁面と、鋳造モジュール3のシールチャンバ11下部の垂直面との間隙には、これらシールチャンバ11,14の全周にわたって面接触するシール部材15が取り付けられている。
【0013】
また、包囲筺体5のストリップ2移動方向下流部分には、各ピンチロール4の外周面に当接するシール部材16が設けられている。
【0014】
スクラップ箱7の上端開口部分の周縁には、当該スクラップ箱7をジャッキ6より押し上げた際に、包囲筺体5の下端開口部分の周縁の全周にわたって面接触可能なシール部材17が設けられている。
【0015】
このスクラップ箱7は、鋳造開始時に発生する形状不良のストリップ2を回収するために設けられている。
【0016】
更に、鋳造モジュール3、包囲筺体5、及びスクラップ箱7の内部には、管路18から不活性ガス(窒素ガス)Gが送給され、これらの内部を無酸化雰囲気に保持して、高温のストリップ2の酸化防止を図っている。
【0017】
また、上記の不活性ガスGは、シールチャンバ11と冷却ロール1の間に介在しているシール部材12、及び包囲筺体5とピンチロール4の間に介在しているシール部材16によって外部への流出が抑制される。
【0018】
スレッディングテーブル8は、冷却ロール1から送り出されるストリップ2をピンチロール4側へ向けて案内する状態、及びストリップ2に接触しない状態のいずれかに位置設定できるようになっている。
【0019】
また、スレッディングテーブル8は、テーブルロール9を経てピンチロール4側へ向かうストリップ2を、その下側から支持するように配置されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示す双ロール鋳造機では、高温の溶湯溜まり13の影響を受けて包囲筺体5内部の雰囲気温度が高くなり、シールチャンバ11,14、包囲筺体5、及びスクラップ箱7に熱歪みが生じる。
【0021】
これにより、シール部材15,17がシールチャンバ11の外周面や包囲筺体5の下端開口周縁の全周にわたって面接触し得ない状態になり、鋳造モジュール3、包囲筺体5、並びにスクラップ箱7に充填すべき不活性ガスGが外部へ流出するとともに、不活性ガスGの流出量に応じた外気が、包囲筺体5などの内部へ流れ込む。
【0022】
このため、外部へ流れ出た不活性ガスGの流出量に応じて、新たに包囲筺体5内部へ不活性ガスGを供給しないと、ストリップ2の酸化防止を図ることができなかった。
【0023】
本発明は上述した実情に鑑みてなしたもので、ストリップ酸化防止用の不活性ガスの供給量を削減可能な双ロール鋳造機を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の双ロール鋳造機では、ストリップを連続的に鋳造可能な一対の冷却ロールを有する鋳造モジュールと、上端開口部分が鋳造モジュールの下端開口部分に対峙し且つ冷却ロールから送出されるストリップが下向きに通過可能なダクトと、上端開口部分にダクトの下端寄り部分が差し込まれ且つダクトを経たストリップが次工程側へ向かって通過する包囲筺体と、ダクト上端周縁部に連なって周方向に延びる上部フランジと、ダクト下端周縁部に連なって周方向に延び且つ包囲筺体の上端開口部分の周縁下面に対峙する下部フランジと、これらフランジの上面に全周にわたって設けた弾性シール部材と、前記のダクトを上方へ付勢可能な押圧手段とを備えている。
【0025】
本発明の請求項2に記載の双ロール鋳造機では、弾性シール部材を中空形状にしている。
【0026】
本発明の請求項3に記載の双ロール鋳造機では、ストリップを連続的に鋳造可能な一対の冷却ロールを有する鋳造モジュールと、冷却ロールから送出されるストリップが次工程側へ向かって通過するように上端部分が鋳造モジュールに連なり且つ下端が開口した包囲筺体と、上端開口部分が包囲筺体の下端開口部分に対峙するように配置され且つ昇降手段によって上下へ移動可能なスクラップ箱と、該スクラップ箱の外側面に全周にわたって設けられ且つ周方向へ延びる溝を形成する下側シール部材と、該下側シール部材の溝に貯留され且つ流動性を有する無定形状の封鎖材と、包囲筺体の外周面に全周にわたって設けられ且つ前記の溝に嵌入可能な仕切板を有する上側シール部材とを備えている。
【0027】
本発明の請求項4に記載の双ロール鋳造機では、ストリップを連続的に鋳造可能な一対の冷却ロールを有する鋳造モジュールと、冷却ロールから送出されるストリップが次工程側へ向かって通過するように上端部分が鋳造モジュールに連なり且つ下端が開口した包囲筺体と、上端開口部分が包囲筺体の下端開口部分に対峙するように配置され且つ昇降手段によって上下へ移動可能なスクラップ箱と、該スクラップ箱の外側面に全周にわたって設けられ且つ周方向へ延びる複数の溝を形成する下側シール部材と、該下側シール部材の溝に貯留され且つ流動性を有する無定形状の封鎖材と、包囲筺体の外周面に全周にわたって設けられ且つ前記の各溝に嵌入可能な複数の仕切板を有する上側シール部材とを備えている。
【0028】
本発明の請求項5に記載の双ロール鋳造機では、粉粒状の封鎖材を用いている。
【0029】
本発明の請求項6に記載の双ロール鋳造機では、液状の封鎖材を用いている。
【0030】
本発明の請求項1に記載の双ロール鋳造機においては、押圧手段によりダクトを上方へ付勢して、鋳造モジュールの下端開口部分の周縁と上部フランジの間、並びに下部フランジと包囲筺体の上端開口部分の周縁下面の間のそれぞれに介在させた弾性シール部材を圧縮し、これらの弾性シールにより、鋳造モジュールとダクトの接続部分、並びにダクトと包囲筺体の接続部分の気密を保持する。
【0031】
本発明の請求項2に記載の双ロール鋳造機においては、圧縮すべき弾性シール部材を中空形状にして、各弾性シール部材が鋳造モジュールや包囲筺体に対して容易に密着するようにし、鋳造モジュールとダクトの接続部分、並びにダクトと包囲筺体の接続部分の気密性の向上を図る。
【0032】
また、本発明の請求項3に記載の双ロール鋳造機においては、昇降手段によりスクラップ箱を上方へ移動させて、仕切板の下縁部分を溝に貯留した封鎖材中にめり込ませ、下側シール部材、封鎖材、上側シール部材により、スクラップ箱と包囲筺体の接続部分の気密を保持する。
【0033】
本発明の請求項4に記載の双ロール鋳造機においては、複数の溝を有する下側シール部材、及び複数の仕切板を有する上側シール部材によって、気密保持境界を多重化し、スクラップ箱と包囲筺体の接続部分の気密性の向上を図る。
【0034】
本発明の請求項5に記載の双ロール鋳造機においては、下側シール部材の溝に貯留すべき封鎖材に粉粒状のものを用いて、当該封鎖材の消耗を軽減する。
【0035】
本発明の請求項6に記載の双ロール鋳造機においては、下側シール部材の溝に貯留すべき封鎖材に液状のものを用いて、溝に対する封鎖材の充填作業を容易にする。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図示例とともに説明する。
【0037】
図1及び図2は本発明の双ロール鋳造機の実施の形態の一例を示すものであり、図中、図3と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
【0038】
この双ロール鋳造機は、鋳造モジュール3と包囲筺体5の間に介在し且つ冷却ロール1から送出されるストリップ2を取り囲むダクト19と、当該ダクト19の上端周縁部に連なって周方向へ延びる上部フランジ20、並びに下端周縁部に連なって周方向へ延びる下部フランジ21と、これらフランジ20,21の上面に全周にわたって取り付けた弾性シール部材22,23と、ダクト19を上方へ付勢するシリンダ24と、スクラップ箱7の外側面全周にわたって設けられ且つ周方向へ延びる溝25を形成する下側シール部材26と、該下側シール部材26の溝25に貯留した封鎖材27と、包囲筺体5の外側面全周にわたって設けられ且つ溝25に嵌入可能な仕切板28を有する上側シール部材29とを備えている。
【0039】
鋳造モジュール3を構成しているシールチャンバ11には、その下端周縁部に連なって周方向へ延びるフランジ30が設けられている。
【0040】
ダクト19の下端寄り部分は、包囲筺体5の上端に穿設した開口に上下へ移動可能に挿入され、シールチャンバ11のフランジ30に上部フランジ20が正対している。
【0041】
また、下部フランジ21は、包囲筺体5の上端開口部分の周縁下面に対峙している。
【0042】
弾性シール部材22,23は、耐熱性を有する素材により圧縮変形可能に形成されている。
【0043】
上側の弾性シール部材22は、上部フランジ20に固定され、シールチャンバ11のフランジ30には固定されておらず、冷却ロール1を交換する際に、鋳造モジュール3が移動できるようになっている。
【0044】
下側の弾性シール部材23は、下部フランジ21だけに固定した構造でもよいが、下部フランジ21と包囲筺体5の双方に対して固定することも可能である。
【0045】
これらの弾性シール部材22,23は、その形成素材が耐熱性高分子化合物である場合には、中実状、あるいは中空状の無端形状として、素材自体の弾力性を活かすようにし、また、形成素材が高温雰囲気中での繰り返し応力に対応可能な金属である場合には、伸縮可能なベローズ形状とする。
【0046】
シリンダ24は、ピストンロッド31が上方を向くようにダクト19の外部に配置され、当該ピストンロッド31をダクト19に締結している。
【0047】
このシリンダ24のピストンロッド31が上昇すると、前記のフランジ30と上部フランジ20の間に介在している弾性シール部材22、並びに下部フランジ21と包囲筺体5の上端開口部分の周縁下面の間に介在している弾性シール部材23が圧縮される。
【0048】
これにより、弾性シール部材22が、鋳造モジュール3のシールチャンバ11とダクト19の接続部分の気密を保持し、弾性シール部材23が、ダクト19と包囲筺体5の接続部分の気密を保持する状態になる。
【0049】
すなわち、高温の溶湯溜まり13の影響を受けて包囲筺体5内部の雰囲気温度が高くなり、シールチャンバ11、ダクト19、及び包囲筺体5などに熱歪みが生じても、管路18から鋳造モジュール3、包囲筺体5、及びスクラップ箱7に充填した不活性ガスGが、上記の接続部分から外部へ流出しない。
【0050】
また、シリンダ24のピストンロッド31が下降すると、弾性シール部材22がフランジ30から離隔するとともに、弾性シール部材23が包囲筺体5の上端開口部分の周縁下面から離隔する。
【0051】
弾性シール部材23を下部フランジ21及び包囲筺体5の双方に固定している場合には、ピストンロッド31の下降に応じて、当該弾性シール部材23が伸張することになる。
【0052】
下側シール部材26は、それぞれ上側が開口し且つスクラップ箱7上端部分を周方向に取り囲む2条の溝25を形成している。
【0053】
封鎖材27には、流動性を有する無定形状の物質、すなわち、砂などの粉粒体、あるいは、水などの液体を用いる。
【0054】
封鎖材27に砂などの粉粒体を用いた場合には、スクラップ箱7外部の雰囲気温度では蒸発による消耗が発生せず、当該封鎖材27の補充作業を軽減することができる。
【0055】
また、封鎖材27に水などの液体を用いた場合には、液体のほうが粉粒体よりも流動性に優れているので、包囲筺体5に対するスクラップ箱7の着脱作業によって封鎖材27が減っても、当該封鎖材27を溝25内へ容易に且つ均等に補充することができる。
【0056】
上側シール部材29の仕切板28は、包囲筺体5に連なり且つ前記の溝25に対応するように包囲筺体5下端部分を周方向に2重に取り囲んでいる。
【0057】
仕切板28と溝25の相対位置は、包囲筺体5の真下に位置したスクラップ箱7をジャッキ6によって上昇させた際に、仕切板28が溝25に嵌入し、また、スクラップ箱7をジャッキ6によって下降させた際に、仕切板28が溝25から離隔するように設定されている。
【0058】
これにより、スクラップ箱7をジャッキ6で上昇させると、仕切板28の下縁部分が溝25に貯留した封鎖材27中にめり込んで、下側シール部材26、封鎖材27、及び上側シール部材29が、スクラップ箱7と包囲筺体5の接続部分の気密を保持する状態になる。
【0059】
また、2条の溝25を形成する下側シール部材26及び、各溝25のそれぞれに嵌入可能な仕切板28を有する上側シール部材29によって、気密保持境界が多重化され、スクラップ箱7と包囲筺体5の接続部分の気密性が向上する。
【0060】
すなわち、高温の溶湯溜まり13の影響を受けて包囲筺体5内部の雰囲気温度が高くなり、包囲筺体5やスクラップ箱7などに熱歪みが生じた場合でも、管路18から鋳造モジュール3、包囲筺体5、及びスクラップ箱7に充填した不活性ガスGが、上記の接続部分から外部へ流出しない。
【0061】
このように、図1及び図2に示す双ロール鋳造機においては、鋳造モジュール3とダクト19の接続部分、ダクト19と包囲筺体5の接続部分、及び包囲筺体5とスクラップ箱7の接続部分の気密をそれぞれ保持し、不活性ガスGの流出を抑止するので、高温のストリップ2の酸化防止用の不活性ガスGの供給量を削減できる。
【0062】
なお、本発明の双ロール鋳造機は、上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変更を加え得ることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の双ロール鋳造機によれば下記のような優れた効果を奏し得る。
【0064】
(1)本発明の請求項1に記載の双ロール鋳造機においては、押圧手段によりダクトを上方へ付勢して、鋳造モジュールの下端開口部分の周縁と上部フランジの間、並びに下部フランジと包囲筺体の上端開口部分の周縁下面の間のそれぞれに介在させた弾性シールを圧縮し、これらの弾性シールにより、鋳造モジュールとダクトの接続部分、並びにダクトと包囲筺体の接続部分の気密を保持するので、包囲筺体などから外部へストリップ酸化防止用の不活性ガスが流出せず、当該不活性ガスの供給量を削減することができる。
【0065】
(2)本発明の請求項2に記載の双ロール鋳造機においては、圧縮すべき弾性シール部材を中空形状にしたので、各弾性シール部材が鋳造モジュールや包囲筺体に対して容易に密着し、鋳造モジュールとダクトの接続部分、並びにダクトと包囲筺体の接続部分の気密性の向上を図ることができる。
【0066】
(3)本発明の請求項3に記載の双ロール鋳造機においては、昇降手段によりスクラップ箱を上方へ移動させて、仕切板の下縁部分を溝に貯留した封鎖材中にめり込ませ、下側シール部材、封鎖材、及び上側シール部材で、スクラップ箱と包囲筺体の接続部分の気密を保持するので、包囲筺体などから外部へストリップ酸化防止用の不活性ガスが流出せず、当該不活性ガスの供給量を削減することができる。
【0067】
(4)本発明の請求項4に記載の双ロール鋳造機においては、下側シール部材の複数の溝と上側シール部材の複数の仕切板により、気密保持手段を多重化したので、スクラップ箱と包囲筺体の接続部分の気密性の向上を図ることができる。
【0068】
(5)本発明の請求項5に記載の双ロール鋳造機においては、下側シール部材の溝に貯留すべき封鎖材に粉粒状のものを用いたので、当該封鎖材の消耗を軽減することができる。
【0069】
(6)本発明の請求項6に記載の双ロール鋳造機においては、下側シール部材の溝に貯留すべき封鎖材に液状のものを用いたので、溝への封鎖材の充填作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の双ロール鋳造機の実施の形態の一例を示す概念図である。
【図2】図1に関連する包囲筺体とスクラップ箱の間のシール構造を示す断面図である。
【図3】従来の双ロール鋳造機の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 冷却ロール
2 ストリップ
3 鋳造モジュール
5 包囲筺体
6 ジャッキ(昇降手段)
7 スクラップ箱
19 ダクト
20 上部フランジ
21 下部フランジ
22 弾性シール部材
23 弾性シール部材
24 シリンダ(押圧手段)
25 溝
26 下側シール部材
27 封鎖材
28 仕切板
29 上側シール部材

Claims (6)

  1. ストリップを連続的に鋳造可能な一対の冷却ロールを有する鋳造モジュールと、上端開口部分が鋳造モジュールの下端開口部分に対峙し且つ冷却ロールから送出されるストリップが下向きに通過可能なダクトと、上端開口部分にダクトの下端寄り部分が差し込まれ且つダクトを経たストリップが次工程側へ向かって通過する包囲筺体と、ダクト上端周縁部に連なって周方向に延びる上部フランジと、ダクト下端周縁部に連なって周方向に延び且つ包囲筺体の上端開口部分の周縁下面に対峙する下部フランジと、これらフランジの上面に全周にわたって設けた弾性シール部材と、前記のダクトを上方へ付勢可能な押圧手段とを備えてなることを特徴とする双ロール鋳造機。
  2. 弾性シール部材を中空形状にした請求項1に記載の双ロール鋳造機。
  3. 包囲筺体の下端を開口させるとともに、上端開口部分が包囲筺体の下端開口部分に対峙するように配置され且つ昇降手段によって上下へ移動可能なスクラップ箱と、該スクラップ箱の外側面に全周にわたって設けられ且つ周方向へ延びる溝を形成する下側シール部材と、該下側シール部材の溝に貯留され且つ流動性を有する無定形状の封鎖材と、包囲筺体の外周面に全周にわたって設けられ且つ前記の溝に嵌入可能な仕切板を有する上側シール部材とを備えた請求項 1 、または2のいずれかに記載の双ロール鋳造機。
  4. 包囲筺体の下端を開口させるとともに、上端開口部分が包囲筺体の下端開口部分に対峙するように配置され且つ昇降手段によって上下へ移動可能なスクラップ箱と、該スクラップ箱の外側面に全周にわたって設けられ且つ周方向へ延びる複数の溝を形成する下側シール部材と、該下側シール部材の溝に貯留され且つ流動性を有する無定形状の封鎖材と、包囲筺体の外周面に全周にわたって設けられ且つ前記の各溝に嵌入可能な複数の仕切板を有する上側シール部材とを備えた請求項1、または2のいずれかに記載の双ロール鋳造機。
  5. 粉粒状の封鎖材を用いた請求項3または請求項4のいずれかに記載の双ロール鋳造機。
  6. 液状の封鎖材を用いた請求項3または請求項4のいずれかに記載の双ロール鋳造機。
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