JP4162341B2 - アルカリ蓄電池用正極活物質及びその製造方法、アルカリ蓄電池用正極並びにアルカリ蓄電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ニッケル−水素蓄電池、ニッケル−カドミウム蓄電池等のアルカリ蓄電池の正極に使用されるアルカリ蓄電池用正極活物質及びその製造方法、並びにこのようなアルカリ蓄電池用正極活物質を用いたアルカリ蓄電池用正極及びアルカリ蓄電池に係り、特に、アルカリ蓄電池用正極活物質を改良して、アルカリ蓄電池において高い放電容量が得られるようにした点に特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ニッケル−水素蓄電池、ニッケル−カドミウム蓄電池等のアルカリ蓄電池においては、その正極として、焼結式のニッケル極と非焼結式のニッケル極とが使用されている。
【0003】
ここで、上記の焼結式のニッケル極においては、焼結によって得られた多孔性のニッケル焼結基板を用い、この多孔性のニッケル焼結基板に活物質の塩を化学的に含浸させて活物質を充填させるようにしていた。
【0004】
そして、このような焼結式のニッケル極を用いたアルカリ蓄電池において、充分な電池容量が得られるようにするためには、多孔度の大きいニッケル焼結基板を用いて活物質を多く充填させることが必要であった。
【0005】
しかし、このように多孔度の大きい焼結基板を用いると、焼結によるニッケル粒子間の結合が弱いため、ニッケル粒子が焼結基板から脱落してしまうという問題があり、またニッケル焼結基板における孔径は一般に10μm以下と小さいため、活物質がこのニッケル焼結基板に充填されにくく、活物質を充分に充填させるためには、ニッケル焼結基板中に活物質を含浸させる面倒な作業を何度も繰り返して行う必要があり、生産性が悪くなる等の問題があった。
【0006】
そこで、最近では、水酸化ニッケルを主体とする活物質にメチルセルロース等の結着剤を加えてペーストにしたものを用い、このペーストを発泡ニッケル等の多孔度の大きい導電性の基材に充填させるようにした非焼結式のニッケル極が用いられるようになった。
【0007】
ここで、このような非焼結式のニッケル極の場合、上記のように発泡ニッケル等の多孔度の大きい導電性の基材を用いて多くの活物質を充填させることができると共に、活物質を充填させる作業も容易に行えるようになった。
【0008】
しかし、このような非焼結式のニッケル極において、上記のように多孔度の大きい基材を用いると、この基材における集電性が悪くなって、活物質の利用率が低下し、このような非焼結式のニッケル極をアルカリ蓄電池の正極に用いた場合に、充分な電池容量が得られなくなるという問題があった。
【0009】
そこで、近年においては、非焼結式のニッケル極における活物質の利用率を高めるため、アルカリ蓄電池の正極活物質として、特開平8−45508号公報に示されるように、水酸化ニッケルNi(OH)2 にランタノイド元素又はイットリウムを0.5〜6.0wt%添加させた活物質を用いるようにしたものが提案されている。
【0010】
しかし、このようにアルカリ蓄電池の正極活物質として、水酸化ニッケルにランタノイド元素又はイットリウムを添加させた活物質を用いた場合においても、このアルカリ蓄電池を充電させる際における酸素発生電位が低く、充電時に酸素が発生し、依然として高い放電容量が得られないという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、ニッケル−水素蓄電池、ニッケル−カドミウム蓄電池等のアルカリ蓄電池における上記のような問題を解決することを課題とするものであり、アルカリ蓄電池の正極に用いる正極活物質を改良し、アルカリ蓄電池を充電させる際に酸素が発生するのを抑制し、高い放電容量が得られるようにすることを課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明におけるアルカリ蓄電池用正極活物質の製造方法においては、水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理することによって、イットリウムを含有し、かつ、酸化処理された水酸化ニッケルを得ると共に、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.02〜2.35の範囲になるようにしたのである。
【0013】
そして、この発明のように水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理すると、水酸化ニッケルの結晶内にイットリウムイオンが拡散した状態で、上記の水酸化ニッケルが酸化され、このような正極活物質をアルカリ蓄電池の正極に使用すると、このアルカリ蓄電池を充電させる際に酸素が発生するのが抑制されて、高い放電容量が得られるようになる。
【0014】
ここで、上記のように水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理するにあたっては、例えば、酸化剤として、次亜塩素酸塩、ペルオキソ二硫酸塩及び過酸化水素等の公知の酸化剤を用いることができる。
【0015】
そして、上記のようにして水酸化ニッケルを酸化処理した場合において、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.02〜2.35の範囲になるようにしたのは、Niの価数が2.02未満の場合には、水酸化ニッケルの結晶中に挿入されるイットリウムの量が少なくなり、充電時における酸素の発生を十分に抑制することができなくなって、高い放電容量が得られなくなる一方、Niの価数が2.35を超えると、この正極活物質を用いたアルカリ蓄電池を最初に充電させる際の容量が少なくなって負極規制となり、高い放電容量が得られなくなるためである。
【0016】
また、この発明において、上記のように水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理するにあたり、水酸化ニッケルの結晶内にイットリウムイオンが十分に拡散されるようにするため、上記のイットリウム塩として、塩化物、硫酸塩、硝酸塩から選択される少なくとも1種の塩を用いることが望ましい。
【0017】
また、上記のように酸化処理された水酸化ニッケル中にイットリウムを含有させるにあたり、含有させるイットリウムの量が少ないと、充電時における酸素の発生を十分に抑制することができなくなって、高い放電容量が得られなくなる一方、含有させるイットリウムの量が多くなりすぎると、充放電を行う水酸化ニッケルの比率が少なくなって放電容量が低下するため、酸化処理された水酸化ニッケル中にイットリウムが元素換算で0.5〜7wt%の範囲で含有されるようにすることが好ましい。
【0018】
【実施例】
以下、この発明を実施例に基づいて具体的に説明すると共に、比較例を挙げ、この発明の実施例に係るアルカリ蓄電池の場合、高い放電容量が得られることを明らかにする。なお、この発明は以下の実施例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施することができるものである。
【0019】
(実施例1)
実施例1においては、正極活物質を得るにあたり、硫酸コバルトを11.5g溶解させた1リットルの水溶液に水酸化ニッケルを100g加え、これを撹拌しながら1mol/lの水酸化ナトリウム水溶液を加えて、上記の溶液のpHを11に調製した後、この溶液をさらに1時間撹拌させて反応させた。なお、この反応中において、溶液のpHが若干低下した場合には、1mol/lの水酸化ナトリウム水を適宜滴下して溶液のpHを11に保持した。
【0020】
そして、反応終了後に沈殿物を濾取し、これを水洗し、真空乾燥させて、表面に水酸化コバルトからなる被覆層が形成された水酸化ニッケル粒子を得た。ここで、このようにして得た水酸化ニッケル粒子の表面におけるコバルト量は、Co元素換算で水酸化ニッケルに対して5wt%であった。
【0021】
次いで、上記のように水酸化コバルトからなる被覆層が形成された水酸化ニッケル粒子と、25wt%水酸化ナトリウム水溶液とを重量比1:10で混合し、これを90℃に加熱して5時間反応させた後、沈殿物を濾取し、これを水洗し、65℃で乾燥させて、表面にナトリウム含有コバルト化合物からなる被覆層が形成された水酸化ニッケル粒子を得た。
【0022】
次に、40℃の純水にイットリウム塩として塩化イットリウム(YCl3 ・6H2 O)を6.8g溶解させた1リットルの水溶液に、上記のように表面にナトリウム含有コバルト化合物からなる被覆層が形成された水酸化ニッケル粒子を100g加え、40℃に保持しながら2時間攪拌させて、溶液Aを調整した。
【0023】
また、上記の溶液Aとは別に、40℃になった10wt%の水酸化ナトリウム水溶液1リットル中に次亜塩素酸ナトリウムを50g加えて、溶液Bを調製した。
【0024】
そして、上記の溶液Aと溶液Bとを混合し、これを40℃に保持したまま30分間撹拌して上記の水酸化ニッケル粒子を酸化処理した後、沈殿物を濾取し、これを水洗し、乾燥させて正極活物質を得た。ここで、このようにして得た正極活物質について、Fe2+/Fe3+酸化還元滴定によって正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表1に示すように、Niの価数は2.20であり、また誘導結合高周波プラズマ分光分析法(ICP)によって酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量を求めたところ、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量は2wt%であった。
【0025】
そして、上記の正極活物質の粉末100gと、1wt%メチルセルロース水溶液20gとを混練してペーストを調製し、このペーストを、多孔度が95%、平均孔径が200μmのニッケルめっきした発泡メタルからなる多孔性の基材に充填し、これを乾燥させた後、加圧成形してアルカリ蓄電池用ニッケルを得た。
【0026】
次に、上記のようにして得たアルカリ蓄電池用ニッケル極を正極に使用して、図1に示すような円筒型で電池容量が約1000mAhになったAAサイズのアルカリ蓄電池を作製した。
【0027】
ここで、このアルカリ蓄電池においては、その負極として、酸化カドミウム粉末と金属カドミウム粉末と結着剤とを混練したペーストを芯材のパンチングメタルに塗着させ、これを乾燥させ、電気化学的容量が上記の正極の約1.8倍になったカドミウム電極を使用し、またセパレータにはポリアミド不織布を、アルカリ電解液には30wt%の水酸化カリウム水溶液を用いた。
【0028】
そして、アルカリ蓄電池を作製するにあたっては、図1に示すように、上記の正極1と負極2との間に上記のセパレータ3を介在させてスパイラル状に巻き取り、これを負極缶4内に収容させた後、この負極缶4内に上記の電解液を注液して封口し、正極1を正極リード5を介して封口蓋6に接続させると共に、負極2を負極リード7を介して負極缶4に接続させ、負極缶4と封口蓋6とを絶縁パッキン8により電気的に絶縁させると共に、封口蓋6と正極外部端子9との間にコイルスプリング10を設け、電池の内圧が異常に上昇した場合には、このコイルスプリング10が圧縮されて電池内部のガスが大気に放出されるようにした。
【0029】
(実施例2〜5)
実施例2〜5においては、上記の実施例1における正極活物質の製造において、上記の溶液Bとして、40℃になった10wt%の水酸化ナトリウム水溶液1リットルに添加させる次亜塩素酸ナトリウムの量を変更させたものを用い、実施例2では次亜塩素酸ナトリウムの量を5.0g、実施例3では次亜塩素酸ナトリウムの量を12.5g、実施例4では次亜塩素酸ナトリウムの量を75.0g、実施例5では次亜塩素酸ナトリウムの量を87.5gにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして各正極活物質を作製した。
【0030】
ここで、上記のようにして得た各正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表1に示すように、実施例2ではNiの価数が2.02、実施例3ではNiの価数が2.05、実施例4ではNiの価数が2.30、実施例5ではNiの価数が2.35であった。また、上記の各正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量を求めたところ、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量は、実施例2〜5の何れも実施例1の場合と同じ2wt%になっていた。
【0031】
そして、上記のようにして作製した各正極活物質を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例2〜5の各アルカリ蓄電池を作製した。
【0032】
(実施例6〜8)
実施例6〜8においては、上記の実施例1における正極活物質の製造において、上記の溶液Aを調製するにあたり、40℃になった純水に溶解させるイットリウム塩の種類及び重量を変更し、実施例6では硫酸イットリウム[Y2 (SO4 )3 ・8H2 O]を6.9g、実施例7では硝酸イットリウム[Y(NO3 )3 ・6H2 O]を8.6g、実施例8では炭酸イットリウム[Y2 (CO3 )3 ・3H2 O]を4.6g溶解させるようにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして各正極活物質を作製した。
【0033】
ここで、上記のようにして得た各正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表1に示すように、Niの価数は、実施例6〜8の何れも実施例1の場合と同じ2.20になっていた。また、上記の各正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量を求めたところ、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量は、実施例6〜8の何れも実施例1の場合と同じ2wt%になっていた。
【0034】
そして、上記のようにして作製した各正極活物質を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例6〜8の各アルカリ蓄電池を作製した。
【0035】
(比較例1)
比較例1においては、上記の実施例1における正極活物質の製造において、上記の溶液Bとして、40℃になった10wt%の水酸化ナトリウム水溶液だけを用い、次亜塩素酸ナトリウムを加えないようし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして正極活物質を作製した。
【0036】
ここで、上記のようにして得た正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表1に示すように、Niの価数は2.00であった。また、上記の正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量を求めたところ、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量は、実施例1の場合と同じ2wt%になっていた。
【0037】
そして、上記のようにして作製した正極活物質を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、比較例1のアルカリ蓄電池を作製した。
【0038】
(比較例2)
比較例2においては、上記の実施例1における正極活物質の製造において、上記の溶液Bとして、40℃になった10wt%の水酸化ナトリウム水溶液1リットル中に添加させる次亜塩素酸ナトリウムの量を100gにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして正極活物質を作製した。
【0039】
ここで、このようにして得た正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表1に示すように、Niの価数は2.40であった。また、この正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量を求めたところ、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量は、実施例1の場合と同じ2wt%になっていた。
【0040】
そして、上記のようにして作製した正極活物質を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、比較例2のアルカリ蓄電池を作製した。
【0041】
(比較例3)
比較例3においては、上記の実施例1における正極活物質の製造において、上記の溶液Aを得るにあたり、40℃になった純水にイットリウム塩を溶解させないようにし、このようにイットリウム塩が溶解されていない水溶液に、前記のように表面にナトリウム含有コバルト化合物からなる被覆層が形成された水酸化ニッケル粒子を100g加えるようにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして正極活物質を作製した。
【0042】
ここで、上記のようにして得た正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表1に示すように、Niの価数は実施例1の場合と同じ2.20であった。なお、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量は、上記のように純水にイットリウム塩を溶解させていないため0であった。
【0043】
そして、上記のようにして作製した正極活物質を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、比較例3のアルカリ蓄電池を作製した。
【0044】
(比較例4)
比較例4においては、正極活物質を得るにあたり、硫酸ニッケル(NiSO4 ・7H2 O)を400g、硫酸イットリウム[Y2 (SO4 )3 ・8H2 O]を18.2g溶解させた5000mlの水溶液中に、10wt%のアンモニア水溶液と10wt%の水酸化ナトリウム水溶液との混合水溶液を滴下してpHを9.5±0.3に調製した後、この溶液を1時間撹拌して反応させた。なお、反応中において、溶液のpHが若干低下した場合には、上記の混合水溶液を滴下して溶液のpHを9.5±0.3に保持した。
【0045】
そして、反応終了後に沈殿物を濾取し、これを水洗し、80℃で乾燥させ、水酸化ニッケルにイットリウムが2wt%固溶された正極活物質を得た。
【0046】
ここで、このようにして得た正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表1に示すように、Niの価数は2.00であった。
【0047】
そして、上記のようにして作製した正極活物質を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、比較例4のアルカリ蓄電池を作製した。
【0048】
次に、上記の実施例1〜8及び比較例1〜4の各アルカリ蓄電池について、それぞれ25℃の雰囲気下において0.1Cで16時間充電した後、1Cで1.0Vまで放電させ、これを1サイクルとして充放電を繰り返して行い、各アルカリ蓄電池における4サイクル目の放電容量を求め、上記の実施例1のアルカリ蓄電池における4サイクル目の放電容量を100として、他のアルカリ蓄電池における4サイクル目の放電容量を下記の表1に示した。
【0049】
【表1】
【0050】
この結果から明らかなように、水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理することによって、イットリウムを含有し、かつ、酸化処理された水酸化ニッケルを得ると共に、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数を2.02〜2.35の範囲にした正極活物質を使用した実施例1〜8の各アルカリ蓄電池は、水酸化ニッケル中にイットリウムを含有させただけで、水酸化ニッケルを酸化処理しなかった正極活物質を使用した比較例1のアルカリ蓄電池や、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.40になった正極活物質を使用した比較例2のアルカリ蓄電池や、水酸化ニッケル中にイットリウムを含有させずに、水酸化ニッケルを酸化処理しただけの正極活物質を使用した比較例3のアルカリ蓄電池や、水酸化ニッケル中にイットリウムを固溶させただけで、水酸化ニッケルを酸化処理しなかった正極活物質を使用した比較例4のアルカリ蓄電池に比べて、高い放電容量が得られた。
【0051】
また、実施例1〜5のアルカリ蓄電池を比較した場合、水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理するにあたり、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.05〜2.30の範囲になった正極活物質を使用した実施例1,3,4の各アルカリ蓄電池は、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.02になった正極活物質を使用した実施例2のアルカリ蓄電池や、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.35になった正極活物質を使用した実施例5のアルカリ蓄電池に比べて、さらに高い放電容量が得られた。
【0052】
また、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.20になった実施例1,6〜8のアルカリ蓄電池を比較した場合、水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理するにあたって、そのイットリウム塩に塩化物や、硫酸塩や、硝酸塩を用いた実施例1,6,7の各アルカリ蓄電池は、イットリウム塩に炭酸塩を用いた実施例8のアルカリ蓄電池に比べて、高い放電容量が得られた。
【0053】
(実施例9〜12)
実施例9〜12においては、上記の実施例1における正極活物質の製造において、上記の溶液Aを調製するにあたり、40℃になった純水に溶解させる塩化イットリウムの量を変更し、下記の表2に示すように、実施例9では塩化イットリウムを0.34g、実施例10では塩化イットリウムを1.71g、実施例11では塩化イットリウムを23.9g、実施例12では塩化イットリウムを34.1g溶解させるようにし、それ以外は、上記の実施例1の場合と同様にして各正極活物質を作製した。
【0054】
ここで、上記のようにして得た各正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表2に示すように、Niの価数は実施例1の場合と同じ2.20であった。
【0055】
また、上記の各正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量を求めたところ、下記の表2に示すように、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量は、実施例9では0.1wt%、実施例10では0.5wt%、実施例11では7.0wt%、実施例12では10.0wt%になっていた。
【0056】
そして、上記のようにして作製した各正極活物質を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例9〜12の各アルカリ蓄電池を作製した。
【0057】
また、このようにして作製した実施例9〜12の各アルカリ蓄電池についても、上記の実施例1〜8及び比較例1〜3の各アルカリ蓄電池の場合と同様にして4サイクル目の放電容量を求め、上記の実施例1のアルカリ蓄電池における4サイクル目の放電容量を100として、実施例9〜12の各アルカリ蓄電池における4サイクル目の放電容量を下記の表2に示した。
【0058】
【表2】
【0059】
この結果から明らかなように、水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理することによって、イットリウムを含有し、かつ、酸化処理された水酸化ニッケルを得るにあたり、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量が0.5〜7wt%の範囲になった実施例1,10,11の各アルカリ蓄電池は、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量が0.1wt%になった実施例9のアルカリ蓄電池や、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量が10.0wt%になった実施例12のアルカリ蓄電池に比べて、高い放電容量が得られた。
【0060】
(実施例13〜22)
実施例13〜22においては、上記の実施例1における正極活物質の製造において、原料として使用する水酸化ニッケルの種類を変更させ、下記の表3に示すように、実施例13では亜鉛Znが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例14ではコバルトCoが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例15ではカドミウムCdが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例16ではマグネシウムMgが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例17ではイットリウムYが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例18ではアルミニウムAlが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例19ではマンガンMnが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例20ではイッテルビウムYbが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例21ではエルビウムErが1wt%固溶された水酸化ニッケルを、実施例22ではガドリニウムGdが1wt%固溶された水酸化ニッケルを用いるようにした。
【0061】
ここで、実施例13で用いる亜鉛Znが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、硫酸ニッケル(NiSO4 ・7H2 O)を400g、硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)を5.80g溶解させた5000mlの水溶液中に、10wt%のアンモニア水溶液と10wt%の水酸化ナトリウム水溶液との混合水溶液を滴下してpHを9.5±0.3に調製した後、この溶液を1時間撹拌して反応させた後、沈殿物を濾取し、これを水洗し、80℃で乾燥させて、亜鉛が1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。なお、上記の反応中において、溶液のpHが若干低下した場合には、上記の混合水溶液を滴下して溶液のpHを9.5±0.3に保持した。
【0062】
また、実施例14で用いるコバルトCoが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、硫酸コバルト(CoSO4 ・7H2 O)を6.30g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Coが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0063】
また、実施例15で用いるカドミウムCdが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、硫酸カドミウム(CdSO4 )を2.45g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Cdが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0064】
また、実施例16で用いるマグネシウムMgが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、硫酸マグネシウム(MgSO4 ・7H2 O)を13.4g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Mgが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0065】
また、実施例17で用いるイットリウムYが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、硫酸イットリウム[Y2 (SO4 )3 ・8H2 O]を9.1g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Yが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0066】
また、実施例18で用いるアルミニウムAlが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、硫酸アルミニウム[Al2 (SO4 )3 ]を1.67g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Alが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0067】
また、実施例19で用いるマンガンMnが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、硫酸マンガン(MnSO4 ・5H2 O)を5.80g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Mnが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0068】
また、実施例20で用いるイッテルビウムYbが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、硫酸イッテルビウム[Yb2 (SO4 )3 ・8H2 O]を5.94g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Ybが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0069】
また、実施例21で用いるエルビウムErが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、塩化エルビウム(ErCl3 ・6H2 O)を3.01g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Erが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0070】
また、実施例22で用いるガドリニウムGdが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得るにあたっては、実施例13における硫酸亜鉛(ZnSO4 ・7H2 O)5.80gに代えて、硫酸ガドリニウム[Gd2 (SO4 )3 ・8H2 O]を6.27g溶解させるようにし、それ以外は上記の実施例13の場合と同様にして、Gdが1wt%固溶された水酸化ニッケルを得た。
【0071】
そして、原料として使用する水酸化ニッケルを、上記のような各元素が固溶された水酸化ニッケルに変更させる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして各正極活物質を作製した。
【0072】
ここで、上記のようにして得た各正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、正極活物質におけるNiの価数を求めたところ、下記の表3に示すように、Niの価数は実施例1の場合と同じ2.20であり、また上記の各正極活物質について、上記の実施例1の場合と同様にして、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量を求めたところ、下記の表3に示すように、酸化処理された水酸化ニッケルに対するイットリウム元素の量は、実施例1の場合と同じ2.0wt%になっていた。
【0073】
そして、上記のようにして作製した各正極活物質を用いる以外は、上記の実施例1の場合と同様にして、実施例13〜22の各アルカリ蓄電池を作製した。
【0074】
また、このようにして作製した実施例13〜22の各アルカリ蓄電池についても、上記の実施例1〜8及び比較例1〜3の各アルカリ蓄電池の場合と同様にして4サイクル目の放電容量を求め、上記の実施例1のアルカリ蓄電池における4サイクル目の放電容量を100として、実施例9〜12の各アルカリ蓄電池における4サイクル目の放電容量を下記の表3に示した。
【0075】
【表3】
【0076】
この結果から明らかなように、亜鉛Zn、コバルトCo、カドミウムCd、マグネシウムMg、アルミニウムAl、マンガンMn、イットリウムY、イッテルビウムYb、エルビウムEr、ガドリニウムGdから選ばれた1種以上が固溶された水酸化ニッケルを用い、このような水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理することによって、イットリウムを含有し、かつ、酸化処理された正極活物質を用いた実施例13〜22の各アルカリ蓄電池は、上記のような元素が固溶されていない水酸化ニッケルを用いた実施例1のアルカリ蓄電池よりも、さらに高い放電容量が得られた。なお、上記のような元素を水酸化ニッケルに固溶させるにあたっては、その固溶量を0.5〜5wt%の範囲にすることが好ましい。
【0077】
ここで、上記の各実施例においては、負極にカドミウム極を用いたアルカリ蓄電池を例示したが、カドミウム電極に代えて亜鉛電極、水素吸蔵合金電極を負極に用いたアルカリ蓄電池についても同様の効果が得られる。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明においては、アルカリ蓄電池用正極活物質を得るにあたり、水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理することによって、イットリウムを含有し、かつ、酸化処理された水酸化ニッケルを得ると共に、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.02〜2.35の範囲になるようにしたため、このような正極活物質をアルカリ蓄電池の正極に使用すると、このアルカリ蓄電池を充電させる際に酸素が発生するのが抑制されて、高い放電容量が得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例及び比較例において作製したアルカリ蓄電池の内部構造を示した概略断面図である。
【符号の説明】
1 正極
2 負極
Claims (6)
- 水酸化ニッケルをイットリウム塩の溶液中で酸化処理することによって、イットリウムを含有し、かつ、酸化処理された水酸化ニッケルを得ると共に、酸化処理された水酸化ニッケルにおけるNiの価数が2.02〜2.35の範囲になるようにしたことを特徴とするアルカリ蓄電池用正極活物質の製造方法。]
- 請求項1に記載したアルカリ蓄電池用正極活物質の製造方法において、上記のイットリウム塩が塩化物、硫酸塩、硝酸塩から選択される少なくとも1種であることを特徴とするアルカリ蓄電池用正極活物質の製造方法。
- 請求項1又は2に記載したアルカリ蓄電池用正極活物質の製造方法において、上記の酸化処理された水酸化ニッケル中にイットリウムが元素換算で0.5〜7wt%の範囲で含有されるようにしたことを特徴とするアルカリ蓄電池用正極活物質の製造方法。
- 請求項1〜3の何れか1項に記載したアルカリ蓄電池用正極活物質の製造方法によって得られたアルカリ蓄電池用正極活物質。
- 請求項4に記載したアルカリ蓄電池用正極活物質を用いたことを特徴とするアルカリ蓄電池用正極。
- 請求項5に記載したアルカリ蓄電池用正極を正極に用いたことを特徴とするアルカリ蓄電池。
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