JP4162140B2 - シリアルリンク回路 - Google Patents

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Description

本発明は、LVDS等に適用されるPLL(Phase−Locked Loop)を備えたシリアルリンク回路に関する。特に、PLLの動作を停止可能なシリアルリンク回路に関する。
PLL回路を使用して多相のクロック信号を生成する技術の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたPLL回路の構成を図15を参照しながら説明する。図15に示すように特許文献1に開示されたPLL回路1000は、位相周波数比較器1001と、チャージポンプ1002と、ローパスフィルタ1003と、電圧制御発振器1004と、ディレイ回路1005とを備えている。
電圧制御発振器1004は、制御電圧に従った周波数で発振し、出力クロック信号を生成する。位相周波数比較器1001は、電圧制御発振器1004が生成した出力クロック信号の位相を入力クロック信号の位相と比較し、その位相差に応じた誤差信号を発生する。この誤差信号は、チャージポンプ1002とローパスフィルタ1003とで積分され、制御電圧として電圧制御発振器1004に印加される。
ディレイ回路1005は、複数の差動バッファからなり、制御電圧に従って入力クロック信号を遅延させることで多相の出力クロック信号を出力している。
上述のようにPLL回路は、入力クロック信号の周波数と位相に一致するように電圧制御発振器を発振させる。この状態において、PLL回路の動作周波数範囲よりも低い周波数のクロックが入力されたり、あるいはクロック信号が停止、すなわちハイ固定又はロー固定になると、PLL回路はクロック信号の周波数に追従しようとするので電圧制御発振器の発振は止まる。しかしながら、電圧制御発振器が停止している状態であっても、PLL回路に含まれているアナログ回路では一般的に電流を定常的に流しているため無駄な電力を消費することになる。
このためPLL回路では、PLL回路を間欠的に動作させ、PLL回路自体の消費電力を抑える工夫がなされている。すなわち、PLL回路を使用しない時にはPLL回路をスリープ(オフ)状態にして、その間電流が流れないようにし、PLL回路を使う時のみPLL回路をスリープ状態から動作(オン)状態にする。
図16に示すPLL回路1000では、外部からPLL回路1000をスリープ状態に設定するPLLパワーダウン信号を入力して、位相周波数比較器1001と、チャージポンプ1002と、電圧制御発振器1004とに入力している。位相周波数比較器1001とチャージポンプ1002と電圧制御発振器1004とはPLLパワーダウン信号がアクティブになると、動作を停止する。
国際公開WO00/65717号公報
しかしながら、PLL回路をスリープ状態や電源OFFの状態から動作させると、電圧制御発振器が正常に発振しない問題が生じることがある。
図17に、電圧制御発振器の一例として、差動型の可変遅延回路1100(m)を使用したリングオシレータの構成を示す。図17に示すS0p/S0n,S1p/S1n,・・・,S(m−1)p/S(m−1)n,Smp/Smnは可変遅延回路1100(0),1100(1),・・・,1100(m−1),1100(m)それぞれの出力とする。ここでmは0以上の整数である。
電圧制御発振器1004が発振していない状態では、各々の可変遅延回路1100(m)のゲインが極めて低い状態にあるため、出力S0p/S0n,S1p/S1n,・・・,S(m−1)p/S(m−1)n,Smp/Smnは不定の状態にある。この状態から電圧制御発振器1004が動作状態となると、各々の可変遅延回路1100(m)のゲインを上昇させて発振状態に導くが、可変遅延回路1100(m)のゲインが上昇しても可変遅延回路1100(m)の出力は不定状態にあったため、可変遅延回路1100(m)の2出力に電位差が生じず、電圧制御発振器が発振しない、または正常に発振しないという問題が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、電源投入直後や動作停止状態からの復帰時などの動作開始時及び再開時にも安定して動作することができるPLL回路を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載のシリアルリンク回路は、入力クロックの周波数が所定の周波数以下になったことを検出する入力クロック周波数検出手段と、PLLをスリープ状態にするための入力信号と、前記入力クロック周波数検出手段から出力される前記入力クロックの周波数が任意の周波数以下になったことを示すフラグ信号との論理積をとることにより生成されるパワーダウン信号を出力する出力手段と、前記入力クロック電圧制御発振器の出力信号との位相差を検出する位相周波数比較手段と、前記検出された位相差に応じた制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号に従って所定周波数の出力信号を発振する前記電圧制御発振器とを有し、前記パワーダウン信号に応じてスリープ状態になる前記PLLと、を備え、前記電圧制御発振器は、リング状に連結され2入力端子及び2出力端子を含む複数の可変遅延回路と、前記パワーダウン信号に応じて前記可変遅延回路からの出力を固定する出力固定手段であって、一方の出力端子にその出力を電源電位に固定するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの少なくとも一方を接続し、他方の端子にその出力を接地電位に固定するNMOSトランジスタを接続した前記出力固定手段と、を有することを特徴としている。
請求項1記載の発明は、電圧制御発振器がリング状に連結された複数の可変遅延回路と、該可変遅延回路からの出力を固定する出力固定手段とを備えている。従って、入力クロックの周波数に追従して動作する電圧制御発振器が動作停止状態になっても、出力固定手段で可変遅延回路からの出力を固定するので、電圧制御発振器の出力が不定状態になることがない。このため電圧制御発振器の動作再開時及び開始時に、電圧制御発振器を正常に発振させることができる。
また、電圧制御発振器を複数の可変遅延回路をリング状に接続して構成し、可変遅延回路の一方の出力端子に、その出力を電源電位に固定するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの少なくとも一方を接続し、他方の出力端子にその出力を接地電位に固定するNMOSトランジスタとを設けている。従って、入力クロックの周波数に追従して動作する電圧制御発振器が動作停止状態になっても、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタによって可変遅延回路の出力を固定するため、電圧制御発振器の出力が不定状態になることがない。このため電圧制御発振器の動作再開時及び開始時に、電圧制御発振器を正常に発振させることができる。
請求項2記載のシリアルリンク回路は、入力クロックの周波数が所定の周波数以下になったことを検出する入力クロック周波数検出手段と、PLLをスリープ状態にするための入力信号と、前記入力クロック周波数検出手段から出力される前記入力クロックの周波数が任意の周波数以下になったことを示すフラグ信号との論理積をとることにより生成されるパワーダウン信号を出力する出力手段と、前記入力クロック電圧制御発振器の出力信号との位相差を検出する位相周波数比較手段と、前記検出された位相差に応じた制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号に従って所定周波数の出力信号を発振する前記電圧制御発振器とを有し、前記パワーダウン信号に応じてスリープ状態になる前記PLLと、前記パワーダウン信号を入力して、前記電圧制御発振器の動作開始時と再開始時との少なくとも一方において前記電圧制御発振器の発振周波数が所定値以上となるように、前記電圧制御発振器に出力される前記制御信号の電圧レベルを調整する調整手段と、電源投入時に、電源電圧が所定電圧となるまで前記電圧制御発振器の動作を停止させるリセット手段と、を備え、前記電圧制御発振器は、リング状に連結され2入力端子及び2出力端子を含む複数の可変遅延回路と、前記パワーダウン信号に応じて前記可変遅延回路からの出力を固定する出力固定手段であって、一方の出力端子にその出力を電源電位に固定するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの少なくとも一方を接続し、他方の端子にその出力を接地電位に固定するNMOSトランジスタを接続した前記出力固定手段と、を有することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、電圧制御発振器がリング状に連結された複数の可変遅延回路と、該可変遅延回路からの出力を固定する出力固定手段とを備えている。従って、入力クロックの周波数に追従して動作する電圧制御発振器が動作停止状態になっても、出力固定手段で可変遅延回路からの出力を固定するので、電圧制御発振器の出力が不定状態になることがない。このため電圧制御発振器の動作再開時及び開始時に、電圧制御発振器を正常に発振させることができる。また、電圧制御発振器の動作開始時と再開始時との少なくとも一方において、電圧制御発振器の発振周波数を所定値以上とする信号を発生する信号発生器を設けたことにより、従って、動作開始時及び再開時に電圧制御発振器を高い周波数から安定して発振させることができ、入力クロックの周波数に同期するまでにかかる時間を短縮することができる。また、電源投入時に、電源電圧が所定電圧となるまで電圧制御発振器の動作を停止させるリセット手段を設けたている。従って、電源電圧が所定電圧となるまでは、電圧制御発振器の動作を停止させることで、電源投入直後に電圧制御発振器を不安定な状態で動作させることがない。
また、電圧制御発振器を複数の可変遅延回路をリング状に接続して構成し、可変遅延回路の一方の出力端子に、その出力を電源電位に固定するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの少なくとも一方を接続し、他方の出力端子にその出力を接地電位に固定するNMOSトランジスタとを設けている。従って、入力クロックの周波数に追従して動作する電圧制御発振器が動作停止状態になっても、PMOSトランジスタとNMOSトランジスタによって可変遅延回路の出力を固定するため、電圧制御発振器の出力が不定状態になることがない。このため電圧制御発振器の動作再開時及び開始時に、電圧制御発振器を正常に発振させることができる。
請求項3記載のシリアルリンク回路は、請求項1又は2記載のシリアルリンク回路において、前記出力固定手段は、前記他方の出力端子にさらにPMOSトランジスタを接続したことを特徴としている。
本発明は、電源投入直後や動作停止状態からの復帰時などの動作開始時及び再開時にも安定して動作することができるシリアルリンク回路を提供することができる。
次に、添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例のシリアルリンク回路1の構成を説明する。図1に示されるように本実施例は、クロック信号の動作状態をモニタする入力クロック周波数検知部2と、ANDゲート3と、PLL4とを有している。
入力クロック周波数検知部2は、図1に示されるようにクロック信号と、クロック信号の出力を反転させた反転クロック信号とを入力してクロック信号の動作状態をモニタする。クロック信号の周波数が任意の周波数以下となると、フラグ信号(FDTCn)をANDゲート3に出力する。
ANDゲート3は、PLL4を動作停止状態に設定する入力信号と、入力クロック周波数検知部2からのフラグ信号(FDTCn)との論理積を取り、PLL4の動作を停止させるパワーダウン信号を出力する。
図2に入力クロック周波数検知部2の詳細構成を示す。図2に示すように入力クロック周波数検知部2は、ソースを電源電圧に接続し、ゲートにクロック信号を入力し、ドレインを節点212に接続した第1PMOSトランジスタ201と、同じくソースを電源電圧に接続し、ゲートに反転クロック信号を入力し、ドレインを節点213に接続した第2PMOSトランジスタ206と、節点212とグランド間に接続された電流源202と、節点213とグランド間に接続された電流源207とを有している。また、節点212にはコンデンサ203と、2つのインバータ204、205とが接続された第1ブランチ214が接続されている。同様に節点213にも、コンデンサ208と、2つのインバータ209、205とが接続された第2ブランチ215が接続されている。第1ブランチ214と第2ブランチ215とのもう一方の端部は、ANDゲート211に接続されている。ANDゲート211の出力が入力クロック周波数検知部2の出力となる。
上記構成の入力クロック周波数検知部2の動作を説明する。入力したクロック信号が任意の周波数以上であると、電源電圧に接続された第1PMOSトランジスタ201、第2PMOSトランジスタ206を介してコンデンサ203、208に電荷が蓄えられる。コンデンサ203、208の電位が上昇し、インバータ204と205、209と210のしきい値電圧を超えると、ANDゲート211に第1ブランチ214、第2ブランチ215から共にハイレベルの信号が入力され、フラグ信号FDTCnがハイレベルに遷移する。
また、クロック信号が停止、あるいは任意の周波数以下になると、コンデンサ203、208のいずれか一方、または両方の電位が低下する。これは、第1PMOSトランジスタ201からコンデンサ203に供給される電荷チャージ量よりも電流源202からグランドに抜ける電流量の方が多くなる。同様に第2PMOSトランジスタ206からコンデンサ208に供給される電荷チャージ量よりも電流源207からグランドに抜ける電流量の方が多くなる。コンデンサ203、208の電位が低下し、インバータ204と205、209と210のしきい値電圧を下回ると、ANDゲート211から出力されるフラグ信号FDTCnがハイレベルからローレベルに遷移する。フラグ信号FDTCnがローレベルとなることで、クロック信号が停止、或いは動作下限周波数以下になったことをPLL4に通知する。なお、本実施例では、ANDゲート211からのフラグ信号FDCTnがローレベルとなることで、クロック信号の停止、或いは任意の周波数以下であることを示しているが、逆にハイレベルとなることでこれらの状態を通知するものであってもよい。
図3に入力クロック周波数検知回路2の動作タイミング図を示す。図3に示すようにクロック信号がハイレベルのままで停止すると、図3に示すtFDTCn(=t2−t1)後に、フラグ信号FDTCnがハイレベルからローレベルに遷移する。ここで、クロック信号の出力が停止してからフラグ信号FDTCnが出力されるまでの時間、すなわちtFDTCnは、コンデンサ203、208の容量やグランドに流れ込む電流量を変えることによって任意の時間に設定可能となる。tFDTCnの時間は検出したいクロック信号の周期に合わせる。例えば、クロック信号の周波数を5MHzとした場合、tFDTCnを200ns付近に設定する。
フラグ信号FDCTnと入力信号との論理積を取ることで、クロック信号が動作下限周波数以下となったこと、または入力信号が入力されたことを検知し、PLL4を動作停止状態に設定することができる。
次に、PLL4内の構成について説明する。図4に示すようにPLL4には、位相周波数比較器5と、チャージポンプ6と、ローパスフィルタ(以下、LPFとも略記する)7と、変換回路12と、電圧制御発振器8と、PLLパワーダウン信号の出力を反転させるインバータ9と、1/N分周器10と、LPFチャージ回路11とを有している。
位相周波数比較器5は、入力したクロック信号と1/N分周器10からの帰還信号との位相差を検出し、電圧制御発振器8の発振周波数を上げる、または下げる制御信号(UP,DOWN)を出力する。クロック信号に対して帰還信号の位相が遅れている時は、位相周波数比較器5から電圧制御発振器8の発振周波数を上昇させる制御信号(UP)が位相差に相当する期間出力される。逆にクロック信号に対して帰還信号が進んでいるときは、位相周波数比較器5から電圧制御発振器8の発振周波数を下降させる制御信号(DOWN)が位相差に相当する期間出力される。このように位相周波数比較器5は、入力された2つの信号の位相差をパルス幅変調した信号を出力する。
チャージポンプ6は、位相周波数比較器5からの制御信号(UP,DOWN)をアナログ信号に変換する。アナログ信号に変化された出力信号は、ローパスフィルタ7を通してコントロール電圧(VC)として変換回路12に入力され、この変換回路12で電圧制御発振器8を制御する制御信号に変換される。ローパスフィルタ7は抵抗701と容量702とで構成され、チャージポンプ6からの出力信号に含まれる高周波ノイズ等を低減するとともに、フィードバックループを安定化させる。変換回路12は、チャージポンプ6からのコントロール電圧(VC)を、後述する可変遅延回路で使用する制御信号、バイアスp、バイアスnの信号に変換する回路である。図5に示すようにバイアスpは、アンプ13の出力として出力され、バイアスnはチャージポンプ6からのコントロール電圧(VC)を直接使用する。なお、チャージポンプ6から出力されるコントロール電圧(VC)を調整することによって電圧制御発振器8の発振周波数を制御することができる。このコントロール電圧(VC)を高く設定することによって電圧制御発振器8の発振周波数を高く設定することができる。また、電圧制御発振器8を構成する可変遅延回路30が後述する図8の差動増幅器から構成される場合には、コントロール電圧(VC)の値を高く設定することによって差動増幅器の利得を大きく設定して、電圧制御発振器8の発振周波数を高く設定することができる。
電圧制御発振器8の出力信号は、このシリアルリンク回路1の出力信号(VCOout)として出力されるとともに、1/N分周器10で分周されて帰還信号として位相周波数比較器5へ入力される。その際、出力信号は、1/N分周器10で1/Nの周波数に変換される。
また、位相周波数比較器5、チャージポンプ6には、図4に示すようにPLLパワーダウン信号がそれぞれ入力され、このPLLパワーダウン信号がアクティブになると位相周波数比較器5、チャージポンプ6は動作を停止する。また、電圧制御発振器8には、PLLパワーダウン信号の出力をそのまま使用したセットn信号と、PLLパワーダウン信号の出力をインバータ9によって反転させたセットp信号とが入力される。電圧制御発振器8は、セットn信号がアクティブになると動作を停止する。
電圧制御発振器8の動作停止時に、電圧制御発振器8の発振周波数を設定する周波数設定手段としてのLPFチャージ回路11の詳細な構成を図6に示す。LPFチャージ回路11は、図6(A)に示すようにドレインを電源電圧に接続し、ゲートにPLLパワーダウン信号を接続し、ソースを節点16に接続したNMOSトランジスタ14からなる。LPFチャージ回路11は、シリアルリンク回路1が動作停止状態、すなわちPLLパワーダウン信号がアクティブ(ローレベル)になると、NMOSトランジスタ14を介しチャージポンプ6に接続された節点16の電位VCを、電源電位からNMOSトランジスタ14のしきい値電圧を引いた電位(以下、VCC−NMOSトランジスタ14しきい値電圧と略記する)までチャージする。なお、NMOSトランジスタ14の接続先は、図6(A)に示すようにチャージポンプ6の出力であってもよいし、図6(B)に示すように抵抗701と容量702間でもよい。前述したように節点16の電圧、すなわちコントロール電圧(VC)によって電圧制御発振器8の発振周波数を制御することができる。従って、動作停止状態に入った時に、LPFチャージ回路11によってコントルール電圧(VC)を高い電圧に設定しておくことで、動作停止状態が解除された時に電圧制御発振器8の可変遅延回路30は高いゲインから動作を開始し、電圧制御発振器8は高い周波数から発振を始める。
図7に動作停止状態で、(VCC−NMOSトランジスタ14しきい値電圧)までチャージされた節点16の電位の、動作停止状態解除後の推移を示す。図7に示されるように、動作停止状態の時に(VCC−NMOSトランジスタ14しきい値電圧)までチャージされたコントロール電圧(VC)は、動作停止状態が解除されると、時間の経過と共に変動して図7に示すターゲット電圧に落ち着く。なお、ターゲット電圧は、シリアルリンク1がクロック信号をロックしている時の節点16の電位を示す。また、図7に示すVCCは、高位側の電源電圧を示し、VSSは低位側の電源電圧を示す。なお、本実施例では、節点VCの電位を図7に示す(VCC−NMOSトランジスタ14しきい値電圧)までしか上げない。このためNMOSトランジスタ14によって節点16をチャージしている。PMOSトランジスタを用いて節点16を電源電圧までチャージすると、電圧制御発振器8の発振周波数が高くなり過ぎて、位相周波数比較器5の動作周波数レンジを超えてしまい、PLLとして動作しなくなる可能性があるためである。
次に、図8を参照しながら電圧制御発振器8の構成について説明する。本実施例の電圧制御発振器8は、図8に示すようにm段の可変遅延回路30(0)、30(1)、・・・、30(k)、・・・、30(m−1)、30(m)をリング状に接続したリングオシレータから構成される。各可変遅延回路30の出力側に当該可変遅延回路の出力を固定する出力固定部31(0)、31(1)、・・・、31(k)、・・・、31(m−1)、31(m)を設けている(なお、kは0からmまでの任意の値をとり、mは0以上の任意の整数とする)。この出力固定部31には、セットn信号とセットp信号とからなるセット信号が入力される。
リングオシレータの構成の一例を図9に示す。図9には、リングオシレータを構成する可変遅延回路30(k)と30(k+1)との構成が示されている。可変遅延回路30(k)、30(k+1)として2入力、2出力端子を備えた差動バッファが用いられている。リングオシレータを構成するすべての可変遅延回路30には、変換回路12で生成されたバイアスp,バイアスnからなる制御信号が入力されている。このバイアスp,バイアスnは、上述したようにチャージポンプ6から出力されるコントロール電圧VCから生成されるものであり、このコントロール電圧VCを制御(すなわち、図6に示す節点16を制御)することによって可変遅延回路30の利得を制御することができる。すなわち、コントルール電圧(VC)を高い電圧に設定することで、電圧制御発振器8の可変遅延回路30は高いゲインから動作を開始し、電圧制御発振器8は高い周波数から発振を始める。また、可変遅延回路30(k)の出力端子には出力固定部31(k)が設けられ、可変遅延回路30(k+1)の出力端子には出力固定部31(k+1)が設けられている。
可変遅延回路30(k)に設けられた出力固定部31(k)は、可変遅延回路30(k)の第1出力端32をハイレベルに固定し、第2出力端33をローレベルに固定する。また、可変遅延回路30(k+1)に設けられた出力固定部31(k+1)は、可変遅延回路30(k+1)の第1出力端32をローレベルに固定し、第2出力端33をハイレベルに固定する。
可変遅延回路30(k)の第1出力端32には、ソースを電源電圧に接続し、ゲートにセットn信号を、ドレインを第1出力端32に接続したPMOSトランジスタ35と、ドレインを第1出力端32に接続し、ソースを接地し、ソースとゲートとを接続したNMOSトランジスタ36とが接続されている。また、可変遅延回路30(k)の第2出力端33には、ソースを電源電圧に接続し、ドレインを第2出力端33に接続し、ゲートとソースとを接続したPMOSトランジスタ37と、ドレインを第2出力端33に接続し、ソースを接地し、ゲートにセットp信号を入力したNMOSトランジスタ38とが接続されている。
また、可変遅延回路30(k+1)の第1出力端32には、ソースを電源電圧に接続し、ドレインを第1出力端32に接続し、ゲートとソースとを接続したPMOSトランジス39と、ドレインを第1出力端32に接続し、ソースを接地し、ゲートにセットp信号を入力するNMOSトランジスタ40とが設けられている。また、ハイ固定される第2出力端33には、ソースを電源電圧に接続し、ドレインを第2出力端33に接続し、ゲートにセットn信号を入力するPMOSトランジスタ41と、ソースを接地し、ドレインを第2出力端33に接続し、ゲートとソースとを接続したNMOSトランジスタ42とを設けている。
ここで、図3に示すタイミング図を参照しながら可変遅延回路30の出力端を固定するタイミングを説明する。図3に示すようにクロック信号がハイレベルのままで停止すると、図3に示すtFDTCn(=t2−t1)後に、フラグ信号FDTCnがハイレベルからローレベルに遷移する。従って、ANDゲート3から出力されるPLLパワーダウン信号がローアクティブとなり、図4に示すように可変遅延回路30の出力固定部31に入力されるセットn信号がローアクティブに、インバータ9を介して入力されるセットp信号がハイアクティブに遷移する。図9に示す可変遅延回路30(k)の第1出力端32に設けられたPMOSトランジスタ35、及び可変遅延回路30(k+1)の第2出力端33に設けられたPMOSトランジスタ41は、セットn信号がローレベルに遷移することでそれぞれの出力端をハイレベルに固定する。また、可変遅延回路30(k)の第2出力端33に設けられたNMOSトランジスタ38、及び可変遅延回路30(k+1)の第1出力端32に設けられたNMOSトランジスタ40は、セットp信号がハイレベルに遷移することでそれぞれの出力端をローレベルに固定する。
このように本実施例は、入力クロック信号の周波数に追従して動作する電圧制御発振器8が動作停止状態になっても、電圧制御発振器8の出力を出力固定部31で固定して不定状態にしない。このため電源投入直後や動作停止状態からの復帰時などの動作開始時及び再開時にもPLLが安定して動作することができる。
図9に示される出力固定部31(k)は、第1出力端32と第2出力端33とで同じ負荷となるように各出力端32,33にそれぞれPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとを設けている。しかしながらより構成を簡略化した図10(A)と(B)、及び(C)と(D)に示す構成の出力固定部31(k)であってもよい。
図10(A)には、第1出力端32をハイレベルに固定し、第2出力端33をローレベルに固定する他の出力固定部31(k)の構成が示されている。図10(A)に示されるように第1出力端32には、ソースを第1出力端32に接続し、ゲートにセットp信号を入力し、ゲートとドレインとを接続したNMOSトランジスタ43が設けられている。また第2出力端33には、ソースを接地し、ドレインを第2出力端33に接続し、ゲートにセットp信号を入力したNMOSトランジスタ44が設けられている。このような構成であっても、セットp信号がハイレベルとなることで、第1出力端32がハイレベルに、第2出力端33がローレベルに固定される。
また、図10(A)と同様な構成で第1出力端32をロー固定し、第2出力端33をハイ固定する構成が図10(B)に示されている。図10(B)に示されるように、ロー固定される第1出力端32には、ソースを接地し、ドレインを第1出力端32に接続し、ゲートにセットp信号を入力するNMOSトランジスタ45を設けている。また、ハイ固定される第2出力端33には、ソースを第2出力端33に接続し、ゲートにセットp信号を入力し、ゲートとドレインを接続したNMOSトランジスタ46が設けられている。
また図10(C)には、第1出力端32をハイレベルに固定し、第2出力端33をローレベルに固定する他の出力固定部31(k)の構成が示されている。図10(C)に示されるように第1出力端32には、ソースを電源電圧に接続し、ゲートにセットn信号を入力し、ドレインを第1出力端32に接続したPMOSトランジスタ47が設けられている。また第2出力端33には、ソースを接地し、ドレインを第2出力端33に接続し、ゲートにセットp信号を入力したNMOSトランジスタ48が設けられている。
また、図10(C)と同様な構成で第1出力端32をロー固定し、第2出力端33をハイ固定する構成が図10(D)に示されている。図10(D)に示されるように、ロー固定される第1出力端32には、ソースを接地し、ドレインを第1出力端32に接続し、ゲートにセットp信号を入力するNMOSトランジスタ49を設けている。また、ハイ固定される第2出力端33には、ソースを電源電圧に接続し、ゲートにセットn信号を入力し、ドレインを第2出力端33に接続したPMOSトランジスタ50が設けられている。
また、電圧制御発振器8にはシングルエンドの可変遅延回路(インバータ)を適用することもできる。この場合は、可変遅延回路の段数が奇数段となる。差動型のリングオシレータと同様に制御信号セットnをローレベルに、セットpをハイレベルに設定することで、出力をローレベルまたはハイレベルに固定することができる。
電圧制御発振器8にシングルエンドの可変遅延回路(インバータ)60を用いた構成を図11に示す。図11に示すように可変遅延回路60(k)、60(k+2)の出力端には、可変遅延回路の出力をハイレベルに固定する出力固定部61(k)、61(k+2)が設けられ、可変遅延回路60(k+1)の出力端には、可変遅延回路の出力をローレベルに固定する出力固定部61(k+1)が設けられている。
可変遅延回路60(k)の出力をハイレベルに固定する出力固定部61(k)は、ソースを電源電圧に接続し、ドレインを出力端に接続し、ゲートにセットn信号を入力するPMOSトランジスタ62と、ドレインを出力端に接続し、ソースを接地し、ゲートとソースを接続したNMOSトランジスタ63とが設けられている。なお、可変遅延回路60(k+2)の出力をハイレベルに固定する出力固定部61(k+2)の構成も出力固定部61(k)と同一であるため説明を省略する。
また、可変遅延回路60(k+1)の出力をローレベルに固定する出力固定部61(k+1)は、ソースを電源電圧に接続し、ドレインを出力端に接続し、ゲートとソースを接続したPMOSトランジスタ64と、ドレインを出力端に接続し、ソースを接地し、ゲートにセットp信号を入力するNMOSトランジスタ65とが設けられている。
セットn信号をローレベルに設定することで、PMOSトランジスタ62がオンし、出力端をハイレベルに固定する。また、セットp信号をハイレベルに設定することで、NMOSトランジスタ65がオンし、出力端をローレベルに固定する。
シングルエンドの可変遅延回路60(k)の出力端を、ハイレベルまたはローレベルに固定する出力固定部61(k)の他の構成を図12に示す。図12(A)に示す出力固定部61(k)は、可変遅延回路60(k)の出力端をハイレベルに固定するものである。この出力固定部61(k)は、ソースを出力端に接続し、セットp信号をゲート入力し、ドレインとゲートを接続したNMOSトランジスタ66が設けられている。また、図12(B)には、図12(A)に示す出力固定部61(k)と対をなす構成であって、可変遅延回路60(k)の出力端をローレベルに固定する出力固定部61(k)の構成が示されている。この出力固定部61(k)は、ソースを接地し、ドレインを出力端に接続し、ゲートにセットp信号を入力するNMOSトランジスタ67が設けられている。
また、図12(C)に示す出力固定部61(k)も、可変遅延回路60(k)の出力端をハイレベルに固定するものである。この出力固定部61(k)は、ソースを電源電圧に接続し、セットn信号をゲート入力し、ドレインを出力端に接続したPMOSトランジスタ68が設けられている。また、図12(D)には、(C)に示す出力固定部61(k)と対をなす構成であって、可変遅延回路60(k)の出力端をローレベルに固定する出力固定部61(k)の構成が示されている。この出力固定部61(k)は、ソースを接地し、ドレインを出力端に接続し、ゲートにセットp信号を入力するNMOSトランジスタ69が設けられている。
なお、上述した実施例では、可変遅延回路30、60のすべてに出力固定部31、61を設けた構成を示しているが、必ずしもすべての可変遅延回路30、60に出力固定部31、61を設ける必要はない。少なくとも1つ以上の可変遅延回路30、60において出力固定部31、61が配置されていればよい。
次に、本発明の第2実施例について説明する。本実施例は、図13に示すようにパワーオンリセット回路15をさらに設けている。パワーオンリセット回路15からの出力信号PORnは、電源投入時にはローレベルであり、電源が予め設定された電位まで上昇するとハイレベルに変化する。
図14に電源電圧とパワーオンリセット回路15の出力信号PORnとの関係を示す。図14に示すPLLON電圧は、シリアルリンク1が動作を開始する電圧を示す。また図14に示す基準電圧は、パワーオンリセット回路15がPORnをハイレベルに変化させ、シリアルリンク回路1のリセット状態を解除する電圧である。またt1は、PLLON電圧に達した時間、t2は、基準電圧に達した時間とする。
パワーオンリセット回路15は、図14に示されるようにPLL4が動作可能な電圧(PLLON電圧)となっても、PORn信号をローレベルのままで固定してPLL4の動作をリセット(動作停止)状態にする。さらに電源電圧が上昇して基準電圧になると、パワーオンリセット回路15はPORn信号をハイレベルにしてリセットを解除する。したがって、図14に示すt1からt2までの期間、PLL4をパワーダウン状態とする。
このようなパワーオンリセット回路15を設け、この回路からの出力信号PORnと、入力クロック周波数検知部2からのフラグ信号(FDTCn)と、入力信号との論理積を取る。したがって、電源投入直後の不安定な状態ではPLL4をリセット状態にして動作停止状態に設定することが可能となる。
なお、上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
第1実施例のシリアルリンク回路1の構成を示すブロック図である。 入力クロック周波数検知部2の構成を示すブロック図である。 シリアルリンク回路1の動作タイミングを示すタイミング図である。 PLL4の構成を示すブロック図である。 変換回路12の構成を示す図である。 LPFチャージ回路11の構成を示す図である。 節点VCの電位の変化を示す図である。 電圧制御発振器8の構成を示す図である。 出力固定部31の構成を示す図である。 差動増幅器からなる可変遅延回路30と出力固定部31とから構成されるリングオシレータの構成を示す図である。 シングルエンドのインバータからなる可変遅延回路60と出力固定部61とから構成されるリングオシレータの構成を示す図である。 出力固定部61の構成を示す図である。 本発明の第2実施例の構成を示す図である。 電源電圧とパワーオンリセット信号との関係を示したタイミング図である。 特許文献1に開示されたPLL回路1000の構成を示す図である。 動作停止機能を備えたPLL回路1000の構成を示す図である。 可変遅延回路1100からなるリングオシレータの構成を示す図である。
符号の説明
1 シリアルリンク回路 2 入力クロック周波数検知部
3 ANDゲート 4 PLL
5 位相周波数比較器 6 チャージポンプ
7 ローパスフィルタ 8 電圧制御発振器
9 インバータ 10 1/N分周器
11 LPFチャージ回路 12 変換回路
13 Pチャネルアクティブロードバッファ
14 NMOS 15 パワーオンリセット回路
16 節点 30、60 可変遅延回路
31、61 出力固定部
32 第1出力端 33第2出力端
35、37、39、41、47、50、62、64、68、201、206 PMOSトランジスタ
36、38、40、42、43、44、45、46、48、49、63、65、66、67、69 NMOSトランジスタ
202、207 電流源 203、208 コンデンサ
204、205、209、210 インバータ
211 ANDゲート 212、213 節点
214、215 ブランチ
701 抵抗 702 コンデンサ

Claims (3)

  1. 入力クロックの周波数が所定の周波数以下になったことを検出する入力クロック周波数検出手段と、
    PLLをスリープ状態にするための入力信号と、前記入力クロック周波数検出手段から出力される前記入力クロックの周波数が任意の周波数以下になったことを示すフラグ信号との論理積をとることにより生成されるパワーダウン信号を出力する出力手段と、
    前記入力クロック電圧制御発振器の出力信号との位相差を検出する位相周波数比較手段と、前記検出された位相差に応じた制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号に従って所定周波数の出力信号を発振する前記電圧制御発振器とを有し、前記パワーダウン信号に応じてスリープ状態になる前記PLLと、
    を備え、
    前記電圧制御発振器は、
    リング状に連結され2入力端子及び2出力端子を含む複数の可変遅延回路と、
    前記パワーダウン信号に応じて前記可変遅延回路からの出力を固定する出力固定手段であって、一方の出力端子にその出力を電源電位に固定するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの少なくとも一方を接続し、他方の端子にその出力を接地電位に固定するNMOSトランジスタを接続した前記出力固定手段と、
    を有することを特徴とするシリアルリンク回路。
  2. 入力クロックの周波数が所定の周波数以下になったことを検出する入力クロック周波数検出手段と、
    PLLをスリープ状態にするための入力信号と、前記入力クロック周波数検出手段から出力される前記入力クロックの周波数が任意の周波数以下になったことを示すフラグ信号との論理積をとることにより生成されるパワーダウン信号を出力する出力手段と、
    前記入力クロック電圧制御発振器の出力信号との位相差を検出する位相周波数比較手段と、前記検出された位相差に応じた制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号に従って所定周波数の出力信号を発振する前記電圧制御発振器とを有し、前記パワーダウン信号に応じてスリープ状態になる前記PLLと、
    前記パワーダウン信号を入力して、前記電圧制御発振器の動作開始時と再開始時との少なくとも一方において前記電圧制御発振器の発振周波数が所定値以上となるように、前記電圧制御発振器に出力される前記制御信号の電圧レベルを調整する調整手段と、
    電源投入時に、電源電圧が所定電圧となるまで前記電圧制御発振器の動作を停止させるリセット手段と、
    を備え、
    前記電圧制御発振器は、
    リング状に連結され2入力端子及び2出力端子を含む複数の可変遅延回路と、
    前記パワーダウン信号に応じて前記可変遅延回路からの出力を固定する出力固定手段であって、一方の出力端子にその出力を電源電位に固定するPMOSトランジスタとNMOSトランジスタとの少なくとも一方を接続し、他方の端子にその出力を接地電位に固定するNMOSトランジスタを接続した前記出力固定手段と、
    を有することを特徴とするシリアルリンク回路。
  3. 前記出力固定手段は、前記他方の出力端子にさらにPMOSトランジスタを接続したことを特徴とする請求項1又は2記載のシリアルリンク回路。
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