JP4161265B2 - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4161265B2
JP4161265B2 JP2003198424A JP2003198424A JP4161265B2 JP 4161265 B2 JP4161265 B2 JP 4161265B2 JP 2003198424 A JP2003198424 A JP 2003198424A JP 2003198424 A JP2003198424 A JP 2003198424A JP 4161265 B2 JP4161265 B2 JP 4161265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image processing
storage box
user
image
management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003198424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005039411A (ja
JP2005039411A5 (ja
Inventor
浩一 北本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2003198424A priority Critical patent/JP4161265B2/ja
Publication of JP2005039411A publication Critical patent/JP2005039411A/ja
Publication of JP2005039411A5 publication Critical patent/JP2005039411A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4161265B2 publication Critical patent/JP4161265B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像データを記憶可能な保存ボックスに、ネットワークを通じて画像データの入出力を行なう画像処理システムに係り、特にコピー機能、スキャナ機能、プリンタ機能、ファクシミリ機能などを備えた複合機を画像データの入出力装置および画像データの保存装置に利用した画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
原稿画像を読み取るスキャナ機能、原稿画像を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能、印刷データに対応する画像を記録紙上に形成するプリンタ機能、原稿画像を送受信するファクシミリ機能、画像データを転送する転送機能などを備えた複合機では、ハードディスク装置(HDD)などの記憶媒体に大量の画像データを蓄積保存する機能を備えている。この機能を利用して、記憶している画像データを外部の装置や他の複合機に通信回線を通じて転送したり、後で再プリントしたりすることが可能になっている。そしてプリンタ機能やスキャナ機能を多数のユーザで共用するために、社内のネットワークに接続して使用されるケースが増えている。
【0003】
また大量の画像データを保存するに際して、画像の検索や管理を容易にしたり、他人の勝手な閲覧から保護したりするために、ユーザ別やグループ別の記録領域(保存ボックス)を設け、これら保存ボックスに画像データをユーザ別やグループ別に仕分けて保存することが行なわれる。ユーザは、ユーザIDとパスワードを入力することで、そのユーザIDに対応付けられた保存ボックスへのアクセスが許可される仕組みになっている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−244694号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
保存ボックスに画像データを保存したり、保存ボックスに保存されている画像データを取り出したりするには、目的の保存ボックスが生成されている装置の前に出向いてその操作部から入力操作を行なう方法と、パーソナルコンピュータ等からアドレスを指定して目的の保存ボックスにネットワークを通じてアクセスする方法とがある。
【0006】
しかしながら、これらのいずれの方法を用いても、自己の保存ボックスを社内の複数の複合機に設けているような場合には、どの保存ボックスがどの複合機に生成されているかを認識していなければ、目的の保存ボックスにアクセスして原稿を取り出すことができなかった。
【0007】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、ネットワーク上での所在を知らなくても目的の保存ボックスにアクセスすることのできる画像処理システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
【0018】
請求項にかかわる発明は、画像データを記憶可能な保存ボックス(70)が生成される画像保存手段(29)と、
原稿画像を読み取るスキャナ機能と、原稿画像を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能と、印刷データに対応する画像を記録紙上に形成するプリンタ機能と、原稿画像を送受信するファクシミリ機能と、画像データを転送する転送機能のいずれか1つ以上の機能を有するとともに、
前記保存ボックス(70)へのアクセスを含む所定のジョブを実行するアクセス手段(31)と、
表示操作部と
を備えた2以上の画像処理装置と、
生成された前記保存ボックス(70)のそれぞれについて、その所在情報と識別情報と所有者を表わすユーザ識別情報とを対応付けて記憶した管理手段(50)と、
をネットワーク上に配置すると共に、
一人の所有者について複数の保存ボックスを異なる画像処理装置に生成可能にされており、
前記画像処理装置は、前記表示操作部によりユーザからジョブの実行にかかわる保存ボックスの指定をユーザ識別情報で受けると、前記管理手段の記憶に基づいて、前記ユーザ識別情報に対応付けされているすべての保存ボックスを前記表示操作部に表示し、
前記表示操作部は、前記表示された保存ボックスの中からユーザによる指定を受け付け、
前記画像処理装置のアクセス手段は、前記指定された保存ボックスに、その保存ボックスの識別情報に対応付けされている所在情報に基づいて、アクセスする
ことを特徴とする画像処理システムである。
【0019】
上記発明によれば、保存ボックス(70)はネットワーク上に分散配置された画像処理装置(20)に生成され、管理手段(50)は各保存ボックス(70)がどの画像処理装置(20)に生成されているかを示す所在情報と各保存ボックス(70)の所有者が誰であるかを表わすユーザ識別情報とを一括管理する。アクセス手段(31)は、画像処理装置(20)の表示操作部によりユーザからユーザ識別情報で保存ボックス(70)の指定を受け付けると、対応する所在情報に基づいて、そのユーザ識別情報に対応付けされているすべての保存ボックスを表示操作部に表示し、この表示された保存ボックスの中からユーザによる指定を受け付けると、その指定された保存ボックス(70)のある画像処理装置(20)にアクセスして画像データの入出力処理などを行なう。
【0020】
このように、ユーザは、どの画像処理装置(20)からでも各保存ボックス(70)の所在を意識することなく識別情報とユーザ識別情報とで特定して目的の保存ボックス(70)にアクセスすることができる。またユーザ識別情報に対応付けられた保存ボックス(70)を抽出して一覧表示し、その中から目的の保存ボックス(70)の指定を受け付ける等の入力操作が可能となり、画像処理装置(20)の操作性・利便性が向上する。
【0021】
請求項にかかわる発明は、前記画像処理装置は、前記ユーザ識別情報と所定の認証情報とによるユーザ認証に成功した場合にのみ、そのユーザ識別情報に対応付けられた保存ボックス(70)へのアクセスを許可する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システムである。
【0022】
上記発明によれば、ユーザ認証に成功した場合だけそのユーザが所有する保存ボックス(70)へのアクセスが許可されるので、他人の勝手な閲覧から保存ボックス(70)内の画像データを保護することができる。ユーザ認証によるアクセスの制限は、保存ボックス(70)からの画像データを出力する場合にだけに限定するとよい。他人から配信される文書の受け取りなどに広く保存ボックス(70)を利用することが可能になる。
【0023】
請求項にかかわる発明は、前記画像処理装置(20)のいずれか1つは、前記管理手段(50)を有する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システムである。
【0024】
上記発明によれば、管理手段(50)を独立に設ける場合に比べてシステム全体のコストを低減したり、省スペース化を図ったりすることができる。
【0029】
請求項にかかわる発明は、前記管理手段(50)は、記憶している情報を、当該管理装置(50)に登録されている画像処理装置(20)に配信し、
前記画像処理装置は、前記管理手段から配信された前記情報を保存する
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理システムである。
【0030】
上記発明によれば、画像処理装置は、予め管理手段(50)から配信された情報に基づいて保存ボックス(70)の所在が分かるので、その都度、管理手段(50)に問い合わせる場合に比べて、ユーザの入力操作に対するレスポンスが早くなり、高い操作性が確保される。
請求項5に係る発明は、前記管理手段は、1つの識別情報に、複数の画像処理装置に分散された複数の保存ボックスを対応つけて管理する
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理システムである。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システム10のシステム構成を示している。画像処理システム10は、複数の複合機20と、管理サーバ50とから構成される。複合機20は、原稿画像を読み取るスキャナ機能と、原稿画像を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能と、印刷データに対応する画像を記録紙上に形成するプリンタ機能と、原稿画像を送受信するファクシミリ機能と、画像データを転送する転送機能などを備えている。複合機20と管理サーバ50は、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)などのネットワーク2を介して互いに接続されている。たとえば、社屋の各階に設置された複合機20と管理室などに設置された管理サーバ50とを互いに社内ネットワークで接続するようなシステムが構成される。
【0032】
複合機20は、ハードディスク装置などの大容量の記憶装置を備えている。ここに画像データを記憶可能な1または2以上の保存ボックスが生成される。保存ボックス70は、画像データをユーザ別やグループ別に仕分けして保存するための仮想的な入れ物としての役割を果たす。各保存ボックス70には、それぞれを一意に特定し得る識別情報としてのボックスIDやボックス名が付与される。また各保存ボックスの所有者を示すユーザ識別情報としてユーザIDが対応付けされる。
【0033】
管理サーバ50は、各複合機20に生成された保存ボックス70を統括管理する機能を果たす。具体的には、保存ボックス70のそれぞれについて、ボックスIDと、所有者を示すユーザIDと、どの複合機20に生成されているかを示す所在情報などを対応付けて登録した管理テーブル60を有している。また管理テーブル60の登録更新や各複合機20へ管理テーブル60の登録内容を表わした管理情報を配信する機能を有している。
【0034】
複合機20は、管理サーバ50から管理テーブル60の登録内容に対応した管理情報の配信を受けることにより、各保存ボックス70がどの複合機20に存在するかを把握する。ユーザからボックスIDやボックス名で目的の保存ボックス70の選択を受け付けると、そのボックスIDやボックス名が示す保存ボックスの所在を、管理サーバ50から取得した管理情報に基づいて認識してその保存ボックス70にアクセスするようになっている。
【0035】
したがって、ユーザは保存ボックス70の所在を意識することなくボックスIDやボックス名などの識別情報で目的の保存ボックス70を特定することができ、全ての保存ボックス70があたかも現在操作中の複合機20に存在するかのように操作することができる。なお保存ボックス70に保存されている画像データを出力する際には、その保存ボックス70に対応付けられたユーザIDとパスワードとでユーザ認証し、正当な権限を持つユーザであることが認証できた場合だけその保存ボックス70へのアクセスを許可する構成になっている。
【0036】
図2は、管理テーブル60の一例を示している。各保存ボックス70についてその属性情報として、ボックスID、パスワード、ボックス名、所在情報、ユーザIDなどが関連付けて登録される。このほか、削除条件や転送先アドレスなどを登録してもよい。ボックスIDには、たとえば、社内における電話の内線番号を設定すると、同一番号の重複が無くて都合がよい。ボックス名には、ユーザが自己の保存ボックス70を認識し易い名称を任意に設定することができ、重複も許される。所在情報には、保存先の複合機のIPアドレスを用いる。所在を特定できれば、複合機のID番号などを所在情報に用いてもよい。
【0037】
ユーザIDは、この保存ボックス70の所有者を示す情報であり、パスワードは、ユーザIDの示すユーザを認証するための情報である。パスワードはユーザが任意に設定する。またパスワードは、ユーザ毎に設定すればよいので、保存ボックス70の属性情報から独立させたユーザ情報として別途、管理サーバ50に記憶する構成としてもよい。
【0038】
管理サーバ50への管理テーブル60の登録は、当該システムの管理者が行なう。たとえば、電話の内線番号や社員番号をボックスIDとした属性情報が管理テーブル60に自動登録されるように構成すると便利である。
【0039】
図3は、複合機20の構成を示している。複合機20は、その動作を統括制御する制御部としてのCPU(中央処理装置)30と、ROM(リード・オンリ・メモリ)21と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)22とを主要部とした回路で構成されている。ROM21は、CPU30が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。RAM22は、CPU30がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、回転処理等を施すために画像データを少なくとも1ページ分格納するページメモリとして機能する。
【0040】
読取部23は、原稿画像を読み取って対応する画像データを取り込む機能を果たす。読取部23は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーから成る光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
【0041】
プリンタ部24は、画像データに対応する画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する機能を果たす。プリンタ部24は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有する、いわゆるレーザープリンタとして構成されている。ファクシミリ部25は、ファクシミリとしての機能を果たす部分である。画像データをファクシミリに対応した圧縮方式で圧縮・伸張する機能や、ファクシミリ送受信のための各種通信手順を制御する機能を果たす。
【0042】
表示操作部26は、表面にタッチパネルを備えた液晶ディスプレイと各種の操作スイッチとから構成され、ユーザに各種の案内表示や状態表示を行なったり、ユーザから各種の操作を受け付けたりする機能を有する。通信制御部27は、電話回線や各種のネットワークと接続して通信する機能を果たす。
【0043】
画像処理部28は画像データを圧縮・伸張する機能や画像を拡大・縮小する機能、画像を回転させる機能などを果たす。画像保存手段29は、圧縮された画像データやファクシミリデータ、印刷データなどを格納するための大容量の記憶装置である。ここではハードディスク装置(HDD)を使用している。保存ボックス70は画像保存手段29に生成される。
【0044】
CPU30は、アクセス手段31とユーザ認証手段33の機能を果たす。アクセス手段31は、当該複合機20または他の複合機20の画像保存手段29に生成された保存ボックス70へのアクセスを含む各種のジョブを実行する。たとえば、保存ボックス70に保存されている画像データを読み出してプリンタ部24で印刷するジョブや、読取部23で読み取った画像データを保存ボックス70に保存するジョブなどを実行する。アクセス手段31の有する管理情報取得部32は、管理テーブル60の登録内容を表わした管理情報を管理サーバ50から取得する機能を果たす。
【0045】
ユーザ認証手段33は、表示操作部26から入力されたユーザIDとパスワードを管理サーバ50から取得した認証情報と照合することで、正当な権限を持つユーザか否かを認証する機能を果たす。アクセス手段31は、ユーザ認証に成功した場合だけ、そのユーザの所有する保存ボックス70からの画像データの出力を許可するようになっている。
【0046】
図4は、管理サーバ50の構成を示している。管理サーバ50は、サーバ機能を有するコンピュータで構成されている。管理サーバ50は、通信制御手段51と、配信制御手段52と、管理テーブル登録変更手段53としての機能を備えている。また管理テーブル60を記憶している。
【0047】
通信制御手段51は、ネットワーク2を通じて各複合機20と通信する機能を果たす。配信制御手段52は、管理テーブル60の登録内容を表わした管理情報など各種の情報を管理下にある各複合機20に配信する機能を果たす。管理下にある複合機20の識別名およびそのIPアドレスは管理テーブル60とは別途に登録してある。これは画像処理システムの中に、画像保存手段29を具備しない複合機が存在する場合を考慮したものである。管理テーブル登録変更手段53は、管理テーブル60を初期登録するときや複合機20から属性情報を変更する旨の通知を受けた場合に、管理テーブル60の登録内容を変更する。
【0048】
図5は、複合機20と管理サーバ50との間で管理テーブル60にかかわる情報を受け渡しする際の手順を示している。管理サーバ50には、初期登録として管理テーブル60が登録される(S101)。複合機20は電源ON時の初期処理あるいは保存ボックス70へのアクセスエラーが生じたような場合に(S102)、管理テーブル60の登録内容を表わした管理情報の配信を要求する管理テーブル送信要求を管理サーバ50に送信する(S103)。これを受けた管理サーバ50は、要求元の複合機20に管理情報を送信する(S104)。
【0049】
管理情報を受信した複合機20は、この管理情報には自装置の画像保存手段29に存在するように登録されているが、実際には生成されていない保存ボックス70があれば、その保存ボックス70を自装置の画像保存手段29に生成する(S105)。これにより、管理サーバ50の管理テーブル60に登録するだけで、各複合機20に自動的に保存ボックス70が生成される。なお、管理サーバ50から受信した管理情報に登録されていない保存ボックス70が自装置に存在する場合は、エラー情報を管理サーバ50に送信するようになっている。
【0050】
表示操作部26からのユーザ操作によって保存ボックス70の属性情報が変更されたり、保存ボックス70の生成や削除を行なわれたりすると(S106)、複合機20はその変更内容を表わす情報を管理サーバ50に送信する(S107)。これを受けた複合機20は、受信内容に従って管理テーブル60を変更し、変更後の管理テーブル60の登録内容を表わした管理情報を管理下の各複合機20に配信する(S108)。このようにして、管理サーバ50の管理テーブル60および各複合機20が保有する管理情報がアップデートされる。
【0051】
次に、保存ボックス70へのアクセスを含むジョブを複合機20で実行する場合の動作について説明する。図6は、保存ボックス70からの画像データの出力を伴うジョブを依頼する際に複合機20の表示操作部26に表示される認証画面200の一例を示している。認証画面200には、ガイドメッセージ欄201と、ユーザID入力欄202と、パスワード入力欄203と、ボックス名リスト表示欄204とが表示される。
【0052】
ガイドメッセージ欄201には、「ユーザIDとパスワードを入力して、ボックスを選んでください。」などの操作案内が表示される。ユーザがユーザID入力欄202にユーザIDを入力し、パスワード入力欄203にパスワードを入力して「OK」釦205を操作すると、入力されたユーザIDとパスワードとの組み合わせに一致するものが管理サーバ50から受信した管理情報に登録されているか否かに基づいてユーザ認証が行なわれる。
【0053】
ユーザ認証に成功すると、入力されたユーザIDに対応付けられている保存ボックス70のボックス名やボックスIDをボックス名リスト表示欄204に一覧表示する。なお、保存ボックスを一意に特定し得る識別情報はボックスIDであるが、ユーザに分かり易くするために、ボックスIDに代えて、もしくはボックスIDとともにボックス名を表示するようになっている。
【0054】
ボックス名リスト表示欄204にボックス名が表示された保存ボックス70には、当該複合機20のほかネットワーク上の他の複合機20に存在するものも含まれる。ユーザには、それらすべてがあたかも現在操作中の複合機20に存在するかのように表示される。この表示は、既に管理サーバ50から受信している管理情報に基づいて行なわれるので、管理情報を管理サーバ50にユーザの操作毎に問い合わせる場合に比べて、迅速な処理が可能で、快適な操作性が確保される。
【0055】
ユーザが上下キー206を操作して目的の保存ボックス70を選択して「OK」釦205を操作すると、図7に示すようなファイル選択画面220が表示される。ファイル選択画面220には、ガイドメッセージ欄221と、登録ファイル名表示欄222と、出力先選択欄223とが表示される。
【0056】
ガイドメッセージ欄221には、「選択ボックスに登録されたファイル名を表示します。出力先を選んでください。」などの操作案内が表示される。ユーザは、登録ファイル名表示欄222の横に配置された上下キー224を操作して目的のファイルを選択する。また出力先選択欄223の横に配置された上下キー225を操作して出力先を選択する。その後、ユーザが「OK」釦226を操作すると、ジョブの実行が開始される。
【0057】
図8は、保存ボックス70に保存されているファイルを読み出して対応する画像をプリントするプリントジョブを実行する際の処理の流れを示している。ユーザは、図6および図7に示す画面200、220を通じて、保存ボックス70とファイルを選択するとともに、出力先として現在操作中の複合機20を選択する(ステップS301)。複合機20は、ユーザの指定した保存ボックス70が生成されている複合機が自装置か他の複合機20であるかを判定する(ステップS302、303)。具体的には、指定された保存ボックス70が存在する複合機のIPアドレスを管理サーバ50から配信された管理情報を参照して取得し(ステップS302)、このIPアドレスが自装置のIPアドレスと一致するか否かによって判定する。
【0058】
ユーザの指定した保存ボックス70が自装置に存在する場合は(ステップS303;Y)、自装置の画像保存手段29から該当するファイルを読み出して対応する画像をプリンタ部24で印刷して出力する(ステップS304)。ユーザの指定した保存ボックス70が自装置に存在しない場合は(ステップS303;N)、この保存ボックス70のある複合機20にネットワーク2を通じてアクセスし、該当のファイルを受信する(ステップS305)。そして対応する画像を自装置のプリンタ部24で印刷出力する(ステップS306)。
【0059】
図9は、保存ボックス70に保存されているファイルを他の複合機20に送信する転送ジョブを実行する際の処理の流れを示している。指定された保存ボックス70が自装置に存在するか否かを判断するまでの処理(ステップS401〜S403)は図8に示したものと同様であり、その説明を省略する。指定された保存ボックス70が自装置に存在する場合は(ステップS403;Y)、自装置の画像保存手段29から該当するファイルを読み出し、指定された出力先に送信する。出力形態は、他の保存ボックス70へのファイル転送、電子メールの添付ファイルとして送信、ファクシミリとしての送信などがある。ここでは送信先アドレスの指定態様(電話番号かメールアドレスなど)によって出力形態を自動選択するようになっている。
【0060】
指定された保存ボックス70が自装置に存在しない場合は(ステップS403;N)、この保存ボックス70のある複合機20に、指定されたファイルを指定された出力先に送信する旨の指令を送信する(ステップS405)。この指令を受けた複合機20は、指令の内容に従ってファイルを送信する。
【0061】
次に、画像データのファイルを保存ボックス70に入力する際の表示画面および動作の流れについて説明する。図10は、ファイルの入力先となる保存ボックス70を選択する際に表示される入力先選択画面500の一例を示している。入力先選択画面500には、ガイドメッセージ欄501と、ボックスID入力欄502と、ボックス名表示欄503が表示される。
【0062】
ガイドメッセージ欄501には、「ボックスIDを入力するか、ボックス名を選んでください。ユーザID入力でボックス名の絞り込みができます。」などの操作案内が表示される。ユーザは、文字選択釦504を操作してボックスID入力欄502に目的のボックスIDを入力することができる。また「ユーザID入力」釦505を操作してユーザIDを入力すると、そのユーザIDに対応付けられた保存ボックス70のボックス名がボックス名表示欄503に一覧表示される。一覧表示されたものの中からユーザは上下キー506を操作して目的の保存ボックス70を選択することができる。
【0063】
「複数」釦508を操作すると、入力先として複数の保存ボックス70を指定することができる。たとえば、会議の議事録を出席者に配信するような場合に、出席者各位の保存ボックス70を一度に指定することが可能になる。複数の入力先をグループとして登録しておき、「グループ選択」釦509でグループ単位に入力先を指定することも可能になっている。
【0064】
このようにしてボックスを指定した後、ユーザが「OK」釦507を操作すると、図11に示すような入力オプション指定画面520が表示される。入力オプション指定画面520には、ガイドメッセージ欄521と、指定ボックス名表示欄522と、入力時オプション設定欄523とが表示される。
【0065】
ガイドメッセージ欄521には、「指定ボックスにドキュメントを入力します。入力時オプションを選んでください。メモ釦でメモ登録できます。」などの操作案内が表示される。また指定ボックス名表示欄522には、入力先選択画面500で指定した保存ボックス70のボックス名が表示される。ユーザは、入力時オプション設定欄523に表示されている各項目について上下キー524等を操作して設定内容を選択し、「OK」釦525の操作で設定内容を確定する。また「メモ」釦526を操作すると、図示省略のメモ入力画面に切り替わり、入力するファイルに関連つけたメモを登録することができる。このメモは、保存ボックス70からファイルを出力する場合に、ファイルの概略内容を把握する等のために利用される。
【0066】
図12は、画像データのファイルを保存ボックス70に入力する入力ジョブを実行する際の処理の流れを示している。ユーザは、図10および図11に示す画面500、520を通じて、入力先の保存ボックス70の指定や入力時オプションの設定を行なう(ステップS601)。複合機20は、ユーザの指定した保存ボックス70が存在する複合機のIPアドレスを管理サーバ50から配信された管理情報を参照して取得する(ステップS602)。そして、このIPアドレスが自装置のIPアドレスと一致するか否かによって、ユーザの指定した保存ボックス70が自装置に存在するかを判定する(ステップS603)。
【0067】
ユーザの指定した保存ボックス70が自装置に存在する場合は(ステップS603;Y)、自装置の画像保存手段29に生成されている該当の保存ボックス70にファイルを保存する(ステップS604)。ユーザの指定した保存ボックス70が自装置に存在しない場合は(ステップS603;N)、ユーザの指定する保存ボックス70が存在する複合機20に、この保存ボックス70のボックスIDを含む保存命令と保存すべきファイルとを関連付けたものをネットワーク2を通じて送信する(ステップS605)。これを受信した複合機20は、受信したファイルを保存命令が示す保存ボックス70に保存する。
【0068】
図13は、保存ボックス70に保存されている各ファイルのステータスを複合機20の表示操作部26に表示する際の処理の流れを示している。ユーザは、図10に示す入力先選択画面500と同様の入力画面から保存ボックス70を指定する(ステップS701)。複合機20は、ユーザの指定した保存ボックス70が存在する複合機のIPアドレスを管理サーバ50から配信された管理情報を参照して取得する(ステップS702)。そして、このIPアドレスが自装置のIPアドレスと一致するか否かによって、ユーザの指定した保存ボックス70が自装置に存在するかを判定する(ステップS703)。
【0069】
ユーザの指定した保存ボックス70が自装置に存在する場合は(ステップS703;Y)、その保存ボックス70に保存されているファイルのステータスを自装置内の記憶領域から読み出し、所定のステータス表示画面にその内容を表示する(ステップS704)。ステータスには、ファイル名、作成日時、サイズ、保存形式、原稿枚数などの情報がある。
【0070】
ユーザの指定した保存ボックス70が自装置に存在しない場合は(ステップS703;N)、ユーザの指定する保存ボックス70が存在する複合機20にその保存ボックス70に保存されている各ファイルのステータス情報を問い合わせる(ステップS705)。そして問い合わせ先の複合機20から取得したステータス情報を所定のステータス表示画面に表示する(ステップS706)。
【0071】
図14は、本発明の第2の実施の形態に係る画像処理システム800のシステム構成を示している。図1に示す第1の実施の形態では、管理サーバ50を複合機20と独立に設けたが、図14に示す第2の実施の形態では、複合機の1つをマスタ複合機801とし、これに管理サーバ50の機能を持たせている。
【0072】
このようにマスタ複合機801に管理サーバ50としての機能を含めたので、管理サーバ50を独立に設置する場合に比べてシステム全体のコスト低減や省スペース化を図ることができる。動作は管理サーバ50を独立に設けた場合と同様であり、その説明は省略する。
【0073】
図15は、本発明の第3の実施の形態に係る画像処理システム900のシステム構成を示している。この画像処理システム900における管理サーバ901は、図1に示した管理サーバ50としての機能のほかに、内部の記憶装置に保存ボックスを作成して画像データ等のファイルを保存する機能を備えている。
【0074】
管理サーバ901は、自装置に存在する保存ボックス902に他の複合機20から依頼されたファイルを保存する機能や、自装置の保存ボックス902に保存してあるファイルを他の複合機20からの依頼に基づいて送信する機能などを備えている。また管理テーブル903には、管理サーバ901自身に生成されている保存ボックス902の属性情報も登録される。なお、管理サーバ901としての機能は、第1の実施の形態で示した管理サーバ50と同様であり、その説明は省略する。
【0075】
ところで、図15に示す複合機910は、自装置に画像保存手段29を具備しておらず、自装置内に保存ボックス70を生成して画像ファイルを保存する機能は備えていない。しかしながら、他の複合機や管理サーバに生成された保存ボックス902、904を利用して、保存ボックスに係る機能をユーザに提供することが可能になっている。また、すべての複合機を複合機910のように画像保存手段29を具備しないものにし、管理サーバ901に保存ボックス902を集中させれば、保存ボックス同士の間で画像データを転送する場合に画像データの実体を移動することなく、その画像データがどの保存ボックス902に属しているかという属性情報を変更するだけで転送処理を完結させることも可能になる。
【0076】
なお、図1に示す構成においても、一部の複合機20を自装置に画像保存手段29を具備しないものにし、他の複合機20に生成された保存ボックスを利用して、自装置のユーザに保存ボックスにかかわる機能を提供するように構成してもよい。
【0077】
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。たとえば、ユーザから見ると所定のボックスIDやボックス名で特定される1つの保存ボックスを、内部的には複数の複合機に分散された複数の保存ボックスとして管理してもよい。自装置がメモリフルでこれ以上ファイルを保存できない場合に、メモリに空きのある他の複合機の別の保存ボックスにファイルを保存するように構成しても、ユーザからは1つの保存ボックスに見えるので、ファイルの所在管理が容易になる。
【0078】
また実施の形態で示した複合機は、アクセス手段としての機能と画像保存手段としての機能の双方を有しているが、各手段を独立の装置として構成してもよい。また実施の形態では、保存ボックスにその所有者のユーザ識別情報を対応付け、ユーザ認証されたユーザだけが保存ボックスから出力し得るように構成したが、アクセス制限をしない場合には、保存ボックスにユーザ識別情報を対応付けしなくてもかまわない。
【0079】
管理サーバと複合機との間の管理情報の授受は、必要に応じてその都度行なう方式であってもよい。すなわち、複合機での操作やジョブの実行において、該当するユーザの有する保存ボックスを検索したり、指定された保存ボックスの所在を取得したりする必要が生じるごとに、必要な情報を管理サーバに問い合わせるように構成してもよい。
【0080】
【発明の効果】
本発明に係る画像処理システムによれば、各保存ボックスのネットワーク上での所在を管理手段で一括管理し、アクセス手段は、ユーザから識別情報で指定した保存ボックスに、対応する所在情報に基づいてアクセスするので、ユーザはネットワーク上での所在を知らなくても目的の保存ボックスにアクセスすることができ、各ユーザが画像処理システムの全体の資源を有効活用することができる。
【0081】
また各保存ボックスにユーザ識別情報を対応つけて管理するものでは、指定されたユーザ識別情報に対応付けられた保存ボックスを抽出して一覧表示し、その中から目的の保存ボックスを指定するような入力操作が可能となり、操作性・利便性が向上する。
【0082】
画像処理装置に画像保存手段の機能とアクセス手段の機能を持たせたものでは、ユーザは、ネットワーク上の所在を意識することなく、どの画像処理装置からでも目的の保存ボックスにアクセスすることができる。すなわち、他の画像処理装置に生成されている保存ボックスについても、あたかも自分が今操作している画像処理装置に存在するかのように操作することが可能になる。
【0083】
ユーザ認証に成功した場合だけそのユーザが所有する保存ボックスへのアクセスを許可するものでは、保存ボックス内の画像データを他人の勝手な閲覧から保護することができる。
【0084】
画像処理装置のいずれか1つに管理手段としての機能を持たせたものでは、管理手段を独立に設ける場合に比べてシステム全体のコスト低減や省スペース化を図ることができる。
【0085】
画像保存手段の機能を管理手段に設けたものでは、管理装置が有効利用される。また管理手段に保存ボックスを集中させれば、保存ボックス間で画像データを転送する場合に画像データの実態を移動することなく、その画像データがどの保存ボックスに属しているかという属性情報を変更するだけで転送処理を完結させることも可能になる。
【0086】
画像処理装置の一部に画像保存手段を具備しないものを含むものでは、他の画像処理装置や管理装置の有する画像保存手段を利用して、保存ボックスに係る機能を提供することができ、多様なシステム構成が可能になる。
【0087】
保存ボックスに係る情報を管理手段が各アクセス手段や画像処理装置に配信するものでは、アクセス手段は、予め管理手段から配信された情報に基づいて保存ボックスの所在が分かるので、その都度、管理手段に問い合わせる場合に比べて、ユーザの入力操作に対するレスポンスが早くなり、高い操作性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムのシステム構成を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムの管理サーバが記憶している管理テーブルの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理サーバの構成を示すブロック図である。
【図5】複合機と管理サーバとの間で管理テーブルに係る情報を受け渡しする手順の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理テーブルに表示される認証画面の一例を示す説明図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理テーブルに表示されるファイル選択画面の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理テーブルが保存ボックスに保存されているファイルを読み出して対応する画像をプリントするジョブを実行する際の処理手順を示す流れ図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理テーブルが保存ボックスに保存されているファイルを他の複合機に送信するジョブを実行する際の処理手順を示す流れ図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理テーブルに表示される入力先選択画面の一例を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理テーブルに表示される入力オプション指定画面の一例を示す説明図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理テーブルが保存ボックスに画像データのファイルを入力するジョブを実行する際の処理手順を示す流れ図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理システムに含まれる管理テーブルが保存ボックスに保存されている各ファイルのステータスを複合機の表示操作部に表示する際の処理手順を示す流れ図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理システムのシステム構成を示す説明図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る画像処理システムのシステム構成を示す説明図である。
【符号の説明】
2…ネットワーク
10…画像処理システム
20…複合機
23…読取部
24…プリンタ部
26…表示操作部
29…画像保存手段
31…アクセス手段
32…管理情報取得部
33…ユーザ認証手段
50…管理サーバ
51…通信制御手段
52…配信制御手段
53…管理テーブル登録変更手段
60…管理テーブル
70…保存ボックス
200…認証画面
201…ガイドメッセージ欄
202…ユーザID入力欄
203…パスワード入力欄
204…ボックス名リスト表示欄
205…「OK」釦
206…上下キー
220…ファイル選択画面
221…ガイドメッセージ欄
222…登録ファイル名表示欄
223…出力先選択欄
224…上下キー
225…上下キー
226…「OK」釦
500…入力先選択画面
501…ガイドメッセージ欄
502…ボックスID入力欄
503…ボックス名表示欄
504…文字選択釦
505…「ユーザID入力」釦
506…上下キー
507…「OK」釦
508…「複数」釦
509…「グループ選択」釦
520…入力オプション指定画面
521…ガイドメッセージ欄
522…指定ボックス名表示欄
523…入力時オプション設定欄
524…上下キー
525…「OK」釦
526…「メモ」釦
800…画像処理システム
801…マスタ複合機
900…画像処理システム
901…管理サーバ
902…保存ボックス
903…管理テーブル
904…保存ボックス
910…複合機

Claims (5)

  1. 画像データを記憶可能な保存ボックスが生成される画像保存手段と、
    原稿画像を読み取るスキャナ機能と、原稿画像を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成するコピー機能と、印刷データに対応する画像を記録紙上に形成するプリンタ機能と、原稿画像を送受信するファクシミリ機能と、画像データを転送する転送機能のいずれか1つ以上の機能を有するとともに、
    前記保存ボックスへのアクセスを含む所定のジョブを実行するアクセス手段と、
    表示操作部と
    を備えた2以上の画像処理装置と、
    生成された前記保存ボックスのそれぞれについて、その所在情報と識別情報と所有者を表わすユーザ識別情報とを対応付けて記憶した管理手段と、
    をネットワーク上に配置すると共に、
    一人の所有者について複数の保存ボックスを異なる画像処理装置に生成可能にされており、
    前記画像処理装置は、前記表示操作部によりユーザからジョブの実行にかかわる保存ボックスの指定をユーザ識別情報で受けると、前記管理手段の記憶に基づいて、前記ユーザ識別情報に対応付けされているすべての保存ボックスを前記表示操作部に表示し、
    前記表示操作部は、前記表示された保存ボックスの中からユーザによる指定を受け付け、
    前記画像処理装置のアクセス手段は、前記指定された保存ボックスに、その保存ボックスの識別情報に対応付けされている所在情報に基づいて、アクセスする
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記画像処理装置は、前記ユーザ識別情報と所定の認証情報とによるユーザ認証に成功した場合にのみ、そのユーザ識別情報に対応付けられた保存ボックスへのアクセスを許可する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記画像処理装置のいずれか1つは、前記管理手段を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記管理手段は、記憶している情報を、当該管理装置に登録されている画像処理装置に配信し、
    前記画像処理装置は、前記管理手段から配信された前記情報を保存する
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像処理システム。
  5. 前記管理手段は、1つの識別情報に、複数の画像処理装置に分散された複数の保存ボックスを対応つけて管理する
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像処理システム。
JP2003198424A 2003-07-17 2003-07-17 画像処理システム Expired - Fee Related JP4161265B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003198424A JP4161265B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 画像処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003198424A JP4161265B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 画像処理システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005039411A JP2005039411A (ja) 2005-02-10
JP2005039411A5 JP2005039411A5 (ja) 2006-09-14
JP4161265B2 true JP4161265B2 (ja) 2008-10-08

Family

ID=34208217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003198424A Expired - Fee Related JP4161265B2 (ja) 2003-07-17 2003-07-17 画像処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4161265B2 (ja)

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2423599A (en) * 2005-02-25 2006-08-30 Canon Europa Nv Personal print mailbox
JP4093251B2 (ja) 2005-05-02 2008-06-04 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理システムおよび画像処理装置
JP4123247B2 (ja) 2005-06-01 2008-07-23 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理システム、画像処理装置および画像処理プログラム
JP4398410B2 (ja) * 2005-06-29 2010-01-13 株式会社東芝 画像形成装置及び画像形成装置のファクシミリデータの転送方法
JP4238851B2 (ja) 2005-07-12 2009-03-18 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法およびプログラム
JP4001158B2 (ja) 2005-08-08 2007-10-31 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 ボックスデータ管理装置及び方法
JP4708983B2 (ja) * 2005-12-02 2011-06-22 キヤノン株式会社 画像処理装置、その制御方法、プログラム
JP2007174062A (ja) * 2005-12-20 2007-07-05 Canon Inc データ通信装置、データ通信システム、データ通信方法、及びそのプログラム
JP2007199826A (ja) 2006-01-24 2007-08-09 Canon Inc 画像処理装置および文書管理サーバおよび文書管理システムおよびその文書管理制御方法
JP4353191B2 (ja) * 2006-03-02 2009-10-28 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 情報処理システム、登録ユーザ管理方法および登録ユーザ管理プログラム
JP4760514B2 (ja) * 2006-04-27 2011-08-31 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成システム及びこのシステムにおけるユーザ認証方法
JP4311423B2 (ja) 2006-08-31 2009-08-12 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像送信装置
JP4928250B2 (ja) * 2006-12-22 2012-05-09 キヤノン株式会社 印刷ジョブの検索機能を備えた情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP2008172394A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Nec Access Technica Ltd ファクシミリ通信方法、ファクシミリ装置およびファクシミリ通信システム
JP5063134B2 (ja) * 2007-02-20 2012-10-31 キヤノン株式会社 印刷装置、印刷方法、及びプログラム
JP2009010658A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Ricoh Co Ltd 情報処理装置
JP5145104B2 (ja) * 2008-04-10 2013-02-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP5136203B2 (ja) * 2008-05-20 2013-02-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システム
JP5054618B2 (ja) 2008-06-10 2012-10-24 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ネットワークファイル処理システム
JP2012252579A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP5857612B2 (ja) * 2011-10-14 2016-02-10 富士ゼロックス株式会社 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP5866980B2 (ja) * 2011-11-07 2016-02-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成システム
JP5952253B2 (ja) * 2013-12-03 2016-07-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成システムおよび画像形成装置
US9871945B2 (en) 2014-08-28 2018-01-16 Kyocera Document Solutions Inc. Electronic equipment, data sharing system, and data sharing method
JP6428125B2 (ja) * 2014-10-07 2018-11-28 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及びプログラム
JP5979295B2 (ja) * 2015-09-08 2016-08-24 富士ゼロックス株式会社 画像形成システム、画像形成装置及びプログラム
JP6172358B2 (ja) * 2016-07-27 2017-08-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2016210193A (ja) * 2016-08-26 2016-12-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP6361782B2 (ja) * 2017-05-10 2018-07-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、画像形成システム、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005039411A (ja) 2005-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4161265B2 (ja) 画像処理システム
JP5821903B2 (ja) クラウドサーバー、クラウド印刷システムおよびコンピュータープログラム
US7630586B2 (en) Image processing apparatus and image processing system
US20070013945A1 (en) Image forming apparatus, image processing method, and program
US10075597B2 (en) Image processing apparatus having file server function, and control method and storage medium therefor
JP2007028109A (ja) データ通信システム、画像処理装置、および画像処理装置におけるデータの管理方法
JP6029300B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
JP4743285B2 (ja) 画像処理システム、画像処理方法、画像処理装置及び画像処理プログラム
JP5338484B2 (ja) 情報処理装置、データ送信方法、プログラム、記憶媒体
JP2008119906A (ja) 画像データ管理装置、画像形成装置及び画像形成システム
US20100179965A1 (en) Image processing apparatus and image processing method
US20120147418A1 (en) Data communication apparatus and method of controlling the same
JP4835681B2 (ja) 画像処理システム、画像処理方法、画像処理装置及び情報処理装置、並びに画像処理プログラム
JP3832482B2 (ja) ジョブ実行システム及びこのシステムに用いられるジョブ実行装置並びに画像形成装置
US20140146365A1 (en) Image forming apparatus and document management method
JP5104632B2 (ja) 会議用画像処理システム及び画像処理装置
JP2008123030A (ja) 印刷装置及びそれを用いた情報処理システム
JP2004222264A (ja) 画像形成装置及び文書管理システム
JP2008289130A (ja) コピーされた文書の電子的記憶及び再呼び出しが可能なコピー機
JP2004086692A (ja) 画像形成システム
JP6833573B2 (ja) 情報処理装置、制御方法、およびプログラム
US20190387127A1 (en) Information processing apparatus, control method of information processing apparatus, and program
US11553104B2 (en) Information processing apparatus capable of controlling a document stored in a memory not to leak to a network not permitted to access and non-transitory computer readable medium
US9019539B2 (en) Image data transmission apparatus, image data transmission method, and computer-readable storage medium for computer program configured to send image data to a plurality of destinations using separate methods
JP7069890B2 (ja) 情報処理システム、処理実行制御装置、制御方法、制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060712

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4161265

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110801

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120801

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130801

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees