JP5338484B2 - 情報処理装置、データ送信方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、データ送信方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、複数の送信手段を有する情報処理装置に関し、特に、複数の送信手段を選択してデータを送信可能な情報処理装置、データ送信方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
画像形成装置などの情報処理装置は、他の情報処理装置(以下、クライアントという)とネットワークを介して接続されており、情報処理装置から画像データ等の送信データをクライアント経由でユーザに送信することができるようになっている。このため、情報処理装置では、ユーザのアドレス帳を記憶している。アドレス帳は、情報処理装置の操作パネルから直接入力することもできるし、外部機器から入力することできるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、外部機器の操作性を向上すべく宛先をグループ化して扱う技術が開示されている。
ところで、情報処理装置は、電子メールやファクシミリなど、複数の送信手段を備える。従来は、送信者が、コピーアプリ、スキャナアプリ、プリンタアプリ、FAXアプリ等を切り替えると、各アプリから送信可能な送信手段が特定され、送信者がアドレス帳から送信先を選択することで、各アプリが送信データを送信先に送信していた。
ところで、情報処理装置がデータの送信専用の「送信アプリ」を備えるようになってきて、さらに、送信アプリが複数のユーザのグループに一括して送信できるようになってきた。送信者は、送信アプリの画面において、情報処理装置に登録されているアドレス帳から、グループを選択し、送信データを送信することが可能である。
一方、従来からのアドレス帳では、一人のユーザに複数の送信手段の宛先情報(メールアドレス、FAX番号、フォルダパス等)が登録されていることがある。また、グループは、グループにユーザが所属する構成となっており、グループ内のユーザについても、一人一人に複数の宛先情報が存在することがある。
このため、送信アプリの画面から選択したグループやユーザに対して、情報処理装置は、どの送信手段で送信データを送信すればよいか特定できないという問題が生じる。仮に、複数の宛先情報を有する人を選択した場合、全ての送信手段で送信すれば送信先のユーザにとって煩わしく、自動的に1つの送信手段が選択されると、どの送信手段から送信されるか分からない、という不都合が生じる。
本発明は、上記課題に鑑み、複数の送信手段により送信データを送信可能な状況において、送信手段を効率的に指示できる、情報処理装置、データ送信方法、プログラム及び記憶媒体、を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、ユーザにデータを送信する複数の送信手段を有する情報処理装置であって、同じメンバーIDに二つ以上の送信手段が紐づけられた複数のメンバーIDを1つのグループとする第1のデータ構造の送信手段情報テーブルと、ユーザ毎に複数の送信手段の宛先情報及びユーザが優先的に採用する送信手段が登録されたユーザ情報と紐づけられた複数のメンバーIDを1つのグループとする第2のデータ構造のユーザデータ情報テーブルと、前記送信手段情報テーブル、又は、前記ユーザデータ情報テーブルの選択を受け付け、さらに、グループの選択を受け付ける選択受け付け手段と、選択されたグループに属する複数のユーザにデータを送信する際の送信手段、の指示を受け付ける指示受け付け手段と、前記選択受付手段が前記送信手段情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、該グループのメンバーIDに紐づけられている送信手段のうち、前記指示受け付け手段が指示を受け付けた送信手段と一致するものを検索し、前記選択受付手段が前記ユーザデータ情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、該グループのメンバーIDに紐づけられているユーザ情報の優先的に採用する送信手段を検索するユーザ情報検索手段と、前記ユーザ情報検索手段が検索した送信手段にデータの送信を要求する送信要求手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の送信手段による送信が可能な、複数のユーザを宛先にして、データを送信する場合に、送信手段を明示的に指示することができる。
複数の送信手段を持つアプリケーションにより送信データを宛先に送信する際、送信手段を効率的に指示できる、情報処理装置、データ送信方法、プログラム及び記憶媒体、を提供することができる。
データ送信システムの概略構成図の一例である。 画像形成装置のハードウェア構成図の一例である。 画像形成装置のソフトウェア構成図の一例である。 画像形成装置の機能ブロック図の一例である。 認証処理の手順を示すフローチャート図の一例である。 ユーザ情報ルールのカスタマイズの手順を示すフローチャート図の一例である。 ユーザ情報の追加、変更、削除又は参照の手順を示すフローチャート図の一例である。 ユーザ情報のグループやエントリを模式的に示す図の一例である。 メンバ間の関連づけを模式的に説明する図の一例である。 送信アプリにおいて、例えばユーザグループが選択された場合の送信画面の一例を示す図である。 送信画面の再構成の手順を示すシーケンス図の一例である。 グループ種別情報を用いたグループの検索手順を示すフローチャート図の一例である。 「ユーザグループ」キー、「宛先グループ」キー又は「グループ」キーの、選択が受け付けられた場合の画面の遷移例を示す図である。 送信手段を選択する選択画面の一例である。 グループの選択時に送信手段を選択する手順を示すシーケンス図の一例である。 送信手段を選択する選択画面の一例である。 ユーザ情報に優先的に設定されている送信手段を指定する手順を示すシーケンス図の一例である。 送信手段を選択する選択画面の一例である。 ユーザ情報に優先的に設定されている送信手段を指定する手順を示すシーケンス図の一例である。 ユーザ選択画面の一例である。 送信手段の決定方法を説明する図の一例である。 ユーザ情報の属性に登録された全ての送信手段により順番に送信し、どれか1つの送信手段により送信できたら終了する、送信手順を示すフローチャート図の一例である。 グループの登録時に登録するグループ登録画面の一例を示す図である。 メンバ登録時に登録するグループ登録画面の一例を示す図である。 メンバ登録時に登録するグループ登録画面の一例を示す図である。 宛先グループの検索条件設定画面の一例を示す図である。 検索条件画面の一例を示す図である。 条件適用方法画面の一例を示す図である。 ソート条件画面の一例を示す図である。 アクセス権フィルタ画面の一例を示す図である。 検索条件の詳細の一例を示す図である ユーザ情報管理部がユーザ情報から宛先グループを検索する手順を示すフローチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
〔データ送信システム100〕
図1は、本実施形態のデータ送信システム100の概略構成図の一例を示す。データ送信システム100は、画像形成装置100と、Webサーバ110及びPC(Personal Computer)120がネットワーク101を介して接続されている。このネットワーク101は、例えばLAN、インターネット、イントラネット、WAN(Wide Area Network)等である。
Webサーバ110は後述するユーザ情報やユーザ情報ルールを記憶しており、画像形成装置100にこれらの複製を提供すると共に、バックアップ装置として利用される。また、PC120は、Webサーバ110が記憶するユーザ情報ルールを変更したり、ユーザ情報を更新するために用いられる。PC120をユーザが利用して、ユーザが画像形成装置100から送信された送信データをPC120で受信することもできる。また、Webサーバ110から一時的にPC120にユーザ情報ルールやユーザ情報を書き出しておき、PC120上でユーザ情報ルールやユーザ情報を変更してもよい。
なお、本実施形態では、画像形成装置100を操作する人をオペレータと称し、送信データの送信先としての人をユーザと称す。両者は同じ人でも異なる人でもよい。また、送信データとは、例えば、原稿をスキャンした画像データであるが、画像形成装置100からユーザに送信されるデータを全て送信データという。
〔画像形成装置100〕
図2は、画像形成装置100のハードウェア構成図の一例を示す。画像形成装置100は、例えば、プリンタ、ファクシミリ、複写機、スキャナ、又は、これらのうち複数の機能を備えたMFP(Multifunction Peripheral)である。本実施形態では、画像形成装置100はMFPであるとして説明する。
画像形成装置100は、コントローラ15、スキャナエンジン11,プリントエンジン12、PSU(Power Supply Unit)13、及び、操作部14を有する。コントローラ15は、バスで相互に接続された、CPU24、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)25、スキャナ処理部21、プリント処理部22、タイマ23、HDD26、メモリ27、ネットワークI/F28、FAX I/F29を有する。
操作部14は、さらに、LCD(Liquid Crystal Display)14aとハードキー14bを有する。LCD14aは、タッチパネルを一体に有し、各種の画面を表示するためと、画像形成装置100から各種の送信データを送信するオペレータの操作を受け付ける。また、ハードキー14bは、テンキー、スタートボタン、リセットボタン、アプリ切り替えボタン等である。
スキャナエンジン11は、原稿を光学的に読み取る読み取り部である。スキャナエンジン11は、例えば、コンタクトガラス、光源、レンズ系、撮像素子、を有する。スキャナエンジン11は、スキャナ処理部21に接続されている。スキャナ処理部21は、撮像素子にたまった電荷をA/D変換して所定の階調のデジタルデータを生成する。
プリントエンジン12は、用紙に画像を印刷する。プリントエンジン12は、感光体ドラム、帯電装置、現像部、レーザ照射部、定着部、用紙搬送部等を有する。プリントエンジン12はプリント処理部22と接続されている。プリント処理部22は、スキャナ処理部21が生成した画像データをラスターデータに変換したり、PC120から送信された印刷データをラスターデータに変換して、プリントエンジン12に送出する。こうすることで、プリントエンジン12が用紙に画像を印刷する。
CPU24は、画像形成装置100の全体を統括的に制御する。ASIC25は、スキャナ処理やプリント処理において必要な各種の画像処理を提供する画像処理用途向けのICである。メモリ27は、CPU24が実行する各種アプリケーションや当該アプリケーションの実行の際に用いられる種々のデータを記憶する。また、HDD26は、画像データ、プログラム、フォントデータ、等を記憶するための不揮発メモリである。HDD26の一部又は全てにSSD(Solid State Drive))を実装してもよい。CPU24は、HDD26に記憶されたプログラムを実行することで、後述する各機能を提供する。また、プログラムは記憶媒体30に記憶された状態で配布され、装着部で記憶媒体30から読み出されてHDD26にインストールされてもよいし、サーバからネットワークI/F28を介してHDD26にインストールされてもよい。
なお、ネットワークI/F28はLANに接続されている。ネットワークI/F28は例えばNIC(Network Interface Card)であり、所定のプロトコルにより、画像形成装置100とWebサーバ110及びPC120との通信を実現する。また、FAX I/F29は電話回線に接続されている。FAX I/F29は電話回線からのファクシミリデータを復調して画像データを生成し、FAXアプリ44が起動している際はスキャナエンジン11で読み取った画像データをファクシミリ用に処理して変調して電話回線に出力する。
また、PSU13は、コントローラ15,操作部14,スキャナエンジン11及びプリントエンジン12への電力の供給を制御する。
〔画像形成装置100のソフトウェア構成図〕
図3は、画像形成装置100のソフトウェア構成図の一例を示す。画像形成装置100は、アプリケーション群31と、アプリケーションI/F32、制御機能群33と、リソース管理部34と、OS35と、デバイスドライバ36と、ハードウェア資源40とを有する。
アプリケーション群31は、RFIDアプリ41、コピーアプリ42、スキャナアプリ43、FAXアプリ44、プリンタアプリ45、蓄積データアプリ46、Webアプリ47、ネットワークアプリ48及びダウンロードアプリ49と、を有する。これらの各アプリは対応した各種機能を実現させる。これらの各アプリのうち、送信データをPC120に送信可能なものは、全て「送信アプリ」に相当する。具体的には、例えば、スキャナアプリ43、FAXアプリ44、蓄積データアプリ46、Webアプリ47、ネットワークアプリ48、ダウンロードアプリ49である。
なお、蓄積データアプリ46は、HDD26に蓄積された画像データや印刷データの閲覧や選択機能を提供する。Webアプリ47は、Webサーバ110にアクセスしてWebサーバ110が記憶する各種の情報をLCD14aに表示するブラウザとしての機能を提供する。ネットワークアプリ48は、ネットワーク101を介して接続されるWebサーバ110やPC120との通信機能を提供する。ダウンロードアプリ49は、Webサーバ110やPC120からダウンロードされたアプリである(機能拡張用)。RFIDアプリ41は、ICカードの情報を読み込み、オペレータを識別する等の機能を提供する。
また、制御機能群33は、エンジンジョブ制御部51、ファイル制御部52、データ転送制御部53、通信制御部54、認証制御部55、ユーザデータ制御部56、システム制御部57、及び、操作制御部58を有する。エンジンジョブ制御部51は、エンジンI/F61を介して接続されたプリントエンジンやスキャナエンジン11を制御する。ファイル制御部52は、HDD26に記憶されている各種のファイルの更新や削除、移動等を制御する。データ転送制御部53は、HDD26に蓄積されている文書データの配送などの制御を行う。通信制御部54は、ネットワークI/F28を介した通信を制御する。認証制御部55は、認証装置I/F64を介して認証装置38を制御する。ユーザデータ制御部56はユーザ情報の管理を行う。システム制御部57は、システムを制御するための処理を行う。操作制御部58は、オペレータと本体制御との間の情報伝達手段となる操作部14の制御を行う。
メモリリソース管理部59は、メモリ27の使用状況を監視して、メモリ27の開放又は確保等を行う。エンジンリソース管理部60は、システムの制御及びハードウェア資源40の管理を行う。
アプリケーション群31は、アプリケーションI/F32を介して、制御機能群33に機能の提供を要求する。制御機能群33は、アプリケーション群31からの処理要求を解釈して、ハードウェア資源40の獲得要求を発生させる。メモリリソース管理部59又はエンジンリソース管理部60は、獲得要求を調停する。なお、OS(例えばUNIX(登録商標))35は、アプリケーション、制御機能群33及びリソース管理部34の各ソフトウェアをプロセスとして並列実行する。
また、デバイスドライバ36は、エンジンI/F61、RFID I/F62、操作部I/F63、認証装置I/F64 及び、新規デバイスI/F65を利用して、ハードウェア資源40に対し処理を要求する。なお、RFIDリーダ/ライタ39は、ICカードと非接触又は接触してICカードの情報を読み出す。認証装置38は、例えば、パスワードを入力するためのハードキー14bや生体情報を取得する装置である。新規デバイスI/F65は、例えばUSBインターフェイスであり、USBインターフェイスを備えた各種の新規デバイス37を接続させ、その機能を利用することを可能とする。このような構成により、画像形成装置100は、各アプリケーションで共通的に必要な処理を制御機能群33以下のプロセスで一元的に処理することができる。
〔画像形成装置100の機能ブロック図〕
図4は、画像形成装置100の機能ブロック図の一例を示す。図示するように、画像形成装置100は、認証部71、起動管理部72、電力制御部73、タイマ23、ユーザ情報利用部75、ユーザ情報管理部76、カスタマイズ受付部77、通信制御部54及びユーザ情報設定部78を有する。なお、本実施形態と関連の低いブロックは省略した。また、画像形成装置100は、一時保持データDB79、ユーザ情報DB80、及び、ユーザ情報ルールDB81とを有する。これらのデータベースは、例えばHDD26に実装されている。
ユーザ情報設定部78とユーザ情報管理部76は、主に、ユーザデータ制御部56により提供される機能である。また、ユーザ情報利用部75は、送信アプリにより提供される機能である。
ユーザ情報DB80には、ユーザ情報が記憶される。ユーザ情報は、例えばユーザ毎に記憶され、「名称」、「ID」、「種別」、「属性」である。この他、「パスワード」、「ログインID」などの情報を含んでいることが多い。「属性」については後述するが、属性には、メールアドレス、FAX番号、フォルダパス等の宛先情報が登録されている。なお、「属性名」という場合は、「メール」「FAX」「フォルダ」等の送信手段をいう。
ユーザ情報ルールDB81には、ユーザ情報の仕様を示すルール情報が記憶される。ユーザ情報ルールは、ユーザ情報のスキーマ(ユーザ情報の項目、登録可能なデータ形式等)を示す。ユーザ情報ルールは、エントリの組み合わせ及びエントリルールの組み合わせから構成される。エントリとは、ユーザ情報に関する各項目を示すものであり、その種類としては、例えば、「ユーザ」、「ユーザグループ」、「宛先グループ」、「属性」、「送信者」、などがある。このエントリには、設定が可能な設定可能属性が定められている。
例えば、「ユーザ」というエントリには、「名称」や「識別子」が設定可能属性として定められている。なお、そのエントリに空欄が許可されるか否かも設定可能属性として設定されている。また、「属性名」のエントリには、設定可能属性として、例えば、「メール」や「FAX」などの送信手段が定められている。なお、同じエントリが複数ある場合もある。
エントリルールは、各属性に関するルールとして設定されるものであり、例えば、「形式(型)」、「値の範囲(サイズ)」、「重複許可」、「禁則値」、「必須値」、「同じ設定値禁止回数」、「組み合わせ」、「初期値」などの各設定項目を有する。この各設定項目に具体的な値や情報を設定することで、エントリルールが設定される。
なお、一時保持データDB79には、ユーザ情報やユーザ情報ルールを記憶が一時的に記憶される。
ユーザ情報管理部76は、一時保持データDB79、ユーザ情報DB80及びユーザ情報ルールDB81を管理する。ユーザ情報管理部76は、操作部14やPC120のオペレータの認証結果に基づき、これらのデータベースへのデータの追加、変更、削除又は参照(以下、単に「アクセス」という場合がある)を監視する。ユーザ情報ルールDB81へのアクセスは、カスタマイズ受付部77がユーザ情報管理部76に要求する。ユーザ情報DB80へのアクセスは、ユーザ情報設定部78又はユーザ情報利用部75がユーザ情報管理部76に要求する。
カスタマイズ受付部77は、ユーザ情報管理部76を介して、ユーザ情報ルールDB81に記憶されたユーザ情報ルールの追加、変更、削除又は参照を行ったり、新たなユーザ情報ルールのユーザ情報ルールDB81への登録を行う。
通信制御部54は、図2で説明したものと同等の機能を提供する。通信制御部54は、Webサーバ110又はPC120と通信する機能を提供する。
ユーザ情報設定部78は、ユーザ情報管理部76を介して、ユーザ情報DB80に記憶されたユーザ情報の参照、変更及び削除を行ったり、新たなユーザ情報のユーザ情報DB80への登録を行う。ユーザ情報利用部75は、ユーザ情報管理部76を介して、ユーザ情報DB80に記憶されたユーザ情報の参照を行う。
認証部71は、オペレータのログイン時にオペレータの認証が成立するか否かを判定する。認証の結果、認証部71は、認証が成立したか否か、認証が成立した場合は、オペレータを識別するID等を含む認証状態を、ユーザ情報管理部76に通知する。
起動管理部72は、画像形成装置100の電源投入時に最初に実行され、アプリケーション群31、制御機能群33等のプロセスを起動する。プロセスにはユーザ情報管理部76が含まれる。すなわち、起動管理部72は、HDD26からアプリケーション群31、制御機能群33等のプログラムを読み出し、読み出した各プログラムをメモリ27に記憶して起動する。
電力制御部73は、スキャナエンジン11やプリントエンジン12等のハードウェア群の稼働状況を監視し、ハードウェア群の稼働状況に応じて、PSU13からハードウェア群に供給される電力を制御する。また、電力制御部73は、ハードウェア群の稼働状況に応じてコントローラ15の消費電力(例えば、クロック周波数)を制御する。電力制御部73は、電力状況をユーザ情報管理部76に通知する。
タイマ23は、例えば時刻や経過時間をユーザ情報管理部76に通知する。ユーザ情報管理部76は、経過時間の通知をタイマ割り込みに利用して所定の処理を実行したり、実行を終了させる。
〔認証処理〕
図5は認証処理の手順を示すフローチャート図の一例である。
オペレータが画像形成装置100の電源をオンにすると、まず起動管理部72が起動する(S1)。これにより、OS35やデバイスドライバ36も起動する。起動管理部72は、アプリケーション群31及び制御機能群33を起動するが、これに伴い認証部71も起動する(S2)。
認証部71は、操作部14のLCD14aに認証画面を表示させる(S3)。認証画面には、ログイIDとパスワードの入力欄が含まれる。オペレータは画像形成装置100の操作部14のハードキー14bを操作してログインID及びパスワードを入力して、確定ボタンを押下する(S4)。
すると、認証部71はログインID及びパスワードを受け付ける(S5)。認証部71は、入力されたログインID及びパスワードの組み合わせをユーザ情報管理部76に送信し、ユーザ情報管理部76からオペレータの認証結果を取得する(S6)。なお、ユーザ情報管理部76は、ログインID及びパスワードの組み合わせが、ユーザ情報DB80に予め記憶されているか否かに基づき認証が成立するか否かを判定する。認証部71は、認証が成立しない場合、認証画面にエラーメッセージを表示する。
認証が成立した場合、認証部71は、オペレータのログインを許可し、その旨を、ユーザ情報管理部76、ユーザ情報利用部75、ユーザ情報設定部78及びカスタマイズ受付部77に通知する。また、認証部71は、オペレータを識別するIDをユーザ情報管理部76に通知する。なお、ログインを許可するとは、オペレータに画像形成装置100の使用を許可することをいう。
オペレータを認証することで、ユーザ情報管理部76は、ユーザ情報やユーザ情報ルールの追加、変更、削除又は参照を許可するか否かを判定できるようになる。
〔カスタマイズの更新処理〕
図6は、ユーザ情報ルールのカスタマイズの手順を示すフローチャート図の一例である。ユーザ情報ルールのカスタマイズは、オペレータがカスタマイズを望む場合に行われる。
カスタマイズ受付部77は、ユーザ情報ルールDB81に記憶されているユーザ情報ルールのカスタマイズの要求を、例えばPC120、Webサーバ110又は操作部14から受け付ける(S11)。カスタマイズ受付部77は、ユーザ情報管理部76に、ユーザ情報ルールDB81からユーザ情報ルールを読み出すように要求する(S12)。
ユーザ情報管理部76は、当該要求を受け付けると、ユーザ情報ルールDB81に記憶されているユーザ情報ルールを読み出し、これをカスタマイズ受付部77に送出する(S13)。
カスタマイズ受付部77は、ユーザ情報ルールの一覧を示すカスタマイズ画面を生成し(S14)、PC120若しくはWebサーバ110に送信するか、又は、操作部14に表示する(S15)。
オペレータは、カスタマイズ画面においてユーザ情報ルールを参照し、追加、削除又は、変更することができる。
オペレータが、カスタマイズ画面からユーザ情報ルールを追加、削除、又は、変更して、例えば確定ボタンを押下する(S16)。すると、カスタマイズ受付部77は、追加、削除又は変更されたユーザ情報ルールをユーザ情報管理部76に送出すると共に、ユーザ情報ルールの追加、削除又は変更を要求する(S17)。
ユーザ情報管理部76は、当該要求を受け付けると、受け取ったユーザ情報ルールに基づき、ユーザ情報ルールDB81に記憶されているユーザ情報ルールを更新する(S18)。
ユーザ情報のスキーマを登録しておくことで、ユーザ情報DB80に登録されるユーザ情報に制約を課すことができ、ユーザ情報の取り扱いが格段に容易になる。
〔ユーザ情報の追加、変更、削除、参照処理〕
図7は、ユーザ情報の追加、変更、削除又は参照の手順を示すフローチャート図の一例である。ユーザ情報の追加、変更、削除又は参照は、オペレータがカスタマイズを望む場合に行われる。
ユーザ情報設定部78は、ユーザ情報DB80に記憶されているユーザ情報のカスタマイズの要求を、例えばPC120、Webサーバ110又は操作部14から受け付ける(S31)。ユーザ情報設定部78は、ユーザ情報管理部76に、ユーザ情報DB80からユーザ情報を読み出すように要求する(S32)。
ユーザ情報管理部76は、当該要求を受け付けると、ユーザ情報DB80に記憶されているユーザ情報を読み出し、これをユーザ情報設定部78に送出する(S33)。
ユーザ情報設定部78は、ユーザ情報の一覧を示すユーザ情報一覧画面を生成し(S34)、PC120若しくはWebサーバ110に送信するか、又は、操作部14に表示する(S35)。
ユーザ情報をオペレータが設定し、例えば確定ボタンを押下する(S36)。すると、ユーザ情報設定部78は、ユーザ情報をユーザ情報管理部76に送出すると共に、ユーザ情報の追加、削除又は変更を要求する(S37)。
ユーザ情報管理部76は、当該要求を受け付けると、受け取ったユーザ情報がユーザ情報ルールに適合するか否かを判断する(S38)。適合する場合、ユーザ情報管理部76は、受け取ったユーザ情報により、ユーザ情報DB80を更新(追加、削除又は変更)する(S39)。
ユーザ情報管理部76は、受け取ったユーザ情報がユーザ情報ルールに適合しない場合は、その旨のメッセージを、適合しておりユーザ情報DB80に記憶されているユーザ情報を更新した場合はその旨のメッセージを、それぞれユーザ情報設定部78に通知する(S40)。ユーザ情報設定部78は、これらのメッセージを操作部14に表示させる(S41)。
〔ユーザ情報のグループ〕
図8は、本実施形態のユーザ情報のグループやエントリを模式的に示す図の一例である。本実施形態の画像形成装置100は、一人のユーザに複数の送信手段及び宛先情報が登録されている場合に、画像形成装置100が送信データの送信に採用する送信手段を、明示的に指示することができる点に特徴がある。
以下、ユーザ情報DB80において管理される、
・送信手段を属性名
・宛先情報を属性
・グループの要素をメンバ
・メンバ、又は、メンバと属性名、をエントリ
・エントリの集合をグループ、
と称する。
図8(a)〜(d)は、グループの態様を模式的に説明する図である。グループには、
ユーザグループ、宛先グループ、ユーザグループと宛先グループの混在グループ(以下、単に「混在グループ」という)、がある。ユーザグループは、従来からあるグループで、メンバのみのエントリの集合である。例えば図8(d)がユーザグループである。宛先グループは、「メンバと属性名」から成る複数のエントリの集合である。
図8(a)は宛先グループの一例を、図8(b)は宛先グループの別の一例を、図8(c)は混在グループの一例を、それぞれ示す。これらは、ユーザ情報の一部を構成する。図8(a)〜(c)において、「ID」はグループ又はユーザを一意に識別するための識別子である。「ID」は、例えば、オペレータか又はユーザ情報管理部76が重複しないようにグループ毎に付与する。
「名称」はオペレータがグループを判別するためのグループの名称であり、オペレータが自由に付与することができる。例えば、部署名、フロア等が「名称」として付与される。図8(a)の宛先グループの「名称」は、4GAddrとTestAddrとなっている。
「種別」は、ユーザグループ、宛先グループ、又は、混在グループの別を示す。「種別」はオペレータが指定することができる。「種別」がユーザグループの場合、1以上のメンバをグループに有し、「種別」が宛先グループの場合、1以上のメンバと属性名(エントリ)をグループに有する。なお、1つのグループの各エントリもメンバである。このメンバが、さらにグループのIDを示すこともある。
図8(a)は、1メンバに対し、1つの属性名が登録された宛先グループである。同じメンバが複数の属性名を有する場合、属性名の数だけエントリが存在する。例えば、メンバのID「777」にメールという属性名、メンバのID「777」にフォルダという属性名、が登録されている。したがって、メンバが同じエントリであっても別々に取り扱え、操作部14のLCD14aで見た際にメンバ数や構成が分りやすい。一方、同じメンバの「ID」を複数個登録するので、1つのグループのデータサイズが大きくなってしまう。
図8(b)は、1メンバに、複数の属性名が登録された宛先グループである。同じメンバが複数の属性名を有していても、エントリの数は1つだけである。例えば、メンバのID「777」にメール及びフォルダという2つの属性名が登録されている。同じメンバの「ID」は1つしか登録しないので、1つのグループのデータサイズが小さいというメリットがある。一方、メンバの数からは、このグループに何件属性名が登録されているかを把握しにくい。
図8(c)は、混在グループなので、メンバのみのエントリと、メンバと属性名が対応づけられたエントリが混在している。混在グループは、属性名を登録するエントリと、メンバのみのエントリを自由に選択できる。このため、オペレータがグループを作成する際に、宛先を厳密に指定したいメンバと、送ることができればよいメンバを混在させることができるため、グループ設定の自由度が高くなる。
図8(a)〜(c)の各グループの態様は、いずれかに限定する必要があるものではなく、1つの画像形成装置100内に混在される。すなわち、オペレータは、各グループに対し好ましい態様で、属性名を登録することができる。
また、図8(d)もグループの態様を模式的に説明する図である。図8(d)は、ユーザグループに、優先的に選択する属性を登録した場合を示す。このため、図8(d)のユーザグループは、「優先」の項目を有する。図8(d)は、このユーザグループでは、優先的に選択する属性名を「メール」としていることを示す。後述するように、図8(a)〜(c)では、送信データの送信時に属性名を選択する必要があるが、図8(d)のデータ構造を利用することで、ユーザグループを選択した時点で属性名が定まるので、送信時のオペレータによる設定が容易になる。
また、図8(e)はユーザ毎に優先的に選択する属性を登録したユーザ情報の一例を示す。図8(e)のユーザ情報は、「属性」に複数の属性名と宛先情報が登録可能であると共に、優先的に選択するための属性名を指定する「優先」の項目を有する。図8(e)ではユーザを選択した時点で属性名が定まるので、送信時のオペレータによる設定が容易になる。
図8(d)(e)では、送信時の設定が容易である一方、送信時には属性名を設定できないので、自由度が低い。しかし、例えば、オペレータが混在グループを登録する際に、図8(d)又は(e)の属性名の指定方法を組み合わせることで、自由度を上げることができる。すなわち、宛先を厳密に指定したい、混在グループのあるユーザグループ又はユーザについてのみ、図8(d)又は(e)の属性名の指定方法にて優先的に選択する属性を登録しておくことができる。したがって、あるユーザやユーザグループには確実に属性を指定でき、かつ、その他のユーザやユーザグループに対しては、送信時に属性を自由に選択できる。
〔各グループによるメンバ間の関係(階層構造)〕
図8(a)〜(e)のようなグループがユーザ情報DB80に登録されている場合、メンバのIDをキーにして、メンバ間を関連付けることができる。メンバ間を階層構造でリンクさせることができるので、グループのメンバにさらにグループを登録するなどの、データ構造の自由度がたかくなっている。
図9は、メンバ間の関連づけを模式的に説明する図の一例である。なお、図9では宛先グループに、図8(a)の態様を採用した。図8(c)に示した混在グループによれば、混在グループ「111」に、「222」「666」「444」の3メンバが登録されている。このため、図9ではメンバ「111」の下の階層に、メンバ「222」「666」「444」が関連付けられている。ここで、メンバ「222」「666」については、図8に示されていないが、メンバ「222」は混在グループ(図ではユーザグループとして表した)、メンバ「666」はユーザとした。
メンバ「444」は宛先グループである。図8(a)又は図8(b)によれば、メンバ「444」はメンバ「777」と「555」を有する。このため、図9ではメンバ「444」の混在グループに、メンバ「777」「555」が関連付けられている。メンバ「777」は宛先グループのメンバであり、メンバ「555」は宛先グループである。
図8(a)では、1つのメンバ「777」に1つの属性が登録されているので、図9でメンバ「777」に関連づけられているのは属性名「メール」である。また、図8(a)では、メンバ「555」がメンバ「888」を有するので、図9ではメンバ「555」にメンバ「888」が関連づけられている。図8(e)によれば、メンバ「888」はユーザ情報なので、図9ではメンバ「888」に属性名「フォルダ」が関連づけられている。
一方、図9のメンバ「222」以下の関連付けによれば、メンバ「222」は、ユーザグループであるメンバ「333」とユーザであるメンバ「777」を有することがわかる。また、ユーザであるメンバ「777」は、複数の属性「メール」「FAX」を有することがわかる。
また、図8(d)によれば、ユーザグループであるメンバ「333」は、ユーザであるメンバ「888」を有するので、図9ではメンバ「333」が関連づけられている。図8(e)によれば、ユーザであるメンバ「888」は複数の属性名「メール」「フォルダ」を有するので、図9では複数の属性名「メール」「フォルダ」が関連付けられている。
図9において点線矢印で示したように、関連付けするためのグループの情報は同じでも、宛先グループ「444」から属性を辿るか、ユーザグループ「222」から属性を取得するかによって、同じメンバ「777」「888」でも、選択できる「属性名」が異なることが分かる。すなわち、宛先グループ「444」から属性名を取得することで、メンバ「777」の属性名は「メール」という1つの送信手段となるが、混在グループ「222」から属性名を取得することで、メンバ「777」の属性名は「メール」「FAX」という2つの送信手段となる。このため、送信データの送信時は、属性名を指定することが好ましくなる。
〔送信アプリにおける画面の表示〕
送信アプリからユーザに送信データを送信する場合、オペレータは、ユーザグループ、宛先グループ、又は、混在グループを選択できる。ユーザ情報利用部75は、オペレータが選択したグループに応じて、操作部14のLCD14aに画面を表示する。
図10は、送信アプリにおいて、例えばユーザグループが選択された場合の送信画面99の一例を示す図である。送信画面99は、グループ種別選択欄991とグループ選択欄992を有する。グループ種別選択欄991は、「ユーザグループ」キー85、「宛先グループ」キー86及び「グループ」キー87を有する。「ユーザグループ」キー85は、ユーザグループの選択を受け付けるキーである。「宛先グループ」キー86は、宛先グループの選択を受け付けるキーである。「グループ」キー87は、ユーザグループ及び宛先グループ(すなわち、混在グループ)の選択を受け付けるキーである。
グループ選択欄992は、例えば、各種の「グループ選択」キー88を有する。オペレータがグループを選択する前、送信画面99には、使用頻度の高いグループ(常用の)の「グループ選択」キー88が表示される。また、グループ選択欄992は、「あいうえお選択」キーを有し、オペレータの選択に応じて「グループ選択」キー88が表示される。
図11は、送信画面99の再構成の手順を示すシーケンス図の一例を示す。図10のような送信画面99において、オペレータが「ユーザグループ」キー85、「宛先グループ」キー86又は「グループ」キー87のいずれかを選択すると、ユーザ情報利用部75は、操作部14を介してオペレータの選択を受け付ける。
ユーザ情報利用部75は、表示用グループの検索をユーザ情報管理部76に要求する。表示用グループの検索の要求には、「ユーザグループ」キー85、「宛先グループ」キー86又は「グループ」キー87の、グループ種別情報が含まれる。また、その他、任意の検索条件を含めてもよい。
ユーザ情報管理部76は、グループ種別情報を用いてユーザ情報DB80を検索する。検索の手順は図12にて説明する。なお、ユーザ情報管理部76は、検索結果をユーザ情報利用部75に送信する。検索結果には、例えば、グループの名称及びIDが含まれる。
検索結果を受信したユーザ情報利用部75は、ユーザ情報管理部76から送信されたグループの名称及びIDを用いて、「グループ選択」キー88を生成し、適宜、ソートして操作部14における配置を再構成して、操作部14に表示する。
以上のようにして、オペレータが選択した「グループ選択」キー88のグループのみを送信画面99に表示することができる。
図12は、図11のグループ種別情報を用いたグループの検索手順を示すフローチャート図の一例である。
ユーザ情報管理部76は、1件ずつグループ種別情報に一致するグループをユーザ情報DB80から読み出す(S101)。
ついで、ユーザ情報管理部76は、検索していないグループが存在するか否かを判定する(S102)。検索していないグループが存在しない場合(S102のNo)、すべてのグループを検索対象としたことになるので、図12の処理は終了する。
検索していないグループが存在する場合(S102のYes)、すべてのグループを検索対象とするため、ユーザ情報管理部76は、ユーザ情報DB80の次のグループがグループ種別情報に一致するか否かを判定する(S103)。
一致した場合(S103のYes)、送信画面99に表示するため、ユーザ情報管理部76は、一致したグループを検索結果に追加する(S104)。こうすることで、検索結果には、グループ種別情報に一致するグループの「グループの名称及びID」が随時追加される。
一致しない場合(S103のNo)、ユーザ情報管理部76は、ユーザ情報DB80から次のグループを読み出す(S105)。そして、ユーザ情報管理部76は、検索していないグループが存在するか否かを判定する(S106)。検索していないグループが存在しない場合(S106のNo)、図12の処理は終了する。検索していないグループが存在する場合(S106のYes)、ユーザ情報管理部76はステップS103からの処理を繰り返す。
以上のようにして、オペレータが選択したグループの「グループの名称及びID」をユーザ情報DB80から読み出すことができる。
図13は、「ユーザグループ」キー85、「宛先グループ」キー86又は「グループ」キー87の、選択が受け付けられた場合の画面の遷移例を示す図である。例えば、ユーザ情報利用部75は、図13の画面102を表示する。画面102は例えば使用頻度の高いグループの「グループ選択」キー88の一覧を示す。
画面102のグループ種別選択欄991から、オペレータが「ユーザグループ」キー85を選択すると、ユーザ情報利用部75はユーザグループの選択を受け付ける。ユーザ情報利用部75は、ユーザグループのグループ種別情報をユーザ情報管理部76に送信するので、ユーザ情報管理部76は図12のフローチャート図に従いユーザグループを検索する。ユーザ情報管理部76が検索結果をユーザ情報利用部75に送信すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面110を表示する。
画面102のグループ種別選択欄991から、オペレータが「宛先グループ」キー86を選択すると、ユーザ情報利用部75は宛先グループの選択を受け付ける。ユーザ情報利用部75は、宛先グループのグループ種別情報をユーザ情報管理部76に送信するので、ユーザ情報管理部76は図12のフローチャート図に従い宛先グループを検索する。ユーザ情報管理部76が検索結果をユーザ情報利用部75に送信すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面120を表示する。
画面102のグループ種別選択欄991から、オペレータが「グループ」キー87を選択すると、ユーザ情報利用部75は混在グループの選択を受け付ける。ユーザ情報利用部75は、混在グループのグループ種別情報をユーザ情報管理部76に送信するので、ユーザ情報管理部76は図12のフローチャート図に従い混在グループを検索する。ユーザ情報管理部76が検索結果をユーザ情報利用部75に送信すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面130を表示する。
また、画面110〜画面130は相互に切り替えることができる。ユーザグループが表示された画面110から、オペレータが「宛先グループ」を選択すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面120を表示する。ユーザグループが表示された画面110から、オペレータが「グループ」を選択すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面130を表示する。
宛先グループが表示された画面120から、オペレータが「ユーザグループ」を選択すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面110を表示する。宛先グループが表示された画面120から、オペレータが「グループ」を選択すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面130を表示する。
混在グループが表示された画面130から、オペレータが「宛先グループ」を選択すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面120を表示する。混在グループが表示された画面130から、オペレータが「ユーザグループ」を選択すると、ユーザ情報利用部75は図13の画面110を表示する。
以上のように、表示用グループを相互に切り替えて表示することができる。
〔ユーザ情報利用部75による送信手段の決定〕
図8(a)〜(e)のような宛先グループ、混在グループ及びユーザグループがユーザ情報として登録されている場合、ユーザ情報利用部75が送信手段を決定するため、画像形成装置100はいくつかの選択方法を提供する。すなわち、送信先のグループの選択時にオペレータが送信手段を選択する方法、図8(d)(e)のように優先的に設定されている送信手段を指定する方法、である。
<グループの選択時に送信手段を選択する>
図14は、送信手段を選択する選択画面210の一例を示す。選択画面210は、送信手段指示欄993とグループ選択欄992を有する。送信手段指示欄993は、「選択時決定」キー89、「ユーザ設定」キー90及び「グループ決定」キー91を有する。「選択時決定」キー89は、送信手段を選択時に決定することを受け付けるキーである。「ユーザ設定」キー90は、図8(e)のようにユーザ情報の「優先」欄に設定された送信手段により送信することを、受け付けるキーである。「グループ決定」キー91は、図8(d)のようにユーザグループの「優先」欄に設定された送信手段により送信することを、受け付けるキーである。なお、図14の送信手段指示欄993は、図10のグループ種別選択欄991と共に1つの画面に表示されてもよい。
図14では、選択画面210の送信手段指示欄993において、オペレータが「選択時決定」キー89を選択した。このため、「選択時決定」キー89が反転表示されている。オペレータが「企画G」の「グループ選択」キー88を選択すると、送信手段選択画面220が表示される。送信手段選択画面220では、「メール」「FAX」「フォルダ」の選択手段が表示されている。オペレータが「メール」を選択すると、画面が元の選択画面230に戻る。この状態で、オペレータが原稿スキャン等を実行すると「企画G」のメンバに対し、メールにより送信データが送信される。「企画G」のメンバに、さらに宛先グループやユーザグループが登録されている場合には、ユーザ情報利用部75は、図9にて説明したメンバ間の関連づけを辿ってユーザを検索し、全てのユーザに送信データを送信する。
図15は、グループの選択時に送信手段を選択する手順を示すシーケンス図の一例である。ユーザ情報利用部75は、選択画面210から、オペレータが選択した「選択時決定」キー89の選択を受け付ける(S201)。また、ユーザ情報利用部75は、選択画面210から、オペレータが選択した「企画G」の選択を受け付ける(S202)。
「選択時決定」キー89が選択された場合、送信手段を特定する必要があるので、ユーザ情報利用部75は、送信手段選択画面を生成し、操作部14に表示する(S203)。選択可能な送信手段は、ユーザ情報利用部75に予め登録されている。
ついで、ユーザ情報利用部75は、送信手段(メール)の選択を受け付ける(S204)。ユーザ情報利用部75は、「企画G」のID及び送信手段を特定する送信手段情報を取得できたことになる。ユーザ情報利用部75は、このグループのIDと送信手段情報をユーザ情報管理部76に送信することで、ユーザ情報管理部76は、送信手段情報が指示する送信手段により、グループのメンバを検索することができる(S205)。検索の詳細については、後述する。
<ユーザ情報に優先的に設定されている送信手段を指定する>
図16は、送信手段を選択する選択画面310の一例を示す。図16において図14と同一部の説明は省略する。図16では、選択画面310の送信手段指示欄993において、オペレータが「ユーザ設定」キー90を選択した。このため、「ユーザ設定」キー90が反転表示されている。ついで、オペレータが「企画G」の「グループ選択」キー88を選択すると、選択画面320の「企画G」の「グループ選択」キー88が反転表示される。すなわち、「ユーザ設定」キー90が選択された場合は、ユーザ情報の「優先」欄に設定された送信手段により送信することが特定されているので、送信手段選択画面220が表示されない。
この状態で、オペレータが原稿スキャン等を実行すると「企画G」のメンバに対し、各ユーザ情報の「優先」欄に設定された送信手段により送信データが送信される。したがって、図16では、オペレータが送信手段選択画面220から送信手段を選択する必要がないので、操作性が向上する。
図17は、ユーザ情報に優先的に設定されている送信手段を指定する手順を示すシーケンス図の一例である。ユーザ情報利用部75は、選択画面310から、オペレータが選択した「ユーザ設定」キー90の選択を受け付ける(S301)。また、ユーザ情報利用部75は、選択画面310から、オペレータが選択した「企画G」の選択を受け付ける(S302)。ユーザ情報利用部75は、「企画G」のID、及び、ユーザ情報の「優先」欄に設定された送信手段により送信するユーザ優先送信情報、を取得できたことになる。ユーザ情報利用部75は、このグループのIDとユーザ優先送信情報をユーザ情報管理部76に送信することで、ユーザ情報管理部76は、ユーザ優先送信情報の送信手段により、グループのメンバを検索することができる。
<ユーザグループに優先的に設定されている送信手段を指定する>
図18は、送信手段を選択する選択画面410の一例を示す。図18において図14と同一部の説明は省略する。図18では、選択画面410の送信手段指示欄993において、オペレータが「グループ決定」キー91を選択した。このため、「グループ決定」キー91が反転表示されている。ついで、オペレータが「企画G」の「グループ選択」キー88を選択すると、選択画面420の「企画G」の「グループ選択」キー88が反転表示される。すなわち、「グループ決定」キー91が選択された場合は、ユーザグループの「優先」欄に設定された送信手段により送信することが特定されているので、送信手段選択画面220が表示されない。
この状態で、オペレータが原稿スキャン等を実行すると「企画G」のメンバに対し、「企画G」のグループの「優先」欄に設定された送信手段により送信データが送信される。したがって、図18では、オペレータが送信手段選択画面220から送信手段を選択する必要がないので、操作性が向上する。
図19は、ユーザ情報に優先的に設定されている送信手段を指定する手順を示すシーケンス図の一例である。ユーザ情報利用部75は、選択画面410から、オペレータが選択した「グループ決定」キー91の選択を受け付ける(S401)。また、ユーザ情報利用部75は、選択画面410から、オペレータが選択した「企画G」の選択を受け付ける(S402)。ユーザ情報利用部75は、「企画G」のID、及び、「企画G」のグループの「優先」欄に設定された送信手段により送信するグループ優先送信情報、を取得できたことになる。ユーザ情報利用部75は、このグループのIDとグループ優先送信情報をユーザ情報管理部76に送信することで、ユーザ情報管理部76は、グループ優先送信情報の送信手段により、グループのメンバを検索することができる。
<ユーザを選択して送信する場合>
画像形成装置100は、グループでなくユーザを選択して、そのユーザに送信データを送信することができる。
図20は、ユーザ選択画面510の一例を示す。ユーザ選択画面510は、ユーザ・グループ選択欄996とユーザ選択欄994を有する。ユーザ・グループ選択欄996は、「ユーザ切替」キー92と「グループ切替」キー93を有する。ユーザ選択欄994は、例えば、各ユーザの「ユーザ選択」キー94を有する。図20は、「ユーザ切替」キー92の選択が受け付けられた状態の画面例である。
ユーザ選択欄994においてオペレータが1以上のユーザを選択すると、ユーザ情報利用部75は、ユーザのID(ユーザ情報のID)を取得する。ユーザ情報利用部75は、ユーザのIDをユーザ情報管理部76に送信する。ユーザ情報管理部76は、ユーザ情報DB80からこのユーザの属性名と属性を取得して、ユーザ情報利用部75に送出する。
ここで、ユーザ選択画面510から、ユーザに送信データを送信する送信手段の決定方法として、次の2つがある。
(i)ユーザ情報の「優先」欄に設定された送信手段により送信する
(ii)ユーザ情報の属性に登録された全ての送信手段により送信する
図21は、(i)(ii)のいずれかの選択を説明する図の一例である。ユーザ選択画面520は、送信手段設定欄995とユーザ選択欄994を有する。ユーザ選択画面520から、オペレータが「送信手段設定」キー95を選択すると、ユーザ情報利用部75が「送信手段設定」キー95の選択を受け付ける。ユーザ情報利用部75は、送信手段設定画面530を生成し表示する。
送信手段設定画面530には、「優先設定を利用」キー97と「全てを用いて送信」キー96が表示されている。オペレータはいずれかのキーを選択する。図21では、「優先設定を利用」キー97が選択された場合を示す。ユーザ情報利用部75が「優先設定を利用」キー97の選択を受け付け、元の画面(送信手段設定画面540)を表示する。ユーザ情報利用部75は、送信手段設定画面540に、「優先設定を利用」キー97が選択されことを示すメッセージ541を表示する。
送信手段設定画面540で、「ユーザ選択」キー94が選択されると、ユーザ情報利用部75がユーザのIDを取得する。ユーザ情報利用部75は、ユーザのIDをユーザ情報管理部76に送信する。ユーザ情報管理部76は、ユーザ情報DB80からこのユーザのユーザ情報の「優先」欄に設定された属性(送信手段)を取得して、ユーザ情報利用部75に送出する。したがって、ユーザ情報利用部75は、ユーザ情報の「優先」欄に設定された送信手段により送信データを送信することができる。
また、図21で、「全てを用いて送信」キー96が選択された場合、ユーザ情報管理部76は、ユーザ情報DB80からこのユーザのユーザ情報の「属性」欄に設定された全ての送信手段を取得して、ユーザ情報利用部75に送出する。したがって、ユーザ情報利用部75は、ユーザ情報の「属性」欄に設定された全ての送信手段により送信データを送信することができる。
図21のように、ユーザに送信データを送信する際の送信手段の決定方法を、オペレータが選択できることで、自由度が増すと共に、同じユーザに対しても、送信の度に1つの送信手段で送信するのか、全ての送信手段で送信するのか選択できる。例えば、重要な送信データは、全ての送信手段で送信することができる。
ところで、(ii)のように全ての送信手段で一人のユーザに送信データを送信すると、ユーザにとっては同じ送信データが何回も送信され迷惑な場合がある。そこで、画像形成装置100は、3番目の、送信データを送信する送信手段の決定方法を有する。
(iii)ユーザ情報の属性に登録された全ての送信手段により順番に送信し、どれか1つの送信手段により送信できたら終了する。
図22は、(iii)の方法により送信する手順を示すフローチャート図の一例である。図22では、既にユーザ情報利用部75が、ユーザ情報の「属性」欄に設定された全ての送信手段をユーザ情報管理部76から取得しているものとする。
ユーザ情報利用部75は、ユーザ情報管理部76から取得した全ての送信手段のうち、最初の送信手段で送信データをユーザに送信する(S501)。最初の送信手段は、例えば、ユーザ情報の「優先」欄に設定された送信手段、前回の送信時に送信できた送信手段、ユーザ情報DB80におけるHDD26のアドレス順、送信できたか否かを判定しやすい順、等で決定される。
ついで、ユーザ情報利用部75は、送信できたか否かを判定する(S502)。送信できたか否かの判定方法は、送信手段によって異なる。FAXの場合、相手のファクシミリ装置から送信できた旨の情報を受信することで、ユーザ情報利用部75は送信できたと判定する。フォルダの場合、格納先のユーザが使用するPC120のOSから記憶できた旨の情報を受信することで、ユーザ情報利用部75は送信できたと判定する。メールの場合、メールサーバから送信不能の通知(メール)を受信しない場合に、ユーザ情報利用部75は送信できたと判定する。なお、メールの場合、メールサーバから送信不能の通知を受信するまで、時間がかかるので、送信してからある程度の時間をおいて判定する。
送信できた場合(S502のYes)、ユーザ情報利用部75は送信データの送信を終了する。こうすることで、一人のユーザには1つの送信手段により、送信データを送信することができる。
送信できなかった場合(S502のNo)、ユーザ情報利用部75は全ての送信手段で送信したか否かを判定する(S503)。全ての送信手段で送信した場合(S503のYes)、他に送信手段がないので、図22の処理は終了する。
全ての送信手段で送信していない場合(S503のNo)、ユーザ情報利用部75は次の送信手段で送信データをユーザに送信する(S504)。そして、ステップS502以下の処理を繰り返す。
〔登録方法〕
次に、図8の送信手段の登録方法について説明する。グループの登録方法には次の3つの方法がある。なお、属性(宛先情報)はすでに登録されているものとする。
(I)グループの登録時に登録する
グループを登録する際、そのグループがユーザグループか宛先グループかを設定する
(II)メンバ登録時に登録する
メンバを登録する際、エントリ毎に属性を設定する
(III)メンバ登録時に登録する
属性を選択してから、エントリを選択する
図23は、(I)の方法を提供するグループ登録画面610の一例を示す。グループ登録画面610は、オペレータが操作部14を操作すると、ユーザ情報設定部78が操作部14に表示する。
グループ登録画面610は、3つのタブ「基本」「メンバ」「アクセス権」により切り替えられるようになっている。図23は基本タブが選択された状態を示す。グループ登録画面610の基本タブは、ユーザグループ又は宛先グループを択一的に選択する「種類」、グループ名を入力する「名前」、「登録番号」の各欄を有する。
オペレータがユーザグループを選択した後、メンバタブを選択して、メンバを選択又は入力すると、そのメンバはユーザグループに所属する。また、オペレータが宛先グループを選択した後、メンバタブを選択して、メンバを選択又は入力すると、そのメンバは宛先グループに所属する。すなわち、グループの登録時にユーザグループか宛先グループかを設定できる。上述したように、ユーザ情報設定部78は、ユーザグループか宛先グループかが設定されたグループのユーザ情報をユーザ情報管理部76に送信する。ユーザ情報管理部76は、このユーザ情報をユーザ情報DB80に追加又は変更する。
なお、例えば、メンバ(ユーザと属性名)は、ユーザ情報DB80に既に登録されていて、オペレータが選択できるようになっていてもよい。この場合、オペレータがメンバを入力する必要がない。
図24は、(II)の方法を提供するグループメンバ登録画面620の一例を示す。グループメンバ登録画面620は、オペレータが操作部14を操作すると、ユーザ情報設定部78が操作部14に表示する。
グループメンバ登録画面620には、エントリ毎に、「登録番号」「名前」「ヨミガナ」「ログイン名」「宛先グループ選択時の送信手段」が表示されている。例えば、オペレータが「登録番号」を選択し、「宛先グループ選択時の送信手段」から送信手段を選択することで、宛先グループを生成した際に属性を登録することができる。例えば、登録番号「001」を選択した状態で、「mailadress@dummy.com」を選択すると、宛先グループを生成した際に、登録番号「001」のユーザの属性に「mailadress@dummy.com」が登録される。この場合、図8(a)(b)では、「メンバ」に「001」と「mailadress@dummy.com」が登録される。
また、例えば、登録番号「001」を選択した状態で、「mailadress@dummy.com」と「00451234567」を選択すると、宛先グループを生成した際に、登録番号「001」のユーザの属性に「mailadress@dummy.com」と「00451234567」が登録される。ユーザ情報設定部78は、各メンバの属性名をユーザ情報管理部76に送信する。ユーザ情報管理部76は、メンバと属性名をユーザ情報DB80の宛先グループに追加する。
この場合、図8(a)では、「メンバ」に、「001」と「mailadress@dummy.com」、及び、「001」と「00451234567」が登録される。また、図8(b)では、「メンバ」の「001」に、「mailadress@dummy.com」と「00451234567」が登録される。
また、送信手段が1つしかないエントリを選択すると、1つしかない送信手段が宛先グループのメンバになる。例えば、登録番号「003」のユーザを選択すると、図8(a)(b)では、「メンバ」に「003」と「00451234567」が登録される。
図24のような登録方法では、宛先グループのメンバにおける送信手段を1つずつ確実に登録することができる。
図25は、(III)の方法を提供するグループメンバ登録画面630の一例を示す。グループメンバ登録画面630は、オペレータが操作部14を操作すると、ユーザ情報設定部78が操作部14に表示する。
グループメンバ登録画面630には、宛先グループ選択時の送信手段を選択するため、「メール」キー631、「FAX」キー632及び「フォルダ」キー633が表示されている。また、エントリ毎に、「登録番号」「名前」「ヨミガナ」「ログイン名」が表示されている。図25では、「メール」キーが選択されている。
オペレータが「メール」キー631を選択した状態で、「登録番号」を選択することで、宛先グループを生成した際の属性を、メールに設定することができる。例えば、登録番号「001」を選択すると、宛先グループを生成した際に、登録番号「001」のユーザの属性に「mailadress@dummy.com」が登録される。この場合、図8(a)(b)では、「メンバ」に「001」と「mailadress@dummy.com」が登録される。
また、「FAX」キー632を選択した状態で、登録番号「001」と「003」を選択すると、宛先グループを生成した際に、登録番号「001」のユーザの属性に「00451234567」が登録され、登録番号「003」のユーザの属性に「00451234567」が登録される。ユーザ情報設定部78は、各メンバの属性名をユーザ情報管理部76に送信する。ユーザ情報管理部76は、メンバと属性名をユーザ情報DB80の宛先グループに追加する。
図25のような登録方法では、1つの送信手段に対し、まとめて複数のエントリを選択できるので、効率よく宛先グループにメンバを登録することができる。
〔宛先グループの検索〕
宛先グループの検索の詳細(図15のステップS205)について詳細に説明する。宛先グループを検索する際、メンバとして設定されているエントリの属性と、一部の代表属性を検索対象にする。代表属性とは、名前、登録番号、表示名(ログイン名)等である。
図26〜30は、宛先グループの検索条件設定画面710の一例を、図31は、検索条件の詳細の一例を、それぞれ示す図である。検索条件設定画面710は、例えば、オペレータの操作に応じて、ユーザ情報利用部75が表示する。検索条件設定画面710は「検索条件」キー711、「条件適用方法」キー713、「最大ヒット件数」キー712、「ソート条件」キー714、「アクセス権フィルタ」キー715、「検索実行」キー716を有する。これらからオペレータがそれぞれキーを選択することで、ユーザ情報利用部75(送信アプリ)が選択を受け付ける。
「検索条件」キー711の選択を受け付けると、ユーザ情報利用部75は、検索条件画面720を表示する。検索条件画面720は、「属性」、「キー」、「判定範囲」、「曖昧検索」、「検索条件指定」の各設定項目を有する。
「属性」は、検索条件として使用する属性の属性名である。例えば、「名前」欄721、「メール」欄722、「FAX」欄723、「フォルダ」欄724がある。送信アプリ(ユーザ情報利用部75)から検索する場合は、オペレータが選択するか、優先設定された属性名が入る。
「キー」欄725は、属性に含まれる文字、数字、記号等を入力する欄である。例えば、「ohtani」、「@aaa」「bb」、「c」等、オペレータがハードキー14bなどから入力できる。「キー」以下の検索条件は設定してもしなくてもよい。
「判定範囲」は、「キー」の適応方法を指定する。オペレータは、「前方一致」キー726、「完全一致」キー727、「後方一致」キー728、「部分一致」キー729、「以上」キー730、「以下」キー731、「前方一致」キー732、「後方一致」733、「前方一致しない」キー734、「一致しない」キー735、「後方一致しない」キー736、「含まない」キー737から、オペレータが選択することができる。
「曖昧検索」は、曖昧検索の使用有無を指定する。オペレータは、曖昧検索の有無を「有効」キー738又は「無効」キー739から選択できる。「検索条件指定」は、この検索条件の作用のさせ方を指定する。例えばオペレータが複数のキーを入力した場合、複数のキーの作用のさせ方を指定できる。
「条件適用方法」キー713の選択を受け付けると、ユーザ情報利用部75は、条件適用方法画面730を表示する。条件適用方法画面730は、「子孫が持つ情報を検索対象にする」キー761と、「子孫が持つ情報を検索対象にしない」キー762を有する。2つのキーのいずれかを選択することで、検索時にエントリをフィルタリングする際、グループに属するメンバの子孫が持つ情報をどのように取り扱うかを指定する。例えば、グループのメンバとしてメールを持つ宛先を検索対象とした場合、『メールを持つエントリ』を条件とすると、『子孫が持つ情報を検索対象にしない』場合は、グループのメンバのグループはヒットせず、『子孫が持つ情報を検索対象にしない』場合は、グループの面画のグループはヒットする。
「ソート条件」キー714の選択を受け付けると、ユーザ情報利用部75は、ソート条件画面740を表示する。オペレータは、キー属性の「名前」キー742、「メール」キー743、「FAX」キー744、又は、「フォルダ」キー745からソートに使用する属性を選択できる。ソート条件画面740は、「ソート条件」と「ソート順位」の各設定項目を有する。オペレータは、「ソート条件」について、「昇順」キー746又は「降順」キー747を選択することができる。オペレータは、「ソート順位」について、「一次」キー748又は「二次」キー749を選択することができる。
「アクセス権フィルタ」キー715の選択を受け付けると、ユーザ情報利用部75は、アクセス権フィルタ画面750を表示する。アクセス権フィルタ画面750は、「全て」キー751、「削除権限を持つ情報」キー752、「参照権限を持つ情報」キー753、「オーナーグループ権限を持つ情報」キー754、「編集権限を持つ情報」キー755、「オーナ権限を持つ情報」キー756を有する。オペレータは、アクセス権により検索する属性をフィルタリングすることができる。
なお、「最大ヒット件数」は、ヒットしたユーザの最大件数を規定する。オペレータが適宜設定することができる。
オペレータが検索条件設定画面710にて検索条件を設定して、「検索実行」キーを選択すると、ユーザ情報利用部75は検索条件と共に検索実行を受け付ける。ユーザ情報利用部75は、検索条件をユーザ情報管理部76に送出する。
図32は、ユーザ情報管理部76がユーザ情報から宛先グループを検索する手順を示すフローチャート図の一例である。まず、ユーザ情報管理部76は、一件目のデータをユーザ情報DB80から読み出す(S601)。そして、ユーザ情報管理部76は、そのデータがグループのデータか否かを判定する(S602)。
グループでない場合(S602のNo)、そのデータは図8(d)のようなユーザ情報であることになるので、ユーザ情報管理部76は、検索条件と一致するか否かを判定する(S616)。検索条件の属性名が例えば「メール」で「キー」が設定されていないとすると、「メール」を属性名に有するデータが検索条件に一致することになる。
検索条件と一致する場合(S616のYes)、ユーザ情報管理部76は、検索条件と一致したデータを検索結果に追加する(S617)。検索結果は、例えば、メンバのID、名称、属性名が一致した属性(属性名がメールならメールアドレス)である。
検索条件と一致しない場合(S616のNo)、ユーザ情報管理部76は、次のデータがユーザ情報に格納されているか否かを判定する(S612)。次のデータがユーザ情報に格納されている場合(S612のYes)、ユーザ情報管理部76は、次のデータをユーザ情報DB80から読み出す(S618)。そして、ユーザ情報管理部76はステップS602以下の処理を繰り返す。
ステップS602に戻り、読み出したデータがグループであった場合(S602のYes)、現在、検索している階層を記録するため、ユーザ情報管理部76は階層情報をカウントアップする(S603)。例えば、図8(a)ではID「555」のデータがグループである。
なお、階層情報は、例えば、「1」から始まり1つずつ増減する。図9では、ID「111」の階層が「1」、ID「222」「666」「444」の階層が「2」となる。
ユーザ情報管理部76は、グループであったデータの直下のメンバリストをユーザ情報DB80から読み出す(S605)。図8(a)では、ID「555」のメンバリストが読み出される。
ついで、ユーザ情報管理部76は、読み出したメンバリストの1つずつについて、検索済みか否かを判定する(S606)。図9にて説明したように検索時には同じメンバにたどり着く可能性があるので、ユーザ情報管理部76は、検索済みデータに検索したメンバを登録しながら、検索する。
検索済みの場合(S606のYes)、ユーザ情報管理部76は次のメンバがあるか否かを判定する(S610)。次のメンバがある場合(S610のYes)、ユーザ情報管理部76はメンバを読み出し(S615)、ステップS606から処理を繰り返す。
検索済みでない場合(S606のNo)、ユーザ情報管理部76は、メンバがグループか否かを判定する(S607)。グループであった場合は(S607のYes)、階層を下る必要があるので、ユーザ情報管理部76はステップS603からの処理を繰り返す。
グループでない場合は(S607のNo)、ユーザ情報管理部76は、メンバが検索条件と一致するか否かを判定する(S608)。検索条件と一致する場合(S608のYes)、ユーザ情報管理部76はメンバを検索結果に追加し(S613)、検索条件と一致しない場合(S608のNo)、ユーザ情報管理部76はメンバを検索済みデータに追加する(S609)。
ついで、ユーザ情報管理部76は、次のメンバがあるか否かを判定する(S610)。次のメンバがない場合(S610のNo)、1つのグループの検索が終了したことになる。階層が「1」なら全ての階層を検索できたことになるので、ユーザ情報管理部76は階層が「1」か否かを判定する(S611)。
階層が「1」でない場合(S611のNo)、ユーザ情報管理部76は、階層を1つ上げるため、階層情報を1つ減らす(S614)。そして、ユーザ情報管理部76は次のメンバがある否かを判定し(S610)、ステップS615からの処理を繰り返す。
階層が「1」になる(S611のYes)、ユーザ情報管理部76は、最も浅い階層で次のデータがあるか否かを判定する(S612)。そして、最も浅い階層で次のデータがない場合(S612のNo)、ユーザ情報管理部76は図27の処理を終了する。
このようにユーザ情報管理部76は、ユーザ情報DB80から所望の属性(送信手段)のメンバ(ユーザ)を検索することができる。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置100は、複数の送信手段を持つアプリケーションにより送信データを宛先に送信する際、送信手段を明示的に指定することができる。原則的に1つの送信手段を指定でき、例外的には一人のユーザに全ての送信手段で送信データを送信できるので、自由度や利便性を向上できる。
11 スキャナエンジン
12 プリントエンジン
13 PSU
14 操作部
15 コントローラ
21 スキャナ処理部
22 プリント処理部
23 タイマ
24 CPU
25 ASIC
26 HDD
27 メモリ
30 記憶媒体
31 アプリケーション群
32 アプリケーションI/F
33 制御機能群
71 認証部
72 起動管理部
73 電力制御部
75 ユーザ情報利用部
76 ユーザ情報管理部
78 ユーザ情報設定部
80 ユーザ情報DB
81 ユーザ情報ルールDB
100 画像形成装置
110 Webサーバ
120 PC
1000 データ送信システム
特開2003−323269号公報

Claims (14)

  1. ユーザにデータを送信する複数の送信手段を有する情報処理装置であって、
    同じメンバーIDに二つ以上の送信手段が紐づけられた複数のメンバーIDを1つのグループとする第1のデータ構造の送信手段情報テーブルと、
    ユーザ毎に複数の送信手段の宛先情報及びユーザが優先的に採用する送信手段が登録されたユーザ情報と紐づけられた複数のメンバーIDを1つのグループとする第2のデータ構造のユーザデータ情報テーブルと、
    前記送信手段情報テーブル、又は、前記ユーザデータ情報テーブルの選択を受け付け、さらに、グループの選択を受け付ける選択受け付け手段と、
    選択されたグループに属する複数のユーザにデータを送信する際の送信手段、の指示を受け付ける指示受け付け手段と、
    前記選択受付手段が前記送信手段情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、該グループのメンバーIDに紐づけられている送信手段のうち、前記指示受け付け手段が指示を受け付けた送信手段と一致するものを検索し、
    前記選択受付手段が前記ユーザデータ情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、該グループのメンバーIDに紐づけられているユーザ情報の優先的に採用する送信手段を検索するユーザ情報検索手段と、
    前記ユーザ情報検索手段が検索した送信手段にデータの送信を要求する送信要求手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. さらに、前記第1のデータ構造の送信手段情報テーブルと前記第2のデータ構造のユーザデータ情報テーブルとが結合した第3のデータ構造の混在情報テーブルを有し、
    前記選択受付手段が前記混在情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、
    前記ユーザ情報検索手段は、選択されたグループのメンバーIDに対応づけられている送信手段のうち、前記指示受け付け手段が指示を受け付けた送信手段と一致するものを検索し、かつ、
    前記ユーザデータ情報テーブルのグループのメンバーIDに紐づけられているユーザ情報の優先的に採用する送信手段を検索する、
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記選択受付手段が選択を受け付けた送信手段情報テーブルのグループのメンバーに、別の送信手段情報テーブルのメンバーIDが登録されている場合、
    ユーザ情報検索手段は、該メンバーIDの送信手段情報テーブルのグループのメンバーIDに紐づけられている送信手段のうち、前記指示受け付け手段が指示を受け付けた送信手段と一致するものを検索する、
    ことを特徴とする請求項1又は2項記載の情報処理装置。
  4. 前記選択受付手段が前記ユーザデータ情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、
    前記指示受け付け手段により送信手段の指示を受け付けることなく、
    前記ユーザ情報検索手段は、選択された前記ユーザデータ情報テーブルのグループのメンバーIDに紐づけられているユーザ情報の優先的に採用する送信手段を検索する、
    ことを特徴とする請求項2項記載の情報処理装置。
  5. 前記選択受付手段が、優先的に採用する送信手段による送信指示を受け付けた場合、
    記指示受け付け手段により送信手段の指示を受け付けることなく、
    前記送信要求手段は、優先的に採用する送信手段にデータの送信を要求する、
    ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  6. 前記送信要求手段が、前記優先的に採用する送信手段にデータの送信を要求した場合、
    前記送信要求手段は、前記ユーザ情報に登録された複数の送信手段に対し順番に、一つの送信手段にデータの送信を要求し、送信が完了したら、残りの送信手段によるデータの送信を中止する、
    ことを特徴とする請求項4項記載の情報処理装置。
  7. 前記送信手段情報テーブル又は前記ユーザデータ情報テーブルのいずれかの選択を受け付けた後、メンバーIDと送信手段の宛先情報の入力を受け付け、
    選択結果に従い、メンバーIDと送信手段の宛先情報を送信手段情報テーブル又はユーザデータ情報テーブルのいずれかに登録する登録手段を有する、
    ことを特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の情報処理装置。
  8. メンバーIDに一以上の送信手段を対応づけたリストを表示し、選択を受け付けたメンバーIDを、該メンバーIDと対応づけられた送信手段と共に前記送信手段情報テーブルに登録する登録手段、
    を有することを特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の情報処理装置。
  9. 一つの送信手段が選択された状態で、複数のメンバーIDの選択を受け付け、複数のメンバーIDにそれぞれ選択された送信手段に対応づけて送信手段情報テーブルに登録する登録手段、
    を有することを特徴とする請求項2〜6いずれか1項記載の情報処理装置。
  10. 前記ユーザ情報検索手段は、宛先情報の一部を指定するキー情報、最大ヒット件数、又は、ソート条件、のいずれか一以上を受け付け、前記指示受け付け手段が受け付けた送信手段が登録されたメンバーを前記前記送信手段情報テーブル、又は、前記ユーザデータ情報テーブルから検索する、
    ことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の情報処理装置。
  11. 前記送信手段情報テーブルのメンバーとして登録された、別の送信手段情報テーブルに登録されたメンバーIDの前記送信手段情報テーブルを検索対象とするか否かを受け付け、ことを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  12. 同じメンバーIDに二つ以上の送信手段が紐づけられた複数のメンバーIDを1つのグループとする第1のデータ構造の送信手段情報テーブルと、
    ユーザ毎に複数の送信手段の宛先情報及びユーザが優先的に採用する送信手段が登録されたユーザ情報と紐づけられた複数のメンバーIDを1つのグループとする第2のデータ構造のユーザデータ情報テーブルとにアクセスし、複数の送信手段の1つ以上からユーザにデータを送信する情報処理装置によって行われるデータ送信方法であって、
    選択受け付け手段が、前記送信手段情報テーブル、又は、前記ユーザデータ情報テーブルの選択を受け付け、さらに、グループの選択を受け付けるステップと、
    指示受け付け手段が、選択されたグループに属する複数のユーザにデータを送信する際の送信手段、の指示を受け付けるステップと、
    前記選択受付手段が前記送信手段情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、
    ユーザ情報検索手段が、該グループのメンバーIDに紐づけられている送信手段のうち、前記指示受け付け手段が指示を受け付けた送信手段と一致するものを検索するステップと、
    前記選択受付手段が前記ユーザデータ情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、
    ユーザ情報検索手段が、該グループのメンバーIDに紐づけられているユーザ情報の優先的に採用する送信手段を検索するステップと、
    送信要求手段が、前記ユーザ情報検索手段が検索した送信手段にデータの送信を要求するステップと、
    を有することを特徴とするデータ送信方法。
  13. 同じメンバーIDに二つ以上の送信手段が紐づけられた複数のメンバーIDを1つのグループとする第1のデータ構造の送信手段情報テーブルと、
    ユーザ毎に複数の送信手段の宛先情報及びユーザが優先的に採用する送信手段が登録されたユーザ情報と紐づけられた複数のメンバーIDを1つのグループとする第2のデータ構造のユーザデータ情報テーブルとにアクセスし、複数の送信手段の1つ以上からユーザにデータを送信する情報処理装置に、
    前記送信手段情報テーブル、又は、前記ユーザデータ情報テーブルの選択を受け付け、さらに、グループの選択を受け付ける選択受け付けステップと、
    選択されたグループに属する複数のユーザにデータを送信する際の送信手段、の指示を受け付ける指示受け付けステップと、
    前記選択受付手段が前記送信手段情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、
    該グループのメンバーIDに紐づけられている送信手段のうち、前記指示受け付け手段が指示を受け付けた送信手段と一致するものを検索し、
    前記選択受付手段が前記ユーザデータ情報テーブルのグループの選択を受け付けた場合、
    該グループのメンバーIDに紐づけられているユーザ情報の優先的に採用する送信手段を検索するユーザ情報検索ステップと、
    前記ユーザ情報検索手段が検索した送信手段にデータの送信を要求する送信要求ステップと、
    を実行させるプログラム
  14. 請求項13記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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