JP4159635B2 - 自動車用のタイヤのトレッドバンド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに略平行に配置され且つトレッドバンドを支持するタイヤの赤道面の両側部上にて周方向に伸長する少なくとも2つの長手方向溝を備える型式のタイヤ、特に、オフロード自動車用のタイヤのトレッドバンドであって、横断溝の少なくとも1つの系統は、長手方向溝を横断し、上記の横断溝及び長手方向溝は、両側縁にて周方向に分配された少なくとも2列のショルダブロックにて境を設定し、少なくとも1列の中央ブロックが上記列のショルダブロックの間に配置された、タイヤのトレッドバンドに関する。
【0002】
より具体的には、本発明は、双方向及び/又は対照型式のパターンを有するトレッドバンドに関する。
【0003】
また、本発明は、当該トレッドバンドが設けられた、特に、オフロード自動車用のタイヤに関する。
【0004】
【従来の技術】
タイヤのトレッドバンドは、1列以上の周方向に配分された中央ブロックを通常、形成し得るようにした1系統の長手方向溝及び横断溝によって適宜に切り込んだパターンを有し、その中央ブロックに沿って、そのそれぞれの両側部にて、トレッドバンドの両側縁に近い位置に配置されたそれぞれの列のショルダブロックがあるものが公知である。
【0005】
トレッドバンドに形成された溝及び更なるカット部、従って、それらにより形成されるブロックの幾何学的特徴及び寸法上の特徴は、そのタイヤの所期の用途に基づいて、タイヤに必要とされる性能上の特徴に依存して、設計段階中にて、各場合毎に選択される。
【0006】
通常、長手方向溝は、横断方向応力、即ち、タイヤの回転軸線に対して平行に作用する応力に関連して、舵取り特性及び路面保持特性をタイヤに持たせる機能を果たす。一方、長手方向溝は、走行方向に対して平行な接線方向スラスト力に関連して、タイヤに十分な牽引性能を持たせる機能を果たす。
【0007】
更に、長手方向溝及び横断溝は、車がウェット路面を走行しているとき、協働してタイヤの地面接触面積から効率良く排水させる。
【0008】
上記の説明の後、特に、オフロード自動車にて使用し得るようにされたタイヤを製造するとき、特に、ぬかり且つ雪を被った地面、又は、何れの場合でも、低密度の地面に関連して十分な牽引性能が達成されるようにしなければならない。こうした条件は、現在、幅が広く且つ深さが深い極めて多数の溝、長手方向カット部分及び横断カット部分を形成することにより達成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この解決手段は、通常のアスファルト道路におけるタイヤの走行振る舞いを劣化させ勝ちである。実際には、多数の大きい溝が存在すれば、ブロックの寸法及び剛性は著しく小さくなる。従って、そのブロックは、車が直線状の道路を走行しているとき、及びカーブを曲がる両方のとき、タイヤに加わる応力に適宜に耐えることができず、このため、路上における振る舞いをかなり不均一で且つ不正確なものとし、また、トレッドバンドを早期に且つ/又は不均一に摩耗させることになる。更に、大きい横断溝が存在することは、タイヤのノイズ及び転動する回転力を望ましくない程に増大させる傾向を生じ、また、当然のこととして、現在の市場の条件は、こうしたファクタを益々、より重要なものとしている。
【0010】
本発明によれば、アスファルト道路における最適な走行振る舞いは、湾曲したストレッチの少なくとも2つの切り込みから成る横断溝をトレッドバンド内に配置し、そのストレッチが、トレッドバンドのそれぞれの側縁から開始して互いに交わって、凹凸のあるストレッチの連続的な溝を形成し、該凹凸のあるストレッチには、上記の切り込みの内端ストレッチから成るカット部分が斜めに横断し、そのカット部分が周方向への伸長方向に僅かに傾斜していることが好ましく、又は、より好ましくは、その伸長方向に対して略平行であるようにすることによって、ぬかった雪道、又は何れの場合でも緩んだ路面において適正な牽引性能を保つことを可能にする一方、アスファルト道における最適な走行振る舞いをタイヤに持たせ得ることが分かった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
更に、本発明によれば、タイヤ、特に、オフロード自動車用のタイヤのトレッドバンドは、上記横断溝の各々が少なくとも2つの横断切り込みにより略形成され、その切り込みの各々が、赤道面に対して略垂直な方向に従ってトレッドバンドのそれぞれの側縁から伸長する外端ストレッチと、赤道面に対して好ましくは傾斜した内端ストレッチと、外端ストレッチを内端ストレッチに接続する曲線状の接続ストレッチとを有し、該各横断状切り込みの接続ストレッチが、横方向の反対の横断状切り込みの接続ストレッチと交わり、上記横断溝に対し軸方向に連続する軌跡を提供し、該軌跡が各横断状切り込みの内端ストレッチを連続的な状態にて相互に接続するようにしたことを特徴とする。
【0012】
横断状切り込みの各々は、トレッドバンドの対応する側縁から離れて徐々に狭くなる幅を有することが好ましく、また、本発明の別の形態において、該横断状切り込みは、赤道面を超えて、それぞれの内端ストレッチにて終端となることが好ましく、その内端ストレッチの軸線は、上記赤道面に対して0°乃至25°の範囲の角度にて方向決めされていることが好ましい。
【0013】
一方、該横断切り込みの外端ストレッチは、上記赤道面に対して直角の方向に対し両側部にて0°乃至20°の範囲の角度にて傾斜していることが好ましい。
【0014】
該横断切り込みの接続ストレッチは、トレッドの幅の10%乃至40%の範囲の曲率半径による湾曲したストレッチを有し、タイヤの赤道面付近にて互いに交わり、また、その互いに直交する点が赤道面に対して15°乃至45°の範囲の傾斜角度に従って方向決めされた共通の直線内に位置するようにすることが有利である。
【0015】
更に、補助的切り込みを上記ショルダブロックの列の各々と協働させ、該補助的な切り込みの各々が、周方向に連続する2つの横断切り込みから好ましくは同一の距離だけ隔たっているようにすることが好ましい。
【0016】
該補助的切り込みの各々は、赤道面に対して略直角な方向に且つ/又は隣接する横断切り込みの外端ストレッチに対して平行な方向に向けてトレッドバンドの対応する側端縁から伸長する第一のストレッチと、赤道面に対して略平行な方向に隣接する横断状切り込みを横断する第二のストレッチとを備え、該第二のストレッチが、上記外端ストレッチと接続ストレッチとの間の境界点に近い位置にて上記切り込みと交差するようにすることが有利である。
【0017】
より好ましくは、補助的切り込みの各々に対する第二のストレッチの軸線は、赤道面に対して0°乃至25°の範囲の角度にて傾斜しており、また、周方向に隣接する横断状切り込みの内端ストレッチに対して反対方向に方向決めされるようにする。
【0018】
該補助的切り込みの各々は、湾曲した軌跡により第一のストレッチと第二のストレッチとを接続する中間のストレッチを更に備えている。
【0019】
また、少なくとも1つの長手方向カット部が各補助的切り込みの第一のストレッチから伸長し、長手方向カット部の一部が、隣接するショルダブロック内に部分的に進入するようにすることも好ましい。
【0020】
横断切り込み及び補助的切り込みは、第一のショルダブロックを画成し、該ショルダブロックの各々は、赤道面に対して略垂直な方向に細長い形態の外側部分と、赤道面に対して略平行な方向への細長い形態の内側部分と、第一のブロックの外側部分と同一の形態をした第二のブロックとを備えることが有利である。
【0021】
中央ブロックに関して、該中央ブロックの各々は、赤道面にて対角状に配置された中央部分により略画成された形態を有し、該形態は、それぞれの両側部にて、赤道面に対して略平行に2つの側部分と相互に接続されている。
【0022】
本発明のもう一つの好適な特徴によれば、上記長手方向溝の各々は、略直線状であることが好ましい一連のストレッチから成っており、該ストレッチの各々は、上記赤道面に対して0°乃至10°の範囲の傾斜角度にて隣接する2つの横断状溝の間を伸長し、その2つの横断状溝は、共に同一方向に傾斜しているようにすることが好ましい。
【0023】
別の形態において、本発明は、上述した特徴を備えるトレッドバンドが付与された自動車のタイヤ、特に、オフロード自動車の車輪用のタイヤに関するものである。
【0024】
更に別の形態において、本発明は、周方向に伸長する少なくとも2つの長手方向溝と、互いに平行である複数の横断溝であって、その各々が、少なくとも1つの第一の凹状ストレッチと、タイヤの周方向に対して第二の凸状ストレッチとから成り、凹凸の伸長部の連続的な横断溝を形成する、複数の横断溝とを備え、該凹凸のある溝及び長手方向溝が、両側端縁にて周方向に配分された少なくとも2列のショルダブロックと、該ショルダブロックの列の間に配置された少なくとも1列の中央ブロックとを境界付ける、タイヤ、特に、オフロード自動車用のタイヤのトレッドバンドであって、上記凹凸のある溝の少なくとも一方が、上記周方向に沿って略反対方向に伸長し、上記第一の凹状ストレッチ及び上記第二の凸状ストレッチの間の接続点に略近接する、少なくとも1つの第三のストレッチと、少なくとも1つの第四のストレッチとを備えることを特徴とする、タイヤのトレッドバンドに関するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の更なる特徴及び有利な点は、本発明によるタイヤ、特にオフロード自動車におけるタイヤのトレッドバンドの好適な実施の形態に関する、非限定的な以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。この説明は、本発明によるトレッドバンドの一部を全体として参照符号1で表示する、平面図である添付図面に関して単に、非限定的な一例として、以下に記載する。
【0026】
いわゆる双方向型、即ち、優先的な回転方向が無く且つ/又は対称である、即ち、取り付け側(内側/外側)が制限されない、トレッドバンド1は、トレッドバンド1が取り付けられるタイヤの赤道面に対してそれぞれ両側部にて周方向に伸長する少なくとも2つの長手方向溝2を有する。図面において、上記赤道面は、トレッドバンドの周方向への伸長方向に対して線「X」で表示してある。該トレッドバンド1は、少なくとも1系統の横断溝3を更に備えており、該横断溝の各々は、トレッドバンド1の両側端縁1aの間を伸長し且つ長手方向溝2を横断している。
【0027】
一つの好適な解決策において、赤道面「X」の対称の位置に配置された長手方向溝2は、側端縁1aの間で測定した、トレッドバンド1の全幅「W」の15%乃至35%の範囲距離「d」だけ互いに隔たった位置にある。
【0028】
また、長手方向溝2の各々は、その各々が2つの横断溝2の間を伸長する一連の略直線状のストレッチ2aから成っており、該2つの横断溝は、赤道面「X」に対して0°乃至10°の範囲、好ましくは3°の角度「α」にて周方向に連続しているようにすることも好ましい。
【0029】
横断溝3及び長手方向溝2の組立体は、側端縁1aにて周方向に分配された少なくとも2列のショルダブロック4と、ショルダブロック4の列の間に配置された少なくとも1列の中央ブロック5とを画成する。
【0030】
横断溝3の各々は、両側端縁1aから開始してそれぞれトレッドバンド1の中央部分の方向に伸長する少なくとも2つの横断切り込み6により画成することが有利である。該横断切り込み6の各々は、赤道面「X」を略横断する方向に従ってそれぞれの側端縁1aから伸長する外端ストレッチ6aを有する。より詳細には、外端ストレッチ6a各々は、赤道面に対して直角な方向「n」に対して両側部にて、0°乃至20°の範囲、好ましくは、12°の角度「β」にて伸長する。
【0031】
横断切り込み6の各々は、赤道面「X」を超えて終端となり、赤道面に対して略平行に内端ストレッチ6bによりそれぞれの中央ブロック5内に進入することが好ましい。
【0032】
より詳細には、内端ストレッチ6bの各々の軸線は、0°乃至25°の範囲、好ましくは7°の角度「δ」だけ赤道面「X」に対して傾斜しており、上記ストレッチの頂点にて測定した幅「W」の3%乃至15%の範囲の距離「l」だけ、該赤道面から隔たった位置にある。
【0033】
添付図面から容易に理解し得るように、横断切り込み6の各々は、対応する側壁1a(この幅は、一例として、9mm乃至12mmの範囲にある)から開始して、徐々に狭くなる幅を有し、内端ストレッチ6bの頂点にて、この幅は最大限、2mmまで狭くなる。
【0034】
横断切り込み6の各々の外端ストレッチ6a及び内端ストレッチ6bは、曲率の大きい曲線状ストレッチを有する接続ストレッチ6cにより連続的な状態にて互いに接続されている。より詳細には、該接続ストレッチ6cは、半径「R」の円の円弧に従い、好ましくは、Wの10%乃至40%の範囲、特に、45乃至80mmだけ伸長している。
【0035】
添付図面に明確に図示するように、横断切り込み6の各々の接続ストレッチ6cは、横方向に対向した横断切り込み6の接続ストレッチと交わり、略凹凸伏状ストレッチの連続的な横断溝3を形成する。共に接続された、2つの横断切り込み6のこれらの接続ストレッチ6cは、タイヤの赤道面に対して、凹状のストレッチと、凸状のストレッチをそれぞれ形成することが好ましい。
【0036】
また、接続ストレッチ6cは、それぞれの横断切り込み6の端部ストレッチ6bを連続的な状態にて相互に接続する。
【0037】
軸方向に対向した横断切り込みの交点M、Nは、赤道面「X」に対して15°乃至45°の範囲で傾斜した傾斜角度「Ω」に従い方向決めされた共通の直線「t」内にある。
【0038】
横断切り込み6の内端ストレッチが存在するため、中央ブロック5の各々は、赤道面「X」にて対角状に配置されることが好ましい中央部分5aにより画成され、側面図で見たとき、略Z型の形態となる。また、該中央ブロック5の各々は、それぞれの両側部にて2つの側部分5bと相互に接続され、この2つの側部分は、赤道面に対して略平行な方向に伸長することが好ましい。
【0039】
更に、中央ブロック5の各々は、中間の横断線に沿って、少なくとも1つの中央の狭小なカット部分7が貫通することが好ましく、このカット部分7は、横断状溝3に対して平行に伸長する。この中央の狭小なカット部分7は、1.5mm程度、全ての場合、0.8乃至2.5mmの範囲の幅を有し、また、横断溝の高さの1/2に略等しく、長手方向溝2と同一の深さであることが好ましい深さを有する。
【0040】
本発明の更に別の特徴によれば、補助的切り込みは、ショルダブロック4の各列と協働している。これら補助的切り込み8の各々は、周方向に隣接する2つの横断切り込み6から略等しい距離だけ隔たった位置に配置されることが好ましい。
【0041】
横断切り込み6又は長手方向溝2と同一の深さである該補助的切り込み8の各々は、横断切り込み6の外端ストレッチ6aに対して、好ましくは平行な方向に向けて対応する側端縁1aから伸長する1つのストレッチ8aと、赤道面「X」に対して略平行な方向であり且つ好ましくは上記横断切り込み6の内側ストレッチ6bの方向と反対方向の方向に向けて、隣接する横断切り込み6を横断する第二のストレッチ8bを備えることが好ましい。
【0042】
好ましくは、補助的切り込み8の各々の第二のストレッチ8bの軸線は、横断切り込み6の内端ストレッチ6bが傾斜する方向と反対方向に向けて、赤道面に対して0°乃至25°の範囲の角度「δ」だけ傾斜しており、また、その外端ストレッチ6aと接続ストレッチ6cの間の境界点に近い対応する横断切り込み6を横断するようにする。
【0043】
補助カット部8の各々は、第一のストレッチ8aと、第二のストレッチ8bとの間にて湾曲状に伸長する中間のストレッチ8cを更に備えている。好ましくは、この中間のストレッチ8cは、10mm乃至35mmの範囲の半径「r」の円の円弧の形態にて伸長することが好ましい。
【0044】
横断切り込み6に関して説明したのと同一の方法にて、補助的切り込み8の各々は、対応した側端縁1a(上記幅が9mm乃至12mmの範囲にある)から開始して徐々に幅が狭くなり、第二のストレッチ8bの頂点に達し、ここで、上記幅は最大、2mm程度に狭くなる。
【0045】
好ましくは、補助的切り込み8の各々の幅の最大値、及び最小値は、横断切り込み6の幅の最大値及び最小値と略一致するようにする。
【0046】
横断カット部6と交互に補助的カット部8が存在することは、ショルダブロック4の列の各々に、互い違いとなる順序にて、連続的に次々と配置された第一及び第二のショルダブロック9a及び9bが存在することになる。該第一のショルダブロック9aは、略L字形の形状をしており、その外側部分10は、赤道面「X」に対して略垂直な細長い形状をして、その内側部分11は、赤道面に対して略平行な方向に細長い形状をしている。切り込み8の各々の第二のストレッチ8bの頂点により、第一のブロック9aの外側部分と内側部分とが一部分、分離し、これにより、その一方の部分をもう一方の部分から一部、解放する。
【0047】
補助的切り込み8の各々の第一のストレッチ8aから更に伸長するのは、盲長手方向カット部12であり、このカット部は、補助的切り込みの深さの略1/2に等しい幅を有し、また、「W」の25%乃至40%の範囲の距離Dだけ、赤道面「X」から隔たった位置にあることが好ましい。この長手方向カット部は、その周方向伸長距離の略1/2だけ、隣接する第一のブロック9aの外側部分10内に進入し第一のブロック9aの全体の剛性を低下させる。
【0048】
それぞれの外側部分10にて第一のブロック9aの可撓性を更に増すため、該第一のブロックの各々には、1.5mm以下の幅であることが好ましい第一の外側の狭小なカット部13を更に設け、該カット部が補助的切り込み8の第二のストレッチ8bの頂点から開始して、横断切り込み6の外端ストレッチ6aに対して略平行な方向に伸長し、長手方向カット部12を横断して、対応した側端縁1aの方向に向け、該長手方向カット部を超えて終端となるようにする。
【0049】
第二のショルダブロック9bの各々は、第一のショルダブロック9aの外側部分10と略同一の形状及び寸法を有する。
【0050】
上述した長手方向カット部12と同一の方法で配置され且つ同一の形状とされた補助的な長手方向カット部14は、第二のショルダブロック9b内に進入する横断切り込み6の外端ストレッチ6aから伸長している。この補助的な長手方向カット部14の各々は、その頂点にて、第二の外側の狭小なカット部15と交差し、該狭小なカット部は、補助切り込み8の第二のストレッチ8bにて終端となり、また、第一の外側の狭小なカット部13について説明したのと同一の形状及び方法を有する。
【0051】
別の好適な実施の形態において、長手方向溝2の各々に設けられた略直線状のストレッチ2aは、方向性パターンが得られるように反対方向に傾斜させることができる。また、ショルダブロック4の列内に存在する第二のストレッチ8bは、方向性パターンをより明確に形成し得るように、直線状ストレッチ2aの傾斜方向に従って同一の方向に配置されることが好ましい。更に、全てのストレッチ6bは、第二のストレッチ8bと同一方向に配置されることも更に好ましい。
【0052】
更に別の実施の形態において、長手方向溝のストレッチ及び横断溝のストレッチは、非対称型のパターンを形成し得るように組み合わせることもできる。
【0053】
単に一例として、本発明のトレッドバンドを具体化する、サイズ275/55R17の原型タイヤの幾つかの寸法上の特徴について以下に説明する。
【0054】
当該タイヤは、技術者に一般に公知である従来型式のラジアル型である点が指摘されるべきである。該タイヤは、少なくとも1つのゴム被覆織地プライから成る補強構造体を有するラジアルカーカスを備え、該ラジアルカーカスの両端は、その半径方向外面にゴム充填物が設けられた定着コアの周りで上方に折り曲げられている。上方に折り曲げたこのカーカスプライのフラップは、上記充填物の側部の少なくとも一部に沿って外方に向けて半径方向に持ち上げることが好ましい。
【0055】
定着コアと充電物とから成るタイヤ領域が、該タイヤを対応する取り付けリムに定着することを目的とするタイヤビードを形成することは公知である。
【0056】
公知の方法にてカーカスの上には、隆起パターンが付与されたトレッドバンドが配置されており、このトレッドバンドは、タイヤを地面と転動接触させることを目的とするものである。この場合、上記の隆起パターンは、上述したように、本発明のトレッドパターンである。
【0057】
また、この型式のタイヤは、カーカスとトレッドバンドとの間に介在され且つタイヤの2つの側壁の間を略伸長する、即ち、トレッドバンドと同程度に幅が広い、カーカスに対してクラウン方向に配置されたベルト構造体を備えている。該ベルト構造体は、2つの半径方向層(各層内にて互いに平行に且つタイヤの赤道面に対して隣接する層と横断状に配置された、金属材料から成ることが好ましい補強コードを重ね合わせた層)と、補強コードの半径方向外層(好ましくは、繊維材料で出来ており、更により好ましくは、熱収縮性(ナイロン)材料で出来ており、0°に方向決めされている、即ち、周方向に方向決めされた層)とを備えている。上記の解決手段の変形例は、一般に公知であり、特定の用途のタイヤを目的とするものであり、同様に、本発明のタイヤにも適用可能である。
【0058】
上記原型タイヤは、次のような特徴を有する。
トレッドバンドの全幅:「W」=293.7mm。
横断切り込み6の外端ストレッチ6aの傾斜角度:「β」=12°。
横断切り込み6の内端ストレッチ6bの傾斜角度:「δ」=7°。
横断切り込みの接続ストレッチ6cの曲率半径:「R」=65mm。
赤道面「X」からの内端ストレッチ6bの頂点の距離:「l」=「W」の9.4%。
補助的切り込み8の第二のストレッチ8bの平均傾斜角度:「δ」=7°。
補助的切り込み8の中間ストレッチ8cの曲率半径:「r」=18mm。
赤道面「X」からの第一の長手方向カット部12及び第二の長手方向カット部14の距離:「D」=「W」の30%。
長手方向溝2の傾斜ストレッチ2aの幅=10mm。
長手方向溝2の傾斜ストレッチの傾斜角度:「α」=3°。
横断切り込み6及び補助的切り込み8のそれぞれの長手方向溝2の深さ=8.5mm。
【0059】
当該トレッドバンドのパターンは、次のような幾何学的特徴を有する。即ち、ぬかった雪道及び同様の路面にて必要とされる性能を果たし得るように、横断切り込み6及び補助的切り込み8、及び長手方向溝2のそれぞれの数及び幅が適宜に大きい値である一方、何れの場合でも、当該タイヤがアスファルト路にでも優れた運転振る舞いを示すような値となるようにする。
【0060】
特に、ショルダブロック4の列内に補助的切り込み8が存在するため、タイヤショルダにおけるブロックのピッチがトレッドバンドの最内側領域に比して略2倍となる。この状態は、タイヤが地面に接触するとき、いわゆる「漸進性」を付与する点にて有利であると考えられる。即ち、カーブを曲がるとき、接着限界点に達する際に、急激な接着の損失を生じさせることなく、運転者が適宜にこの限界点に達したという感触を持つことができるようにする。
【0061】
横断切り込み6のピッチに等しい程度だけ、周方向に伸長した第一のショルダブロック9aの内側部分11は、スリップスラスト力に関連して、優れた舵取り特性及び路面保持特性を実現することを確実にする。更に、第一のショルダブロック9aの外側部分10と内側部分11とが相互に接続する結果、ブロック自体が優れた捩り剛性を得ることができ、このことは、均一な摩耗の点で有用である。
【0062】
直線状のストレッチ2aから成る長手方向溝2と、補助的切り込み8の第二のストレッチ8bと(好ましくは互いに略平行である)は、車がウェット路面を走行するとき、排水性を優れたものにすることを確実にする。
【0063】
更に、このような形状とした長手方向溝は、舵取り特性を向上させる。
【0064】
それぞれの内端のストレッチ6bにおける横断切り込み6の特別な形状及び接続ストレッチ6cが相互に交わる効果により、タイヤの地面に接触する領域から効率良く排水することが更に促進される。このようにして、地面に接触する領域の中央部分に集まる水を長手方向溝2及び外側端縁1aに向けて横断切り込み6を貫通して容易に流動させることができる。
【0065】
更に、中央ブロック5の形態のため、該中央ブロックの十分な剛性が達成され、このため、上記中央ブロックが地面に接触するときの動きが制限され且つ何れの場合でも最適状態とされ、このことは、道路の上方に突き出る出っ張りを吸収するというタイヤの性能を損なうことなく、摩耗を均一にし且つ摩耗の速度を遅くするという利点があり、このことは、乗り心地上、有利なことである。
【0066】
また、当該トレッドバンドは、赤道面から両側端縁に向けて捩り剛性が漸進的に低下し、このことは、アスファルト路面における性能及び乗り心地の点で有利であることも指摘されるべきである。
【0067】
以下の表は、公知型式のタイヤ(線B)と比較した、本発明による(線A)のトレッドバンドが付与されたタイヤの振る舞い特徴を1乃至7の点数で示したものである。
【0068】
より詳細には、この公知の型式のタイヤは、本発明に従って製造されたタイヤと同一の用途に販売される、当該出願人が行った試験に基づく、現在市場で入手可能な最良のタイヤである。
【0069】
Figure 0004159635
【0070】
表1は、ドライ路面における振る舞いに関するものである。この表において、欄1、2の点数は、それぞれ直線における舵取り特性及び舵取り硬さをそれぞれ示す。
【0071】
一方、欄3、4の点数は、舵取りと急舵取りとの中間のボイドを示す。当業者で公知であるように、「中間のボイド(void in the middle)」は、直線状の中立位置に対して舵取りハンドルがその最小回転位置に達するタイヤの性能に関するものである。
【0072】
欄5、6は、カーブを曲がるとき及び姿勢を立て直す容易さのそれぞれにおける舵取り特性に関するものである。
【0073】
欄7、8の点数は、路面に存在する物体を乗り越えたときの衝撃を吸収する性能及び走行中の雑音に関するものである。
【0074】
次の表2は、ウェット路の振る舞いに関するものである。
【0075】
Figure 0004159635
【0076】
表2において、欄1、2の点数は、舵取り不足(欄1)及び舵取り過剰(欄2)状態、即ち、車の振る舞いに対してタイヤが有利に又は不利益に作用する状態(上述の走行状態下にて)ときの前車軸と後車軸との間におけるタイヤの特徴と車の懸架装置との特徴との釣合いを明確にするものである。
【0077】
一方、欄3、4の項目は、接着限界点にて、タイヤのスリップを制御する方法、及びスリップ時並びにカーブを曲がり終えた時における低速度ときのタイヤの振る舞いを示す。
【0078】
上記の表から、本発明によるトレッドバンドが付与されたタイヤは、公知の型式のタイヤよりも平均して高得点であることが理解できる。
【0079】
最後に、図1を再度、参照すると、各連続的な横断溝3の2つの接続ストレッチ6aは、略正弦波状の軌跡のストレッチを形成することが好ましいということが理解できる。この正弦波は、タイヤの赤道面Xに対して垂直な軸線に対して約10°乃至約40°の範囲の角度にて傾斜していることが好ましい。この正弦波は、約18°乃至約28°の範囲の角度、最も好ましくは約21°乃至約25°の範囲の角度だけ、時計方向又は反時計方向に回転することがより好ましい。外端ストレッチ6aは、上記正弦波を横断する方向に伸長させる。この正弦波の角度及び幅は、ストレッチ6aと共に、横断方向に長く伸長する溝3を形成することができる。上記溝3は、長手方向(又は略長手方向。本発明の目的上、その2つの語は同等であるとする)の溝2(全体の溝3の1/2以上を占める)により中間にて制限された、略水平方向に伸長する2つのストレッチを有する。
【0080】
勿論、上述した本発明を理解した後、当業者は、具体的な必要性に依存して、仕様及び用途の条件に合うように本発明と協働する変更要素の改変、変更及び交換を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるトレッドバンドの一部を図示する平面図である。
【符号の説明】
1a 外側端縁 2 長手方向溝
2a 傾斜ストレッチ 4 ショルダブロック
6 横断切り込み 6a 外端ストレッチ
6b 内端ストレッチ 6c 接続ストレッチ
8 補助的切り込み 8a 第二のストレッチ
9a 第一のショルダブロック
10 第一のショルダブロックの外側部分
11 第一のショルダブロックの内側部分
12 長手方向カット部 14 長手方向カット部
α 長手方向溝の傾斜角度ストレッチの傾斜角度
β 外端ストレッチの傾斜角度 δ 内端ストレッチの傾斜角度
トレッドバンドの幅
l 赤道面からの内端ストレッチの頂点の距離
R 接続ストレッチの曲率半径
r 補助的切り込みの中間ストレッチの曲率半径
X 赤道面 W トレッドバンドの全幅

Claims (15)

  1. オフロード等に適用される自動車用のタイヤのトレッドバンドであって、
    互いに略平行に配置され且つトレッドバンド(1)を支持するタイヤの赤道面(X)の両側部上にて周方向に伸長する、少なくとも2つの長手方向溝(2)と、
    前記長手方向溝を横断する少なくとも一連の横断溝(3)とを備え、
    該横断溝(3)及び長手方向溝(2)が、両側縁にて周方向に分配された少なくとも2列のショルダブロック(4)にて境を設定し、少なくとも1列の中央ブロック(5)が前記列のショルダブロック(4)の間に配置され、
    前記横断溝(3)の各々が、少なくとも2つの横断切り込み(6)を備え、
    該切り込みの各々が、赤道面(X)に対して略垂直な方向に向けて前記トレッドバンド(1)のそれぞれの側縁(1a)から伸長する外端ストレッチ(6a)と、曲線状の接続ストレッチ(6c)とを有し、
    該曲線状の接続ストレッチが、横方向の反対の横断切り込み(6)の対応する曲線状の接続ストレッチ(6c)に接続することにより、前記横断溝(3)に対し連続する軌跡を提供する、前記トレッドバンドにして、
    少なくとも1つの前記横断溝(3)の少なくとも1つの切り込み(6)が、内端ストレッチ(6b)を更に備え、前記接続ストレッチ(6c)が、前記外端ストレッチ(6a)を前記内端ストレッチ(6b)と連続的な関係にて接続し、
    補助的切り込み(8)が、前記ショルダブロック(4)の各列と関連して配され、該補助的切り込みの各々が、周方向に隣接する2つの横断切り込み(6)から等しい距離だけ隔たった位置に配置され、
    前記補助的切り込み(8)の各々が、前記横断切り込み(6)の外端ストレッチ(6a)に対して略平行な方向に向けて前記トレッドバンドの対応する側端縁(1a)から伸長する1つのストレッチ(8a)と、前記赤道面(X)に対して略平行な方向に向けて前記隣接する横断切り込み(6)を横断する第二のストレッチ(8b)とを備えることを特徴とするトレッドバンド。
  2. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、内端ストレッチ(6b)の各々が、前記赤道面(X)に対して略平行な方向に方向決めされることを特徴とするトレッドバンド。
  3. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記接続ストレッチ(6c)が、タイヤの赤道面(X)に近い位置にて互いに交わることを特徴とするトレッドバンド。
  4. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記横断切り込み(6)の各々が、前記赤道面(X)を超えて、それぞれの内端ストレッチ(6b)により終端となることを特徴とするトレッドバンド。
  5. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、一方、該横断切り込み(6)の外端ストレッチ(6a)が、前記赤道面(X)に対して直角の方向(n)に対し両側部にて0°乃至20°の範囲の角度(β)にて傾斜していることを特徴とするトレッドバンド。
  6. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記内端ストレッチ(6b)の軸線が、前記赤道面(X)に対して0°乃至25°の範囲の角度(δ)にて方向決めされることを特徴とするトレッドバンド。
  7. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記接続ストレッチ(6c)が、45mm乃至80mmの範囲の曲率半径(R)に従って曲線状の伸長部を有することを特徴とするトレッドバンド。
  8. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記横断切り込み(6)の各々が、前記トレッドバンドの対応する側縁(1a)から離れて徐々に狭くなる幅を有することを特徴とするトレッドバンド。
  9. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記横断切り込み(6)の交点(M、N)が、前記赤道面(X)に対して15°乃至45°の範囲の傾斜角度(Ω)にて方向決めされた共通の直線(t)内にあることを特徴とするトレッドバンド。
  10. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記補助的切り込み(8)の各々の前記第二のストレッチ(8b)が、前記横断切り込み(6)自体の外端ストレッチ(6a)と前記接続ストレッチ(6c)との間の前記境界点に近い位置にて前記横断切り込み(6)と交差することを特徴とするトレッドバンド。
  11. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、該補助的切り込み(8)の各々が、湾曲した軌跡に従い、第一のストレッチ(8a)と前記第二のストレッチ(8b)とを接続する中間のストレッチ(8c)を更に備えることを特徴とするトレッドバンド。
  12. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記補助的切り込み(8)の各々の第二のストレッチ(8b)の前記軸線が、前記赤道面(X)に対して0°乃至25°の範囲の角度(δ′)にて傾斜しており且つ隣接する横断切り込み(6)の内端ストレッチ(6b)に対して反対方向に方向決めされることを特徴とするトレッドバンド。
  13. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、少なくとも1つの長手方向カット部(12)が、前記補助的切り込み(8)の各々の前記第一のストレッチ(8a)から伸長し、該長手方向カット部が、隣接するショルダブロック(9a)内に部分的に進入することを特徴とするトレッドバンド。
  14. 請求項1に記載のトレッドバンドにして、前記横断切り込み(6)及び前記補助的切り込み(8)が、前記赤道面(X)に対して略垂直な方向に細長い形態を有する外側部分と(10)、前記赤道面自体に対して略平行な方向への細長い形態を有する内側部分(11)とを有する、第一のショルダブロック(9a)と、該第一のブロック(9a)の外側部分(10)と同一の形態をした第二のブロック(9b)とを備えることを特徴とするトレッドバンド。
  15. オフロード等に適用される自動車用のタイヤのトレッドバンドであって、
    互いに略平行に配置され且つトレッドバンド(1)を支持するタイヤの赤道面(X)の両側部上にて周方向に伸長する、少なくとも2つの長手方向溝(2)と、
    前記長手方向溝を横断する少なくとも一連の横断溝(3)とを備え、
    該横断溝(3)及び長手方向溝(2)が、両側縁にて周方向に分配された少なくとも2列のショルダブロック(4)にて境を設定し、少なくとも1列の中央ブロック(5)が前記列のショルダブロック(4)の間に配置され、
    前記横断溝(3)の各々が、少なくとも2つの横断切り込み(6)を備え、
    該切り込みの各々が、赤道面(X)に対して略垂直な方向に向けて前記トレッドバンド(1)のそれぞれの側縁(1a)から伸長する外端ストレッチ(6a)と、曲線状の接続ストレッチ(6c)とを有し、
    該曲線状の接続ストレッチが、横方向の反対の横断切り込み(6)の対応する曲線状の接続ストレッチ(6c)に接続することにより、前記横断溝(3)に対し連続する軌跡を提供する、前記トレッドバンドにして、
    前記横断溝(3)の少なくとも1つの切り込み(6)が、内端ストレッチ(6b)を更に備え、前記接続ストレッチ(6c)が、前記外端ストレッチ(6a)を前記内端ストレッチ(6b)と連続的な関係にて接続し、
    前記横断切り込み(6)の内端ストレッチ(6b)が存在することにより、前記中央ブロック(5)の各々が、前記赤道面(X)にて対角状に配置された中央部分(5a)により画成された、略Z字形の形態を有し、該Z字形形態の該中央部分(5a)が、それぞれの両側部にて、前記赤道面(X)に対して略平行に2つの側部分(5b)と相互に接続されることを特徴とするトレッドバンド。
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