JP4151617B2 - 車両用駆動制御装置 - Google Patents

車両用駆動制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4151617B2
JP4151617B2 JP2004186326A JP2004186326A JP4151617B2 JP 4151617 B2 JP4151617 B2 JP 4151617B2 JP 2004186326 A JP2004186326 A JP 2004186326A JP 2004186326 A JP2004186326 A JP 2004186326A JP 4151617 B2 JP4151617 B2 JP 4151617B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric motor
rotation
clutch
motor
torque
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004186326A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006014451A (ja
Inventor
英通 得能
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2004186326A priority Critical patent/JP4151617B2/ja
Priority to DE602005000659T priority patent/DE602005000659T2/de
Priority to EP05013172A priority patent/EP1609662B1/en
Priority to US11/155,777 priority patent/US7451850B2/en
Priority to KR1020050054320A priority patent/KR100698992B1/ko
Priority to CNB2005100813328A priority patent/CN100349770C/zh
Publication of JP2006014451A publication Critical patent/JP2006014451A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4151617B2 publication Critical patent/JP4151617B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L15/00Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
    • B60L15/20Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles for control of the vehicle or its driving motor to achieve a desired performance, e.g. speed, torque, programmed variation of speed
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L7/00Electrodynamic brake systems for vehicles in general
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L7/00Electrodynamic brake systems for vehicles in general
    • B60L7/003Dynamic electric braking by short circuiting the motor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

本発明は、内燃機関で主駆動輪を駆動すると共に、電動機で補助駆動輪を駆動可能にし、電動機と補助駆動輪との間にクラッチを介装した車両用駆動制御装置に関するものである。
従来、前輪をエンジンで駆動し、後輪を電動モータで駆動可能とするような所謂スタンバイ型の4輪駆動車両では、電動モータと車輪との間にクラッチを介装し、電動モータを駆動しないときには、フリクション損失を小さい状態に保って燃費の悪化を防ぐために、クラッチで電動モータから車輪への動力伝達経路を遮断している(特許文献1参照)。
特開2002−200932号公報
しかしながら、湿式クラッチ等は、非締結状態にあっても、被動側の車輪が回転していると、油の粘性によって空転トルク(ドラグトルクともいう)が発生し、駆動側の電動モータが連れ回されてしまう。この空転トルクは、僅かなものであるが、クラッチと電動モータとの間に減速機が介装されている等して、電動モータが過回転する可能性がある。回転抵抗(フリクション)の大きな電動モータを使用すれば、連れ回りを抑制できるが、電動モータの形式や構造が制約されることでコストアップの要因となったり、モータ効率が低下したりする。
そこで、本発明は上記の点に着目してなされたものであり、空転トルクが発生するクラッチを電動機と車輪との間に介装する場合でも、空転トルクによる電動機の連れ回りを防止し、回転抵抗の小さな電動機を使用することができる車両用駆動制御装置の提供を課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両用駆動制御装置は、内燃機関で主駆動輪を駆動すると共に、電動機で補助駆動輪を駆動可能にし、電動機と補助駆動輪との間にクラッチを介装したものであって、クラッチが非締結状態で、運転者によるアクセル操作の増加量が所定値以上となるときに、クラッチの空転トルクによる電動機の連れ回りがあると検知し、電動機のトルクをその連れ回りと逆方向の値に制御することを特徴としている。
ここで、空転トルクとは、クラッチが非締結状態にあるときに、被動側の空転により駆動側に伝達されるトルク、つまり被動側が駆動側を連れ回そうとするトルクのことである。
本発明によれば、クラッチの空転トルクによる電動機の連れ回りを検知したときに、電動機のトルクを、その連れ回りと逆方向の値に制御することで、制動作用を及ぼして電動機が過回転するような連れ回りを防止することができるので、回転抵抗の小さな電動機の使用が可能になる。このように、電動機に対する形式や構造の制約が緩和されることで、コストアップや駆動効率の低下といった問題を回避することができる。しかも、アクセル操作の増加量に基づいて電動機の連れ回りを検知することで、電動機の回転加速度や回転速度が実際に増加する前に、連れ回りと逆方向に制動作用を及ぼして、より効果的に電動機の連れ回りを防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明における実施形態の概略構成図であり、前輪1FL・1FRをエンジン2(内燃機関)で駆動する主駆動輪とし、後輪1RL・1RRを電動モータ3(電動機)で駆動可能な補助駆動輪とする所謂スタンバイ型の4輪駆動車両である。
エンジン2の出力は、トルクコンバータを有するオートマチックトランスアクスル4を介して前輪1FL・1FRに伝達されると共に、Vベルト5を介してジェネレータ6に伝達される。ジェネレータ6は、エンジン2からの動力によって発電を行い、発電された電力はパワーケーブル7を通じて電動モータ3へ直接供給される。一方、電動モータ3の出力は、二段減速機8と、電磁操作型で湿式多板型のクラッチ9と、ディファレンシャルギヤ10とを順に介して後輪1RL・1RRに伝達される。
ジェネレータ6は、発電電圧Vを調整するトランジスタ式のレギュレータを備えており、このレギュレータが4WDコントローラ11からの発電制御指令に応じて界磁電流Igを調整することによりジェネレータ6の発電電圧Vが制御される。
パワーケーブル7の途中には、ジェネレータ6から電動モータ3への電力供給を遮断可能な遮断リレー12と、電動モータ3の電機子を短絡可能な短絡リレー13とが配設されており、何れも4WDコントローラ11からのリレー制御指令に応じて制御される。
電動モータ3は、例えば他励式直流モータで構成され、4WDコントローラ11からのモータ制御指令に応じて界磁電流Imが制御されることにより、駆動トルクTmが制御される。
また、クラッチ9は、励磁電流の通電時に締結状態となる励磁動作型のクラッチであり、4WDコントローラ11からのクラッチ制御指令に応じて励磁電流が制御されることにより、電動モータ3から後輪1RL・1RRへのトルク伝達が制御される。
4WDコントローラ11は、運転者が操作する4WDスイッチ14のON/OFF信号を入力し、OFFであれば、クラッチ9を締結せず、電動モータ3による後輪1RL・1RRの駆動を停止し(2輪駆動)、ONであれば、クラッチ9を締結し、電動モータ3による後輪1RL・1RRを駆動する(4輪駆動)。
また、4WDコントローラ11には、車輪回転センサ15L・15Rで検出する前輪の車輪速VwFL・VwFRと、モータ回転センサ16で検出する電動モータ3の回転速度Nmとが入力される。
次に、4WDコントローラ11で実行する第1実施形態の逆トルク制御処理を、図2のフローチャートに従って説明する。なお、4輪駆動時の制御処理については、詳細説明を省略する。
この逆トルク制御処理は、所定時間(例えば10msec)毎に実行され、図2に示すように、先ずステップS1で4WDスイッチ14がOFFであるか否かを判定する。4WDスイッチ14がONであれば、4輪駆動状態であると判断して逆トルク制御処理を終了し、4WDスイッチ14がOFFであれば、2輪駆動状態であると判断してステップS2に移行する。
ステップS2では、モータ回転速度Nmからモータ回転加速度aを算出する。
続くステップS3では、モータ回転加速度aが所定値a1以上であるか否かを判定する。ここで、判定結果がa<a1であるときには、クラッチ9の空転トルクによる電動モータ3の連れ回りではないと判断して逆トルク制御処理を終了し、一方、判定結果がa≧a1であるときには、クラッチ9の空転トルクによる電動モータ3の連れ回りであると判断してステップS4に移行する。ここで、空転トルクとは、クラッチ9が非締結状態にあるときに、被動側の空転により駆動側に伝達されるトルク、つまり被動側が駆動側を連れ回そうとするトルクのことである。
ステップS4では、前輪の車輪速VwFL・VwFRに基づいて、車両が前進しているか、後退しているかを判定する。車両が前進しているときには、電動モータ3の連れ回りが前進方向であるため、ステップS5に移行して電動モータ3に発生させるモータトルクを後退側に決定し、車両が後退しているときには、電動モータ3の連れ回りが後退方向であるため、ステップS6に移行して電動モータ3に発生させるモータトルクを前進側に決定する。
ステップS5に、又はS6に続くステップS7では、短絡リレー13をONにして、電動モータ3の電機子を短絡させる。
続くステップS8では、電動モータ3の界磁電流と通電方向を制御することで、電動モータ3のトルクを連れ回りと逆方向の値に制御し、ブレーキトルクを発生させる。このブレーキトルクは、連れ回りの回転加速度aを減衰させることができる最小限の値とする。
続くステップS9では、モータ回転加速度aが所定値a1未満に復帰したか否かを判定する。ここで、判定結果がa≧a1であるときには、依然として電動モータ3が連れ回りしていると判断して上記ステップS8に戻り、一方、判定結果がa<a1であるときには、電動モータ3の連れ回りがなくなったと判断してステップS10に移行する。
ステップS10では、電動モータ3に対する界磁電流の制御を停止し、ブレーキトルクの発生を停止する。
続くステップS11では、短絡リレー13をOFFにし、電機子の短絡を解除してから逆トルク制御処理を終了する。
以上、ステップS1〜S3の処理が「連れ回り検知手段」に対応し、ステップS4〜S11の処理が「逆トルク制御手段」に対応している。
次に、上記第1実施形態の動作や作用効果について説明する。
今、4WDスイッチ14がOFFにされた2輪駆動状態で走行しているとする(ステップS1の判定が“Yes”)。このように、電動モータ3を駆動しないときには、クラッチ9は非締結状態にあるので、フリクション損失を小さい状態に保って燃費の悪化を防ぐことができる。
しかしながら、湿式多板型のクラッチ9は、非締結状態にあっても、被動側の後輪1RL・1RRが回転していると、油の粘性によって空転トルクが発生し、駆動側の電動モータ3が連れ回されてしまう。この空転トルクは、僅かなものであるが、クラッチ9と電動モータ3との間に介装されている二段減速機8によって、電動モータ3が過回転する可能性がある。回転抵抗(フリクション)の大きな電動モータを使用すれば、連れ回りを抑制できるが、電動モータの形式や構造が制約されることでコストアップの要因となったり、モータ効率が低下したりする。
そこで、本実施形態では、クラッチ9の空転トルクによる電動モータ3の連れ回りを検知したら、つまり4WDスイッチ14がOFFで、クラッチ9が非締結状態となり(ステップS1の判定が“Yes”)、且つモータ回転加速度aが所定値a1以上となったら(ステップS3の判定が“Yes”)、短絡リレー13をONにして電動モータ3の電機子を短絡させると共に、電動モータ3の界磁電流と通電方向を制御することで、電動モータ3のトルクを連れ回りと逆方向の値に制御し、ブレーキトルクを発生させる(ステップS4〜S8)。
これにより、制動作用を及ぼして電動モータ3が過回転するような連れ回りを防止することができるので、回転抵抗の小さな電動モータの使用が可能になる。このように、電動モータ3に対する形式や構造の制約が緩和されることで、コストアップやモータ効率の低下といった問題を回避することができる。
また、クラッチ9を非締結状態にしている間、絶えずブレーキトルクを発生させるのではなく、電動モータ3が連れ回りしている間だけ、その連れ回りの回転加速度aを減衰させることができる最小限のブレーキトルクを発生させるようにしたので、燃費の悪化を可及的に抑制することができる。
また、クラッチ9が非締結状態で、電動モータ3の回転速度aが所定値a1以上となるときに、電動モータ3の連れ回りであると検知するように構成されているので、この連れ回りを容易に且つ確実に検知することができる。
なお、上記の第1実施形態では、油の粘性によって空転トルクが発生する湿式クラッチを例にして説明したが、これに限定されるものではなく、例えばパウダクラッチもパウダの残留磁気によって空転トルクが発生する。要は、空転トルクが発生するものであれば、如何なるクラッチを使用していても本発明を適用することができる。
また、上記の第1実施形態では、電動モータ3に直流モータを使用しているが、これに限定されるものではなく、交流モータを使用してもよい。この場合、直流を交流に変換するインバータを用いるが、この場合はインバータのスイッチング素子を制御することにより、モータトルクを連れ回りと逆方向の値に制御すればよい。
また、上記の第1実施形態では、電動モータ3の連れ回りを検知したときに、単に連れ回りと逆方向のブレーキトルクを発生させるだけの構成について説明したが、これに限定されるものではなく、ブレーキトルク=回生トルクとなることから、電気エネルギーをバッテリに回収すれば、エネルギー効率を向上させることができる。
さらに、上記の第1実施形態では、ジェネレータ6で発電した電力を電動モータ3のみに供給しているが、これに限定されるものでなく、バッテリ、点火装置、始動装置、エアコンディショナ等の電装品に供給してもよい。
さらに、上記の第1実施形態では、4WDスイッチ14の設定状態のみに従って、2輪駆動と4輪駆動とを切換えているが、これに限定されるものではなく、前輪1FL・1FRのスリップ状態や、運転者のアクセル操作状態に応じて、2輪駆動と4輪駆動の切換えを行ってもよい。
また、上記の第1実施形態では、前輪1FL・1FRをエンジン2で駆動する主駆動輪とし、後輪1RL・1RRを電動モータ3で駆動可能な補助駆動輪としているが、これに限定されるものではなく、後輪1RL・1RRを主駆動輪とし、前輪1FL・1FRを補助駆動輪としてもよい。
さらに、上記の第1実施形態では、本発明を4輪車両に適用しているが、2輪車両や3輪車両、或いは5輪以上の車両に適用してもよい。
次に、本発明の第2実施形態を図3に基づいて説明する。
この第2実施形態は、クラッチ9が非締結状態で、アクセル開度の増加量ΔAが所定値ΔA1以上となるときに、電動モータ3の連れ回りであると検知するものである。
すなわち、第2の実施形態の逆トルク制御処理では、図3に示すように、図2の前記ステップS2、S3、S9の処理を、夫々新たなステップS22、S23、S29に変更したことを除いては、図2の逆トルク制御処理と同様の処理を実行するので、図2との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
ステップS22では、アクセル開度Accからその増加量ΔAを算出する。
ステップS23では、アクセル開度Accの増加量ΔAが所定値ΔA1以上であるか否かを判定する。ここで、判定結果がΔA<ΔA1であるときには、空転トルクによる電動モータ3の連れ回りはないと判断して逆トルク制御処理を終了し、一方、判定結果がΔA≧ΔA1であるときには、空転トルクによる電動モータ3の連れ回りがあると判断して前記ステップS4に移行する。これは、連れ回りによる電動モータ3の回転加速度が後輪1RL・1RRの回転加速度に比例し、この後輪1RL・1RRの回転加速度がアクセル開度Accに比例するからである。
ステップS29では、アクセル開度Accの増加量ΔAが所定値ΔA1未満に復帰したか否かを判定する。ここで、判定結果がΔA≧ΔA1であるときには、電動モータ3の連れ回りがあると判断して前記ステップS8に戻り、一方、判定結果がΔA<ΔA1であるときには、電動モータ3の連れ回りはないと判断して前記ステップS10に移行する。
上記ステップS22、S23の処理が「連れ回り検知手段」の一部を構成し、ステップS29の処理が「逆トルク制御手段」の一部を構成している。
このように、上記の第2実施形態によれば、アクセル開度Accの増加量ΔAから電動モータ3の連れ回りを検知することで、電動モータ3の回転加速度aや回転速度Nmが実際に増加する前に、連れ回りと逆方向のブレーキトルクを発生させ、より効果的に電動モータ3の連れ回りを防止することができる。
その他の作用効果については前述した第1実施形態と同様である。
次に、本発明の第3実施形態を図4に基づいて説明する。
この第3実施形態は、クラッチ9が非締結状態で、電動モータ3の回転速度Nmが所定値Nm1以上となるときに、電動モータ3の連れ回りであると検知するものである。
すなわち、第3の実施形態の逆トルク制御処理では、図4に示すように、図2の前記ステップS2の処理を省略し、前記ステップS3、S9の処理を、夫々新たなステップS33、S39に変更したことを除いては、図2の逆トルク制御処理と同様の処理を実行するので、図2との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
ステップS33では、電動モータ3の回転速度Nmが所定値Nm1以上であるか否かを判定する。ここで、判定結果がNm<Nm1であるときには、空転トルクによる電動モータ3の連れ回りではないと判断して逆トルク制御処理を終了し、一方、判定結果がNm≧Nm1であるときには、空転トルクによる電動モータ3の連れ回りであると判断して前記ステップS4に移行する。
ステップS39では、電動モータ3の回転速度Nmが所定値Nm1未満に復帰したか否かを判定する。ここで、判定結果がNm≧Nm1であるときには、依然として電動モータ3が連れ回りしていると判断して前記ステップS8に戻り、一方、判定結果がNm<Nm1であるときには、電動モータ3の連れ回りがなくなったと判断して前記ステップS10に移行する。
上記ステップS33の処理が「連れ回り検知手段」の一部を構成し、ステップS39の処理が「逆トルク制御手段」の一部を構成している。
このように、上記の第3実施形態によれば、回転速度Nmが所定値Nm1以上となるか否かを判断することで、電動モータ3の連れ回りを確実に検知することができる。また、その所定値Nm1を、機械的な耐久性能を考慮して設定すれば、電動モータ3の過回転や過熱を確実に防止することができる。
その他の作用効果については前述した第1実施形態と同様である。
なお、上記の第3実施形態は、第1実施形態をベースにしたものであるが、第2実施形態と組み合わせてもよい。
次に、本発明の第4実施形態を図5に基づいて説明する。
この第4実施形態は、電動モータ3の回転速度Nmが所定値Nm2以下となるまで、電動モータ3のトルクを連れ回りと逆方向の値に制御するものである。
すなわち、第4の実施形態の逆トルク制御処理では、図5に示すように、図2の前記ステップS10の処理の前に、新たなステップS40の判定処理を追加したことを除いては、図2の逆トルク制御処理と同様の処理を実行するので、図2との対応部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
ステップS40では、電動モータ3の回転速度Nmが所定値Nm2(例えば略0)以下であるか否かを判定する。ここで、判定結果がNm>Nm2であるときには、依然として電動モータ3が連れ回りしていると判断して前記ステップS8に戻り、一方、判定結果がNm≦Nm2であるときには、電動モータ3の連れ回りがなくなったと判断して前記ステップS10に移行する。
上記ステップS40の処理が「逆トルク制御手段」の一部を構成している。
このように、上記の第4実施形態によれば、回転速度Nmが所定値Nm2以下となるまで、電動モータ3のトルクを連れ回りと逆方向の値に制御することで、連れ回りした電動モータ3の回転速度Nmを所望の値(所定値Nm2)まで確実に低下させることができる。すなわち、所定値Nm2を略0に設定することで、連れ回りした電動モータ3を略停止させることができる。
その他の作用効果については前述した第1実施形態と同様である。
なお、上記の第3実施形態は、第1実施形態をベースにしたものであるが、第2実施形態や第3実施形態と組み合わせてもよい。
本発明の概略構成図である。 第1実施形態の逆トルク制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の逆トルク制御処理を示すフローチャートである。 第3実施形態の逆トルク制御処理を示すフローチャートである。 第4実施形態の逆トルク制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1FL・1FR 前輪(主駆動輪)
1RL・1RR 後輪(補助駆動輪)
2 エンジン(内燃機関)
3 電動モータ(電動機)
4 オートマチックトランスアクスル
5 Vベルト
6 ジェネレータ
7 パワーケーブル
8 二段減速機
9 クラッチ
10 ディファレンシャルギヤ
11 4WDコントローラ
12 遮断リレー
13 短絡リレー
14 4WDスイッチ
15L・15R 車輪回転センサ

Claims (4)

  1. 内燃機関で主駆動輪を駆動すると共に、電動機で補助駆動輪を駆動可能にし、前記電動機と前記補助駆動輪との間にクラッチを介装した車両用駆動制御装置において、
    前記クラッチの空転トルクによる前記電動機の連れ回りを検知する連れ回り検知手段と、該連れ回り検知手段で前記電動機の連れ回りを検知したときに、前記電動機のトルクを当該連れ回りと逆方向の値に制御する逆トルク制御手段と、を備え
    前記連れ回り検知手段は、前記クラッチが非締結状態で、運転者によるアクセル操作の増加量が所定値以上となるときに、前記電動機の連れ回りがあると検知することを特徴とする車両用駆動制御装置。
  2. 前記連れ回り検知手段は、前記クラッチが非締結状態で、前記電動機の回転加速度が所定値以上となるときに、当該電動機の連れ回りであると検知することを特徴とする請求項1に記載の車両用駆動制御装置。
  3. 前記連れ回り検知手段は、前記クラッチが非締結状態で、前記電動機の回転速度が所定値以上となるときに、当該電動機の連れ回りであると検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用駆動制御装置。
  4. 前記逆トルク制御手段は、前記電動機の回転速度が所定値以下となるまで、当該電動機のトルクを前記連れ回りと逆方向の値に制御することを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の車両用駆動制御装置。
JP2004186326A 2004-06-24 2004-06-24 車両用駆動制御装置 Expired - Fee Related JP4151617B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004186326A JP4151617B2 (ja) 2004-06-24 2004-06-24 車両用駆動制御装置
DE602005000659T DE602005000659T2 (de) 2004-06-24 2005-06-17 Antriebs-steuervorrichtung und verfahren zum steuern eines fahrzeuges
EP05013172A EP1609662B1 (en) 2004-06-24 2005-06-17 Drive control apparatus and method for vehicles
US11/155,777 US7451850B2 (en) 2004-06-24 2005-06-20 Drive control apparatus and method for vehicles
KR1020050054320A KR100698992B1 (ko) 2004-06-24 2005-06-23 차량용 구동 제어 장치 및 방법
CNB2005100813328A CN100349770C (zh) 2004-06-24 2005-06-24 用于车辆的驱动控制装置和方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004186326A JP4151617B2 (ja) 2004-06-24 2004-06-24 車両用駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006014451A JP2006014451A (ja) 2006-01-12
JP4151617B2 true JP4151617B2 (ja) 2008-09-17

Family

ID=34937534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004186326A Expired - Fee Related JP4151617B2 (ja) 2004-06-24 2004-06-24 車両用駆動制御装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7451850B2 (ja)
EP (1) EP1609662B1 (ja)
JP (1) JP4151617B2 (ja)
KR (1) KR100698992B1 (ja)
CN (1) CN100349770C (ja)
DE (1) DE602005000659T2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006290132A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Gkn ドライブライン トルクテクノロジー株式会社 駆動装置
JP4576434B2 (ja) * 2006-02-08 2010-11-10 日立オートモティブシステムズ株式会社 車両の左右輪差動トルク発生装置
JP4785888B2 (ja) * 2008-04-07 2011-10-05 三菱電機株式会社 変速機の制御システム
DE102009014007B4 (de) * 2009-03-19 2019-07-18 Continental Automotive Gmbh Verfahren und Vorrichtung zum Steuern einer Hybridantriebsvorrichtung
JP5240004B2 (ja) * 2009-03-30 2013-07-17 アイシン精機株式会社 車両制御装置
JP4756396B2 (ja) * 2009-05-27 2011-08-24 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
JP4586929B1 (ja) * 2009-05-27 2010-11-24 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御装置
CN102448756B (zh) * 2009-05-27 2014-12-10 丰田自动车株式会社 混合动力车辆的控制装置
US8479851B2 (en) * 2009-10-27 2013-07-09 Magna Powertrain Of America, Inc. Electric drive unit with modular motor assembly
DE102009055249A1 (de) * 2009-12-23 2011-06-30 Robert Bosch GmbH, 70469 Verfahren und Vorrichtung zum Betreiben einer Klauenkupplung in einem Kraftfahrzeug mit einem elektromotorischen Antrieb
US8708074B1 (en) 2010-06-15 2014-04-29 Hydro-Gear Limited Partnership Selectable four-wheel drive system
JP5622038B2 (ja) 2010-09-06 2014-11-12 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 制御装置
JP2014518803A (ja) 2011-04-25 2014-08-07 ハイ ガス マイレージ,リミテッド ライアビリティ カンパニー 複数のエネルギー・サブシステムを備えたハイブリッド車両
CN103587527A (zh) * 2012-08-15 2014-02-19 北汽福田汽车股份有限公司 一种带amt变速箱的纯电动汽车的换挡控制方法
FR2994546B1 (fr) * 2012-08-16 2015-09-04 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede de limitation de couple d'une machine electrique de vehicule hybride comportant un systeme de controle de vitesse
CN103935240A (zh) * 2014-04-28 2014-07-23 陈穗 四轮驱动主动制动单离合器电动汽车
US10562116B2 (en) * 2016-02-03 2020-02-18 Milwaukee Electric Tool Corporation System and methods for configuring a reciprocating saw
CN107187338B (zh) * 2017-06-08 2019-04-30 河北御捷时代汽车有限公司 基于电动汽车四驱驱动模式的路面模型控制方法
FR3078215B1 (fr) * 2018-02-22 2020-03-20 Valeo Equipements Electriques Moteur Procede d'assistance au calage d'un moteur thermique par une machine electrique tournante
US11376955B2 (en) * 2019-08-29 2022-07-05 Kawasaki Motors, Ltd. Utility vehicle

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4133059A1 (de) * 1991-10-04 1993-04-08 Mannesmann Ag Antriebsanordnung fuer ein kraftfahrzeug
JP3051236B2 (ja) * 1991-12-19 2000-06-12 本田技研工業株式会社 電気走行車
JP3052802B2 (ja) * 1995-05-19 2000-06-19 トヨタ自動車株式会社 動力伝達装置及びその制御方法
JP3518163B2 (ja) * 1996-05-10 2004-04-12 トヨタ自動車株式会社 車両の制御装置
DE19704153C2 (de) * 1997-02-04 2000-10-19 Isad Electronic Sys Gmbh & Co Antriebssystem, insbesondere für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zum Entgegenwirken einer Änderung der Leerlaufdrehzahl in einem Antriebssystem
JP3354074B2 (ja) 1997-04-25 2002-12-09 ジヤトコ株式会社 パラレルハイブリッド車両の制御装置
JP4636651B2 (ja) * 2000-04-07 2011-02-23 Gknドライブラインジャパン株式会社 動力伝達装置
JP2001342933A (ja) 2000-06-05 2001-12-14 Jatco Transtechnology Ltd パラレルハイブリッド車両
US6575870B2 (en) * 2000-07-21 2003-06-10 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Driving force control system for front-and-rear wheel drive vehicles
EP1205331B1 (en) * 2000-11-14 2005-09-07 Nissan Motor Company, Limited Driving force control apparatus
JP3666394B2 (ja) 2000-12-28 2005-06-29 日産自動車株式会社 車両の駆動力制御装置
JP3661647B2 (ja) * 2002-01-08 2005-06-15 日産自動車株式会社 車両用直流モータのブラシ摩耗検知装置
US7140460B2 (en) * 2002-08-26 2006-11-28 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle driving force control apparatus
US7004018B2 (en) * 2002-08-27 2006-02-28 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle driving force control apparatus
JP3610970B2 (ja) * 2002-08-30 2005-01-19 日産自動車株式会社 四輪駆動車両の駆動力制御装置
JP3687639B2 (ja) * 2002-09-03 2005-08-24 日産自動車株式会社 電動モータ駆動車輪の回転方向判別装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR100698992B1 (ko) 2007-03-26
DE602005000659T2 (de) 2007-06-28
CN100349770C (zh) 2007-11-21
JP2006014451A (ja) 2006-01-12
EP1609662A1 (en) 2005-12-28
EP1609662B1 (en) 2007-03-07
US20050284684A1 (en) 2005-12-29
DE602005000659D1 (de) 2007-04-19
KR20060046508A (ko) 2006-05-17
US7451850B2 (en) 2008-11-18
CN1721218A (zh) 2006-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4151617B2 (ja) 車両用駆動制御装置
JP4604815B2 (ja) 車両用駆動制御装置
JPH0993714A (ja) 電気自動車の駆動装置
JP2005114038A (ja) 車両用発電制御装置、及びこれを備えた車両用駆動制御装置
JP2004096932A (ja) ハイブリッド車の制御装置
JP3666394B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
JP3949047B2 (ja) 車両の制御装置
JP2008062779A (ja) ハイブリッド車両
JP2004096943A (ja) 車両の駆動制御装置
JP4305409B2 (ja) 車両用駆動制御装置
JP4449825B2 (ja) ハイブリッド車両の走行モード制御装置
JP4752282B2 (ja) 電動モータ式4輪駆動車両のモータ駆動制御装置
JP2002152911A (ja) 車両の4輪駆動制御装置
JP4439310B2 (ja) ハイブリッド車両
JP4324457B2 (ja) 車両用電源システム,車両の電源制御装置及び車両の電源制御方法
JP2005269793A (ja) ハイブリッド車両
JP3627664B2 (ja) 4輪駆動装置
JP2006311643A (ja) 車両用駆動制御装置
JP2009214739A (ja) 車両の駆動力制御装置
JP4151622B2 (ja) 車両用駆動制御装置
JP4293932B2 (ja) 車両のエンジン始動制御装置
JP2008162441A (ja) 駆動力制御装置
JP3891165B2 (ja) 車両用駆動制御装置
JP3700612B2 (ja) 車両駆動用モータの制御装置および制御方法
JP2008162451A (ja) 駆動力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080610

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees