JP4151390B2 - 運転レベルの制御ユニット及び運転レベル制御システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、最大出力の異なる複数の運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有する1の制御対象機器を制御対象とし、前記制御対象機器の出力範囲に対応する所定の検知エリア内における人体の有無を検知する人体検知センサからの出力を受け付けると共に、前記制御対象機器に隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする他の制御ユニットと通信可能に接続された運転レベルの制御ユニット及び運転レベル制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の運転制御レベルを有し、その運転レベルを制御する対象である照明器具、空調装置等の複数の制御対象機器と、所定の検出エリア内における人体の有無を検出する赤外線検知センサ、画像処理を用いた人体検知センサ等の複数の人体検知センサと、これらの人体検知センサの出力に基づいて前記複数の制御対象機器の運転レベルを制御する制御装置とを備える運転レベル制御システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
従来の運転レベル制御システムにおける制御装置は、人体検知センサによって人体が有ると検出された場合には、当該人体検知センサの検出エリアに対応する制御対象機器の運転制御レベルを所定のエネルギを消費する運転制御レベルである第1の運転制御レベル(通常の運転制御レベル)に制御すると共に、周囲の検出エリアに対応する制御対象機器を前記所定のエネルギより小さいエネルギ(例えば、第1の運転制御レベルの50%のエネルギ)を消費する第2の運転制御レベル(スタンバイモード等の運転レベル)に制御するものであった。
【0004】
例えば、廊下や地下街などの通路の天井に蛍光灯などの放電ランプからなる複数の照明灯を通路に沿って配設し、この各照明灯を個々に点灯、消灯制御する照明制御装置が提案されている。この照明制御装置は、通常は各照明灯を消灯状態に制御し、通路上を移動する人や物の通過に応じて対応する照明灯をある時間だけ点灯させる制御を行なうものである(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−15275号公報
【特許文献2】
特開2000−36392号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の運転レベル制御システムにおいては、人が移動する場合に、単に人がいる人体検知センサの検出エリアに対応する制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転され、その周囲の制御対象機器が第2の運転制御レベルで運転される(または、運転停止状態に相当する運転制御レベルで運転される)ため、特に移動速度が速い場合には、人の進行方向にある制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転されない(例えば、制御対象機器が照明器具である場合は、進行方向が暗い)ため利便性が充分では無いという課題があった。
【0007】
更に、制御装置によって集中的に制御していたために、照明器具や人体検知センサの数が多くなると、照明器具や人体検知センサと制御装置との間の通信のトラフィックが膨大になり、高速な処理が必要となるため制御装置の製造コストが高くなる要因となっていた。
【0008】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、利便性が高く安価に製造することの可能な運転レベルの制御ユニット及び運転レベル制御システムを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の運転レベルの制御ユニットは、最大出力の異なる複数の運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有する1の制御対象機器を制御対象とし、前記制御対象機器の出力範囲に対応する所定の検知エリア内における人体の有無を検知する人体検知センサからの出力を受け付けると共に、前記制御対象機器に隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする他の制御ユニットと通信可能に接続された運転レベルの制御ユニットであって、人体検知センサからの出力及び他の制御ユニットからの指示情報に基づいて、当該制御ユニットの制御する制御対象機器が人体の進行方向にあるか否かを判定する第1制御レベル指示手段と、人体の進行方向にあると判定された場合に、最大出力の高い運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を当該制御ユニットの制御する制御対象機器に出力する制御レベル選択手段とを備えることを特徴としている。
【0010】
上記の構成によれば、第1制御レベル指示手段によって、人体検知センサからの出力及び他の制御ユニットからの指示情報に基づいて、当該制御ユニットの制御する制御対象機器が人体の進行方向にあるか否かが判定され、人体の進行方向にあると判定した場合に、制御レベル選択手段によって、最大出力の高い運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が当該制御ユニットの制御する制御対象機器に出力される。
【0011】
従って、人体の進行方向ある制御対象機器が最大出力の高い運転制御レベルで運転されるため、利便性が向上される。また、前記制御ユニットは、簡素な構成で実現可能であるため、安価な製造コストで製造することが可能となる。
【0012】
請求項2に記載の運転レベルの制御ユニットは、前記制御対象機器が、最大出力が第1最大出力である第1の運転制御レベルと、最大出力が前記第1最大出力より低い第2最大出力である第2の運転制御レベルと、最大出力が第2最大出力より低い第3最大出力である第3の運転制御レベルとの間で運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有するものであって、前記制御対象機器の出力範囲に対応する所定の検知エリア内における人体の有無を検知する人体検知センサからの出力を受け付けると共に、前記制御対象機器に隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする他の制御ユニットと通信可能に接続された運転レベルの制御ユニットであって、前記人体検知センサが人体検知信号を出力しているか否かを判定する人体検知判定手段と、当該制御ユニットからの当該制御ユニットの制御対象である第1の制御対象機器への運転制御レベルの指示情報及び前記第1の制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする制御ユニットからの前記第1の制御対象機器への運転制御レベルの指示情報を受信し、この指示情報と前記第1の制御対象機器の位置を基準とする前記第1の制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器の相対的な位置とを対応付けて格納する指示情報記憶手段とを備え、前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定された場合に、前記第1制御レベル指示手段が、前記第1の制御対象機器に対して前記第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信すると共に、前記第1の制御対象機器に隣接する制御対象機器を制御する制御ユニットの内、前記指示情報記憶手段を参照して第1の運転制御レベルまたは第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を前記第1の制御対象機器の制御ユニットに送信している制御ユニットの制御対象機器と前記第1の制御対象機器を挟んで略反対方向に位置する第2の制御対象機器の制御ユニットに対して、前記第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信し、前記第1の制御対象機器に隣接し前記第2の制御対象機器を除く全ての制御対象機器である第3の制御対象機器を制御する制御ユニットに対して前記第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信し、前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定された場合に、前記制御レベル選択手段が、前記指示情報記憶手段に格納されている指示情報の中から最大出力の最も高い運転制御レベルを選択し、前記第1の制御対象機器に対して、選択された運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信することを特徴としている。
【0013】
上記の構成によれば、人体検知判定手段によって、制御ユニットの制御対象である制御対象機器の出力範囲に対応する所定の検知エリア内における人体の有無を検知する人体検知センサが人体検知信号を出力しているか否かが判定され、当該制御ユニットからの当該制御ユニットの制御対象である第1の制御対象機器への運転制御レベルの指示情報及び第1の制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする制御ユニットからの第1の制御対象機器への運転制御レベルの指示情報が受信され、この指示情報と第1の制御対象機器の位置を基準とする前記第1の制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器の相対的な位置とが対応付けられて指示情報記憶手段に格納される。そして、人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定された場合に、第1制御レベル指示手段によって、第1の制御対象機器に対して第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信されると共に、第1の制御対象機器に隣接する制御対象機器を制御する制御ユニットの内、指示情報記憶手段を参照して第1の運転制御レベルまたは第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を前記第1の制御対象機器の制御ユニットに送信している制御ユニットの制御対象機器と第1の制御対象機器を挟んで略反対方向に位置する第2の制御対象機器の制御ユニットに対して、第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信され、第1の制御対象機器に隣接し前記第2の制御対象機器を除く全ての制御対象機器である第3の制御対象機器を制御する制御ユニットに対して第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信される。また、人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定された場合に、制御レベル選択手段によって、指示情報記憶手段に格納されている指示情報の中から最大出力の最も高い運転制御レベルが選択され、第1の制御対象機器に対して、選択された運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信される。
【0014】
従って、人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定された場合には、第1制御レベル指示手段によって、人体検知信号を出力していると判定された制御ユニットの制御対象である第1の制御対象機器に対して第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信されるため、第1の制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転される。
【0015】
また、第1制御レベル指示手段によって、指示情報記憶手段を参照して第1の運転制御レベルまたは第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を当該制御ユニットに送信している制御ユニット(人体検知信号を受信している制御ユニット)の制御対象機器と第1の制御対象機器を挟んで略反対方向に位置する第2の制御対象機器の制御ユニット(すなわち、人体が移動すると予測される位置にある制御対象機器の制御ユニット)に対して、第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信され、第1の制御対象機器に隣接し第2の制御対象機器を除く全ての制御対象機器である第3の制御対象機器を制御する制御ユニットに対して第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信される。そして、人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定された場合に、制御レベル選択手段によって、指示情報記憶手段に格納されている指示情報の中から最大出力の最も高い運転制御レベルが選択され、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器に対して、選択された運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信されるため、第2の制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転される。
【0016】
第3の制御対象機器の制御ユニットの人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定された場合であって、且つ、第3の制御対象機器の制御ユニットに対して第1の運転レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信している制御ユニットが無い場合(第3の制御対象機器は、人体が移動すると予測される位置にある制御対象機器ではない場合)には、第3の制御対象機器が第2の運転制御レベルで運転される。以下の説明では、便宜上、第3の制御対象機器の制御ユニットの人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定された場合であって、且つ、第3の制御対象機器の制御ユニットに対して第1の運転レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信している制御ユニットが無い場合について説明する。
【0017】
すなわち、第1の制御対象機器と第2の制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転され、第3の制御対象機器が第2の運転制御レベルで運転される。ここで、第1の制御対象機器は、人体検知された制御ユニットの制御対象機器であるため、人体検知された制御ユニットの制御対象機器が第1の運転レベルで運転されることになる。また、第2の制御対象機器は、指示情報記憶手段を参照して第1の運転制御レベルまたは第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を当該制御ユニットに送信している(すなわち、人体検知された)制御ユニットの制御対象機器と前記第1の制御対象機器を挟んで略反対方向に位置する制御対象機器であるため、人(人体)の進行方向にある第3の制御対象機器が第1の運転レベルで運転されることになる。更に、第3の制御対象機器は、人体検知された第1の制御対象機器に隣接する制御対象機器であるため、人体検知された第1の制御対象機器に隣接する制御対象機器の内、第2の制御対象機器を除く制御対象機器が第2の運転制御レベルで運転されることになる。
【0018】
このようにして、人体が検知された制御ユニットの制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転される。また、人体が検知された制御ユニットの制御対象機器に隣接する制御対象機器の内、人体の進行方向にある制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転され、その他の制御対象機器が制御レベル選択部によって選択された運転制御レベルで運転される。従って、人体の移動に伴なう制御対象機器の運転レベルの適切な制御が可能となり、利便性が更に向上する。
【0019】
請求項3に記載の運転レベルの制御ユニットは、前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定された後、人体検知信号を出力していないと判定が変化した時点からの経過時間である第1経過時間をカウントする第1のタイマと、前記第1経過時間が予め設定された第1の閾値以上であるか否かを判定する第1時間判定手段と、前記第1時間判定手段によって前記第1経過時間が前記第1の閾値以上であると判定された場合に、前記第1の制御対象機器に対して前記第3の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信すると共に、前記第1の制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器の制御ユニットに対して前記指示情報記憶手段に格納されている当該制御ユニットからの運転制御レベルの指示情報を消去する旨の指示情報を送信する第2制御レベル指示手段とを備えることを特徴としている。
【0020】
上記の構成によれば、第1のタイマによって、人体検知判定手段により人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定された後、人体検知信号を出力していないと判定が変化した時点からの経過時間である第1経過時間がカウントされ、第1時間判定手段によって、第1経過時間が予め設定された第1の閾値以上であるか否かが判定される。そして、第1時間判定手段によって第1経過時間が第1の閾値以上であると判定された場合に、第2制御レベル指示手段によって、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器に対して第3の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信されると共に、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器の制御ユニットに対して指示情報記憶手段に格納されている当該制御ユニットからの運転制御レベルの指示情報を消去する旨の指示情報が送信される。
【0021】
このようにして、人体検知信号が有りから無しに変化してからの経過時間(第1の経過時間)が第1の閾値以上であると判定された場合に、第2制御レベル指示手段によって、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器に対して第3の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信されるため、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器は、第1の運転制御レベルから第3の運転制御レベルに移行される。加えて、人体検知信号が有りから無しに変化してからの経過時間(第1の経過時間)が第1の閾値以上であると判定された場合に、第2制御レベル指示手段によって、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器の制御ユニットに対して指示情報記憶手段に格納されている当該制御ユニットからの運転制御レベルの指示情報を消去する旨の指示情報が送信されるため、当該制御ユニットからの指示情報のみによって第1の運転制御レベルまたは第2の運転レベルで運転されていた制御対象機器は、第3の運転制御レベルに移行される(ただし、他の制御ユニットからの指示情報によって第1の運転制御レベルまたは第2の運転レベルで運転されていた制御対象機器は、そのままの運転制御レベルが維持される)。
【0022】
従って、人体検知信号が有りから無しに変化した制御ユニットの制御対象機器及びこの制御対象機器に隣接する制御対象機器の運転制御レベルが最高出力の低い運転制御レベルに移行されるために、省エネルギ化が図られる。
【0023】
請求項4に記載の運転レベルの制御ユニットは、前記第1の制御対象機器に隣接する制御対象機器を制御する制御ユニットから、前記第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信したタイミングからの経過時間である第2経過時間をカウントする第2のタイマと、前記第2経過時間が予め設定された前記第1の閾値より小さい第2の閾値以上であるか否かを判定する第2時間判定手段と、前記指示情報記憶手段に格納されている指示情報の内、前記第2時間判定手段によって前記第2経過時間が前記第2の閾値以上であると判定された指示情報を、前記第1の運転制御レベルから前記第2の運転制御レベルまたは前記第3の運転制御レベルに相当する指示情報に書き換える制御レベル変更手段とを備えることを特徴としている。
【0024】
上記の構成によれば、第2のタイマによって、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器に隣接する制御対象機器を制御する制御ユニットから第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信したタイミングからの経過時間である第2経過時間がカウントされ、第2時間判定手段によって、第2経過時間が予め設定された第1の閾値より小さい第2の閾値以上であるか否かが判定される。そして、制御レベル変更手段によって、指示情報記憶手段に格納されている指示情報の内、第2時間判定手段により第2経過時間が第2の閾値以上であると判定された指示情報が、第1の運転制御レベルから第2の運転制御レベルまたは第3の運転制御レベルに相当する指示情報に書き換えられる。
【0025】
このようにして、第2時間判定手段によって、隣接する制御対象機器を制御する制御ユニットから第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信したタイミングからの経過時間が第2の閾値以上であると判定された場合に、制御レベル変更手段によって、指示情報記憶手段に格納されている指示情報の内、第2時間判定手段により第2経過時間が第2の閾値以上であると判定された指示情報が、第1の運転制御レベルから第2の運転制御レベルまたは第3の運転制御レベルに相当する指示情報に書き換えられるため、この制御ユニットの制御対象機器は、この制御ユニットの人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定された場合であって、且つ、他の隣接する制御対象機器を制御する制御ユニットから第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信していない場合には、第1の運転制御レベルから第2の運転制御レベルまたは第3の運転制御レベルに移行される。
【0026】
従って、人体検知をした制御ユニットから第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信していた制御ユニットの制御対象機器(人体の移動方向にある制御対象機器)の運転制御レベルが最大出力の低い運転制御レベルに移行されるために、省エネルギ化が図られる。
【0027】
なお、第2の閾値が第1の閾値より小さいため、請求項3に記載の制御ユニットの第2制御レベル指示手段によって、当該制御ユニットに隣接する全ての制御ユニットに対する運転指示情報を消去する旨の指示情報が送信される前に、人体検知をした制御ユニットから第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信していた制御ユニットの制御対象機器(人体の移動方向にある制御対象機器)の運転制御レベルが最高出力の低い運転制御レベルに移行されるために、更に省エネルギ化が図られる。
【0028】
請求項5に記載の運転レベルの制御ユニットは、前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定されたタイミングから前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定されたタイミングまでの経過時間である第3経過時間をカウントする第3のタイマと、前記第3経過時間が予め設定された第3の閾値未満であるか否かを判定する第3時間判定手段と、前記第3時間判定手段によって前記第3経過時間が前記第3の閾値未満であると判定された場合に、前記第1の制御対象機器に対して前記第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信する第3制御レベル指示手段とを備えることを特徴としている。
【0029】
上記の構成によれば、第3のタイマによって、人体検知判定手段により人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定されたタイミングから人体検知判定手段により人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定されたタイミングまでの経過時間である第3経過時間がカウントされ、第3時間判定手段によって、第3経過時間が予め設定された第3の閾値未満であるか否かが判定される。そして、第3時間判定手段によって第3経過時間が第3の閾値未満であると判定された場合に、第3制御レベル指示手段によって、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器に対して第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信される。
【0030】
従って、第3時間判定手段によって第3経過時間が第3の閾値未満であると判定された場合、すなわち、人体検知信号の出力継続時間が第3の閾値未満である場合(例えば、人体検知センサの検出エリアを人体が横切った場合等)に、第3制御レベル指示手段によって、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器に対して第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信されるため、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器が第1の運転制御レベルから第2の運転制御レベルに移行され、更に省エネルギ化が図られる。
【0031】
請求項6に記載の運転レベル制御システムは、最大出力の異なる複数の運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有する複数の制御対象機器と、前記各制御対象機器の出力範囲に対応する所定の検知エリア内における人体の有無を検知する人体検知センサと、前記制御対象機器に隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする他の制御ユニットと通信可能に接続された請求項1〜5のいずれかに記載の運転レベルの制御ユニットとを備えることを特徴としている。
【0032】
上記の構成によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の運転レベルの制御ユニットを備えているため、人体の進行方向ある制御対象機器が最大出力の高い運転制御レベルでの運転されるため、利便性が向上される。また、前記制御ユニットは、簡素な構成で実現可能であるため、安価な製造コストで製造することが可能な運転レベル制御システムが実現される。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る運転レベル制御システムの構成を表わす構成図の一例である。運転レベル制御システムCLSは、定格の照度を出力する(定格のエネルギを消費する)第1の運転制御レベルLVL1と、定格の照度より暗い照度を出力する(例えば、消費エネルギが定格の消費エネルギの50%である)第2の運転制御レベルLVL2と、消灯状態に相当する(消費エネルギが略零である)第3の運転制御レベルLVL3との間で運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有する複数の照明器具LN(ここでは、N=1〜36)(制御対象機器に相当する)と、照明器具LNの出力範囲に対応する検知エリア(検出エリアについては図2を用いて後述する)内における人体の有無を検知する人体検知センサSN(ここでは、N=1〜36)と、照明器具LNに隣接する全ての照明器具LM(例えばN=8の場合は、M=1,2,3,7,9,13,14及び15)をそれぞれ制御対象とする他の制御ユニットUMと信号線SLを介して通信可能に接続された照明器具LNの運転レベルを制御する運転レベルの制御ユニットUNとを備えている。
【0034】
照明器具LNは、定格の照度を出力する第1の運転制御レベルLVL1と、定格の照度より暗い照度を出力する第2の運転制御レベルLVL2と、消灯状態に相当する第3の運転制御レベルLVL3との間で運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有するものであって、制御ユニットUNからの指令情報に基づいて運転制御レベルが切り換えられるものである。
【0035】
人体検知センサSNは、周囲の環境温度と温度差のある人体が移動する際に生じる赤外線の変化を検知することによって検出エリア内の人体の有無を検出する人体赤外線検知センサからなり、照明器具LNの出力範囲(照明範囲)に対応する検知エリア内における人体の有無を検知し、この人体の有無の検知信号を、照明器具LNを制御する制御ユニットUNに対して出力するものである。なお、人体検知センサSNの検知エリアの中心は、照明器具LNの照明範囲の中心と略一致する位置に設定されている。
【0036】
制御ユニットUNは、人体検知センサSNからの検知信号と、照明器具LNに隣接する全ての照明器具LMをそれぞれ制御対象とする他の制御ユニットUM(以下、隣接制御ユニットという)からの指示情報とに基づいて、照明器具LNに対して運転レベルの指示情報を送信し、照明器具LNの運転レベルを制御するものである。つまり、制御ユニットUNは、それぞれ1の照明器具LNの運転レベルを制御するものである。
【0037】
図2は、照明器具LNの照明範囲と人体検知センサSNの検知エリアとの関係を説明する説明図の一例である。(a)は、図1に示す運転レベル制御システムCLSを構成する照明器具LNの主な照明範囲AN(N=1〜36)を示す説明図であり、(b)は、(a)の部分拡大図であって照明器具LNの主な照明範囲ANと人体検知センサSNの検知エリアDAN(N=1〜36)との関係を示す説明図である。(a)に示すように、照明器具LNは、それぞれ、照明器具LNの直下の床面において略方形の主な照明範囲ANを有している。(b)に示すように、人体検知センサSNの床面における検知エリアDANは、照明器具LNの主な照明範囲ANの中心と略一致する位置を中心とする略円形の領域であって、フロア上に検知エリアDANに含まれない領域が存在しないように、検知エリアDANの一部は隣接する検知エリアDAM(例えばN=8の場合は、M=1,2,3,7,9,13,14及び15)と重なるように設定されている。
【0038】
ここで、照明範囲A7にいる人体M1が移動方向VM1〜VM8の方向に移動する場合について説明する。例えば、人体M1が移動方向VM1の方向に移動する場合には、検知エリアDA7から検知エリアDA1に移動することになるが、検知エリアDA7と検知エリアDA1とは一部重複する領域が存在するため、その領域に人体M1が存在する際は、人体検知センサS1とS7との両方によって人体が検知されることになる。従って、1の人体の存在によって複数の人体検知センサSNが同時に人体を検出する場合がある。
【0039】
(第1実施形態:請求項1〜3に係る実施形態)
図3は、本発明の制御ユニットUNの第1実施形態に係る機能構成図の一例である。制御ユニットUNは、照明器具LNの運転レベルの制御を統括して実行するCPU等からなる制御部UN1と、隣接制御ユニットUMからの指示情報を格納するRAM等からなる指示情報記憶部UN3(指示情報記憶手段に相当する)とを備えている。
【0040】
指示情報記憶部UN3は、隣接制御ユニットUMからの運転制御レベルの指示情報を受信し、この指示情報と照明器具LN(第1の制御対象機器に相当する)の位置を基準とする照明器具LNと隣接する全ての照明器具LMの相対的な位置とを対応付けて格納するものである。記憶内容の詳細については、図4を用いて後述する。
【0041】
制御部UN1は、人体検知センサSNが人体検知信号を出力しているか否かを判定する人体検知判定部UN11(人体検知判定手段に相当する)と、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力していると判定された場合に、照明器具LNに対して第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の指示情報を送信すると共に、隣接制御ユニットUMに対して第2の運転制御レベルLVL2(または、第1の運転制御レベルLVL1)での運転を指示する旨の指示情報を送信する第1制御レベル指示部UN12(第1制御レベル指示手段に相当する)と、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力していないと判定された場合に、所定の運転制御レベルを選択して、その運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信する制御レベル選択部UN13(制御レベル選択手段に相当する)とを備える。
【0042】
また、制御部UN1は、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力していると判定された後、人体検知信号を出力していないと判定が変化した時点からの経過時間である第1経過時間TM1をカウントする第1タイマUN14(第1のタイマに相当する)と、第1経過時間TM1が予め設定された第1の閾値TL1(例えば、10秒)以上であるか否かを判定する第1時間判定部UN15(第1時間判定手段に相当する)と、第1時間判定部UN15によって第1経過時間TM1が第1の閾値TL1以上であると判定された場合に、照明器具LNに対して第3の運転制御レベルLVL3での運転を指示する旨の指示情報を送信する第2制御レベル指示部UN16(第2制御レベル指示手段に相当する)とを備える。
【0043】
人体検知判定部UN11は、人体検知センサSNからの人体検知信号を受け付けて、人体検知センサSNが人体検知信号を出力しているか否かを判定するものである。
【0044】
第1制御レベル指示部UN12は、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力していると判定された場合に、照明器具LNに対して第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の指示情報を送信するものである。そして、第1制御レベル指示部UN12は、隣接制御ユニットUMの内、指示情報記憶部UN3を参照して第1の運転制御レベルLVL1または第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報を制御ユニットUNに送信している制御ユニットUP(P=1〜36)の照明器具LPと照明器具LNを挟んで略反対方向に位置する照明器具LQ(Q=1〜36)(第2の制御対象機器に相当する)の制御ユニットUQ(例えば、図1の構成においてN=8、P=1の場合には、Q=15)(以下、前方制御ユニットUQという)対して、第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の指示情報(以下、予測点灯指示信号という)を送信するものである。
【0045】
加えて、第1制御レベル指示部UN12は、照明器具LNに隣接し照明器具LQを除く全ての制御対象機器である照明器具LR(R=1〜36)(第3の制御対象機器に相当する)を制御する制御ユニットUR(例えば、図1の構成においてN=8、P=1の場合には、R=2,3,7,9,13,14)に対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報(以下、周辺予備点灯指示情報という)を送信するものである。
【0046】
制御レベル選択部UN13は、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力していないと判定された場合に、指示情報記憶部UN3に格納されている指示情報の中から消費エネルギの最も高い運転制御レベルを選択し、照明器具LNに対して、選択された運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信するものである。
【0047】
第1タイマUN14は、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力していると判定された後、人体検知信号を出力していないと判定が変化した時点からの経過時間である第1経過時間TM1をカウントするものである。
【0048】
第1時間判定部UN15は、第1タイマUN14から第1経過時間TM1を読み出して、第1経過時間TM1が予め設定された第1の閾値TL1(例えば、10秒)以上であるか否かを判定するものである。
【0049】
第2制御レベル指示部UN16は、第1時間判定部UN15によって第1経過時間TM1が第1の閾値TL1以上であると判定された場合に、照明器具LNに対して第3の運転制御レベルLVL3での運転を指示する旨の指示情報を送信すると共に、隣接制御ユニットUMに対して指示情報記憶部UM3に格納されている制御ユニットUNからの運転制御レベルの指示情報を消去する旨の指示情報(以下、指示解除要求情報という)を送信するものである。
【0050】
図4は、指示情報記憶部UN3に記憶されている情報の内容を説明するための説明図の一例である。(a)は、主な照明範囲AS(S=1〜36)である照明器具LSの制御ユニットUSと他の制御ユニットUNの指示情報記憶部UN3で使用するアドレス番号Addとの関係を示す説明図であり、(b)は、指示情報記憶部UN3の照明範囲A16に対応する照明器具L16の制御ユニットU16の指示情報記憶部UN3(N=16)に格納されている情報の内容の一例を示す図表である。(a)に示すように、制御ユニットUNの指示情報記憶部UN3で使用する制御ユニットUSのアドレス番号AddはSである。また、制御ユニットUNの制御する照明器具LNと隣接制御ユニットUMの制御する照明器具LMとの相対位置は、斜体の1〜8の番号で示す相対位置番号RPNで規定している。ここでは、制御ユニットU16の制御する照明器具L16と隣接制御ユニットUM(M=9,10,11,15,17,21,22,23)の制御する照明器具LMとの相対位置を規定する相対位置番号RPNを図示している。つまり、基準となる制御ユニットU16の制御する照明器具L16の上側にある隣接制御ユニットU10を相対位置番号RPNが1であるとし、時計周りに1〜8の相対位置番号RPNを付すものとする。
【0051】
(b)に示すように、制御ユニットUNの指示情報記憶部UN3は、相対位置番号RPNと、制御ユニットUNに対して指示情報を発信する送信元の制御ユニット(隣接制御ユニットUM)のアドレス番号Addと、その制御ユニットからの指示情報の指示する運転制御レベルLVL(第1〜第3の運転制御レベルLVL1〜3のいずれか)と、相対位置番号RPN(N=1〜8)に対応する制御ユニットUP(ここではP=16)の前方制御ユニットUQに対応する相対位置番号RPNとを格納している。ここでは、前述のように制御ユニットU16の指示情報記憶部UN3に格納されている情報の内容の一例である。ただし、運転制御レベルの欄が「---」である場合は、制御ユニットUNに対して指示情報が発信されていない場合である。例えば、相対位置番号RPNが「7」の隣接制御ユニットUMのアドレス番号Addは15(Add=15)であり、運転指示レベルLVLは第2の運転制御レベルLVL2であり、前方制御ユニットUQに対応する相対位置番号RPNは「3」である。
【0052】
図5は、制御ユニットUNの動作の概要を説明するフローチャートの一例である。まず、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力しているか否かが判定される(ステップS1)。人体検知信号を出力している場合には、図6で説明する人体検知信号に基づく処理である人体検知処理1が実行され(ステップS3)、ステップS7に進む。人体検知信号を出力していない場合には図7で説明する第1タイマUN14に基づく処理であるタイマ処理1が実行される(ステップS5)。そして、隣接制御ユニットUMからの指示情報の有無が判定される(ステップS7)。指示情報が無いと判定された場合には、ステップS1に戻り、上記の処理が繰り返される。指示情報があると判定された場合には、図8で説明する隣接制御ユニットUMからの指示情報に基づく処理である他ユニット指示処理が実行され(ステップS9)、ステップS1に戻り、上記の処理が繰り返される。
【0053】
図6は、図5のステップS3で実行される人体検知処理1の詳細フローチャートの一例である。まず、第1タイマUN14が第1経過時間TM1をカウント中であるか否かの判定が行なわれる(ステップS301)。カウント中であると判定された場合には、第1タイマUN14が初期値(ここで、10秒)にリセットされ(ステップS313)、処理がリターンされる。カウント中ではないと判定された場合には、第1制御レベル指示部UN12によって、照明器具LNに対して第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の指示情報が送信され、照明器具LNは、第1の運転制御レベルLVL1での運転を開始する(ステップS303)。そして、第1タイマUN14によって、第1経過時間TM1のカウントが開始される(ステップS305)。
【0054】
次いで、第1制御レベル指示部UN12によって、全ての隣接制御ユニットUMについて、隣接制御ユニットUMが、第1の運転制御レベルLVL1または第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報を制御ユニットUNに送信している制御ユニットUPであるか否かの判定が指示情報記憶部UN3に格納されている指示情報に基づいて行なわれる(ステップS307)。隣接制御ユニットUMが、第1の運転制御レベルLVL1または第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報を制御ユニットUNに送信している制御ユニットUPであると判定された場合には、前方制御ユニットUQに対して、第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の予測点灯指示信号が送信され(ステップS309)、処理がリターンされる。隣接制御ユニットUMが、第1の運転制御レベルLVL1または第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報を制御ユニットUNに送信している制御ユニットUPではない(すなわち、制御ユニットURである)と判定された場合には、制御ユニットURに対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の周辺予備点灯指示情報が送信され(ステップS311)、処理がリターンされる。
【0055】
図7は、図5のステップS5で実行されるタイマ処理1の詳細フローチャートの一例である。まず、第1タイマUN14が第1経過時間TM1をカウント中であるか否かの判定が行なわれる(ステップS501)。カウント中ではないと判定された場合には、処理がリターンされる。カウント中であると判定された場合には、第1時間判定部UN15によって、第1タイマUN14にてカウントされている第1経過時間TM1が第1の閾値TL1(ここでは、10秒)以上であるか(すなわち、第1タイマUN14のカウント値が0以下であるか)否かの判定が行われる(ステップS503)。第1タイマUN14のカウント値が0以下ではないと判定された場合には、第1タイマUN14のカウント値がデクリメントされ(ステップS517)、処理がリターンされる。第1タイマUN14のカウント値が0以下であると判定された場合には、制御レベル選択部UN13によって、指示情報記憶部UN3に格納されている隣接ユニットからの指示情報の中から消費エネルギの最も高い運転制御レベルが選択される(ステップS507)。
【0056】
そして、ステップS507において選択された運転制御レベルが、第1の運転制御レベルLVL1または第2の運転制御レベルLVL2であるか否かの判定が行われる(ステップS509)。第1の制御レベルLVL1または第2の運転制御レベルLVL2であると判定された場合には、照明器具LNに対して、ステップS507において選択された運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信され、照明器具LNは、指示された運転制御レベルLVL1またはLVL2での運転を開始し(ステップS515)、処理がリターンされる。第1の制御レベルLVL1または第2の運転制御レベルLVL2ではない(すなわち、第3の制御レベルLVL3である)と判定された場合には、照明器具LNに対して、選択された運転制御レベル(すなわち、第3の制御レベルLVL3)での運転を指示する旨の指示情報が送信され、照明器具LNは、指示された運転制御レベルLVL3での運転を開始する(ステップS511)。そして、第2制御レベル指示部UN16によって、隣接制御ユニットUMに対して指示情報記憶部UM3に格納されている制御ユニットUNからの運転制御レベルの指示情報を消去する旨の指示解除要求情報が送信され(ステップS513)、処理がリターンされる。
【0057】
図8は、図5のステップS9で実行される他ユニット指示処理の詳細フローチャートの一例である。まず、制御ユニットUNに対する隣接制御ユニットUMからの運転制御レベルの指示情報が受信されたか、又は、制御ユニットUNに対する隣接制御ユニットUMからの運転制御レベルの指示情報を消去する旨の指示解除要求情報が受信されたかの判定が行われる(ステップS901)。隣接制御ユニットUMから運転制御レベルの指示情報が受信されたと判定された場合には、受信された指示情報が、指示情報記憶部UM3に格納され(ステップS903)、ステップS907に進む。隣接制御ユニットUMから運転制御レベルの指示情報を消去する旨の指示解除要求情報が受信されたと判定された場合には、指示情報記憶部UM3に格納されている隣接制御ユニットUMからの指示情報が消去される(ステップS905)。
【0058】
そして、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力しているか否かが判定される(ステップS907)。人体検知信号を出力している場合には、処理がリターンされる。人体検知信号を出力していない場合には、制御レベル選択部UN13によって、指示情報記憶部UN3に格納されている隣接ユニットからの指示情報の中から消費エネルギの最も高い運転制御レベルLVLが選択される(ステップS909)。次いで、照明器具LNに対して、選択された運転制御レベルLVLでの運転を指示する旨の指示情報が送信され、照明器具LNは、指示された運転制御レベルLVLでの運転を開始する(ステップS911)。
【0059】
図5〜図8に示す処理によって、人体が検知された制御ユニットUNの照明器具LNが第1の運転制御レベルLVL1で運転され、人体が検知された制御ユニットUNの照明器具LNに隣接する照明器具LMの内、人体の進行方向にある照明器具LQが第1の運転制御レベルLVL1で運転され、その他の制御対象機器が制御レベル選択部UN13によって選択された運転制御レベルLVLで運転される。従って、人体の移動に伴なう制御対象機器の運転レベルの適切な制御が簡素な構成の制御ユニットUNによって実現されるため、利便性が高く安価に製造することの可能な運転レベルの制御ユニットが実現される。更に、人体検知信号が有りから無しに変化した制御ユニットUNの照明器具LN及びこの照明器具LNに隣接する照明器具LMの運転制御レベルが消費エネルギの低い運転制御レベルに移行されるために、省エネルギ化が図られる。
【0060】
図9〜図12は、人体の移動に伴なう指示情報記憶部UN3の記憶内容の変遷の一例を説明するための説明図である。ただし、ここでは、照明範囲A15〜17に対応する照明器具LNを制御する制御ユニットUNの指示情報記憶部UN3(N=15,16,17)に格納された記憶内容の変遷について説明するが、便宜上、照明範囲A9、10,11,15,16,17,21,22及び23に対応する照明器具LNの制御ユニットUN(N=9、10,11,15,16,17,21,22及び23)以外の制御ユニットUNはここでは存在しないものとする。また、第2制御レベル指示部UN16の指示に基づく指示情報記憶部UN3(N=15,16,17)の記憶内容の変遷については説明を省略する。
【0061】
図9〜図12において、(a)は、照明範囲AN(N=9、10,11,15,16,17,21,22及び23)における(正確には、照明範囲A9、10,11,15,16,17,21,22及び23に対応する人体検知エリアDANにおける)人体の有無を表わす模式図であり、(b)は、上から順に、(a)に対応する指示情報記憶部UN3(N=15)、指示情報記憶部UN3(N=16)及び指示情報記憶部UN3(N=17)の記憶内容を示す図表である。また、(b)の図表において、制御ユニットUN(N=15,16,17)に対して指示情報を発信した送信元の制御ユニット(隣接制御ユニットUM)のアドレス番号Addの欄における記憶内容が「Add=**」であり、指示運転制御レベルLVLの欄が「*******」である場合は、送信元の制御ユニットが存在しないことを表わし、前方制御ユニット番号RPNの欄における記憶内容が「*」である場合は、前方制御ユニットUQが存在しないことを表わしている。
【0062】
まず、図9(a)に示すように、人体検知エリアDA9に人体M3が存在する場合の指示情報記憶部UN3(N=15,16,17)の主な記憶内容について説明する。制御ユニットU9の人体検知判定部UN11によって人体検知エリアDA9に人体M3が存在すると判定され、第1制御レベル指示部UN12(N=9)によって隣接制御ユニットUM(M=10,15,16)に対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報が送信されているため、(b)に示すように、指示情報記憶部UN3(N=15、16)の、送信元の制御ユニットのアドレス番号Addの欄における記憶内容が「Add=9」の行の指示運転制御レベルLVLの欄における記憶内容が「LVL2」となっている。他の制御ユニットUNでは、人体が検知されていないため、送信元の制御ユニットのアドレス番号Addの欄における記憶内容が「Add=10、11、15、16、17、21、22又は23」の行の指示運転制御レベルLVLの欄における記憶内容が「---」となっている。その結果、照明器具L15、L16、L17はそれぞれ運転制御レベルLVL2、LVL2、LVL3で運転される。
【0063】
次に、図9(a)の状態から、図10(a)に示すように、人体検知エリアDA15に人体M3とは別の人体M4が存在する状態に変化した場合の指示情報記憶部UN3(N=15,16,17)の記憶内容の変化について説明する。制御ユニットU15の人体検知判定部UN11によって人体検知エリアDA15に人体M4が存在すると判定され、第1制御レベル指示部UN12(N=15)によって隣接制御ユニットUM(M=10,16,21、22)の内、前方制御ユニットUQである隣接制御ユニットU21に対して第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の予測点灯指示情報が送信され、その他の隣接制御ユニットUM(M=10,16,22)に対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報が送信されているため、(b)に示すように、指示情報記憶部UN3(N=16)の、送信元の制御ユニットのアドレス番号Addの欄における記憶内容が「Add=16」の行の指示運転制御レベルLVLの欄における記憶内容が「LVL2」と変化している。その結果、照明器具L15、L16、L17はそれぞれ運転制御レベルLVL1、LVL2、LVL3で運転される。なお、照明器具L21は予測点灯指示情報に基づいて運転制御レベルLVL1で運転される。
【0064】
次いで、図10(a)の状態から、図11(a)に示すように、人体検知エリアDA15に存在していた体M4が人体検知エリアDA16に移動した場合の指示情報記憶部UN3(N=15,16,17)の記憶内容の変化について説明する。制御ユニットU16の人体検知判定部UN11によって人体検知エリアDA16に人体M4が存在すると判定され、第1制御レベル指示部UN12(N=16)によって隣接制御ユニットUM(M=9、10,11、15、17,21、22、23)の内、前方制御ユニットUQである隣接制御ユニットU17及びU23に対して第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の予測点灯指示情報が送信され、その他の隣接制御ユニットUM(M=9、10,11、15、21、22)に対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報が送信されているため、(b)に示すように、指示情報記憶部UN3(N=17)の、送信元の制御ユニットのアドレス番号Addの欄における記憶内容が「Add=16」の行の指示運転制御レベルLVLの欄における記憶内容が「LVL1」と変化し、指示情報記憶部UN3(N=15)の、送信元の制御ユニットのアドレス番号Addの欄における記憶内容が「Add=16」の行の指示運転制御レベルLVLの欄における記憶内容が「LVL2」と変化している。その結果、照明器具L15、L16、L17は全て運転制御レベルLVL1で運転される。ただし、照明器具L17及びL23は、予測点灯指示情報に基づいて運転制御レベルLVL1で運転される。
【0065】
更に、図11(a)の状態から、図12(a)に示すように、人体検知エリアDA16に存在していた人体M4が人体検知エリアDA17に移動した場合の指示情報記憶部UN3(N=15,16,17)の記憶内容の変化について説明する。制御ユニットU17の人体検知判定部UN11によって人体検知エリアDA17に人体M4が存在すると判定され、第1制御レベル指示部UN12(N=17)によって隣接制御ユニットUM(M=10,11、16、22、23)に対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報が送信されているため、(b)に示すように、指示情報記憶部UN3(N=16)の、送信元の制御ユニットのアドレス番号Addの欄における記憶内容が「Add=17」の行の指示運転制御レベルLVLの欄における記憶内容が「LVL2」と変化している。その結果、照明器具L15、L16、L17は全て運転制御レベルLVL1で運転される。
【0066】
(第2実施形態:請求項4に係る実施形態)
図13は、制御ユニットUNの第2実施形態に係る機能構成図の一例である。ここでは、第1実施形態と共通の構成については説明を省略する。制御部UN1は、第1実施形態における構成に加えて、隣接制御ユニットUMから第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の指示情報を受信したタイミングからの経過時間である第2経過時間TM2をカウントする第2タイマUN17(第2のタイマに相当する)と、第2経過時間TM2が予め設定された第2の閾値TL2(例えば、3秒)以上であるか否かを判定する第2時間判定部UN18(第2時間判定手段に相当する)と、指示情報記憶部UN3に格納されている指示情報の内、第2時間判定部UN18によって第2経過時間TM2が第2の閾値TL2以上であると判定された指示情報を、第1の運転制御レベルLVL1から第2の運転制御レベルLVL2に相当する指示情報に書き換える制御レベル変更部UN19(制御レベル変更手段に相当する)とを備える。
【0067】
第2タイマUN17は、制御ユニットUNの指示情報記憶部UN3が隣接制御ユニットUMから第1の運転制御レベルLVL1での運転を指示する旨の指示情報を受信したタイミングからの経過時間である第2経過時間TM2をカウントするものである。
【0068】
第2時間判定部UN18は、第2タイマUN17から第2経過時間TM2を読み出して、第2経過時間TM2が予め設定された第2の閾値TL2(例えば、3秒)以上であるか否かを判定するものである。なお、第2の閾値TL2は、第1の閾値TL1(ここでは、10秒)より小さい値(ここでは、3秒)に設定されている。
【0069】
制御レベル変更部UN19は、指示情報記憶部UN3に格納されている指示情報の内、第2時間判定部UN18によって第2経過時間TM2が第2の閾値TL2以上であると判定された指示情報を、第1の運転制御レベルLVL1から第2の運転制御レベルLVL2に相当する指示情報に書き換えるものである。ここでは、第1の運転制御レベルLVL1から第2の運転制御レベルLVL2に相当する指示情報に書き換える形態としているが、第1の運転制御レベルLVL1から第3の運転制御レベルLVL3に相当する指示情報に書き換える形態でもよい。
【0070】
制御ユニットUNの動作の概要を説明するフローチャートは、図5に示す第1実施形態のフローチャートと同じである。ただし、図8に示す図5のステップS9で実行される他ユニット指示処理の詳細フローチャートの内、ステップS911では、照明器具LNに対して、選択された運転制御レベルLVLでの運転を指示する旨の指示情報が送信され、照明器具LNは、指示された運転制御レベルLVLでの運転を開始すると共に、第2タイマUN17が初期値(ここでは、3秒)にセットされカウントが開始される(図示省略)。
【0071】
図14は、図5のステップS5で実行されるタイマ処理2の詳細フローチャートの一例である。まず、第2タイマUN17が第2経過時間TM2をカウント中であるか否かの判定が行なわれる(ステップS551)。カウント中ではないと判定された場合には、図7に示すタイマ処理1に進む。カウント中であると判定された場合には、第2時間判定部UN18によって、第2タイマUN17にてカウントされている第2経過時間TM2が第2の閾値TL2(ここでは、3秒)以上であるか(すなわち、第2タイマUN17のカウント値が0以下であるか)否かの判定が行われる(ステップS553)。第2タイマUN17のカウント値が0以下ではないと判定された場合には、第2タイマUN17のカウント値がデクリメントされ(ステップS561)、図7に示すタイマ処理1に進む。第2タイマUN17のカウント値が0以下であると判定された場合には、制御レベル変更部UN19によって、指示情報記憶部UN3に格納されている指示情報の内、第1の運転制御レベルLVL1である指示情報が、第2の運転制御レベルLVL2に相当する指示情報に書き換えられる(ステップS555)。そして、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力しているか否かが判定される(ステップS557)。人体検知信号を出力している場合には、図7に示すタイマ処理1に進む。人体検知信号を出力していない場合には、制御レベル選択部UN13によって、運転制御レベルLVL2が選択され、照明器具LNは運転制御レベルLVL2での運転を開始し、(ステップS559)、図7に示すタイマ処理1に進む。
【0072】
このようにして、人体検知をした制御ユニットUNから第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信していた制御ユニットUNの照明器具LN(人体の移動方向にある照明器具LN)の運転制御レベルが運転制御レベルLVL1から消費エネルギの低い運転制御レベルLVL2に移行されるために、省エネルギ化が図られる。
【0073】
(第3実施形態:請求項5に係る実施形態)
図15は、制御ユニットUNの第3実施形態に係る機能構成図の一例である。ここでは、第1実施形態と共通の構成については説明を省略する。制御部UN1は、第1実施形態における構成に加えて、人体検知判定部UN11によって人体検知信号を出力していると判定されたタイミングから人体検知判定部UN11によって人体検知信号を出力していないと判定されたタイミングまでの経過時間である第3経過時間TM3をカウントする第3タイマUN20(第3のタイマに相当する)と、第3経過時間TM3が予め設定された第3の閾値TL3(例えば、1秒)未満であるか否かを判定する第3時間判定部UN21(第3時間判定手段に相当する)と、第3時間判定部UN21によって第3経過時間TM3が第3の閾値TL3未満であると判定された場合に、照明器具LNに対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報を送信する第3制御レベル指示部UN22(第3制御レベル指示手段に相当する)とを備える。
【0074】
第3タイマUN20は、人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力していると判定されたタイミングから人体検知判定部UN11によって人体検知センサSNが人体検知信号を出力していないと判定されたタイミングまでの経過時間である第3経過時間TM3をカウントするものである。
【0075】
第3時間判定部UN21は、第3タイマUN20から第3経過時間TM3を読み出して、第3経過時間TM3が予め設定された第3の閾値TL3(ここでは、1秒)未満であるか否かを判定するものである。
【0076】
第3制御レベル指示部UN22は、第3時間判定部UN21によって第3経過時間TM3が第3の閾値TL3未満であると判定された場合に、照明器具LNに対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報を送信するものである。
【0077】
図16は、第3タイマUN20、第3時間判定部UN21及び第3制御レベル指示部UN22を備える目的を説明するための説明図である。図16に示すように、検知エリアDA16に存在していた人体M6が検知エリアDA23の方向に移動する場合には、検知エリアDANが、図2で説明したように、床面において照明器具LNの主な照明範囲ANの中心と略一致する位置を中心とする略円形の領域であって、人体の移動するフロアに検知エリアDANに含まれない領域が存在しないように、検知エリアDANの一部は隣接する検知エリアDAMと重なるように設定されているため、検知エリアDA17及び22を一時的に通過することになり、人体検知センサS17及び22が一時的に人体検知信号を出力する。この、人体M6が検知エリアDANを一時的に通過することを検出して、人体M6が一時的に通過する検知エリアDANに対応する照明器具LNを消費エネルギの低い運転制御レベルにするために、第3タイマUN20、第3時間判定部UN21及び第3制御レベル指示部UN22を備える。
【0078】
制御ユニットUNの動作の概要を説明するフローチャートは、図5に示す第1実施形態のフローチャートと同じである。図17は、図5のステップS3で実行される人体検知処理2の詳細フローチャートの一例である。まず、第3タイマUN20が第3経過時間TM3をカウント中であるか否かの判定が行なわれる(ステップS351)。カウント中であると判定された場合には、図6に示す人体検知処理1へ進む。カウント中でないと判定された場合には、第3経過時間TM3のカウント値が初期値(ここでは、1秒)にセットされ、第3タイマUN20のカウントが開始され(ステップS353)、図6に示す人体検知処理1へ進む。
【0079】
図18は、図5のステップS5で実行されるタイマ処理3の詳細フローチャートの一例である。まず、第3タイマUN20が第3経過時間TM3をカウント中であるか否かの判定が行なわれる(ステップS601)。カウント中ではないと判定された場合には、図7に示すタイマ処理1に進む。カウント中であると判定された場合には、第3時間判定部UN21によって、第3タイマUN20にてカウントされている第3経過時間TM3が第3の閾値TL3(ここでは、1秒)以上であるか(すなわち、第3タイマUN20のカウント値が0以下であるか)否かの判定が行われる(ステップS603)。第3タイマUN20のカウント値が0以下ではないと判定された場合には、第3タイマUN20のカウント値がデクリメントされ(ステップS561)、図7に示すタイマ処理1に進む。第3タイマUN20のカウント値が0以下であると判定された場合には、指示情報記憶部UN3に格納されている指示情報の中に第1の運転制御レベルLVL1である指示情報が有るか否かの判定が行われる(ステップS605)。第1の運転制御レベルLVL1である指示情報が有ると判定された場合には、図7に示すタイマ処理1に進む。第1の運転制御レベルLVL1である指示情報が無いと判定された場合には、第3制御レベル指示部UN22によって、照明器具LNに対して運転制御レベルLVL2での運転を指示する指示情報が送信され、照明器具LNは運転制御レベルLVL2での運転を開始し(ステップS607)、図7に示すタイマ処理1に進む。
【0080】
このようにして、人体検知信号の出力継続時間が第3の閾値TL3未満である場合(例えば、人体検知センサの検出エリアDANを人体が横切った場合等)に、第3制御レベル指示部UN22によって、制御ユニットUNの制御対象である照明器具LNに対して第2の運転制御レベルLVL2での運転を指示する旨の指示情報が送信されるため、当該制御ユニットUNの制御対象である照明器具LNが第1の運転制御レベルLVL1から第2の運転制御レベルLVL2に移行され、更に省エネルギ化が図られる。
【0081】
なお、本発明は以下の形態をとることができる。
【0082】
(A)第1〜第3実施形態においては、制御対象機器が照明器具LNである場合について説明したが、制御対象機器が空調装置、音響機器等の他の機器である形態でもよい。制御対象機器が空調装置である場合には、例えば、第1の運転制御レベルは通常の設定温度に基づく運転制御レベルであり、第2の運転制御レベルはスタンバイモード(予備運転モード)の運転制御レベルであり、第3の運転制御レベルは電源オフの運転制御レベルである。
【0083】
(B)第1〜第3実施形態においては、第1の運転制御レベルLVL1が定格の照度を出力する運転制御レベルLVLであり、第2の運転制御レベルLVL2が定格の照度より暗い照度を出力する運転制御レベルLVLであり、第3の運転制御レベルLVL3が消灯状態に相当する運転制御レベルLVLである場合について説明したが、第1〜第3の運転制御レベルLVL1〜3が、照明器具LNの調光レベル(0〜100%)を設定値によって規定されている形態でもよい。ただし、この場合には、第1〜第3の運転制御レベルLVL1〜3に対応する調光レベルは、この順に小さくなるように設定されている必要がある。
【0084】
(C)第1〜第3実施形態においては、第1の運転制御レベルLVL1が定格の照度を出力する運転制御レベルLVLであり、第2の運転制御レベルLVL2が定格の照度より暗い照度を出力する運転制御レベルLVLであり、第3の運転制御レベルLVL3が消灯状態に相当する運転制御レベルLVLである場合について説明したが、第1〜第3の運転制御レベルLVL1〜3が、照明器具LNの自動FB制御における目標照度の設定値によって規定されている形態でもよい。ただし、この場合には、第1〜第3の運転制御レベルLVL1〜3に対応する目標照度は、この順に小さくなるように設定されている必要がある。
【0085】
(D)第1〜第3実施形態においては、人体検知センサSNが人体赤外線検知センサからなる場合について説明したが、他の種類のセンサ(例えば、画像を撮影し画像処理によって人体を検出するセンサ)からなる形態でもよい。
【0086】
(E)第1〜第3実施形態においては、制御ユニットUNが隣接制御ユニットUMからの指示情報を格納する指示情報記憶部UN3を備える場合について説明したが、制御ユニットUNの第1制御レベル指示部UN12が隣接制御ユニットUMからの指示情報に基づいて前方制御ユニットUQを判定する形態でもよい。この場合には、制御レベル選択部UN13は、隣接制御ユニットUMからの指示情報の中から最大出力の最も高い運転制御レベルを選択すればよい。
【0087】
(F)第1〜第3実施形態においては、照明器具LNが第1の運転制御レベルLVL1、第2の運転制御レベルLVL2、第3の運転制御レベルLVL3の3つの運転制御レベルLVLを備える場合について説明したが、2以上(例えば、2、4等)の運転制御レベルLVLを備える形態でもよい。
【0088】
(G)第1〜第3実施形態においては、第1タイマUN14、第2タイマUN17及び第3タイマUN20がカウントダウン形式のタイマである場合について説明したが、カウントアップ形式のタイマである形態でもよい。
【0089】
(H)第1〜第3実施形態においては、制御ユニットUNと隣接する制御ユニットUMとが信号線SLを介して通信可能に接続されている場合について説明したが、無線通信によって通信可能に接続されている形態でもよい。
【0090】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、人体の進行方向ある制御対象機器が最大出力の高い運転制御レベルでの運転されるため、利便性を向上できる。また、制御ユニットが、簡素な構成で実現可能であるため、安価な製造コストで製造することができる。
【0091】
請求項2に記載の発明によれば、人体が検知された制御ユニットの制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転される。また、人体が検知された制御ユニットの制御対象機器に隣接する制御対象機器の内、人体の進行方向にある制御対象機器が第1の運転制御レベルで運転され、その他の制御対象機器が制御レベル選択部によって選択された運転制御レベルで運転される。従って、人体の移動に伴なう制御対象機器の運転レベルの適切な制御が簡素な構成の制御ユニットによって実現されるため、利便性を更に向上できる。
【0092】
請求項3に記載の発明によれば、人体検知信号が有りから無しに変化した制御ユニットの制御対象機器及びこの制御対象機器に隣接する制御対象機器の運転制御レベルが最高出力の低い運転制御レベルに移行されるために、省エネルギ化を図ることができる。
【0093】
請求項4に記載の発明によれば、人体検知をした制御ユニットから第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信していた制御ユニットの制御対象機器(人体の移動方向にある制御対象機器)の運転制御レベルが最大出力の低い運転制御レベルに移行されるために、省エネルギ化を図ることができる。
【0094】
請求項5に記載の発明によれば、人体検知信号の出力継続時間が第3の閾値未満である場合(例えば、人体検知センサの検出エリアを人体が横切った場合等)に、第3制御レベル指示手段によって、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器に対して第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報が送信されるため、当該制御ユニットの制御対象である制御対象機器が第1の運転制御レベルから第2の運転制御レベルに移行され、更に省エネルギ化を図ることができる。
【0095】
請求項6に記載の発明によれば、請求項1〜5のいずれかに記載の運転レベルの制御ユニットを備えているため、人体の進行方向ある制御対象機器が最大出力の高い運転制御レベルでの運転されるため、利便性を向上できる。また、制御ユニットが、簡素な構成で実現可能であるため、安価な製造コストで製造することが可能な運転レベル制御システムが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る運転レベル制御システムの構成を表わす構成図の一例である。
【図2】 照明器具の照明範囲と人体検知センサの検知エリアとの関係を説明する説明図の一例である。
【図3】 本発明の制御ユニットの第1実施形態に係る機能構成図の一例である。
【図4】 指示情報記憶部に記憶されている情報の内容を説明するための説明図の一例である。
【図5】 制御ユニットの動作の概要を説明するフローチャートの一例である。
【図6】 図5のステップS3で実行される人体検知処理1の詳細フローチャートの一例である。
【図7】 図5のステップS5で実行されるタイマ処理1の詳細フローチャートの一例である。
【図8】 図5のステップS9で実行される他ユニット指示処理の詳細フローチャートの一例である。
【図9】 人体に移動に伴なう指示情報記憶部の記憶内容の変遷の一例を説明するための説明図である。
【図10】 人体に移動に伴なう指示情報記憶部の記憶内容の変遷の一例を説明するための説明図である。
【図11】 人体に移動に伴なう指示情報記憶部の記憶内容の変遷の一例を説明するための説明図である。
【図12】 人体に移動に伴なう指示情報記憶部の記憶内容の変遷の一例を説明するための説明図である。
【図13】 制御ユニットの第2実施形態に係る機能構成図の一例である。
【図14】 図5のステップS5で実行されるタイマ処理2の詳細フローチャートの一例である。
【図15】 制御ユニットの第3実施形態に係る機能構成図の一例である。
【図16】 第3タイマ、第3時間判定部及び第3制御レベル指示部を備える目的を説明するための説明図である。
【図17】 図5のステップS3で実行される人体検知処理2の詳細フローチャートの一例である。
【図18】 図5のステップS5で実行されるタイマ処理3の詳細フローチャートの一例である。
【符号の説明】
LN 照明器具(制御対象機器)
SN 人体検知センサ
UN、UM 制御ユニット
UN1、UM1 制御部
UN11 人体検知判定部(人体検知判定手段)
UN12 第1制御レベル指示部(第1制御レベル指示手段)
UN13 制御レベル選択部(制御レベル選択手段)
UN14 第1タイマ(第1のタイマ)
UN15 第1時間判定部(第1時間判定手段)
UN16 第2制御レベル指示部(第2制御レベル指示手段)
UN17 第2タイマ(第2のタイマ)
UN18 第2時間判定部(第2時間判定手段)
UN19 制御レベル変更部(制御レベル変更手段)
UN20 第3タイマ(第3のタイマ)
UN21 第3時間判定部(第3時間判定手段)
UN22 第3制御レベル指示部(第3制御レベル指示手段)
UN3、UM3 指示情報記憶部(指示情報記憶手段)

Claims (6)

  1. 最大出力の異なる複数の運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有する1の制御対象機器を制御対象とし、前記制御対象機器の出力範囲に対応する所定の検知エリア内における人体の有無を検知する人体検知センサからの出力を受け付けると共に、前記制御対象機器に隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする他の制御ユニットと通信可能に接続された運転レベルの制御ユニットであって、
    人体検知センサからの出力及び他の制御ユニットからの指示情報に基づいて、当該制御ユニットの制御する制御対象機器が人体の進行方向にあるか否かを判定する第1制御レベル指示手段と、
    人体の進行方向にあると判定された場合に、最大出力の高い運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を当該制御ユニットの制御する制御対象機器に出力する制御レベル選択手段とを備えることを特徴とする運転レベルの制御ユニット。
  2. 前記制御対象機器は、最大出力が第1最大出力である第1の運転制御レベルと、最大出力が前記第1最大出力より低い第2最大出力である第2の運転制御レベルと、最大出力が第2最大出力より低い第3最大出力である第3の運転制御レベルとの間で運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有するものであって、
    前記人体検知センサが人体検知信号を出力しているか否かを判定する人体検知判定手段と、
    当該制御ユニットからの当該制御ユニットの制御対象である第1の制御対象機器への運転制御レベルの指示情報及び前記第1の制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする制御ユニットからの前記第1の制御対象機器への運転制御レベルの指示情報を受信し、この指示情報と前記第1の制御対象機器の位置を基準とする前記第1の制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器の相対的な位置とを対応付けて格納する指示情報記憶手段とを備え、
    前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定された場合に、前記第1制御レベル指示手段は、前記第1の制御対象機器に対して前記第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信すると共に、前記第1の制御対象機器に隣接する制御対象機器を制御する制御ユニットの内、前記指示情報記憶手段を参照して第1の運転制御レベルまたは第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を前記第1の制御対象機器の制御ユニットに送信している制御ユニットの制御対象機器と前記第1の制御対象機器を挟んで略反対方向に位置する第2の制御対象機器の制御ユニットに対して、前記第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信し、前記第1の制御対象機器に隣接し前記第2の制御対象機器を除く全ての制御対象機器である第3の制御対象機器を制御する制御ユニットに対して前記第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信し、
    前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定された場合に、前記制御レベル選択手段は、前記指示情報記憶手段に格納されている指示情報の中から最大出力の最も高い運転制御レベルを選択し、前記第1の制御対象機器に対して、選択された運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の運転レベルの制御ユニット。
  3. 前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定された後、人体検知信号を出力していないと判定が変化した時点からの経過時間である第1経過時間をカウントする第1のタイマと、
    前記第1経過時間が予め設定された第1の閾値以上であるか否かを判定する第1時間判定手段と、
    前記第1時間判定手段によって前記第1経過時間が前記第1の閾値以上であると判定された場合に、前記第1の制御対象機器に対して前記第3の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信すると共に、前記第1の制御対象機器と隣接する全ての制御対象機器の制御ユニットに対して前記指示情報記憶手段に格納されている当該制御ユニットからの運転制御レベルの指示情報を消去する旨の指示情報を送信する第2制御レベル指示手段とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の運転レベルの制御ユニット。
  4. 前記第1の制御対象機器に隣接する制御対象機器を制御する制御ユニットから、前記第1の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を受信したタイミングからの経過時間である第2経過時間をカウントする第2のタイマと、
    前記第2経過時間が予め設定された前記第1の閾値より小さい第2の閾値以上であるか否かを判定する第2時間判定手段と、
    前記指示情報記憶手段に格納されている指示情報の内、前記第2時間判定手段によって前記第2経過時間が前記第2の閾値以上であると判定された指示情報を、前記第1の運転制御レベルから前記第2の運転制御レベルまたは前記第3の運転制御レベルに相当する指示情報に書き換える制御レベル変更手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の運転レベルの制御ユニット。
  5. 前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していると判定されたタイミングから前記人体検知判定手段によって人体検知センサが人体検知信号を出力していないと判定されたタイミングまでの経過時間である第3経過時間をカウントする第3のタイマと、
    前記第3経過時間が予め設定された第3の閾値未満であるか否かを判定する第3時間判定手段と、
    前記第3時間判定手段によって前記第3経過時間が前記第3の閾値未満であると判定された場合に、前記第1の制御対象機器に対して前記第2の運転制御レベルでの運転を指示する旨の指示情報を送信する第3制御レベル指示手段とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の運転レベルの制御ユニット。
  6. 最大出力の異なる複数の運転制御レベルの切り換えが可能な構成を有する複数の制御対象機器と、
    前記各制御対象機器の出力範囲に対応する所定の検知エリア内における人体の有無を検知する人体検知センサと、
    前記制御対象機器に隣接する全ての制御対象機器をそれぞれ制御対象とする他の制御ユニットと通信可能に接続された請求項1〜5のいずれかに記載の運転レベルの制御ユニットとを備えることを特徴とする運転レベル制御システム。
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