JPH10125477A - 照明制御装置 - Google Patents

照明制御装置

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JPH10125477A
JPH10125477A JP8272615A JP27261596A JPH10125477A JP H10125477 A JPH10125477 A JP H10125477A JP 8272615 A JP8272615 A JP 8272615A JP 27261596 A JP27261596 A JP 27261596A JP H10125477 A JPH10125477 A JP H10125477A
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JP
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human body
lighting
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time
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JP8272615A
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English (en)
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Michiko Iwai
美稚子 岩井
Tomomi Yasuda
智美 安田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人の存在時間に応じた適切な照明環境を得る。 【解決手段】焦電素子や超音波センサ等を利用して検知
エリア内における人体の存非を検知する人体検知部1
と、人体検知部1での検知情報に基づいて複数の照明負
荷101 …の点灯状態(点灯、消灯、調光点灯)を制御
する制御部2とを備えている。人体検知部1の検知時間
Tkが所定時間T1 よりも短い場合には、制御部2は照
明器具10を点灯状態Aに戻す。一方、検知時間Tkが
所定時間T1よりも長い場合には、制御部2は照明器具
10を、例えば100%の全点灯させる。つまり、検知
時間Tkの長さから検知エリアM内における人の行動
(通過と滞在)を判別し、その行動に応じた照明環境が
得られるように照明負荷101 …を制御する。これによ
り、検知エリアM内における人の存在時間に応じた適切
な照明環境を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検知エリア内にお
ける人体の存非に応じて1乃至複数の照明負荷を制御す
る照明制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば住宅の廊下や玄関ある
いは居間若しくは施設のパブリックスペース等におい
て、人体の存非や周囲の明るさに応じて照明負荷を点灯
・消灯あるいは調光制御する照明制御装置が提供されて
いる。例えば、特開平3−134996号公報に記載さ
れている従来装置は、検知エリア内における人体の存非
を検知する人体検知センサを、白熱灯や蛍光灯等の照明
負荷とともに器具本体に納装して構成されるとともに、
複数の器具同士の間でワイヤレス信号による情報のやり
取りを行ない、その情報に基づいて点灯状態を決定する
ものである。また、特開平1−187797号公報に記
載されている従来装置は、明るさ検知センサと人体検知
センサとを具備し、明るさ検知センサにより検知した明
るさが所定値以下の場合には照明負荷を低レベルで点灯
させ、人体検知センサで人の存在を検知したら高レベル
で点灯させるというものである。さらに、特開平2−2
16793号公報に記載されている従来装置は、複数の
人体検知センサを具備して検知エリア内への人の入退出
をカウントし、そのカウント結果に応じて照明負荷の点
灯状態を決定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記各従来装置は、人
体検知センサの検知結果に応じて照明負荷の制御を行な
っているが、一旦検知エリア内に人体を検知すれば、そ
の後は例えば明るさ検知センサ等の検知情報に基づいて
照明負荷の点灯レベル等の点灯状態を制御しており、人
体検知センサで人体の存在を検知している時間の長さに
応じて照明負荷の点灯状態を可変することはなかった。
そのため、例えば廊下等を人が通過したりするときに、
上記従来装置では照明負荷を必要以上の明るさや時間で
点灯させてしまうというように無駄が多く、照明するエ
リア内を人が単に通過する場合と、そのエリア内に人が
滞在する場合とで各々要求される照明環境を得ることが
できないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、人の存在時間に応じた適切な照明環境が得ら
れる照明制御装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、検知エリア内における人体の存
非を検知する人体検知部と、人体検知部での検知情報に
基づいて1乃至複数の照明負荷の点灯状態を制御する制
御部とを備え、制御部が、人体検知部が検知エリア内に
おける人体の存在を検知している時間に応じて照明負荷
の点灯状態を可変して成ることを特徴とし、人体検知部
が検知エリア内における人体の存在を検知している時
間、すなわち人の存在時間に応じて照明負荷の点灯状態
を可変することにより、人の存在時間に応じた無駄のな
い適切な照明環境が得られる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、制御部が、人体検知部が検知エリア内における人体
の存在を検知し始めたときには比較的に低い第1のレベ
ルで照明負荷を点灯させるとともに、人体検知部が所定
時間を越えて人体の存在を検知し続けたときには第1の
レベルよりも高い第2のレベルで照明負荷を点灯させ、
且つ人体検知部が人体の存在を検知しなくなってから所
定の遅延時間が経過した後に検知エリア内に人体が存在
しない場合の基準レベルで照明負荷を点灯させる或いは
消灯させるように制御することを特徴とし、検知エリア
内における人の行動、つまり単なる通過と滞在とに応じ
て照明負荷の点灯レベルを変えることで無駄のない適切
な照明環境を得ることができる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、制御部が、人体検知部が検知エリア内における人体
の存在を検知し始めたときには複数の照明器具のうちの
一部を点灯させるとともに、人体検知部が所定時間を越
えて人体の存在を検知し続けたときには少なくとも残り
の照明器具を点灯させ、且つ人体検知部が人体の存在を
検知しなくなってから所定の遅延時間が経過した後に検
知エリア内に人体が存在しない場合の基準レベルで照明
負荷を点灯させる或いは消灯させるように制御すること
を特徴とし、検知エリア内における人の行動、つまり単
なる通過と滞在とに応じて照明負荷の点灯レベルを変え
ることで無駄のない適切な照明環境を得ることができ
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、制御部が、人体検知部が検知エリア内における人体
の存在を検知し始めたときからの時間経過に応じたレベ
ルで照明負荷を点灯させることを特徴とし、検知エリア
内における人の行動、つまり単なる通過と滞在とに応じ
て照明負荷の点灯レベルを変えることで無駄のない適切
な照明環境を得ることができる。
【0009】請求項5の発明は、請求項2乃至4の何れ
かの発明において、制御部が、人体検知部が検知エリア
内における人体の存在を検知し始めたときからの時間経
過に応じて照明負荷のレベルの切換方法を変化させるこ
とを特徴とし、検知エリア内における人の行動、つまり
単なる通過と滞在とに応じて照明負荷の点灯レベルを変
えることで無駄のない適切な照明環境を得ることができ
る。
【0010】請求項6の発明は、請求項2又は3の発明
において、制御部が、人体検知部が検知エリア内におけ
る人体の存在を検知し始めたときからの時間経過に応じ
て次回の所定時間の値を可変することを特徴とし、無駄
のない適切な照明環境を得ることができる。請求項7の
発明は、請求項1乃至6の何れかの発明において、周囲
の明るさを検知する明るさ検知部を備え、制御部が、人
体検知部と明るさ検知部の検知情報に応じて照明負荷を
制御することを特徴とし、検知エリア内における人の行
動と周囲の明るさとに応じて照明負荷の点灯レベルを変
えることで無駄のない適切な照明環境を得ることができ
る。
【0011】請求項8の発明は、上記目的を達成するた
めに、照明負荷の点灯・消灯あるいは調光制御を行なう
親機と、親機に対して少なくとも照明負荷の点灯状態を
制御するための制御情報を送信する子器とを備え、検知
エリア内における人体の存非を検知する人体検知部と、
人体検知部での検知情報に基づいて1乃至複数の照明負
荷を制御するための制御情報を作成する副制御部と、副
制御部で作成された制御情報を信号で送信する送信部と
を子器に具備し、子器からの信号を受信する受信部と、
受信部で受信した制御情報に基づいて照明負荷を制御す
る主制御部とを親機に具備して成り、親機の主制御部
が、子器の人体検知部が検知エリア内における人体の存
在を検知している時間に応じて照明負荷の点灯状態を可
変して成ることを特徴とし、人体検知部が検知エリア内
における人体の存在を検知している時間、すなわち人の
存在時間に応じて照明負荷の点灯状態を可変することに
より、人の存在時間に応じた無駄のない適切な照明環境
が得られる。
【0012】請求項9の発明は、上記目的を達成するた
めに、略一致した検知エリア内における人体の存非をそ
れぞれ検知する一対の人体検知部と、各人体検知部での
検知情報に基づいて複数の照明負荷の点灯状態を制御す
る一対の制御部とを備え、一方の制御部が、何れか一方
の人体検知部が検知エリア内における人体の存在を検知
したら複数の照明負荷のうちの一部の点灯状態を可変
し、他方の制御部が、他方の人体検知部が検知エリア内
における人体の存在を検知してから所定時間経過後に残
りの照明負荷の点灯状態を可変して成ることを特徴と
し、人体検知部が検知エリア内における人体の存在を検
知している時間、すなわち人の存在時間に応じて照明負
荷の点灯状態を可変することにより、人の存在時間に応
じた無駄のない適切な照明環境が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)図1は本発明の第1の実施形態のブロッ
ク図を示し、焦電素子や超音波センサ等を利用して検知
エリア内における人体の存非を検知する人体検知部1
と、人体検知部1での検知情報に基づいて複数の照明負
荷101 …の点灯状態(点灯、消灯、調光点灯)を制御
する制御部2とを備えている。
【0014】制御部2はCPUを主構成要素とし、人体
検知部1が検知エリア内の人体の存在を検知している時
間の長さに応じて各照明負荷101 …の制御を行なう。
ここで、照明負荷101 …の制御方法としては、例えば
電源から各照明負荷101 …への電源供給を断続並びに
可変することで点灯・消灯及び調光する方法や、あるい
は照明負荷101 …自体に光源(白熱灯や放電灯など)
の点灯・消灯及び調光機能を持たせておき、制御部2か
ら与えられる指令に基づいて照明負荷101 …側で点灯
状態を可変する方法など、従来周知の様々な方法が適用
可能である。
【0015】次に、図2及び図3を参照して本実施形態
の動作について説明する。図2は本実施形態の設置例を
示しており、天井に配設された照明負荷である照明器具
10に人体検知部1と制御部2とが設けてある。なお、
説明を簡単にするために照明器具10が1台の場合を例
示するが、複数台の照明器具101 …を制御する場合に
は各照明器具101 …を信号線で接続するなどすればよ
い。また、人体検知部1は照明器具10の底部に設けら
れ、図2に示すような検知エリアM内における人体の存
非を検知している。
【0016】図3に示すように、人体検知部1が検知エ
リアM内で人体を検知していないときには、制御部2は
初期の点灯状態A(例えば、消灯状態)で照明器具10
を制御している。そして、人体検知部1が検知エリアM
内で人体を検知すると、制御部2は比較的に低い第1の
レベル(例えば、全点灯を100%として30%)で照
明器具10を調光点灯させる(このときの状態を点灯状
態Bと呼ぶ)。それと同時に制御部2は、人体検知部1
が人体を検知し始めてから検知しなくなるまでの時間
(以下、「検知時間」と呼ぶ)Tkをカウントするとと
もに、この検知時間Tkを予め設定されている所定時間
1 と比較する。但し、検知時間Tk内においては、制
御部2は照明器具10を点灯状態Bに維持するように制
御している。
【0017】所定時間T1 は、人が検知エリアM内を通
過しているのか、あるいは検知エリアM内に滞在してい
るのかを判断するためのしきい値であり、検知エリアM
が設けられている場所等に応じた適当な値(例えば、約
10秒)に予め設定される。但し、別途切換スイッチ等
を設けて所定時間T1 の値を適宜切り換えることができ
るようにしてもよい。
【0018】そして、検知時間Tkが所定時間T1 より
も短い場合には、制御部2は照明器具10を点灯状態A
に戻す、すなわち消灯させる。このとき、照明器具10
を点灯状態Aに戻すタイミングは、人体検知部1で人体
を検知しなくなってから一定時間t1 が経過した時点、
あるいは所定時間T1 が経過してから一定時間t2 が経
過した時点の何れであってもよい。
【0019】一方、検知時間Tkが所定時間T1 よりも
長い場合には人が検知エリアM内に滞在していると考え
られるから、制御部2は照明器具10を第1のレベルよ
りも高い第2のレベル(例えば、100%の全点灯)で
点灯させる(このときの状態を点灯状態Cと呼ぶ)。そ
の後に人体検知部1が人体を検知しなくなれば、検知し
なくなってから一定時間t3 後に制御部2は照明器具1
0を点灯状態Aに戻す、すなわち消灯させる。
【0020】また、検知時間Tkが所定時間T1 よりも
短い場合であっても、人体検知部1で人体を検知しなく
なってから一定時間t1 又はt2 が経過する前に再度人
体を検知した場合には、制御部2は照明器具10を点灯
状態Cに変えて全点灯させる。その後に人体検知部1が
人体を検知しなくなれば、検知しなくなってから一定時
間t3 後に制御部2は照明器具10を点灯状態Aに戻
し、消灯させる。また、制御部2は、点灯状態をA〜C
に切り換える際にフェードインやフェードアウトさせて
もよい。
【0021】従来技術のところで説明したように、例え
ば住宅の廊下や玄関あるいは居間若しくは施設のパブリ
ックスペース等においては、人が単にその場所を通過す
るために利用する場合と、作業などの目的でその場所に
滞在するために利用する場合とがあり、各々の場合にお
いて必要とする照度や照明する時間などの照明環境が相
違する。
【0022】したがって、上述のように本実施形態によ
れば、かかる場所に人体検知部1の検知エリアMを設定
し、人が単にその場所を通過するだけであれば、人体検
知部1が人の存在を検知している時間(検知時間)が比
較的に短くなることから、その通過の動作に必要な程度
の照度及び時間だけ照明器具10を点灯するとともに、
人が何かの作業をするために滞在しているのであれば、
検知時間が比較的に長くなることから、その滞在中の作
業等に必要な程度の照度及び時間だけ照明器具10を点
灯させることができる。このように、人体検知部1が検
知エリアM内における人体の存在を検知している時間、
すなわち人の存在時間に応じて照明器具(照明負荷)1
0の点灯状態を可変するようにすれば、単に人が通過す
るだけの場合に必要以上の照度で点灯させたり、通過後
まで必要以上に長い時間点灯させるといった無駄を無く
し、通過と滞在の2つの動作に対して各々に要求される
適切な照明環境が得られる。
【0023】なお、本実施形態では照明器具10の点灯
状態をA〜Cに変えるときにそのレベル(調光レベル)
を変えているが、例えば、照明器具10が一般家庭で使
用される蛍光灯照明器具であれば、点灯状態Aでは消
灯、点灯状態Bでは小型白熱灯(いわゆる豆球)を点
灯、点灯状態Cでは蛍光灯を点灯するというように点灯
させるランプを切り換えるようにしてもよい。このと
き、ランプを切り換える際にクロスフェード等の制御を
行なうようにしてもよい。
【0024】また、本実施形態ではしきい値となる所定
時間T1 を予め決まった値に設定しているが、前回の検
知時間Tkから次回の所定時間T1 を常に最適値に設定
するようにしたり、前回の検知時における検知時間T
k、前前回の検知時における検知時間Tk、さらにその
前の検知時間Tkというように過去の検知時間から次回
の検知時間Tkを類推して所定時間T1 を可変するよう
にしてもよい。例えば、図4に示すように、前回の検知
時間Tk1 が所定時間T1 よりも短ければ所定時間T1
はそのままとし、今回の検知時間Tk2 が所定時間T1
よりも長ければ、制御部2が所定時間T1 を増加させて
次回の所定時間を増加した時間T1 ’とする。さらに、
人体検知部1に焦電素子のような微分型のセンサ素子を
利用している場合には、焦電素子の出力若しくはその増
幅された出力の周波数が低ければ人がゆっくりと通過し
ているとみなし、所定時間T1 を長くするというような
ことも可能である。
【0025】(実施形態2)図5は本発明の第2の実施
形態のブロック図を示している。本実施形態は、実施形
態1と共通の人体検知部1及び制御部2に加えて、周囲
の明るさを検知する明るさ検知部3を備え、制御部2
が、人体検知部1と明るさ検知部3の検知情報に応じて
照明負荷101 …を制御する点に特徴があり、他の構成
及び動作は実施形態1と共通するので説明は省略する。
【0026】本実施形態では、明るさ検知部3で検知し
た明るさレベルに応じて、照明負荷101 …の点灯状態
A〜Cを可変するようにしている。すなわち、上記明る
さレベルが所定のしきい値よりも高い(明るい)ときに
は、点灯状態Aが消灯、点灯状態Bが10%の調光点
灯、点灯状態Cが50%の調光点灯とし、反対に明るさ
レベルがしきい値よりも低い(暗い)ときには、点灯状
態Aが10%の調光点灯、点灯状態Bが30%の調光点
灯、点灯状態Cが100%の全点灯となるように、制御
部2が照明負荷101 …を制御する。但し、これは一例
であって各点灯状態A〜Cにおけるレベル等は任意に設
定可能であることはいうまでもない。
【0027】また、明るさ検知部3で検知した明るさレ
ベルに応じて、人体検知部1の検知時間Tkと比較され
る所定時間T1 や一定時間t1 〜t3 を可変としてい
る。例えば、明るさレベルが所定のしきい値(上記しき
い値と共通であってもよい)よりも高い(明るい)とき
には所定時間T1 =5秒、低い(暗い)ときには所定時
間T1 =10秒というようにすればよい。
【0028】さらに、制御部2は点灯状態A〜Cを切り
換える際にも明るさレベルがしきい値(上記しきい値と
共通であってもよい)よりも高いときにはフェードイン
及びフェードアウトを早く(時間を短く)し、しきい値
よりも低いときにはフェードイン及びフェードアウトを
遅く、ゆっくり(時間を長く)するようにしている。例
えば、図6に示すように、検知時間Tkが所定時間T1
よりも短ければ、制御部2は照明器具10を点灯状態B
から点灯状態Aに切り換える際に直線的にフェードアウ
トさせ、検知時間Tkが所定時間T1 よりも長ければ、
制御部2は照明器具10を点灯状態Bから点灯状態Cに
切り換える際に指数関数的にフェードインさせる。さら
に、検知時間TkがT1 よりも長い所定の時間T2 より
も短ければ、制御部2は照明器具10を点灯状態Cから
点灯状態Aに戻す際に曲線的にフェードアウトさせ、検
知時間Tkが上記所定の時間T2 よりも長ければ、制御
部2は照明器具10を点灯状態Cから点灯状態Aに戻す
際に直線的にフェードアウトさせる。このように人体検
知部1における検知時間Tkの長さに応じて制御部2が
照明器具10の点灯状態を変える際の変化の方法(例え
ば、フェードのさせ方)等を可変するようにすれば、よ
り適切な照明環境を得ることができる。
【0029】なお、人体検知部1に焦電素子のような微
分型のセンサ素子を利用している場合には、焦電素子の
出力若しくはその増幅された出力の周波数が低ければ人
がゆっくりと通過しているとみなし、所定時間T1 を長
くするというようなことも可能である。上述のように本
実施形態によれば、制御部2が人体検知部1による人体
の存非の検知だけでなく、明るさ検知部3により検知す
る周囲の明るさによっても照明負荷101 …を制御する
から、より無駄のない適切な制御が行なえるという利点
がある。
【0030】(実施形態3)本発明の第3の実施形態は
実施形態1と共通の構成を有しているから、図示及び各
部の基本的な動作説明は省略し、本実施形態の特徴とな
る動作についてのみを図7を参照して説明する。図7に
示すように、人体検知部1が検知エリアM内で人体を検
知していないときには、制御部2は初期の点灯状態A
(例えば、消灯状態)で照明器具10を制御している。
そして、人体検知部1が検知エリアM内で人体を検知す
ると、制御部2は点灯状態Bで照明器具10を点灯させ
る(30%のレベル)。それと同時に制御部2は、人体
検知部1の検知時間Tkをカウントするとともに、この
検知時間Tkを予め設定されている所定時間T2 と比較
する。但し、検知時間Tk内においては、制御部2は照
明器具10を点灯状態Bに維持するように制御してい
る。
【0031】そして、検知時間Tkが所定時間T2 より
も短い場合には、制御部2は照明器具10を点灯状態A
に戻す、すなわち消灯させる。このとき、照明器具10
を点灯状態Aに戻すタイミングは、実施形態1と同様に
人体検知部1で人体を検知しなくなってから一定時間t
1 が経過した時点、あるいは所定時間T2 が経過してか
ら一定時間t2 が経過した時点の何れであってもよい。
【0032】一方、検知時間Tkが所定時間T2 よりも
長い場合には、人が検知エリアM内に滞在していると考
えられるから、制御部2は照明器具10を点灯状態C
(100%のレベル)で点灯させる。そして、人体検知
部1が人体を検知しなくなってからの時間が時間T3
りも短い場合、あるいは人体検知部1が人体を検知し始
めてからの経過時間が時間T4 よりも短い場合には、制
御部2が照明器具10を点灯状態Aに戻す。逆に、人体
検知部1が人体を検知しなくなってからの時間が時間T
3 よりも長い場合、あるいは人体検知部1が人体を検知
し始めてからの経過時間が時間T4 よりも長い場合に
は、制御部2が照明器具10を点灯状態Dとする(例え
ば、一般家庭用の照明器具の場合であれば、蛍光灯を1
00%点灯させると同時に電球等を点灯させる)。そし
て、その後に人体検知部1が人体を検知しなくなれば、
検知しなくなってから一定時間t4 後に制御部2は照明
器具10を点灯状態Dから点灯状態C、さらに点灯状態
Bを経て点灯状態Aに戻す。
【0033】なお、図8に示すように単純に検知時間T
kの長さに応じて、T1 <Tk<T 2 のときには制御部
2が照明器具10を点灯状態Bから点灯状態Cへ切り換
え、T2 <Tk<T3 のときには制御部2が照明器具1
0を点灯状態Cから点灯状態Dへ切り換え、さらにT3
<Tkのときには制御部2は照明器具10を点灯状態D
から点灯状態Eへ切り換えるというようにしてもよい。
【0034】上述のように本実施形態によれば、制御部
2は、人体検知部1が検知エリアM内における人体の存
在を検知し始めたときからの時間経過(時間T2
4 )に応じたレベルで照明負荷101 …を点灯させる
ので、検知エリアM内における人の行動、つまり単なる
通過と滞在とに応じて照明負荷101 …の点灯レベルを
変えることで無駄のない適切な照明環境を得ることがで
きる。
【0035】なお、上記実施形態1〜3においては人体
検知部1を照明器具10に内蔵するようにしているが、
これに限定されるものではなく、例えば図9に示すよう
に人体検知部1を照明器具101 …と別体に設けて壁面
に配設するようにしてもよい。この場合には、人体検知
部1と照明器具101 …の制御部2(照明器具101
が複数ある場合には各照明器具101 …の制御部2)と
を信号線Lsで接続し、この信号線Lsを介して人体検
知の信号を人体検知部1から制御部2へ伝送するように
すればよい。このように人体検知部1を照明器具101
…と別体にすれば、検知エリアMの設定の自由度を拡げ
ることができるという利点がある。
【0036】(実施形態4)図10は本発明の第4の実
施形態のブロック図を示している。本実施形態は、基本
的な構成を実施形態1並びに2と共通にしており、人体
検知部1、明るさ検知部2、副制御部6並びに送信部4
を具備する子器Xと、送信部4からの信号を受信する受
信部5並びに主制御部2’を具備する親機Yとを備え、
複数の照明負荷(例えば、一般家庭で使用される照明器
具等)101 …が親機Yに接続されている。なお、親機
Yは照明器具10に内蔵される構造としてもよい。
【0037】子器Xの副制御部6はCPUを主構成要素
とし、人体検知部1が検知エリアM内の人体の存在を検
知したときに明るさ検知部2により検知した周囲の明る
さに応じて、親機Yに接続された複数の照明負荷101
…の制御状態(点灯・消灯あるいは調光など)を決定
し、決定した制御状態で照明負荷101 …を制御するた
めの制御命令を作成する。さらに送信部4は、副制御部
6で作成された制御命令を赤外線等によるワイヤレス信
号で送信する。そして、これらの各部が同じケース内に
納装されて子器(ワイヤレスリモコン)Xが形成されて
いる。
【0038】子器Xの送信部4から送信されたワイヤレ
ス信号は、親機Yの受信部5にて受信される。そして、
親機Yの主制御部2’は基本的に実施形態1における制
御部2と同様の動作を行なうのであって、受信部5で受
信されたワイヤレス信号から制御命令を得るとともに、
その制御命令に基づいて各照明負荷101 …の制御を行
なう。
【0039】例えば、子器Xの人体検知部1が検知エリ
アM内で人体を検知していないときには、親機Yの主制
御部2’は初期の点灯状態A(例えば、消灯状態)で照
明器具10を制御し、子器Xの人体検知部1が検知エリ
アM内で人体を検知すると、副制御部6は照明器具10
を点灯状態B(30%のレベル)とする制御命令を作成
し、送信部4からワイヤレス信号にて送信する。親機Y
の受信部5が子器Xからのワイヤレス信号を受信し、主
制御部2’が受信部5から制御命令を受け取って照明器
具10を点灯状態Bとする。
【0040】一方、子器Yの副制御部6は、検知時間T
k(人体検知部1が人体を検知し始めてからの経過時
間)をカウントするとともに、この検知時間Tkを予め
設定されている所定時間T1 と比較する。そして、検知
時間Tkが所定時間T1 よりも短いときには点灯状態を
Aに戻す制御命令を副制御部6が作成して送信部4から
送信し、親機Yの主制御部2’が照明器具10を点灯状
態Aに戻す。他の動作も親機Yの主制御部2’が子器X
からのワイヤレス信号に基づいて照明負荷10を制御す
る点以外は実施形態1の動作と共通するので、説明は省
略する。
【0041】上述のように本実施形態によれば、人体検
知部1及び明るさ検知部3を具備した子器Xと、照明負
荷10に接続される親機Yとを備え、子器Xと親機Yの
間でワイヤレス信号により情報のやり取りを行なうよう
にしているから、人体検知部1や明るさ検知部3の設置
場所、言い換えれば検知エリアM等の設定の自由度を拡
げることができるという利点がある。
【0042】なお、本実施形態では子器Xから点灯状態
Aに戻す信号が送信されてきたときに主制御部2’が照
明器具10を点灯状態Aに戻すようにしているが、受信
部5でワイヤレス信号を受信してからの経過時間が所定
時間T1 を越えても、点灯状態を点灯状態Cに切り換え
る制御命令が子器Xから送信されてこない場合に、主制
御部2’が照明負荷10を点灯状態Aに戻すようにして
もよい。 (実施形態5)本発明の第5の実施形態は実施形態4と
ほぼ共通の構成を有しているから、図示及び各部の基本
的な動作説明は省略し、本実施形態の特徴となる動作に
ついてのみを図11〜図13を参照して説明する。
【0043】図11に示すように、本実施形態では各々
親機Yを内蔵した配光特性の異なる2種類の照明器具1
1 ,102 の制御を行なう。例えば、一方の照明器具
10 1 は壁面の下方に配設される所謂足元灯であり、他
方の照明器具102 は天井に配設される一般的な天井取
付型の照明器具である。なお、本実施形態においては一
方の照明器具101 に内蔵されている親機には、他方の
照明器具102 に内蔵されている親機に対してワイヤレ
ス信号で制御命令を送信するための送信部(図示せず)
が設けてある。
【0044】まず、子器Xの人体検知部1が検知エリア
M内の人の存在を検知すると、初めに子器Xが送信部4
から一方の照明器具101 に対して制御命令をワイヤレ
ス信号で送信し、このワイヤレス信号を受信した照明器
具101 の親機が制御命令に従って照明器具101 を点
灯させる。このときには照明器具102 は点灯しない。
そして、人体検知部1の検知時間Tkが所定時間T1
りも短いときには、子器Xは人体検知部1が人体を検知
しなくなってから一定の時間経過後に、照明器具101
の親機に対して照明器具101 を消灯させる制御命令を
ワイヤレス信号で送信し、このワイヤレス信号を受信し
た照明器具101 の親機が制御命令に従って照明器具1
1 を消灯させる。あるいは照明器具101 の親機が、
子器Xからの点灯状態を維持する旨の制御命令を受信し
ない場合に、照明器具101 を消灯させるようにしても
よい。
【0045】反対に、検知時間TKが所定時間T1 より
も長いときには、子器Xは他方の照明器具102 を点灯
させる制御命令をワイヤレス信号で送信し、このワイヤ
レス信号を受信した照明器具102 の親機が照明器具1
2 を点灯させる。このとき、もう一方の照明器具10
1 については、そのまま点灯させていてもよいし、ある
いは子器Xからの制御命令で消灯させたり点灯レベルを
低下させるようにしてもよい。なお、照明器具101
親機が、子器Xから消灯させる旨の制御命令を受信しな
い場合に、他方の照明器具102 を点灯させる制御命令
をワイヤレス信号で送信し、これを受信した照明器具1
2 の親機が照明器具102 を点灯させるというように
してもよい。あるいは、照明器具101 の親機が、子器
Xから点灯状態を継続させる旨の制御命令を受信した場
合に、他方の照明器具102 を点灯させる制御命令をワ
イヤレス信号で送信し、これを受信した照明器具102
の親機が照明器具102 を点灯させるというようにして
もよい。
【0046】その後、子器Xの人体検知部1が検知エリ
アM内に人体を検知しなくなれば、一定時間の経過後に
子器Xから照明器具102 (あるいは照明器具101
照明器具102 )を消灯させる制御命令を送信し、照明
器具102 (あるいは照明器具101 と照明器具1
2 )の親機が照明器具102 (あるいは照明器具10
1と照明器具102 )を消灯する。あるいは、照明器具
102 (あるいは照明器具101 と照明器具102 )を
消灯させる制御命令を送信し、照明器具102 (あるい
は照明器具101 と照明器具102 )の親機が、子器X
から点灯状態を継続させる旨の制御命令を受信しなかっ
た場合に、照明器具102 (あるいは照明器具101
照明器具102 )を消灯するようにしてもよい。なお、
図13に示すように、実施形態2と同じように人体検知
部1における検知時間Tkの長さに応じて制御部2が照
明器具101 ,102 の点灯状態を変える際の変化の方
法(例えば、フェードのさせ方)等を可変するようにし
てもよい。
【0047】本実施形態によれば、人体検知部1の検知
時間Tkが比較的に短い場合には、人は単に通過するだ
けであるからその通過に必要なだけの照明、すなわち、
互いに配光特性の異なる照明器具101 ,102 のうち
で通過に必要な一方の照明器具101 (足元灯)だけを
点灯させるとともに、検知時間Tkが比較的に長くて人
が滞在している場合には他方の照明器具102 を点灯さ
せることで滞在に必要なだけの照明環境を得ることがで
き、人の存在時間に応じた無駄のない適切な照明環境が
得られる。
【0048】なお、本実施形態では子器Xと各照明器具
101 ,102 の親機との間ではワイヤレス信号によっ
て制御命令の送受信を行なっているが、子器Xと各照明
器具101 ,102 の親機とを信号線により接続して有
線で制御命令を送受信するようにしてもよい。また、照
明器具101 …の数は2つに限らず3つ以上であっても
よく、その場合には実施形態3と同様に個々の照明器具
101 …毎に検知時間Tkの長さに応じた点灯レベルで
点灯させるようにしてもよい。さらに、各照明器具10
1 ,102 にそれぞれ複数台の照明器具を連動させるよ
うにしてもよい。
【0049】(実施形態6)図14は本発明の第6の実
施形態のブロック図を示しており、その構成は実施形態
2と共通である。本実施形態の特徴は、図15に示すよ
うにそれぞれに人体検知部11 ,12 、明るさ検知部3
1 ,32 及び制御部21 ,22 が納装された2台の照明
器具111 ,112 を壁と天井に配設するとともに、各
照明器具11 1 ,112 の人体検知部11 ,12 の検知
エリアM1 ,M2 を略一致させている点にある。
【0050】次に、図16を参照して本実施形態の動作
を説明する。まず、検知エリアM1,M2 に人が進入し
てきて各照明器具111 ,112 の人体検知部11 ,1
2 が共に人体を検知すると、一方の照明器具111 の制
御部21 が照明器具111 を初期の点灯状態A(例え
ば、消灯状態)から点灯状態B(例えば、100%全点
灯)に切り換える。このとき、他方の照明器具112
制御部22 は、照明器具112 を初期の点灯状態C(例
えば、消灯状態)のままとしている。
【0051】そして、照明器具111 の制御部21 は、
人体検知部11 の検知時間Tk1 が所定時間Taよりも
短いとき、あるいは検知時間Tk1 が所定時間Taより
も長いときには、人体を検知しなくなってから一定時間
後に照明器具111 を点灯状態Aに戻す。一方、照明器
具112 の制御部22 は、人体検知部12 の検知時間T
2 が所定時間Taよりも短いときには照明器具112
を点灯状態Cのままとし、検知時間Tk2 が所定時間T
aより長いときに照明器具112 を点灯状態D(例え
ば、100%全点灯)に切り換え、人体検知部12 が人
体を検知しなくなってから一定時間後に元の点灯状態C
に戻す。
【0052】なお、本実施形態では明るさ検知部31
2 を備えているから、明るさ検知部31 ,32 で検知
する周囲の明るさに応じて、周囲の明るさが所定値以下
の場合にのみ照明器具111 ,112 を点灯させるよう
にしてもよい。また、図17に示すように、人体検知部
1、明るさ検知部2、副制御部6、送信部4及び受信部
7を具備する子器Xと、人体検知部1、明るさ検知部
2、受信部5、送信部8並びに主制御部2’を具備する
親機Y1 …とを備え、各親機Y1 …に各々複数の照明負
荷1011…を接続し、各親機Y1 …と子器Xとの間でワ
イヤレス信号等により情報(人体検知の情報や制御命令
など)をやり取りするようにして、各照明負荷1011
を制御するようにしてもよい。本実施形態によれば、検
知エリアM1 ,M2 内における人の行動(例えば、単な
る通過あるいは何かの作業をするための滞在)に応じて
複数の照明負荷(照明器具)の点灯状態を変えることに
より、適切な照明環境が得られるとともに必要でない照
明負荷が点灯することを防止し、個々の照明負荷の点灯
回数の減少が図れて照明負荷の寿命を延ばすことができ
るという利点もある。
【0053】(実施形態7)本実施形態は、人体検知部
1の検知時間Tkと比較されるしきい値となる所定時間
1 を、検知時間Tkの長さに応じて可変する点に特徴
がある。すなわち、実施形態1〜6の何れかの構成にお
いて、n回分の人体検知部1の検知時間Tk 1 〜Tkn
の平均値が所定時間T1 よりも大きいとき、制御部2は
所定時間T1の値を一定の法則性に従って増大させる
(例えば、上記平均値を所定時間T1 とする)。あるい
は、図18に示すようにn回分の人体検知部1の検知時
間Tk1〜Tkn が全て所定時間T1 よりも大きいと
き、制御部2は所定時間T1 の値を一定の法則性に従っ
て増大させる(例えば、元の値の倍とする)。
【0054】一方、n回分の人体検知部1の検知時間T
1 〜Tkn の平均値が所定時間T 1 よりも小さいと
き、制御部2は所定時間T1 の値を一定の法則性に従っ
て減少させる(例えば、上記平均値を所定時間T1 とす
る)。あるいは、図19に示すようにn回分の人体検知
部1の検知時間Tk1 〜Tkn が全て所定時間T1 より
も小さいとき、制御部2は所定時間T1 の値を一定の法
則性に従って減少させる(例えば、元の値の半分とす
る)。
【0055】上述のように本実施形態によれば、検知時
間Tkの長さに応じて所定時間T1の値を増減させてい
るので、検知エリアが設定されている場所に適した所定
時間T1 とすることができ、常に適切な照明環境が得ら
れるという利点がある。
【0056】
【発明の効果】請求項1の発明は、検知エリア内におけ
る人体の存非を検知する人体検知部と、人体検知部での
検知情報に基づいて1乃至複数の照明負荷の点灯状態を
制御する制御部とを備え、制御部が、人体検知部が検知
エリア内における人体の存在を検知している時間に応じ
て照明負荷の点灯状態を可変して成るので、人体検知部
が検知エリア内における人体の存在を検知している時
間、すなわち人の存在時間に応じて照明負荷の点灯状態
を可変することにより、人の存在時間に応じた無駄のな
い適切な照明環境が得られるという効果がある。
【0057】請求項2の発明は、制御部が、人体検知部
が検知エリア内における人体の存在を検知し始めたとき
には比較的に低い第1のレベルで照明負荷を点灯させる
とともに、人体検知部が所定時間を越えて人体の存在を
検知し続けたときには第1のレベルよりも高い第2のレ
ベルで照明負荷を点灯させ、且つ人体検知部が人体の存
在を検知しなくなってから所定の遅延時間が経過した後
に検知エリア内に人体が存在しない場合の基準レベルで
照明負荷を点灯させる或いは消灯させるように制御する
ので、検知エリア内における人の行動、つまり単なる通
過と滞在とに応じて照明負荷の点灯レベルを変えること
で無駄のない適切な照明環境を得ることができるという
効果がある。
【0058】請求項3の発明は、制御部が、人体検知部
が検知エリア内における人体の存在を検知し始めたとき
には複数の照明器具のうちの一部を点灯させるととも
に、人体検知部が所定時間を越えて人体の存在を検知し
続けたときには少なくとも残りの照明器具を点灯させ、
且つ人体検知部が人体の存在を検知しなくなってから所
定の遅延時間が経過した後に検知エリア内に人体が存在
しない場合の基準レベルで照明負荷を点灯させる或いは
消灯させるように制御するので、検知エリア内における
人の行動、つまり単なる通過と滞在とに応じて照明負荷
の点灯レベルを変えることで無駄のない適切な照明環境
を得ることができるという効果がある。
【0059】請求項4の発明は、制御部が、人体検知部
が検知エリア内における人体の存在を検知し始めたとき
からの時間経過に応じたレベルで照明負荷を点灯させる
ので、検知エリア内における人の行動、つまり単なる通
過と滞在とに応じて照明負荷の点灯レベルを変えること
で無駄のない適切な照明環境を得ることができるという
効果がある。
【0060】請求項5の発明は、制御部が、人体検知部
が検知エリア内における人体の存在を検知し始めたとき
からの時間経過に応じて照明負荷のレベルの切換方法を
変化させるので、検知エリア内における人の行動、つま
り単なる通過と滞在とに応じて照明負荷の点灯レベルを
変えることで無駄のない適切な照明環境を得ることがで
きるという効果がある。
【0061】請求項6の発明は、制御部が、人体検知部
が検知エリア内における人体の存在を検知し始めたとき
からの時間経過に応じて次回の所定時間の値を可変する
ので、無駄のない適切な照明環境を得ることができると
いう効果がある。請求項7の発明は、周囲の明るさを検
知する明るさ検知部を備え、制御部が、人体検知部と明
るさ検知部の検知情報に応じて照明負荷を制御するの
で、検知エリア内における人の行動と周囲の明るさとに
応じて照明負荷の点灯レベルを変えることで無駄のない
適切な照明環境を得ることができるという効果がある。
【0062】請求項8の発明は、照明負荷の点灯・消灯
あるいは調光制御を行なう親機と、親機に対して少なく
とも照明負荷の点灯状態を制御するための制御情報を送
信する子器とを備え、検知エリア内における人体の存非
を検知する人体検知部と、人体検知部での検知情報に基
づいて1乃至複数の照明負荷を制御するための制御情報
を作成する副制御部と、副制御部で作成された制御情報
を信号で送信する送信部とを子器に具備し、子器からの
信号を受信する受信部と、受信部で受信した制御情報に
基づいて照明負荷を制御する主制御部とを親機に具備し
て成り、親機の主制御部が、子器の人体検知部が検知エ
リア内における人体の存在を検知している時間に応じて
照明負荷の点灯状態を可変して成るので、人体検知部が
検知エリア内における人体の存在を検知している時間、
すなわち人の存在時間に応じて照明負荷の点灯状態を可
変することにより、人の存在時間に応じた無駄のない適
切な照明環境が得られるという効果がある。
【0063】請求項9の発明は、略一致した検知エリア
内における人体の存非をそれぞれ検知する一対の人体検
知部と、各人体検知部での検知情報に基づいて複数の照
明負荷の点灯状態を制御する一対の制御部とを備え、一
方の制御部が、何れか一方の人体検知部が検知エリア内
における人体の存在を検知したら複数の照明負荷のうち
の一部の点灯状態を可変し、他方の制御部が、他方の人
体検知部が検知エリア内における人体の存在を検知して
から所定時間経過後に残りの照明負荷の点灯状態を可変
して成るので、人体検知部が検知エリア内における人体
の存在を検知している時間、すなわち人の存在時間に応
じて照明負荷の点灯状態を可変することにより、人の存
在時間に応じた無駄のない適切な照明環境が得られると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示すブロック図である。
【図2】同上の動作を説明するための説明図である。
【図3】同上の動作を説明するための説明図である。
【図4】同上の動作を説明するための説明図である。
【図5】実施形態2を示すブロック図である。
【図6】同上の動作を説明するための説明図である。
【図7】実施形態3を説明するための説明図である。
【図8】同上の動作を説明するための説明図である。
【図9】同上の他の設置例を示す図である。
【図10】実施形態4を示すブロック図である。
【図11】実施形態5を説明するための説明図である。
【図12】同上の動作を説明するための説明図である。
【図13】同上の動作を説明するための説明図である。
【図14】実施形態6を示すブロック図である。
【図15】同上の動作を説明するための説明図である。
【図16】同上の動作を説明するための説明図である。
【図17】同上の他の構成を示すブロック図である。
【図18】実施形態7を説明するための説明図である。
【図19】同上を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 人体検知部 2 制御部 101 … 照明負荷

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検知エリア内における人体の存非を検知
    する人体検知部と、人体検知部での検知情報に基づいて
    1乃至複数の照明負荷の点灯状態を制御する制御部とを
    備え、制御部は、人体検知部が検知エリア内における人
    体の存在を検知している時間に応じて照明負荷の点灯状
    態を可変して成ることを特徴とする照明制御装置。
  2. 【請求項2】 制御部は、人体検知部が検知エリア内に
    おける人体の存在を検知し始めたときには比較的に低い
    第1のレベルで照明負荷を点灯させるとともに、人体検
    知部が所定時間を越えて人体の存在を検知し続けたとき
    には第1のレベルよりも高い第2のレベルで照明負荷を
    点灯させ、且つ人体検知部が人体の存在を検知しなくな
    ってから所定の遅延時間が経過した後に検知エリア内に
    人体が存在しない場合の基準レベルで照明負荷を点灯さ
    せる或いは消灯させるように制御することを特徴とする
    請求項1記載の照明制御装置。
  3. 【請求項3】 制御部は、人体検知部が検知エリア内に
    おける人体の存在を検知し始めたときには複数の照明器
    具のうちの一部を点灯させるとともに、人体検知部が所
    定時間を越えて人体の存在を検知し続けたときには少な
    くとも残りの照明器具を点灯させ、且つ人体検知部が人
    体の存在を検知しなくなってから所定の遅延時間が経過
    した後に検知エリア内に人体が存在しない場合の基準レ
    ベルで照明負荷を点灯させる或いは消灯させるように制
    御することを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  4. 【請求項4】 制御部は、人体検知部が検知エリア内に
    おける人体の存在を検知し始めたときからの時間経過に
    応じたレベルで照明負荷を点灯させることを特徴とする
    請求項1記載の照明制御装置。
  5. 【請求項5】 制御部は、人体検知部が検知エリア内に
    おける人体の存在を検知し始めたときからの時間経過に
    応じて照明負荷のレベルの切換方法を変化させることを
    特徴とする請求項2乃至4の何れか記載の照明制御装
    置。
  6. 【請求項6】 制御部は、人体検知部が検知エリア内に
    おける人体の存在を検知し始めたときからの時間経過に
    応じて次回の所定時間の値を可変することを特徴とする
    請求項2又は3記載の照明制御装置。
  7. 【請求項7】 周囲の明るさを検知する明るさ検知部を
    備え、制御部は、人体検知部と明るさ検知部の検知情報
    に応じて照明負荷を制御することを特徴とする請求項1
    乃至6の何れか記載の照明制御装置。
  8. 【請求項8】 照明負荷の点灯・消灯あるいは調光制御
    を行なう親機と、親機に対して少なくとも照明負荷の点
    灯状態を制御するための制御情報を送信する子器とを備
    え、検知エリア内における人体の存非を検知する人体検
    知部と、人体検知部での検知情報に基づいて1乃至複数
    の照明負荷を制御するための制御情報を作成する副制御
    部と、副制御部で作成された制御情報を信号で送信する
    送信部とを子器に具備し、子器からの信号を受信する受
    信部と、受信部で受信した制御情報に基づいて照明負荷
    を制御する主制御部とを親機に具備して成り、親機の主
    制御部は、子器の人体検知部が検知エリア内における人
    体の存在を検知している時間に応じて照明負荷の点灯状
    態を可変して成ることを特徴とする照明制御装置。
  9. 【請求項9】 略一致した検知エリア内における人体の
    存非をそれぞれ検知する一対の人体検知部と、各人体検
    知部での検知情報に基づいて複数の照明負荷の点灯状態
    を制御する一対の制御部とを備え、一方の制御部は、何
    れか一方の人体検知部が検知エリア内における人体の存
    在を検知したら複数の照明負荷のうちの一部の点灯状態
    を可変し、他方の制御部は、他方の人体検知部が検知エ
    リア内における人体の存在を検知してから所定時間経過
    後に残りの照明負荷の点灯状態を可変して成ることを特
    徴とする照明制御装置。
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