JP4144983B2 - 熱拡散プレートを有する薄型電磁妨害シールド - Google Patents

熱拡散プレートを有する薄型電磁妨害シールド Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般に、電磁妨害(EMI)シールド構造に係る。特に、本発明はヒートシンクとも結合する小型EMIシールド構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型で携帯可能なコンピュータは、大学生、ビジネスマン、ライター、その他、携帯可能なワープロ、Eメール及びコンピュータグラフィック機能を必要とする者の間でますます人気が高まっている。特に、ノート冊子型のコンピュータは、一般に「ノートブックコンピュータ」として知られているが、その小型軽量による携帯可能性と使用便宜性から、ますます人気が高まっている。
【0003】
一般に、ノートブックコンピュータは、相互にヒンジ結合された貝殻構成の2つの主要なセクションから構成されている。第1のセクションは情報表示用の液晶ディスプレイ(LCD)を含む。LCD画面はLCDベゼルフレームに配置されている。典型的に、ベゼルフレームは厚さ約1cm未満である。ノートブックコンピュータの第2のセクションは、データ入力用のキーパッド領域を有する小型コンピュータベースセクションを含む。ノートブックコンピュータのコンピュータベースは、その畳んだ構造でノートブックコンピュータの大きさを最小にするために、その垂直厚ができるだけ薄いという点で薄型(ロープロファイル)である。典型的に、ノートブックコンピュータのコンピュータベースセクションは高さ約4cm未満で、好ましくは高さ約2cmである。典型的に、コンピュータベースセクションは、ノートブックパッドに匹敵する幅と長さを有している(例えば、好ましくは、約8.5インチ×11インチ未満)。一般に、ユーザが長時間快適にデータ入力できるキーボードデザインに一致するようにコンピュータベースセクションの幅と長さをできるだけ低減することは好ましい。一般に、従来のクエーティ(QWERTY)キーボードはノートブックコンピュータに使用され、クエーティキーボードはコンピュータベースセクションの上面を実質的に満たしている。しかし、より省スペース構造のクエーティキーボードの機能を達成する代替的なコンピュータキーボードデザインは当業者には既知である。
【0004】
ノートブックコンピュータデザインは、薄型筐体を維持しながらノートブックコンピュータの機能性を増加するという問題に直面している。典型的に、コンピュータベースの中央部は、2乃至3cmの垂直高さを有する容積に適合しなければならない電子回路で密に充填されている。例えば、メインマザーボードは、好ましくは、プリント基板の両側に電子チップを有する両面マザーボードである。マザーボードに加えて、コンピュータベースの中央部は支持及びマウント要素、電子相互接続要素及び電気絶縁素子も含んでいる。更に、コンピュータベースのフレームとキーボードアッセンブリは、コンピュータベースの垂直高さの一部を使用する。
【0005】
高性能ノートブックコンピュータの中央演算処理装置(CPU)は高いクロック速度で動作する。スイッチング動作毎に熱が発生する。その結果、高いクロック速度によりCPUは高速で発熱する。CPUを許容動作温度に維持するためにはこの熱を発散する必要がある。従来のデスクトップコンピュータに使用されている高性能チップのある放熱手段は高性能ヒートシンクをCPUに結合させることである。しかし、高性能ヒートシンクは、典型的に、フィン型ヒートシンクとヒートシンクのフィン上の空気吹き付けに使用されるファンに依拠する相当の厚さを有する。一例として、高さ約1cmの小型ヒートシンク及びファンは、高さ3cmを有するコンピュータベースセクションの高さの相当部分(例えば、約1/3)を使用する。従来のヒートシンク及びファンをある程度小型にすることは可能であるが、従来の突出型(フィン型)ヒートシンクが典型的に高さ約5乃至10mmを有しており、従来のファンが典型的に高さ1cm相当部分である。その結果、フィン型ヒートシンク及びファンを有する従来の放熱構造の使用は、両面マザーボードとその他のマウント、支持、電子相互接続要素に対して十分な垂直高さを有する薄型ノートブックコンピュータベースに相容れないものである。
【0006】
電磁妨害(EMI)も高性能ノートブックコンピュータで問題である。高性能ノートブックコンピュータのCPUの高いクロック速度は高周波数信号コンポーネントに関連付けられている。これらの高周波数信号コンポーネントは、ノートブックコンピュータの他の部位又は隣接する電子回路に伝搬して有害な電磁妨害(EMI)を生成する電磁波を発生する可能性がある。許容レベルまでEMIを低減するために、CPUを実質的に包囲する導電性筐体からなる更なるEMIシールドが要求されてきた。周知の電磁気理論の原理によれば、導電性筐体は被収納源からの電磁放射の伝搬を遮蔽又は遮断する。EMIシールド筐体は、一般に6面箱形状を有しているが、EMI源を実質的に包囲するその他の形状を有する場合もある。マザーボードを実質的に包囲する6面EMIシールドを形成するために、幾つかの従来のノートブックコンピュータは更なる別個のメタルカバーを有するコンピュータベースセクションに5個のシートメタルを利用している。しかし、6面EMIシールドの形成にシートメタルを利用することはノートブックコンピュータの寸法と重量を相当に増加させる。代替的に、実質的6面EMIシールド筐体は、コンピュータベース筐体の内壁を導電性コーティングでコートすることによってノーブックコンピュータ内に形成可能である。しかし、電子コンポーネントはノートブックコンピュータ内で密接して離間されているので、電子回路の短絡を防止するために、電子回路要素をEMIシールドの導電性壁から隔離するために更なる絶縁スペーサ体の付加するなど、プロアクティブな手段がEMIシールドに採用されなければならない。導電性コーティングの使用は、筐体面に適当に接着する高品質等角コーティングを使用することに関連する問題など、製造上の問題も有する場合がある。
【0007】
EMIシールドを軽量化するある技術は、シートメタルの代わりに弾性導電膜から袋状筐体を形成することである。不幸にも、絶縁及び導電層からなる弾性EMI袋状筐体は従来のヒートシンクの使用に概して不向きである。例えば、米国特許第5,436,803号は、絶縁材料袋に埋め込まれた追加的金属ファイバーを有する弾性電気絶縁袋の使用を教示している。同様に、米国特許第5,597,979は、絶縁シートの片側に埋め込み又はラミネートされた導電性材料からなる袋状EMIシールドの使用を教示している。内部絶縁面を有する弾性袋状筐体は、袋状筐体がアッセンブリされたプリント基板の周囲に配置可能であるという利点を有する。弾性袋状筐体の首又は部分開口端は、袋に囲まれたプリント基板への電子接続の形成/変更を容易にすることもできる。しかし、袋状筐体は従来のヒートシンクの使用には不向きである。これは、主として、回路基板の周囲に配置された袋状EMI筐体が内部ヒートシンクを横切る空気流を遮断するためである。従って、内部回路基板アッセンブリ及びヒートシンクを包囲する袋状EMI筐体は大気との熱交換による電子機器アッセンブリの効果的冷却には不向きである。
【0008】
また、従来のヒートシンクは、弾性EMI筐体内に含まれた電子機器アッセンブリに効果的に熱結合されることができない。電気絶縁層は良好な熱絶縁体になり易いということは材料科学業界では周知である。その結果、電気絶縁層に取り付けられた(又は埋め込まれた)外部導電層を有する袋筐体は、包囲された電子機器アッセンブリと外部ヒートシンクとの間に大きな熱抵抗を形成しやすい。袋状筐体を有するEMIシールドに伴う更なる問題は、弾性電気絶縁膜を形成するのに使用される従来のポリマー及びプラスチックが、通常のはんだ接着プロセス温度で変形及び/又は溶解しやすいことである。従って、米国特許第5,436,803号及び第5,597,979号のEMIシールド筐体と従来のヒートシンクとの間に効果的な熱又は電気結合を達成するのにはんだ付けプロセスを使用することは困難であろう。
【0009】
EMIシールドとヒートシンクの結合寸法と重量はノートブックコンピュータにとっては相当のものである。不幸にも、従来のEMIシールドは、ノートブックコンピュータの垂直高さ及び/又は重量の実質的低減を達成するために従来のヒートシンクに直接結合することができなかった。米国特許第5,175,613号の電子機器パッケージは、プリント基板の単一の(上)面に配置されたチップを取り囲むEMIシールドの上面を形成するのにフィン型ヒートシンクの導電面を利用している。米国特許第5,175,613号のフィン型ヒートシンクは、ボルト又はネジによってプリント基板に機械的に固定されている。また、ボルト又はネジは、プリント基板の中央に配置された接地基準面にヒートシンクを電気的に結合している。米国特許第5,175,613号は、EMIと熱保護をヒートシンクの導電面とプリント基板の接地基準面との間に配置された回路チップに与えている。しかし、米国特許第5,175,613号のパッケージは高性能ノートブックコンピュータのスペースと重量の制約に着目して設計されたものではない。
【0010】
米国特許第5,175,613号のパッケージに伴う一の問題はフィン型ヒートシンクの利用が典型的に相当の垂直高さを消費して、満足のいく放熱結果を達成するために追加的なファン要素を必要とすることである。例えば、マザーボードアッセンブリを冷却するのに適しているフィン型(突出型)ヒートシンクは典型的に5乃至10mmの高さを有し、それはノートブックコンピュータのコンピュータベースの利用可能な垂直高さの相当部分である。また、従来のフィン型ヒートシンクは、銅などの相当量の高導電率金属を一般に有している。従って、一体型ヒートシンク/EMIシールドは更なるEMIシールドコンポーネントの必要性を排除するが、そのパッケージの総合高さ及び重量はノートブックコンピュータの使用に未だ好ましくないほど大きい。
【0011】
米国特許第5,175,613号のパッケージに伴う別の問題は、プリント基板の上下面にマウントされたチップを有する両面マザーボードに不向きであることである。米国特許第5,175,613号は、電子チップはプリント基板の片側にのみ配置されることを明示的に教示している。このことはプリント基板の基底接地基準面が、チップを取り囲むEMIシールドの一面を形成するのに使用されることを許容する。両面マザーボードに対して米国特許第5,175,613号の教示を修正するためには、第2のヒートシンク(又はシートメタルからなる別の5面EMI筐体)が、プリント基板の底面に配置されたチップの周囲にEMIシールドを形成するために、マザーボードの底面の周囲に付加されなければならないであろう。また、更なるネジ又はボルト手段が、EMIシールドを形成すべく、第2のヒートシンクをプリント基板の基準面に電気的に結合するために、必要となるであろう。アッセンブリ全体の厚さと重量は小型ノートブックコンピュータのスペース及び幅の制約には不適当な場合がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
従来の既知のノートブックコンピュータは軽量EMIシールド及び小型ヒートシンクの機能を相乗的に結合する問題には着目していなかった。しかし、薄型ノートブックコンピュータデザインにおいて効果的な放熱とEMIシールドを達成するという問題はCPUクロック速度が増加するにつれてますます悪化することになるだろう。また、ノートブックコンピュータは小型アッセンブリを要求する電子装置の一例であるが、高性能パームトップコンピュータなどの他の電子装置は同一の放熱及びEMI問題の多くに直面している。
【0013】
必要なのは、EMIシールドに電子回路を収納すると共に効果的放熱機能を与える薄型アッセンブリである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、電磁妨害(EMI)シールド筐体とヒートシンクの機能を結合する構造に関する。本発明は、一般に、導電性材料からなる熱拡散プレートとEMIシールド材料からなる容器とを有し、容器は、容器の接地タブを熱拡散プレートに機械的に連通させることによって容器が熱拡散プレートに電気的に結合されるように、トレイに電気的に結合された接地タブを有している。
【0015】
本発明の一の側面は、容器を形成するための内部絶縁層と外部導電層からなる二層構造体EMI材料の使用である。EMI材料の一部は、熱拡散プレートに電気的接続を形成するEMI材料の外部導電層の露出部分を有する接地タブに形成可能である。
【0016】
本発明の別の側面は、熱拡散プレートに配置された伝熱性ブロックとEMIシールドによって囲まれたマザーボードにマウントされたチップとの間に所定の離間を達成するスペーサ層の使用である。スペーサ体の離間距離を適当に選択すると伝熱性ブロックとチップとの間を熱結合することが可能になると共に接地タブと熱拡散プレートとの間に圧力接触を促進する。
【0017】
本発明の更に別の側面は、熱拡散プレートがノートブックコンピュータの他のコンポーネントに支持又は補強機能を与えるのに使用されるノートブックコンピュータアッセンブリである。ある実施例においては、熱拡散プレートの一部はキーボードを機械的に支持するのに使用される。
【0018】
本発明の更に別の側面においては、補助ヒートシンクがノートブックコンピュータの液晶ディスプレイセクションに結合され、伝熱性ブロックに熱結合される。補助ヒートシンクは熱拡散プレートの放熱要求を低減し、大容量の熱負荷に対応可能な小型薄型のノートブックコンピュータデザインを促進にする。
【0019】
【発明の実施の形態】
ノートブックコンピュータデザインに直面する問題を解決する範囲で本発明を詳細に説明する。しかし、本発明の発明者等は、パームトップコンピュータなどの別の小型電子装置が、本発明の一体型電磁妨害(EMI)シールド・ヒートシンクデザインから恩恵を得ることができると信じている。また、製造の容易性のために電子装置の寸法とコンポーネント数を低減することが好ましいので、本発明の一体型EMIシールド・ヒートシンクデザインは多種多様な消費者及び航空宇宙装置にとって有益でもある。
【0020】
本出願の発明者等は、EMIシールドとヒートシンクがノートブックコンピュータの要求に関して相乗的に設計されれば、相当の恩恵が達成されるであろうと認識した。高性能ノートブックコンピュータを設計する際に課される一般のスペース制約は図1を参照して示すことができる。図1は、小型ノートブックコンピュータ10を示す斜視図であるが、多くの個別的詳細はコンピュータ毎に相違する。ノートブックコンピュータは、ヒンジ40によってコンピュータベース部50に結合された液晶ディスプレイ(LCD)ベゼルフレーム30に配置されたLCD画面20を有している。典型的に、ベース領域50は厚さ約4cm未満で、好ましくは厚さ約2cm未満の垂直高さ57を有している。図1に示すように、LCDベゼルフレームは、LCD画面20を保持する実質的に矩形フレームを有している。コンピュータベース50は、情報をタイプ用の従来のコンピュータキーボードセクション60(詳細には図示せず)を含んでいる。コンピュータベース50は、コンピュータ電子機器を含む外部フレーム又は筐体51を有している。コンピュータベース50は、従来のマウス機能の一部をエミュレートする位置決め装置70も含んでもよい。ノートブックコンピュータ10は、ベース部50に摺動するモジュール80及び90も含むことができる。これらのモジュールはバッテリユニット又はハードディスクドライブユニットなど他の電子機能を有することができる。しかし、モジュール80、90の機能はモジュール80、90の機能をベース50に含むことによって達成することもできるであろう。
【0021】
図2は、コンピュータベースセクション領域50に配置されたノートブックコンピュータ10のマザーボードが一体型電磁妨害(EMI)・熱拡散プレート筐体に封入されている本発明の実施例の分解斜視図を示している。熱拡散プレート200は、5乃至10mmよりもかなり小さい一般のフィン型(突出型)ヒートシンク厚さ202を有する実質的平面を好ましくは有している。一般に、放熱機能を実行する熱拡散プレート200に一致するように熱拡散プレート200をできるだけ薄く形成することが好ましい。機械工学の当業者には周知なように、プレート厚が減少するにつれてプレート状部材を横切る熱の伝熱性は減少する。従って、ノートブックコンピュータCPUなどの熱源からの熱拡散プレートによる放熱能力はプレート厚が減少するにつれて効率的ではなくなる。しかし、本発明者等は、たとえプレートが比較的薄くても(例えば、約2mm未満)、ノートブックコンピュータCPUから熱拡散プレートが効率的に放熱可能であることを認識した。熱拡散プレート200が約2mm未満の厚さ202を有しても、実質的恩恵が垂直間隔に関して与えられる。好ましくは、熱拡散プレート200は、重量低減とスペース確保のために約1mm未満の厚さ202を有している。熱拡散プレート200は銅などの高熱伝導率材料から好ましくは構成されている。しかし、銅ほどは高い熱伝導率を有さないアルミニウムは軽量、低コストで、従って熱拡散プレート200に好ましい材料である。
【0022】
メインプリント基板アッセンブリ210は、「マザーボード」としても知られているが、その表面に配置された高放熱コンポーネント215を有している。これらの高放熱電子コンポーネント215は、ノートブックコンピュータの中央演算処理装置(CPU)を有してもよい。従って、電子コンポーネント215は一以上のチップでもよい。しかし、本発明の教示は、他の発熱及び電磁妨害発生電子装置にも適用することができるので、本発明は発熱及び電磁妨害発生回路素子を含むより任意の回路アッセンブリにも適用可能である。これらは、無線周波数及びマイクロ波回路並びに高周波数ディジタル回路を含んでいるが、これらに限定されるものではない。
【0023】
電子コンポーネント215は、伝熱性ブロック205によって熱拡散プレート200に好ましくは熱結合されている。伝熱性ブロック205は熱拡散プレート200に電子コンポーネント215からの熱を結合する機能を有する。しかし、伝熱性ブロック205は、電子コンポーネント215に過度の圧力を加えずに、電子コンポーネント215と熱拡散プレート200との間の熱結合を強固に促進にするためにクッション体を含んでもよい。伝熱性ブロック205は、それらが伝熱する電子コンポーネント215と少なくとも同一の表面積を好ましくは有している(例えば、2cm角チップは同様の又は多少大きな表面積を有するブロックを有しなければならない。)。省スペース化と軽量化を達成するために伝導性ブロック205の厚さは好ましくは比較的薄い。様々な伝熱性ブロック材料がコンピュータ組立業界で周知である。これらの幾つかは、伝熱性ブロックをチップ表面に物理的接触させるために、伝熱性エラストマー材料を含んでいる。これにより、伝導性ブロック205を介してチップ215の熱を伝導性ブロック205の反対側に取り付けられたヒートシンク200に強固に熱結合することが可能となる。
【0024】
図2に示すように、マザーボード210はEMIシールド容器220に適合する。EMIシールド容器220は、マザーボードアッセンブリ210が容器の内部に実質的に等角的に適合するような大きさを有する好ましくは一般にトレイ形状の容器である。EMI容器220は、底面パネル230と4面壁パネル235を有するトレイ状構造を好ましくは有している。これにより、容器を一般のプリント基板アッセンブリ210デザインに係合させることが容易になる。しかし、本発明は、実質的に矩形断面を有するプリント基板アッセンブリ210に加えて他の放熱素子にも使用可能である。例えば、容器220は、円筒形状アッセンブリに係合する大きさを有するならば円筒形状を有することができる。図2に示すように、6面EMIシールド筐体を形成するために容器220が実質的平面体200によってカバーされることができるように側壁245は実質的に同一の高さを有する。しかし、容器220は、EMIシールド筐体を形成するために非平面カバーと係合するように設計された可変高さの側壁235を有することもできる。従って、図2はプリント基板アッセンブリの周囲にEMIシールド筐体を形成するのに特に適した実施例を示しているが、本発明の教示はより任意の形状を有する電子アッセンブリの周囲にEMIシールド筐体を形成するのに採用することができる。
【0025】
EMIシールド容器220は内部電気絶縁層と外部導電(シールド)層を有する弾性材料から好ましくは構成される。図3は、図2の線3‘−3‘に沿った図2のシールド容器220の概略断面図である。図3に示すように、底面パネル230及び側壁パネル235は、少なくとも2つの別個の材料層240、245を有する材料から好ましくは構成される。内部絶縁層240により、EMIシールドの導電部にマザーボードアッセンブリ210のコンポーネントを短絡させる危険性を低減しながら、マザーボード210がEMI容器220にうまく配置可能となる。従って、内部絶縁層240は、絶縁スペーサなどの別個の電気絶縁手段がマザーボードアッセンブリ210の導電性コンポーネントからEMIシールド容器220を物理的に分離する必要性を排除している。
【0026】
図3に示すように、底面パネル230及び側壁パネル235は、少なくとも一の導電層245を有している。導電層245は、別の材料構造に含まれている金属ファイバー又は金属フレークなどの金属膜その他の導電層である。(図示しない)更なる層が、パネル230、235の外表面を絶縁するために導電層245の表面部分に付加することができる。例えば、幾つかのEMIシールド材料は、2つの絶縁層間に埋め込まれた金属膜又は金属ファイバーから構成される。しかし、図3の二層構造材料は、容器220とヒートシンクカバー200との間に電気的接続を与えるために容器220に取り付けられた一体接地タブ225の形成を容易にするので好ましい。2つの絶縁層間に埋め込まれた導電層245などより複雑な層構造を使用可能であるが、導電層245からの絶縁部分のストリップ及び/又は導電層245の一部への別個の接地タブの取り付けという追加工程が必要となる。
【0027】
EMIシールド容器220を製造可能な様々な方法が存在するが、絶縁層240と導電層245からなる商業的に入手可能なEMIシールド材料も存在する。無線/航空電子機器などの敏感な電子コンポーネントの周囲に実質的に6面EMIシールド筐体を形成するために、様々なEMIシールド材料が航空宇宙電子工学業界で一般に使用されている。かかるシールド材料は、しばしば、絶縁材料に取り付け又は埋め込まれている金属ファイバーの薄片又は層から構成される。かかるシールド材料は、従来の温度圧力形成技術により電子装置の筐体に成形可能なように、典型的に多少弾性的である。かかる材料の一つは、ニューヨーク州マウントバーノンにあるスプレイラット社(Spraylat,Inc.)製のフォームシールド(FORMSHIELDTM)である。フォームシールドは様々なシールド形状に真空又は圧力形成可能である。フォームシールドなどの材料は軽量で、厚さ約1mm絶縁層と厚さ約数百ミクロン未満の薄片金属層などの比較的薄層を利用することができる。フォームシールドなどの商業的に入手可能なシールド材料は約0.1乃至1.0mm間のシート厚さで入手可能である。
【0028】
本発明においては、フォームシールドに類似の二層構造材料は、図2に示すようなトレイ状容器に好ましくは真空又は圧力形成される。カバー要素への電気的接続を形成するために容器220の側壁パネル235の上端に配置された好ましくは一以上の接地タブ225が存在する。接地タブ225は、熱拡散プレート200の底部に接触可能な導電層245の相当面積(例えば、何平方ミリメートル)を示している。フォームシールドは弾性材料であるので、マザーボード210は、タブ225を折り曲げてマザーボード210を容器220内に配置することによって筐体を形成した後に、EMI容器220に挿入可能になる。代替的に、タブ225はマザーボードがシールド容器220に挿入された後に所定位置に折り曲げられてもよい。タブ225は、マザーボードアッセンブリ210の周囲に6面EMI筐体を形成するために、熱拡散プレート200のタブ225への押圧が導電層245と熱拡散プレート200の底面204との間の電気的接続のための大面積を形成するような実質的表面積を有する。
【0029】
接地タブ225は、タブ225とプレート200との間の低圧機械的接触によってプレート200に好ましくは電気的に接続されている。フォームシールドのようなEMI材料は多くの一般電気的接続プロセスに不向きである。例えば、軽量ポリマー又はプラスチック絶縁層は、タブ225の導電層245とプレート200との間のはんだ接続に十分高い温度で溶解又は変形するであろう。導電エポキシはタブ225及びプレート200間の電気的接続を形成するのに使用可能であるが、EMI容器220及びプレート200の膨張熱係数の差に関連する実質的熱応力が存在する場合がある。特に、高性能CPU回路コンポーネント215は、EMI筐体が60℃よりも大きい温度変化を経験するように、相当の熱を生成する場合がある。その結果、導電エポキシ接合プロセスは信頼性がない。また、マザーボードアッセンブリ210がノートブックコンピュータの寿命期間中は稼動可能であるので、エポキシプロセスはエポキシ接合がマザーボードにアクセスするために破壊される必要があるという欠点を有しており、ノートブックコンピュータが稼動されるたびにEMIシールド材料の破損の危険をもたらす。
【0030】
従って、タブ225とプレート200との圧力接触は好ましい電気接続プロセスである。タブ225と熱拡散プレート200の底部204との間の十分な機械的圧力を形成するために必要な圧力は様々な手段によって達成することができる。しかし、好ましくは、プレート200がノートブックコンピュータにマウントされるときに熱拡散プレート200はタブ225に自動的に多少押圧される。別の重要な考慮事項は伝熱性ブロック205がチップ215に熱接触されていることである。伝熱性ブロック205とチップ215との間のエアギャップは熱結合の悪化をもたらす。しかし、伝導ブロック205とチップ215との間の過度の圧力はチップ215の破損をもたらす場合がある。好ましくは、スペーサ体は、導電ブロック205とチップ215との間の所定の離間距離を達成するのに使用される。図4に示すように、更なる導電性スペーサ208がタブ225とプレート200とを電気的に結合するのに使用可能である。スペーサ208により、伝熱性ブロック205はチップ215と熱接触することができる。所定の高さhsを有するスペーサ208を適当に選択すると、伝熱性ブロック205とチップ215とを熱接触したまま、プレート200が筐体211の一部にボルト止め又はネジ止め可能となる。EMIシールド材料の厚さに対する伝導性スペーサ高さを適当に選択すると、タブ225の導電層245と熱拡散プレート200との間の電気的接触の設定及び維持を更に可能になる。
【0031】
図4の実施例が電気及び熱結合を達成する問題の一解決策であるが、過度の応力が接地タブ225に印加される場合があるという欠点を有する。更に、タブ225が固定されているので、それらは相当の熱応力の下に置かれるかもしれない。周知のように、材料の熱膨張係数は温度変化によって生じる材料長さ変化を表す。しかし、異なる熱膨張係数(TCE)を有する剛性取付部材からなるアッセンブリにおいて、熱応力はアッセンブリの熱循環と共に発展可能となる。従って、図4の実施例は、ノートブックコンピュータの耐用期間中にEMIシールドの一部を破損する熱応力の危険性を低減するために、より厚い金属層245、又は、スペーサ208とシールド材料220を有するEMIシールド材料との間のTCEの実質的一致など、追加工程を必要とする場合がある。
【0032】
好ましいスペーサ構成を図5に示す。スペーサ209は、伝熱性ブロック205とチップ215との間で熱接触をもたらす。スペーサ209の高さhsはチップ215の高さhcにチップ215に突出する伝熱状態の伝熱性ブロック205の高さhbを付加したものである(それは、エラストマーの場合にはその自由非押圧状態よりも僅かに小さいものであってもよい)。一般に、マザーボードアッセンブリ210の上面217又はプレート200の底面204に配置された絶縁スペーサ体209は、所望の熱及び電気的接続を達成するために、所定の離間距離を維持するためのアッセンブリに利用可能である。図5の実施例においては、EMIシールド容器220の材料の弾性に関連する内部ばね力Fsのために接地タブ225はプレート200の底部204に接触する。本発明者等の実験によればフォームシールドは所望の弾性を有している。プレート200はタブ225に押圧され、側壁235及び/又はタブ225に僅かな押圧力を印加し、EMIシールド材料にばね状回復力を生成している。結果的回復力により、タブ225はプレート200の底部204と機械的接触を保つことができる。このばね状接触機構により、タブ225とプレート200との間の電気的接続を維持しながらプレート200の表面204にタブ225のある横運動が可能になる。従って、本発明者等は図5の実施例がタブ225とプレート200との低応力の電気的接続を可能にすると信じている。特に、タブ225はある横運動ができるので、タブ225をプレート200に強固に取り付ける場合に比較して熱応力を減少することができる。フォームシールドは所望の弾性を有する本発明者等が既知の唯一の商業的に入手可能な材料であるが、材料科学の当業者は弾性材料構造を達成するためにプラスチック、高分子その他の一般の絶縁体の材料特性を変更する方法に詳しい。従って、本発明者等は、その他のEMI材料構造が図5の実施例において変形及び利用可能であると信じている。
【0033】
本発明は更なる恩恵を得るために更に変形可能である。放熱プレート200は多くのCPU使用に適当な放熱を与えるのに十分である。しかし、本発明の一実施例においては、補助ヒートシンクが熱拡散プレート200と組み合わせて利用可能である。図6に示すように、熱拡散プレート200に加えて、補助ヒートシンク255が、伝熱性ブロック205又は熱拡散プレート200のブロック205に近い領域に熱結合される。補助ヒートシンク255は、高さ約4cm未満の薄型アッセンブリを維持しながら放熱機能を向上するのに利用される。補助ヒートシンク255はLCDベゼル260の一部に好ましくは配置され、伝熱性部材250によって熱拡散プレート200又は伝熱部材250に結合される。伝熱部材250は、ヒートパイプなどの効果的高熱伝導率を有する好ましくは小型要素である。ヒートパイプは、芯又は多孔材料によって生成される毛管力と一般に管構造に配置される作動液体を利用して、高温室から冷却室に熱を移送する周知の種類の蒸気−液体相変化装置である。比較的大きい表面積のヒートシンク255はLCDベゼル260に配置可能であるので、LCDベゼル260は補助ヒートシンクにとって好ましい位置である。また、現代のノートブックコンピュータのLCDベゼル260は比較的薄型であるので、LCDベゼルにマウントされた補助ヒートシンクから大気に実質的熱結合が存在する。しかし、補助ヒートシンク255は、大気への熱結合を促進にするためにコンピュータベースセクションの筐体の外面の一つに近いコンピュータベースセクション内に配置可能である。
【0034】
補助ヒートシンクは2つの主な長所を与えている。第1に、EMIシールド220に配置された電子回路が適当な動作温度に維持されるように、補助ヒートシンク255を使用して放熱能力を増加することは好ましい。一般に、電子コンポーネントの信頼性は、最大動作温度が低く維持される場合に向上する。第2に、コンピュータキーボードを適度な動作温度で維持することは好ましい。補助ヒートシンク255は、その他の点ではキーボードの下の熱拡散プレート200を流れるであろう熱負荷の一部を除去する。その結果、補助ヒートシンクは適度なタイプ温度でキーボードを維持することを補助することができる。これは、高いクロック速度で動作する高性能CPUなどの高い放熱用途に対して重要な考慮事項である。
【0035】
本発明の一体型EMIシールド・ヒートシンクは、別個のヒートシンクとEMIシールドを利用する場合に比較して、相当に大きさを低減している。しかし、本発明の一体型EMIシールド・ヒートシンクの別の恩恵は、小型薄型のノートブックコンピュータの製造を容易にする大型ノートブックコンピュータの一部として設計可能であることである。上述したように、熱拡散プレート200は、一体型EMIシールド・ヒートシンクを形成するために所定位置にボルト付けされることができる。しかし、本発明者等は、ノートブックコンピュータの別の要素に対して熱拡散プレート200が支持構造として拡張及び使用可能であることを認識した。
【0036】
図7は、熱拡散プレート300がコンピュータキーボード350に対して支持機能も果たす本発明の実施例を示している。ノートブックコンピュータのプラスチック筐体は比較的薄い。その結果、プラスチック筐体はコンピュータキーボード350を位置決めするのに所望の剛性を与えることができない。このことは、キーボード350上で相当のタイピング力を発するユーザに特に当てはまる。従って、ノートブックコンピュータ10のキーボード350のタイプ応答性と耐久性を向上するのに金属剛性要素を利用することは好ましい。本発明の発明者等は、本発明の熱拡散プレートは、キーボード350などの別のノートブックコンピュータコンポーネントに対する更なる剛性/支持機能を実施するのに採用可能であることを認識した。図7の実施例に示すように、コンピュータキーボード350はノートブックコンピュータ10の上ケース335の棚355に適合する。熱拡散プレート300に配置されたキーボード支持領域340はキーボード350を保持する棚355を支持する。キーボード支持領域340は、好ましくは、熱拡散プレート300のエンボス部である。棚355は好ましくは低熱伝導率のプラスチックからなり、熱拡散プレート300からキーボード350までの伝熱性が低くなるように、好ましくはキーボード支持領域340の多少上にキーボード350を持ち上げる。
【0037】
好ましくは、一体型EMIシールド、熱拡散プレート及び支持構造は低コストマウント技術を使用してマウントされるように設計される。図7に示すように、マザーボードアッセンブリ320は好ましくはボルト又はネジ孔325を有している。5面EMI容器330はその底面に型押し又はパンチされた対応するボルト又はネジ孔327を好ましくは有しているが、通常の弾性EMIシールド材料は十分薄いのでボルト又はネジがシールド層を容易に貫通してしまう。また、EMI容器330は、孔327の輪郭の周囲を実質的に適合するように成形可能である。アッセンブリ中に、マザーボード320はEMI容器330に最初に配置される。ネジ又はボルト360は、筐体335の上部、熱拡散プレート300、マザーボードアッセンブリ320及びEMI容器330を取り付けるのに使用可能である。EMI容器300の(図7には図示しない)タブ225は、ネジ360が印加する圧力によってアッセンブリプロセス中にプレート300に押圧接触される。スペーサ体315は、マザーボード320が伝熱性ブロック305に連通可能である所定距離を画定する。スペーサ体315は、過度の圧力がチップ310に印加されないように、好ましくは選択される。タブ225を熱拡散プレート300と電気的接触するように押圧するため、かつ、伝熱性ブロック305をチップ310に熱接触するように連通するために、アッセンブルされたノートブックコンピュータに適当な圧力を与えるようにスペーサ315の高さも好ましくは選択される。
【0038】
導電層245が比較的薄いという事実に対してEMIシールド材料及びタブデザインの選択に関わる幾つかのトレードオフが存在する。容器320の形成においてタブ225は製造及びアッセンブリプロセス中に過度に押圧されないことが好ましい。使用される特定シールド材料に依存して、EMIシールドの導電層が破損する可能性がある。例えば、導電層245を電気的にまとめる導電コーティングにひび割れが発生する場合がある。例えば、フォームシールドコーティングは比較的薄い導電コーティング245を有している。アッセンブリ、その後の熱循環、又はその後のマザーボードの保守/交換中に接地タブ225を形成するのに使用される鋭い折り目に沿って導電コーティングが割れる可能性が多少存在する。その結果、単一のタブは熱拡散プレート200とEMI容器220のパネル230、235との間に適当な電気的接続を与えないという僅かな危険性を低減するために一以上の接地タブ225を利用することが好ましいかもしれない。また、容器220及び接地タブ225を製造するのに使用される真空又は圧力プロセスは、鋭い折り目ではなく僅かに丸い湾曲部及び角を与えるのに好ましくは選択される。
【0039】
別個のEMIシールド及びヒートシンクという従来手法に比較して、本発明の一体型EMIシールド・ヒートシンクは、EMIシールドとヒートシンク機能を達成するのに要求される全体寸法と重量を相当に低減している。更に、本発明は、これらの機能達成に必要なコンポーネントの総数を更に低減するために、EMIシールド機能、ヒートシンク機能及び機械的支持機能も有している。
【0040】
本発明のEMIシールド・ヒートシンクは、特にノートブックコンピュータに有益である。本発明者等は、約4cm未満の垂直高さを有するノートブックコンピュータのコンピュータベースセクション50に適合するように設計されたEMIシールド・ヒートシンク構造を成功裡に組み込むことができた。しかし、本発明は、より小さい垂直間隔を有する電子装置にも適用可能である。熱拡散プレート200は、好ましくは、厚さ約1mm未満である。フォームシールドなどのEMIシールド材料は、厚さ約0.1乃至1.0mmで入手可能である。従って、熱拡散プレート200の結合高さと底部パネル230と接地タブ225を有する材料の厚さはせいぜい2、3mmである。その結果、本発明者等は、2乃至3cmの垂直間隔を有する超小型ノートブック及びパームトップコンピュータなどの垂直間隔が実質的に4cm未満である多種多様の電子機器用途に本発明が有効に使用可能であると信じている。
【0041】
本発明の好ましい実施例とその変形を詳細にここで説明したが、本発明はそれらの正確な実施例及び変形に限定されないこと、及び、別の変形及び変更が添付の特許請求の範囲で定義されるように本発明の要旨及び範囲を逸脱せずに当業者によって実施可能であることが理解されるであろう。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、放熱と電磁妨害シールドを達成しつつ小型かつ薄型で、機械的強度にも優れたノートブックコンピュータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンピュータベースセクションとLCDディスプレイセクションとを示すノートブックコンピュータの斜視図である。
【図2】 本発明の実施例の電磁妨害シールド、マザーボード及びヒートシンクの分解斜視図である。
【図3】 線3‘−3‘に沿った図2のEMIシールドトレイの側面図である。
【図4】 追加的な導電性スペーサ体を有する線3‘−3‘に沿った図2のEMIシールド・ヒートシンクアッセンブリの実施例の側面図である。
【図5】 導電性スペーサ体の代わりの絶縁スペーサ体を除いて図4と同様である本発明の実施例の側面図である。
【図6】 LCDベゼルの後方に配置された補助ヒートシンクが熱結合されている本発明の実施例の部分斜視図である。
【図7】 コンピュータベースセクションにおける熱拡散プレートが追加的支持機能を果たす本発明の実施例の側面図である。
【符号の説明】
10 小型ノートブックコンピュータ
20 LCD画面
30 LCDベゼルフレーム
40 ヒンジ
50 コンピュータベース部
60 コンピュータキーボードセクション
70 位置決め装置
80 モジュール
90 モジュール
200 熱拡散プレート
205 伝熱性ブロック
210 マザーボード
215 電子コンポーネント(チップ)
220 容器
225 接地タブ
240 絶縁層
245 導電層
250 伝熱部材
255 補助ヒートシンク
260 LCDベゼル
300 熱拡散プレート
320 マザーボードアッセンブリ
330 EMI容器
335 上ケース
340 キーボード支持領域
350 コンピュータキーボード

Claims (9)

  1. コンピュータベースセクションと液晶ディスプレイとを有するノートブックコンピュータのマザーボード用の薄型放熱電磁妨害シールドノートブックコンピュータアッセンブリであって、プリント基板アッセンブリを有する前記コンピュータベースセクションに配置されるマザーボードと、前記マザーボードの表面にマウントされた発熱回路素子と、熱拡散プレートと、前記熱拡散プレートの表面に配置された伝熱性ブロックと、前記マザーボードの表面と前記熱拡散プレートの間に配置されて、前記伝熱性ブロックと高放熱回路とを熱結合するのに十分な所定距離だけ前記熱拡散プレートの表面と前記マザーボードの表面とを分離させる大きさを有するスペーサ体と、電磁妨害シールド材料からなり、前記マザーボードを収納する大きさと一の開口端とを有する容器であって、当該容器の前記開口端に近接する前記容器のシールド材料に結合された接地タブを有する容器とを有し、前記マザーボードの周囲に電磁妨害シールド筐体を形成するために、前記接地タブが前記容器を前記熱拡散プレートに電気的に結合しながら前記容器は前記熱拡散プレートに係合する形状を有するノートブックコンピュータアッセンブリ。
  2. 前記熱拡散プレートは前記ノートブックコンピュータの少なくとも一の他の要素を機械的に支持するのに使用される請求項記載のノートブックコンピュータアッセンブリ。
  3. 前記熱拡散プレートに熱結合されているヒートシンクを更に有する請求項記載のノートブックコンピュータアッセンブリ。
  4. 前記ヒートシンクは前記ノートブックコンピュータの前記ディスプレイセクションに配置されている請求項記載のノートブックコンピュータアッセンブリ。
  5. 前記ヒートシンクは伝熱性部材によって前記熱拡散プレートに結合されている請求項記載のノートブックコンピュータアッセンブリ。
  6. 前記容器は底部パネルに取り付けられた4つの側壁パネルを有し、前記容器の前記パネルは外部の連続的導電層と内部の電気絶縁層とを有する請求項記載のノートブックコンピュータアッセンブリ。
  7. 前記容器の前記接地タブを前記熱拡散プレートに機械的に接触させることによって前記容器の前記接地タブの前記導電層の一部が前記熱拡散プレートに電気的に結合されるように、前記容器の前記側壁パネルは少なくとも一の接地タブを形成するために折り曲げられる請求項記載のノートブックコンピュータアッセンブリ。
  8. 前記容器の前記パネルは、外部の連続的導電層と内部の電気絶縁層からなる弾性パネルを有する請求項記載のノートブックコンピュータアッセンブリ。
  9. 少なくとも60℃の温度変化に亘って前記接地タブが前記熱拡散プレートと電気的接触を維持するように、前記容器は十分に押圧される請求項記載のノートブックコンピュータアッセンブリ。
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