JP4143364B2 - ラテックスポリマーの調製方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は広くはラテックス法に関し、より好ましくは、電子写真用途、ディジタル画像形成およびカラー画像形成などの静電写真画像形成および印刷法を含む多様な用途において用いられるトナーを製造するための、顔料、染料またはそれらの混合物などの着色剤および任意の添加剤粒子とのラテックスの凝集および合一または融合に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トナーは、着色剤と回分式重合または半連続乳化重合によって形成されたラテックスポリマーとを凝集させることにより製造される。例えば、米国特許第5,853,943号は、最初にシードポリマーを形成することによりラテックスを調製するための半連続乳化重合法に関連している。その特許の開示は本願に全体的に引用して全面的に援用する。米国特許第5,928,839号は、固定が良好で光沢特性が良好な、コアがシェルポリマー内に封入されたラテックスポリマーのラテックス調製物(preparation)を調製する半連続乳化重合法に関連している。その特許の開示は本願に全体的に引用して全面的に援用する。このラテックスは、E/A(乳化/凝集/合一)トナー樹脂の調製のために用いることができる。
【0003】
E/A(乳化/凝集/合一)トナー樹脂を製造する方法は周知されている。例えば、トナーの調製のためのE/A(乳化/凝集/合一)法は、米国特許第5,290,654号、米国特許第5,278,020号、米国特許第5,308,734号、米国特許第5,370,963号、米国特許第5,344,738号、米国特許第5,403,693号、米国特許第5,418,108号、米国特許第5,364,729号および米国特許第5,346,797号などの多数のゼロックス(Xerox)の特許中で説明されており、各々の開示は本願に全体的に引用して援用する。関心のある他の特許は、米国特許第5,348,832号、第5,405,728号、第5,366,841号、第5,496,676号、第5,527,658号、第5,585,215号、第5,650,255号、第5,650,256号および第5,501,953号(球状トナー)である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
異なるタイプの画像形成および印刷方法用の多様なトナー、例えば、低体積写真複写機用のより高い分子特性を有するトナーおよび高体積写真複写機用のより低い分子特性を有するトナーを製造するために、前述した方法を用いて適切なラテックスポリマーを生成させるとともに用いることが可能である。特定の分子特性を有する特定のトナーを得るために、必要とされる特定の分子特性に応じて、用いられるラテックス組成物を変えなければならないし、および/またはM(数平均分子量)を変えなければならないであろう。ラテックス組成物および/またはM(数平均分子量)を変える結果として、得られたポリマーのTg(ガラス転移温度)は変わるであろう。その結果として、様々なTg(ガラス転移温度)は、トナーブロッキング、トナークリース(toner crease)およびトナー文書オフセットなどのトナー特性を変えることによりトナーの性能に影響を及ぼすであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴において、本願において説明される利点の多くを有する標準(普遍)ラテックス組成物を用いるプロセスが提供される。
【0006】
本発明のもう一つの特徴において、広範な分子特性を有するラテックスを生成させるE/A(乳化/凝集/合一)トナー製品に見合った標準(普遍)ラテックス組成物を用いるプロセスが提供される。
【0007】
本発明のなお別の特徴において、良好なトナー性能が維持されるようにM(数平均分子量)を実質的に変えずに、結果としてTg(ガラス転移温度)を実質的に変えずに、広範なM(重量平均分子量)のラテックス、好ましくは25,000〜100,000のM(重量平均分子量)のラテックスをカスタマイズする方法が提供される。
【0008】
本発明のなおもう一つの特徴において、乳化重合によってラテックス、特に半連続乳化重合によって調製されるラテックスを製造する方法が提供される。この場合、M(数平均分子量)を大幅に変えずに、結果としてTg(ガラス転移温度)を実質的に変えずに、広範なM(重量平均分子量)のラテックス、好ましくは25,000〜100,000のM(重量平均分子量)のラテックスを製造することができる。
【0009】
本発明のもう一つの特徴において、E/A(乳化/凝集/合一)トナー粒子処理に関してラテックスポリマーをカスタマイズして種々のトナー要件に適応させるために、半連続乳化重合法において連鎖移動剤分割が提供される。本発明において、「連鎖移動剤分割」とは、本発明のプロセス中に特定の量の連鎖移動剤を含むモノマー乳化液が分割して用いられることを意味すると理解される。この場合、より多くの連鎖移動剤がプロセス中にモノマー乳化液の少なくとも第1の部分に添加される。
【0010】
本発明のなおもう一つの特徴において、M(数平均分子量)を実質的に変えずに、より高いM(重量平均分子量)のラテックスを可能にするために連鎖移動剤分割を用いる方法が提供される。
【0011】
本発明のもう一つの特徴において、連鎖移動剤分割半連続乳化重合法およびトナー粒子を調製する方法が提供される。この場合、例えば、選択されたラテックスは、非イオン界面活性剤のない乳化重合によって形成される。これらのトナーは、コンパクトマシン設計による方法または優れた画像解像度、S/N比および画像均一性を有する高品質着色画像を提供するように設計されている方法などの、高いトナー転写効率を通常は好む画像形成法、特に電子写真法のために特に有用である。
【0012】
本発明の別の特徴において、異なるモノマーが順次添加される半連続逐次乳化重合によってラテックス、特にコア/シェルモルホロジーを有するラテックスを製造する方法が提供される。得られたラテックスは、M(数平均分子量)を大幅に変えずに、結果としてTg(ガラス転移温度)を実質的に変えずに、広範なM(重量平均分子量)、好ましくは25,000〜100,000のM(重量平均分子量)を有し、適切なM(数平均分子量)、M(重量平均分子量)およびTg(ガラス転移温度)が達成されるようになり、よってコアポリマーは光沢用であり、シェルポリマーは固定用である。
【0013】
本発明のなおもう一つの特徴において、高M(重量平均分子量)コアおよび低M(重量平均分子量)シェル、あるいはその逆を有するとともに実質的に似たM(数平均分子量)を維持するコア/シェルモルホロジーが提供される。
【0014】
本発明のなおもう一つの特徴において、改善されたカラープリント品質の達成を可能にする優れた着色剤、特に顔料分散液と合わせたラテックス、および黒色と着色のトナー組成物の調製のための経済的方法が提供される。この場合、トナーは改善された融合特性を有する。
【0015】
本発明のなお別の特徴において、ラテックス、顔料および添加剤粒子の凝集および合一または融合(凝集/合一)によってトナーを調製する方法が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】
【0017】
実施の形態1
実施形態において、モノマー乳化液の第1の部分の水性乳化重合によって生成したシード粒子ラテックスを前記モノマー乳化液の第2の部分および少なくとも一種の連鎖移動剤と混合することを含むラテックスポリマーを調製する方法であって、混合はラジカル開始剤の存在下で行わるとともに加熱され、前記モノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物を含む方法が提供される。より詳しくは、モノマー乳化液の少なくとも一種の連鎖移動剤は、例えば、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約10〜約80重量%、特にラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約10〜約40重量%である。シード粒子ラテックスと混合された少なくとも一種の連鎖移動剤およびモノマー乳化液の第2の部分は組み合わされ、そして連鎖移動剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の、例えば約20〜約90重量%、特にラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約60〜約90重量%である。用いられる全連鎖移動剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.005〜約10重量%、特にラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.1〜約2重量%であってよい。モノマー乳化液の第1の部分は、例えば、モノマー乳化液の約0.5〜約50重量%、特にモノマー乳化液の約15〜約25重量%である。重合試薬の混合物は、少なくとも一種の架橋剤をさらに含んでよい。好ましくは、プロセス中、酸素は実質的に排除される。開始剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.1〜約10重量%、特に、開始剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.6〜約1.2重量%である。好ましくは、混合は、約35℃〜約125℃で、例えば、約1.5〜約6時間にわたり行われる。
【0018】
実施の形態2
実施形態において、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物の乳化によって調製されるモノマー乳化液の第1の部分の水性乳化重合によって生成したシード粒子ラテックスをモノマー乳化液の第2の部分と混合し、モノマー乳化液の第3の部分を添加し、少なくとも一種の連鎖移動剤をモノマー乳化液の第2の部分およびモノマー乳化液の第3の部分の少なくとも一方と組み合わせ、ラテックスポリマーを生成させるためにラジカル開始剤の存在下で加熱することを含むラテックスポリマーを調製する方法が提供される。より詳しくは、モノマー乳化液の少なくとも一種の連鎖移動剤は、例えば、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約10〜約80重量%、特にラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約10〜約40重量%である。少なくとも一種の連鎖移動剤は、例えば、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約20〜約90重量%、特にラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約60〜約90重量%でモノマー乳化液の第2の部分およびモノマー乳化液の第3の部分の少なくとも一方と組み合わせる。用いられる全連鎖移動剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.005〜約10重量%、特にラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.1〜約2重量%であってよい。モノマー乳化液の第1の部分は、例えば、モノマー乳化液の約0.5〜約33重量%である。モノマー乳化液の第2の部分は、例えば、モノマー乳化液の約33〜約65重量%である。重合試薬の混合物は、少なくとも一種の架橋剤をさらに含んでよい。好ましくは、プロセス中に、酸素は実質的に排除される。開始剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.1〜約10重量%、特に、開始剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.6〜約1.2重量%である。好ましくは、混合は、約35℃〜約125℃で、例えば、約1.5〜約6時間にわたり行われる。
【0019】
実施の形態3
実施形態において、(i)少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物を乳化することによってモノマー乳化液を調製する工程であって、前記乳化が約5℃〜約40℃の温度で実行される工程と、(ii)(i)のモノマー乳化液の第1の部分の水性乳化重合によってシード粒子ラテックスを調製する工程であって、(i)のモノマー乳化液の第1の部分が(i)のモノマー乳化液の約0.5〜約33重量%であり、前記シード粒子ラテックスが約35〜約125℃の温度で維持される工程と、(iii)(i)のモノマー乳化液の第2の部分を(ii)のシード粒子ラテックスに添加する工程であって、(i)のモノマー乳化液の第2の部分が(i)のモノマー乳化液の約33〜約65重量%である工程と、(iv)(i)のモノマー乳化液の第3の部分を(iii)のシード粒子ラテックスに添加する工程と、(v)全連鎖移動剤の約20〜約90重量%の少なくとも一種の連鎖移動剤を前記モノマー乳化液の第2の部分および前記モノマー乳化液の第3の部分の少なくとも一方と組み合わせる(combining)工程と、(vi)(i)および(ii)の少なくとも一方においてラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.1〜約10重量%の開始剤を含める工程と、(vii)ラテックスポリマーを生成させるために約35℃〜約125℃の温度で(i)〜(vi)の組み合わせを加熱する工程とを含むラテックスポリマーを調製する方法が提供される。
【0020】
この方法は、少なくとも一種の界面活性剤の水溶液の調製をさらに含んでよい。ここで前記水溶液は、(ii)のシード粒子ラテックスを生成させるために(i)のモノマー乳化液の第1の部分と組み合わせる。界面活性剤は、例えば、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の範囲内で存在する。好ましくは、プロセス中に、酸素は実質的に排除される。
【0021】
本発明は、前述した特許において説明したように、種々のE/A(乳化/凝集/合一)プロセスのために選択されうる広範な分子特性を有するラテックスポリマーを製造してトナー樹脂を生成させるために、標準(普遍)ラテックス組成物を用いる連鎖移動剤分割乳化重合法に関する。
【0022】
本発明の実施形態において、本発明のラテックスポリマーを調製する乳化重合法は、連鎖移動剤の一部をプロセスの一段階で添加し、連鎖移動剤のもう一部をプロセスのもう一段階で添加する現場(in situ)シード形成(seeded)モノマー乳化液添加連鎖移動剤分割半連続重合を含む。
【0023】
別の実施形態において、本発明は無酸素重合法に関する。酸素が連鎖移動剤と相互作用するとともに重合を阻害するので、乳化重合法で酸素を除去すると、特に製造スケールアップにおいてラテックスの再現性が確実になる。好ましいパージ用ガスはアルゴンおよび窒素である。
【0024】
実施形態において、ラテックスポリマーを製造する方法は、モノマー乳化液の第1の部分の水性乳化重合によって生成するシート粒子ラテックスをモノマー乳化液の第2の部分および少なくとも一種の連鎖移動剤と混合することにより行われる。混合は、ラジカル開始剤および熱の存在下で行われる。用いられるモノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物を含む。
【0025】
一実施形態において、ラテックスポリマーは、最初にモノマー乳化液を形成することにより製造される。第一に、モノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物を乳化させることにより調製される。乳化は、適するいかなるプロセスによっても、例えば、低温での高速混合によって行ってよい。例えば、混合物は、一般には約30秒〜約30分である十分な時間にわたって約5℃〜約40℃で約5,000〜約25,000rpmに設定されたホモジナイザー内で混合してよい。第二に、シード粒子ラテックスは、モノマー乳化液の第1の部分(one portion)と少なくとも一種のラジカル開始剤との水性乳化重合によって調製される。好ましくは、モノマー乳化液の第1の部分(one portion)および少なくとも一種のラジカル開始剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の少なくとも一種の界面活性剤の水溶液が既に投入されている反応器に投入される。第三に、シード粒子ラテックスの生成後に、モノマー乳化液の残りの部分は、少なくとも一種の連鎖移動剤と組み合わされ、ラテックスポリマーを得るために反応器に添加される。
【0026】
乳化重合法は、好ましくは半連続方式で行われ、それには、米国特許第5,444,140号に記載されたような公知のスターブフィード法を含めてよい。この特許の開示は本願に全体的に引用して全面的に援用する。特に、モノマー乳化液の残りの部分は、ラテックスポリマーの生成における時間にわたってゆっくり添加される。反応中のモノマーは、それが添加されるのとほぼ同じ速度で重合によって消費される。例えば、残りの部分は、約0.1g/反応器内容物kg/分〜約50g/反応器内容物kg/分の速度で反応器に添加してよい。この場合、全部は約90分で投入される。こうした半連続重合技術は、E/A(乳化/凝集/合一)トナー樹脂の調製において回分式乳化重合技術より好ましい。こうした技術が(1)特に大規模生産における発熱重合プロセス中に、より良好な熱管理制御、(2)粒子サイズ、粒子安定性、分子量および表面特性に関する、より多くの制御機会、(3)ラテックスに関して、より均質な組成の保存、および(4)最終モノマー組成または共モノマー比を変えることによるコアシェルポリマーをもたらす機会を提供するからである。
【0027】
本願に記載されたモノマー乳化液の用いられる部分数は、少なくとも二つの部分であることが可能である。
【0028】
モノマー乳化液を形成するために用いられる重合試薬の混合物は、少なくとも一種の架橋剤をさらに含むことが可能である。
【0029】
少なくとも一種の界面活性剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの好ましくは約0.1〜約10重量%、より好ましくは約0.6〜約1.2重量%の量で乳化液中に存在する。
【0030】
シード粒子ラテックスを製造するために用いられるモノマー乳化液の第1の部分(one portion)は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の好ましくは約0.5〜約50重量%、より好ましくはラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約15〜約25重量%である。モノマー乳化液の第1の部分(one portion)の特に低い重量%を用いる時、この方法は、好ましくは、より小さい規模で、例えば、ベンチスケールまたはより小さいプラントスケールで行われる。本方法のこの特定の実施形態が非常に発熱性だからである。より大きな規模でこの方法を行おうとすれば、こうした方法のために用いられる反応器用の冷却ジャケットなどの冷却手段が必要でありうる。
【0031】
モノマー乳化液の少なくとも一種の連鎖移動剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約10%〜約80%、好ましくは約10%〜約40重量%で存在してよい。
【0032】
残りのモノマー乳化液に添加される少なくとも一種の連鎖移動剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約20%〜約90%、好ましくは約60%〜約90重量%で存在してよい。必要ならば、連鎖移動剤は、残りのモノマー乳化液の添加段階中に別個に添加してよい。
【0033】
ラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.005〜約10重量%、好ましくは約0.1〜約2重量%などの、いかなる有効量でも使用してよい。
【0034】
ラジカル開始剤は、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの好ましくは約0.1〜約10重量%である。最も好ましくは、開始剤は約0.1〜約5重量%で存在する。他の実施形態において、開始剤はプロセスにおける種々の段階でも添加してよい。例えば、開始剤は、初期モノマー乳化液および/またはモノマー乳化液の第1の部分(one portion)に添加することができよう。開始剤は、初期モノマー乳化液および/またはモノマー乳化液の第1の部分(one portion)および残りのモノマー乳化液に添加することもできよう。プロセスの種々の段階で添加されるラジカル開始剤の量は、ラテックス樹脂を調製するために用いられるラジカル開始剤の全量の約30〜100重量%、好ましくは約50%〜100重量%、最も好ましくは100重量%であってよい。添加の前に、反応器内の材料の温度は、好ましくは約35℃〜約125℃に導き、その温度はラジカル開始剤の添加中に維持する。好ましくは、開始剤はモノマー乳化液の第1の部分(one portion)のみに添加される。
【0035】
プロセスの第一段階、第二段階および第三段階は、好ましくは、それぞれ約5℃〜約40℃、約35℃〜約125℃、約35℃〜約125℃の温度で実行される。
【0036】
好ましくは、シードラテックスの生成のための上述したような温度は、後続のラテックスポリマーの生成中に維持される。より好ましくは、例えば、約10〜約1,000rpmの攪拌がその後維持される。
【0037】
反応器は、好ましくは約0.5〜約14時間、より好ましくは1.5〜約6時間にわたり加熱される。
【0038】
もう一つの実施形態において、ラテックスポリマーは、第三にシードラテックス粒子の生成後にモノマー乳化液の第2の部分を反応器に添加することを除いて、前の実施形態に記載されたように製造される。第四に、モノマー乳化液の残りの部分は反応器に添加され、少なくとも一種の連鎖移動剤は、ラテックスポリマーを生成させるために、モノマー乳化液の第2の部分およびモノマー乳化液の残りの部分の少なくとも一方に添加される。
【0039】
この実施形態は、より発熱性ではなく、結果として、より小さい規模、例えば、ベンチスケールまたはより小さいプラントスケールと、より大きいスケールの両方で行ってよい。
【0040】
シード粒子ラテックスを製造するために用いられるモノマー乳化液の第1の部分(one portion)は、全モノマー乳化液の好ましくは約0.5〜約33重量%、より好ましくは約0.5〜約5重量%、最も好ましくは1重量%である。
【0041】
モノマー乳化液の第2の部分は、全モノマー乳化液の好ましくは約33〜約65重量%、より好ましくは約50重量%である。
【0042】
最も好ましくは、シードラテックス粒子を製造するために用いられるモノマー乳化液の第1の部分(one portion)はモノマー乳化液の1重量%であり、モノマー乳化液の第2の部分はモノマー乳化液の50重量%である。
【0043】
もう一つの実施形態において、ラテックスポリマーは、最初にモノマー乳化液を形成することにより製造される。第一に、モノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、全連鎖移動剤の約10〜約40重量%の少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物を約5℃〜約40℃の温度で約5,000〜約25,000rpmで高速混合することにより調製される。モノマー乳化液は、約30秒〜約30分にわたり混合される。第二に、シード粒子ラテックスは、全モノマー乳化液の約0.5〜約33重量%のモノマー乳化液の第1の部分(one portion)、およびラテックス樹脂を調製するために用いられるラジカル開始剤の全量の約30〜100重量%の少なくとも一種のラジカル開始剤の水溶液を、ラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の少なくとも一種の界面活性剤の水溶液が既に投入されている反応器に投入することにより約35℃〜約125℃の温度で調製される。このシード重合反応は、シード粒子ラテックスの形成を可能にするために約10〜約1000rpmで連続的に攪拌される。温度および攪拌は維持され、そして第三に、シード粒子ラテックスの生成後、モノマー乳化液の第2の部分は反応器に一定時間にわたって半連続的に添加される。第2の部分は、全モノマー乳化液の約33〜約65重量%である。第四に、モノマー乳化液の残りの部分および全連鎖移動剤の約60〜約90重量%の少なくとも一種の連鎖移動剤が反応器に添加される。第2の部分および残りの部分は、それぞれ、約0.1g/反応器内容物kg/分〜約50g/反応器内容物kg/分の速度で反応器に添加される。この場合、全部は約90分で投入される。最終混合物は、約35℃〜約125℃の温度で約1.5〜6時間にわたり加熱され、攪拌され、冷却されてラテックスポリマーを生成させる。プロセス中、系を窒素でパージした。
【0044】
本発明のもう一つの実施形態は、トナー組成物の調製に際して用いるコアシェルラテックスポリマーの調製のための連鎖移動剤分割半連続乳化重合法に関する。「シェル」という単語を用いる一方で、「シェル」という単語がコーティングおよびカバーなどを包含しうる言うまでもない。上述した一般的前述プロセスは、コアシェルラテックスポリマーを生成させるプロセスに適用してよい。一つの特定の実施形態において、コアポリマーは、第一段モノマー組成物の連鎖移動剤分割乳化重合によって生成される。この場合、連鎖移動剤の一部はコアプロセスの一段階で添加され、連鎖移動剤の残りの部分は、コアプロセス中のもう一つの段階で添加される。シェルは、好ましくはコアポリマーの存在下での第二段モノマー組成物の連鎖移動剤分割乳化重合によってコアを封入する。この場合、連鎖移動剤の一部はシェルプロセスの一段階で添加され、連鎖移動剤の残りの部分は、シェルプロセス中のもう一つの段階で添加される。別の実施形態において、コアは、第一段モノマー組成物の連鎖移動剤分割乳化重合によって形成される。この場合、連鎖移動剤の一部はコアプロセスの一段階で添加され、連鎖移動剤の残りの部分は、コアプロセス中のもう一つの段階で添加される。シェルは、好ましくはコアポリマーの存在下での第二段モノマー組成物の、本願に引用された特許に記載された乳化重合によってコアを封入する。なお別の実施形態において、コアは、第一段モノマー組成物の、本願に引用された特許に記載された乳化重合によって形成され、シェルは、好ましくはコアポリマーの存在下での第二段モノマー組成物の連鎖移動剤分割乳化重合によってコアを封入する。この場合、連鎖移動剤の一部はシェルプロセスの一段階で添加され、連鎖移動剤の残りの部分は、シェルプロセス中のもう一つの段階で添加される。より好ましくは、これらの実施形態は、本願に記載されたように連鎖移動剤分割を用いる半連続乳化重合によって調製されたコアシェルラテックスに関連している。
【0045】
好ましい実施形態において、(A)コアポリマーは、最初にコアモノマー乳化液を形成することにより製造される。第一に、コアモノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物の乳化によって調製される。乳化は、適するいかなるプロセスによっても、例えば、低温での高速混合によって行ってよい。例えば、混合物は、一般には約30秒〜約30分である十分な時間にわたって約5℃〜約40℃で約5,000〜約25,000rpmに設定されたホモジナイザー内で混合してよい。第二に、シード粒子ラテックスは、コアモノマー乳化液の第1の部分(one portion)と少なくとも一種のラジカル開始剤との水性乳化重合によって調製される。好ましくは、モノマー乳化液の第1の部分(one portion)および少なくとも一種のラジカル開始剤は、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の少なくとも一種の界面活性剤の水溶液が既に投入されている反応器に投入される。第三に、シード粒子ラテックスの生成後に、コアモノマー乳化液の残りの部分は少なくとも一種の連鎖移動剤と組み合わされ、コアラテックスポリマーを得るために反応器に添加される。
【0046】
(B)シェルポリマーはコア生成ポリマーを封入する。シェルポリマーは、最初にシェルモノマー乳化液を形成することにより製造される。第一に、シェルモノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物の乳化によって調製される。乳化は、適するいかなるプロセスによっても、例えば、低温での高速混合によって行ってよい。例えば、混合物は、一般には約30秒〜約30分である十分な時間にわたって約5℃〜約40℃で約5,000〜約25,000rpmに設定されたホモジナイザー内で混合してよい。第二に、シェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)および少なくとも一種のラジカル開始剤は、(A)の生成コアラテックスポリマーを含む反応器に投入される。好ましくは、シェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)および少なくとも一種のラジカル開始剤は、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の少なくとも一種の界面活性剤の水溶液と(A)の生成コアラテックスポリマーとが既に投入されている反応器に投入される。第三に、シェルモノマー乳化液の残りの部分は、コアシェルラテックスポリマーを得るために反応器に添加される。
【0047】
もう一つの実施形態において、(A)コアポリマーは、(A)の前の実施形態において記載されたように製造される。
【0048】
(B)シェルポリマーはコア生成ポリマーを封入する。シェルポリマーは、第三にシェルモノマー乳化液の残りの部分を少なくとも一種の連鎖移動剤と組み合わせ、コアシェルラテックスポリマーを得るために反応器に添加することを除いて、(B)の前の実施形態において記載されたように製造される。
【0049】
もう一つの実施形態において、(A)コアポリマーは、第三にシード粒子ラテックスの生成後に、コアモノマー乳化液の残りの部分をコアラテックスポリマーを得るために反応器に添加することを除いて、(A)の前の実施形態において記載されたように製造される。
【0050】
(B)シェルポリマーはコア生成ポリマーを封入する。シェルポリマーは(B)の前の実施形態において記載されたように製造される。
【0051】
乳化重合法は、最も好ましくは半連続方式で行われ、それには、米国特許第5,444,140号に記載されたような公知のスターブフィード法を含めてよい。特に、モノマー乳化液の残りの部分は、ラテックスポリマーの生成における時間にわたって反応器にゆっくり添加される。反応中のモノマーは、それが添加されるのとほぼ同じ速度で重合によって消費される。例えば、残りの部分は、約0.1g/反応器内容物kg/分〜約50g/反応器内容物kg/分の速度で反応器に添加してよい。この場合、全部は約90分で投入される。
【0052】
本願に記載されたコアモノマー乳化液およびシェルモノマー乳化液に関して、これらのプロセスにおいてそれぞれコアモノマー乳化液またはシェルモノマー乳化液の用いられる部分の数は、連鎖移動剤分割がない時に少なくとも一部分であることが可能であり、連鎖移動剤分割がある時に少なくとも二部分であることが可能である。
【0053】
コアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液を形成するために用いられる重合試薬の混合物は、少なくとも一種の架橋剤をさらに含むことが可能である。
【0054】
プロセス(A)および/または(B)において、少なくとも一種の界面活性剤は、コアラテックスポリマーまたはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.6重量%〜約1.2重量%の量で乳化液中に存在する。
【0055】
好ましくは、シード粒子ラテックスを製造するために用いられるコアモノマー乳化液の第1の部分(one portion)は、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約0.5〜約50重量%、より好ましくは、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約15〜約25重量であり、シェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)は、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約0.5〜約50重量%、より好ましくは、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約15〜約25重量である。これらの実施形態において、モノマー乳化液の第1の部分(one portion)の低い重量%を用いる時、この方法は、好ましくは、より小さい規模で、例えば、ベンチスケールまたはより小さいプラントスケールで行われる。本方法のこの特定の実施形態が非常に発熱性だからである。より大きな規模でこの方法を行おうとすれば、こうした方法のために用いられる反応器用の冷却ジャケットなどの冷却手段が必要でありうる。
【0056】
コアモノマー乳化液およびシェルモノマー乳化液の少なくとも一種の連鎖移動剤は、それぞれコアラテックスポリマーまたはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約10重量%〜約80重量%、より好ましくは約10重量%〜約40重量%で存在してよい。
【0057】
残りのコアモノマー乳化液および残りのシェルモノマー乳化液に添加される少なくとも一種の連鎖移動剤は、それぞれコアラテックスポリマーまたはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約20重量%〜約90重量%、好ましくは約60重量%〜約90重量%で存在してよい。必要ならば、連鎖移動剤は、残りのコアモノマー乳化液および/または残りのシェルモノマー乳化液の添加段階中に別個に添加してよい。
【0058】
コアモノマー乳化液およびシェルモノマー乳化液に関して、全連鎖移動剤は、それぞれコアラテックスポリマーまたはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.005重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約2重量%などの、いかなる有効量でも使用してよい。
【0059】
ラジカル開始剤は、好ましくは、コアラテックスポリマーおよび/またはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.1〜約10重量%である。最も好ましくは、開始剤は約0.1〜約5重量%で存在する。他の実施形態において、開始剤はプロセス中の種々の段階でも添加してよい。例えば、開始剤は、初期のコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液、および/またはコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)に添加することができよう。開始剤は、初期のコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液、および/またはコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)、および残りのコアモノマー乳化液および/または残りのシェルモノマー乳化液にも添加することができよう。プロセスの特定の段階で添加されるラジカル開始剤の量は、コアラテックス樹脂および/またはシェルラテックス樹脂を調製するために用いられるラジカル開始剤の全量の約30重量%〜100重量%、好ましくは約50重量%〜100重量%、最も好ましくは100重量%であってよい。添加の前に、反応器内の材料の温度は、好ましくは約35℃〜約125℃に導き、その温度はラジカル開始剤の添加中、維持する。好ましくは、開始剤はコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)のみに添加される。
【0060】
(A)および(B)の第一段階、第二段階および第三段階は、好ましくは、それぞれ約5℃〜約40℃、約35℃〜約125℃、約35℃〜約125℃の温度で実行される。
【0061】
好ましくは、第二段階に関して上述したような温度は、後続のコアラテックスポリマーおよびシェルラテックスポリマーの生成中に維持される。より好ましくは、例えば、約10〜約1,000rpmの攪拌がその後維持される。
【0062】
(A)および(B)において、反応器は、好ましくは約0.5〜約14時間、より好ましくは1.5〜約6時間にわたり加熱される。
【0063】
本発明の実施形態において、(A)コアポリマーは、最初にコアモノマー乳化液を形成することにより製造される。第一に、コアモノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物の乳化によって調製される。乳化は、適するいかなるプロセスによっても、例えば、低温での高速混合によって行ってよい。例えば、混合物は、一般には約30秒〜約30分である十分な時間にわたって約5℃〜約40℃で約5,000〜約25,000rpmに設定されたホモジナイザー内で混合してよい。第二に、シード粒子ラテックスは、コアモノマー乳化液の第1の部分(one portion)と少なくとも一種のラジカル開始剤との水性乳化重合によって調製される。好ましくは、コアモノマー乳化液の第1の部分(one portion)および少なくとも一種のラジカル開始剤は、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の少なくとも一種の界面活性剤の水溶液が既に投入されている反応器に投入される。第三に、シード粒子ラテックスの生成後に、コアモノマー乳化液の第2の部分は反応器に添加される。第四に、コアモノマー乳化液の残りの部分は反応器に添加され、少なくとも一種の連鎖移動剤は、コアモノマー乳化液の第2の部分およびコアモノマー乳化液の残りの部分の少なくとも一方に添加されて、コアラテックスポリマーを生成させる。
【0064】
(B)シェルポリマーはコア生成ポリマーを封入する。シェルポリマーは、最初にシェルモノマー乳化液を形成することにより製造される。第一に、シェルモノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物の乳化によって調製される。乳化は、適するいかなるプロセスによっても、例えば、低温での高速混合によって行ってよい。例えば、混合物は、一般には約30秒〜約30分である十分な時間にわたって約5℃〜約40℃で約5,000〜約25,000rpmに設定されたホモジナイザー内で混合してよい。第二に、シェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)および少なくとも一種のラジカル開始剤は、(A)の生成コアラテックスポリマーを含む反応器に投入される。好ましくは、シェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)および少なくとも一種のラジカル開始剤は、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の少なくとも一種の界面活性剤の水溶液および(A)の生成コアラテックスポリマーが既に投入されている反応器に投入される。第三に、シェルモノマー乳化液の残りの部分は、コアシェルラテックスポリマーを得るために反応器に添加される。
【0065】
本発明のもう一つの実施形態において、(A)コアポリマーは、(A)の前の実施形態において記載されたように製造される。
【0066】
(B)シェルポリマーはコア生成ポリマーを封入する。シェルポリマーは、第三にシェルモノマー乳化液の第2の部分が反応器に添加されることを除いて、(B)の前の実施形態において記載されたように製造される。第四に、シェルモノマー乳化液の残りの部分は反応器に添加され、少なくとも一種の連鎖移動剤は、シェルモノマー乳化液の第2の部分およびシェルモノマー乳化液の残りの部分の少なくとも一方に添加されて、コアシェルラテックスポリマーを生成させる。
【0067】
本発明のもう一つの実施形態において、(A)コアポリマーは、第三にシード粒子ラテックスの生成後に、コアモノマー乳化液の残りの部分をコアラテックスポリマーを得るために反応器に添加することを除いて、(A)の前の実施形態において記載されたように製造される。
【0068】
(B)シェルポリマーはコア生成ポリマーを封入する。シェルポリマーは、(B)の前の実施形態において記載されたように製造される。
【0069】
乳化重合法は、最も好ましくは半連続方式で行われ、それには、米国特許第5,444,140号に記載されたような公知のスターブフィード法を含めてよい。特に、モノマー乳化液の第2の部分および残りの部分は、ラテックスポリマーの生成における時間にわたってゆっくり反応器に添加される。反応中のモノマーは、それが添加されるのとほぼ同じ速度で重合によって消費される。例えば、第2の部分および残りの部分は、それぞれ約0.1g/反応器内容物kg/分〜約50g/反応器内容物kg/分の速度で反応器に添加してよい。この場合、全部は約90分で投入される。
【0070】
この特定の実施形態において、このプロセスは、より発熱性ではなく、結果として、より小さい規模、例えば、ベンチスケールまたはより小さいプラントスケールと、より大きいスケールの両方で行ってよい。
【0071】
コアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液を生成させるために用いられる重合試薬の混合物は、少なくとも一種の架橋剤をさらに含むことが可能である。
【0072】
プロセス(A)および/または(B)において、少なくとも一種の界面活性剤は、コアラテックスポリマーまたはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.6重量%〜約1.2重量%の量で乳化液中に存在する。
【0073】
好ましくは、コアモノマー乳化液の第1の部分(one portion)は、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約0.5〜約33重量%、より好ましくはコアラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約0.5〜約5重量%、最も好ましくは1重量%である。シェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)は、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約0.5〜約33重量%、より好ましくはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約0.5〜約5重量%、最も好ましくは1重量%である。
【0074】
好ましくは、コアモノマー乳化液の第2の部分は、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約33〜約65重量%、より好ましくは50重量%であり、および/またはシェルモノマー乳化液の第2の部分は、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマー乳化液の約33〜約65重量%、より好ましくは50重量%である。
【0075】
最も好ましくは、コアモノマー乳化液の第1の部分(one portion)は、コアラテックスポリマーを調製するために用いられるモノマー乳化液の1重量%であり、コアモノマー乳化液の第2の部分は、コアラテックスポリマーを調製するために用いられるモノマー乳化液の50重量%である。シェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)は、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられるモノマー乳化液の1重量%であり、シェルモノマー乳化液の第2の部分は、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられるモノマー乳化液の50重量%である。
【0076】
コアモノマー乳化液およびシェルモノマー乳化液の少なくとも一種の連鎖移動剤は、それぞれコアラテックスポリマーまたはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約10〜約80重量%、好ましくは約10〜40重量%で存在してよい。
【0077】
第2の、および/または残りのコアモノマー乳化液およびシェルモノマー乳化液に添加される少なくとも一種の連鎖移動剤は、それぞれコアラテックスポリマーまたはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約20〜約90重量%、好ましくは約60〜90重量%で存在してよい。必要ならば、連鎖移動剤は、第2の、および/または残りのコアモノマー乳化液およびシェルモノマー乳化液の添加段階中に別個に添加してよい。好ましくは、少なくとも一種の連鎖移動剤は、残りのコアモノマー乳化液および残りのシェルモノマー乳化液のみに添加される。
【0078】
コアモノマー乳化液およびシェルモノマー乳化液に関して、全連鎖移動剤は、それぞれコアラテックスポリマーまたはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.005〜約10重量%、好ましくは約0.1〜約2重量%などの、いかなる有効量でも使用してよい。
【0079】
ラジカル開始剤は、コアラテックスポリマーおよび/またはシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの好ましくは約0.1〜約10重量%である。最も好ましくは、開始剤は約0.1〜約5重量%で存在する。他の実施形態において、開始剤はプロセスにおける種々の段階でも添加してよい。例えば、開始剤は、初期コアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液、および/またはコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)に添加することができよう。開始剤は、初期のコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液、および/またはコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)、および残りのコアモノマー乳化液および/または残りのシェルモノマー乳化液に添加することもできよう。プロセスの特定の段階で添加されるラジカル開始剤の量は、コアラテックス樹脂および/またはシェルラテックス樹脂を調製するために用いられるラジカル開始剤の全量の約30〜100重量%、好ましくは約50%〜100重量%、最も好ましくは100重量%であってもよい。添加の前に、反応器内の材料の温度は、好ましくは約35℃〜約125℃に導き、その温度はラジカル開始剤の添加中において維持する。好ましくは、開始剤はコアモノマー乳化液および/またはシェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)のみに添加される。
【0080】
(A)および(B)の第一段階、第二段階、第三段階および第四段階は、好ましくは、それぞれ約5℃〜約40℃、約35℃〜約125℃、約35℃〜約125℃、約35℃〜約125℃の温度で実行される。
【0081】
好ましくは、第二段階に関して上述したような温度は、後続のコアラテックスポリマーおよびシェルラテックスポリマーの生成中に維持される。より好ましくは、例えば、約10〜約1,000rpmの攪拌がその後維持される。
【0082】
(A)および(B)において、反応器は、好ましくは約0.5〜約14時間、より好ましくは1.5〜約6時間にわたり加熱される。
【0083】
本発明のもう一つの好ましい実施形態において、(A)コアポリマーは、最初にコアモノマー乳化液を形成することにより製造される。第一に、コアモノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物を約5℃〜約40℃の温度で約5,000〜約25,000rpmで高速混合することにより調製される。コアモノマー乳化液は、約30秒〜約30分にわたり混合される。第二に、シード粒子ラテックスは、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全コアモノマー乳化液の約0.5〜約33重量%のコアモノマー乳化液の第1の部分(one portion)とコアラテックス樹脂を調製するために用いられるラジカル開始剤の全量の約30〜100重量%の少なくとも一種のラジカル開始剤との水溶液を、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の少なくとも一種の界面活性剤の水溶液が既に投入されている反応器に投入することにより約35〜約125℃の温度で調製される。このシード重合反応は、シード粒子ラテックスの生成を可能にするために約10〜約1000rpmで連続的に攪拌される。温度および攪拌は維持され、そして第三に、シード粒子ラテックスの生成後に、コアモノマー乳化液の第2の部分は一定時間にわたり半連続的に反応器に添加される。第2の部分は、コアラテックスポリマーを調製するために用いられる全コアモノマー乳化液の約33〜約65重量%である。第四に、コアモノマー乳化液の残りの部分およびコアラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約60〜約60重量%の少なくとも一種の連鎖移動剤は反応器に添加される。第2の部分および残りの部分は、それぞれ約0.1g/反応器内容物kg/分〜約50g/反応器内容物kg/分の速度で反応器に添加される。この場合、全部は約90分で投入される。最終混合物は、約35℃〜約125℃の温度で約1.5〜約6時間にわたり加熱されるとともに攪拌される。
【0084】
(B)シェルポリマーはコア生成ポリマーを封入する。シェルポリマーは、最初にシェルモノマー乳化液を形成することにより製造される。第一に、シェルモノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマー、少なくとも一種の連鎖移動剤、少なくとも一種の界面活性剤および水の重合試薬の混合物を約5℃〜約40℃の温度で約5,000〜約25,000rpmで高速混合することにより調製される。シェルモノマー乳化液は、約30秒〜約30分にわたり混合される。第二に、シェルラテックスポリマーを調製するに用いられる全モノマー乳化液の約0.5〜約33重量%のシェルモノマー乳化液の第1の部分(one portion)、およびシェルラテックス樹脂を調製するために用いられるラジカル開始剤の全量の約30〜100重量%の少なくとも一種のラジカル開始剤の水溶液は、シェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの約0.5〜約15重量%の少なくとも一種の界面活性剤の水溶液が既に投入され、(A)の生成コアラテックスポリマーを含む反応器に投入される。反応器の温度は約35℃〜約125℃であり、反応器は約10〜約1,000rpmで連続的に攪拌される。温度および攪拌は維持され、そして第三に、シェルモノマー乳化液の第2の部分が反応器に一定時間にわたって半連続的に添加される。第2の部分は、全モノマー乳化液の約33〜約65重量%である。第四に、シェルモノマー乳化液の残りの部分とシェルラテックスポリマーを調製するために用いられる全連鎖移動剤の約60〜約90重量%の少なくとも一種の連鎖移動剤とが反応器に添加される。第2の部分および残りの部分は、それぞれ、約0.1g/反応器内容物kg/分〜約50g/反応器内容物kg/分の速度で反応器に添加される。この場合、全部は約90分で投入される。最終混合物は、約35℃〜約125℃の温度で約1.5〜6時間にわたり加熱され、攪拌され、冷却されてラテックスポリマーを生成させる。両方のプロセス(A)および(B)中、系を窒素でパージした。
【0085】
コアシェルラテックスは、半連続乳化重合手順によって調製することができる。この場合、コアポリマーおよびシェルポリマーを調製するために用いられるモノマー混合物は、異なるモノマー組成をもってよく、あるいはもたなくてよい。コアポリマーおよびシェルポリマーに関するモノマー組成が同じである場合、連鎖移動剤分割は、実質的に似たM(数平均分子量)を維持しつつ、高M(重量平均分子量)コアおよび低M(重量平均分子量)シェル、あるいはその逆を提供するために変えてよい。
【0086】
種々の実施形態の得られたコアシェルラテックスは、好ましくは約10〜60重量%、より好ましくは約20〜50重量%の、コアシェルポリマーに基づく高分子コアである粒子と、好ましくは約40〜約90重量%、より好ましくは約50〜80重量%の、コアシェルポリマーに基づく高分子コア上の高分子シェルとを含む。好ましくは、高分子シェルは、例えば、約0.01μm〜約0.3μm、好ましくは約0.03μm〜約0.2μmの厚さを有する。好ましい実施形態において、第1のモノマー組成のモノマーは、例えば、約20℃〜約50℃、好ましくは約30℃〜約50℃のコアにおけるTg(ガラス転移温度)および例えば、約5,000〜約30,000、好ましくは約8,000〜約25,000のM(重量平均分子量)を生じさせるように選択され、コアを封入するポリマーシェルを形成する第2のシェル形成用モノマー組成は、例えば、約50℃〜約70℃、好ましくは約55℃〜約65℃のシェルにおけるTg(ガラス転移温度)および例えば、30,000以上、好ましくは約40,000〜約200,000などの40,000以上のM(重量平均分子量)を生じさせるように選択される。
【0087】
本願に記載されたプロセスの少なくとも一種のモノマーに関して、ラジカル開始剤または成長ラジカル化学種との反応を介してポリマーを生成させることが可能な適するいかなるモノマーまたはモノマーの混合物も用いてよい。本発明において有用な好ましいモノマーは、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、スチレン、アクリロニトリル、脂肪族酸のビニルエステル、エチレン系不飽和カルボン酸および架橋剤である。適するエチレン系不飽和カルボン酸には、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、2−カルボキシエチルアクリレート(β−CEA)など、およびそれらの混合物を挙げることができる。モノマーと合わせて用いるために適する架橋剤には、例えば、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、デカンジオールジアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、ノナンジオールジアクリレートなどのジアクリレート類、デカンジオールジメタクリレート(A−DOD)、ノナンジオールジメタクリレート、ヘキサンジオールジメタクリレートまどのジメタクリレート類、ブタジエンなど、およびそれらの混合物を挙げることができる。
【0088】
少なくとも一種のモノマーは、本プロセスの所定の粒子生成段階または成長段階において用いられる重合反応成分の全重量に対して約1重量%〜約98重量%の量で存在する。用いられるモノマーまたは二種以上のモノマーは、好ましくは、実質的に水不溶性、一般には疎水性であり、反応容器に添加された時に適切な攪拌で水相に容易に分散することが可能である。反応性モノマーの分散は、添加された反応性モノマーへの過硫酸塩などの水溶性開始剤のラジカル付加反応から生じる現場(in situ)安定化またはオリゴ界面活性剤の形成によってさらに強化し、助けることができる。分散プロセスを助けるために、任意に、アニオン界面活性剤またはカチオン界面活性剤を用いてよい。
【0089】
界面活性剤の存在は、乳化重合プロセスの安定化に関して重要でありうる。一般に、用いられる界面活性剤には、イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤の両方が挙げられる。しかし、乳化重合の利点に寄与するこれらの同じ界面活性剤が、最終トナーの機能特性または処理(processing)に悪影響を及ぼすこともありうる。特に、界面活性剤、特に非イオン界面活性剤の存在は、相対湿度への感受性、低摩擦電荷、高誘電損失、経時変化および劣ったトナー流動性などの好ましくない最終トナー特性の一因になりうる。従って、イオン界面活性剤が好ましい。より好ましくは、アニオン界面活性剤は乳化液中で用いられる唯一の界面活性剤である。好ましいアニオン界面活性剤には、以下の式から選択された乳化剤または界面活性剤が挙げられる。
【0090】
【化1】
Figure 0004143364
式中、RまたはRは、水素、または例えば、炭素原子数約1〜約25、好ましくは炭素原子数約6〜約16のアルキルであり、Mは、水素、ナトリウムまたはカリウムなどのアルカリ金属、あるいはアンモニウム(NH)であり、好ましい乳化剤は、テトラプロピルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウムである。n−デシルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウムの場合、Rは水素であり、Rはn−デシル基であり、Mはナトリウムである。特定の乳化剤の例には、ヘキシルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、n−デシルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、n−ドデシルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、n−ヘキサデシルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、パルミチルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、n−デシルジフェニルオキシドジスルホン酸、n−ドデシルジフェニルオキシドジスルホン酸およびテトラプロピルジフェニルオキシドジスルホン酸が挙げられる。
【0091】
他の特定の乳化剤または界面活性剤には、ダウケミカル(Dow Chemical)から入手できるDOWFAX2A1(登録商標)、DOWFAX3A2(登録商標)、DOWFAX8390(登録商標)、ローヌ・プーラン(Rhone−Poulenc)から入手できるRHODACAL DSB(登録商標)、オ−リン(Olin)から入手できるPOLY−TERGENT2A1(登録商標)、POLY−TERGENT2EP(登録商標)、サイテック(Cytec)から入手できるAEROSOL DPOS−45(登録商標)、およびパイロットケミカルズ(Pilot Chemicals)から入手できるCALFAX DBA−40(登録商標)、CALFAX 16L−35(登録商標)などのジフェニルオキシドジスルホネート類が挙げられる。ジフェニルオキシドジスルホネート類は、規定アルカンフラクションを用いるジフェニルオキシドのフリーデルクラフト反応、その後のスルホン化によって調製することができる。電荷が(ドデシルベンゼンスルホネートなどの)大多数の界面活性剤中の一個ではなくて二個のスルホネート基から発生するジスルホン化アルキルジフェニルオキシド分子から成る高度にアニオン性の界面活性剤のクラスに相当するジフェニルオキシドジスルホネート乳化剤は、優れた乳化安定性をもたらす。例えば、DOW紀要、表題「DOWFAX Anionic Surfactants For High Performance Products」において参照されるDow Chemicalから入手できる成分は、高い電解質耐性、高い機械的安定性、および濃酸および濃アルカリ中での優れた安定性を有するであろう。ジフェニルオキシドジスルホネート類は、高い耐酸化性および例えば95℃に至る高い温度安定性も有するので、ジフェニルオキシドジスルホネート類は乳化重合において用いるために適するようになる。
【0092】
本発明において用いてよい連鎖移動剤には、ドデカンチオール、ブタンチオール、イソオクチル−3−メルカプトプロピオネート(IOMP)、2−メチル−5−t−ブチルチオフェノール、四塩化炭素および四臭化炭素などが挙げられるが、それらに限定されない。連鎖移動剤は、乳化重合プロセス中にポリマーの分子量特性を制御するために用いられる。
【0093】
本発明のラテックスの調製用のラジカル開始剤は、知られている種々のラジカル重合開始剤から選択してよい。ラジカル開始剤は、ラジカル重合プロセスを開始させることが可能な一切のラジカル開始剤またはそれらの混合物であることが可能である。好ましくは、ラジカル開始剤は、約30℃より上に加熱するとラジカル化学種を生じさせることが可能である。好ましくは、ラジカル開始剤は、安定なラテックスを生成させるのに十分に高い濃度で、イオン性親水末端基を有するポリマーを製造することが可能である。
【0094】
本発明の方法において用いられる水溶性ラジカル開始剤または重合開始剤には、乳化重合反応において従来法で用いられており、モノマーと反応すると水溶性官能基または極性相適合性官能基をもたらすものが挙げられる。水溶性ラジカル開始剤の例は、過硫酸塩、水溶性過酸化物およびヒドロペルオキシド、より好ましくは、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムおよび過硫酸アンモニウム、過酸化水素、t−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシド、パラ−メンタンヒドロペルオキシドおよびペルオキシ炭酸塩である。最も好ましくは、開始剤は、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム、過硫酸ナトリウムまたはそれらの混合物などの過硫酸塩開始剤である。類似の分解機構の他の水溶性開始剤、例えば、4,4’−アゾビス(4−シアノバレリアン酸)、1,1’−アゾビス(1−メチルブチロニトリル−3−スルホン酸ナトリウム)、2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2’−アゾビス(イソブチルアミド)2水和物、2,2’−アゾビス(2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパン)二塩酸塩および2,2’−アゾビス(2−(5−メチル−2−イミダゾリン−2−イル)プロパン)二塩酸塩などのアゾ化合物を必要ならば用いてよい。
【0095】
本発明の連鎖移動剤分割法は、好ましくは約150〜約300nmのポリマーラテックスサイズ、より好ましくは約175〜約225nmの粒子サイズを達成する。
【0096】
連鎖移動剤分割は、M(数平均分子量)を増加も減少もさせずに、よって実質的に似たTg(ガラス転移温度)を維持して、広範なM(重量平均分子量)のラテックスポリマーを製造するために用いられる。これらのプロセスが約25,000〜100,000、より好ましくは約29,000〜37,000のM(重量平均分子量)範囲を生じさせることが可能であり、そして約8,000〜12,000、より好ましくは12,000未満のM(数平均分子量)範囲を維持することが好ましい。
【0097】
本発明において、反応器のいかなる型式も制限無く適切に用いてよい。反応器は、好ましくは反応器内の組成物を攪拌する手段を含む。より好ましくは、反応器は少なくとも一個のインペラーを含む。本発明のラテックスの生成に際して、反応器は、好ましくは、インペラーが約10〜約1000rpmで動作するようにプロセス全体を通して運転される。
【0098】
本発明の他の実施形態において、トナーは、凝集物を生成させるために、最初に着色剤分散液と本願において示されたように調製されたラテックス乳化液とを凝集させることにより製造される。第二に、凝集物は、トナーを製造するために合一させるか、または融合させる。任意であるが好ましくは、トナーは単離し、洗浄するとともに乾燥する。
【0099】
好ましくは、着色剤分散液とラテックス乳化液との凝集は、約25℃〜約60℃、より好ましくは約35℃〜約55℃の、ラテックス乳化液中に存在するラテックスポリマーのほぼガラス転移温度より低い温度で行われ、凝集物の合一または融合は、約60〜約100℃、より好ましくは約70℃〜約95℃のポリマーのほぼガラス転移温度より高い温度で行われる。
【0100】
得られたトナーサイズは、体積平均径が好ましくは約2〜約20μm、より好ましくは約2〜約10μmである。
【0101】
本発明の他の実施形態において、トナーは、最初に、イオン界面活性剤を含有する水性顔料分散液と、本願において示されたように調製されたラテックス乳化液および顔料分散液中のイオン界面活性剤の電荷極性と逆の電荷極性を有する乳化剤とをブレンドすることにより製造される。第二に、得られた混合物は、トナーサイズ凝集物を形成するためにラテックスポリマーのTg(ガラス転移温度)より約25℃〜約1℃低い温度で加熱される。第三に、凝集物懸濁液は約75℃〜約120℃の温度で加熱されて、凝集物の成分の合一または融合を引き起こすことにより、ポリマーおよび着色剤を含む一体トナー粒子の形成が可能となる。最後に、トナーは、例えば、濾過によって単離され、その後洗浄されるとともに乾燥される。
【0102】
ラテックスポリマーは、一般に、トナーの約75重量%〜約98重量%などの種々の有効量でトナー組成物中に存在し、本発明の方法のために適するラテックス樹脂サイズは、例えば、約150〜約300nmの粒子サイズを有することが可能である。ラテックスポリマーの他のサイズおよび有効量を実施形態において選択してよい。
【0103】
顔料などの知られている種々の着色剤は、例えば、約1〜約15重量%の有効量でトナー中に存在する。着色剤には、顔料、染料、顔料と染料の混合物、顔料の混合物および染料の混合物などが挙げられる。
【0104】
現像剤組成物は、例えば、約2%のトナー濃度〜約8%のトナー濃度の本発明の方法で得られたトナーと、米国特許第4,937,166号および第4,935,326号に見られるスチールおよびフェライトなどの、被覆されたキャリアを含む公知のキャリア粒子とを混合することにより調製することが可能である。これらの特許の開示は本願に引用して全面的に援用する。
【0105】
例えば、本願で挙げた多くの特許および米国特許第4,265,990号、第4,585,884号および第4,563,408号に見られる画像形成方法も本発明のトナーで考慮されている。これらの特許の開示は本願に引用して全面的に援用する。
【0106】
【実施例】
本発明の種々の実施形態をさらに説明するために、以下の実施例を提示している。これらの実施例は、説明のみであることを意図しており、本発明の範囲を限定することを意図していない。
【0107】
実施例IAおよびIBは、連鎖移動剤分割を用いた実施例および連鎖移動剤分割を用いない実施例を表している。
【0108】
実施例IIAおよびIIBは、モノマー乳化液中で連鎖移動剤分割の異なる比を用いた実施例を表している。
【0109】
実施例IA
連鎖移動剤として1.50pphの1−ドデカンチオール(DDT;第1のモノマー乳化液部分は0.5pphを含み、第2のモノマー乳化液部分は2.097pphを含んでいた)、架橋剤として0.35pphのデカンジオールジアクリレート(A−DOD)および開始剤として1.5重量%(モノマー含量に基づいて)の過硫酸アンモニウムを用いて、スチレン/n−ブチルアクリレート/2−カルボキシエチルアクリレート(β−CEA)コポリマー、75/24/3部(重量)の半連続乳化重合によって、非イオン界面活性剤のないラテックスを調製した。2.61gのDOWFAX2A1(登録商標)(テトラプロピルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、47%活性、ダウケミカル(Dow Chemical)から入手できる)および583.7gの脱イオン水を含むダブルフライトインペラーを有するジャケット付きの2リットルステンレススチール反応器を200rpmで攪拌し、その間、温度は約75℃であった。2リットルの容器内で、モノマー混合物(466.64gのスチレン、147.36gのn−ブチルアクリレート、18.2gのβ−CEA、2.15gのデカンジオールジアクリレート(A−DOD(架橋剤))および3.07gの1−ドデカンチオール)と水溶液(10.45gのDOWFAX2A1(登録商標)および291.85gの脱イオン水)を(約25℃)の室温で30分にわたり激しく混合することによりモノマー乳化液を調製した。9.4gのシードをモノマー乳化液から取り出し、約75℃の温度で反応器に添加し、約75℃で5分にわたり攪拌した。45.40gの脱イオン水中で9.21gの過硫酸アンモニウムから調製した開始剤溶液を20分にわたって反応器混合物に添加した。攪拌を75℃でさらに20分にわたり継続して、シード粒子の生成を可能にした。残りのモノマー乳化液の約半分を90分にわたり連続的に反応器にフィードした。その後、6.14gの1−ドデカンチオールを容器内の残りの乳化液に添加し、この混合物を5分にわたり攪拌した後に、残りの乳化液のフィードを再開した。上のモノマー乳化液添加が完了した後に、75℃で180分にわたり後反応させ、その後冷却した。全体のプロセス中に系を窒素でパージした。得られたラテックスポリマーは、Waters GPCで測定して51,200のM(重量平均分子量)、11,700のM(数平均分子量)およびSeiko DSCで測定して49.2℃の開始(on−set)Tg(ガラス転移温度)をもっていた。41.2%の固形物を含有するラテックス樹脂は、Coulter N4 Plus Particle Sizerで光散乱技術によって測定して211nmの体積平均径をもっていた。
【0110】
トナーの調製
466ミリリットルの脱イオン水を(約25℃の)室温で2リットルのステンレススチール反応容器に添加した。上で調製したラテックス204gを容器に添加し、均質化し、その後、37.2gのPolywax725(ペトロライトケミカルズ(Petrolite Chemicals)から得られる)を反応容器に添加し、その後、35gのPB15:3シアン顔料を添加した。このラテックスを均質化する間、22gの0.02M硝酸との2.45gの10%ポリ塩化アルミニウム溶液を約5分にわたり容器にゆっくり添加し、合体を生じさせた。添加が完了した後、均質化をさらに5分にわたって、あるいはトナースラリーまで継続した。この場合、直径約2μm未満の粒子サイズ、特に1.5μmの粒子サイズを有するスラリーの固形物が達成された。その後、得られたスラリーを約45℃に加熱した。粒子成長を加熱中に監視し、粒子サイズが4.8μmに達した時に、97gのシェルラテックスを15分で添加するようにした。さらに15分後に、1%水酸化ナトリウムの添加によってスラリーのpHを7に調節して、トナー粒子サイズを「凍結」させた。ポリマー凝集温度で攪拌から30分後に、反応器温度を4〜6時間にわたり96℃に上げた。硝酸を用いて、トナースラリーのpHを約4に調節して球状トナーへのトナーの標準化(speroidization)を可能にした。その後、容器内容物を25℃に冷却し、1.2のGSD(幾何標準偏差によって定義されたトナー粒子サイズ分布)を有する5.5μmのシアン粒子を達成した。
【0111】
実施例IB
連鎖移動剤として1.50pphの1−ドデカンチオール(DDT)、架橋剤として0.35pphのデカンジオールジアクリレート(A−DOD)および開始剤として1.5重量%(モノマー含量に基づいて)の過硫酸アンモニウムを用いて、スチレン/n−ブチルアクリレート/2−カルボキシエチルアクリレート(β−CEA)コポリマー、75/24/3部(重量)の半連続乳化重合によって、非イオン界面活性剤のないラテックスを調製した。2.61gのDOWFAX2A1(登録商標)(テトラプロピルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、47%活性、ダウケミカル(Dow Chemical)から入手できる)および583.7gの脱イオン水を含むダブルフライトインペラーを有するジャケット付きの2リットルステンレススチール反応器を200rpmで攪拌し、その間、温度は約75℃であった。2リットルの容器内で、モノマー混合物(466.64gのスチレン、147.36gのn−ブチルアクリレート、18.2gのβ−CEA、2.15gのデカンジオールジアクリレート(A−DOD(架橋剤))および9.1gの1−ドデカンチオール)と水溶液(10.45gのDOWFAX2A1(登録商標)および291.85gの脱イオン水)を(約25℃)の室温で30分にわたり激しく混合することによりモノマー乳化液を調製した。9.4gのシードをモノマー乳化液から取り出し、約75℃の温度で反応器に添加し、約75℃で5分にわたり攪拌した。45.40gの脱イオン水中で9.21gの過硫酸アンモニウムから調製した開始剤溶液を20分にわたって反応器混合物に添加した。攪拌を75℃でさらに20分にわたり継続して、シード粒子の生成を可能にした。残りのモノマー乳化液を180分にわたり連続的に反応器にフィードした。上のモノマー乳化液添加が完了した後に、75℃で180分にわたり後反応させ、その後冷却した。全体のプロセス中に系を窒素でパージした。得られたラテックスポリマーは、Waters GPCで測定して29,800のM(重量平均分子量)、12,000のM(数平均分子量)およびSeiko DSCで測定して48.9℃の開始(on−set)Tg(ガラス転移温度)をもっていた。41.2%の固形物を含有するラテックス樹脂は、Coulter N4 Plus Particle Sizerで光散乱技術によって測定して233nmの体積平均径をもっていた。
【0112】
実施例IIA
連鎖移動剤として1.35pphの1−ドデカンチオール(DDT;第1のモノマー乳化液部分は0.677pphを含み、第2のモノマー乳化液部分は2.6pphを含んでいた)、架橋剤として0.68pphのデカンジオールジアクリレート(A−DOD)および開始剤として1.5重量%(モノマー含量に基づいて)の過硫酸アンモニウムを用いて、スチレン/n−ブチルアクリレート/2−カルボキシエチルアクリレート(β−CEA)コポリマー、77/23/3部(重量)の半連続乳化重合によって、非イオン界面活性剤のないラテックスを調製した。1.59kgのDOWFAX2A1(登録商標)(テトラプロピルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、47%活性、ダウケミカル(Dow Chemical)から入手できる)および430kgの脱イオン水を含むダブルフライトインペラー(各インペラーは四ピッチ−ブレードインペラーである)を有するジャケット付きの1137リットルステンレススチール反応器を35rpmで攪拌し、その間、温度は約75℃であった。568リットルのPopeタンク内で、モノマー混合物(348.48kgのスチレン、104.09kgのn−ブチルアクリレート、13.57kgのβ−CEA、3.08kgのデカンジオールジアクリレート(A−DOD(架橋剤))および3.064kgの1−ドデカンチオール)と水溶液(8.05kgのDOWFAX2A1(登録商標)および193kgの脱イオン水)を(約25℃)の室温で30分にわたり激しく混合することによりモノマー乳化液を調製した。6.98kgのシードをモノマー乳化液から取り出し、ポンプで76リットルのPopeタンクに送り、その後約75℃の温度で反応器に添加し、攪拌した。33.55kgの脱イオン水中で6.79kgの過硫酸アンモニウムから調製した開始剤溶液を20分にわたって反応器混合物に添加した。攪拌を75℃でさらに20分にわたり継続して、シード粒子の生成を可能にした。残りのモノマー乳化液の約半分を120分にわたり連続的に反応器にフィードした。その後、3.04kgの1−ドデカンチオールを568リットルのPopeタンク内で残りの乳化液に添加し、この混合物を5分にわたり攪拌した後、残りの乳化液のフィードを再開した。上のモノマー乳化液添加が完了した後に、75℃で180分にわたり後反応させ、その後冷却した。全体のプロセス中に系を窒素でパージした。得られたラテックスポリマーは、Waters GPCで測定して43,700のM(重量平均分子量)、10,800のM(数平均分子量)およびSeiko DSCで測定して52.7℃の開始(on−set)Tg(ガラス転移温度)をもっていた。41.5%の固形物を含有するラテックス樹脂は、Coulter N4 Plus Particle Sizerで光散乱技術によって測定して160nmの体積平均径をもっていた。
【0113】
実施例IIB
連鎖移動剤として1.35pphの1−ドデカンチオール(DDT;第1のモノマー乳化液部分は0.35pphを含み、第2のモノマー乳化液部分は3.21pphを含んでいた)、架橋剤として0.68pphのデカンジオールジアクリレート(A−DOD)および開始剤として1.5重量%(モノマー含量に基づいて)の過硫酸アンモニウムを用いて、スチレン/n−ブチルアクリレート/2−カルボキシエチルアクリレート(β−CEA)コポリマー、77/23/3部(重量)の半連続乳化重合によって、非イオン界面活性剤のないラテックスを調製した。1.59kgのDOWFAX2A1(登録商標)(テトラプロピルジフェニルオキシドジスルホン酸ナトリウム、47%活性、ダウケミカル(Dow Chemical)から入手できる)および430kgの脱イオン水を含むダブルフライトインペラー(各インペラーは四ピッチ−ブレードインペラーである)を有するジャケット付きの1137リットルステンレススチール反応器を35rpmで攪拌し、その間、温度は約75℃であった。568リットルのPopeタンク内で、モノマー混合物(348.48kgのスチレン、104.09kgのn−ブチルアクリレート、13.57kgのβ−CEA、3.08kgのデカンジオールジアクリレート(A−DOD(架橋剤))および1.585kgの1−ドデカンチオール)と水溶液(8.05kgのDOWFAX2A1(登録商標)および193kgの脱イオン水)を(約25℃)の室温で30分にわたり激しく混合することによりモノマー乳化液を調製した。6.98kgのシードをモノマー乳化液から取り出し、ポンプで76リットルのPopeタンクに送り、その後約75℃の温度で反応器に添加し、攪拌した。33.55kgの脱イオン水中で6.79kgの過硫酸アンモニウムから調製した開始剤溶液を20分にわたって反応器混合物に添加した。攪拌を75℃でさらに20分にわたり継続して、シード粒子の生成を可能にした。残りのモノマー乳化液の約50%を120分にわたり連続的に反応器にフィードした。その後、4.5144kgの1−ドデカンチオールを568リットルのPopeタンク内で残りの乳化液に添加し、この混合物を5分にわたり攪拌した後、残りの乳化液のフィードを再開した。上のモノマー乳化液添加が完了した後に、75℃で180分にわたり後反応させ、その後冷却した。全体のプロセス中に系を窒素でパージした。得られたラテックスポリマーは、Waters GPCで測定して67,700のM(重量平均分子量)、10,600のM(数平均分子量)およびSeiko DSCで測定して53.2℃の開始(on−set)Tg(ガラス転移温度)をもっていた。41.5%の固形物を含有するラテックス樹脂は、Coulter N4 Plus Particle Sizerで光散乱技術によって測定して170nmの体積平均径をもっていた。
【0114】
ラテックスポリマーの4つの実施例の物理的特性の要約を表1に示している。
【0115】
【表1】
Figure 0004143364
【0116】
実施例IAにおいて、ラテックスM(重量平均分子量)は、実施例IBのラテックスM(重量平均分子量)より21,400高い。M(数平均分子量)は、実施例IAとIBとの間で実質的に似たままである。Tg(ガラス転移温度)は、実施例IAとIBとの間で実質的に似たままである。
【0117】
実施例IIAとIIBを比較すると、第1の部分における、より少ないDDT分割は、より高いラテックスM(重量平均分子量)をもたらし、M(数平均分子量)は、実施例IIAとIIBとの間で実質的に似たままであった。そして、Tg(ガラス転移温度)は、実施例IIAとIIBとの間で実質的に似たままであった。
【0118】
表2は、全連鎖移動剤濃度に対する連鎖移動剤分割を変える効果を示している。
【0119】
【表2】
Figure 0004143364
【0120】
表2は、全連鎖移動剤を変え、連鎖移動剤分割を一定で維持する時、MD(分子量分布)に影響を及ぼさずに、M(重量平均分子量)およびM(数平均分子量)が若干異なることを示している。しかし、連鎖移動剤分割を導入し、連鎖移動剤の全濃度を変えない時(例えば、1.54で保つ)、M(重量平均分子量)およびMD(分子量分布)が全く大幅に異なり、M(数平均分子量)に及ぼす影響は比較的僅かである。
【0121】
これらの実施例は、半連続プロセスにおける連鎖移動剤分割がM(数平均分子量)を実質的に変えずに、よって実質的に似たTg(ガラス転移温度)を維持して、広範なM(重量平均分子量)のラテックス(例えば、35,300〜62,000)を生成させることを示している。
【0122】
電子写真用途、ディジタル画像形成およびカラー画像形成などの電子写真画像形成および印刷プロセスのために、上の実施例から製造されたトナーを使用できることが考えられる。

Claims (3)

  1. モノマー乳化液の第1の部分の水性乳化重合によって生成したシード粒子ラテックスを前記モノマー乳化液の第2の部分および少なくとも一種の連鎖移動剤と混合することを含むラテックスポリマーを調製する方法であって、混合はラジカル開始剤の存在下で行わるとともに加熱され、前記モノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマーと、少なくとも一種の連鎖移動剤と、少なくとも一種の界面活性剤と、水と、の重合試薬の混合物を含むラテックスポリマーの調製方法。
  2. モノマー乳化液の第1の部分の水性乳化重合によって生成したシード粒子ラテックスを前記モノマー乳化液の第2の部分と混合することを含むラテックスポリマーを調製する方法であって、
    前記モノマー乳化液は、少なくとも一種のモノマーと、少なくとも一種の連鎖移動剤と、少なくとも一種の界面活性剤と、水との重合試薬の混合物を乳化し、
    前記モノマー乳化液の第3の部分を添加し、
    少なくとも一種の連鎖移動剤を前記モノマー乳化液の第2の部分と前記モノマー乳化液の第3の部分の少なくとも一方と組み合わせ、
    ラテックスポリマーを生成させるためにラジカル開始剤の存在下で加熱することによって調製するラテックスポリマーの調製方法。
  3. (i)少なくとも一種のモノマーと、少なくとも一種の連鎖移動剤と、少なくとも一種の界面活性剤と、水との重合試薬の混合物を乳化することによってモノマー乳化液を調製する工程であって、前記乳化が5〜40℃の温度で実行される工程と、
    (ii)(i)のモノマー乳化液の第1の部分の水性乳化重合によってシード粒子ラテックスを調製する工程であって、(i)のモノマー乳化液の第1の部分が(i)のモノマー乳化液の0.5〜33重量%であり、前記シード粒子ラテックスが3〜125℃の温度で維持される工程と、
    (iii)(i)のモノマー乳化液の第2の部分を(ii)のシード粒子ラテックスに添加する工程であって、(i)のモノマー乳化液の第2の部分が(i)のモノマー乳化液の3〜65重量%である工程と、
    (iv)(i)のモノマー乳化液の第3の部分を(iii)のシード粒子ラテックスに添加する工程と、
    (v)全連鎖移動剤の2〜90重量%の少なくとも一種の連鎖移動剤を前記モノマー乳化液の第2の部分および前記モノマー乳化液の第3の部分の少なくとも一方と組み合わせる工程と、
    (vi)(i)および(ii)の少なくとも一方においてラテックスポリマーを調製するために用いられる全モノマーの0.1〜10重量%の開始剤を含める工程と、
    (vii)ラテックスポリマーを生成させるために35℃〜125℃の温度で(i)〜(vi)の組み合わせを加熱する工程とを含むラテックスポリマーを調製する方法。
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