JP4137192B2 - クランプ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、線、管、棒状物等の長尺物を所望の位置に配設させるように、当該長尺物を保持するクランプの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
線、管、棒状物等の長尺物を所望の位置に配設させるために、かかる長尺物をその側方から嵌め入れることに伴って当該長尺物を弾性的に保持する少なくとも二か所の保持部を有し、かかる保持部ごとに格別の長尺物を保持できるようにして、このように保持される複数の長尺物同士が所望の配設位置に留まるようにかかる長尺物同士をその中間で繋ぎ合わさせることができるクランプが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、従来のこの種のクランプにあっては、保持部に長尺物を側方から嵌め入れてかかる長尺物を保持することから、前記保持部に保持される長尺物における軸線に直交する向きの移動は充分に阻止し得るものであったが、当該保持部に保持される長尺物における軸線に沿った向きのクランプの移動ないしは長尺物の移動については、構造上、ある程度の移動を許容するものであった。
【0004】
この種のクランプに保持される長尺物は、そのすべてが当該長尺物の軸線方向に沿った向きに移動しないように、あるいは、クランプ自体をかかる向きに移動させないように保持されている必要はないが、少なくとも一つの長尺物についてはかかる軸線方向に沿った向きの移動が生じないように保持されていないと、その余の長尺物を配設するための基準位置が明確に定まらないばかりか、繋ぎ合わされた複数の長尺物の配設位置の乱れを経時的に生じさせる。
【0005】
特に、自動車のエンジンに接続される燃料パイプなどのように、保持される長尺物の少なくとも一つが頻繁に、あるいは、恒常的に振動の作用される状態におかれるものである場合には、かかる長尺物の軸線に沿った向きの移動を生じさせ易く、こうした長尺物を含んだ複数の長尺物を相互に繋ぎ合わせるようにこの種のクランプにより保持する場合に、かかる長尺物の軸線に沿った向きの移動をできるだけ減少させるようにすることが望まれていた。
【0006】
また、こうした長尺物の振動は、例えば自動車においては室内の静粛性を妨げる要因となることから、かかる振動をこの種のクランプを利用して吸収できるようにすることがまた望まれていた。
【0007】
そこでこの発明は、かかる従来の技術の不都合を解消すること、特に、第一に保持される長尺物における軸線に沿った向きへのクランプ自体の移動ないしはこの向きへの長尺物の移動をできるだけ生じさせないようにすることを目的とする。また、第二に、振動が作用される長尺物の当該振動をクランプをもって減少させるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この発明では、クランプKを、線、管、棒状物等の長尺物Pを、当該長尺物Pの側方Paから嵌め入れることに伴って当該長尺物Pを弾性的に保持する一対の弾性片10、10を主体として形成された第一の保持部H1と、
前記長尺物Pを、前記第一の保持部H1に保持される長尺物Pを固定側としてその長さ方向に向けた移動を許容するようにして保持する第二の保持部H2とを備えており、
前記第一の保持部H1における長尺物Pに向けられた側に、当該長尺物Pの側面に密着するゴム材、エラストマー材等の弾性保持材Gが設けてあり、
しかも、この弾性保持材Gを、第一の保持部H1における一対の弾性片10、10にこの一対の弾性片10、10の先端部を内側に納めた状態で嵌め付けさせたリングG1としてあることを特徴とするクランプ。
【0009】
したがって、この実施の形態にかかるクランプKによれば、前記第一の保持部H1に嵌め入れられた長尺物Pを、この第一の保持部H1により弾性的に保持できると共に、この保持力を通じて、かかる長尺物Pの側面に弾性保持材Gを密着させて、保持された長尺物Pの長さ方向に向けた移動ないしは当該向きに向けたクランプK自体の移動、第一の保持部H1からの抜け出し、長尺物Pの軸線を中心とした回転を阻止し、かかる長尺物Pを安定的に保持することができる。それと共に、第二の保持部H2に保持される長尺物Pを、当該長尺物Pの長さ方向に向けて、当該長尺物Pの移動を許容するように保持させることができる。
【0010】
すなわち、この実施の形態にかかるクランプKは、二つの長尺物Pを、その一方の長尺物Pを固定側P’とし、この固定側P’とされる一方の長尺物Pに対し他方の長尺物Pを長さ方向に向けて移動できる状態で、かかる二つの長尺物Pを所望の位置で繋ぎ合わせることが要請される場合に用いるのに適している。
【0011】
固定側P’とされる一方の長尺物Pは、前記第一の保持部H1における弾性保持材Gにより安定的に保持され、クランプKとかかる一方の長尺物Pとの留め合わせ位置はズレを生じさせ難いことから、前記第二の保持部H2に保持される他方の長尺物Pを、前記一方の長尺物Pを基準として、所望の位置に配設でき、また、配設された他方の長尺物Pの配設位置を経時的に維持することができる。
【0012】
また、第一の保持部H1に保持される長尺物Pが頻繁に、あるいは、恒常的に振動されるものである場合であっても、前記弾性保持材Gによりかかる振動を吸収して、当該長尺物Pの位置ズレや、当該長尺物Pの振動に起因した不都合をできるだけ減少させることができる。
【0013】
例えば、第一の保持部H1に保持される長尺物Pを自動車のエンジンに接続された燃料パイプ等の振動が加えられるものとし、第二の保持部H2に保持される長尺物Pを各種電気配線、ケーブル等とした場合にあっては、かかる燃料パイプ等を位置ズレなく保持できると共に、かかる燃料パイプ等に加わる振動を前記弾性保持材Gにより吸収し、この燃料パイプ等の振動に起因した自動車室内の静粛性の低下、第二の保持部H2に保持される各種電気配線等の共振などの不都合を、できるだけ生じさせないようにすることができる。
【0014】
第一の保持部H1は、複数設けてあっても良く、そうした場合、複数の長尺物Pを同時に安定的に保持させることができる。
【0015】
第二の保持部H2も、複数設けてあっても良い。第二の保持部H2は、例えば、長尺物Pをその側方から嵌め入れ、保持する凹部あるいは溝として、また、かかる長尺物Pを挟み込む一対の弾性片として、あるいはまた、かかる長尺物Pに巻き付けられた状態で端部を留め合わせるなどして巻き付け状態が維持されるバンドとして構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第一の実施の形態)
先ず、図1および図2に示される、この発明の最良の実施の形態の一つについて、説明する。
【0017】
ここで図1は、この実施の形態にかかるクランプK1の構成を理解し易いように、当該クランプK1を斜視の状態として示している。また、図2は、第一の保持部H1と第二の保持部H2とにそれぞれ長尺物Pを保持させた状態を、クランプK1を縦断面の状態として示している。
【0018】
この実施の形態にかかるクランプK1は、長尺物Pをその側方Paから、すなわち、当該長尺物Pの軸線に直交する側にある側面側から、嵌め入れることに伴って、当該長尺物Pを弾性的に保持する第一の保持部H1を一端側に備えると共に、他端側に長尺物Pを当該長尺物Pの長さ方向に向けて移動可能に保持する第二の保持部H2を備えている。
【0019】
第一の保持部H1は、向き合った一対の板状の弾性片10、10を主体として形成してある。かかる一対の弾性片10、10の先端部であって、かかる弾性片10における向き合った面側には、この一対の弾性片10、10間に前記のように嵌め入れられた長尺物Pの上側(当該長尺物Pにおける嵌め入れ方向手前側)にある周面に当接される突部11が設けてある。
【0020】
かかる突部11は、弾性片10の先端側から基部側に向けて次第に当該突部11の弾性片10の面からの突き出し寸法を大きくさせるようにした傾斜面11aと、この傾斜面11aに続く頂端面11bと、この頂端面11bに続き、かつ、前記弾性片10の基部側に向けられ前記長尺物Pの上側周面への当接面11cとを備えている。
【0021】
また、この実施の形態にあっては、一対の弾性片10、10間にある底面12と、この底面12に続く弾性片10の側面13と、前記突部11の当接面11cとが、仮想の同一の円の円弧上に位置される湾曲面14として構成してあり、断面略円形をなすように構成された長尺物Pを嵌め入れた際に、かかる長尺物Pの周面にかかる底面12、側面13および当接面11cを沿わせるように接しさせる構成としてある。
【0022】
また、この実施の形態にあっては、かかる第一の保持部H1に嵌め入れられる長尺物Pの側面に密着する弾性保持材Gが、前記一対の弾性片10、10の先端側に、この一対の弾性片10、10の先端部を内側に収めた状態で嵌め付けられたゴム製のリングG1としてある。
【0023】
すなわち、前記一対の弾性片10、10は、嵌め入れられる長尺物Pの長さ方向に略直交する向きにある側部15のそれぞれに、当該側部15の端面において外方に開放された前記リングG1の保持凹部16を備えており、かかるリングG1は、かかる一対の弾性片10、10の一方に設けられた一組の保持凹部16、16と、かかる一対の弾性片10、10の他方に設けられた一組の保持凹部16、16とのそれぞれに、その一部を収めた状態で、前記一対の弾性片10、10の先端側において当該一対の弾性片10、10の前記側部15間を仕切るように嵌め付けられている。
【0024】
また、前記一対の弾性片10、10の向き合った側面13とこれに続く底面12には、前記一対の弾性片10、10の一方の保持凹部16縁から当該一対の弾性片10、10の他方の保持凹部16縁に亙って、前記リングG1が収まる幅の凹所17が形成してある。
【0025】
したがって、この実施の形態にかかるクランプK1によれば、前記一対の弾性片10、10間に、その先端側から、前記長尺物Pを当該長尺物Pの側方Paから押し入れるようにすることに伴って、前記突部11の傾斜面11aを長尺物Pの周面に接しさせてかかる一対の弾性片10、10を互いに離れる向きに次第に弾性変形させることができると共に、かかる長尺物Pの下側(当該長尺物Pの嵌め入れ方向奥側)にある周面で前記リングG1における前記一対の弾性片10、10の側部13間に亙る部分を底面12側に向けて同時に押圧変形させることができる。そして、長尺物Pにおける嵌め入れ方向に略直交する向きにある直径位置を前記突部11の頂端面11bと前記当接面11cとが接し合う稜部を越えた位置まで前記長尺物Pが押し入れられることにより、前記一対の弾性片10、10を互いに近付く向きに弾性復帰させて、この一対の弾性片10、10間から長尺物Pが抜け出さないように、当該長尺物Pの上面に前記突部11の当接面11cを当接させることができると共に、前記リングG1の一部が長尺物Pの周面と一対の弾性片10、10の向きあった側面13および底面12との間に位置するように、当該リングG1を変形させることができる。
【0026】
このように変形されたリングG1の前記長尺物Pに接する変形箇所における当該長尺物Pに接しない側は、前記凹所17に収められる。
【0027】
また、このように変形されたリングG1は、弾性片の先端側に向けて弾性復帰しようとすることから、嵌め入れられた長尺物PはかかるリングG1を周面に密着させると共に、前記突部11の当接面11cに強く押し付けられ、ガタなく第一の保持部H1において保持される。
【0028】
前記凹所17の深さを調整することにより、嵌め入れられた長尺物Pに対する前記リングG1の押圧力を調整することができる。
【0029】
次いで、第二の保持部H2は、この実施の形態にあっては、前記第一の保持部H1との連設部20を介して当該第一の保持部H1と反対の側に設けられており、長尺物Pの外周に巻き付けられる帯状体30と、この帯状体30の自由端部の留め付け手段31とを備えている。
【0030】
帯状体30は、一端側を前記連設部20に一体に組み付けた湾曲片状をなしており、この連設部20との組み付け側であって、当該帯状体30の内側において当該帯状体30の幅方向に亙って設けられた溝部32により、この溝部32を中心に前記自由端部を前記留め付け手段31への留め付け位置に向けて回動できるように構成してある。
【0031】
また、前記自由端部における帯状体30の湾曲外側には、当該帯状体30の幅方向に亙る長さの掛合突部33、33が二段に設けてある。
【0032】
前記留め付け手段31は、前記連設部20における前記帯状体30の前記連設部20への組み付け側と反対の側に設けてある。留め付け手段31は、前記帯状体30の自由端部が差し込まれる内外一対の弾性板片35、35として構成してあり、外側の弾性板片35の内側に、この一対の弾性板片35、35間に前記帯状体30の自由端部が差し入れられた際に前記二段の掛合突部33、33にそれぞれ掛合される掛合突部36が二条設けてある。
【0033】
また、帯状体30における湾曲内側には、前記溝部32近傍から突き出された押さえ片34が設けてあり、帯状体30の湾曲内側に収められ、かつ、この帯状体30の自由端部を前記留め付け手段31により留め付けた巻き付け、保持状態において、保持される長尺物Pの周面の一部にこの押さえ片34を押し付けることができる構成としてある。この結果、この実施の形態にあっては、前記第二の保持部H2により、大きさを異にする種々の当該長尺物Pをいずれもガサ付きなく保持することができる。
【0034】
なお、前記第一の保持部H1と第二の保持部H2との連設部20に回動軸を設けると共に、この回動軸を収めた状態で当該回動軸に嵌る軸穴を第一の保持部H1および第二の保持部H2の双方またはいずれか一方に設けることにより、第一の保持部H1に保持される長尺物Pと第二の保持部H2に保持される長尺物Pとを軸線を同一の面上に位置させるように配設させたり、あるいは、軸線を同一の面上に位置させないように配設させたり調整できるようにすることができる。
【0035】
また、前記第一の保持部H1を構成する一対の弾性片10、10、前記第二の保持部H2を構成する帯状体30、かかる帯状体30の押さえ片34、留め付け手段31を構成する一対の弾性板片35、35に所望の弾性変形特性を付与することは、典型的には、この実施の形態にかかるクランプK1の全体あるいは一部をプラスチック材料を一体に成形して構成することにより達成することができる。
【0036】
(第二の実施の形態)
次いで、図3および図4に示される、この発明の最良の実施の形態の他の一つについて、説明する。
【0037】
ここで図3は、この実施の形態にかかるクランプK2の構成を理解し易いように、当該クランプK2を斜視の状態として示している。また、図4は、第一の保持部H1と第二の保持部H2とにそれぞれ長尺物Pを保持させた状態を、クランプK2を縦断面の状態として示している。
【0038】
この実施の形態にかかるクランプK2は、長尺物Pをその側方Paから、すなわち、当該長尺物Pの軸線に直交する側にある側面側から、嵌め入れることに伴って、当該長尺物Pを弾性的に保持する第一の保持部H1を一端側に備えると共に、他端側に長尺物Pを当該長尺物Pの長さ方向に向けて移動可能に保持する第二の保持部H2を備えている。
【0039】
第一の保持部H1は、向き合った一対の板状の弾性片40、40を主体として形成してある。かかる一対の弾性片40、40の先端部であって、かかる弾性片40における向き合った面側には、この一対の弾性片40、40間に前記のように嵌め入れられた長尺物Pの上面に当接される突部41が設けてある。
【0040】
かかる突部41は、弾性片40の先端側から基部側に向けて次第に当該突部41の弾性片40の面からの突き出し寸法を大きくさせるようにした傾斜面41aと、この傾斜面41aに続く頂端面41bと、この頂端面41bに続き、かつ、前記弾性片40の基部側に向けられ前記長尺物Pの上側周面への当接面41cとを備えている。
【0041】
また、この実施の形態にあっては、一対の弾性片40、40間にある底面42と、この底面42に続く弾性片40の側面43と、前記突部41の当接面41cとが、仮想の同一の円の円弧上に位置される湾曲面44として構成してあり、断面略円形をなすように構成された長尺物Pを嵌め入れた際に、かかる長尺物Pの周面にかかる底面42、側面43および当接面41cを沿わせるように接しさせる構成としてある。
【0042】
また、この実施の形態にあっては、かかる第一の保持部H1に嵌め入れられる長尺物Pの側面に密着する弾性保持材Gが、前記底面42と、一対の弾性片40、40における前記突部41の当接面41cの下側から当該弾性片40の基部に至る範囲を覆うように設けられた熱可塑性エラストマー材などよりなる一体成形部G2としてある。
【0043】
かかる一体成形部G2は、典型的には、かかる一体成形部G2を構成するプラスチック材料の溶融温度が、クランプK2の他部を構成するプラスチック材料の溶融温度よりも低くなるようにして、クランプK2の他部を成形した後、かかる一体成形部G2を成形することにより設けることができる。
【0044】
したがって、この実施の形態にかかるクランプK2によれば、前記一対の弾性片40、40間に、その先端側から、前記長尺物Pを当該長尺物Pの側方Paから押し入れるようにすることに伴って、前記突部41の傾斜面41aを長尺物Pの周面に接しさせてかかる一対の弾性片40、40を互いに離れる向きに次第に弾性変形させることができる。そして、長尺物Pにおける嵌め入れ方向に略直交する向きにある直径位置を前記突部41の頂端面41bと前記当接面41cとが接し合う稜部を越えた位置まで前記長尺物Pが押し入れられることにより、前記一対の弾性片40、40を互いに近付く向きに弾性復帰させて、この一対の弾性片40、40間から長尺物Pが抜け出さないように、当該長尺物Pの上側周面に前記突部41の当接面41cを当接させることができると共に、前記一体成形部G2を長尺物Pの下側周面に密着させることができる。
【0045】
なお、この第二の実施の形態における第二の保持部H2および連設部20は、前記第一の実施の形態における第二の保持部H2と実質的に同一の構成を有することから、同一の構成部分については、第一の実施の形態にかかるクランプK2を示す図1および図2に用いた符号と同一の符号を、第二の実施の形態にかかるクランプK2を示す図3および図4において付して、その説明を省略する。
【0046】
また、この実施の形態にあっても、前記第一の保持部H1を構成する一対の弾性片40、40、前記第二の保持部H2を構成する帯状体30、かかる帯状体30の押さえ片34、留め付け手段31を構成する一対の弾性板片35、35に所望の弾性変形特性を付与することは、典型的には、この実施の形態にかかるクランプK2の全体あるいは一部をプラスチック材料を一体に成形して構成することにより達成することができる。
【0047】
(第三の実施の形態)
次いで、図5および図6に示される、この発明の最良の実施の形態の他の一つについて、説明する。
【0048】
ここで図5は、この実施の形態にかかるクランプK3の構成を理解し易いように、当該クランプK3を斜視の状態として示している。また、図6は、第一の保持部H1と第二の保持部H2とにそれぞれ長尺物Pを保持させた状態を、クランプK3を縦断面の状態として示している。
【0049】
この実施の形態にかかるクランプK3は、長尺物Pをその側方Paから、すなわち、当該長尺物Pの軸線に直交する側にある側面側から、嵌め入れることに伴って、当該長尺物Pを弾性的に保持する第一の保持部H1を一端側に備えると共に、他端側に長尺物Pを当該長尺物Pの長さ方向に向けて移動可能に保持する第二の保持部H2を備えている。
【0050】
第一の保持部H1は、方形の開口を有するケース体50に対し、当該開口より出没可能に収められる当該開口形状に倣った方形の外郭形状を備えたスライド部材60に形成してある。
【0051】
かかるスライド部材60は、断面略円形をなす長尺物Pの周面に倣った保持凹部61を相互間に備えた一対の弾性片62、62を、当該スライド部材60における前記ケース体50からの突き出し側にある向き合った一対の側縁部にそれぞれ突設して備えている。
【0052】
かかる一対の弾性片62、62はそれぞれ、その先端部であってかかる弾性片62における向き合った側に、この一対の弾性片62、62間に嵌め入れられた長尺物Pの上面に当接される突部63を備えている。
【0053】
かかる突部63は、弾性片62の先端側から基部側に向けて次第に当該突部63の弾性片62の内側への突き出し寸法を大きくさせるようにした傾斜面63aと、この傾斜面63aに続く頂端面63bと、この頂端面63bに続き、かつ、前記弾性片62の基部側に向けられた前記長尺物Pの上側周面への当接面63cとを備えている。
【0054】
また、前記スライド部材60における前記保持凹部61が形成されていない側にある向き合った一対の側縁部にはそれぞれ、この側縁部に一端側を一体に組み付けられ、かつ、この組み付け側から先端側に向けて当該スライド部材60の外方に向けて傾斜するように成形された弾性板片64が設けてある。
【0055】
そして、この実施の形態にあっては、かかる第一の保持部H1に嵌め入れられる長尺物Pの側面に密着する弾性保持材Gが、前記弾性板片64の前記スライド部材60の内側に向けられた面を覆うように、該面に接着材により、あるいは、粘着テープにより止着されたゴム製の板体G3として構成してある。
【0056】
また、前記弾性板片64の外側には、この弾性板片64の基部側から先端側に向けてこの弾性板片64からの突き出し寸法を次第に大きくさせる傾斜面64bと、前記弾性板片64の先端に向けられた掛合面64cとを備えた突部64aが設けてある。
【0057】
一方、前記ケース体50におけるかかるスライド部材60の弾性板片64が設けられている側にある側部に接する側部には、窓穴51が設けてあり、当該ケース体50に当該スライド部材60を、かかるスライド部材60の弾性板片64の先端縁が前記開口縁と略同面上になる位置まで押し込んだ際に、この窓穴51の上縁に前記突部64aが掛合される構成としてある。
【0058】
また、前記ケース体50における前記スライド部材60の一対の弾性片62、62が設けられている側にある側部に接する側部には、前記開口縁において外方に開放され、かつ、前記スライド部材60を前記窓穴51の上縁に前記突部64aを掛合させる位置まで押し込んだ際に、前記一対の弾性片62、62相互間に設けられた保持凹部61に連通される凹欠部52が形成してある。
【0059】
したがって、この実施の形態にかかるクランプK3によれば、先ず、前記ケース体50の開口から少なくとも、前記弾性板片64の先端側を外方に突き出させているスライド部材60における二組の前記一対の弾性片62、62間にそれぞれ、その先端側から、前記長尺物Pを当該長尺物Pの側方Paから押し入れるようにすることに伴って、前記突部63の傾斜面63aを長尺物Pの周面に接しさせてかかる一対の弾性片62、62を互いに離れる向きに次第に弾性変形させることができる。そして、長尺物Pにおける嵌め入れ方向に略直交する向きにある直径位置を前記突部63の頂端面63bと前記当接面63cとが接し合う稜部を越えた位置まで前記長尺物Pが押し入れられることにより、前記一対の弾性片62、62を互いに近付く向きに弾性復帰させて、この一対の弾性片62、62間から長尺物Pが抜け出さないように、当該長尺物Pの上側周面に前記突部63の当接面63cを当接させることができる。
【0060】
次いで、前記のように長尺物Pを嵌め入れたスライド部材60を、前記ケース体50の内側に向けて押し入れると、スライド部材60の外方に向けて傾斜状に突き出されている前記弾性板片64は、当該ケース体50の開口縁に接し、案内されて、内側に向けて次第に弾性的に曲げられ、嵌め込まれた長尺物Pの周面に前記ゴム製の板体G3を密着させるに至る。
【0061】
この実施の形態にあっては、前記ケース体50の内側面に略平行となる位置まで前記弾性板片64が内側に曲げられた際に、当該弾性板片64の突部64aが前記ケース体50の窓穴51に引っ掛かる構成としてあり、前記板体G3による長尺物Pの周面への密着状態を安定的に維持することができる。
【0062】
なお、この実施の形態にあっては、前記スライド部材60の下部に、前記ケース体50内に押し込まれていない状態において当該ケース体50の前記窓穴51の上縁に掛合端部65aを掛合させ、かかるスライド部材60の押し込みに伴ってスライド部材60の内側に入り込んで当該窓穴51から掛合端部65aを抜け出させる弾性片65が設けてあり、ケース体50内に押し込まれていない状態においてスライド部材60がケース体50と分離しないようにしてある。
【0063】
次いで、第二の保持部H2は、この実施の形態にあっては、前記ケース体50の下側であって、当該ケース体50における前記窓穴51が設けられている一対の側部の一方から他方に向けて透設された差し込み穴53に差し通された平板状をなすバンド70と、このバンド70の一端に設けられた当該バンド70をループ状にして前記長尺物Pに巻き付けた状態を維持させる留め付け手段71とにより構成してある。
【0064】
バンド70は、前記ケース体50の開口側に向けられた面に、当該バンド70の幅方向に沿った複数の掛合溝72、72…を備えている。
【0065】
一方、前記留め付け手段31は、前記バンド70の差し入れ穴74を備えると共に、この差し入れ穴74内に、当該差し入れ穴74におけるバンド70の差し入れ側の開口部近傍に一端を一体に連設させ、かつ、他端を当該差し入れ穴74におけるバンド70の抜き出し側の開口から突き出させた弾性片73を備えている。バンド70は、かかる弾性片73とこの弾性片73に向き合った差し入れ穴74の内壁面74aとの間に差し入れられると共に、かかる弾性片73における前記内壁面74aに向けられた側には、前記バンド70の掛合溝72のいずれか一つに掛合される掛合突部73aが設けてある。かかる掛合突部73aは、バンド70の差し入れ側から抜き出し側に向けて次第に当該掛合突部73aを高める傾斜面73bと、当該抜き出し側に向けられた掛合面73cとを有しており、かかる傾斜面73bにより抜き出し方向に向けてバンド70を引っ張る場合に限り、このバンド70に設けられた複数の前記掛合溝72、72…からのかかる掛合突部73aの抜け出しを前記弾性片73を前記内壁面74aから離れる向きに撓ませながら許容することができるようにしてある。
【0066】
したがって、この実施の形態にあっては、長尺物Pにバンド70を巻き付けた後、このバンド70を前記留め付け手段71への連設側と反対の側の端部から前記差し入れ穴74に差し通し、バンド70が所望の力で長尺物Pに巻き付く位置までバンド70を前記差し入れ穴74から引き出し、かかる位置で前記複数の掛合溝72、72…のいずれか一つに前記弾性片73の掛合突部73aを収め入れ、掛合させることができ、これにより、かかる巻き付け状態を安定的に維持することができる。なお、前記弾性片73における前記差し入れ穴74からの突き出し側の端部を押圧操作することにより、前記掛合溝72と掛合突部73aとの掛合を解き、長尺物Pに対するバンド70の巻き付けを解くことができる。
【0067】
なおまた、この実施の形態にあっても、前記第一の保持部H1を構成する一対の弾性片62、62、弾性板片64、前記第二の保持部H2を構成するバンド70、留め付け手段71を構成する弾性片73に所望の弾性変形特性を付与することは、典型的には、この実施の形態にかかるクランプK3の全体あるいは一部をプラスチック材料を一体に成形して構成することにより達成することができる。
【0068】
【発明の効果】
この発明にかかるクランプKによれば、前記第一の保持部H1に嵌め入れられた長尺物Pを、この第一の保持部H1により弾性的に保持できると共に、この保持力を通じて、かかる長尺物Pの側面に弾性保持材Gを密着させて、保持された長尺物Pの長さ方向に向けた移動ないしは当該向きへのクランプK自体の移動、第一の保持部H1からの抜け出し、長尺物Pの軸線を中心とした回転を阻止し、かかる長尺物Pを安定的に保持することができる。それと共に、第二の保持部H2に保持される長尺物Pを、当該長尺物Pの長さ方向に向けて、当該長尺物Pの移動を許容するように保持させることができる。
【0069】
すなわち、この実施の形態にかかるクランプKは、二つの長尺物Pを、その一方の長尺物Pを固定側P’とし、この固定側P’とされる一方の長尺物Pに対し他方の長尺物Pを長さ方向に向けて移動できる状態で、かかる二つの長尺物Pを所望の位置で繋ぎ合わせることが要請される場合に用いるのに適している。
【0070】
また、第一の保持部H1に保持される長尺物Pが頻繁に、あるいは、恒常的に振動されるものである場合であっても、前記弾性保持材Gによりかかる振動を吸収して、当該長尺物Pの位置ズレや、当該長尺物Pの振動に起因した不都合をできるだけ減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプK1の斜視図
【図2】クランプK1の縦断面図
【図3】クランプK2の斜視図
【図4】クランプK2の縦断面図
【図5】クランプK3の斜視図
【図6】クランプK3の縦断面図
【符号の説明】
P 長尺物
Pa 長尺物Pの側方
H1 第一の保持部
H2 第二の保持部
G 弾性保持材
Claims (1)
- 線、管、棒状物等の長尺物を、当該長尺物の側方から嵌め入れることに伴って当該長尺物を弾性的に保持する一対の弾性片を主体として形成された第一の保持部と、
前記長尺物を、前記第一の保持部に保持される長尺物を固定側としてその長さ方向に向けた移動を許容するようにして保持する第二の保持部とを備えており、
前記第一の保持部における長尺物に向けられた側に、当該長尺物の側面に密着するゴム材、エラストマー材等の弾性保持材が設けてあり、
しかも、この弾性保持材を、第一の保持部における一対の弾性片にこの一対の弾性片の先端部を内側に納めた状態で嵌め付けさせたリングとしてあることを特徴とするクランプ。
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