JPH0650391U - 配線支持具 - Google Patents

配線支持具

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JPH0650391U JP9073292U JP9073292U JPH0650391U JP H0650391 U JPH0650391 U JP H0650391U JP 9073292 U JP9073292 U JP 9073292U JP 9073292 U JP9073292 U JP 9073292U JP H0650391 U JPH0650391 U JP H0650391U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型、軽量であり、取付けや配線収納等の作
業性、配線の方向性や冷却性に優れた配線支持具を提供
する。 【構成】 プラスチック等の可撓性材料により作られ、
一ヵ所を開いた多数の配線が収納されるリング部材2を
有し、このリング部材2の左右半体4,5の開口端にガ
イド手段10を、配線の出入れに応じて開閉するように
設け、リング部材2の開口端と略反対側の底部3の外側
に取付け手段30を、ワンタッチで取付け板50に固定
するように設ける。また取付け手段30の左右に支え手
段40を、リング部材2の傾倒を防止すると共に多数の
配線の荷重を支持するように設け、リング部材2の内部
に分割収納手段20を、細いまたは種類の異なる配線を
分割して収納するように設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばコンピュータ等のように多数の配線を有する装置に取付けら れて、多数の配線を一括して支持する配線支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の配線支持具としては、例えば図12に示すものがある。即ち、 配線支持具60が、略U字形断面に形成される細長いケース61と、細長い蓋7 0を有して角形の筒状に構成される。ケース61は、底部62に多数の長孔63 が所定の間隔で設けられ、両側部64に多数の冷却用の孔65が所定の間隔で設 けられる。また両側部64の開口端66は先細りに形成され、且つこの開口端6 6に受け部67がく字形を成して突設される。蓋70は、両側部71の下端に掛 け部72がく字形断面に形成して設けられる。そこで、この蓋70の掛け部72 を、ケース61に対してその長手方向から開口端66と受け部67との間に係合 してスライドし、またはその係合を解くように引抜くことで、着脱自在に装着さ れる。
【0003】 次に、上記配線支持具60を用いて配線を支持する場合について説明する。先 ず、ケース61と蓋70が必要な長さに切断される。そしてケース61から蓋7 0を外した状態でそのケース61が、取付け板50の所定の箇所において底部6 2の長孔63でビス68を締付けることにより固定される。その後、ケース61 の内部に多数の配線Aが収納され、最後にケース61の開口端66と受け部67 に蓋70の掛け部72を係合してスライドすることにより抜止めして被着され る。こうして多数の配線Aが、ケース61と蓋70の内部に一括して収納支持さ れるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術のものにあっては、配線支持具60が、ケース61と 蓋70とにより長い筒形に構成されているので、大型化、重量化し、コストも高 くなる。また、装置に対して取付けスペースが多く必要になり、軽量化すること が難しく、配線の収納時間が多くかかって作業性が悪い。直線的に長い形状であ るから、配線の方向性に限界がある。配線Aの略全長がケース61と蓋70内部 に収納されているので、配線Aの冷却効率が悪くなり、メンテナンスの際にはそ の都度蓋70を取外す必要があって、時間がかかる等の問題がある。
【0005】 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、小型、軽量であり、取付けや配線 収納等の作業性、配線の方向性や冷却性に優れた配線支持具を提供することを目 的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案の請求項1では、プラスチック等の可撓性材 料により作られ、一ヵ所を開いた多数の配線が収納されるリング部材と、該リン グ部材の左右半体の開口端に設けられて、配線の出入れに応じて開閉するガイド 手段と、上記リング部材の開口端と略反対側の底部の外側に突設され、取付け板 にワンタッチ式に固定する取付け手段とを備えると共に、上記リング部材は底部 の肉厚が最も厚く、開口端に向かって肉厚が徐々に薄くなるように形成されるこ とを特徴とする。 請求項3では、上記取付手段の左右に突設され、取付手段によりリング部材を 取付板に固定する際に、該取付板に弾性接触する支え手段を備えることを特徴と する。 請求項5では、上記リング部材の内部に弾性変形する部材で区画して、細い配 線等の出入れを可能に開閉するように設けられた分割収納手段を備えることを特 徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成に基づき、リング部材は、取付け手段により取付け板にワンタッチで 固定される。そしてリング部材の開口端のガイド手段に配線を押込むと、リング 部材の開口端が薄い肉厚で適度な弾性を有することで、ガイド手段が容易に拡開 し、これにより多数の配線が順次リング部材の内部に収納される。また配線の収 納後は、その都度ガイド手段が元の閉じた状態に戻って、リング部材の内部から 外れることが防止される。リング部材の内部に収納される多数の配線は、底部に 配置して大きい荷重がかかるが、その底部は肉厚が厚くて大きい剛性を有するこ とで、リング部材の内部の多数の配線は確実に支持される。 また、リング部材にかかる配線の荷重は、取付板への取付手段のほかに更に取 付手段の左右に突設された取付板に接触する支え手段により支えられ、リング部 材の前後、左右の傾動を強固にささえる。 また、リング部材の内部に分割収納手段を備えたから、必要に応じ細いまたは 種類の異なる配線を分割して夫々収納することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1と図2において、本考 案の第1の実施例について説明する。配線支持具1は、プラスチック等の可撓性 材料により作られるもので、一ヵ所を開いたリング部材2を有する。そしてリン グ部材2の開口端にガイド手段10が設けられ、ガイド手段10と反対側の底部 3の内側に分割収納手段20が設けられ、外側に取付け手段30が設けられ、取 付け手段30の左右両外側に支え手段40がハ字形に設けられる。
【0009】 リング部材2は、所定の比較的幅の狭い寸法の円形であって、面積的に最も多 くの配線を収納することが可能に形成され、肉厚が不均一に設定される。即ち、 底部3の肉厚が最も厚くて大きい剛性を有する。また底部3の左右半体4,5の 肉厚は、開口端に向かって左右対称的に徐々に薄くなって、開口端で比較的容易 に拡開することが可能な適度な弾性を有するように形成される。
【0010】 分割収納手段20は、リング部材2の底部3の内側の左右に小径の半円形リン グ21,22が対称的に一体成形される。両リング21,22は、リング部材2 と同様に肉厚が変化して形成され、両開口端にはそれぞれガイド部21a,22 aがV字形の状態で開閉するように設けられる。これによりに、比較的径の小さ い配線をリング部材2の内部で分割して収納することが可能に構成される。
【0011】 ガイド手段10は、リング部材2の両方の開口端にそれぞれ比較的長いガイド 片11,12が、略半分をリング部材2の内側に挿入すると共に外側に突出して 一体成形される。これら2つのガイド片11,12は、フリーの場合に内側端部 同志を略接触してV字形の状態で閉じ、内部の配線が外れるのを防止する。また 外部から配線を押込む場合には、ガイド片11,12によりリング部材2を容易 に拡開し、配線を傷付けないようにリング部材2の内部に案内するように構成さ れる。
【0012】 取付け手段30は、リング部材2の底部3の外側に連結部材31が突設され、 連結部材31に押え部材32と差込み部材33とが一体成形される。押え部材3 2は、弾性変形可能に湾曲して形成され、両端に押えを強化するため凸部32a が形成される。ここで凸部32aは、フリーの状態で取付け板50の表面52の 位置Oより多く外に出るように設定される。差込み部材33は、丸みをおびたV 字形の突起34を有し、この突起34の最も幅の大きい内側に段部35を介して 嵌合片36が設けられる。ここで嵌合片36は、幅が取付け板50の孔51の径 より大きい寸法であり、長さが取付け板50の厚さより大きく設定され、突起3 4の段部35がその孔51の径より大きい寸法に設定される。これにより取付け 板50の孔51に対して、差込み部材33を差込むことで、その差込み部材33 と押え部材32とによりリング部材2をワンタッチで抜止め固定するように構成 される。
【0013】 支え手段40は、リング部材2の底部3の左右両側の比較的離れた位置に、弾 性変形可能なアーム41,42がハ字形に突設される。そして両アーム41,4 2の端部には、それぞれリング部材2の幅と略等しい長さの脚43,44が、リ ング部材2とほぼ同軸上に配置して一体成形される。ここで脚43,44は、フ リーの状態で取付け板50の表面52の位置Oより少し外に出るように設定され る。これにより取付け手段30によりリング部材2を取付け板50に固定した際 に、長い脚43,44を取付け板50の表面52に弾性接触してリング部材2 を、前後、左右の方向で強固に支えるように構成される。
【0014】 次に、この実施例の作用について説明する。先ず、配線支持具1を取付け板5 0に取付ける場合は、リング部材2の左右半体4,5を手に持って、取付け手段 30の差込み部材33を取付け板50の孔51に押込む。すると、差込み部材3 3のV字形の突起34が縮径しながら孔51を通り、突起34が取付け板50の 裏側に突出した際に、嵌合片36が孔51に嵌合して段部35が裏面53に係合 する。このとき押え部材32が取付け板50の表面52により弾性変形しながら 強く押えるようになり、この押え部材32の押さえと段部35の係合とによりリ ング部材2は、図3のようにそこから手を離しても取付け板50に抜止めした状 態に固定される。
【0015】 一方、取付け手段30による取付け時では、段部35が取付け板50の孔51 を通過する直前に、支え手段40の脚43,44も取付け板50の表面52に接 する。そしてこれ以降はアーム41,42も一緒に弾性変形し、抜止め固定され る際に、図3のように長い脚43,44が取付け板50の表面52に強固に弾性 接触して、リング部材2の前後、左右の方向の傾倒が防止される。従って、リン グ部材2は、取付け手段30により抜止め固定され、更に支え手段40により前 後、左右の方向にブレないように支えられて、取付け板50に対する取付け強度 が非常に大きいものになる。
【0016】 ところで、上記リング部材2の取付け時には、その開口端のガイド手段10が 最上に位置して略閉じている。そこで配線Aを配線支持具1に収納する場合は、 図3のように1本または2本以上の配線Aをリング部材2のガイド片11,12 の間に接して押す。すると、リング部材2はガイド手段側が最も肉厚が薄くて変 形し易いことから容易に拡開し、これにより配線Aは2つのガイド片11,12 により案内されてリング部材2の内部に滑り落ちる。また配線Aがガイド手段1 0を通過すると、そのガイド手段10はリング部材2の弾性により自動的に元の 閉じた状態に戻って、配線Aの離脱が防止される。こうして配線Aを単にガイド 手段10から押込むだけで、多数の配線Aはリング部材2の内部に、振動等によ り外れることなく順次収納される。
【0017】 また細い配線Bの場合は、リング部材2の内部でその細い配線Bを、更に分割 収納手段20のガイド部21a,22aに接して押込む。これにより左右のリン グ21,22が上述と同様に拡開して、リング21,22の内部に細い配線Bが 分割して収納される。
【0018】 そして、特にリング部材2の内部に収納される多数の配線Aは、下方の底部側 に重合して配置されるため、リング部材2の底部3には多数の配線Aの大きい荷 重がかかるが、その底部3は厚い肉厚で大きい剛性を有する。またリング部材2 の下方にかかる荷重は、左右の支え手段40により取付け板50の方にも直接的 に及ぶ。そこで配線Aの大きい荷重は、リング部材2自体の底部側の剛性と、取 付け板50により強固に支持される。また配線Aが片寄って収納されることがあ るが、支え手段40によりリング部材2の前後、左右の一方の傾倒が防止される ため、この場合の配線Aも確実に支持される。
【0019】 一方、メンテナンス等の場合において、特定の配線を外す場合には、リング部 材2のガイド手段10側を手で摘んで押し開く。すると、ガイド手段10は容易 に所定量開き、この開いた状態で特定の配線をリング部材2の外に迅速に出すこ とが可能となる。
【0020】 図4において、配線が少ない場合の配線支持具1の他の使用例について説明す る。これはリング部材2の開口端側の小さい弾性、リング部材2の内外に及ぶ長 いガイド手段10を利用したものである。そこでリング部材2の例えば左側の半 体5を深く曲げ、左側ガイド片11の上に右側ガイド片12を重ねてガイド片1 1,12同志を係止する。これによりリング部材2の左右の半体4,5の復元力 が2つのガイド片11,12の逆方向に作用して、左右のガイド片11,12同 志が弾性的に強く結合しあう。このためリング部材2の開口側は全閉状態に保持 され、内部の配線の離脱が確実に防止される。またリング部材2の左側半体4は 縮径して、少ない配線Aがガタの少ない状態で適確に支持される。
【0021】 図5において、第2の実施例について説明する。この実施例では、リング部材 2の例えば右側半体5の内側の途中に突起6が付設される。そこで配線Aをリン グ部材2の内部に収納した後に、リング部材2の左側半体4を深く曲げてそのガ イド片11を突起6に係止する。するとこの場合は、左右半体4,5の復元力に よりガイド片11と突起6が更に強く結合して全閉し、配線Aの離脱等が有効に 防止される。
【0022】 図6において、第3の実施例について説明する。この実施例は、リング部材2 のガイド手段10のガイド片11,12を利用して分割収納手段20を形成した ものである。そこでガイド手段10の例えば左側のガイド片11のリング部材内 側にリング部23が、く字形に屈曲して延設される。リング部23の先端23a は曲がって左側半体4に近接され、その半体4の先端23aと対向する位置にガ イド突起24が設けられる。こうしてガイド片11の内側の箇所に、そのガイド 片11、リング部23及び半体4の一部により分割収納手段20が形成される。 同様にして右側のガイド片12の内側の箇所にも分割収納手段20’が形成され る。
【0023】 そこでこの実施例では、細い配線Bをリング部材2の内部に挿入した後に、更 にその細い配線Bを一方の分割収納手段20において、リング部23とガイド突 起24との隙間から内部に押込むことで、リング部材2の上方に分割して収納さ れる。また他方の分割収納手段20’には、異なる種類の細い配線Cが、更に分 割して収納される。更にこの場合は、細い配線B,Cがリング部材2の内部の太 い配線Aの上方に分離して収納されることで、非常に見易くなって、メンテナン ス等の点で有利になる。
【0024】 図7において、上記第3の実施例において、配線が少ない場合の他の使用例に ついて説明する。この場合も図4と同様に、リング部材2の例えば左側半体4を 深く曲げる。そして左側半体4の上に右側リング部23’を重ね、左側ガイド片 11を右側リング部23’の先端に係止する。そこでこの場合も、左右の半体 4,5の復元力で左右のガイド片11とリング部23’が強く結合してあってリ ング部材2の開口側は全閉し、内部の配線Aの離脱が確実に防止される。またリ ング部材2の左側半体4は縮径して、少ない配線Aがガタの少ない状態で適確に 支持される。
【0025】 図8において、第4の実施例について説明する。この実施例では、リング部材 2の底部側において例えば右側半体5から仕切り25が左側に水平に延びて設け られる。仕切り25は先端が左側半体4に近接し、その左側半体4にガイド突起 26が設けられたものであり、こうしてリング部材2の底部3と仕切り25とに より分割収納手段20が、広範囲に安定して形成され、多数の細い配線Bが分割 して収納される。
【0026】 図9において、第5の実施例について説明する。この実施例では、リング部材 2のガイド手段10において、例えば右側半体5ではガイド片14が外側にのみ 突出し、左側半体4ではガイド片13が内側にのみ挿入して設けられる。これら ガイド片13,14は、シグザグに傾斜して配線の出入りを案内することが可能 に配設される。そこでこの場合は、左右のガイド片13,14同志の隙間が大き くなって、配線Aの出入れが容易になる。また配線Aをリング部材2に収納した 後は、ガイド片13,14同志を係合することで、全閉した状態に保持される。 尚、ガイド片の突出と挿入の関係は、左右逆であっても良いことは勿論である。
【0027】 図10と図11において、第6の実施例として、両面テープを使用する場合に ついて説明する。図10では、リング部材2の底部3の外側に取付け手段30と して、接着台37が突設され、接着台37に両面テープ39が付着される。図1 1では、リング部材2の底部3の外側のハ字形の支え手段40のアーム41,4 2相互の間に、取付け手段30として長い接着台38が連結され、接着台38に 同様に両面テープ39が付着される。そこでこの場合は、リング部材2が両面テ ープ39により取付け板50の任意の場所に一層簡単に固定される。そして取付 け手段30自体の取付け強度は小さいため、専ら支え手段40によりリング部材 2とその内部に収納される配線Aとが支持される。
【0028】 以上、本考案の実施例について説明したが、リング部材2の内部に配置される 分割収納手段30は、細い配線の収納以外に、コネクタの仮固定に用いることも 可能である。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、配線支持具が一ヵ所を開いたリング部 材をベースとし、このリング部材の開口端にガイド手段を設け、底部に取付け手 段を設けて多数の配線を一括して支持する構成であるから、構造が非常に簡素化 して、小型、軽量になる。このため取付けスペースが少なくて済み、配線の方向 性の制限が無くなり、配線の一部を収納するだけであるから、冷却にも有利にな り、メンテナンスも容易になり、更に使用材料が少なくなるので、省資源にもな る。リング部材は取付け手段によりワンタッチで固定され、配線はガイド手段を 自動的に開閉しながらリング部材の内部に次々に収納されるので、配線の作業効 率が大幅に向上する。リング部材は肉厚が変化して形成されるので、ガイド手段 を容易に開閉することができ、底部では大きい剛性を有して配線を収納状態で強 固に支持することができる。
【0030】 配線支持具は、リング部材の取付け手段の左右に支え手段を各別に備えた構成 であるから、この支え手段によりリング部材にかかる多数の配線の荷重を取付け 板側で支持することができて、支持強度が増す。また支え手段によりリング部材 の傾倒を防止することもできて、安定性が向上する。取付け手段と別個に支え手 段を有するので、取付け手段の強度は軽減することができて、構造が簡単にな り、作業性も良い。
【0031】 配線支持具は、リング部材の内部に分割収納手段を備えた構成であるから、細 い配線等を分離、分割して収納することができる。このため細い配線の破損を回 避することができ、配線の作業性、メンテナンスも良くなる。図2のようにリン グ部材の底部の中心に分割収納手段を配置すると、配線の収納が容易化する。図 6のようにリング部材のガイド片の2箇所に分割収納手段を配置すると、細い配 線を2種類に分けて収納することができ、上方に分離して収納されるので、メン テナンス等が容易になる。図8のようにリング部材の底部の全域に分割収納手段 を配置すると、多量の細い配線を安定して収納できる。
【0032】 ガイド手段は、長いガイド片をリング部材の開口端の内外に及んで取付けた構 成であるから、配線を適切に案内することができる。またガイド片同志の係合、 ガイド片と突起等との係合でリング部材の開口端を強固に閉じて離脱を防ぎ、少 ない配線の場合にガタを少なくして支持することができる。図9のようにガイド 片が簡略化したものでは、配線の出入れが容易になり、構造が簡素化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る配線支持具の第1の実施例を示す
斜視図である。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】同実施例の取付け、収納、支持状態を示す正面
図である。
【図4】同実施例のガイド手段の他の使用例を示す正面
図である。
【図5】本考案の第2の実施例を示す正面図である。
【図6】本考案の第3の実施例を示す正面図である。
【図7】同実施例のガイド手段の他の使用例を示す正面
図である。
【図8】本考案の第4の実施例を示す正面図である。
【図9】本考案の第5の実施例を示す正面図である。
【図10】本考案の第6の実施例を示す正面図である。
【図11】同実施例の変形例を示す正面図である。
【図12】従来の配線支持具の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 配線支持具 2 リング部材 3 底部 4,5 半体 10 ガイド手段 30 取付け手段 50 取付け板

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック等の可撓性材料により作ら
    れ、一ヵ所を開いた多数の配線が収納されるリング部材
    と、該リング部材の左右半体の開口端に設けられて、配
    線の出入れに応じて開閉するガイド手段と、上記リング
    部材の開口端と略反対側の底部の外側に突設され、取付
    け板にワンタッチ式に固定する取付け手段とを備えると
    共に、上記リング部材は底部の肉厚が最も厚く、開口端
    に向かって肉厚が徐々に薄くなるように形成されること
    を特徴とする配線支持具。
  2. 【請求項2】 上記ガイド手段は、上記リング部材の左
    右の開口端の一方に外側にのみ突出するガイド片を設
    け、他方に内側にのみ挿入するガイド片を設けて、所定
    の隙間を有して開き、ガイド片同志の結合で閉じるよう
    に構成されることを特徴とする請求項1記載の配線支持
    具。
  3. 【請求項3】 プラスチック等の可撓性材料により作ら
    れ、一ヵ所を開いた多数の配線が収納されるリング部材
    と、上記リング部材の開口端と略反対側の底部の外側に
    突設され、取付け板にワンタッチ式に固定する取付け手
    段と、上記リング部材の該取付け手段の左右に突設さ
    れ、取付け手段によりリング部材を取付け板に固定する
    際に、該取付け板に弾性接触する支え手段とを備えるこ
    とを特徴とする配線支持具。
  4. 【請求項4】 上記支え手段は、上記リング部材の底部
    の取付け手段の左右両側に弾性変形可能なアームをハ字
    形に突設し、該アームの先端に長い脚を上記リング部材
    と同軸上に設け、該脚を取付け板の表面に弾性接触して
    上記リング部材の荷重を支えると共に、前後、左右の傾
    倒を防止するように構成されることを特徴とする請求項
    3記載の配線支持具。
  5. 【請求項5】 プラスチック等の可撓性材料により作ら
    れ、一ヵ所を開いた多数の配線が収納されるリング部材
    と、該リング部材の左右半体の開口端に設けられて、配
    線の出入れに応じて開閉するガイド手段と、上記リング
    部材の開口端と略反対側の底部の外側に突設され、取付
    け板にワンタッチ式に固定する取付け手段と、上記リン
    グ部材の内部に弾性変形する部材で区画して、細い配線
    等の出入れを可能に開閉するように設けられる分割収納
    手段とを備えることを特徴とする配線支持具。
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JP2523346Y2 (ja) 1997-01-22

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