JP4132559B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース内に複数の独立した風路を有する車両用空気調和装置、特に車室内の複数箇所をそれぞれ独立に温調できるようにした車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用空気調和装置には、前席の左右を独立に温調するようにしたものはあるが、近頃では、前席のみでなく後席までも独立に温調することが要求されるようになっている。
【0003】
この要請は、複数台の車両用空気調和装置を用いて行なうと簡単に実現できるが、車室内が狭小で、余剰スペースも少ないことを考慮すれば、1台の車両用空気調和装置により行なうことが望ましい。
【0004】
1台で前後席も独立に温調することは、前席前方に設けられた車両用空気調和装置内に温調する部分が1つ独立に存在しなければならないことを意味するが、この独立に温調する部分をユニットとして、車両用空気調和装置に別個に独立に設けることは、比較的簡単にできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したように、車室内が狭小で、余剰スペースも少なく、コンパクト化の要請が強い現状では、このようなユニットを1台の車両用空気調和装置に別個独立に設けることはできず、早期の改良が待たれているというのが実状である。
【0006】
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、ユニットのコンパクト化を図りつつ、ユニット内に2つ以上の風路を形成し、各小風路を流れる空気流をそれぞれ独立に温調することができる車両用空気調和装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、下記する手段により達成される。
【0009】
) 請求項に記載の発明は、ケース内に形成された上流側風路と下流側風路との間に、前記上流側風路からの空気流を1つ又は2つの流れに分岐して下流側風路に流すドアを設け、当該ドアを駆動機構により駆動するように構成してなる車両用空気調和装置において、前記駆動機構は、前記ドアの移動方向に沿うように当該ドアの両側部に形成された歯部と、当該歯部に噛合される歯車と、前記ケースの外部に設けられた駆動源とを有し、前記ドアの歯部に噛合される歯車の一方を前記駆動源により駆動される駆動歯車とし、他方を当該ドアの歯部により回動される従動歯車としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
【0010】
) 請求項に記載の発明は、前記各ドアは、前記空気流を遮断する方向に伸びる面上に配置されいることを特徴とする車両用空気調和装置。
【0011】
) 請求項に記載の発明は、前記駆動機構は、3つ以上設けられた前記風路の内の中間に位置する小風路に設けられたドアの歯車が、前記仕切板に回動可能に軸支されていることを特徴とする車両用空気調和装置。
【0012】
) 請求項に記載の発明は、前記駆動機構は、前記駆動源より直接力を受ける外部歯車と、前記各ドアの歯部に噛合された駆動歯車とを同一軸線上に配置し、当該駆動歯車を駆動する軸と前記外部歯車の軸を二重構造の軸としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
【0016】
) 請求項に記載の発明は、エバポレータが設けられた上流側風路と、このエバポレータにより冷却された空気流が流れる下流側風路とをケース内に形成し、この下流側風路に、前記上流側風路からの空気流を下流側風路に設けられたヒータコアと該ヒータコアをバスパスするバスパス通路とに選択的に流したりあるいは所定の比率で流すようにしたドアを設け、当該ドアが前記空気流を遮断する方向にスライドし得るように配置してなる車両用空気調和装置において、前記下流側風路を前記空気流の流れ方向に沿って伸延された仕切板により、少なくとも2つ以上の独立した小風路を形成するように仕切り、各小風路にそれぞれ前記ドアを設け、各ドアを前記ケースの外部からそれぞれ独立にスライドさせ得るように構成し、前記仕切板は、前記ドアをスライド可能に支持するための、前記ドアの側端部に設けられた案内部材が挿入されるスライド用溝部を有し、前記仕切板の両面に設けられたスライド用溝部は、それぞれ相互に前記空気流の流れ方向にずらされて段違いに形成されていることを特徴とする車両用空気調和装置。
【0017】
) 請求項に記載の発明は、前記ドアの両側端部に設けられた案内部材は、スライド用溝部に対応して、それぞれ相互に前記空気流の流れ方向にずらされて段違いに形成されていることを特徴とする車両用空気調和装置。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面につき説明する。
【0019】
図1は本発明の実施の形態に係る車両用空気調和装置を示す全体概略斜視図、図2は図1の2−2線に沿う断面図、図3は図1の3−3線に沿う断面図、図4は図2の4−4線に沿う断面図である。
【0020】
本実施の形態の車両用空気調和装置は、図1に示すように、車室内空気あるいは車室外空気を選択的に導入するインテークユニット1と、一体化されたクーラユニット2とヒータユニット3とを連結したものである。このクーラユニット2とヒータユニット3を一体化したのは、両ユニットを車両の前後方向に並べると、車両の前後方向の寸法Lを短くでき、コンパクト化を図ることができるからである。
【0021】
ケースCの外部には、窓の曇りを晴らすデフロストモード時に開放されるデフ口4a、乗員の上半身に冷風を吹き出すベントモード時に開放されるベント口5a、乗員の下半身に温風を吹き出すフットモード時に開放されるフット口6a、後席に向けて冷風を吹き出すリヤーベント口7a、後席に向けて温風を吹き出すリヤーフット口8aが設けられている。
【0022】
このケースCの内部には、図2,3に示すように、1つの上流側風路10を有し、この上流側風路10内には冷却媒体が内部を流通するエバポレータ12が設けられ、インテークユニット1から取り込まれた内外気をこのエバポレータ12に導いて冷却するようにしている。また、下流側風路11内には車両のエンジンから導かれた高温のエンジン冷却水が内部を流通するヒータコア13等が設けられている。
【0023】
そして、このエバポレータ12とヒータコア13との間には、上下にスライドするミックスドア(以下、単にドアDと称す)が設けられ、エバポレータ12からの冷風をヒータコア13側とバイパス通路14側に分岐して流し、ミックスゾーン15でエバポレータ12からの冷風とヒータコア13からの温風とをミックスし、温調空気をつくっている。
【0024】
この温調された空気流は、各モードに応じて回動制御される各ドア(デフドア4、ベントドア5、フットドア6、前後ドア9あるいは後席用のベント−フットドア8)により配風先が決定され、デフ口4a、ベント口5a、フット口6a、リヤーベント口7aあるいはリヤーフット口9aより車室内に配風される。
【0025】
なお、これら風路10,11は、一対のケース部材C1 ,C2 を最中合わせすることにより形成されるが、この最中合わせのときに内部に、後述するドア本体21や前記エバポレータ12あるいはヒータコア13等が挟持され、保持される。
【0026】
特に、本実施の形態では、図4に示すように、前記エバポレータ12以降の下流側通路11に、ケースC内を流れる空気流に沿って2枚の仕切板21,22が設けられている。
【0027】
これら仕切板21,22は、エバポレータ12の下端から前記ケースCの下流壁20(図1参照)まで伸び、この下流側通路11を3つの独立した小風路11r,11l,11bにほぼ等分に仕切っている。これら小風路は、前席の左右の小風路11r,11lと、後席用の小風路11bである。
【0028】
これら各小風路11r,11l,11bには、それぞれドアDr,Dl,Dbが設けられ、各ドアDr,Dl,Dbには駆動機構Mが設けられ、各ドアDr,Dl,Dbがそれぞれ独立に作動されるようになっている。
【0029】
つまり、上流側風路10から流下した空気流は、仕切板21,22により各小風路11r,11l,11bに分岐され、各小風路11r,11l,11b毎のドアDr,Dl,Dbにより、ヒータコア13側とバイパス通路14側に選択的に流したり、あるいはヒータコア13側とバイパス通路14側の各小風路に所定の比率で分岐して流すようになっている。
【0030】
ここにおいて、温調された空気流が小風路11r,11lを流れた後に前席に吹き出される状態は前記図2に、図3温調された空気流が小風路11bを流れた後に後席に導かれる状態は前記図3に、それぞれ良好に示されている。
【0031】
さらに、ドアDと駆動機構Mについて詳述する。
【0032】
図5はドアと駆動機構の関係を略示した斜視図、図6はドアを示す斜視図、図7はドアと駆動機構の取り付け状態を示す断面図、図8はカム溝の説明図、図9は図7の9−9線に沿う断面図、図10は図9の要部拡大図である。
【0033】
これらドアDr,Dl,Dbは、図5,6に示すように、ケースC内に形成された上流側風路10と下流側風路11との間に、前記上流側風路10からの空気流を1つ又は2つの流れに分岐して下流側風路11に流すように構成されているが、これらドアDは、空気流を遮断する方向に伸びる面上に配置されている。
【0034】
このように複数のドアDが、同一平面上に配置されると、歯車を用いて駆動する場合、駆動機構の回転軸を同軸的に配置することができ、制御が容易でスペース的にもコンパクトなものとなる。
【0035】
各ドアDr,Dl,Dbは、上流側風路10からの空気流を遮断する方向に伸延されたドア本体23を有している。このドア本体23は、図2に示すように、上下方向が上流側風路10と下流側風路11との間の開口部24のほぼ半分程度であり、幅方向が、図4に示すように、各小風路11r,11l,11bの幅である。
【0036】
このドア本体23は、図6に示すように、外周部分に形成された平坦部23aと、内部のドーム状の膨出部23bとを有し、平坦部22aの外面には発泡ウレタンなどからなるシール部材Sが貼着されている。ただし、このシール部材Sは、膨出部23bの背面側のみでなく、腹面側に設けても良い。
【0037】
また、当該ドア本体23の側端部位には、ドア本体23の補強と空気流のガイド機能を有する一対の補強プレート25が設けられている。これら補強プレート25とドア本体23の側端との間は断面円弧状とされ、ここには後に詳述する駆動機構Mにおける歯車31(厳密には本実施の形態では部分歯車であるが簡便のために単に歯車と称す、また図5においても簡便のために部分歯車とせず円形の歯車としている)と噛合される歯部26が上端から下端まで連続して形成されている。つまり、歯部26は、ドアDの移動方向に沿うように当該ドアDの両側部に形成されている。
【0038】
ドア本体23の上下4つの側端部には、後に詳述するケースCの内側壁あるいは仕切板21,22より突出したスライド用溝部としての溝カム30内に転動自在に嵌挿される案内部材としての案内ローラ27(上方の案内ローラ27uと下方の案内ローラ27dの総称)が突出されている。この案内ローラ27は、場合によっては転動しない円柱状のピンであっても良い。このようにして、ドアDは、溝カム30によって支持されるとともに、溝カム30にガイドされて、あらかじめ決められた軌跡を描くようにスライド移動することが可能となる。
【0039】
なお、ドア本体23は、駆動源32により回動される歯車31と転がり接触するような円弧状としているが、この円弧状は、図示するように、空気の流れ方向に向かって「凹」のみでなく「凸」でもよい。例えば、「凸」とすれば、空気流の分配特性が向上し、またヒータコア13やバイパス通路Bへ導くガイド特性も向上するとともに空気抵抗の少ないものとなり、「凹」とすれば、空気流をヒータコア13に導く場合やバイパス通路Bへ導くときのガイドとなり、通気抵抗なくガイド機能を発揮するので、空気流のガイド特性がより一層向上する。
【0040】
このスライド式のドアDの場合、ユニットの小形化を図ることができるのみでなく、当該ドアDがどのような開度状態であっても、流れる空気流の軸(風軸)が変化せず、風軸を一定にすることができるという特徴もある。
【0041】
つまり、従来のように回動軸を中心として回動されるドアの場合には、ドアの開度により当該とドア自体により空気の流れ方向が大幅に変動し、その風軸が変化することになり、結果的に冷風と温風とのミックス状態が予期しない状態になり、往々にして温調リブを設けたり、ケース自体の形状を変えたりして、所望の温調状態が得られるようにする必要が生じるが、スライド式ドアDの場合には、スムーズに空気の流れを変更するので、風軸が変化せず一定にできる。
【0042】
風軸が一定にできれば、各吹出口への空気の流れを考慮したレイアウトが可能となり、またこれをミックスドアに用いれば、温風と冷風が一定の角度で衝突させることができるので、安定したミックス性が可能となる。さらに一方向の風軸に基づいて配風やミックス性の対策を取れば良いので、円滑な配風ができ、温調特性も所期の設計通りのものとすることができ、温調リブの設置や、ケース形状の変更も行なうことなく、配風やミックス性を向上させることができる。
【0043】
前記駆動機構Mは、図7に示すように、ケースCの内側壁あるいは仕切板21,22に形成された溝カム30と、前記ドア本体23の一面に形成された歯部26に噛合する歯車31と、前記ケースCの外部に設けられたモータあるいはモータアクチュエータ等からなる駆動源32とを有し、前記各ドアDr,Dl,Dbの歯部26に噛合される歯車31の一方を、当該ドアの歯部26により回動される従動歯車31jとし、他方を駆動源32により駆動される駆動歯車31dとしている。
【0044】
この歯車31と駆動源32との連結状態は、個々の小風路ごとに相違しているが、これは、図4,5に良好に示されている。
【0045】
まず、前席右用の小風路11rでは、駆動歯車31dは、回転軸R1 を介して外部歯車34rと連結され、この外部歯車34rは、駆動源32rより直接力を受けて回転駆動されるようになっている。また、従動歯車31jは、仕切板21に設けられた支持軸35に回転可能に支持されている。
【0046】
後席用の小風路11bでは、駆動歯車31dは、前席左用の小風路11lを挿通して伸びる回転軸R2 を介して外部歯車34bと連結され、この外部歯車34bは、駆動源32bより直接力を受けて回転駆動されるようになっている。また、従動歯車31jは、仕切板21に設けられた前記支持軸35に回転可能に支持されている。
【0047】
前席左用の小風路11lでは、駆動歯車31dは、回転軸R3 を介して外部歯車34lと連結され、この外部歯車34lは、駆動源32lより直接力を受けて回転駆動されるようになっている。また、従動歯車31jは、前記回転軸R2 に回転可能に支持されている。
【0048】
このようにすれば、回転軸Rを全ての歯車に取り付けなくても確実にドアDをスライドさせることができ、構成も簡素化でき、部品点数、組み立て工数及びコストの低減、重量の軽減のみでなく、不必要な回転軸Rを回転させなくてよいために、アクチュエータも不必要に大きくすることもなく、動力的にも好ましい。
【0049】
また、前記回転軸R3 は、回転軸R2 の外部に設けられ、当該回転軸R2 と同軸的に設けられているが、このように同一軸線上に配置された回転軸を二重構造とすれば、複数の駆動源32と複数の前記駆動歯車31dとを同一軸線上に配置された二重構造の軸によりそれぞれ独立に作動することができ、スペース的に有利となるのみでなく、空気もれも少なく、シールも容易となる。
【0050】
前記溝カム30は、図8に示すように、ドアDの曲率半径とほぼ同じ曲率半径rを有するように形成され、ドア本体23の4つの案内ローラ27を支持し、ドア本体23が風圧を受けてもガタつくことなく作動するようにしたものである。この溝カム30は、内側壁若しくは仕切板21,22に円弧状に形成されたものが上下一対形成され、上部の案内ローラ27uは上部の溝カム30uに、下部の案内ローラ27dは下部の溝カム30dにそれぞれ嵌挿されているが、各溝カム30u,30dの終端部36は、ドア本体23がスライドの終端位置で当該スライドの方向と交差する方向、つまり図示実施の形態では所定の円弧状のスライド方向から斜め後方に移動するように形成されている。
【0051】
これにより前記シール部材SがケースCより突出された仕切壁37などに当接し、加圧され、シール性の向上を図るようにしている。つまり、シール部材Sは、常時仕切壁37と当接せず、必要な時にのみ当接することになるので、長期にわたりシール性の低下が防止され、シール性が向上する。しかも、ドアを作動する時の摩擦もなく、操作力も少なく好ましいものとなる。なお、本実施の形態では、シール部材Sが当接する部分は、ケースCの仕切壁37を利用したものであるが、別途設けても良い。
【0052】
本実施の形態の溝カム30は、個々別々に上下一対形成されているが、本発明は、これのみに限定されるものではなく、前記案内ローラ27が終端位置でスライド方向と交差する方向に移動するものであればどのようなものでも良く、例えば、上下一対の溝カム30の終端部36を相互に連続した形状でも良い。このようにすれば、合成樹脂により成形する場合に成形性が向上する。
【0053】
また、前記駆動機構Mは、溝カム30、歯車31,34及び軸R,35からなるが、これらと前記ドアDとを1つのユニットとし、当該ユニットをケースCの側壁に形成された開口部から挿入し取り付けるようにしても良い。このようにした場合には、各機種により種々異なるユニットを形成でき、主たる部分を共用化した組み付けができる。
【0054】
前記歯車31及び歯部26の詳細は、図9,10に示すように、前記ドア本体23がスライドの終端位置で当該スライドの方向と交差する方向に移動させるために、端部に形成された歯若しくはその近傍の歯を他の歯よりも歯丈が高い高歯31aとし、駆動源32が歯車31を回動することにより高歯31aがドア本体23に形成された歯部26を介してドア本体23を押圧し、溝カム30に沿って移動するようにしている。
【0055】
一方、ドア本体23に形成された歯部26も、上下端部若しくはその近傍の歯部が他の歯26bよりも歯丈が高い高歯26aとしている。つまり、歯部26の端部に形成された高歯26aの歯先が、回動中心Oからの半径が、図10に示すように、r1 ,r2 ,r3 ,r4 と徐々に変化するようにし、前記歯車31の高歯31aと確実に噛合し、ドア本体23を溝カム30に沿うようにしている。なお、図中「rp 」は、ピッチ円である。
【0056】
次に、実施の形態の作用を説明する。
【0057】
(フルホットモード)
暖房モードにおいて、冷風を全量加熱して車室内に吹き出すフルホットモードの場合には、ドア本体23を図2において上端に位置させ、インテークユニット1から取り込まれ、クーラユニット2において冷却された空気を全量ヒータコア13内を通過させる。
【0058】
この場合、図外のコントローラからの信号により所望の部分の駆動源32、例えば、前席右用の場合には駆動源32r、後席用の場合には駆動源32b、前席左用の場合には駆動源32lをそれぞれ独立に動作することができる。
【0059】
これら駆動源32の動作にともなって各歯車31を回動し、所望のドア本体23が、溝カム30に沿って上昇し、冷却された空気を全量ヒータコア13内を通過させる。
【0060】
例えば、前席左側暖房を指定した場合には、図2のように、フット口6aより温風が乗員の足元に配風される。また、後席側暖房を指定した場合には、前後ドア9が図3のように開き、ベント−フットドア8はリヤーベント口7aを閉じている状態(一点鎖線の状態)となるので、フット口8aより温風が乗員の足元に配風される。
【0061】
なお、ドア本体23が上昇し、終端位置まで到達すると、歯車31の高歯31aがドア本体23の高歯26aを噛合するので、ドア本体23は歯車31により後方に押圧されると共に溝カム30に沿って後方に移動し、シール部材Sが仕切壁13に当接し、加圧される。
【0062】
この結果、ドア本体23のシール性が向上し、風漏れが生じないので温調特性も優れたものとなる。しかも、歯車駆動によりドア移動が行なわれるので、作動が円滑になり、ドアの操作性も向上し、異音が生じない快適なドア制御が可能となる。
【0063】
(温調モード)
冷風と温風とをミックスし所定温度にして車室内に吹き出す温調モードの場合には、ドア本体23を図2において上下方向中間位置にセットされる。したがって、クーラユニット1からの冷風の一部は、ドア本体23の上部空間域を通過し、残りの冷風は、ドア本体23の下部空間域を通過し、ヒータコア13に導びかれる。
【0064】
この場合も、コントローラにより駆動源32が選択的に動作され、選択された歯車31の回動によりドア本体23の案内ローラ27が溝カム30に沿って移動し、上下方向中間位置となる。この状態は、案内ローラ27と溝カム30との接触のみであるため、摺動抵抗は極めて小さく、作動は円滑に行なわれる。また、この状態では、歯車31とドア本体23側の歯部26との噛合により保持され、位置ずれを起こす可能性は少ない。仮に位置ずれを起こすとしても、歯車31とドア本体23側の歯部26との間のバックラッシュ分程度であり、極めて正確にドア位置がセットされる。
【0065】
そして、前記冷風と温風とは、合流してミックスされ、所定の温度となって車室内に吹き出される。
【0066】
(フルクールモード)
冷房モード時に、冷風を全量加熱せず車室内に吹き出すフルクールモードの場合には、前記ドア本体23の位置を上下方向最下端に位置する以外は、実質的にドア本体23の作動はフルホットモードの場合と同様である。
【0067】
なお、前記実施の形態では、2つの仕切板21,22により3つの小通路を形成したものであるが、これのみに限定されるものではなく、仕切板の枚数により適宜分割された3つ以上の小通路を有するものに適用できることは言うまでもなく、また、1つの仕切板により2つの小通路を形成することも可能である。
【0068】
前記ドアは、円弧状にしたものであるが、場合によっては直状としても良く、また、前記部分歯車やドア側の歯部の形状、特に高歯部分は、図示する実施の形態のみに限定されるものではなく、ドアとの関係で適宜変更することができるものである。
【0069】
さらに、前記駆動機構は、エバポレータやヒータコアを備えた車両用空気調和装置のエアーミックスドアに用いられているが、本発明は、これのみに限定されるものではなく、上流側風路からの空気流を1つ又は2つの流れに分岐して下流側風路に流すドアであれば、種々のドアに適用可能である。
【0070】
また、前記実施の形態では複数のドアを駆動するものであるが、1つのドアを駆動する場合でも有効なものである。つまり、1つのドア本体23の両側端部位に形成された歯部26の一方に駆動歯車を噛合し、他方に従動歯車を噛合すれば、ドア本体23の前面を軸が横切ることはなく、空気の流れ抵抗とならず円滑に空気流の制御ができ、風切り音が生じることもない。
【0071】
図11は、他の実施の形態に係る車両用空気調和装置の組立手順を示す概略斜視図、図12は、ドアと駆動機構の取り付け状態を示す断面図である。
【0072】
図11および図12に示す車両用空気調和装置は、1つの仕切板21により形成された2つの小通路を有している。但し、適宜枚数の仕切板により分割された3つ以上の小通路を有するものに適用できることは言うまでもない。
【0073】
この実施の形態では、図11に示すように、仕切板21は、ドアDの案内ローラ27を溝カム30内に導入するために、溝カム30を形成する壁部のうちの一部が外方に向けて開放された導入部41aを有している。また、ケース部材C1 ,C2 には、溝カム30の一部から仕切板21の導入部41aに対応する方向に向けて延長され、略T字形状を呈した導入用溝部41bを形成することが望ましい。図中符号51は、エバポレータ12を外部からケース内に装着可能とするために開設された開口部であり、エバポレータ12を装着後、図示しない蓋部材により閉じられるようになっている。
【0074】
一方、図11に示すように、ドアDを駆動するための駆動機構は、ドアDの移動方向に沿うようにドアDの両側部に形成された歯部26にそれぞれ噛合される歯車31と、歯車31が設けられた回転軸Ra,Rbと、仕切板21あるいはケースCに形成された孔部42に取り付けられ、回転軸Ra,Rbの少なくとも一端を回転可能に支持する回転軸支持部材43と、を有している。つまり、回転軸Ra,Rbは、一端が回転軸支持部材43を介して、ケースCあるいは仕切板21の孔部42に取り付られるので、回転軸Ra,Rbの軸方向長さは、仕切板21により分割形成された2つの小通路の幅寸法よりも小さくすることが可能である。なお、その他の点は、上記した実施形態とほぼ同様であり、上記実施形態と共通する機能を有する部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0075】
この実施形態にあっては、図11に示すように、ドアとその駆動機構を取り付ける前に、仕切板21を間に位置させてケース部材C1 ,C2 を合わせることにより、ケースCの組み立てを行う。次いで、エバポレータ装着用の開口部51より、2つのドアDを挿入する。そして、導入部41aおよび導入用溝部41bを利用し、案内ローラ27が溝カム30に嵌挿されるようにして、ドアDをケースCおよび仕切板21に取り付ける。この場合、一側端部の案内ローラ27を導入用溝部41bにまず挿入してから、他側端部の案内ローラ27を導入部41aに外方から滑り込ませることにより、案内ローラ27を溝カム30に容易に嵌挿することができる。
【0076】
次に、歯車31が設けられた回転軸Raを開口部51より挿入し、図示のように、一端をケースCの孔部42に取り付けるとともに、他端を回転軸支持部材43を介して仕切板21の孔部42に取り付ける。同様にして、歯車31が設けられた回転軸Rbを開口部51より挿入し、一端を仕切板21のボス部44に取り付けるとともに、他端を回転軸支持部材43を介してケースCの孔部42に取り付ける。なお、例えば駆動源32から歯車31への動力伝達機構は、図示省略してある。
【0077】
このように本実施形態によれば、ユニットケースを組み立てた後から、その状態のままで、例えばエバポレータ装着用の開口部51より、スライドドアDと、歯車31が設けられた回転軸Ra,Rbとを組み込むことが可能となる。
【0078】
例えば、スライドドア、歯車および回転軸等をサブアセンブリケースに収容してサブアセンブリ化し、これを後付けすることによりユニット自体の組み立て工数を削減することも可能ではあるが、気密用パッキン、サブアセンブリケース等、部品点数が増加し、製造コストが増加してしまう。これに対し、本実施形態では、簡単な構成で、部品点数をあまり増加させることなく、ユニットケース組み立て後にスライドドアや回転軸を組み付けることができるので、組み立て工数を削減することができ、製造コストの低減が可能となる。なお、歯車31および回転軸Ra,Rbは、図12に示したものに限定されるものではなく、例えば図7に示したようなものを採用することも可能である。
【0079】
図13および図14は、さらに他の実施の形態に係る車両用空気調和装置のドアの取り付け状態を示す断面図、図15は、ドアを示す斜視図である。
【0080】
図13および図14に示す車両用空気調和装置もまた、1つの仕切板21により形成された2つの小通路を有しているが、3つ以上の小通路を有するものに適用できることは言うまでもない。
【0081】
この実施形態では、図13に示すように、仕切板21の両面に設けられたスライド用溝部としての溝カム30a,30bは、それぞれ相互に空気流の流れ方向にずらされて段違いに形成されている。また、2枚のドアDのうちの一方(図中右側のドア)は、上記した実施形態のドアと異なって、両側端部に設けられた案内ローラ27が空気流の流れ方向の上流側にずれて形成されている。なお、その他の点は、上記した実施形態とほぼ同様であり、上記実施形態と共通する機能を有する部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0082】
一般に、複数の小通路を有する場合のドアDの開口面積は、案内ローラ27の内側に貼着されたシール部材Sが当接される、仕切板21の当接部52によって、縮小される。これに対し、本実施形態によれば、仕切板21の両面の溝カム30a,30bは空気流の流れ方向から見て重なる位置に配置させられることになり、仕切板21の当接部52の幅寸法W1を、図12の幅寸法W1と比べて小さくすることが可能となる。したがって、ドアDの開口面積が縮小されるのを最小限に抑えて通気抵抗を低減し、風量を増加させることができる。
【0083】
また、図14および図15に示すように、ドアDの両側端部に設けられた案内ローラ27は、それぞれ相互に空気流の流れ方向にずらされて段違いに形成するのが好ましい。図14では、各ドアDの左側の側端部に設けられた案内ローラ27のみが空気流の流れ方向の上流側にずれて形成されている。このようにすれば、2枚のドアの形状を同一にして共用化することができ、部品点数が削減され、製造コストも低減される。
【0084】
なお、仕切板の両面に段違いに形成されたスライド用溝部としての溝カムは、例えば図16に示すようなドアDaの平板62の両側端部に設けられた案内ローラ27が嵌挿される場合にも適用することが可能である。ドアDaは、回転軸60に取り付けられた平板61がヒンジ部63を介して平板62と回動可能に連結されたドアであり、回転軸60が回転されると、案内ローラ27が溝カム30に沿って移動させられるため、全体として所望の折り曲げ形態でかつ軌道を一定に保つことが可能となっている。
【0085】
本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変形することができる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項に記載の発明は、ドアの歯部に噛合される歯車の一方を駆動源により駆動される駆動歯車とし、他方をドア及びドアの歯部を介して回動される従動歯車とした駆動機構であるため、回転軸を全ての歯車に取り付けなくても確実にドアをスライドさせることができ、構成も簡素化でき、部品点数、組み立て工数及びコストの低減、重量の軽減のみでなく、アクチュエータも不必要に大きくすることもない。
【0088】
請求項に記載の発明は、各ドアを所定の面に配置したので、歯車を用いて駆動する場合、駆動機構の回転軸を同軸的に配置することができ、制御が容易でスペース的にもコンパクトなものとなる。
【0089】
請求項に記載の発明では、風路の内の中間に位置する風路に設けられたドアに噛合される歯車が、仕切板に回動可能に軸支されているので、回転軸が短くなり、構成も簡素化でき、部品点数、組み立て工数及びコストの低減、重量の軽減のみでなく、回転軸を不必要に回転させなくてよいために、ユニットのコンパクト化軽量化を図ることができ、ドアの操作性も向上し、異音が生じない快適なドア制御が可能となる。
【0090】
請求項に記載の発明では、駆動源より直接力を受ける外部歯車と、各ドアの歯部に噛合された駆動歯車とを同一軸線上に配置された二重構造の軸により連結したので、スペース的に有利となるのみでなく、空気もれも少なく、シールも容易となる。
【0094】
請求項5に記載の発明は、下流側風路を複数の仕切板により、少なくとも2つ以上の独立した小風路に仕切り、各小風路にそれぞれドアを設け、各ドアをケース外から独立にスライドさせ得るように構成したので、ユニットのコンパクト化を図ることができ、しかも所望の領域に独立に温調した空気を配風することができる。
請求項5に記載の発明では、仕切板はスライド用溝部を有するので、ドアは、スライド用溝部によって支持されるとともに、スライド用溝部にガイドされて、あらかじめ決められた軌跡を描くようにスライド移動することが可能となる。
請求項に記載の発明では、仕切板の両面に設けられたスライド用溝部は、それぞれ相互に前記空気流の流れ方向にずらされて段違いに形成されているので、ドアの開口面積が縮小されるのを最小限に抑えて通気抵抗を低減し、風量を増加させることができる。
【0095】
請求項に記載の発明では、ドアの両側端部に設けられた案内部材は、それぞれ相互に前記空気流の流れ方向にずらされて段違いに形成されているので、複数枚のドアの形状を同一にして共用化することができ、部品点数を削減して、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す全体概略斜視図である。
【図2】 図1の2−2線に沿う断面図である。
【図3】 図1の3−3線に沿う断面図である。
【図4】 図2の4−4線に沿う断面図である。
【図5】 ドアと駆動機構の関係を略示した斜視図である。
【図6】 ドアを示す斜視図である。
【図7】 ドアと駆動機構の取り付け状態を示す断面図である。
【図8】 カム溝の説明図である。
【図9】 図7の9−9線に沿う断面図である。
【図10】 図9の要部拡大図である。
【図11】 他の実施の形態に係る車両用空気調和装置の組立手順を示す概略斜視図である。
【図12】 ドアと駆動機構の取り付け状態を示す断面図である。
【図13】 さらに他の実施の形態に係る車両用空気調和装置のドアの取り付け状態を示す断面図である。
【図14】 さらに他の実施の形態に係る車両用空気調和装置のドアの取り付け状態を示す断面図である。
【図15】 ドアを示す斜視図である。
【図16】 他のドアおよび溝カムを示す斜視図である。
【符号の説明】
10…上流側風路、
11…下流側風路、
11r,11l,11b…小風路、
12…エバポレータ、
13…ヒータコア、
14…バスパス通路、
21,22…仕切板、
23…駆動部、
26…歯部、
30,30a,30b…溝カム(スライド用溝部)、
31…歯車、
31d…駆動歯車、
31j…従動歯車、
32…駆動源、
34…外部歯車、
41a…導入部、
42…孔部、
43…回転軸支持部材、
C…ケース、
D(Dr,Dl,Db)…ドア、
M…駆動機構、
Ra,Rb…回転軸。

Claims (6)

  1. ケース(C)内に形成された上流側風路(10)と下流側風路(11)との間に、前記上流側風路(10)からの空気流を1つ又は2つの流れに分岐して下流側風路(11)に流すドア(D)を設け、当該ドア(D)を駆動機構(M)により駆動するように構成してなる車両用空気調和装置において、前記駆動機構(M)は、前記ドア(D)の移動方向に沿うように当該ドア(D)の両側部に形成された歯部(26)と、当該歯部(26)に噛合される歯車(31)と、前記ケース(C)の外部に設けられた駆動源(32)とを有し、前記ドア(Dr)の歯部(26)に噛合される歯車(31)の一方を前記駆動源(32)により駆動される駆動歯車(31d)とし、他方を当該ドアの歯部(26)により回動される従動歯車(31j)としたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 前記各ドア(Dr,Dl,Db)は、前記空気流を遮断する方向に伸びる面上に配置されていることを特徴とする請求項に記載の車両用空気調和装置。
  3. 前記駆動機構(M)は、3つ以上設けられた前記小風路(11r,11l,11b)の内の中間に位置する小風路(11b)に設けられたドア(D)の歯車(31)が、前記仕切板(21,22)に回動可能に軸支されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空気調和装置。
  4. 前記駆動機構(M)は、前記駆動源(32)より直接力を受ける外部歯車(34)と、前記各ドア(Dr,Dl,Db)の歯部(26)に噛合された駆動歯車(31d)とを同一軸線上に配置し、当該駆動歯車(31d)を駆動する軸と前記外部歯車(34)の軸を二重構造の軸としたことを特徴とする請求項に記載の車両用空気調和装置。
  5. エバポレータ(12)が設けられた上流側風路(10)と、このエバポレータ(12)により冷却された空気流が流れる下流側風路(11)とをケース(C)内に形成し、この下流側風路(11)に、前記上流側風路(10)からの空気流を下流側風路(11)に設けられたヒータコア(13)と該ヒータコア(13)をバスパスするバスパス通路(14)とに選択的に流したりあるいは所定の比率で流すようにしたドア(D)を設け、当該ドア(D)が前記空気流を遮断する方向にスライドし得るように配置してなる車両用空気調和装置において、
    前記下流側風路(11)を前記空気流の流れ方向に沿って伸延された仕切板(21,22)により、少なくとも2つ以上の独立した小風路(11r,11l,11b)を形成するように仕切り、各小風路(11r,11l,11b)にそれぞれ前記ドア(D)を設け、各ドア(Dr,Dl,Db)を前記ケース(C)の外部からそれぞれ独立にスライドさせ得るように構成し、前記仕切板(21)は、前記ドア(D)をスライド可能に支持するための、前記ドア(D)の側端部に設けられた案内部材(27)が挿入されるスライド用溝部(30)を有し、前記仕切板(21)の両面に設けられたスライド用溝部(30a,30b)は、それぞれ相互に前記空気流の流れ方向にずらされて段違いに形成されていることを特徴とす車両用空気調和装置。
  6. 前記ドア(D)の両側端部に設けられた案内部材(27)は、それぞれ相互に前記空気流の流れ方向にずらされて段違いに形成されていることを特徴とする請求項に記載の車両用空気調和装置。
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