JP2001163029A - スライドドア装置 - Google Patents

スライドドア装置

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JP2001163029A
JP2001163029A JP35233599A JP35233599A JP2001163029A JP 2001163029 A JP2001163029 A JP 2001163029A JP 35233599 A JP35233599 A JP 35233599A JP 35233599 A JP35233599 A JP 35233599A JP 2001163029 A JP2001163029 A JP 2001163029A
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Masaru Akaha
勝 赤羽
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み付け性の良好なスライドドア装置を提供
する。 【解決手段】 スライド板5のスライド方向の一方の側
縁に側面形状が略L字形状の受け部5c、5cを形成す
る。この受け部5c、5cに、シャフト24とスライド
ドア駆動用歯車20、20を備えてなる回転駆動力伝達
部材6のシャフト24を掛止した状態で、組み付けを行
うことで作業性を向上させることができる。また、スラ
イド板5に形成されたラック21とスライドドア駆動用
歯車20との位置関係を取り付け時に適正に設定するこ
とができ、誤動作のないスライドドア装置を得ることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスライドドア装置
に関し、例えば自動車の空気調和ユニットに用いられる
スライドドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷却用熱交換器、加熱用熱交換器
及び送風機を一体にした車両用空気調和装置を、エンジ
ンルームの後方且つ車室内前部の車幅方向中央部に配置
したものがある。このような車両用空気調和装置のスラ
イドドア装置として、特開平10−217749号公報
に開示されたものが知られている。
【0003】この車両用空気調和ユニットでは、送風機
から吹き出された空気を冷却用熱交換器を通過させてエ
アミックスドア(スライドドア装置)で配風の制御を行
う。このエアミックスドアでは、冷却用熱交換器で冷却
された空気を直接バイパス通路へ通過させる風量と、冷
却用熱交換器で冷却された空気を加熱用熱交換器側へ通
過させる風量との比率を制御している。なお、加熱用熱
交換器を通過した空気は、加熱されてバイパス通路に送
られた空気とともにエアミックス室にて再度合流、混合
され、所定の吹き出し温度に混合調和される。ここで調
和された空気は、車室側となるユニットケース壁面に沿
って上昇した後、室内吹出口であるベント吹出口やデフ
ロスタ吹出口やフット吹出口から車室内へ吹き出される
構造となっている。
【0004】エアミックスドアは、ケースCの内面に凹
設されたガイドレール(スライド案内溝)に対してスラ
イド可能なスライドドアでなり、冷却用熱交換器を通路
した冷風の下流側に向けて膨出するように湾曲して形成
されている。このようなスライドドアを用いることによ
り、冷却用熱交換器を通過した空気をバイパス通路側
へ、又は加熱用熱交換器へ円滑に流通させることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したスライドドア
装置では、コンパクト化の要望と相俟って構成部材の組
付け性の向上が要望されている。特に、スライドドア装
置では、エアミックスドア(スライド板)と、このエア
ミックスドアをスライド駆動させる歯車及び歯車が軸支
されたシャフトなどでなる回転駆動力伝達部材を、一対
のケースCに位置合わせを行いつつスライド板と歯車と
の位置関係を保持して同時に装着する必要がある。図8
に示すように、一対のケースCのうちの一方に、歯車1
をシャフト2に取り付けてなる回転駆動力伝達部材3
と、スライド板4とを装着する状態を示す斜視図であ
る。すなわち、回転駆動力伝達部材3はケースCに開設
された開口部5に歯車1の端部を挿入し、スライド板4
は両端縁に側方へ向けて突設したスライドピン6、6を
ケースCに形成されたスライド案内溝7、7に挿入する
必要がある。このとき、回転駆動力伝達部材3の歯車1
と、スライド板4に形成されたラック8とは、位相が整
合するようにセットされている必要がある。しかし、一
方のケースCに回転駆動力伝達部材3とスライド板4と
をセットした後、他方のケース(図示省略する)を被せ
るときに、回転駆動力伝達部材3やスライド板4がそれ
ぞれ個々に倒れてしまうため、これらの組み付けには熟
練を要するものであった。
【0006】そこで、本発明は、このような事情に鑑み
て創案されたものであり、組み付け性の良好なスライド
ドア装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
互いに対向する所定位置に相互に対応するスライド案内
溝が形成された一対のケーシングの間に、該スライド案
内溝に収容されて当該スライド案内溝に沿って移動を行
うスライドピンを備えたスライド板が介在されると共
に、前記スライド板に形成されたラックに噛合して該ス
ライド板をスライド駆動させる歯車と、該歯車が軸支さ
れ且つ当該歯車に回転駆動力の伝達を行うシャフトとで
なる回転駆動力伝達部材が、前記一対のケーシング間に
回転可能に軸装されたスライドドア装置であって、前記
スライド板のスライド方向の一方の端部に、前記回転駆
動力伝達部材を載置可能な受け部が設けられていること
を特徴とする。
【0008】このような構成の請求項1記載の発明で
は、スライド板のスライド方向の一方の端部に設けた受
け部が、回転駆動力伝達部材を載置可能であるため、ス
ライド板と回転駆動力伝達部材とをケース部材に組み付
ける際に、これらを暫定的に一体化して取り扱うことが
可能になる。このため、スライド板と回転駆動力伝達部
材とがばらばらにならず、組み付け作業が容易となる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のスライドドア装置であって、前記受け部は、前記ス
ライド板の一方の端部に、該スライド板の両面のうち前
記回転駆動力伝達部材が配置される面側から突設され、
前記シャフトが掛止されることを特徴とする。
【0010】したがって、請求項2記載の発明では、請
求項1記載の発明の作用に加えて、シャフトが受け部に
掛止されるため、受け部が歯車の回転を干渉することが
なく、回転駆動力伝達部材の動作に影響を与えずに、組
み付け性を向上できる。
【0011】さらに、請求項3記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載のスライドドア装置であって、前記
受け部は、側面形状が略L字形状に形成されていること
を特徴とする。
【0012】したがって、請求項3記載の発明では、請
求項1及び請求項2に記載の発明の作用に加えて、受け
部が略L字形状に形成されているため、回転駆動力伝達
部材を構成するシャフトを容易に掛止することができ
る。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至請求項3のいずれかに記載のスライドドア装置であっ
て、前記ケース部材は、空気調和装置のケーシングを構
成することを特徴とする。
【0014】したがって、請求項4記載の発明では、請
求項1〜請求項3に記載の発明の作用に加えて、空気調
和装置における例えばミックスドアの取り付け性を向上
することができる。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スライド
板のスライド方向の一方の端部に設けた受け部が、回転
駆動力伝達部材を載置可能であるため、スライド板と回
転駆動力伝達部材とをケース部材に組み付ける際に、こ
れらを暫定的に一体化して取り扱うことが可能になり、
スライド板と回転駆動力伝達部材とがばらばらになら
ず、組み付け作業性を向上する効果がある。また、スラ
イド板に形成されたラックと歯車との位置関係を取り付
け時に適正に設定することができ、誤動作のないスライ
ドドア装置を得ることができるという効果がある。
【0016】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、シャフトが受け部に掛止され
るため、受け部が歯車の回転を干渉することがなく、回
転駆動力伝達部材の動作に影響を与えずに、組み付け性
を向上できるという効果がある。
【0017】請求項3記載の発明によれば、請求項1及
び請求項2に記載の発明の効果に加えて、受け部が略L
字形状に形成されているため、回転駆動力伝達部材を構
成するシャフトを容易に掛止することができ、迅速な組
み付けを行うことができる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、請求項1〜
請求項3に記載の発明の効果に加えて、空気調和装置に
おける例えばミックスドアの取り付け性を向上する効果
がある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るスライドドア
装置の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
なお、以下に説明する各実施形態は、本発明を自動車用
空気調和装置に適用した例である。
【0020】図1は、本発明のスライドドア装置が適用
された自動車用空気調和装置の実施形態1を示す概略断
面図、図2はスライド板とその回転駆動力伝達部材とを
示す空気流の上流側からみた図、図3はスライド板の斜
視図、図4はスライド板と回転駆動力伝達部材と組み付
けた状態を示す斜視図、図5はスライド及び回転駆動力
伝達部材を示す水平断面図、図6は図5のA−A断面
図、図7はスライド案内溝を示す説明図である。
【0021】図1に示すように、自動車用空気調和装置
は、クーラユニット1とヒータユニット2とを車両の前
後方向に並べて一体化し、車両の前後方向の寸法を短く
したケースCを有し、このケースCの上流側風路内には
エバポレータ3が設けられ、下流側風路内にはヒータコ
ア4が設けられている。ケースCは、後述するスライド
板5を側方から挟むように左右一対の半部であるケース
部材(以下、ケースCという)からなり、スライド板5
などの内蔵部材を設置した後に組み合わせられるように
なっている。ケースC内の風路は、縦方向に2分割され
た一対のケース(ケース半部)Cを組み合わせることに
より形成されている。
【0022】そして、上流側風路から流下した空気流
は、エバポレータ3とヒータコア4との間に設けられた
スライド板5を回転駆動力伝達部材6を介してスライド
移動することにより、ヒータコア4を通して加熱して流
す温風通路7側と、ヒータコア4をバイパスするバイパ
ス通路8側とに選択的に流したり、あるいは温風通路7
側とバイパス通路8側という各風路に所定の比率で分岐
して空気を流すようになっている。同図中符号9はスラ
イドドア装置を示しており、このスライドドア装置9
は、上記したスライド板5と、ケースCの一部で構成さ
れる後述するフレーム部10とを備えてなる。
【0023】温風通路7を通過した温風とバイパス通過
8を通過した冷風とは、ミックスゾーン11で混合され
る。混合された空気は、所定の温度となって種々の配風
モードに応じてケースCに開設される各種吹出口12a
〜14aから、これら吹出口に開閉自在に設けられた各
種モードドア12〜14の開度に応じて、車室内に向け
て配風されたり、あるいは混合が行われることなく冷風
や温風のまま吹出される。ここで、各吹出口12a〜1
4aから吹出される冷風あるいは温風の温度は、スライ
ド板5の上下位置により調整される。
【0024】スライド板5は、図1に示すように、上下
方向の長さが上流側風路の上縁と下流側風路の下縁との
距離寸法のほぼ半分程度であり、幅方向がほぼケースC
の一側から他側まで設けられたものである。なお、フレ
ーム部10は、ケースC両側の一側壁及び他側壁と、上
壁から下方へ向けて延設された上枠部15及び下壁から
立ち上がるように延設された下枠部16とから構成さ
れ、空気流通口としてこれらに囲まれた開口部10aが
形成されている。
【0025】スライド板5は、図2及び図3に示すよう
に、概して外周の平坦部5aと、内部のドーム状の膨出
部5bとを有しており、外面側には発砲ウレタンなどか
らなるシール部材(図5及び図6参照)17が貼着され
ている。
【0026】また、スライド板5の側端部位には、補強
機能と空気流のガイド機能を有する一対の補強プレート
18が設けられている。これら補強プレート18とスラ
イド板5の側端との間は断面円弧状とされ、ここには、
駆動部19(図1参照)により回転させられる回転駆動
力伝達部材6のスライドドア駆動用歯車20と噛合され
るラック21が上端から下端まで連続して形成されてい
る。
【0027】スライド板5の上下4つの側端部には、ケ
ースCのフレーム部10を構成する側壁に形成された後
述するスライド案内溝22内に摺動自在に嵌挿されるス
ライドピン23が突設されている。このスライドピン2
3は、場合によっては転動する円柱状のローラであって
もよい。
【0028】そして、特に本実施形態では、図3に示す
ように、スライド板5のスライド方向の一方の側縁の上
記した補強プレート18、18のそれぞれの内側に略L
字状の受け部5c、5cが形成されている。この受け部
5cは、スライド板5に一体的に設けられたものであ
り、回転駆動力伝達部材6とスライド板5とをケースC
に組み付ける際に、図4に示すように、後述するシャフ
ト24を掛止してスライド板5と回転駆動力伝達部材6
とが暫定的に一体となるように設定されている。
【0029】なお、スライド板5は、スライドドア駆動
用歯車20と接するように円弧状としているが、この円
弧状は、図示するように、空気の流れ方向に向かって
「凹」とされている。このように「凹」とすれば、空気
流をヒータコア4に導く場合やバイパス通路8へ導くと
きのガイドとなり、通気抵抗なくガイド機能を発揮する
ので、空気流のガイド特性がより一層向上する。
【0030】スライド板5を作動するための回転駆動力
伝達部材6は、図4に示すように、スライド板5の内面
に形成されたラック21に噛合する前述した一対のスラ
イドドア駆動用歯車20と、この歯車20を相互に連結
するシャフト24とを有している。スライドドア駆動用
歯車20を回転させるための駆動部19(図1参照)
は、ケースCの側壁に取り付けられる。また、駆動部1
9としては、電動モータや減速用歯車等がケーシング内
に収容されたモータアクチュエータ等が使用される。
【0031】ここに、スライド案内溝22は、図7に示
すように、スライド板5の曲率半径とほぼ同じ曲率半径
rを有するように形成され、スライド板5の4つのスラ
イドピン23を支持し、スライド板5が風圧を受けても
がたつくことなく作動するようにしたものである。この
スライド案内溝22は、左右の各側壁の内面に凹設され
更に、円弧状に形成されたものが上下一対形成され、上
部のスライドピン23は上部のスライド案内溝22に、
下部のスライドピン23は下部のスライド案内溝22に
それぞれ嵌挿されている。また、各スライド案内溝22
の終端部22aは斜め後方(下流側)に曲げられてお
り、スライド板5が、スライドの終端位置でスライド方
向と交差する方向、つまり図示実施形態では所定の円弧
状のスライド方向から斜め後方に移動するようになって
いる。
【0032】これによりシール部材17がケースCのフ
レーム部10を構成する上枠部15もしくは下枠部16
に当接して加圧され、シール性の向上を図るようにして
いる。つまり、シール部材17は、常時上枠部15もし
くは下枠部16と当接せず、必要な時にのみ当接するこ
とになるので、長期にわたりシール性の低下が防止さ
れ、シール性が向上する。しかも、ドアを作動する時の
摩擦もなく、操作力も少なく好ましいものとなる。
【0033】スライドドア駆動用歯車20のラック21
に噛合する方の歯部25では、図6に示すように、スラ
イド板5をスライドの終端位置でスライド方向と交差す
る方向に移動させるため、端部に形成された歯若しくは
その近傍の歯を他の歯25bよりも歯丈が高い高歯25
aとし、歯車20を回転させることにより高歯25aが
スライド板5に形成されたラック21を介してスライド
板5を押圧しスライド案内溝22に沿って移動させるよ
うにしている。
【0034】一方、スライド板5に形成されたラック2
1は、図6に示すように、上下端部若しくはその近傍の
歯が他の歯21bよりも歯丈が高い高歯21aとしてい
る。つまり、ラック21の端部の高歯21aの歯先が、
回動中心Oからの半径が、徐々に変化するようにし、前
記歯部25の高歯部分25aと確実に噛合し、スライド
板5をスライド案内溝22に沿うようにしている。
【0035】なお、本実施形態において、スライド板5
と回転駆動力伝達部材6とをケースCに組み付けるに
は、図4に示すようにスライド板5に突設された受け部
5c、5cに回転駆動力伝達部材6のシャフト24を掛
止する。このとき、スライドドア駆動用歯車20の歯
と、スライド板5のラック21の歯とは、所定の位置関
係となるように設定する。このようにシャフト24を受
け部5cで掛止することにより、スライド板5と回転駆
動力伝達部材6とは暫定的に一体化して取り扱いが容易
となる。このようにして組み付けたスライド板5と回転
駆動力伝達部材6との一方側を一方のケースCに位置合
わせした後、これらの他方側を他方のケースCに組み付
けるだけでよい。
【0036】このように本実施形態によれば、スライド
板5と回転駆動力伝達部材6とがばらばらにならないた
め、組み付け性を向上することができる。
【0037】以上、実施形態について説明したが、本発
明はこれらに限定されるものではなく構成の要旨に付随
する各種の変更が可能である。例えば、上記した各実施
形態では、スライド板5を上下方向に配置する空気調和
装置に適用して説明したが、スライド板5を水平に配置
する形態の空気調和装置に適用することも勿論可能であ
る。また、本発明に係るスライドドア装置9は、空気調
和装置以外である送風用導入装置などの開閉手段として
用いることも可能である。また、スライド板5のスライ
ド方向の両方の端部に設けることも可能である。また、
受け部5cは、スライド板5と超音波手段や熱手段など
の溶着技術によって成形されるようにしても良い。更
に、受け部5cとスライド板5の成形は塑性変形による
取り付けやビス止めなどの取り付け手段でも良い。ま
た、上記した各実施形態では、フレーム部10がケース
Cと一体的に形成されているが(ケースCの一部である
が)、ケースCとは別に形成されたフレーム部を別途用
意してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドドア装置の実施形態を示
す車両用空気調和ユニットの縦断面図である。
【図2】実施形態におけるスライド板とその駆動用歯車
及び軸を空気流の上流側からみた状態を示す図である。
【図3】実施形態におけるスライド板を示す斜視図であ
る。
【図4】実施形態におけるスライド板と回転駆動力伝達
部材を組み付けた状態を示す斜視図である。
【図5】実施形態におけるスライド板及びスライド案内
溝を示す断面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】実施形態のスライド案内溝を示す説明図であ
る。
【図8】従来のスライドドア装置の組み付け作業を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
5 スライド板 5c 受け部 6 回転駆動力伝達部材 9 スライドドア装置 20 スライド駆動用歯車 21 ラック 22 スライド案内溝 23 スライドピン 24 シャフト C ケース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する所定位置に相互に対応す
    るスライド案内溝(22)が形成された一対のケース部
    材(C)の間に、該スライド案内溝(22)に収容され
    て当該スライド案内溝(22)に沿って移動を行うスラ
    イドピン(23)を備えたスライド板(5)が介在され
    ると共に、前記スライド板(5)に形成されたラック
    (21)に噛合して該スライド板(5)をスライド駆動
    させる歯車(20)と、該歯車(20)が軸支され且つ
    当該歯車(20)に回転駆動力の伝達を行うシャフト
    (24)とでなる回転駆動力伝達部材(6)が、前記一
    対のケース部材(C)間に回転可能に軸装されたスライ
    ドドア装置(9)であって、 前記スライド板(5)のスライド方向の一方の端部に、
    前記回転駆動力伝達部材(6)を載置可能な受け部(5
    c)が設けられていることを特徴とするスライドドア装
    置(9)。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスライドドア装置(9)
    であって、 前記受け部(5c)は、前記スライド板(5)の一方の
    端部に、該スライド板(5)の両面のうち前記回転駆動
    力伝達部材(6)が配置される面側から突設され、前記
    シャフト(24)が掛止可能であることを特徴とするス
    ライドドア装置(9)。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のスライド
    ドア装置(9)であって、 前記受け部(5c)は、側面形状が略L字形状に形成さ
    れていることを特徴とするスライドドア装置(9)。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    のスライドドア装置(9)であって、 前記ケース部材(C)は、空気調和装置のケーシングを
    構成することを特徴とするスライドドア装置(9)。
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