JP4132131B2 - 安定化された高粘性でんぷん - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱に安定な高粘性でんぷんに関する。本発明のでんぷんは、高粘性でんぷんを活性化された塩素とアルカリ性条件下に反応させることによって得られる。本発明のでんぷんは、通常の化学架橋結合によって得られる粘度安定なでんぷんに代って使用される。
【0002】
【従来の技術】
天然のでんぷん粒を水中に分散して、加熱すると、その粒状水和物は温度60℃で膨潤する。でんぷん懸濁液は、温度65〜95℃で最高粘度を示す。増加された粘度は、多くの食品に於て望まれる特性である。しかし膨潤したでんぷん粒は極めてもろく、崩壊しがちであり、これが粘度の低下を導く原因となる。剪断又は極端なpH条件は、この崩壊工程を早めがちである。
【0003】
高粘性でんぷんは、加熱の間、粘性特性の点での重要な増加を示すでんぷんである。高い膨潤力を有するでんぷんは種々のワクシイから由来するでんぷん及び塊茎及び根から由来するでんぷん(たとえばジャガイモ、タピオカ)である。しかしこの膨潤したでんぷん粒は、加熱の間著しく破裂し、これが著しい粘度低下を再び生じさせる。
【0004】
望まれない粘度低下を克服するために、でんぷんを安定化しなければならない。粘度低下は、化学試剤ででんぷん粒を処理して克服することができる。この試剤は分子内架橋又はでんぷん分子間の架橋を生じさせる。安定化された高粘性でんぷんは、加熱が長引く間、膨潤したでんぷん粒が崩壊することなく、加熱状態ででんぷん粒の実質上の膨潤を示す。加熱工程での極めて膨潤したでんぷん粒の無傷性は安定なペースト粘度を保証する。
【0005】
一般にでんぷんの架橋結合は、試剤、たとえばオキシ塩化リン、トリメタリン酸ナトリウム、無水アジピン酸、エピクロロヒドリン等を用いて行われる。最も高い、可能な粘度レベルで安定化を得るために、極めて低量の架橋剤を使用する。最終生成物の特性は、適用された反応条件に極めて依存する。配量添加量の僅かなずれ及び反応時間の僅かな変更は予想されない粘性挙動を有する化工でんぷんを生じさせる。
【0006】
極めて膨潤した(粘性)調理用安定なでんぷんは、多くの異なる料理、たとえばスープ、ソース、肉製品、ドレッシング、電子レンジ用食品の調製に及び製パン用クリーム及び詰め物の調製に使用される。
インスタント食品は(80〜100℃に)加熱後高い粘度及びなめらかなテクスチャーを有しなければならない。安定化された高粘性でんぷんは、上記適用に最適である。
【0007】
更に、その適用分野は、これらのでんぷんがたとえばロール- 乾燥によって得られる前糊化された形で使用される場合、即時に固まる食品も包含する。
特開平7−106377公報(Japan Maize Products, ダーウェント出版物1971年4月2日、第6頁、AN1112945S)には、でんぷんの酸化が記載されている。この特許公報には、糊化の開始温度が低下するというような強い酸化が記載されている。その条件はでんぷんが脱重合されるような条件であると結論づけられる。
【0008】
米国特許第1,937,543号明細書には、でんぷんの調製方法が記載されている。そこには二酸化イオウを酸化するのに十分な、定められた量の次亜塩素酸ナトリウムの添加によって、望まれない過剰の二酸化イオウを除去することが記載されている。過剰の塩素が仕上げ加工された製品の味に不利に影響するのでほんの僅かに過剰の次亜塩素酸塩を使用する。したがって15〜20ppmの量で存在する二酸化イオウに対して少過剰の次亜塩素酸塩とでんぷんを反応させる。この生成物は、より一層濃厚な沸騰物(boiling) になると報告されている。
【0009】
米国特許第2,108,862号明細書には、ハロゲン化された濃厚な沸騰でんぷんの調製方法が記載されている。この反応は酸性pHで行われる。
米国特許第2,317,752号明細書中にこの発明者が“阻害”でんぷんと呼んでいるでんぷんの調製方法が記載されている。このでんぷんは粗でんぷんと水性媒体中で調理される間、僅かになめらかで、安定なでんぷんを生じる点で異なっている。ここにはでんぷんと次亜塩素酸塩の反応は、僅かに沸騰するでんぷんを生じることが知られていると報告されている。この特許の阻害でんぷんは、次亜塩素酸塩をかなりの量の反応調節剤と組合せて使用した場合に得られる。
米国特許第2,354,838号明細書中に、ワクシイメイズでんぷんを次亜塩素酸塩処理して、希薄化する方法が記載されている。この特許によって得られる生成物は、優れた澄明性、粘着力及び非老化傾向を有する低粘性でんぷんである。
【0010】
米国特許第2,989,521号明細書中に、でんぷんを架橋及び酸化する方法が記載されている。次亜塩素酸塩処理のための出発材料は、エピクロルヒドリンを用いて得られる、極めて高度に架橋結合されたでんぷんであり、測定不可能な粘度を有する。次いで構造をもろくし、粘度を増加させるために、でんぷんを多量の次亜塩素酸塩で処理する。ジグリセロールエーテル結合は、アルカリ性次亜塩素酸塩処理の間、切断されない。この処理によって多数のカルボキシル基(3〜9モル/100AGU)が導入される。この親水性基のゆえに、でんぷんは水中でより良好に膨潤し、高粘性を生じる。
【0011】
米国特許第4,281,111号明細書には、pH約3で、でんぷんを次亜塩素酸処理し、次いでヒドロキシプロピル化することが記載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
でんぷんの広範な化学架橋結合よって、この生成物の食品中への使用は許可されない。したがって穏やかな条件下に処理され、それでも熱に安定な高粘性でんぷんの特性を有するでんぷん生成物が必要である。更にこの様な穏やかに処理されたでんぷんは、食品中の成分として許可される。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、アルカリ性条件下ででんぷん又は化学的に化工されたでんぷんを活性化された塩素と反応させることによって得られた、熱に安定な高粘性でんぷんに関する。でんぷん又は化工でんぷんはワクシイ、根及び塊茎でんぷんより成る群から選ばれる高粘性でんぷんであるのが好ましい。最も好ましいものは、ワクシイメイズ、ワクシイ米、ワクシイジャガイモ、ワクシイモロコシ、ワクシイ大麦を包含するワクシイでんぷんである。化学的に化工されたでんぷんとしては、アルケニルコハク酸エステルが使用される。更に好ましくはn- オクテニルスクシニル化されたでんぷんである。
【0014】
本発明の安定化された高粘性でんぷんは、でんぷんと次亜塩素酸塩をアルカリ性条件下に反応させて調製される。もしくは塩素を生じる他の剤も使用される。更に、本発明は、次亜塩素酸塩及び無水n- アルケニルコハク酸(nASA)で処理されたでんぷんに関する。この処理は、先ず無水物で、次いで次亜塩素酸塩の順序で行われるのが好ましい。特に、処理は無水n- オクテニルコハク酸(nOSA)を用いて行われる。
【0015】
本発明のでんぷん生成物は、通常の架橋によって得られる粘度安定なでんぷんに代って使用される。
本発明は、通常の架橋剤を使用することなく調製される熱に安定な高粘性でんぷんに関する。すべてのでんぷんを、本発明の熱に安定な高粘性でんぷんの調製に使用することができる。ワクシイ、根及び塊茎でんぷんより成る群から選ばれたでんぷんを使用するのが好ましい。最も好ましいものは、ワクシイメイズ、ワクシイ米、ワクシイジャガイモ、ワクシイモロコシ、ワクシイ大麦を包含するワクシイでんぷんである。
【0016】
でんぷんをそのまま使用するか又は次亜塩素酸塩処理の前又はその後に化学的に化工してもよい。
本発明は、同一の好ましい結果を示す二重突然変異体でんぷんダルワクシイ(dull waxy)(duwx) 及びワクシイシュルンケン(waxy shrunken-1)(wxshr-1)の処理によっても説明される。更に、処理された二重突然変異体でんぷんは増加された酸安定性を示すことが明らかである。この作用は duwx でんぷんでもっとも顕著である。
【0017】
ワクシイでんぷん及び根又は塊茎でんぷんは、一般に延長された加熱の間著しい粘度低下を受ける。したがってこの場合、本発明の処理によって生じる安定化作用は、最も有益である。このグループとは対照的に、通常の穀物でんぷん(メイズ、小麦、モロコシ)又はマメでんぷん(スムースピー(smooth pea)、ファバビーン(faba bean))及びハイアミロースでんぷんは、中性pHで常圧条件下に加熱した場合、粘度低下がない。それでもこれらのでんぷんは、本発明の処理によって更に安定化される。
【0018】
本発明の生成物は、活性塩素を用いる穏やかな処理のゆえに延長された加熱の間でさえも高い粘性を保つように化工されたでんぷんである。本発明の生成物はアルカリ性又は酸性条件下に加熱した場合高粘性も保持する。更にこの高粘性は加熱及び冷却をくり返した後も保たれる。
本発明のでんぷんは、ブラベンダービスコグラフでの測定の間粘度のほんの僅かの低下を示す。粘度の降下は95℃での加熱の間20%より小さく、好ましくは10%より小さい。
【0019】
でんぷんをスクシニル化した場合同一作用が見い出されるという知見は、特に興味深いものである。この場合でんぷんを無水n- アルケニルコハク酸(n- ASA)、好ましくは無水n- オクテニルコハク酸(n- OSA)で処理する。
更に、本発明者は、次亜塩素酸塩での処理をn- OSAでの処理後に行った場合、この生成物が、別の順序で反応を行って得られた生成物と異なることを見い出した。
【0020】
本発明のでんぷん生成物は、好ましくはナリウム又はカルシウム塩の形の次亜塩素酸塩(活性塩素100〜4000ppm、好ましくは500〜2000ppmに相当)と、pH7.5〜11.5、好ましくは8.5〜10.5で反応させることによって得られる。
一般に反応条件(塩素レベル、時間、温度、pH)は、でんぷんの分解及びカルボキシル基の実質上形成(<0.1%)が全く生じないように調節されなければならない。
【0021】
通常の反応時間及び温度は夫々0.25〜5時間で、10〜55℃である。
反応を天然でんぷんで実施するのが好ましい。しかし化学的置換、たとえばアセチル化、ヒドロキシプロピル化又はn- オクテニルスクシニル化されたものとの組合せも含まれる。反応を化学的化工、たとえばアセチル化、ヒドロキシプロピル化又はn- オクテニルスクシニル化されたものとの組合せに於て実施する場合、塩素との処理は、化学的化工反応の前、その間又はその後に行われる。化学的化工の間又はその後の処理が、同一の塩素処理レベルを用いてもより一層著しい安定化作用を生じるので有利である(例5)。
【0022】
ときどき調節が困難な化学的架橋結合反応(たとえばオキシ塩化リン、トリメタリン酸ナトリウム又は無水アジピン酸による)を、アルカリ性塩素処理に代えようとする試みがあるという事実にもかかわらず、このような化工処理との組合せが、一層高められた粘度安定化に対しても有利に働くことができる。
本発明の次亜塩素酸塩の代りにその場で活性塩素を生じることができる化合物の組合せ、たとえば過剰クロライドイオンの存在下で過酢酸及び(又は)過酸化水素を使用することができる。
【0023】
アルカリ性条件下に行われる次亜塩素酸塩反応である本発明の方法の他の利点は、多くの他の可能な架橋結合反応もアルカリ性条件下で通常行われることである。その結果としてこの反応は工程間でpHを変える必要もなく同時に又は連続的に行われる。これによってバッチ処理が可能になる。この様な他の化工反応は、ヒドロキシプロピル化及びアセチル化を包含する。
【0024】
本発明の熱に安定な高粘性でんぷんは、濃厚な沸騰でんぷんが使用されるすべての適用領域中で用いられる。スープ及びソース用増粘剤として、肉製品用安定剤として、又はドレッシング、スプレッドインスタント食品中に適用するが重要である。
高い水結合能力のゆえに、本発明の生成物は、製パン製品の新鮮味を改良する。前- ゲル化された製品(インスタントでんぷん)は、詰め物及びクリームを含む製パン製品の安定化に特に適する。更に古典的に架橋されたでんぷんのほんの一部を本発明のでんぷんに代えて使用することができる。
【0025】
本発明の方法の更なる利点は、無色生成物を生じる反応の漂白作用である。更に、微生物を除いて、多かれ少なかれ滅菌製品を生じる。
本発明を、ワクシイメイズでんぷんと次亜塩素酸ナトリウムの反応によって説明する(例1)。ワクシイメイズでんぷんを、次亜塩素酸ナトリウムの形で添加された活性塩素1000ppmと反応させる。反応を夫々1.3時間及び5時間続ける。反応時間は、ブラベンダービスコスメーター実験法によって測定される様に、熱粘度安定性に著しく影響しない。
【0026】
例2に於て、粘度安定化作用がpH依存性であること及びその作用がpHの上昇と共に増加することを実証する。
例3に於て、ワクシイメイズでんぷん以外のでんぷんを、例1に記載した方法に従って処理する。処理はワクシイ大麦でんぷん及びジャガイモでんぷんに対してpH9.5で1時間、タピオカでんぷんに対してpH8.5で行われる。粘度データは、他のワクシイでんぷんの及び塊茎及び根でんぷんのアルカリ性条件下での次亜塩素酸塩処理が、ワクシイメイズでんぷんに対して示されたとの類似の粘度改良を生じることを明らかに示す。
【0027】
例4に於て、アセチル化されたワクシイメイズでんぷんを過酸化水素又は過酢酸で処理した場合、この作用が観察されないことを実証する。図3中に、アセチル化されたワクシイメイズでんぷんに対する過酸化水素又は過酢酸処理と比較して次亜塩素酸塩の驚くべき粘性改良作用を示す。更にこの例によって、化学的に化工されたでんぷんから出発した場合、その作用が観察されることも実証する。
【0028】
例5に於て、より高い安定化作用でさえn- オクテニルスクシニル化との組合せで得られることを示す。更にこの例によって連続するn- オクテニルスクシニル化- 次亜塩素酸塩処理が逆の順序の処理よりも良好な安定化作用を生じることを実証する。n- オクテニルスクシニル化- 次亜塩素酸塩処理の組合せの特別な利点は、この化工でんぷんの高い酸安定性である(図5)。
【0029】
例6に於て、二重突然変異体メイズでんぷんが同一の好ましい結果をもって使用されることを示す。一般にダルワクシイ(duwx)及びワクシイシュルンケン- 1(wxshr-1) メイズでんぷんを使用する。次亜塩素酸塩処理された生成物は著しく増加された熱時粘性を示す(図6及び7)。
更に、処理された二重突然変異体でんぷん(この場合ワクシイでんぷん)が、未処理二重突然変異体でんぷんと比較して著しく増加された酸安定性を示すことが分る。この作用は duwx メイズでんぷんを用いた場合最も顕著である(図8)。
【0030】
【実施例】
以下に、本発明を例によって説明する。ブラベンダービスコグラムをpH5.5で測定する。但し、duwx二重突然変異体でんぷんはpH3.0で測定される(例6)。
【0031】
ワクシイメイズでんぷんの反応は例1に記載した様に行われる。但し反応時間は1時間に決められ、反応pHは7.5〜10.5の間を変化する。図2のブラベンダー曲線から、最高の安定化作用はpH10.5で得られること及びpH7.5で95℃での粘度はまだ僅かに低下することが実証される。したがって低下した粘度はpHの上昇と共により高くなる。
〔例3〕
この例中、ワクシイメイズでんぷん以外のでんぷんを例1に記載した方法に従って処理する。反応はワクシイ大麦でんぷん及びジャガイモでんぷんに対してpH9.5で1時間、タピオカでんぷんに対してpH8.5で行われる。下記表中に、95℃で30分後(BU−95/30′)の粘度比較を示す。これは次亜塩素酸処理されたでんぷんの50℃に冷却後(BU−50)の熱安定性に関する、対応する対照物との比較測定である。
【0032】
Figure 0004132131
* 他のでんぷん(30g/450ml水)と異なって、ジャガイモでんぷんのビスコグラムは、15gでんぷん/450ml水で作製される。
【0033】
粘度データから、他のワクシイでんぷんの及び塊茎及び根でんぷんの、アルカリ性条件下での次亜塩素酸塩処理は、ワクシイメイズでんぷんに関して示されているのに類似する粘性改良を生じることが明らかである。
〔例4〕
ワクシイメイズでんぷん2kgを水4l中にスラリー化する。pHを1NNaOHで8.5にする。次いで活性塩素1000ppmに相当する次亜塩素酸ナトリウムを加える。pHを1N NaOHの同様な添加によって8.0〜8.5に保つ間、30℃で無水酢酸32gを15分以内に滴加する。無水酢酸すべてを添加した後、pH及び残存塩素を、例1中に記載した様に中和する前にスラリーを15分、pH8.5で保つ。2回洗滌した後、でんぷんを流動床ドライヤー中で乾燥し、ブラベンダー評価にこの形態で使用する。比較のために、同一反応を夫々過酸化水素及び過酢酸(活性酸素1000ppm)の存在下で実施する。
【0034】
図3から、アセチル化されたワクシイメイズでんぷんに対する過酸化水素又は過酢酸処理と比較して次亜塩素酸塩の粘度を改良する作用は驚くべきことであることが実証される。
〔例5〕
この例によって、n- オクテニルスクシニル化と次亜塩素酸塩処理の組合せの特別な利点を実証する。反応順序は、安定化作用にとって重要である。曲線aは、ワクシイメイズでんぷんを30℃、pH8.5で3%無水n- オクテニルコハク酸で1時間処理することによって得られたn- オクテニルスクシニルでんぷんの変化である。曲線bは30℃で活性塩素2000ppmで1時間処理し、次いでaに記載した様にn- オクテニルスクシニル化した後に得られる変化を示す。曲線cは、bに記載したのと逆の順序で処理されたでんぷんから得られる。
【0035】
pH5.5(図4)でも、pH3(図5)でも、次亜塩素酸塩での処理はn- オクテニルスクシニルでんぷんの安定性を増加するが、 - オクテニルスクシニル化の後の塩素での処理は、これまで最高の安定化作用を生じることが分る。この場合、酸性条件下でさえ、延長された加熱の間に粘度低下は起らない。
〔例6〕
この例によって、でんぷんの粘度安定化に対するアルカリ性次亜塩素酸塩処理の特別の利点は二重突然変異体メイズから由来することを実証する。
a)ダルワクシイ(duwx)及びb)ワクシイシュルンケン- 1(wxshr- 1)
反応をpH9.5で、1時間塩素2000ppmを用いる例に記載した様に行う。
【0036】
親でんぷんに反して、次亜塩素酸塩処理されたでんぷんは、著しく高くかつ安定な熱時粘度及び天然でんぷんの粘度よりも2〜3倍高い対応する低下粘度を示す。これは図6及び7中に示される。
duwx メイズでんぷんに対して、次亜塩素酸塩処理されたでんぷんは、未処理でんぷんよりも酸(pH3)に安定であることが分る(図8)。天然 duwx でんぷんの粘度がほとんど完全に95℃で30分後に低下するが、処理されたでんぷんは、この条件下でほんの僅かしか減少しない高い粘度を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】pH10.5で1,3及び5時間、活性塩素1000ppm(NaOClの形で添加)で処理されたワクシイメイズでんぷん(Cerestar 04201、30g/450ml)のブラベンダービスコグラムである。
【図2】pH7.5,8.5,9.5及び10.5で1時間、活性塩素1000ppm(NaOClの形で添加)で処理されたワクシイメイズでんぷん(Cerestar04201、30g/450ml)のブラベンダービスコグラムである。
【図3】1.6%無水酢酸及び過酸化水素1000ppm、過酢酸1000ppm又は次亜塩素酸ナトリウム1000ppmで処理されたワクシイメイズでんぷん(Cerestar 04201、30g/450ml)のブラベンダービスコグラムである。
【図4】3%無水n- オクテニルコハク酸及び活性塩素2000ppm(次亜塩素酸ナトリウムとして)で処理されたワクシイメイズでんぷん(Cerestar 04201、30g/450ml)のブラベンダービスコグラムである。(ブラベンダービスコグラム、pH5.5)
【図5】3%無水n- オクテニルコハク酸及び活性塩素2000ppm(次亜塩素酸ナトリウムとして)で処理されたワクシイメイズでんぷん(Cerestar 04201、30g/450ml)のブラベンダービスコグラムである。(ブラベンダービスコグラム、pH3.0)
【図6】pH9.5で1時間、活性塩素2000ppm(NaOClの形で添加)で処理されたワクシイシュルンケン- 1(wxshr-1) でんぷんのブラベンダービスコグラムである。
【図7】pH9.5で1時間、活性塩素2000ppm(NaOClの形で添加)で処理されたダルワクシイ(duwx)でんぷんのブラベンダービスコグラムである。(ブラベンダービスコグラム、pH5.5)
【図8】pH9.5で1時間、活性塩素2000ppm(NaOClの形で添加)で処理されたダルワクシイ(duwx)でんぷんのブラベンダービスコグラムである。(ブラベンダービスコグラム、pH3.0)

Claims (6)

  1. 二重突然変異体でんぷん又は化工でんぷんを、アルカリ性条件下でその場で活性化された塩素を生じることができる次亜塩素酸塩と反応させることによって得られる、安定化された高粘性でんぷんであって、
    上記化工でんぷんが化工されたワクシイ、根及び塊茎でんぷんであり、そしてこの化工でんぷんがでんぷんアルケニルコハク酸エステルであり、
    そして、ナトリウム又はカルシウム塩の形の上記次亜塩素酸塩が100−4000ppmの活性塩素に相当し、
    上記反応pHが7.5−11.5である、上記安定化された高粘性でんぷん。
  2. アルケニルコハク酸エステルがn - オクテニルコハク酸エステルである、請求項1記載の安定化された高粘性でんぷん。
  3. 二重突然変異体でんぷんが duwx 又は wxshr-1 タイプである、請求項1記載の安定化された高粘性でんぷん。
  4. でんぷんを、予め無水n - オクテニルコハク酸で処理し、次いでアルカリ性条件下で次亜塩素酸塩で処理することによって得られる、安定化された高粘性でんぷん生成物。
  5. でんぷんを、予め無水n - オクテニルコハク酸で処理し、次いでアルカリ条件下で次亜塩素酸塩と反応させることを特徴とする、安定化された高粘性でんぷんを製造する方法。
  6. 請求項1ないし3のいずれか1つに記載の安定化された高粘性でんぷんを含有する食品。
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