JP4125176B2 - デジタルカメラ付地上望遠鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像素子と観察光学系への光路分割を行なうクイックリターンハーフミラーを用いるデジタルカメラ付地上望遠鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
野鳥などの自然動物を観察するために20倍から60倍程度の倍率の地上望遠鏡が広く用いられている。一般に、地上望遠鏡の構成として、正(凸)レンズと、正立系として機能する負(凹)レンズからなるガリレイ式望遠鏡を基本とする構成、あるいは正(凸)レンズのみからなるケプラー式望遠鏡の基本構成に正立系としてプリズムなどを加えたものなどが知られているが、通常、地上望遠鏡とは上記のような構成によりユーザが正立像を観察できるように構成されたものをいう。
【0003】
自然動植物の観察の用途に地上望遠鏡を用いる場合、対象物を観察するだけでなく記録に留めたいという需要があり、従来より地上望遠鏡に撮像機構を加えたデジタルカメラ付地上望遠鏡の構成が提案されている。
【0004】
デジタルカメラ付地上望遠鏡には、観察光学系の構造を除く主光学系の構成は一眼レフ式デジタルカメラに類似の構造、すなわち、主光学系(撮影光学系として機能する)の光路に光路分割手段としてクイックリターン(以下QRと記す)ミラーを挿入して観察光学系に像を導くようにしたものがある。
【0005】
上記のQRミラーは、全反射ミラーにより構成する場合もあるが、デジタル撮像系を用いる場合には、ハーフミラー(QRハーフミラー)を用いる構造も知られている。すなわち、QRハーフミラーの反射光により正立光学系を通して結像した空中像を観察光学系の接眼レンズを通してユーザに観察させるとともに、QRハーフミラーの透過光を撮像素子に入射させ、また、撮影時には、QRハーフミラーを主光軸から退避させるので、分割されていた光を全て撮像素子に入射させるものである。このような構成によれば、観察期間中もハーフミラーを介して撮像素子により取得した画像信号に基づきオートフォーカス制御や露光制御を行なうことができる、という利点がある。
【0006】
ところが、QRハーフミラーを単純な平面ガラスで構成すると、光学系から入ってきた光がQRハーフミラーを透過して結像する結像位置と、QRハーフミラーが光軸から退避したときに結像する結像位置とが光軸方向にずれ、また光軸もシフトするので観察時と撮影時に撮像素子で得られる両者の像にはずれが生じ、そしてその違いはそのままオートフォーカス処理時の画像と実際の撮影画像との違いとなり、その結果ユーザーの意図したピント位置や撮影視野とは異なって撮影されてしまうという問題があった。また、45°に傾斜して配置されたハーフミラーを透過した像は垂直面方向と水平面方向で光路長の差に起因するピント差(通常アス:非点収差という)を生じるが、これにより画像の鮮鋭度が劣化するために、オートフォーカス処理が悪影響を受ける問題がある。
【0007】
出願人は、上記問題のうち、特に結像位置の光軸方向の補正を行なうべく補正のための平面ガラスを光軸に対し垂直に挿入する構成(下記の特許文献1)、さらに、結像位置のシフトを補正するために平面ガラスを光軸に挿入する構成(下記の特許文献2)を既に提案している。
【0008】
【特許文献1】
特願2002−340426号(図1)
【特許文献2】
特願2003−12953号(図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来構成は、光学部品の点数を増加させ、またQRハーフミラーの他にさらに補正用の平面ガラスの挿入/離脱を行なうための機構が必要になることから機構の複雑化とコストアップが避けられない、という問題があった。また、撮影時に平面ガラスを挿入するため撮像素子に入射する光量が減少し、本来の光学性能に比べて撮影像が暗くなる、という問題もあった。
【0010】
本発明の課題は、上記の問題を解決し、補正用の光学部品を挿入することなくシンプルな構成により、QRハーフミラーの結像位置の補正を行なうことができるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明によれば、対物レンズ群と、前記対物レンズ群の後方に配置され、対物レンズ群の光軸に挿入、または該光軸から退避されるクイックリターンハーフミラーと、前記クイックリターンハーフミラーの後方に配置された撮像素子と、前記クイックリターンハーフミラーにより反射された像を観察する観察光学系を有し、前記クイックリターンハーフミラーの透過面を、前記クイックリターンハーフミラーの挿入時と離脱時の前記撮像素子に対する結像位置がほぼ等しくなるように補正する補正面とした構成を採用した。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0013】
以下の各実施形態では、観察期間において撮像素子に透過光を入射させるクイックリターンハーフミラーの透過面を、クイックリターンハーフミラーの挿入時と離脱時の結像位置がほぼ等しくなるように補正する補正面として構成する構造を示す。
【0014】
本実施形態では、クイックリターンハーフミラーの挿入時と離脱時の結像位置がほぼ等しくなるように補正するクイックリターンハーフミラーの補正面に所定の曲面形状を用いる構成を示す。
【0015】
図1は本発明を採用したデジタルカメラ付地上望遠鏡の光学系および制御系の構成を側面から示している。また、図2は図1の構成を上方から示している。図1は光学系の光軸を含む垂直面の断面として、また、図2は光学系の光軸を含む水平面の断面として図示してある。
【0016】
図1および図2において、固定レンズ群1と可動フォーカスレンズ群2からなる対物レンズ群を透過した光束は、常時は主光軸(対物レンズ群の光軸)と45°の角度で交差するように配置されたクイックリターンハーフミラー(以下、QRハーフミラーと略す)3に入射する。可動フォーカスレンズ群2は、AF用モータ4により主光軸方向に移動できるようになっている。
【0017】
本実施形態のQRハーフミラー3は、従来の平面ガラスではなく、図1および図2に示すような形状となっている。QRハーフミラー3の形状の詳細については後で詳述するが、ここではまず光学系の基本構成を先に説明する。
【0018】
QRハーフミラー3を透過した光束は、焦点面に置かれた撮像素子(CCD、CMOS撮像素子など)5に入射する。一方、QRハーフミラー3で反射した光束は観察光学系に入射し、ペンタダハプリズム(不図示)、あるいは図示のような反射ミラー6とリレーレンズ7を組み合わせた正立光学系を介して焦点面と共役な位置に置かれた焦点板8の位置に空中像を結像させる。ユーザはこの像を接眼レンズ9を介して正立像として観察することができる。QRハーフミラー3の反射率は任意であるが、たとえば80%〜90%程度とし、観察光学系に向かう光量の方が多くなるようにすると、ユーザの観察が容易になる。
【0019】
図1のQRハーフミラー3はユーザが接眼レンズ9を介して像を観察する観察時の位置にある。QRハーフミラー3は軸3aを介して回動可能に支持されており、撮影時には不図示のシャッタレリーズボタンなどの操作に応じて不図示のクイックリターン機構が作動し、矢印のように回動して主光学系から離脱する。これにより対物光学系から入射した全ての光が撮像素子5に入射する。
【0020】
撮像素子5はCCDドライバー13により駆動され、撮像素子5の撮像出力はCCDドライバー13を介してマイクロプロセッサやメモリなどから構成された制御回路14に入力される。
【0021】
撮影時、制御回路14は、撮像素子5から得た画像データを不図示の記録媒体(メモリカードなど)に記録する。また、本実施形態では、観察期間中もQRハーフミラー3を介して撮像素子5に被写体の光束が入射されているため、これに応じて得られる撮像素子5からの撮像情報に基づき不図示の表示器へのモニタ表示、オートフォーカス処理(AF用モータ4を介した可動フォーカスレンズ群2の制御)、露出演算(レリーズボタン半押しなどによる露光量制御)などの処理を実行することができる。
【0022】
ここでQRハーフミラー3の構成につき説明する。
【0023】
QRハーフミラー3は対物レンズ側の半透過面が平面、撮像素子5側が図1および図2のような3次元形状(非球面の曲面形状)に形成されている。これは、観察時にQRハーフミラー3を挿入した状態において生じる結像位置のずれ、すなわち結像位置の光軸方向のずれと、結像位置の光軸に垂直な方向へのずれ(いわゆる像のシフト)を補正するためのものである。
【0024】
QRハーフミラー3による補正をどのようなものとすべきかを考えるため、QRハーフミラーが従来構成同様に平面ガラスである場合に生じる結像位置のずれを図3および図4に示す。
【0025】
図3は平面ガラスからなる従来のQRハーフミラー10を、光学系に配置された状態で垂直面で切ったときの断面、また図4は同じ従来のQRハーフミラー10を水平面で切ったときの断面をそれぞれ示している。
【0026】
図4(および図3)のようにQRハーフミラー10が表裏の両側とも平面であったとすると、QRハーフミラー10が挿入されているときの結像位置(実線)は、QRハーフミラーが挿入されていない時の結像位置(破線)に比して光軸上後方に移動する。
【0027】
また、図3に示すように、QRハーフミラー10が光軸に傾斜して配置されるため、QRハーフミラー10が挿入されているときの結像位置(実線)は、QRハーフミラー10が挿入されていない時の結像位置(破線)に比して図3では光軸の下方に移動する(シフト結像)。
【0028】
このため撮像素子5は図3および図4の実線の位置に配置しなければならないが、撮影時にQRハーフミラー10を退避させると、結像位置はそれぞれ図3および図4の破線のように移動してしまう。この実線および破線で示した結像位置の誤差により、オートフォーカス制御の誤差および撮影画像のずれが生じることになる。
【0029】
そこで、本実施形態では図1および図2のように、QRハーフミラー3の透過側(裏面:撮像素子5側)に曲率を持たせることにより、QRハーフミラー3の有無に関わらず撮像素子5の配置位置に被写体像を結像させることができる。
【0030】
すなわち、本実施形態においては、QRハーフミラー3の透過面は水平面内において曲率を有するとともに垂直面においては偏心させた曲率を持たせた片側偏心トロイダル面から構成する。
【0031】
本実施形態のようにQRハーフミラーを用いたレフレックス構成の光学系において、光軸に対して傾斜して挿入されたQRハーフミラーを透過する像を(AF制御などに)利用しようとする場合に考慮すべき結像のずれは、厳密に考えると
(1)光軸方向の結像位置ずれ
(2)QRハーフミラーが傾斜して挿入されていることにより生じるアス(非点収差)
(3)光軸に交差する(直角な)方向の結像位置ずれ(像シフト)
である。上記の問題のうち(1)および(3)は図3および図4で説明した通りであるが、(2)のアス(非点収差)は図5のような現象である。ここで図5を参照して光軸に対して傾斜して挿入されたQRハーフミラーにより生じるアス(非点収差)につき説明する。
【0032】
図5のように平面ガラスの(QR)ハーフミラー10が光軸に対して45°の角度で挿入されているとき、ハーフミラー内を通過する光路長(図の太線部)の差に起因して垂直面内と水平面内でピント位置ずれを生じる。
【0033】
このQRハーフミラー10により生じる垂直面における結像位置のずれ量δ1は、光軸上の中心光および、周辺光による結像位置の移動に着目すれば、この幾何学的関係は下記の式(1)により表すことができる。この時、QRハーフミラー10のガラス(あるいは他の適当な材質)の屈折率はn、中心光のQRハーフミラー10への入射角度は45°、周辺光のQRハーフミラー10への入射角度はφであるものとする。
【0034】
【数1】
Figure 0004125176
一方、水平面に関し生じる結像位置のずれ量δ2は、QRハーフミラー10の厚みd’および屈折率nに基づき、下記の式(2)のように近似することができる。
【0035】
【数2】
Figure 0004125176
周辺光の入射角度φ’に関連する項は微少項として無視でき、像のずれ量δ2は厚みd’とその屈折率nに依存する。
【0036】
なお、後述の補正に用いる結像位置の補正量δ1およびδ2を求める際には、図5に示した周辺光は入射角度は45°に極めて近い近軸のものを用いる(特に上記の式(1))。たとえば厚さ1mm、屈折率1.51633のQRハーフミラー10の場合、光軸方向のピントずれ量δ1は垂直面方向で約0.60mm、水平面方向のピントずれ量δ2は約0.38mm程度になる。
【0037】
さて、この垂直面方向、水平面方向でのピント差によりアス(非点収差)が発生し、その量は定義によれば0.60−0.38=0.22(mm)と表現される。すなわち、アス(非点収差)は、ハーフミラーが光軸に対して傾斜して挿入されることにより生じる光軸方向の結像位置ずれ(上記の(1))が垂直面内と水平面内とで異なるために起きるものである。このアス(非点収差)は、そのままにしておけば像の鮮鋭度が損なわれ、AF制御などに悪影響を及ぼす。
【0038】
また、前述のように図5の垂直面内に示されるように、45°傾斜して挿入されたQRハーフミラー10により、光軸と垂直な方向にΔyの結像光軸シフトを生じる。
【0039】
そこで、本実施形態においては、図1に示したように、QRハーフミラー3の透過面に、QRハーフミラー3の挿入時と離脱時の撮像素子5に対する結像位置がほぼ等しくなるように補正するための補正面を設けるが、この補正面を
(1’)垂直面内と水平面内とで異なる光軸方向の結像位置ずれをそれぞれ補正する
(2’)(1’)により、同時にアス(非点収差)を補正する
(3’)曲面の偏心により光軸に交差する(直角な)方向の結像位置ずれ(像シフト)を補正する
ような特別な曲面とする。
【0040】
このうち、(1’)のためには、QRハーフミラー3の垂直断面と水平断面でそれぞれ異なる曲率を有するトロイダル面を用いる。また、(3’)のためには曲面の(主点)を垂直面内で偏心(平行移動)させる。
【0041】
以下、偏心したトロイダル曲面の作動原理につき説明する。
【0042】
図6は、本実施形態の光学系を模式的に示したもので、各光学部材はその位置のみを示している。同図において符号F2はQRハーフミラー(図1のQRハーフミラー3)、F1はQRハーフミラーF2の手前までの撮影光学系(図1の対物レンズ群)を示している。
【0043】
QRハーフミラーF2は、撮影光学系F1側の半透過(反射)面F2aとその裏面の透過面F2bを有し、厚みd(ただし一定ではない)を有しているが、これらの面は図6においては光軸に垂直な直線のみで図示されている。
【0044】
符号Fは本実施形態の光学系の結像位置で、撮像素子(5)がここに配置される。本実施形態においては、後述の補正を行なうので、撮像素子(5)の配置位置Fは、QRハーフミラーF2を退避させた状態で計算した位置とする。符号f1は本実施形態の光学系全体の焦点距離(F1〜F)を示している。
【0045】
符号F’は従来通りの平面ハーフミラーが挿入されているときの結像位置で、図5などで示したように結像位置Fから後方へδ1(図5のδ1と同じ)ピントずれが発生する。このピントずれ量δ1はQRハーフミラーF2の厚みdに比例する。
【0046】
本実施形態では、QRハーフミラーF2の透過面F2bを曲面とし、この曲面は垂直断面と水平断面がそれぞれ異なる曲率を持つトロイダル曲面から構成される。
【0047】
垂直断面と水平断面がそれぞれ異なる曲率を持つのは、図5に示した光軸方向のピントずれ量δ1およびδ2をそれぞれ個別に補正するためである。
【0048】
以下、QRハーフミラーF2の透過面F2bの曲面の垂直断面および水平断面における作用をそれぞれ説明する。
【0049】
まず、垂直面における曲面に必要な屈折力(パワー)につき考察する。QRハーフミラーF2の透過面F2bに、垂直面内においてある曲率を与えることになるが、ここでQRハーフミラーF2の透過面F2bが構成する薄肉レンズを考えると、この薄肉レンズを挿入した時の結像位置(F1光学系との合成焦点位置)はこの薄肉レンズ主点から距離Sだけ離れたF’’となる。そして、このQRハーフミラーF2の透過面F2bが構成する薄肉レンズの屈折力は1/f2(f2はQRハーフミラーF2の焦点距離)と表現することができる。
【0050】
ここで、XをF1光学系の主点からQRハーフミラーF2の透過面F2bが構成する薄肉レンズの主点までの距離とすると、QRハーフミラーF2の透過面F2bが垂直面内で構成する曲面は円弧の形状であるから、上記の距離Sは図1のように45°でQRハーフミラーF2を挿入しても不変であり、
【0051】
【数3】
Figure 0004125176
と示すことができる。
【0052】
さらに、実際にはQRハーフミラーF2の厚みdによりピントずれ量δ1を生じるので、最終的な結像位置がQRハーフミラーF2退避時と同じFになるよう、上記の距離Sは次の条件を満足していなければならない。
【0053】
【数4】
Figure 0004125176
なお、式(4)において、QRハーフミラーF2の厚みdにより生じるピントずれ量δ1は前述の式(1)に基づき計算でき、その際、QRハーフミラーF2の厚みdは光軸付近の数値を用いる。
【0054】
したがって、式(3)、(4)からQRハーフミラーF2の透過面F2bが垂直面内に構成する薄肉レンズの焦点距離は
【0055】
【数5】
Figure 0004125176
と求めることができる。たとえば、f1=100mm、X=70mm、d=1mmのとき、δ1=0.60mmであるから、f2=1461mmとなる。
【0056】
この焦点距離f2とQRハーフミラーF2の材質の屈折率からQRハーフミラーF2の透過面F2bが垂直面内に構成すべき曲率を計算することができる。式(5)を満足するような曲率をQRハーフミラーF2の透過面F2bの垂直面内に与えることにより、垂直面内のピントずれが0となり、QRハーフミラーF2を挿入した状態においても、また退避させた状態においても結像位置をFに置くことができる。
【0057】
また、QRハーフミラーF2の透過面F2bが水平面内に構成すべき曲率も同様に計算できる。すなわち、式(5)のピントずれ量δ1を水平面内において補正すべきピントずれ量δ2に置換すれば、QRハーフミラーF2の透過面F2bが水平面内で構成する曲面の焦点距離f2’は
【0058】
【数6】
Figure 0004125176
と求めることができる。たとえば、f1=100mm、X=70mm、d=1mmのとき、δ2=0.38mmであるから、f2=2417mmとなる。
【0059】
このようにして、QRハーフミラーF2の透過面F2bの曲面は垂直面内と水平面内でそれぞれ異なる屈折力1/f2および1/f2’を有する異なる曲率を持つ曲面、すなわちトロイダル(円環体)面から構成することになる。トロイダル(円環体)面、すなわち、ドーナツのような円環体の外周の形状を採用することにより、本実施形態で必要とされる垂直面内と水平面内でそれぞれ異なる曲率を与えることができる。
【0060】
以上のようにして、上述の問題のうち
(1)光軸方向の結像位置ずれ(垂直面内と水平面内でそれぞれ異なる)
をそれぞれ個別に補正することができ、同時に
(2)QRハーフミラーが傾斜して挿入されていることにより生じる(垂直面内と水平面内でそれぞれ異なるピントずれ量に起因する)アス(非点収差)
を解消することができる。
【0061】
さらに、本実施形態では、残る
(3)光軸に交差する(直角な)方向の結像位置ずれ(像シフト)
は、QRハーフミラーF2の透過面F2bに形成した曲面を偏心(QRハーフミラーF2の中心:光軸通過位置から平行移動)させることにより補正することができる。
【0062】
すなわち、図7に示すように、QRハーフミラーF2の透過面F2bの曲面の垂直方向に主点をΔy′ずらし、光軸シフト量Δyをキャンセルすることができる。この光軸シフト量Δyは、図5のΔyと同じものであり、スネルの法則に基づき、QRハーフミラーF2の屈折率および厚みd(前述同様に光軸付近の値を用いる)から計算される。
【0063】
図7において、補正すべき光軸シフトΔyを生じる光軸の傾斜角度はθであり、したがって、QRハーフミラーF2の透過面F2bに形成した曲面の偏心量Δy'は、
【0064】
【数7】
Figure 0004125176
と求めることができる。たとえば、f1=100mm、X=70mm、d=1mmのとき、f2=1461mmであって、Δy=0.33mmと計算されるから、Δy′=16.3mmと求められる。この場合、QRハーフミラーF2の透過面F2bに形成した曲面の主点を光軸に対し垂直下方向に16.3mmずらして偏心させれば結像光軸シフトを解消することができる。
【0065】
以上のように、QRハーフミラーF2の透過面F2bに、
(1’)垂直面内と水平面内とで異なる光軸方向の結像位置ずれをそれぞれ補正する
(2’)(1’)により、同時にアス(非点収差)を補正する
(3’)曲面の偏心により光軸に交差する(直角な)方向の結像位置ずれ(像シフト)を補正する
ような形状を有する曲面を構成することにより、
(1)光軸方向の結像位置ずれ
(2)QRハーフミラーが傾斜して挿入されていることにより生じるアス(非点収差)
(3)光軸に交差する(直角な)方向の結像位置ずれ(像シフト)
を全て補正することができ、QRハーフミラー挿入時においても退避時と同様の画像を撮像素子5で撮影することができ、ユーザーの意図したピント位置や撮影視野とは異なって撮影されてしまう問題を解消し、また、オートフォーカス処理に対する悪影響を排除することが可能となる。
【0066】
次に上記のように構成されたデジタルカメラ付地上望遠鏡の動作につき説明する。
【0067】
観察状態においてQRハーフミラー3が図1の実線位置にある状態で、ユーザがレリーズボタン(図示せず)を半押しすると、制御回路14はQRハーフミラー3を介して撮像素子5に入射している被写体光束の光電変換出力によりその明るさを検出し、またそのコントラストを公知のコントラスト検出方法で検出する。
【0068】
これにより、制御回路14は、検出した被写体光束の明るさに応じて撮像素子5の電子シャッター開放時間を決定し、また、検出したコントラスト情報に応じてAF用モータ4を駆動し、可動フォーカスレンズ群2を光軸方向に移動させてオートフォーカス制御を行なうことができる。すなわち、撮像素子5上に結像している被写体のコントラストの変化に応じて制御回路14は撮像素子5の撮影画像のコントラストが最大となるようAF用モータ4を駆動して可動フォーカスレンズ群2を合焦位置に移動させる(あるいは、このようなオートフォーカス制御をレリーズボタン半押し操作を契機として行なうのではなく、常時行なうような構成も考えられる)。
【0069】
その後、撮影タイミングが決定(レリーズボタン全押し操作による)されると、制御回路14は不図示のクイックリターン機構を駆動してQRハーフミラー3を矢印のように移動して主光学系から退避させた後、上記のようにして決定された電子シャッター開放時間だけ撮像素子5を開放して被写体像を撮像する。被写体像の電子データは、不図示の記録媒体(各種形式のメモリカードなど)に記憶させる他、ネットワークなどを介して外部に送信することができる。撮影が終了すると、制御回路14は不図示のクイックリターン機構を駆動してQRハーフミラー3を図1の観察位置に復帰させる。
【0070】
以上の観察および撮影動作において、本実施形態のデジタルカメラ付地上望遠鏡では、光路分割手段として機能するQRハーフミラー3の透過面を水平面内において曲率を有するとともに垂直面においては偏心させた曲率を持たせた片側偏心トロイダル面から構成するようにしているので、結像位置の光軸方向のずれのみならず、結像位置の光軸に垂直な方向へのずれ(いわゆる像シフト)の双方を補正することができる。
【0071】
本実施形態によれば、観察時にQRハーフミラー3を光路に挿入した状態においても、また、撮影時にQRハーフミラー3を光路から退避させた状態においても結像位置は変化することなく同一であるため、観察時と撮影時のオートフォーカス制御誤差や撮影像のずれをほぼ解消することができる。
【0072】
また、本実施形態によれば、QRハーフミラー3のみを用いればよく、従来のような補正ガラスおよびその挿入/離脱のための駆動機構を新たに設ける必要がないため、構成を簡単にすることができる、という利点がある。また、補正ガラスによる光量損失がないので、本来の光学性能を損なうことなく、高品質な撮影画像を得ることができる。
【0073】
すなわち、本実施形態によれば、QRハーフミラーの他に補正用の光学部品を必要としない極めて簡単な構成によりQRハーフミラーの結像位置の補正を行なうことができ、オートフォーカス制御誤差およびこれに起因する画像の鮮鋭度の低下などの画質劣化や撮影像のずれを生じることなく、高品位な撮影画像を得ることができる、という優れた効果がある。
【0074】
なお、以上では説明を容易にするため、QRハーフミラー3は45°の角度で主光学系に挿入されるものと説明したが、この条件はあくまでも便宜上のものであり、QRハーフミラー3の部材の主光学系に対する角度は他の設計条件に応じて適宜変更することができるのはいうまでもない。
【0075】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、対物レンズ群と、前記対物レンズ群の後方に配置され、対物レンズ群の光軸に挿入、または該光軸から退避されるクイックリターンハーフミラーと、前記クイックリターンハーフミラーの後方に配置された撮像素子と、前記クイックリターンハーフミラーにより反射された像を観察する観察光学系を有し、前記クイックリターンハーフミラーの透過面を、前記クイックリターンハーフミラーの挿入時と離脱時の前記撮像素子に対する結像位置がほぼ等しくなるように補正する補正面として構成するようにしているので、クイックリターンハーフミラーの他に補正用の光学部品を必要としない極めて簡単な構成によりクイックリターンハーフミラーの結像位置の補正を行なうことができ、オートフォーカス制御誤差およびこれに起因する画像の鮮鋭度の低下などの画質劣化や撮影像のずれを生じることなく、高品位な撮影画像を得ることができる、という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用したデジタルカメラ付地上望遠鏡の光軸を含む垂直断面、および制御系の構成を示した説明図である。
【図2】図1のデジタルカメラ付地上望遠鏡の光軸を含む水平断面を示した説明図である。
【図3】従来の平面ガラスから成るQRハーフミラーの光軸を含む垂直断面を示した説明図である。
【図4】従来の平面ガラスから成るQRハーフミラーの光軸を含む水平断面を示した説明図である。
【図5】従来の平面ガラスから成るQRハーフミラーにおいて発生するアス(非点収差)を示した説明図である。
【図6】図1のデジタルカメラ付地上望遠鏡のQRハーフミラーにおける結像位置ずれの補正を示した説明図である。
【図7】図1のデジタルカメラ付地上望遠鏡のQRハーフミラーにおける結像光軸シフトの補正を示した説明図である。
【符号の説明】
1 固定レンズ群
2 可動フォーカスレンズ群
3、10 クイックリターンハーフミラー
4 AF用モータ
5 撮像素子
6 反射ミラー
7 リレーレンズ
8 焦点板
9 接眼レンズ

Claims (5)

  1. 対物レンズ群と、
    前記対物レンズ群の後方に配置され、対物レンズ群の光軸に挿入、または該光軸から退避されるクイックリターンハーフミラーと、
    前記クイックリターンハーフミラーの後方に配置された撮像素子と、
    前記クイックリターンハーフミラーにより反射された像を観察する観察光学系を有し、
    前記クイックリターンハーフミラーの透過面を、前記クイックリターンハーフミラーの挿入時と離脱時の前記撮像素子に対する結像位置がほぼ等しくなるように補正する補正面として構成したことを特徴とするデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  2. 前記補正面を所定の曲面により形成したことを特徴とする請求項1に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  3. 前記所定の曲面が垂直面方向と水平面方向において異なる曲率を有するトロイダル面であることを特徴とする請求項2に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  4. 前記トロイダル面の垂直面方向と水平面方向において異なる曲率により、前記クイックリターンハーフミラーにより水平面内と垂直面内でそれぞれ生じる光軸方向の結像位置ずれ、および該水平面内と垂直面内でそれぞれ生じる光軸方向の結像位置ずれに起因する非点収差を補正することを特徴とする請求項3に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
  5. 前記トロイダル面を光軸に対して偏心させて配置することにより、前記クイックリターンハーフミラーにより光軸に交差する方向の結像光軸シフトを補正することを特徴とする請求項3に記載のデジタルカメラ付地上望遠鏡。
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